JPH01143029A - 対物レンズ駆動装置 - Google Patents
対物レンズ駆動装置Info
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- JPH01143029A JPH01143029A JP29975687A JP29975687A JPH01143029A JP H01143029 A JPH01143029 A JP H01143029A JP 29975687 A JP29975687 A JP 29975687A JP 29975687 A JP29975687 A JP 29975687A JP H01143029 A JPH01143029 A JP H01143029A
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- 238000013016 damping Methods 0.000 claims description 20
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[発明の目的コ
(産業上の利用分野)
本発明は、光学式情報記録再生装置に用いられる光ピツ
クアップの対物レンズ駆動装置に係わり、特にレンズ駆
動の際の共振現象を抑制した対物レンズ駆動装置に関す
る。
クアップの対物レンズ駆動装置に係わり、特にレンズ駆
動の際の共振現象を抑制した対物レンズ駆動装置に関す
る。
(従来の技術)
レーザ光を用いる光学式情報記録再生装置では、レーザ
光を対物レンズによって微小スポットに集光し、信号の
読み書きを行っている。光スポットを正確に記録媒体面
に集光するためには、対物レンズを駆動する機構、即ち
対物レンズ駆動装置における共振現象を抑制し、対物レ
ンズの記録媒体への追従性を向上させる必要がある。
光を対物レンズによって微小スポットに集光し、信号の
読み書きを行っている。光スポットを正確に記録媒体面
に集光するためには、対物レンズを駆動する機構、即ち
対物レンズ駆動装置における共振現象を抑制し、対物レ
ンズの記録媒体への追従性を向上させる必要がある。
そこで従来、可動部と基台との間1弾性支持部材自身、
或いは固定部と弾性支持部材との間に粘弾性体を取付け
、この粘弾性体の作用により共振現象の抑制を行ってい
る。第1の従来例として、対物レンズを保持した可動体
を弾性体としての4本のワイヤで支持する機構では、ワ
イヤの基台との取付は部分に粘弾性体を噴入し、可動体
の振動を抑制する手法が取られている。第2の従来例と
して、板ばねによって対物レンズ保持体(可動体)を支
持する機構では、板ばねと粘弾性体を積層し、振動の減
衰効果を上げる方法がある。第3の従来例として、上記
4本のワイヤによって可動体を支持する機構では、ワイ
ヤを各々筒状の粘弾性体で覆い、或いはワイヤを粘弾性
体内に貫通させる方法が取られてきた。
或いは固定部と弾性支持部材との間に粘弾性体を取付け
、この粘弾性体の作用により共振現象の抑制を行ってい
る。第1の従来例として、対物レンズを保持した可動体
を弾性体としての4本のワイヤで支持する機構では、ワ
イヤの基台との取付は部分に粘弾性体を噴入し、可動体
の振動を抑制する手法が取られている。第2の従来例と
して、板ばねによって対物レンズ保持体(可動体)を支
持する機構では、板ばねと粘弾性体を積層し、振動の減
衰効果を上げる方法がある。第3の従来例として、上記
4本のワイヤによって可動体を支持する機構では、ワイ
ヤを各々筒状の粘弾性体で覆い、或いはワイヤを粘弾性
体内に貫通させる方法が取られてきた。
しかしながら、この種の機構にあっては次のような問題
があった。即ち、制振効果を上げるために粘弾性体を用
゛いた場合、粘弾性体自身の内部の変位速度を大きくと
り、対物レンズ及びその保持部材としての可動体を含む
可動体の質ffi (M)と、粘弾性体の粘性減衰定数
(C)の比(C/M)を大きくとり、制振効果を確保す
る必要がある。ところが、上記の従来例では粘弾性体が
振動振幅の大きい部分に取付けられているとは言えず、
Cが小さくなり、十分な制振効果を得ることはできなか
った。
があった。即ち、制振効果を上げるために粘弾性体を用
゛いた場合、粘弾性体自身の内部の変位速度を大きくと
り、対物レンズ及びその保持部材としての可動体を含む
可動体の質ffi (M)と、粘弾性体の粘性減衰定数
(C)の比(C/M)を大きくとり、制振効果を確保す
る必要がある。ところが、上記の従来例では粘弾性体が
振動振幅の大きい部分に取付けられているとは言えず、
Cが小さくなり、十分な制振効果を得ることはできなか
った。
また、粘弾性体の対物レンズを含む可動部に及ぼす制振
力の作用軸が、上記可動部の重心を通らない取付は位置
となっているので、光軸の傾き或いは可動部の異常な共
振現象を招く虞れがあった。
力の作用軸が、上記可動部の重心を通らない取付は位置
となっているので、光軸の傾き或いは可動部の異常な共
振現象を招く虞れがあった。
さらに、制振効果が十分にして温度特性等の環境特性に
優れた粘弾性体材料が少なく、十分な割振効果を与える
ための大きな空間が必要となり、光ピツクアップの大型
化の原因となる問題があった。
優れた粘弾性体材料が少なく、十分な割振効果を与える
ための大きな空間が必要となり、光ピツクアップの大型
化の原因となる問題があった。
(発明が解決しようとする問題点)
このように従来、対物レンズを保持した可動体が弾性支
持体で支持された機構においては、可動部質量と弾性支
持体の剛性とによって複数の共振現象を生じ、その結果
、レーザ光を記録媒体に対して追従させることが困難に
なる。また、これを防止するために粘弾性体を用いる方
法もあるが、いずれも十分大きな制振効果を得ることは
できず、さらに装置構成の大型化を招く等の問題があっ
た。
持体で支持された機構においては、可動部質量と弾性支
持体の剛性とによって複数の共振現象を生じ、その結果
、レーザ光を記録媒体に対して追従させることが困難に
なる。また、これを防止するために粘弾性体を用いる方
法もあるが、いずれも十分大きな制振効果を得ることは
できず、さらに装置構成の大型化を招く等の問題があっ
た。
本発明は上記事情を考慮してなされたもので、その目的
とするところは、対物レンズの余分な共振現象を抑制す
ることができ、且つ装置構成の小型化をはかり得る対物
レンズ駆動装置を提供することにある。
とするところは、対物レンズの余分な共振現象を抑制す
ることができ、且つ装置構成の小型化をはかり得る対物
レンズ駆動装置を提供することにある。
[発明の構成]
(問題点を解決するための手段)
本発明の骨子は、粘弾性体の設置部を振動振幅の大きい
可動体に設け、粘弾性体の変位速度を十分大きくとるこ
とにある。
可動体に設け、粘弾性体の変位速度を十分大きくとるこ
とにある。
即ち本発明は、対物レンズと、この対物レンズを保持す
る可動体と、この可動体を固定部に対して移動可能に支
持する弾性支持体と、前記可動体を変位させる駆動手段
とを有する対物レンズ駆動装置において、前記可動体の
重心付近に粘弾性体を収容するための粘弾性体収容部を
設け、該収容部内に収容した粘弾性体により前記弾性支
持体の一部を覆うようにしたものである。
る可動体と、この可動体を固定部に対して移動可能に支
持する弾性支持体と、前記可動体を変位させる駆動手段
とを有する対物レンズ駆動装置において、前記可動体の
重心付近に粘弾性体を収容するための粘弾性体収容部を
設け、該収容部内に収容した粘弾性体により前記弾性支
持体の一部を覆うようにしたものである。
また本発明は、対物レンズと、この対物レンズを保持す
る主可動体と、この可動体を中間可動体に対して移動可
能に支持する第1の板ばねと、前記中間可動体を固定部
に対して移動可能に支持する第2の板ばねと、前記主可
動体を変位させる駆動手段とを有する対物レンズ駆動装
置において、前記主可動体のばね取付は部近傍及び前記
中間可動体のばね取付は部近傍に、前記第1及び第2の
板ばねに接するようそれぞれ粘弾性体を配置するように
したものである。
る主可動体と、この可動体を中間可動体に対して移動可
能に支持する第1の板ばねと、前記中間可動体を固定部
に対して移動可能に支持する第2の板ばねと、前記主可
動体を変位させる駆動手段とを有する対物レンズ駆動装
置において、前記主可動体のばね取付は部近傍及び前記
中間可動体のばね取付は部近傍に、前記第1及び第2の
板ばねに接するようそれぞれ粘弾性体を配置するように
したものである。
(作 用)
本発明によれば、対物レンズを保持する可動体に直接に
粘弾性体が取付けられるので、粘弾性体内の変位速度を
大きくとることが可能である。
粘弾性体が取付けられるので、粘弾性体内の変位速度を
大きくとることが可能である。
しかも、粘弾性体を可動体と弾性支持体の相対変位の大
小に応じて、取付は位置、取付は量を調整し、制振効果
を調整可能とすることができる。
小に応じて、取付は位置、取付は量を調整し、制振効果
を調整可能とすることができる。
また、可動部に加わる粘弾性体による制振力の作用軸を
可動体の重心に一致させることにより、対物レンズの光
軸の傾きの防止、可動体の異状な共振現象の防止が容易
となる。さらに、弾性支持体としてワイヤを用い、可動
体に設けた貫通口にこのワイヤを挿通ずると共に、粘弾
性体を噴入することにより、可動体の剛性を保ちつつ軽
量化をはかることが可能である。さらに、貫通口に粘弾
性体を噴入した構成では、表面張力によって粘弾性体の
飛散を防ぐことが可能である。
可動体の重心に一致させることにより、対物レンズの光
軸の傾きの防止、可動体の異状な共振現象の防止が容易
となる。さらに、弾性支持体としてワイヤを用い、可動
体に設けた貫通口にこのワイヤを挿通ずると共に、粘弾
性体を噴入することにより、可動体の剛性を保ちつつ軽
量化をはかることが可能である。さらに、貫通口に粘弾
性体を噴入した構成では、表面張力によって粘弾性体の
飛散を防ぐことが可能である。
(実施例)
以下、本発明の詳細を図示の実施例によって説明する。
第1図乃至第3図は本発明の第1の実施例に係わる対物
レンズ駆動装置の概略構成を示すもので、第1図は平面
図、第2図は斜視図、第3図は側面図である。これらの
図において、同一部分には同一符号を付す。
レンズ駆動装置の概略構成を示すもので、第1図は平面
図、第2図は斜視図、第3図は側面図である。これらの
図において、同一部分には同一符号を付す。
図中1は磁性材で形成された基台であり、この基台1の
端部には支持機構固定部2が固定されている。支持機構
固定部2には、4本のワイヤが十字に交差する構成(ク
ロスワイヤ)の弾性支持体3の一端が、ワイヤ固定部9
を介して取付けられている。弾性支持体3の他端には、
対物レンズ4を保持し、且つフォーカシングコイル5と
トラッキングコイル6とを保持した可動体8が、ワイヤ
固定部9を介して取付けられている。
端部には支持機構固定部2が固定されている。支持機構
固定部2には、4本のワイヤが十字に交差する構成(ク
ロスワイヤ)の弾性支持体3の一端が、ワイヤ固定部9
を介して取付けられている。弾性支持体3の他端には、
対物レンズ4を保持し、且つフォーカシングコイル5と
トラッキングコイル6とを保持した可動体8が、ワイヤ
固定部9を介して取付けられている。
ここで、弾性支持体3は基台1と直交する平面内で互い
に平行配置されたワイヤ3a、3bと、同様に基台1と
直交する平面内で互いに平行配置されたワイヤ3c、3
dとから構成されている。
に平行配置されたワイヤ3a、3bと、同様に基台1と
直交する平面内で互いに平行配置されたワイヤ3c、3
dとから構成されている。
そして、ワイヤ3a、3bにより形成される平面とワイ
ヤ3c、3dにより形成される平面とは、基台1の略中
央で交差するように配置されている。
ヤ3c、3dにより形成される平面とは、基台1の略中
央で交差するように配置されている。
弾性支持体3を構成するクロスワイヤの交点f=j近は
、第4図に示す如く可動体8に開けられた貫通口10の
内部をワイヤが通過しており、貫通口10の内部にはゲ
ル状のシリコーン等からなる粘弾性体11が噴入されて
いる。そして、可動部(対物レンズ4.フォーカシング
コイル5及びトラッキングコイル6を保持した可動体8
)の重心Gbは上下クロスワイヤの交点付近に概略一致
する構造になっており、可動体8がフォーカシング方向
、トラッキング方向に移動した場合、ワイヤが粘弾性体
11内で変位する。このとき、第5図に示すように、粘
弾性体11の制振力は分布し、制振力11の可動部に及
ぼす制振力の作用軸が前記重心Gbに概略一致するよう
に粘弾性体11が噴入されている。
、第4図に示す如く可動体8に開けられた貫通口10の
内部をワイヤが通過しており、貫通口10の内部にはゲ
ル状のシリコーン等からなる粘弾性体11が噴入されて
いる。そして、可動部(対物レンズ4.フォーカシング
コイル5及びトラッキングコイル6を保持した可動体8
)の重心Gbは上下クロスワイヤの交点付近に概略一致
する構造になっており、可動体8がフォーカシング方向
、トラッキング方向に移動した場合、ワイヤが粘弾性体
11内で変位する。このとき、第5図に示すように、粘
弾性体11の制振力は分布し、制振力11の可動部に及
ぼす制振力の作用軸が前記重心Gbに概略一致するよう
に粘弾性体11が噴入されている。
なお、粘弾性体11の噴入量が限られる場合には、第6
図に示す如く、ワイヤの相対変位が大きい部位に粘弾性
体11を噴入することで割振効果を高めることが可能と
なる。さらに、第7図に示す如く、粘弾性体11の噴入
量を増すことで、制振効果をより高めることが可能とな
り、噴入量を調整して最適な制振効果を実現することが
できる。
図に示す如く、ワイヤの相対変位が大きい部位に粘弾性
体11を噴入することで割振効果を高めることが可能と
なる。さらに、第7図に示す如く、粘弾性体11の噴入
量を増すことで、制振効果をより高めることが可能とな
り、噴入量を調整して最適な制振効果を実現することが
できる。
また、前記基台1には、永久磁石7とヨーク12によっ
て構成された2組の磁気回路が取付けられ、永久磁石7
の発生する磁場内にフォーカシングコイル5とトラッキ
ングコイル6の一部が挿入された配置になっている。
て構成された2組の磁気回路が取付けられ、永久磁石7
の発生する磁場内にフォーカシングコイル5とトラッキ
ングコイル6の一部が挿入された配置になっている。
このような構成において、フォーカシングコイル5及び
トラッキングコイル6に電流を流すと、フォーカシング
、トラッキング両方向の駆動力によって可動体8と共に
対物レンズ4が各々の方向に並進1回転移動し、記録媒
体上の情報を読み書きすることが可能となる。そしてこ
の場合、粘弾性体11が可動体8に直接に取付けられて
いるので、粘弾性体11内の変位速度を大きくすること
ができ、十分大きな制振効果を得ることができる。
トラッキングコイル6に電流を流すと、フォーカシング
、トラッキング両方向の駆動力によって可動体8と共に
対物レンズ4が各々の方向に並進1回転移動し、記録媒
体上の情報を読み書きすることが可能となる。そしてこ
の場合、粘弾性体11が可動体8に直接に取付けられて
いるので、粘弾性体11内の変位速度を大きくすること
ができ、十分大きな制振効果を得ることができる。
しかも、粘弾性体11による制振力の作用軸を可動部の
重心に一致させているので、対物レンズ4の光軸の傾き
や可動部の異状共振の発生を防止することかできる。
重心に一致させているので、対物レンズ4の光軸の傾き
や可動部の異状共振の発生を防止することかできる。
また、弾性支持機構3を構成するクロスワイヤが挿通さ
れる可動体8の貫通口10内に粘弾性体11を噴入して
いるので、粘弾性体11を取付けるための特別な空間を
必要とせず、さらに可動体8の大型化を招くこともない
。このため、可動体8を小型軽量化することができ、こ
の点からも割振効果の向上をはかり得る。また、粘弾性
体11が貫通口10内に噴入された状態となるので、粘
弾性体11の飛散を防止することができる。
れる可動体8の貫通口10内に粘弾性体11を噴入して
いるので、粘弾性体11を取付けるための特別な空間を
必要とせず、さらに可動体8の大型化を招くこともない
。このため、可動体8を小型軽量化することができ、こ
の点からも割振効果の向上をはかり得る。また、粘弾性
体11が貫通口10内に噴入された状態となるので、粘
弾性体11の飛散を防止することができる。
第8図は本発明の第2の実施例の概略構成を示す斜視図
である。なお、第1図と同一部分には同一符号を付して
、その詳しい説明は省略する。
である。なお、第1図と同一部分には同一符号を付して
、その詳しい説明は省略する。
この実施例が先に説明した第1の実施例と異なる点は、
弾性支持体として、ワイヤの代りに弾性ヒンジを用いた
ことにある。即ち、可動体8はその重心付近で弾性ヒン
ジ21を有する弾性支持体22を介して固定部2に取付
けられている。そして、弾性ヒンジ21の周りには粘弾
性体11が配置されている。
弾性支持体として、ワイヤの代りに弾性ヒンジを用いた
ことにある。即ち、可動体8はその重心付近で弾性ヒン
ジ21を有する弾性支持体22を介して固定部2に取付
けられている。そして、弾性ヒンジ21の周りには粘弾
性体11が配置されている。
このような構成であれば、粘弾性体11が可動部の重心
近傍に位置することになり、さらに粘弾性体11の制振
力の作用軸が可動部の重心と略−致することになる。従
って、先の第1の実施例と同様の効果が得られる。
近傍に位置することになり、さらに粘弾性体11の制振
力の作用軸が可動部の重心と略−致することになる。従
って、先の第1の実施例と同様の効果が得られる。
第9図は本発明の第3の実施例の概略構成を示す斜視図
である。なお、第1図と同一部分には同一符号を付して
、その詳しい説明は省略する。
である。なお、第1図と同一部分には同一符号を付して
、その詳しい説明は省略する。
この実施例が先に説明した実施例と異なる点は、弾性支
持体として板ばねを用いたことにある。即ち、可動体8
は2枚の平行板ばね31を介して中間可動体33に取付
けられ、この中間可動体33は2枚の平行板ばね32を
介して固定部2に取付けられている。そして、可動体8
の板ばね取付は部には四部が設けられ、同様に中間可動
体33の板ばね取付は部にも凹部が設けられ、これらの
凹部には粘弾性体11が埋設されている。
持体として板ばねを用いたことにある。即ち、可動体8
は2枚の平行板ばね31を介して中間可動体33に取付
けられ、この中間可動体33は2枚の平行板ばね32を
介して固定部2に取付けられている。そして、可動体8
の板ばね取付は部には四部が設けられ、同様に中間可動
体33の板ばね取付は部にも凹部が設けられ、これらの
凹部には粘弾性体11が埋設されている。
このような構成であっても、可動体8及び中間可動体3
3の振動を粘弾性体11により吸収することができ、十
分な制振効果を実現することができる。さらに、粘弾性
体11を可動体8及び中間可動体33に設けた凹部に埋
設しているので、粘弾性体11を取付けるために可動体
8,33が大型化することはなく、さらに粘弾性体11
の飛散を防止することができる。
3の振動を粘弾性体11により吸収することができ、十
分な制振効果を実現することができる。さらに、粘弾性
体11を可動体8及び中間可動体33に設けた凹部に埋
設しているので、粘弾性体11を取付けるために可動体
8,33が大型化することはなく、さらに粘弾性体11
の飛散を防止することができる。
なお、本発明は上述した各実施例に限定されるものでは
ない。例えば、前記弾性支持体としてのワイヤはクロス
ワイヤに限るものではなく、全てが平行配置されたワイ
ヤであってもよい。また、粘弾性体はゲル状のシリコー
ンに限るものではなく、粘性を持つ弾性体を適宜選択し
て使用することができる。さらに、粘弾性体の噴入量や
埋設量等の条件は、仕様に応じて適宜窓めればよい。そ
の他、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々変形して
実施することができる [発明の効果コ 以上詳述したように本発明によれば、粘弾性体の作用に
より対物レンズの余分な共振現象や光軸の傾きを効果的
に抑制することができ、しかも粘弾性体の付加により装
置構成が大型化する不都合を避けることができる。従っ
て、光ピツクアップ用の対物レンズ駆動装置として絶大
なる効果が得られる。
ない。例えば、前記弾性支持体としてのワイヤはクロス
ワイヤに限るものではなく、全てが平行配置されたワイ
ヤであってもよい。また、粘弾性体はゲル状のシリコー
ンに限るものではなく、粘性を持つ弾性体を適宜選択し
て使用することができる。さらに、粘弾性体の噴入量や
埋設量等の条件は、仕様に応じて適宜窓めればよい。そ
の他、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々変形して
実施することができる [発明の効果コ 以上詳述したように本発明によれば、粘弾性体の作用に
より対物レンズの余分な共振現象や光軸の傾きを効果的
に抑制することができ、しかも粘弾性体の付加により装
置構成が大型化する不都合を避けることができる。従っ
て、光ピツクアップ用の対物レンズ駆動装置として絶大
なる効果が得られる。
第1図乃至第3図はそれぞれ本発明の第1の実施例に係
わる対物レンズ駆動装置の概略構成を示すもので、第1
図は平面図、第2図は斜視図、第3図は側面図、第4図
は可動体に設けた貫通口付近の状態を示す模式図、第5
図乃至第7図はそれぞれ粘弾性体の噴入状態を示す断面
図、第8図は本発明の第2の実施例の概略構成を示す斜
視図、第9図は本発明の第3の実施例の概略構成を示す
斜視図である。 1・・・基台、2・・・支持機構固定部、3.22・・
・弾性支持体、4・・・対物レンズ、5・・・フォーカ
シングコイル、6・・・トラッキングコイル、7・・・
永久磁石、8・・・可動体、9・・・ワイヤ固定部、1
0・・・貫通口、11・・・粘弾性体、12・・・ボー
ク、21・・・弾性ヒンジ、31.32・・・板ばね(
弾性支持体)、33・・・中間可動体。 第1図 第2図 第3図 第4図
わる対物レンズ駆動装置の概略構成を示すもので、第1
図は平面図、第2図は斜視図、第3図は側面図、第4図
は可動体に設けた貫通口付近の状態を示す模式図、第5
図乃至第7図はそれぞれ粘弾性体の噴入状態を示す断面
図、第8図は本発明の第2の実施例の概略構成を示す斜
視図、第9図は本発明の第3の実施例の概略構成を示す
斜視図である。 1・・・基台、2・・・支持機構固定部、3.22・・
・弾性支持体、4・・・対物レンズ、5・・・フォーカ
シングコイル、6・・・トラッキングコイル、7・・・
永久磁石、8・・・可動体、9・・・ワイヤ固定部、1
0・・・貫通口、11・・・粘弾性体、12・・・ボー
ク、21・・・弾性ヒンジ、31.32・・・板ばね(
弾性支持体)、33・・・中間可動体。 第1図 第2図 第3図 第4図
Claims (9)
- (1)対物レンズと、この対物レンズを保持する可動体
と、この可動体を固定部に対して移動可能に支持する弾
性支持体と、前記可動体を変位させる駆動手段とを有す
る対物レンズ駆動装置において、前記可動体の重心付近
に粘弾性体を収容するための粘弾性体収容部を設け、該
収容部内に収容した粘弾性体により前記弾性支持体の一
部を覆うことをことを特徴とする対物レンズ駆動装置。 - (2)前記粘弾性体の制振力の作用軸が前記可動体の概
略重心を通るようにしたことを特徴とする特許請求の範
囲第1項記載の対物レンズ駆動装置。 - (3)前記弾性支持体は、複数本のワイヤからなるもの
であることを特徴とする特許請求の範囲第1項又は第2
項記載の対物レンズ駆動装置。 - (4)前記弾性支持体は、前記レンズの光軸と平行な平
面内で互いに平行となるように配置された第1のワイヤ
のペアと、前記レンズの光軸と平行で且つ上記第1のワ
イヤのペアとは異なる平面内で互いに平行となるよう配
置された第2のワイヤのペアからなり、上記第1のワイ
ヤのペア及び第2のワイヤのペアを含む2つの平面の交
線を前記可動体の概略重心位置に一致してなることを特
徴とする特許請求の範囲第1項又は第2項記載の対物レ
ンズ駆動装置。 - (5)前記粘弾性体収容部は、前記可動体に設けられ前
記ワイヤが挿通される貫通口であり、該貫通口内に前記
粘弾性体が噴入されることを特徴とする特許請求の範囲
第3項又は第4項記載の対物レンズ駆動装置。 - (6)前記粘弾性体が噴入される貫通口の大きさを、前
記弾性支持体の可動範囲以上とし、且つ前記可動体の運
動時に上記粘弾性体が飛散しないことを特徴とする特許
請求の範囲第5項記載の対物レンズ駆動装置。 - (7)前記弾性支持体として、平行ばね又は弾性ヒンジ
を用いたことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の
対物レンズ駆動装置。 - (8)前記粘弾性体として、ゲル状のシリコーンを用い
たことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の対物レ
ンズ駆動装置。 - (9)対物レンズと、この対物レンズを保持する主可動
体と、この主可動体を中間可動体に対して移動可能に支
持する第1の板ばねと、前記中間可動体を固定部に対し
て移動可能に支持する第2の板ばねと、前記可動体を変
位させる駆動手段とを有する対物レンズ駆動装置におい
て、前記可動体の板ばね取付け部近傍及び前記中間可動
体の板ばね取付け部近傍に、前記第1及び第2の板ばね
に接触するようそれぞれ粘弾性体を配置してなることを
特徴とする対物レンズ駆動装置。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62299756A JP2602855B2 (ja) | 1987-11-30 | 1987-11-30 | 対物レンズ駆動装置 |
DE3789099T DE3789099T2 (de) | 1986-12-26 | 1987-12-22 | Steuerungsgerät für Objektivlinse. |
EP87119058A EP0273367B1 (en) | 1986-12-26 | 1987-12-22 | Objective lens driving apparatus |
US07/320,800 US4948230A (en) | 1986-12-26 | 1989-03-09 | Objective lens driving apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62299756A JP2602855B2 (ja) | 1987-11-30 | 1987-11-30 | 対物レンズ駆動装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01143029A true JPH01143029A (ja) | 1989-06-05 |
JP2602855B2 JP2602855B2 (ja) | 1997-04-23 |
Family
ID=17876597
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62299756A Expired - Lifetime JP2602855B2 (ja) | 1986-12-26 | 1987-11-30 | 対物レンズ駆動装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2602855B2 (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6064422U (ja) * | 1983-10-04 | 1985-05-07 | パイオニア株式会社 | 光学式情報読取装置の光学部品駆動機構 |
JPS6145724U (ja) * | 1985-07-09 | 1986-03-26 | パイオニア株式会社 | 光学式情報読取装置におけるピツクアツプ装置 |
JPS6186823U (ja) * | 1984-11-09 | 1986-06-06 |
-
1987
- 1987-11-30 JP JP62299756A patent/JP2602855B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6064422U (ja) * | 1983-10-04 | 1985-05-07 | パイオニア株式会社 | 光学式情報読取装置の光学部品駆動機構 |
JPS6186823U (ja) * | 1984-11-09 | 1986-06-06 | ||
JPS6145724U (ja) * | 1985-07-09 | 1986-03-26 | パイオニア株式会社 | 光学式情報読取装置におけるピツクアツプ装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2602855B2 (ja) | 1997-04-23 |
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