JPH01142176A - 既存スラブの補修・補強工法 - Google Patents

既存スラブの補修・補強工法

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JPH01142176A
JPH01142176A JP29942287A JP29942287A JPH01142176A JP H01142176 A JPH01142176 A JP H01142176A JP 29942287 A JP29942287 A JP 29942287A JP 29942287 A JP29942287 A JP 29942287A JP H01142176 A JPH01142176 A JP H01142176A
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JP
Japan
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slab
steel material
existing
repair
slit
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JP29942287A
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Hiroyuki Osanawa
裕行 長縄
Zenzo Asahi
朝日 善三
Kenichi Suda
健一 須田
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Sato Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Sato Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、既存スラブの補修・補強工法に関し、詳しく
はひび割れ、撓みを生じた既設鉄筋コンクリート造スラ
ブをPC鋼材を用い補強する既設鉄筋コンクリート造ス
ラブの補修・補強工法に関する。
[従来の技術] 従来、PC鋼材を用いた既設鉄筋コンクリート造スラブ
の補強方法としては、特開昭1112−418139号
公報に記載のものが知られている。
[発明が解決しようとする問題点] 特開昭82−418H号には、スラブ下面に近接して間
隔保持部材を支点として設け、該支点を介して該スラブ
下面両端の支持部材にPC鋼材を固定し、該スラブに上
向きの力を付与して補強する技術が開示されている。
しかしこの技術では、間隔保持部材の存在によってスラ
ブ下面よりかなり離れた天井内空間にPC鋼材が突出さ
れているため、天井内の設備用配管類の配置が困難にな
る欠点がある。
またPC鋼材は引張強度は強いが、局部的な曲げ強度に
弱いため1間隔保持部材が丸鋼の場合には点接触するこ
とになり、PC鋼材に局部的な曲げ力が作用し該PC鋼
材が折れるという欠点があり、また丸鋼以外の部材を用
いた場合、アンボンドPC鋼材のシースが破は腐食等の
問題を引き起こす次点がある。
また定着力が作用する箇所、即ち定着プレートの位置が
スラブ断面の核半径から離れているため、第7図に示す
如く支持部材52には、ねじりモーメン)fが大きく作
用し、スラブ50にひび割れ51が生じ、また該ひび割
れ5】を防止するには第8図に示す如く支持部材52を
補強する部材53を設けなければならない欠点を有して
いる。なお第7図及び第8図において、54は定着プレ
ート、55はrC鋼線である。
さらにスラブ下面における工事であるため1作業が全て
上向きとなり、工事が困難且つ煩雑である欠点を有して
いる。
[発明の目的] そこで本発明の目的は、天井内への露出が少なく、PC
鋼材の折れを生じたりすることがなく。
また補修の際に新たにスラブのひび割れの生じることが
なく、さらに施工作業が容易な既存スラブの補修φ補強
工法を提供することにある。
[問題点を解決するための手段] 本発明者は、上記目的を達成するため、鋭意検討を重ね
た結果、本発明に至った。
即ち本発明に係る既存スラブの補修・補強工法は、ひび
割れ、撓みを生じた既設鉄筋コンクリート造のスラブの
上面の対向する梁際部をはつり。
該既設スラブの下面までスリット穴を穿設し、該一方の
スリット穴の上からスラブ下面にPC鋼材を配設して、
さらに他方のスリット穴の下からスラブ上面にPC鋼材
を配設し、該PC鋼材の両端を前記スリット穴内の上端
筋上で緊張し固定することを特徴とする。
[実施例] 以下1本発明の工法の実施例を説明する。
先ず正方形(正方形に近似するものを含む)の既存スラ
ブに適用する場合について説明する。
先ず、第1図に示す正方形スラブ1に対し、四周の6梁
2のスパン中央部分の梁際2Aからスラブ中央に向っで
ある巾と長さのスリット穴3を開けて、さらにスリット
穴3の延長上のスラブの固定端部である4ケ所の梁2の
コンクリートを上端筋5位置まで一定の巾ではつる(第
2図参照)。
アンボンドPC鋼材4を梁2位置では第2図に示す如く
上端v15の上に載せ、スリット穴3を利用してこのP
C鋼材4をスラブ下に送り、その後対向するスリット穴
3から再びこのPC鋼材4を引さ上げて、他方の梁上端
筋に載せる。隣合せのスラブがある場合にはそのスラブ
にも同様にしてpcta材を延長して、第3図に示すよ
うに建物外構6の梁上端部5まで配線する。
建物外構6の梁上端部5に固定端と定着端の緊張金具7
が納まるようにこの部分のコンクリートをはつって、こ
れらを設置する。そしてPC鋼材をこれらの金具7に通
す令 次いでスリット穴3には図示しない浮型枠を利用して普
通コンクリートを打設し、アンカープレートとポケット
フォーマ回りの開口には無収縮コンクリートを打設する
。なお、コンクリート打設に先だってスラブ筋及び梁筋
が破損していないかを確認して、もし切断等している場
合は鉄筋同士を添え筋などを畠てかって溶接補修する。
次いでコンクリート圧縮強度が200kg/crn’以
上になったことを確認後、緊張端に図示しないプレスト
レス用ジヤツキを設置してPC鋼材に張力Tを与えて所
定の荷重で定着する。
PC鋼材に張力を与えることにより、PC鋼材に上向き
の力Fがf@きスラブが持ち上がりひび割れ及び撓みが
減少する(第4図参照)、なお第4図においてPはスリ
ー/)穴のはつり位N(長さ)を示す。
連続するスラブ間で懸垂力を適宜変えるときは、PC鋼
材のライズh(第4図参照)を変化したり、PC鋼材の
張力を変化したり、Pの長さを変化したりするだけで容
易に懸垂力を変化させることができる。
本実施例においてアンボンドPC鋼材としては通常アン
ボンドPC鋼より線が用いられる。上記例においてX方
向、Y方向の各々に2本用いているが、限定される訳で
はない。
なお天井内に密着状態で突出しているPC鋼材の交叉部
には、互いのPC鋼材の接触を避けるためゴム部材を介
在させることも好ましい。
以上のように正方形スラブの場合、スラブ荷重が四方の
梁に略均等に流れるため、X、Y方向にアンボンドPC
鋼より線が各々2木ずつ設けられることが好ましいが、
x、Y方向に更に1本又は2木ずつ付加してもよい。
次に長方形の既存スラブに適用する場合には、第5図に
示すように、長手方向(X方向)に二筒所pc鋼材4を
設ければよい。
なおPC鋼材4はX方向に一箇所(3本捏度)であって
もよい。
以上の実施例以外に、スラブの荷重をPC鋼材を利用し
て梁に伝えることができない場合(例えば、梁もかなり
傷みがひどく梁の補修が必要な場合、または使用変更に
よる補強後の荷重が大きくて梁の補強も必要になる場合
)には、第6図に示すようにPC鋼材4を対角の柱lO
の際を通るようにそれぞれ配置することにより、スラブ
の荷重は直接柱10に伝達することができ、梁の補修・
補強が不要になる。
本実施例においてはプレストレス力がコンクリート断面
当り20kg/ctn’程度のため高い圧縮強度のコン
クリ−) (306kg/cゴ程度以上)が不要であり
、設計強度180kg/crrIt程度以上あればよく
、通常のRCCススラブ補修・補強に支障がない。
[発明の効果] 本発明によれば、以下の効果を有する。
(1)PCfi材がスラブ下面即ち天井内に一部露出す
るが、スラブ下面に密着状態であるため、天井内の設備
配管等の設置に影響がない。
(2)PC鋼材の局部的な折れ曲りがないので、該PC
鋼材が破損しないと共にアンボンドPCより線の場合に
シースが破けることがなく、腐食の問題が生じない。
(3)PC鋼材の固定端位置がスラブ断面の核半径以内
なので、ねじりモーメントの発生がなく、該ねじりモー
メントに対する補強が不要である。
(4)工事の殆んどがスラブ上面での下向き作業であり
、スラブ下面での上向き作業が少ないので作業性が極め
て高い。
(5)スラブにはPC鋼材と固定端部材が新たに付加さ
れるだけなので、固定荷重の増加が殆んどない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の補修・補強工法の一例を示す要部平面
図、第2図及び第3図は本発明の工法におけるはつり時
の状態を示す概略断面図、第4図は本発明の工法におけ
る緊張力と懸垂力の方向を示す概略側面図、第5図及び
第6図は本発明の工法の他の例を示す要部平面図、第7
図及び第8図は従来の工法を示す要部側面図である。 lニスラブ 2:梁 2A:梁際 3ニスリツト穴 4:PC鋼材 5:上端筋 6:建物外構 7:緊張金具

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  ひび割れ、撓みを生じた既設鉄筋コンクリート造のス
    ラブの上面の対向する梁際部をはつり、該既設スラブの
    下面までスリット穴を穿設し、該一方のスリット穴の上
    からスラブ下面にPC鋼材を配設して、さらに他方のス
    リット穴の下からスラブ上面にPC鋼材を配設し、該P
    C鋼材の両端を前記スリット穴内の上端筋上で緊張し固
    定することを特徴とする既存スラブの補修・補強工法。
JP29942287A 1987-11-26 1987-11-26 既存スラブの補修・補強工法 Granted JPH01142176A (ja)

Priority Applications (1)

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JP29942287A JPH01142176A (ja) 1987-11-26 1987-11-26 既存スラブの補修・補強工法

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JP29942287A JPH01142176A (ja) 1987-11-26 1987-11-26 既存スラブの補修・補強工法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01142176A true JPH01142176A (ja) 1989-06-05
JPH0559228B2 JPH0559228B2 (ja) 1993-08-30

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ID=17872359

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100439685B1 (ko) * 2001-11-14 2004-07-12 강신량 와이어 텐션장치를 이용한 바닥 슬래브 보강공법
KR100743864B1 (ko) * 2005-02-02 2007-07-30 김두희 스트랜드를 이용한 슬래브 내력 보강 구조 및 그 방법

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6421174A (en) * 1987-07-16 1989-01-24 Takenaka Komuten Co Method of reinforcing floor

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JPH0559228B2 (ja) 1993-08-30

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