JPH01143124A - 集束イオンビーム装置 - Google Patents

集束イオンビーム装置

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JPH01143124A
JPH01143124A JP62301009A JP30100987A JPH01143124A JP H01143124 A JPH01143124 A JP H01143124A JP 62301009 A JP62301009 A JP 62301009A JP 30100987 A JP30100987 A JP 30100987A JP H01143124 A JPH01143124 A JP H01143124A
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JP
Japan
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emitter
liquid metal
metal ion
ion sources
optical axis
Prior art date
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Pending
Application number
JP62301009A
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English (en)
Inventor
Haruo Kasahara
春生 笠原
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Jeol Ltd
Original Assignee
Jeol Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は集束イオンビーム装置に関し、更に詳しくは、
複数の液体金属イオン源を用いた集束イオンビーム装置
に関する。
(従来の技術) 集束イオンビーム装置は、イオン源により出射したイオ
ンビームを加速・集束して試料乃至は材料に照射し、所
定のパターン露光を行ったり、又はウェハ等にイオン注
入を行うようにした装置である。第7図は集束イオンビ
ーム装置の従来構成例を示1図である。エミッタアライ
メント1により支持される液体金属イオン源(LMIS
)から電界放射作用により出射されたイオンは、引出し
電極3により引き出され、多段構成の加速管4に入る。
加速管4を通過する間に加速されたイオンビームBiは
光軸11整用アライメント5を経てコンデンサレンズ6
で集束されている。集束されたイオンビームはアパーチ
ャアにより周辺ビームがカットされ、EXBマスフィル
タ8に入る。該EXBマスフィルタ8で不要イオンが除
去されたイオンビームは、光軸調整用の第2のアライメ
ント9を経て対物レンズ10に入り集束される。集束さ
れたイオンビームは、アパーチャ11により周辺ビーム
がカットされた後、偏向器12により所定方向の偏向を
受はステージ13上に載置された材料14を照射する。
ステージ15の周辺には、ハーフミラ−M1〜M3が配
されており、シー1filIl長器16から出射したレ
ーザビームを受けて、ステージ15の各辺に照射すると
共に、各辺からの反射光を受けてレーザ測長器16に与
える。レーザ測長器16は出射光と入射光を用いて光干
渉を利用してステージ15の×、y各方向の位置を検出
する。検出結果は、制御部17に与えられる。制御部1
7はレーザ測長器16から与えられるステージ15の位
置に応じてステージ駆動機構18に駆動信号を与え、ス
テージ15を所定方向に移動させる。尚、コンデンサレ
ンズ6、対物レンズ10及び偏向器12等に与えられる
信号も制御部17により制御される。
第8図は液体金属イオン源2の詳細構成を示す図である
。図において、20は引出し電圧を発生する引出し電源
で、その正側電圧はフィラメント21に印加されている
。22はフィラメント21に加熱用の電流を流す加熱用
電源で、その負極側が引出し電圧源20の正極側と共通
接続されている。フィラメント21の加熱ループには電
流計23が直列に挿入されており、フィラメント回路に
流れる電流をモニタできるようになっている。
24はフィラメント21と接続された液体金属貯蔵用の
容器(リザーバ)で、その内部には図に示すように液体
金属25が蓄えられている。リザーバ24の底部には穴
がおいており、この穴の中心を針(ニードル)26が貫
通している。そして、この針26は液体金属25を通っ
てリザーバ24と接続されている。引出し電圧源20の
0極性側は引出し電極3と接続されている。
このように構成された金属イオン源において、フィラメ
ント21に電流が流れている状態では液体金属25はフ
ィラメントの発熱により溶解状態を維持している。この
状態で、針26には図示しない加速電源より高電圧(加
速電圧)がかかつているので、針26の周辺は高電界と
なり、電界放射作用により液体金属がイオン化されイオ
ンが発生する。発生したイオンは引出し電極3の方に引
き寄せられ中央に設けた開口から出ていく(周辺部のイ
オンは開口を通れずカットされる)。
このような構成の液体金属イオン源は、レジストのマス
クレス露光だけではなく、半導体にp型。
p型のドーパント(不純物のこと)を注入するような用
途にも用いられる。種々のイオン種を得るために、各種
の合金イオン源が開発研究されている。第9図は、これ
までに開発された合金イオン源と得られるイオン種との
関係を示す図である。
例えば、同図よりAU −3+−3eを例に□とれば、
この合金よりQa Asへのドーパントとしてp型(s
+>、p型(Be ’)の両方のイオン種を得ることが
できる。他にもこのような合金がえられているが、例え
ば材料をQa AsウェハからSiウェハに変えて注入
を行う場合、11人するイオン種を変える必要からこの
合金をエミッタ毎交換する必要がある。
(発明が解決しようとする問題点) イオン種をエミッタ毎、即ら液体金属イオン源毎に交換
する場合、安定にイオンを発生していたエミッタでも、
−度大気に触れるとその表面が酸化してその侵のエミッ
ション特性が悪化することがある。又、液体金属イオン
源を交換するには、少なくともエミッタ周辺(Qun部
)を大気圧に戻し、交換後再び排気を行う必要がある。
従って、液体金属イオン源の交換と吸排気操作に時間と
人出を必要とし、鏡筒内を清浄に保つのにも支障となる
。このような不具合を除去するために、複数の液体金属
イオ・電源を回転円板に設直し、リボルバ式に交換する
方式も考えられているが(例えば特開昭59 1017
49@公報)、エミッタの移動の際の撮動やII撃によ
るエミッタの劣化が発生するおそれがあり、又、構造も
複雑になってしまう。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであって、
その目的は、複数のイオン種を安定に得ることができる
集束イオンビーム装置を実現することにある。
(問題点を解決するための手段) 前記した問題点を解決する本発明は、複数の液体金属イ
オン源を用いた集束イオンビーム装置において、光軸に
対して対称に配された複数の液体金属イオン源と、こ、
れら液体金属イオン源をマウントするマウント部と、各
液体金属イオン源のエミッタへ流す電流を切換えて、使
用されるエミッタにのみ流すようにした切換スイッチと
、エミッタから出射したイオンビームを加速する加速電
極と、該加速されたイオンビームを光軸に合わせ込むた
めのビーム補正手段を置端したことを特徴としている。
(作用) 複数の液体金属イオン源を真空室内にマウントし、エミ
ッタ本体く液体金属イオン源)を移動することなく、電
気的にイオン源を切換える。
(実施例) 以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細に説明する
第1図、第2図は本発明の一実施例を示す構成図で、第
1図は電気的構成を、第2図は機械的構成をそれぞれ示
している。先ず、第1図の構成について説明する。第8
図と同一のものは同一の符号を付して示す。図において
、31.32はそれぞれ異った種類のイオンオ種を有す
る液体金属イオン源(エミッタ)で、これらエミッタの
フィラメントの一方は加熱電源22の負極側に共通接続
されている。SWl 、SW2はそれぞれエミッタ31
.32に供給するフィラメント電流を切換える切換スイ
ッチである。引出し電極33には、それぞれのエミッタ
と対向した位置にイオン通過用の開口が形成されている
次に第2図の構成について説明する。第1図と同一のも
のは同一の符号を付して示す。図において、34.35
はそれぞれエミッタ31.32のフィラメントにフィラ
メント電流を流す電線、36は引出し電極33に引出し
電源20から引出し電位yexを与えるVex用電線で
ある。31a、32aはそれぞれエミッタ31.32の
フィラメントを接続すると共にこれらエミッタ31.3
2を保持するホルダである。そして、該ホルダ31a。
32aの上部には突起が形成されており、これら突起と
前記電線34.35の凹状になった先端が嵌合し、着脱
可能になっている。従って、この嵌合部のためにエミッ
タ31.32は着脱可能となる。このように構成された
装置の動作を説明すれば、以下の通りである。
第1図に示すように切換スイッチをSWlがオフ、SW
2がオンとすると、加熱用電源22からエミッタ31に
フィラメント電流が供給され、エミッタ31から発生し
たイオンは引出し電極33にエミッタと対向して設けら
れた開口から出て行く。逆に切換スイッチSW1がオン
、SW2がオフになると、今度はエミッタ32から発生
したイオンが、引出し電極33にこれと対向して設けら
れた開口から出て行く。本発明によれば、各エミッタの
位置は動かさないでそれぞれのエミッタ位置からイオン
ビームが発生するので、集束イオンビーム装置の光軸と
の関係が問題となる。
第3図は、複数のエミッタからのイオンビームの軌道を
示す図である。図では、エミッタを3個搭載した例を示
している。図では、光軸Zを取り囲むようにエミッタが
配置され、それぞれのエミッタの先端の位置に開口を持
つ引出し電極33が配置されている。引出し電極33の
下方には、多段構成の加速管4.アパーチャア、光軸調
整用のアライメント9.電流検出アパーチャ40.検出
電流モニタ用の電流計41が配されている。
第4図はこのように光軸2とずれた位置からイオンビー
ムが出射される場合の、液体金属イオン源(エミッタ)
のエミッションの角痕依存特性を示す図である。pb 
、ALI 、Qaそれぞれの場合について示している。
何れも横軸はエミッション角(rad)、縦軸は角電流
密度(μA/Sr )である。図より、広い範囲にわた
って均一に或いは釣鐘状にエミッション分布が得られる
ことがわかる。
従って、第3図に示すように、エミッタを光軸Zから数
mm程麿離した場合でも、第5図に示すような軌道をと
るビームが得られ、又、光軸Z上にエミッタを配置した
場合と同程度の電流値を期待することができる。この場
合、ビームはおよそ放物線を描くから、アパーチャアを
通過したビームは光軸2に対しである角度6を以て出射
する。このビームの傾きはアライメント電極9〈第3図
参照)により電気的に光軸Zに合わせ込むことができる
が、角度θが小さい稈アライメント電極9に印加する電
圧は低くすることができる。例えば、加速管4の長さを
20CI11.エミッタの軸からの距離を101111
と仮定すると、角θは3°弱となり、20+1111良
の7ライメント電極9には調整用に±1KV程度印加す
れば良い。このようにエミッタとアライメント電極まで
の距離が長くなる程角度θは小さくなり、アライメント
電極9に印加する電圧が小さくなるが、逆に装置として
は大型となる。
尚、エミッション電流は、液体金属の温度によっても変
化する。その特性はエミッタや合金によっても異なるが
、常温(フィラメント電流オフ)の場合は、比較的低融
点で知られるQaにおいてもエミッションは出ない。従
って、第1図に示したように、フィラメント電流の切換
えスイッチを用いれば、引出し電圧をかけた時、フィラ
メント電流オンのエミッタだけが動作し、これによりイ
オン源を切換えることができる。
複数のイオン源を同時に動作させる場合は、第6図に示
すように、加速管下部に集束レンズ(アインツエルレン
ズ)50を置けば、それぞれのビームを対称的に光軸2
方向に集束させることができる。
次に、第2図に示すエミッタ支持部について説明する。
前記したように本発明によればエミッタ及び引出し電極
33の開口が光軸から離れる。そこで、エミッタ31.
32と引出し330開口との軸合わせを容易にするため
、引出し電極33はエミッタ支持部33aに固定されて
いる。又、各エミッタ31.32の周囲にはフード37
8.38aが設けられているが、これらフード37a。
38aは一方のエミッタから発生したイオンが他方のエ
ミッタに付着したりする等の不具合を防止するためのも
のである。
上述の説明ではエミッタを2乃至3個設けた場合を例に
とったが、本発明はこれに限るものではなく、任意の数
のエミッタを用いることができる。
(発明の効果) 以上詳細に説明したように、本発明によれば、光軸に対
して対称に複数の液体金属イオン源(エミッタ)を配し
、切換えスイッチでこれらエミッタに流す電流を切換え
るように構成することにより、複数のイオン種を安定に
得ることができる集束イオンビーム装置を実現すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図は本発明の一実施例を示す構成図、第3
図は複数のエミッタからのイオンビームの軌道を示す図
、第4図はエミッタのエミッションの角度依存特性を示
す図、第5図はイオンビームの軌道を示す図、第6図は
複数のイオン源を同時に動作させた場合の軌道を示す図
、第7図は集束イオンビーム装置の従来構成例を示す図
、第8図は液体金属イオン源の詳細構成を示す図、第9
図は合金イオン源と得られるイオン種との関係を示す図
である。 4・・・加速管     7・・・アパーチャ9・・・
アライメント  20・・・引出し電源22・・・加熱
用電源  31.32・・・エミッタ31a 、31b
−*/L、ダ 33・・・引出し電極  33a・・・エミッタ支持部
34、.35・・・電線   36−V QXffl電
線37.38・・・保持部材 37a、38a・・・フード 39・・・絶縁物 特許出願人  日  本  電  子  株  式  
会  礼式  叩  人   弁  理  士   井
  島  藤  冶外1名 筒1 図 角)2 図 第3 図 ZM自 驚 第4 図 エミッション角(rad) 筒5図       第6図 第7図 筒8図

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)複数の液体金属イオン源を用いた集束イオンビー
    ム装置において、光軸に対して対称に配された複数の液
    体金属イオン源と、これら液体金属イオン源をマウント
    するマウント部と、各液体金属イオン源のエミッタへ流
    す電流を切換えて、使用されるエミッタにのみ流すよう
    にした切換スイッチと、エミッタから出射したイオンビ
    ームを加速する加速電極と、該加速されたイオンビーム
    を光軸に合わせ込むためのビーム補正手段を具備したこ
    とを特徴とする集束イオンビーム装置。
  2. (2)前記ビーム補正手段としてアライメント又は電子
    レンズを用いたことを特徴とする特許請求の範囲第1項
    記載の集束イオンビーム装置。
JP62301009A 1987-11-27 1987-11-27 集束イオンビーム装置 Pending JPH01143124A (ja)

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JP62301009A JPH01143124A (ja) 1987-11-27 1987-11-27 集束イオンビーム装置

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JP62301009A JPH01143124A (ja) 1987-11-27 1987-11-27 集束イオンビーム装置

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JP (1) JPH01143124A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5300785A (en) * 1990-10-04 1994-04-05 Superion Limited Apparatus for and method of producing ion beams
JP2008140557A (ja) * 2006-11-30 2008-06-19 Hitachi High-Technologies Corp ガス電界電離イオン源、及び走査荷電粒子顕微鏡

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5300785A (en) * 1990-10-04 1994-04-05 Superion Limited Apparatus for and method of producing ion beams
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