JPH01144452A - ポリエステル組成物 - Google Patents

ポリエステル組成物

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Publication number
JPH01144452A
JPH01144452A JP30392487A JP30392487A JPH01144452A JP H01144452 A JPH01144452 A JP H01144452A JP 30392487 A JP30392487 A JP 30392487A JP 30392487 A JP30392487 A JP 30392487A JP H01144452 A JPH01144452 A JP H01144452A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
weight
polyester composition
glass fibers
coupling agent
impact strength
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP30392487A
Other languages
English (en)
Inventor
Nori Yoshihara
法 葭原
Reiichi Udagawa
宇田川 礼一
Yukio Goto
行雄 五藤
Kenjiro Ogami
大上 研二郎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyobo Co Ltd
Original Assignee
Toyobo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyobo Co Ltd filed Critical Toyobo Co Ltd
Priority to JP30392487A priority Critical patent/JPH01144452A/ja
Publication of JPH01144452A publication Critical patent/JPH01144452A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は衝撃強度、耐熱性に優れ、かつ寸法精度が高く
、成形収縮やその異方性によるソリの非常に少ない成形
品を与えるポリエステル組成物に関し、その優れた特質
を活かしてモーターケースやICケースなど精密部品の
ケースなどに利用される。
(従来の技術)および(発明が解決しようとする問題点
) 通常モーターケースやICケース等精密部品のケースに
おいて、従来の金属に替えて樹脂化すると、部品点数が
少なく成り、また組み立て工数も減少するといった利点
を有しているが、一方寸性変化が大きいことが問題とな
り、機能上高い寸法精度が要求され、この場合、成形収
縮やその異方性によるソリ、吸水による寸法変化、高次
構造変化や硬化の進行による後収縮による寸法変化の他
に、温度変化に対する寸法変化が極度に小さいことが要
求されており、特に、ケースは、外力特に衝撃に対して
破壊しないことも当然要求される。
従来より、耐熱剛性を上げ、ある程度の衝撃強度を維持
するためにガラス繊維を配合しているが、ガラス繊維の
配向性によりソリが出たり、また、ソリの対策と衝撃強
度・耐熱性などが相反するために少量のガラス繊維と多
量の無機フィラーを組み合わせ、要求に満たないが妥協
して利用されている場合が多かった。また、特開昭53
−144953号公報に開示されているようにフレーク
状フィラーを用いる手段もあるが、この目的にはまだま
だ満足されるものは得られていなかった。
(問題点を解決するための手段) 本発明者らは前記問題点を解決するため鋭意検討努力し
た結果、従来、異方性によるソリ発生の点から、多く配
合出来ないとされていた繊維状強化材を、強化上必要な
10−35%を越え、逆にさらに配合量を増加すると、
驚いたことに成形収縮の異方性が小さくなり、平面度や
真円度の優れた成形品が得られることを見出し、また、
繊維状強化材が多く配合されているので衝撃強度も高く
、寸法精度と衝撃強度を両立できることがわかった。
すなわち本発明は (Δ) ポリアルキレンテレフタレート30〜60重量
% (B)  平均繊維長0.1〜0.351ガラス繊維3
5〜70重量% (C)  フレーク状無機充填材0〜25重量%(D)
  シラン系カップリング剤0〜3重量%を含有し、た
だし(B) + (C)の計量が40〜70重量%であ
ることを特徴とするポリエステル組成物である。
本発明に用いられる(A)ポリアルキレンチレフクレー
トは、ポリエチレンテレフタレートもしくは80%以上
のポリエチレンテレフタレート繰り返し単位を含む共重
合ポリエステル樹脂の他、ボリブ≠レンテレフタレート
もしくは80%以上の繰り返し単位を含む共重合ポリエ
ステルなどが挙げられる。なお、共重合成分としては、
従来、公知の酸成分および/またはグリコール成分が使
用できる。すなわち、共重合成分としては、たとえば、
イソフタル酸、ナフタレンジカルボン酸、アジピン酸、
セバシン酸のような酸成分、エチレングリコール、プロ
ピレングリコール、ブチレングリコール、ジエチレング
リコール、ネオペンチルグリコール、シクロヘキサンジ
メタツール、ポリテトラメチレングリコール、ポリエチ
レングリコール、ポリプロピレングリコールのようなグ
リコール成分、P−オキシ安息香酸、P−ヒドロキシエ
トキシ安息香酸のようなオキシ酸が挙げられる。
(B)ガラス繊維としては、繊維径5−15ミクロンの
一般的なガラス繊維が好ましく、平均長0.1−0.3
5mmであることが必要である。これより短いと衝撃強
度が低く、またこれより長いと流れに対して横方向の線
膨張係数が大きくなり好ましくない。また配合量は、3
5−70重量%が適している。
これより少ないと流れに対して横方向の線膨張係数が大
きくなり好ましくない。また、これより多いと成形が困
難であったり強度が低下するので好ましくない。特に、
40−65重量%が好ましい。この理由は、まだ明確で
ないが特定長のガラス繊維が高充填されるためにガラス
繊維の配向が乱れ、横方向にも繊維による拘束効果が生
じるためと考えられる。
次に(C)フレーク状無機充填剤としては、マイカフレ
ーク、ガラスフレーク、タルクの内一種または、二種以
上組み合わせて用いられる。特にマイカフレークが好ま
しく、更にマスコバイト系マイカフレークが好ましい、
この配合量が25重量%を越えると衝撃強度が低下する
ので好ましくない。
(B)ガラス繊維と(C)フレーク状無機充填材の合計
が40−70重量%であることが本発明には必要である
。特に45−65重量%が好ましく、50−65重量%
が更に好ましい。これ未満では、寸法精度が低く、これ
を越えると成形が困難であることと衝撃強度が低くなり
本発明の目的を達成することができない。
さらに本発明では衝撃強度の低下を防ぐために、(D)
カンブリング剤を用いることが好ましく、中でも、エポ
キシシラン系とアミノシラン系が良く、エポキシシラン
系が特に望ましい。
なお、本発明において目的に応して、この他に難燃剤・
離型剤・可塑剤・渦剤・帯電防止剤・顔料・耐候剤・耐
熱安定剤などの添加物を配合して使用される。本発明の
ポリエステル組成物の製造法としては、特に制限される
ものではなく、任意の方法でおこなわれる。たとえばポ
リアルキレンテレフタレート他の全組成を予備混合して
おき、この混合物を押出機に供給して溶融混合する方法
、ポリアルキレンテレフタレートとガラス繊維以外の全
組成を予備混合しておき、これを押出機に投入し、ガラ
ス繊維を溶融状態で混合したり、この溶融物をガラス繊
維ロービングに被覆加工する方法などがある。
(実施例) ゛  以下本発明を実施例および比較例を用いて具体的
に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではな
い。
なお、各物性値は以下の方法によって求めた。
(1)線膨張係数:引張試験片の平行部から12.6部
8mmに切削した後、150°Cにて3時間熱処理した
サンプルの流れ方向とその横方向について、熱物理試験
@ (T?IA、神学電機社製)を用い、20gの荷重
下、20°C/+sinで昇温速度で、20−150°
C間の変位から求めた。
(2)成形収縮率:金型の寸法に対して、成形した平板
の寸法の収縮の割合を%で示した。
(3)  平面度10X35X10閣のICケースを成
形し、その面について最低の高さと最高の高さとの差で
示した。
(4)  真円度:約65mφの円筒状のモーターケー
スを成形し、その直径の最短と最長の差で示した。
実施例1〜24、比較例1〜9 ポリエチレンテレフタレート(極限粘度0.62) 。
ポリブチレンテレフタレート(還元粘度1.15) 。
ガラス繊維(長さ3ffI11)、マイカ(マスコバイ
ト系およびフロコバイト系)、ガラスフレーク、カップ
リング剤(エポキシシラン系、アミノシラン系)の合計
を100重量部として、これにタルク1重量部とポリエ
チレングリコール°系結晶化促進剤1重間部、モンタン
酸エステル部分カルシウム塩0.2部等を、表1に示し
た各種配合割合に、ガラス繊維以外の配合物を予備混合
した後、70wm径の2軸押比機のホッパーに供給し、
270℃・200「ρ−にて溶融混合した。なお、ガラ
ス繊維は、この押出機にサイドフィードにより供給し混
合した。
得られたコンパウンドを、140°Cで4時間乾燥した
後、265−270’Cに温度コントロールした射出成
形機を用い、ASTM D683  I型の引張試験片
とASTM D256のアイゾツト衝撃試験片および1
00 X 10100X3の平板を金型温度100℃に
て成形し、テストピースとし各々の物性値を表1に示す
以下余白 表1より明らかなように本発明組成物ではアイゾツト衝
撃値6.0kg、em/em以上、流れに対して横方向
の線膨張係数が9.OX 10−’■/em/”C以下
となり、その他平面度、真円度も優れていることが判る
(発明の効果) かかる構成よりなる本発明組成物は、衝撃強度が高く、
かつ寸法精度が優れているため、各種成形部品・管状物
・容器・シート状物に成形することができ、ケース、特
にモーターケース、ICケースなどに応用され、工数の
削減や不良率の減少がなされる。また、モーターケース
の場合、寸法精度が良いため騒音が小さくなり、また、
ICケースの場合、自動組み立′てが可舞となり、温度
などの環境変化に対する寸法安定性が良いため作動不良
が減少するという有利な点がある。
特許出願人  東洋紡績株式会社

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (A)ポリアルキレンテレフタレート30〜60重量% (B)平均繊維長0.1〜0.35mmガラス繊維35
    〜70重量% (C)フレーク状無機充填材0〜25重量%(D)シラ
    ン系カップリング剤0〜3重量%を含有し、ただし(B
    )+(C)の合計量が40〜70重量%であることを特
    徴とするポリエステル組成物。
JP30392487A 1987-11-30 1987-11-30 ポリエステル組成物 Pending JPH01144452A (ja)

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JP30392487A JPH01144452A (ja) 1987-11-30 1987-11-30 ポリエステル組成物

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ID=17926917

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6107256A (en) * 1998-08-27 2000-08-22 Fritz Industries, Inc. Method of and additive for controlling fluid loss from a drilling fluid
JP6054587B1 (ja) * 2015-07-31 2016-12-27 日本板硝子株式会社 フレーク状ガラス及び樹脂組成物

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JPS53106750A (en) * 1977-03-01 1978-09-18 Mitsubishi Chem Ind Ltd Glass fiber reinforced polyester resin composition
JPS53121843A (en) * 1977-04-01 1978-10-24 Polyplastics Kk Thermoplastic resin mold composition
JPS63235357A (ja) * 1987-03-25 1988-09-30 Polyplastics Co 成形用強化樹脂組成物

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