JPH01141231A - 軸受 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は軸受の構造に関し、特に転動体と軌道輪間に設
けられるシールの構造に特徴を有する軸受に関する。

［従来の技術］ 従来、この種の軸受は、第４図に示すように軌道輪であ
る内輪１及び外輪２と、転動体である玉３と、玉３を保
持するための保持器４と、玉３と保持器４を軌道輪１，
２の中に密封するためのシール５ａとを備えて構成され
ている。また通常軸受の内部には軸受を潤滑するための
グリース１３が設けられており、このグリース１３によ
って軸受を構成する内輪１、外輪２の軌道輪、玉３、及
び保持器４の相互に接触する部分の金属摩擦、摩耗を防
止している。尚、軸受の転がり寿命は、軌道輪１．２や
玉３等の転がり接触面が十分なグリース１３によって潤
滑されているときは長くなる。従ってグリース１３が劣
化、不足すると軸受内部に異常摩擦、異常摩耗が発生し
、軸受の焼付や破損を生じ、軸受を用いている装置に重
大な被害をもたらす。

［発明が解決しようとする問題点］ 上述した従来の軸受は、軸受のシール５ａが金属製シー
ルや黒色等の有色のゴム、又は樹脂製シールで形成され
ているため、１１４＋受内部の異常、即ちグリースの劣
化による変色、グリース量の不足、異物混入等を外部か
ら容易に見ることが゛できない。このため軸受が損傷し
て初めて軸受の異常が分かるという極めて重大な欠点が
あった。

［問題点を解決するための手段］ 本発明は、上記従来の問題点を解決するためになされた
もので、そのための解決手段として、軌道輪と、軌道輪
内を転動する転動体と、転動体と軌道輪間に設けられた
シールとを備える軸受において、上記シールの一部分又
は全ての部分を、半透明又は透明な材料で形成したこと
を特徴とする軸受を提供するものである。

［実施例］ 次に、本発明の実施例について図面を参照して説明する
。

第１図は本発明の一実施例に係る軸受の縦断面図である
。

軸受７は軌道輪である内輪１及び外輪２と、転動体であ
る玉３と、玉３を保持する保持器４と、潤滑剤であるグ
リース１３と、玉３、保持Ｐ！！４、グリース１３を内
輪１と外輪２の中に密閉するためのシール５ｂとから構
成されている。

シール５ｂは、例えばプラスチック等の半透明又は透明
の材料で形成してあり、これにより軸受外部からシール
５ｂを通して軸受内部を容易に見ることができるように
なっている。

従って、軸受の長期使用及び高温高湿又は粉塵等の悪条
件下での使用により、軸受内部に使用しているグリース
１３の蒸発、飛散による量の不足、グリース１３の劣化
、または異物混入等が生じた場合には、シール５ｂを通
してその状態を認識して以下の処置をとることができる
。

例えばグリース１３の量が少い場合には、シール５ｂを
取外してグリース１３を補充する。またグリース１３が
劣化により変色している場合には、グリース１３交換し
、軸受内部が損傷しているときには軸受を交換すること
ができる。

第２図は本発明の他の実施例に係る軸受の平面図である
。

軸受７は、シール５Ｃの一部に窓状のシール５ｂを設け
た構成をとっている。シール５Ｃは、その素材を従来と
同様にし、窓状シール５ｂは、半透明又は透明の素材で
形成しである。その他の構成については第１図の軸受と
同じである。

第３図は第１図又は第２図の実施例の軸受７をコンピュ
ータの外部記憶装置として用いられている磁気ディスク
装置に適用した例を示す。

磁気ディスク装置は、アーム１１に複数個の磁気ヘッド
１２を有する磁気ヘッド組立体６と、該磁気ヘッド１２
に対向する磁気ディスク９とハブ１０を有する磁気ディ
スク組立体１４とを備えている。

磁気ヘッド組立体６及び磁気ディスク組立体１４は各々
４個の軸受７によってベース１５とハウジング８に支持
され、これにより回転又は直進運動を行いデータの読出
し、書込みを行う。また磁気ディスク装置はデータの読
出し、書込みの信頼性を上げるため、使用される部品は
数多くの高精度、高価な部品からなっている。

以上の如く軸受７を装着することにより、使用時に軸受
７が損傷され、その影響で磁気ヘッド組立体６や磁気デ
ィスク組立体１４が破損したりデータが破壊されて重大
な被害が生じる前に、軸受７の半透明又は透明のシール
５ｂを通して軸受７の状態を認識し、事１１ｆに処置を
とることができる。この結果データを破壊する可能性も
小さくなり、磁気ディスク装置の信頼性、コストダウン
の面で大きな効果を得る。

［発明の効果］ 以上説明したように本発明の軸受は、軸受に用いられる
シールの一部分、又は全ての部分を半透明又は透明な材
料で形成したため、軸受外部からシールを通して軸受内
部のグリースの状態を容易に見ることができる。この結
果グリースの量、変色、異物混入等が識別可能となり、
軸受が重大な損傷を生じる前に適切な判断ができるとい
う効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例に係る軸受の縦断面図、第２
図は本発明の他の実施例に係る軸受の平面図、第３図は
第１図又は第２図に示す軸受を磁気ディスク装置に適用
した例を示す概略図、第４図は従来の軸受の縦断面図で
ある。 １：内輪　　　　　　２：外輪 ３：玉　　　　　　　４：保持器 ５ａ：シール ５ｂ：透明又は半透明のシール ５Ｃ：シール　　　　６：磁気ヘッド組立体７：軸受　
　　　　　８：ハウジング ９二磁気デイスク　　１０：ハブ １１：アーム　　　　１２：磁気ヘッド１３ニゲリース １４：磁気ディスク組立体 １５：ベース

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 　軌道輪と、軌道輪内を転動する転動体と、転動体と軌
   道輪間に設けられたシールとを備える軸受において、 上記シールの一部分又は全ての部分を、半透明又は透明
   な材料で形成したことを特徴とする軸受。