JPH0114179B2 - - Google Patents

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Publication number
JPH0114179B2
JPH0114179B2 JP56102687A JP10268781A JPH0114179B2 JP H0114179 B2 JPH0114179 B2 JP H0114179B2 JP 56102687 A JP56102687 A JP 56102687A JP 10268781 A JP10268781 A JP 10268781A JP H0114179 B2 JPH0114179 B2 JP H0114179B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
blow
parison
pressure
relief valve
air
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP56102687A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS582227A (ja
Inventor
Tatsuo Ento
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ishizuka Glass Co Ltd
Original Assignee
Ishizuka Glass Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ishizuka Glass Co Ltd filed Critical Ishizuka Glass Co Ltd
Priority to JP10268781A priority Critical patent/JPS582227A/ja
Publication of JPS582227A publication Critical patent/JPS582227A/ja
Publication of JPH0114179B2 publication Critical patent/JPH0114179B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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  • Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、滑らかで美しい表面を持つタンブラ
ーの如き中空ガラスをブロー成形する装置の改良
に関するものである。
従来、タンブラー等の中空ガラスをブロー成形
するには、円板状あるいは筒状のパリソンをブロ
ーモールド内に置き、その口部にブローヘツドを
当てて600〜2000mmAq程度のブローエアを吹き込
んでパリソンを所定形状に吹成する装置が用いら
れてきた。ところがこの方法によればパリソン内
部に吹き込まれたブローエアはそのままパリソン
内部にとどまるために熱の逃げ場がなく、成形速
度や低く抑えられるうえ、ブローモールドの内面
形状にそつて膨脹したガラスが600〜2000mmAqの
の圧力でブローモールドに押し付けられるため
に、特にブローモールドとパリソンとの間に相対
回転が与えられる回転ブロー成形を行なう場合に
は成形された製品表面にリング状の模様が形成さ
れて外観を損なう欠点があつた。
このような欠点を解決するため、パリソンの膨
脹が完了した後はブローエアの圧力を下げたり、
あるいは内部を大気圧に開放する方法も試みられ
たが、製品形状,肉厚,パリソン温度等が種々変
化するのでそのタイミングを正確に設定すること
は極めて困難であつて実用性に乏しかつた。
本発明は上記のような従来技術の欠点を解決す
るためになされたものであり、ブローモールド内
に置かれたパリソンの内部にブローエアを吹き込
むためのブローヘツドにブローエア排出口を形成
するとともに、この排出路をブロー成形中のパリ
ソン内部圧力が水柱40〜100mmの低圧に維持でき
るよう水柱40〜100mmの低圧で作動するように設
定されたリリーフ弁に接続したことを特徴とする
ものである。
以下に本発明を図示の実施例により更に詳細に
説明すると、図中1はタンブラー成形用のブロー
モールドであり、その上面にリング2に支持され
たパリソン3が載せられている。4はブローヘツ
ドであり、シリンダ6のピストン7に固定された
パイプ8の下端に取付けられている。パイプ8の
内部には第二のパイプ9があり、その下端はブロ
ーヘツド4の下方に突出してブローノズル5とな
つている。そしてこれらのパイプ8,9の上端に
はアダプタ10が設けられており、内部のパイプ
9には600〜2000mmAqの圧縮空気が供給される。
この空気の圧力はブロー成形されるガラス製品に
よつて調節されるべきであるが、平均肉厚が2mm
前後のタンブラーの場合には1000mmAqに設定す
れば良い。上記したパイプ8とパイプ9との間隙
はブローヘツド4の下面に開口しており、ブロー
エア排出路11を形成している。この排出路11
の上端はアダプタ10につながつており、更にそ
の先端にはリリーフ弁12が接続されている。こ
のリリーフ弁は100mmAq以下の低圧を設定するこ
とができるものであれば、水頭を利用した形式、
ダイアフラム式、バネ式等の任意の形式のものを
採用することができる。本実施例においては、パ
イプの先端を水中に50mm挿入することにより50mm
Aqの圧力を設定した水頭式のリリーフ弁を採用
した。
次に本装置の作動につき説明する。先ずブロー
モールド1の上面に、リング2に支持されたパリ
ソン3が載せられ、次にシリンダ6の作用により
ブローヘツド4がパリソン3の口部に押し当てら
れる。次に内側のパイプ9に1000mmAqの圧縮空
気が導入されると、この圧縮空気はブローノズル
5からパリソン3の内部に吹き出し、パリソン3
を膨脹させていく。パリソン3が膨脹中は、パリ
ソン3の内部の圧力はさほど上昇しないが、パリ
ソン3が第2図に示されるようにブローモールド
1の内面に密着するに至ると、パリソン3の内圧
は次第に上昇していく。そしてその内圧がリリー
フ弁12で設定された50mmAqを越えると、パリ
ソン3の内部のブローエアはブローエア排出路1
1を経てリリーフ弁12から大気中に放出され
る。この結果、パリソン3の内部には第2図に矢
印で示したような空気流が形成されることとな
り、パイプ9からブローエアの吹込みが継続して
いる間、内部冷却が行なわれることとなる。ま
た、パリソン3の内圧は50mmAqを越えることが
ないので、成形されたガラスブローモールド1の
内表面に強く押し付けられることがなく、特にブ
ローモールド1とパリソン3との間に相対回転が
与えられる回転ブローの場合にも、リング状の模
様が製品表面に形成されることがなくなり美しい
肌のタンブラーが得られた。
以上に説明したとおり、本発明のブロー成形装
置はブローヘツドにブローエア排出路を形成した
ので、ブローエアが外部へ放出され、成形された
パリソンの内面の冷却が有効に行なわれて成形速
度を向上させることが可能となつた。実験の結
果、従来のブローヘツドを使用した場合に比較し
て成形速度は5%以上向上する。また、本発明の
ブロー成形装置は、ブローエア排出路を100mmAq
以下の低圧に設定されたリリーフ弁に接続したの
で、パリソンの内圧がこの設定圧力に維持され、
従来のように強い力でガラスがブローモールドの
内表面に押し付けられることがなくなつた。この
結果、成形されたガラス表面は滑らかで美しくな
り、実験の結果、従来の装置により回転ブロー成
形したタンブラーにおいては、1mm当り約5〜
7μの凹凸があつたのに対して、本発明装置によ
る場合は、1mm当りの凹凸は3〜4μとなること
がわかつた。
なお、リリーフ弁の設定圧の上限を100mmAqと
したのは、これ以上の圧力となると成形されたガ
ラス表面の凹凸が次第に大きくなるからである。
また設定圧の下限は40mmAq程度とすることが好
ましく、これ以下の圧力に設定した場合には、パ
リソンを膨脹させるに必要な圧力である40〜60mm
Aqのパリソン内圧が得られない場合が生ずるこ
とがある。
このように、本発明装置においては低圧に設定
されたリリーフ弁を介してブローエアが大気中に
放出されるので、ブローエアの圧力を比較的自由
に上昇させることが可能となり、これによりブロ
ーエアの流量を自由にコントロールできるのでそ
れぞれのガラスに適した内部冷却を行なうことが
できる利点もある。更にまた、リリーフ弁はパリ
ソン膨脹工程の終了による内圧上昇をそれ自身で
確実にキヤツチして弁を開放するので、内圧を低
下させるためのタイミング設定等は一切不要であ
り、しかもパリソン膨脹に必要な圧力は確保され
るので成形は円滑に行なわれる利点もある。この
ように、本発明は従来技術の欠点を完全に解決し
たものであつて、特にタンブラー等の肉薄品の回
転ブロー成形のための装置として業界界に寄与す
るところは大きい。
【図面の簡単な説明】
図面はいずれも実施例の装置の中央縦断面図で
あり、第1図はパリソン膨脹工程を、また第2図
はパリソン膨脹が完了し、内部冷却が行なわれて
いる工程を示す。 1:ブローモールド、3:パリソン、4:ブロ
ーヘツド、11:ブローエア排出路、12:リリ
ーフ弁。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 ブローモールド内に置かれたパリソンの内部
    にブローエアを吹き込むためのブローヘツドにブ
    ローエア排出路を形成するとともに、この排出路
    をブロー成形中のパリソン内部圧力が水柱40〜
    100mmの低圧に維持できるよう水柱40〜100mmの低
    圧で作用するように設定されたリリーフ弁に接続
    したことを特徴とするタンブラー等の中空ガラス
    のブロー成形装置。
JP10268781A 1981-06-30 1981-06-30 ガラスのブロ−成形装置 Granted JPS582227A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10268781A JPS582227A (ja) 1981-06-30 1981-06-30 ガラスのブロ−成形装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10268781A JPS582227A (ja) 1981-06-30 1981-06-30 ガラスのブロ−成形装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS582227A JPS582227A (ja) 1983-01-07
JPH0114179B2 true JPH0114179B2 (ja) 1989-03-09

Family

ID=14334148

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10268781A Granted JPS582227A (ja) 1981-06-30 1981-06-30 ガラスのブロ−成形装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS582227A (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5325014U (ja) * 1976-08-09 1978-03-03
JPS5771828A (en) * 1980-10-22 1982-05-04 Hoya Corp Manufacturing of hollow glass article

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5325014U (ja) * 1976-08-09 1978-03-03
JPS5771828A (en) * 1980-10-22 1982-05-04 Hoya Corp Manufacturing of hollow glass article

Also Published As

Publication number Publication date
JPS582227A (ja) 1983-01-07

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