JPH01142551A - 写真類シートおよびその製造装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、複数のカットが表された写真類シートにおい
て各カット部分の切断・保管を容易とする構造を備えた
もの、並びにこのような構造を備えた写真類シートを製
造するための装置に関する。

〔従来の技術〕

例えばパスポート申請時に要求されるように、各種の公
的あるいは私的な申請に際し複数枚の写真の提出を要求
されることがある。このような写真を用意するにあたり
、写真店で撮影を行う場合には、複数台のカメラが統合
された機械により一度に複数のカットを撮影し、−枚の
印画紙に焼き付けることが多い。

上記のようにして得られた写真類シート（複数のカット
が一枚の５２１ｉｉ紙に焼き付けられたもの）は、写真
店で各カット毎に切断される。切断に際しては、押し刃
カッタと称されている切断具やカッターナイフあるいは
はさみ等が用いられている。

そして、切断後に各カット毎に向きを揃えて購入者に渡
される。

購入者は、上記のようにして得られた写真を、役所のよ
うな申請先に提出するのであるが、その際複数枚の写真
が散逸しないようにクリップを用いて纏めたり、あるい
はホッチキスで閉じるのが常である。また、申請先にお
いても、提出された複数枚の写真をいくつかの書類や台
帳に分けて貼り付けることが多く、場合によっては、か
なりの枚数の写真を多数の部署に転送することもある。

〔発明が解決しようとする問題点〕

上記のような複数のカットが表された一枚の写真類シー
トは、−度に複数のカットを撮影して得るものであるた
め、逼影・現像等の作業は容易である。しかしながら、
上記のような押し刃カッタ等を用いて各カットごとに切
断する必要がある。

しかも切断した場合、各カットごとに方向がばらばらに
なったり、裏返ったりするため、これらの写真の向きを
揃えてまとめる作業が必要である。

このような作業は、カット数が数枚程度の場合にはさほ
ど煩雑ではないが、多数のカットが一枚の写真シートに
表されている場合には非常に煩雑であった。

さらに、−枚の写真類シート上には２ないし４程度のカ
ットしか表されていない場合であっても、そのような写
真類シートを大量に処理しなければならない場合には、
多大な手間および時間を要していた。

のみならず、上記のような写真を購入した購入者におい
ても、複数枚の写真をクリップやホッチキスを用いてま
とめたり閉じたりする必要があった。

さらに、申請先においても、散逸しがちな各カット毎の
写真を種々の書類や台帳に貼り付けるに際し、その保管
や転送に神経を使い、かなり煩雑な作業を強いられてい
た。特に、多数の申請者から一度に大量の申請書類を受
は付ける場合には、このような写真の散逸を防止するた
めに尋常でない神経の使いようを要求され、また写真の
散逸を完全に防止することは困難であった。

上記のような問題は、証明用写真に限らず、多数の比較
的小さなシール用写真を一枚の印画紙に焼き付けたもの
においても同様であり、このような写真類シートでは、
−枚の印画紙から十枚以上、場合によって数十枚のカッ
トを切り出す必要があり、そのような場合、従来のカッ
ターで切断した場合には向きがばらばらになってしまい
、整理や保管が煩雑であった。

よって、本発明の目的は、複数のカットが表された一枚
の写真類シートから各カットごとに写真を切断する際し
てその取り扱いを容易とする構造を備えた写真類シート
、並びにそのような写真類シートを得るための製造装置
を提供することにある。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明の写真類シートは、複数のカットが表された一枚
の写真類シートにおいて、カット部分の周縁が一以上の
部分を残して切断されており、該−以上の切断されてい
ない部分を介して写真類シート本体に該カット部分が連
結されていることを特徴とするものである。

また、本発明の写真類シート製造装置は、複数のカット
が表された写真類シートが載置されるワーク支持台と、
このワーク支持台の上方部分に被せられる刃型とを備え
、刃型は、刃先が下方に突出するように設けられた切断
刃を有し、該切断刃の刃先は上記した写真類シートのカ
ット部分の周縁の一部を除いた形状に対応する形状とさ
れており、さらに、刃型に上方から当接して該刃型を下
方に押圧するプレス部材と、このプレス部材の下方に配
置されており、かつプレス部材の降下量を制限するスト
ッパとをさらに備えることを特徴とするものである。。

〔作用〕 本発明の写真類シートでは、カット部分の周縁が一以上
の部分を残して切断されており、該−以上の切断されて
いない部分を介してシート本体に連結されているので、
切断されずにシート本体に連結されたままで取り扱われ
ることが可能とされている。すなわち、連結された状態
のまま証明光等に提出・送付することができ、また提出
された側においても必要枚数だけをその都度シート本体
から切断することができ、残りのカット部分はシート本
体に連結されたまま次に必要な部署に転送することがで
きる。しかも、シート本体に連結されているので、各カ
ット部分の向きを一定方向に揃えることが可能であり、
よって切断後に切断された各写真の向きを揃えたりする
必要がない。

また、本発明の製造装置は次のように操作される。

まず、複数のカットがなされた一枚の写真類シートをワ
ーク支持台上にＲ’ｌｔする０次に、ワーク支持台に載
置された写真類の上に刃型を載せる。

この刃型に上方からプレス部材を当接させてプレス部材
により刃型を下方に押圧する。これによって刃型に設け
られた切断刃を写真類シートに当接させ、写真類シート
を切断する。

この時、切断刃の刃先が、写真類シートの力７トの周縁
の一部を除いた形状に対応する形状とされているので、
各カットは写真類シート本体から切断除去されず、−以
上の切断されていない部分を残してシート本体に連結さ
れたものとされる。

なお、切断に際しては、ワーク支持台の下方に配置され
たストッパによりプレス部材の降下量が制限される。こ
のため、切断時に、写真類シートの切断が不十分となっ
たり、刃型が下方に過度に降下されて、切断刃が早期に
摩耗したり、あるいは損傷したりするという問題は生じ
ない。

〔実施例の説明〕

第１図および第２図は、本発明の写真類シートの一実施
例を説明するための各斜視図である。

第１図において、写真類シート１には、４つのカット部
分２〜５が表されている。この写真類シート１は、証明
用の写真の撮影に際して得られるものと同様のものであ
り、−枚の印画紙に上記した４つのカット部分２〜５が
焼付けられているものである。

この実施例の特徴は、上記カット部分２〜５の周縁にお
いて、部分２８〜５ａを除いて該周縁が切断されている
ことにある。この切断部分を、第１図に切断線Ａで示す
、第１図から明らかなように、各カット部分２〜５の周
縁には、長方形状のカット部分の周縁の各辺の中央に切
断されていない部分２ａ〜５ａが設けられている。すな
わち、各カット部分２〜５は４ケ所の切断されていない
部分２ａ〜５ａにより、シート本体６に連結されている
。

この実施例の写真類シートｌでは、各カット部分２〜５
が上記のような切断されていない部分２ａ〜５ａを介し
てシート本体６に連結されているので、写真店において
この切断加工を施せば、従来のように切断・分離された
各写真の向きを揃えたり、クリップ等でとめる作業を省
略することができる。同様に、購入者は申請に際して各
カット部分２〜５ごとに写真をクリップでとめたりホッ
チキスで閉じたりする必要もなく、第１図で示す状態の
まま提出することができる。

また、必要に応じて、各カット部分２〜５をシート本体
６から分離することも容易である。各カット部分２〜５
が切断されていない部分２ａ〜５ａを介してシート本体
に連結されているだけであるからである。

さらに、役所や企業のように提出された側においても、
写真類シート１のまま取り扱うことができ、必要に応じ
て必要枚数のカット部分２〜５のみをシート本体６から
分離すれば良いため、従来のように写真の向きを揃えた
り、写真の散逸を防止するために神経を使う必要がない
。

さらに、第１図実施例では、写真類シートｌの中央にも
切断線Ｂが形成されている。この切断線Ｂは、図示のよ
うに写真類シート１の両端縁には至らないよう・に形成
されている。すなわち両端縁近傍には切断されていない
部分７．７が存在する。

この中央に形成された切断線Ｂは、写真類シート１を第
２図に示すように折り畳むことを可能とするものである
。このように適宜の切断線Ｂを設ければ、写真類シー）
１の幅が大きくて封筒などに収め難い場合、折り畳むこ
とにより封筒に収納し、送付することが可能となる。

第３図は、この発明の写真類シートの他の実施例を示す
ための斜視図である。ここでは、−枚の写真類シート１
１に多数のカッ）１２が表されている。このカット部分
１２は、写真をシール化するために表されているもので
あり、通常２ｃｍ径程度のかなり小さな大きさにされて
いる。このような写真類シート１１では、従来のように
、各カット部分１２をカッターやはさみ等で切断した場
合には、カット部分１２が裏返ったり、あるいは散らば
ったりするため、その取り扱いが煩雑であった。

しかしながら、この実施例では、第１図実施例と同様に
各カット部分１２の周縁に切断線Ａが形成されており、
該切断線Ａは各カット部分１２の周縁の全周には至らず
、すなわち一部分１２ａを残して形成されている。よっ
て、第１図実施例と同様にカット部分１２を必要な枚数
だけ写真類シート１１から除去することができ、しかも
切断に際して各カット部分１２が裏返ったり向きが不揃
いになるという不具合を避けることができる。

本発明の写真類シートは、従来は切断され、完全に分離
されていた各カット部分を、分離せずに切断されない部
分を残して連結した状態に留めておくことにより、逆に
その後の取り扱いを容易とするものである。従って、こ
のような取り扱いを容易とすることに利点を有するもの
である限り、証明用の写真や上述した写真シールに限ら
ず、多数のラベルやシールが印刷されたシートにも適用
し得る。すなわち、本明細書における「写真類」なる用
語は、このようなラベルやシールをも包含するものとし
て使用されているのである。

なお、本発明における写真類シートは、印画紙や印刷さ
れた紙のような単葉のものに限らず、粘着剤を介して離
形紙に貼り合わされた粘着シールのシートにも適用し得
るものである。そして、このような粘着シールを連結し
たシートにあっては、シール部分のみを上記のように切
断してもよく（ハーフカットしていてもよく）あるいは
離形紙ごと上記のように切断してもよい。

上記の説明から明らかなように、本発明の写真類シート
は、取り扱いおよび各カット部分の散逸を防止し得るも
のであるが、第１ＩｊＪおよび第３図に示したような切
断線Ａで切断することが手軽に行い得なければ、その利
便性は低下する。そこで、本願発明者は、上記のような
切断を容易に行い得る筒便な切断装置を発明した。この
製造装置の実施例を次に説明する。

第４図および第５図はプレス装置を、第６図および第７
図はこのプレス装置に組み合わされるブレード・ホルダ
を示す。

第４図を参照してプレス装置２１は、略円形の平板状の
ベース部材２３を有しており、該ベース部材２３上には
ハウジング２４が１、該ベース部材２３に被さるように
固定されている。ハウジング２４の上部には作業者が手
で操作することを可能とするレバー２５が配置されてい
る。

ベース部材２３上の中央に上方には、向かって開いたガ
イド溝２６が形成されている。ガイド溝２６のハウジン
グ側の端部には停止部材２７が貼り付けられている。

ハウジング２４は、下方に向かって開いた形状有し、内
側に垂直方向に延びる左右一対のガイド面２９を有する
。ガイド面２９には、水平方向に延びる平板状のプレス
部材３０が上下方向にスライド可能に嵌め込まれている
。

プレス部材３０の両側には、それぞれ一対ずつ上下方向
に延びる孔が形成されており、線孔には、それぞれ、ガ
イドロッド３１が滑動自在に挿通されている。

ガイドロッド３１は上下方向に延びており、その下端が
ベース部材２３に固着されている。また、各ガイドロッ
ド３１には、コイルバネ３２が外挿されており、コイル
バネ３２はプレス部材３０とベース部材２３との間に圧
縮された状態に配置されている。すなわち、コイルバネ
３２により、プレス部材３０は上方に付勢された状態に
配置されている。

さらに、プレス部材３０の下方において、ガイド面２９
の近傍には、水平方向に延びるストッパ３３が一対配置
されている。このストッパ３３は、第４図に明らかなよ
うに、ガイドロッド３１およびコイルバネ３２が間隔を
隔てて嵌め込まれる孔３４を有する。また、ストッパ３
３の上端面３５は、プレス部材３０の降下量を正確に制
限するように、１／１００ｍ程度以上の精度でその位置
決めがなされている。

プレス部材３０の上端面中央には、上方に突出する当接
部材４４が固着されている。当接部材４４はハウジング
２４に形成された孔４５内に上下方向にスライド可能に
嵌合されており、その上端部がハウジング２４の上端面
より上方に僅かに突出している。

ハウジング２４の上端面にはレバー２５を支持する支持
部材３６が固定されている。支持部材３６の左方部分は
二股に分岐されており、その分岐部にレバー２５の基部
が配置されている。レバー２５の基部は、第５１の主面
と直角方向に延びる回転中心軸３７に固定されている。

この回転中心軸３７は、その両端が支持部材３６に回転
自在に支持されている。

さらに、回転中心軸３７には、略円板状のカム３８が偏
心した状態で一体に取り付けられている。

カム３８の外周面は、当接部材４４の上端面に当接され
ている。カム３８の回転中心軸３７に対する偏心方向は
線Ｘで示す方向である。

上記のようなプレス装置２１のベース部材２３とプレス
部材３０との間に下記のブレード・ホルダ２２が挿入さ
れて、写真類シートの切断が行われる。このブレード・
ホルダ２２を第６図および第７図を参照して説明する。

ブレード・ホルダ２２は、略矩形のワーク支持台５１を
有する。ワーク支持台５１の幅はプレス装置２１のガイ
ド溝（第４図）の幅に対応しており、ガイド溝２６内で
ワーク支持台５１がスライドし得るように構成されてい
る。

ワーク支持台５１の上方には、刃型５２が配Ｗさている
。刃型５２は透明のアクリル樹脂からなる平板状部材で
あり、その中央部に切断刃５３が設けられている。切断
刃５３は、第１図の写真類シートｌを切断線ＡおよびＢ
に沿って切断するために設けられているものである。従
って、ここでは、５個の切断刃５３が設けられており、
各切断刃５３の刃先は、第７図に示すように刃型５２か
ら下方に突出するように形成されている。そして、この
刃先５３ａには、第８図に略図的拡大図で示すように、
その一部に刃先の欠落されている部分５３ｂが形成され
ている。この刃先５３ａの欠落されている部分５３ｂは
、第１図の写真類シートｌにおける切断されていない部
分２ａ〜５ａを形成するために設けられているものであ
り、たとえばレーザーカット方により刃先５３ａを加工
することにより形成することができる。

刃型５２の下面には、切断刃５３の両側にスポンジ等か
らなる弾性シート５４が帯状に貼り付けられている０弾
性シート５４の厚みは、刃型５２を押圧しない状態で切
断刃５３がワーク支持台５Ｌの上面から僅かに離れるよ
うに設定されている。

刃型５２の第６図右側端部には、ビス５６が螺着されて
いる。ビス５６は、ひんし金具５７に対しであるクリア
ランスを持って上下方向滑動自在に設けられている。ひ
んし金具５７の基部は、ワーク支持台３１にビス５９に
より固着されている。

これは、第７図に示すように、ワーク支持台５１に対し
て刃型５３を開閉自在とするために設けられているもの
である。

次に、上記実施例の製造装置における切断加工動作を説
明する。

まず、第７図に仮想線で示すように、刃型５２を開き、
ワーク支持台５１上に第１図の写真類シート１の切断加
工されていない状態のものを配置する９次に、刃型５２
を第７図に実線で示すように閉じる。そして、透明な刃
型５２の上方から写真類シートを目で観察し、切断刃５
３で切断したい位置に写真類シートを動かし位置決めす
る。

写真類シードをプレート・ホルダ２２にセットした状態
で、該ブレード・ホルダ２２を第４図および第５図に示
したプレス装置１ｊ２１のガイド溝２６に嵌め込む、嵌
め込みに際しては、第５図の左側部分からブレード・ホ
ルダ２２を挿入し、停止部材２７に当接するまでスライ
ドさせる。これによって、ブレード・ホルダ２２の刃型
５２が、プレス部材３０の真下に配置されることになる
。

次に、レバー２５を操作者が矢印Ｙ方向に移動する。こ
れによってカム３８が回動し、プレス部材３０が徐々に
コイルバネ３２に抗して下方に押圧される。このプレス
部材３０の下降により、刃型５２が下方に押圧され、切
断刃５３が写真類シートに食い込み、第１図の切断線Ａ
および切断線已に沿って写真類シートを切断する。

この時プレス部材３０の最下降位置は、ストッパ３３の
上端面３５により正確に制限される。従って、切断刃５
３は写真類シートを切断するが、ワーク支持台３１の表
面を強く圧接せず、従って刃先が摩耗したり損傷するこ
とを防止することができる。

なお、切断に際しハーフカットを行いたい場合、すなわ
ち粘着剤が下面に塗布されており、該粘着剤を介して離
形紙に貼り付けられたシール状のシートを切断するに際
して、シール側のみを切断したい場合には、上記プレス
部材３０の降下量をそのように制限するようにストッパ
３３の高さを位置決めすればよい。

上記実施例の製造装置では、ストッパ３３はガイ面２９
に沿って水平方向に延びる棒状部材であったが、単に突
起状のものにより構成してもよい。

また、刃型５２を不透明な材料で構成してもよい、もっ
とも、不透明な材料で構成した場合には、切断線の写真
類シートの位置決めが容易でないため、他の位置決め部
材をブレード・ホルダ２２のワーク支持台３１上に設け
ることが好ましい。

弾性シート５４は省略し得るが、該弾性シート５４を用
いることにより切断刃５３の保護をより完、璧なものと
することができる。

切断刃５３については、図示の形状のものに限らず、切
断しようとするカット部分の周縁形状に合わせて、たと
えは円形、楕円形あるいは三角形など任意の形状のもの
を用いることができる。いずれにしても、切断されてい
ない部分を構成する必要があるため、刃先には該切断さ
れていない部分に対応した欠落部が設けられねばならな
い、また、切断されていない部分を構成するためには、
刃先の一部を欠落させるだけでなく、独立の複数の刃先
を切断されていない部分の大きさに合わせて隔てて配置
して切断刃５３を構成することも可能である。

〔発明の効果〕

本発明の写真類シートでは、カット部分の周縁が１以上
の部分を残して切断されており、該１以上の切断されて
いない部分を介して写真類シート本体に連結されている
ので、シート本体に連結さたまま取り扱うことができ、
必要に応じてカット部分を切断・除去することが可能と
なる。

従って、写真店において複数のカットを一枚の印画紙に
焼き付けた場合には、本発明の製造装置を用いて上記の
ように切断した状態で購入者に引き渡せばよいため、従
来のようにカットごとに煩雑な切断作業を実施し、さら
に切断された各写真を揃えたりまとめたりする作業から
解放される。

また、本発明の写真類シートを役所や企業等に提出する
に際しては、連結された状態のまま提出すればよいため
、クリップで止めたり向きを揃えてホッチキスで経した
りする煩雑な作業を省略することができる。

さらに、提出された側においても、必要に応じて、必要
な枚数だけを連結体から分離するだけでよいため、写真
の散逸や紛失を確実に防止することができるとともに、
その取り扱いに神経を使わなくともよい。

また、本発明の写真類シート製造装置では、上述したよ
うな切断刃を有する刃型、ワーク支持台およびプレス部
材を有するので、プレス部材で一部プレスするだけで上
記のような極めて取り扱いの容易な写真類シートを簡単
に得ることができる。

しかも、ワーク支持台、刃型およびプレス部材等の簡単
な構成からなるため、設置にスペースをさほど必要とし
ないため、役所の受付係や写真店のように限られたスペ
ースしかない場所にも無理なく設置することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図および第２図は本考案の発明の写真類シートの第
１の実施例を発明するための各斜視図、第３図は写真類
シートの第２の実施例を説明するための斜視図、第４図
〜第８図は本発明の写真類シートの一実施例を説明する
ための各図であり、第４図はブレード・ホルダを取り除
いた状態の正面図、第５図は第４図のＶ−Ｖ線に沿う断
面図、第６図はブレード・ホルダの平面図、第７図は第
６図のＶｌ−Ｖｌ線に沿う断面図、第８図は切断刃の刃
先の形状を示すための略図的部分拡大図である。 図において、１は写真類シート、２〜５はカット部分、
２ａ〜５ａは切断されていない部分、３０はプレス部材
、３３はストッパ、５１はワーク支持台、５２は刃型、
５３は切断刃、５３ａは刃先、５３ｂは刃先の欠落して
いる部分を示す。 第３図 −コＶ

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）複数のカットが表された１枚の写真類シートにお
   いて、カット部分の周縁が１以上の部分を残して切断さ
   れており、該１以上の切断されていない部分を介して写
   真類シート本体に該カット部分が連結されていることを
   特徴とする、写真類シート。
2. （２）複数のカットが表された写真類シートが載置され
   るワーク支持台と、 前記ワーク支持台の上方に被せられる刃型とを備え、前
   記刃型は、刃先が下方に突出するように設けられた切断
   刃を有し、該切断刃の刃先は前記写真類シートのカット
   部分の周縁の一部を除いた形状に対応する形状とされて
   おり、 前記刃型に上方から当接して該刃型を下方に押圧するプ
   レス部材と、 前記プレス部材の下方に配置されており、かつプレス部
   材の降下量を制限するストッパとをさらに備えることを
   特徴とする、写真類シート製造装置。