JPH01142155A - 補修析板屋根 - Google Patents
補修析板屋根Info
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- JPH01142155A JPH01142155A JP29778787A JP29778787A JPH01142155A JP H01142155 A JPH01142155 A JP H01142155A JP 29778787 A JP29778787 A JP 29778787A JP 29778787 A JP29778787 A JP 29778787A JP H01142155 A JPH01142155 A JP H01142155A
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Landscapes
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、老朽化して腐食が進んでも、既設折板部分の
屋内への脱落防止、腐食促進の防止、結露発生の防止等
ができる。補修折板屋根に関する。
屋内への脱落防止、腐食促進の防止、結露発生の防止等
ができる。補修折板屋根に関する。
従来より、金属折板屋根が長期の使用にて老朽化したり
、或いは腐蝕したりして雨水が室内に浸入するようにな
ると、新たな屋根に葺替える必要が生じ、その金属折板
屋根を全面的に撤去して新たな屋根に葺替えていた。ま
た、その金属折板屋根には、通常、瓦棒葺屋根における
木毛板の様な野地板が存在しない、これがため、老朽化
して腐食が進んだ場合、既設折板が屋内へ脱落する危険
性が産生していた。
、或いは腐蝕したりして雨水が室内に浸入するようにな
ると、新たな屋根に葺替える必要が生じ、その金属折板
屋根を全面的に撤去して新たな屋根に葺替えていた。ま
た、その金属折板屋根には、通常、瓦棒葺屋根における
木毛板の様な野地板が存在しない、これがため、老朽化
して腐食が進んだ場合、既設折板が屋内へ脱落する危険
性が産生していた。
このように老朽化しても、会社、工場等の稼動効率性、
設備品、製品等の保護等のために、葺替えをしないで、
しかも、老朽化して腐食が進んだ既設折板部分が屋内へ
脱落することを防止しつつ、その腐食促進も防止ができ
る。補修する屋根が切望されている。
設備品、製品等の保護等のために、葺替えをしないで、
しかも、老朽化して腐食が進んだ既設折板部分が屋内へ
脱落することを防止しつつ、その腐食促進も防止ができ
る。補修する屋根が切望されている。
〔問題点を解決するための手段]
そこで発明者は、前記問題点等を解決すべく鋭意、研究
を重ねた結果、本発明を、既設折板屋根と、支持具の被
嵌合部に嵌合され、上側に適宜の間隔を有して葺成され
た。少なくとも1山おきの嵌合山形部の頂面付近に注入
孔を存する新設嵌合折板屋根とからなり、スペーサ材は
、注入孔がない新設嵌合折板屋根の頂面と、これに対応
する既設折板屋根の頂面との間に介在され、注入孔より
注入された注入発泡樹脂は前記間隔的全体に充填されて
なる補修折板屋根としたことにより、老朽化して腐食が
進んでも、既設折板部分の屋内への脱落防止、腐食促進
の防止、結露発生の防止等ができ、前記の問題点等を解
決したものである。
を重ねた結果、本発明を、既設折板屋根と、支持具の被
嵌合部に嵌合され、上側に適宜の間隔を有して葺成され
た。少なくとも1山おきの嵌合山形部の頂面付近に注入
孔を存する新設嵌合折板屋根とからなり、スペーサ材は
、注入孔がない新設嵌合折板屋根の頂面と、これに対応
する既設折板屋根の頂面との間に介在され、注入孔より
注入された注入発泡樹脂は前記間隔的全体に充填されて
なる補修折板屋根としたことにより、老朽化して腐食が
進んでも、既設折板部分の屋内への脱落防止、腐食促進
の防止、結露発生の防止等ができ、前記の問題点等を解
決したものである。
以下、本発明の実施例を第1図乃至第10図に基づいて
説明する。
説明する。
Aは既設折板屋根であって、底部1と山形部2とが連続
するように構成されている。具体的には、重合式の折板
屋根板A1にて構成されている。該折板屋根板A、は、
第2図に示すように、底部1の両側に山形部2.2が形
成されていたり、底部1と山形部2とが複数連続するよ
うに構成され、且つ幅方向の最外側には山形部2,2が
形成されている。その折板屋根板A、における山形部2
の外側片の高さは僅かに形成されていることが多い。
するように構成されている。具体的には、重合式の折板
屋根板A1にて構成されている。該折板屋根板A、は、
第2図に示すように、底部1の両側に山形部2.2が形
成されていたり、底部1と山形部2とが複数連続するよ
うに構成され、且つ幅方向の最外側には山形部2,2が
形成されている。その折板屋根板A、における山形部2
の外側片の高さは僅かに形成されていることが多い。
その既設折板屋根Aは、既に老朽化した折板屋根は当然
に含まれるし、比較的新しい屋根も既設折板屋根Aとし
て含まれ、老朽化屋根のみに限定されない。
に含まれるし、比較的新しい屋根も既設折板屋根Aとし
て含まれ、老朽化屋根のみに限定されない。
その既設折板屋根Aは、折板層11板A+ 、AI 。
・・・が梁等の構造材3に固着されて構成されている。
具体的には、構造材3上に直接に固着される場合には、
第2図等に示すように、折板屋根板A1の底部lがボル
ト・ナツト4等にて構造材3に固着されている。また、
第10図に示すように、構造材3上の受金具5に、折板
屋根板A1が固着されている。
第2図等に示すように、折板屋根板A1の底部lがボル
ト・ナツト4等にて構造材3に固着されている。また、
第10図に示すように、構造材3上の受金具5に、折板
屋根板A1が固着されている。
Bは新設嵌合折板屋根であって、嵌合折板屋根板B1の
みにて構成されており、前記既設折板屋根Aと同等断面
で、底部6と嵌合山形部7とが連続するように構成され
ている。該嵌合山形部7の両側面の上方には、凹状又は
凸状に嵌合部8.8が屈曲形成されている。該嵌合部8
の実施例としては、第2図等に示すように、表面側から
見て凹状をなし、その嵌合山形部7の両側面に略直角に
内方に屈曲して、この内端より下方下向きに傾斜状に形
成された略断面直角三角形状をなしている。
みにて構成されており、前記既設折板屋根Aと同等断面
で、底部6と嵌合山形部7とが連続するように構成され
ている。該嵌合山形部7の両側面の上方には、凹状又は
凸状に嵌合部8.8が屈曲形成されている。該嵌合部8
の実施例としては、第2図等に示すように、表面側から
見て凹状をなし、その嵌合山形部7の両側面に略直角に
内方に屈曲して、この内端より下方下向きに傾斜状に形
成された略断面直角三角形状をなしている。
その新設嵌合折板層mBを構成する単位の嵌合折板屋根
板B、は、第2図等に示すように、中間では底部6と嵌
合山形部7とが連続しているが、最両側の嵌合山形部7
,7は、−側の嵌合山形部7の両側面の上方に上側嵌合
部8a、8aが、他方の両側面の上方に下側嵌合部8b
、8bが屈曲形成されている。これによって、葺成した
ときに、下側嵌合部8b、8bに上側嵌合部8a、8a
が嵌合されて嵌合部8が構成されている。また、実施例
では凹状の嵌合部8であるが、凸状の嵌合部8であって
も、嵌合が可能であれば実施例の形状に限定されない。
板B、は、第2図等に示すように、中間では底部6と嵌
合山形部7とが連続しているが、最両側の嵌合山形部7
,7は、−側の嵌合山形部7の両側面の上方に上側嵌合
部8a、8aが、他方の両側面の上方に下側嵌合部8b
、8bが屈曲形成されている。これによって、葺成した
ときに、下側嵌合部8b、8bに上側嵌合部8a、8a
が嵌合されて嵌合部8が構成されている。また、実施例
では凹状の嵌合部8であるが、凸状の嵌合部8であって
も、嵌合が可能であれば実施例の形状に限定されない。
その新設嵌合折板層mBは、これを構成する単位の嵌合
折板屋根板B、の嵌合部8.8が、支持具9の被嵌合部
9a、9aに嵌合され、前記既設折板層IA上とで適宜
の間隔10を有して葺成されている。
折板屋根板B、の嵌合部8.8が、支持具9の被嵌合部
9a、9aに嵌合され、前記既設折板層IA上とで適宜
の間隔10を有して葺成されている。
その支持具9は、第2図に示すような、前記受金具5と
同様な山形形状をなしたり、或いは第1O図に示すよう
に、門形状をなすこともある。その第2図の支持具9を
使用する場合には、折板屋根板A、、A、、・・・が梁
等の構造材3上に直接に固着されているときで、そのボ
ルト・ナツト4を利用して固着されている。また、第1
0図の支持具9を使用する場合には、折板屋根IA+
、AI 。
同様な山形形状をなしたり、或いは第1O図に示すよう
に、門形状をなすこともある。その第2図の支持具9を
使用する場合には、折板屋根板A、、A、、・・・が梁
等の構造材3上に直接に固着されているときで、そのボ
ルト・ナツト4を利用して固着されている。また、第1
0図の支持具9を使用する場合には、折板屋根IA+
、AI 。
・・・が受金具5を介して固着されているときで、該受
金具5箇所の山形部2外面に両脚部がリベット等で固着
されている。或いは、その支持具9の両脚部が、折板屋
根板A1の上からボルト等にて受金具5に固着されるこ
ともある。
金具5箇所の山形部2外面に両脚部がリベット等で固着
されている。或いは、その支持具9の両脚部が、折板屋
根板A1の上からボルト等にて受金具5に固着されるこ
ともある。
また、新設嵌合折板屋根Bの少なくとも1山おきの嵌合
山形部7の頂面7a又はこの頂面7a付近の嵌合山形部
7の上部には、注入孔11が、その嵌合山形部7の長手
方向に適宜のピッチ(例えば、約3m程度)を有して多
数穿設されている。
山形部7の頂面7a又はこの頂面7a付近の嵌合山形部
7の上部には、注入孔11が、その嵌合山形部7の長手
方向に適宜のピッチ(例えば、約3m程度)を有して多
数穿設されている。
その嵌合山形部7の頂面7a及び頂面7a付近の嵌合山
形部7の上部を併せて頂面7a付近という。
形部7の上部を併せて頂面7a付近という。
少なくとも1山おきにの具体的実施例は、第1図等に示
すように、新設嵌合折板屋根Bの1山おきの嵌合山形部
7の頂面7a付近に注入孔11が穿設されたり、図示し
ないが、新設嵌合折板屋根Bの2山以上おいての嵌合山
形部7の頂面7a付近に注入孔11が穿設されている。
すように、新設嵌合折板屋根Bの1山おきの嵌合山形部
7の頂面7a付近に注入孔11が穿設されたり、図示し
ないが、新設嵌合折板屋根Bの2山以上おいての嵌合山
形部7の頂面7a付近に注入孔11が穿設されている。
さらに、該注入孔11は、第5図に示すように、新設嵌
合折板屋根Bを葺成後に、ホールソー等にて穿設された
り、或いは第6図に示すように、予め、工場等にて嵌合
折板屋根板B、の嵌合山形部7の頂面7a付近に注入孔
11が穿設されることもある。
合折板屋根Bを葺成後に、ホールソー等にて穿設された
り、或いは第6図に示すように、予め、工場等にて嵌合
折板屋根板B、の嵌合山形部7の頂面7a付近に注入孔
11が穿設されることもある。
12は長尺な合成樹脂等のスペーサ材であって、第1図
、第2図、第5図乃至第8図に示すように、注入孔11
が穿設されない新設嵌合折板屋根Bの嵌合山形部7の頂
面7aの下面側と、該頂面7aに対応する。前記既設折
板屋根Aの山形部2の頂面2a上との間に略密閉状に介
在されている。
、第2図、第5図乃至第8図に示すように、注入孔11
が穿設されない新設嵌合折板屋根Bの嵌合山形部7の頂
面7aの下面側と、該頂面7aに対応する。前記既設折
板屋根Aの山形部2の頂面2a上との間に略密閉状に介
在されている。
13は注入発泡樹脂で、前記注入孔11より既設折板屋
根Aと新設嵌合折板屋根Bとの間隔IOに注入され、該
間隔10内全体に充填されている。
根Aと新設嵌合折板屋根Bとの間隔IOに注入され、該
間隔10内全体に充填されている。
注入発泡樹脂I3の粘着力にて、既設折板屋根Aの表面
(上面)と新設嵌合折板屋根Bの下面とが接着状態にな
るように構成されている。
(上面)と新設嵌合折板屋根Bの下面とが接着状態にな
るように構成されている。
具体的な施工としては、両側にスペーサ材12゜12間
の前記間隔10内に、新設嵌合折板屋根Bの上から、注
入発泡樹脂13の注入装置からの注入ホースhを差し込
んで、注入発泡樹脂13を注入する(第7図乃至第9図
参照)、該注入量については、その注入孔11からの目
視又は装置の目盛りにて計測する0間隔10中に適宜の
量販上になったことを確認して放置すると、発泡してそ
のスペーサ材12.12間の間隔10内全体に充満状態
に充填される。
の前記間隔10内に、新設嵌合折板屋根Bの上から、注
入発泡樹脂13の注入装置からの注入ホースhを差し込
んで、注入発泡樹脂13を注入する(第7図乃至第9図
参照)、該注入量については、その注入孔11からの目
視又は装置の目盛りにて計測する0間隔10中に適宜の
量販上になったことを確認して放置すると、発泡してそ
のスペーサ材12.12間の間隔10内全体に充満状態
に充填される。
この注入施工は、注入発泡樹脂13は粘性があり、だれ
て流下するため、軒先側から線側に又は屋根勾配の下側
より上側に向かって順次行うことが、より充満度を増す
ために好ましい。また、既設折板屋根Aの上面への注入
発泡樹脂13の接着力等をより増加等させるため、該上
面を成る程度のケレン加工(研磨加工)することが好適
である。
て流下するため、軒先側から線側に又は屋根勾配の下側
より上側に向かって順次行うことが、より充満度を増す
ために好ましい。また、既設折板屋根Aの上面への注入
発泡樹脂13の接着力等をより増加等させるため、該上
面を成る程度のケレン加工(研磨加工)することが好適
である。
その注入発泡樹脂13としては、ウレタン発泡注入剤、
イソシアネート発泡注入剤、フェノール樹脂発泡注入剤
、シリコンゴム発泡注入剤、ユリア樹脂発泡注入剤等で
ある。
イソシアネート発泡注入剤、フェノール樹脂発泡注入剤
、シリコンゴム発泡注入剤、ユリア樹脂発泡注入剤等で
ある。
14は長尺な金属製のキャップ材であって、第2図等に
示すように、台形山部状をなし、両側端部に嵌合部14
a、14aが形成されている。そのキャップ材14は、
新設嵌合折板屋根Bの嵌合山形部7の頂面7aの注入孔
11,11.・・・箇所を覆うようにして嵌合されてい
る。即ち、キャップ材14の嵌合部14a、14aが、
嵌合山形部7の嵌合部8,8に嵌合される。
示すように、台形山部状をなし、両側端部に嵌合部14
a、14aが形成されている。そのキャップ材14は、
新設嵌合折板屋根Bの嵌合山形部7の頂面7aの注入孔
11,11.・・・箇所を覆うようにして嵌合されてい
る。即ち、キャップ材14の嵌合部14a、14aが、
嵌合山形部7の嵌合部8,8に嵌合される。
そのキャップ材14は必要に応じて設けられるもので、
注入発泡樹脂13が独立発泡の場合には、そのままにし
ても雨水が浸入することもないため、設けない場合も多
い、また、該キャップ材14の替わりに、注入孔11,
11.・・・を塞ぐのに、第4図に示すようなラベル状
の耐候性を有するシート片15を貼着することある。
注入発泡樹脂13が独立発泡の場合には、そのままにし
ても雨水が浸入することもないため、設けない場合も多
い、また、該キャップ材14の替わりに、注入孔11,
11.・・・を塞ぐのに、第4図に示すようなラベル状
の耐候性を有するシート片15を貼着することある。
本発明においては、既設折板屋根Aと、支持具9の被嵌
合部9a、9aに嵌合され、上側に適宜の間隔lOを有
して葺成された。少なくとも1山おきの嵌合山形部7の
頂面7a付近に注入孔11を有する新設嵌合折板屋根B
とからなり、スペーサ材12は、注入孔11がない新設
嵌合折板屋根8の頂面7aと、これに対応する既設折板
屋根Aの頂面2aとの間に介在され、注入孔11より注
入された注入発泡樹脂13は前記間隔10内全体に充填
されてなる補修折板屋根としたことにより、第1に既設
折板屋根Aが老朽化して腐食が進んでも、既設折板部分
の屋内への脱落防止ができ、第2に腐食促進の防止がで
き、第3に断熱効率が勝れ、結露発止の防止等ができ、
第4に充填効率が極めて良好にでき、第5に撤去処理の
必要がなく工場等が稼動状態のまま補修(改修)ができ
、第6に新設嵌合折板屋根Bを敷設することで、屋根デ
ザインを変化させたものにできると共に、ボルトレスの
上下方向の嵌合施工という極めて簡易かつ迅速な施工が
できる等の効果を奏する。
合部9a、9aに嵌合され、上側に適宜の間隔lOを有
して葺成された。少なくとも1山おきの嵌合山形部7の
頂面7a付近に注入孔11を有する新設嵌合折板屋根B
とからなり、スペーサ材12は、注入孔11がない新設
嵌合折板屋根8の頂面7aと、これに対応する既設折板
屋根Aの頂面2aとの間に介在され、注入孔11より注
入された注入発泡樹脂13は前記間隔10内全体に充填
されてなる補修折板屋根としたことにより、第1に既設
折板屋根Aが老朽化して腐食が進んでも、既設折板部分
の屋内への脱落防止ができ、第2に腐食促進の防止がで
き、第3に断熱効率が勝れ、結露発止の防止等ができ、
第4に充填効率が極めて良好にでき、第5に撤去処理の
必要がなく工場等が稼動状態のまま補修(改修)ができ
、第6に新設嵌合折板屋根Bを敷設することで、屋根デ
ザインを変化させたものにできると共に、ボルトレスの
上下方向の嵌合施工という極めて簡易かつ迅速な施工が
できる等の効果を奏する。
これらの効果について詳述すると、まず、注入発泡樹脂
13はある程痩の粘性を有しているため、これが既設折
板屋根Aと新設嵌合折板屋根Bとの間隔10内全体に充
填されると、その注入発泡樹脂13にて既設折板屋根A
の上面と新設嵌合折板屋根Bの下面とを接着接合する作
用をなし、この接着が既設折板屋根A表面全体に亘り、
該既設折板屋根Aの自重に近い又はこれ以上の接着力を
有することにもなり、これがため、既設折板屋根Aは新
設嵌合折板屋IIBの下面に、強力に掛着されたことと
同様となり、既設折板屋根Aが老朽化して腐食が進んで
も、既設折板部分の屋内への脱落防止ができる効果があ
る。
13はある程痩の粘性を有しているため、これが既設折
板屋根Aと新設嵌合折板屋根Bとの間隔10内全体に充
填されると、その注入発泡樹脂13にて既設折板屋根A
の上面と新設嵌合折板屋根Bの下面とを接着接合する作
用をなし、この接着が既設折板屋根A表面全体に亘り、
該既設折板屋根Aの自重に近い又はこれ以上の接着力を
有することにもなり、これがため、既設折板屋根Aは新
設嵌合折板屋IIBの下面に、強力に掛着されたことと
同様となり、既設折板屋根Aが老朽化して腐食が進んで
も、既設折板部分の屋内への脱落防止ができる効果があ
る。
ひいては、老朽化が進んだ既設折板屋根Aへの安全性の
確保にもできる。
確保にもできる。
さらに、その既設折板屋根Aの老朽化して腐食が進んで
も、この表面に、注入発泡樹脂13を載置接着状態にす
ると、既設折板屋根Aの表面は真空状態となり、酸化作
用を遮断し、これがため腐食作用を防止できる利点もあ
る。
も、この表面に、注入発泡樹脂13を載置接着状態にす
ると、既設折板屋根Aの表面は真空状態となり、酸化作
用を遮断し、これがため腐食作用を防止できる利点もあ
る。
また、既設折板屋IIAと新設嵌合折板屋根Bとの間隔
10内全体に注入発泡樹脂13が充填されると、その上
下二層の屋根間には、空気が殆ど流通することもなくな
り、内部結露がなくなる利点がある。これによって、断
熱性能を格段と増加させることができる効果がある。
10内全体に注入発泡樹脂13が充填されると、その上
下二層の屋根間には、空気が殆ど流通することもなくな
り、内部結露がなくなる利点がある。これによって、断
熱性能を格段と増加させることができる効果がある。
特に、本発明では、新設嵌合折板屋lIBの少なくとも
1山おきの嵌合山形部7の頂面7a付近に注入孔11を
有し、スペーサ材12は、注入孔11がない新設嵌合折
板屋根Bの頂面7aと、これに対応する既設折板屋根A
の頂面2aとの間に介在されているため、注入発泡樹脂
13が充填されるのは、間隔10内で、しかも対向する
スペーサ材12.12内であるため、その注入発泡樹脂
13を、一定幅で折板屋根の長手方向に確実に充填でき
、これにより、全体屋根も、まんべんなく充填できるた
め、簡易かつ迅速で、且つ極めて効率の良い充填ができ
る効果がある。
1山おきの嵌合山形部7の頂面7a付近に注入孔11を
有し、スペーサ材12は、注入孔11がない新設嵌合折
板屋根Bの頂面7aと、これに対応する既設折板屋根A
の頂面2aとの間に介在されているため、注入発泡樹脂
13が充填されるのは、間隔10内で、しかも対向する
スペーサ材12.12内であるため、その注入発泡樹脂
13を、一定幅で折板屋根の長手方向に確実に充填でき
、これにより、全体屋根も、まんべんなく充填できるた
め、簡易かつ迅速で、且つ極めて効率の良い充填ができ
る効果がある。
これを、さらに詳述すると、折板屋根は比較的大きな波
形に形成されており、平坦状とは異なり、折板屋根の幅
方向の一側からのみでは到底まんべんなく注入すること
は不可能であることが実験的に判明している。このため
、本発明では、特に、スペーサ材12.12にて、一定
幅に制限し、且つ流動性の良好な折板屋根の長手方向の
みに注入することで、全体施工としてみると、上下2層
間の密閉充填化が確実にできる効果がある。
形に形成されており、平坦状とは異なり、折板屋根の幅
方向の一側からのみでは到底まんべんなく注入すること
は不可能であることが実験的に判明している。このため
、本発明では、特に、スペーサ材12.12にて、一定
幅に制限し、且つ流動性の良好な折板屋根の長手方向の
みに注入することで、全体施工としてみると、上下2層
間の密閉充填化が確実にできる効果がある。
さらに、頂面7a付近に注入孔11を設け、該注入孔1
1から注入したことで、注入発泡樹脂13が間隔10内
で、発泡したときに、注入孔11から溢れる量は僅かで
、注入発泡樹脂13が無駄にならず、特に、新設嵌合折
板屋根Bの嵌合山形部7の上側までも、まんべんなく充
填可能にできる利点がある。
1から注入したことで、注入発泡樹脂13が間隔10内
で、発泡したときに、注入孔11から溢れる量は僅かで
、注入発泡樹脂13が無駄にならず、特に、新設嵌合折
板屋根Bの嵌合山形部7の上側までも、まんべんなく充
填可能にできる利点がある。
以上のように本発明では、既設折板屋根Aをそのままに
して補修(改修)するため、建築物(工場、会社1体育
館等)の機能を損なうことなく施工できる利点も当然に
奏する。
して補修(改修)するため、建築物(工場、会社1体育
館等)の機能を損なうことなく施工できる利点も当然に
奏する。
また、新設嵌合折板屋根Bは嵌合式でボルトレスの折板
屋根となるが、既設折板屋根Aとは僅かに異なった外観
にできると共に、上下方向の嵌合による施工(実際には
作業員が乗って荷重を加えることのみで嵌合可能)であ
るため、該施工が極めて簡易かつ迅速にできる利点があ
る。
屋根となるが、既設折板屋根Aとは僅かに異なった外観
にできると共に、上下方向の嵌合による施工(実際には
作業員が乗って荷重を加えることのみで嵌合可能)であ
るため、該施工が極めて簡易かつ迅速にできる利点があ
る。
なお、キャップ材14を、新設嵌合折板屋根Bの注入孔
11,11.・・・が存する嵌合山形部7の上部に被覆
嵌合すれば、補修折板屋根の水密化は確実になるのみな
らず、注入孔11.11.・・・は被覆され、外観も好
適にできる利点がある。
11,11.・・・が存する嵌合山形部7の上部に被覆
嵌合すれば、補修折板屋根の水密化は確実になるのみな
らず、注入孔11.11.・・・は被覆され、外観も好
適にできる利点がある。
図面は本発明の実施例を示すものであって、その第1図
は本発明の一部平面図、第2図は第1図■−■矢視断面
図、第3図は新設嵌合折板屋根の頂面個所の一部斜視図
、第4図は本発明の要部断面図、第5図は新設嵌合折板
屋根の頂面に注入孔を穿設する状態図、第6図は予め注
入孔を有した新設嵌合折板屋根板による施工状態図、第
7図は既設折板屋根と新設嵌合折板屋根との間隔内に注
入発泡樹脂を注入する状態の斜視図、第8図は第7図の
縦断正面略示図、第9図は第7図の縦断側面図、第10
図は本発明の別の寞施例の断面図である。 A・・・・・・既設折板屋根、B・・・・・・新設嵌合
折板屋根、2a、7a・・・・・・頂面、 7・・・
・・・嵌合山形部、9・・・・・・支持具、 9a
・・・・・・被嵌合部、10・・・・・・間隔、
11・・・・・・注入孔、12・・・・・・スペー
サ材、 13・・・・・・注入発泡樹脂。
は本発明の一部平面図、第2図は第1図■−■矢視断面
図、第3図は新設嵌合折板屋根の頂面個所の一部斜視図
、第4図は本発明の要部断面図、第5図は新設嵌合折板
屋根の頂面に注入孔を穿設する状態図、第6図は予め注
入孔を有した新設嵌合折板屋根板による施工状態図、第
7図は既設折板屋根と新設嵌合折板屋根との間隔内に注
入発泡樹脂を注入する状態の斜視図、第8図は第7図の
縦断正面略示図、第9図は第7図の縦断側面図、第10
図は本発明の別の寞施例の断面図である。 A・・・・・・既設折板屋根、B・・・・・・新設嵌合
折板屋根、2a、7a・・・・・・頂面、 7・・・
・・・嵌合山形部、9・・・・・・支持具、 9a
・・・・・・被嵌合部、10・・・・・・間隔、
11・・・・・・注入孔、12・・・・・・スペー
サ材、 13・・・・・・注入発泡樹脂。
Claims (1)
- (1)既設折板屋根と、支持具の被嵌合部に嵌合され、
上側に適宜の間隔を有して葺成された、少なくとも1山
おきの嵌合山形部の頂面付近に注入孔を有する新設嵌合
折板屋根とからなり、スペーサ材は、注入孔がない新設
嵌合折板屋根の頂面と、これに対応する既設折板屋根の
頂面との間に介在され、注入孔より注入された注入発泡
樹脂は前記間隔内全体に充填されてなることを特徴とし
た補修折板屋根。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29778787A JPH01142155A (ja) | 1987-11-27 | 1987-11-27 | 補修析板屋根 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29778787A JPH01142155A (ja) | 1987-11-27 | 1987-11-27 | 補修析板屋根 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01142155A true JPH01142155A (ja) | 1989-06-05 |
Family
ID=17851166
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29778787A Pending JPH01142155A (ja) | 1987-11-27 | 1987-11-27 | 補修析板屋根 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH01142155A (ja) |
-
1987
- 1987-11-27 JP JP29778787A patent/JPH01142155A/ja active Pending
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