JPH01139696A - ウレアグリースの組成物 - Google Patents

ウレアグリースの組成物

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JPH01139696A
JPH01139696A JP29614187A JP29614187A JPH01139696A JP H01139696 A JPH01139696 A JP H01139696A JP 29614187 A JP29614187 A JP 29614187A JP 29614187 A JP29614187 A JP 29614187A JP H01139696 A JPH01139696 A JP H01139696A
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alkyl
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Koyo Ozaki
幸洋 尾崎
Yasuo Shimakawa
島川 安男
Keiji Tanaka
啓司 田中
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Showa Shell Sekiyu KK
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Showa Shell Sekiyu KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 皮粟上皇肌■立顆 本発明はジウレアグリース組成物に関するものである。
特に、本発明は高滴点を有し、高温において機械的安定
性にすぐれ、熱硬化性が非常に少なく、音響特性がきわ
めて良好な高品質のジウレアグリース組成物に関するも
のである。
丈来侠歪 従来ジウレアグリースに関する文献としては例えば特公
昭46−4489号に記載されているものがあり、−触
式RNICONHR’NHCONHR(式中R1は2価
の芳香族炭化水素基、Rはシクロアルキル基を示す。)
で表わされる。特公昭55−11156号には一般式R
1NHCONHR+NHCONHR*においてR,に2
価の芳香族炭化水素基、R,、R,はシクロヘキシル基
またはC1〜C1!シクロヘキシル誘導体基、あるいは
C@”C,tのアルキル基を有するジウレア系グリース
でシクロヘキシル基またはその誘導体とアルキル基とが
ジウレアの末端のいずれかに存在しているもの゛も開示
されている。また、米国特許第3.563.894号に
はビトリレンジイソシアネートとパラトルイジン、バラ
クロロアニリンからなるジウレア化合物、第3.374
.170号にはトリレンジイソシアネートとパラトルイ
ジン、さらに第3.082.170号にはトリレンジイ
ソシアネートとパラトルイジン、パラクロロアニリンを
成分とするジウレア化合物が開示されている。低騒音ウ
レアグリースに関しては、特開昭58−185693号
にアルケニルこはく酸イミド、アルキルベンゼンスルホ
ン酸金属塩および石油スルホン酸金属塩の1種または2
種以上を含有せしめてなる騒音を改良したジウレア系グ
リースがある。
日の ゛しよ゛と る。 占 ウレア化合物で増ちょうした潤滑グリースの特徴として
耐熱性、耐酸化安定性等があげられ、高温長寿命用グリ
ースとして期待されている。しかし、市販されているウ
レアグリースは高温下における硬化現象や機械的安定性
に問題があり、改良すべき点が認められている。またウ
レアグリースはリチウム系グリースと比較すると、高温
で長時間使用できるが、音響特性が悪く、低騒音性が要
求される箇所には殆んど使用できない。
一方、グリースの使用環境は機械装置の小型化や高速化
に伴ない非常に過酷となり、高温で長時間使用でき、か
つ低騒音性に優れたものが望まれている。
本発明は、このウレアグリースにつき、従来欠点とされ
てきた高温下での熱硬化性や機械的安定性、さらに音響
特性等の改良研究を行った結果、極めて良好な諸性能を
有するウレアグリースを開発することができた。
。 占を ゛するための 本発明は、 一般式 %式% (式中R2はジフェニルメタン基、R,およびR1はそ
れぞれ炭素数8の直鎖状または分枝状の飽和アルキル基
、R3はトリレン基またはビトリレン基、R4およびR
,はそれぞれアルキル置換芳香族基またはハロゲン置換
芳香族基を示す)で表わされるジウレア化合物の混合物
であって、成分(blの配合割合は5ないし90モル%
、成分(a)の配合割合は95ないし10モル%である
増ちょう剤を鉱油または合成油に対して2〜30重量%
含有することを特徴とするウレアグリース組成物に関す
るものである。
多くのジウレアグリースは通常潤滑油中でジイソシアネ
ートと第1級アミンとの反応からなる化合物であるが、
イソシアネートおよびアミンの種類を選定することによ
り数多(のグリースが作れ、また種々の特性も大きく異
なる。
例えば、ジイソシアネートlll01に対してアルキル
モノアミン2IloIlを用いれば両末端基はアルキル
基となり、ジイソシアネート1fflolに対しアリル
モノアミン2 so j!を用いれば両末端基はアリル
基となる。またジイソシアネート1+woj!に対して
アルキルモノアミン1+oj!とアリルモノアミン1n
+oJとを用いれば両末端はそれぞれアルキル基とアリ
ル基とが導入されたグリースが作れる。このようにジウ
レアグリースは大きくわけて構造上3種類の形があげら
れる。一般にアルキル基を末端基とするジウレアグリー
スはアリル基を末端基とするジウレアグリースに比べて
耐酸化安定性や耐熱性は劣るが、稠度収率や機械的安定
性に優れる傾向にある。
しかし、これはあくまでも一般的な傾向であり、アルキ
ル基を末端基とするすべてのジウレアグリースが稠度、
収率や機械的安定性に優れているわけでもなく、アルキ
ル基を末端基とするジウレアグリースのすべてが耐熱性
に優れているわけではない。中には流動状態を示すもの
や著しい熱硬化現象を示すものも数多い。このようにジ
イソシアネートを1種類に限った場合においてもアミン
の種類によりグリースの性能が太き(変わり、またイソ
シアネートの種類を変えることによっても当然諸性能は
変化しうる。
本研究者らは数多くのジウレアグリースを試作し、試験
検討を行った結果、高滴点であり、高温での熱硬化が少
なく耐熱性や機械的安定性に優れ、さらに音響特性に優
れたジウレアグリースを見い出した。
すなわち式 (a)  R+NHCONHRJHCONHRi(b)
  RaNHCONHRsNHCONHRiで表わされ
るジウレア化合物において成分(a)のR,およびR2
は直鎖状または分枝状の飽和アルキル基で、R2はジフ
ェニルメタン基であり、成分(b)のR4およびR6は
アルキル置換芳香族基またはハロゲン置換芳香族基でR
3はトリレン基またはビトリレン基である。
本発明のウレアグリース組成物は、成分(a)と成分(
b)との混合物であって、成分中)を5ないし90モル
%、成分(a)を95ないし10モル%含むジウレア化
合物を増ちょう剤として鉱油また合成油である基油に対
して2ないし30重量%、好ましくは5ないし20重量
%含有させたものであって、きわめて優れた性能のグリ
ースである。
また、成分(b)の割合が5モル%より少ない場合には
、成分(a)と成分(′b)との混合使用の効果が少な
く、一方成分(b)の割合が90モル%を越える場合に
はちょう度、収率の点などから好ましくない。
本発明のグリースはR2がジフェニルメタン基でR+お
よびR1がオクチル基を末端基とするジウレア化合物と
R1がトリレン基またはビトリレン基でR4およびR6
がアルキル置換芳香族基またはハロゲン置換芳香族基を
末端基とするジウレア化合物とが同−増ちょう剤中に共
存することに限定されたジウレアグリースであるが、R
+およびR3またはR2並びにR4およびR8またはR
6を上記以外の化合物に変換してジウレアグリースを作
っても性能上まったく効果がない。
例えば、R1およびR3がオクチル基でR2がトリレン
基またはビトリレン基で表わされるジウレアグリースは
稠度、収率に劣り、機械的安定性が悪い。
またR3およびR3が炭素数10ないし18のアルキル
基で、R2がトリレン基またはビトリレン基ないしはジ
フェニルメタン基で表わされるジウレアグリースのほと
んどは高温での機械的安定性が悪い。さらに、R4およ
びR6がアルキル置換芳香族基またはハロゲン置換芳香
族基で、R2がジフェニルメタン基で表わされるジウレ
アグリースは音響特性が非常に悪い。
本発明のグリースは成分(a)および成分(b)を組合
せることにより成分(a)単独の欠点と成分(b)単独
の欠点が完全に取り除かれている。
例えば、R1およびR1のオクチル基とR2のジフェニ
ルメタン基で表わされる成分(a)を含むジウレアグリ
ースは単独で増ちょう効果や機械的安定性さらに音響特
性が優れているが、増ちょう剤量が減すると滴点の降下
が認められる。一方、R4およびR&がアルキル置換芳
香族基またはハロゲン置換芳香族基でR3がトリレン基
またはビトリレン基で表わされる成分中)を含むジウレ
アグリースは単独で高滴点であり、熱に対して非常に安
定しており、比較的音響特性も良い。しかし、稠度、収
率や機械的安定性に劣る欠点がある。これら両グリース
の増ちょう剤の成分である成分(a)および成分中)を
組合せ同−増ちょう剤中に共存させることにより両者の
優れた性能を最大に引き出した極めて優れた性能のジウ
レアグリースが得られる。
またこの潤滑グリースの性能をさらに向上させるために
酸化防止剤、防錆剤、極圧剤および耐摩耗剤等の各種の
添加剤を加えても良い。
本発明のジウレアグリースは高い満点を有し、現在市販
されているウレアグリースに比較して高温下で硬化する
傾向が少なく、また機械的安定性や音響特性に優れてい
る。
以下、実施例を掲げて本発明を説明する。また比較例を
併記し、本発明のウレアグリースの特性を明らかにした
大豊斑 第1表に示す配合割合にて成分(b)のジイソシアネー
トと60重量部の基油とをグリース釜に入れ、約80℃
に加熱し、ジイソシアネートを溶解した後、これに20
重量部の基油に溶解させた成分(blの芳香族アミンを
徐々に加えて激しく攪拌する。
約10分後、成分(a)のジフェニルメタン4.4′−
ジイソシアネートを゛加えたのちに20重量部の基油に
溶解させたオクチルアミンを加え攪拌を続ける。
ジイソシアネートとアミンとの反応により温度は上昇す
るが約30分間この状態で攪拌後、170℃まで加熱し
て反応を完結させる。その後、室温まで放冷し、混練し
てグリースを作った。実施例に示す鉱油の粘度は1lc
st(100℃)であり、ポリα−オレフィン油は12
cst  (100℃)である、各実施例のグリースの
ちょう度、滴点、シェルロール(150℃、24h)お
よび180℃における加熱後ちょう度(25℃、不混和
)並びに音響試験の結果を第1表に示した。
また、実施例1のグリースに酸化防止剤、防錆剤などの
添加剤を加えてグリースを作り(実施例10)、市販の
ウレアグリースと比較して試験を行った結果を第2表に
示した。
比較■ 第3表及び第4表に示す配合割合にてジイソシアネート
と鉱油の80重量部とをグリース釜に入れ、約80℃に
加熱し、ジイソシアネートを溶解した後、20重量部の
鉱油に溶解させたアミンを加え攪拌した。約30分間こ
の状態で攪拌を続けた後、約170℃まで加熱し反応を
完結させ、室温に放冷後、混練してグリースを作った。
各比較例の性状を第3表および第4表に示した。
試験項目の測定法は次の方法に従っておこなった。
ち  ょ  う  度 :JIS    K−2220
滴     点:JIS   K−2220シェルロー
ル:ASTM  0 1831150℃加熱後ちょう度
: JIS  K−2220に従い、A稠度測定器にグリー
スを詰め、150℃、72時間加熱後冷却し、25℃に
おける不混合ちょう度を測定した。
音響試験: 特公昭53−2357号「グリースに混在する固形異物
量の測定法」に記載の方法に従って測定した。
光凱生塾来 本発明の効果を示せば次の如くである。
(1)本発明のウレアグリースは高滴点であり、高温下
における機械的安定性が著し、く優れている。
(2)本発明のウレアグリースは高温下に長時間さらさ
れてもグリースの構造が非常に安定しており、熱による
硬化現象が少ない。
(3)  本発明のウレアグリースは従来のウレアグリ
ースにない優れた音響特性を有している。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 一般式 (a)R_1NHCONHR_2NHCONHR_3(
    b)R_4NHCONR_5NHCONHR_6(式中
    、R_2はジフェニルメタン基、R_1およびR_3は
    それぞれ炭素数8の直鎖状または分枝状の飽和アルキル
    基、R_5はトリレン基またはビトリレン基、R_4お
    よびR_6はそれぞれアルキル置換芳香族基またはハロ
    ゲン置換芳香族基を示す。)で表わされるジウレア化合
    物の混合物であって、成分(b)の配合割合は5ないし
    90モル%、成分(a)の配合割合は95ないし10モ
    ル%である増ちょう剤を鉱油または合成油に対して2〜
    30重量%含有することを特徴とするウレアグリースの
    組成物。
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