JPH01144241A - 光学ヘッド用アクチュエータ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、光デイスクドライブ等に用いられる光学ヘッ
ドをフォーカス及びトラッキング両方向に駆動するため
のアクチュエータに関し、特に小型軽量に構成可能な上
記形式のアクチュエータに関する。

〈従来の技術〉 光デイスクドライブ等に用いられる光学ヘッドのアクチ
ュエータは、早い応答性及び良好な制御性を得ようとす
る観点から、例えば特開昭６１−２７１６３２号公報に
開示されているようなボイスコイル型リニアモータが一
般的に用いられている。このような光デイスクドライブ
装置に於てはデータの読み書きの速さを可及的に速くす
ることが望ましいが、アクチュエータの可動部分を必ず
しも十分に小型軽量化することができなかった。

また、それに加えて、光学ヘッドの運動方向をガイドし
たり、非作動時に於て光学ヘッドをほぼ中立位置に保持
するために、板ばね、ゴム片、摺動軸等が用いられるが
、これらは、駆動力に対する抵抗となるため、駆動感度
を向上しようとする上で障害となるばかりでなく、好ま
しくない副次振動の原因ともなっていた。

〈発明が解決しようとする問題点〉 このような従来技術の問題点に鑑み、本発明の主な目的
は、アクチュエータの可動部分及び耐錐する磁気回路を
可及的に小型軽量化し、アクチュエータ全体を小型化す
ると共に、光学ヘッドの駆動感度を向上し、好ましくな
い副次的振動の発生を回避するような改良された光学ヘ
ッド用アクチュエータを提供することにある。

〈問題点を解決するための手段〉 このような目的は、本発明によれば、光学ヘッドをフォ
ーカス及びトラッキング両方向に駆動するための光学ヘ
ッド用アクチュエータであって、油泥光学ヘッドを担持
するヘッド支持体と、前記ヘッド支持体を異なる２方向
に向けて平行移動可能にガイドする２組の平行リンク機
構と、前記ヘッド支持体に固定されたフォーカス用及び
トラッキング用駆動コイルと、前記両コイルに磁束を供
給するための磁気ユニットとを備えることを特徴とする
光学ヘッド用アクチュエータを提供することにより達成
される。

〈作用〉 簡単な平行リンク機構により光学ヘッドを抵抗無く２方
向にガイドし得るため、可動部分の構造を単純化及び低
質量化し、コイルによる駆動力を有効に活用することが
できる。特に、ヒンジ結合を樹脂材の薄肉化部分からな
るものとすることにより、がたを無くすることができる
と共に、中立位置に保持するためのばねを不要とするこ
とができる。

〈実施例〉 以下、本発明の好適実施例を添付の図面について詳しく
説明する。

第１図及び第２図は本発明に基づくアクチュエータの好
適実施例を示す。このアクチュエータは、固定ベース１
に、後記するリンク機構２を介して直交するｘ−ｙ２方
向に平行変位可能に支持された可動ベース３と、対物レ
ンズ５等からなる光学ヘッドを支持し、かつこの可動ベ
ース３の中央部に固定された円筒形のヘッド支持体４と
、ヘッド支持体４の両側部に隣接する可動ベース３の部
分に設けられた１対のスロット６に嵌合された四角形の
コイルアセンブリ７と、該コイルアセンブリに向けて磁
束を供給する磁気ユニット８とを有する。

平行リンク機構２は、合成樹脂材料を薄肉化して得られ
るヒンジ結合部を介して結合された左右各２組の平行リ
ンク機構からなるもので、左右同一であるので、以下一
方の組の平行リンク機構２についてのみ説明する。

固定ベース１に、ヒンジ結合部１５を介してＸ方向に傾
動可能に蝶着されたリンク１１と、該リンクのＸ方向に
沿う両端に、ヒンジ結合部１６．１７を介してＸ方向に
変位可能に結合された一対の平行リンク１３．１４と、
これら平行リンクの他端にヒンジ結合部１８．１９を介
して同じくＸ方向に変位可能に結合された両端部を有す
る前記リンク１１と同様なリンク１２とを有し、このリ
ンク１２には、Ｘ方向に傾動可能であるように、ヒンジ
結合部２０を介して可動ベース３が結合されている。従
って、固定ベース１と可動ベース３とが、ヒンジ結合部
１５．２０により一対の平行リンクとして相対的にＸ方
向に平行移動することができ、リンク１３．１４は、前
記したようにヒンジ結合部１６〜１９を介して相対的に
Ｘ方向に変位可能な平行リンクとして機能する。従って
対物レンズ５及び支持体４はこれら２組の平行リンク機
構によりｘｙ両方向に平行移動することができる。

コイルアセンブリ７は、対物レンズ５の光軸方向回りに
巻回されたフォーカス用駆動コイル２１と、その外面の
四隅に形成された計２対のトラッキング用駆動コイル２
２とを有する。

磁気ユニット８は、Ｃ字状断面を有するヨークつと、該
ヨーク９の内部に固定された永久磁石１０とを有し、永
久磁石１０が発生する磁束が、磁気ユニット８内のギャ
ップ８ａに供給され、その内部に突入するコイル２１．
２２の部分を貫通するようにしである。特に第２図によ
く示されているように、コイルアセンブリ７の、互いに
対向する辺７ａ、７ｂが、磁気ユニット８により形成さ
れる平行磁束内に置かれている。

次に、本実施例の作動の要領を説明する。

フォーカス用駆動コイル２１に通電すると、両磁気ユニ
ット８により供給される磁束分布が互いに対称形である
ことから、コイル２１の辺７ａ、７ｂに位置する部分が
いづれも上下同一の方向に駆動される。しかも、リンク
１１〜１４により形成される平行リンク機構により対物
レンズ５は支持体４と共にｙ方向部ちフォーカス方向に
平行移動する。

次に、トラッキング用駆動コイル２２に通電すると、図
面に於ける上下方向に延在するコイルの区間の内の一方
の区間２２ａのみに有効な力が発生することから、それ
ぞれのコイル２２に供給される電流の向きを適宜選択す
ることにより、コイルアセンブリ７と共に支持体４をＸ
方向に変位させることができる。この時、リンク１］−
１１２、固定ベース１及び可動ベース３により形成され
る平行リンク機構により支持体４及び対物レンズ５がＸ
方向、即ちトラッキング方向に平行移動することができ
る。

ヒンジ結合部１５〜２０は上記実施例に限定されないが
、上記実施例のように合成樹脂の薄肉部を利用した場合
には、成る程度支持体を中立位置に保持するばね作用が
得られる。

〈発明の効果〉 本発明によれば、極めて簡単な構造をもって高精度に対
物レンズをガイドすることができ、可動部を小型軽足化
することが容易に可能であり、しかも必要に応じて、容
易に光学ヘッドをトラッキング方向についての中立点保
持が可能であることから、その製造コスト低減及び性能
向」二の効果は極めて大である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に基づく光学ヘッド用アクチュエータの
好適実施例を示す分解斜視図である。 第２図は第１図に示した実施例の斜視図である。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）光学ヘッドをフォーカス及びトラッキング両方向
   に駆動するための光学ヘッド用アクチュエータであって
   、 前記光学ヘッドを担持するヘッド支持体と、前記ヘッド
   支持体を異なる２方向に向けて平行移動可能にガイドす
   る２組の平行リンク機構と、前記ヘッド支持体に固定さ
   れたフォーカス用及びトラッキング用駆動コイルと、 前記両コイルに磁束を供給するための磁気ユニットとを
   備えることを特徴とする光学ヘッド用アクチュエータ。
2. （２）前記平行リンク機構が樹脂材を薄肉化してなるヒ
   ンジ結合部を有することを特徴とする特許請求の範囲第
   １項に記載の光学ヘッド用アクチュエータ。