JPH01139663A - 嫌気性接着剤組成物 - Google Patents

嫌気性接着剤組成物

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JPH01139663A
JPH01139663A JP63261662A JP26166288A JPH01139663A JP H01139663 A JPH01139663 A JP H01139663A JP 63261662 A JP63261662 A JP 63261662A JP 26166288 A JP26166288 A JP 26166288A JP H01139663 A JPH01139663 A JP H01139663A
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carboxylated cellulose
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    • C08B3/22Post-esterification treatments, including purification
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、嫌気性条件下で硬化する組成物に関する。
〔発明の背景〕
嫌気性接着剤(又は接着性)組成物は、当該技術でよく
知られており、数年間商業的に使用されている。基本的
配合物には、米国特許箱2.628.178号、同第2
,895.950号、同第3,041,322号、及び
同第3,218,305号に記載されているように、ア
クリルモノマー及び過酸化物源が含まれている。
当該技術で使用される典型的な過酸化物源は、クメンハ
イドロパーオキサイドである。オリゴマー及びポリマー
もまた嫌気性接着剤配合物に含有されており、特に、米
国特許箱3.043.820号、及び同第3,425,
988号に記載されているように、不飽和アクリレート
成分は該オリゴマー又はポリマーに共有結合で結合して
いる。
このような配合物のための他の添加物には、二酸化ケイ
素のようなより高い粘度を付与する薬剤が含まれる。成
る種の応用のために、接着剤硬化の促進剤を使用するこ
とが有利であることも見出されている。公知の促進剤に
は、米国特許箱4 、373 、077号及び同第4,
374,940号に教示されているような、場合により
イミドと組み合わせて使用されるアミン、又は米国特許
箱3.591.438号に教示されているような、アミ
ンとアルデヒドとの反応から作られた樹脂が含まれる。
サッカリンもまた促進剤系の成分としてこのような配合
物に一般に添加される。
米国特許箱4.590.265号に記載されているもの
のようなカルボキシル化セルロースエステルは、Eas
tman CheIIIical Products、
 Inc、+ Kingsport+Tennesse
eからEastacel樹脂として商業的に入手できる
。このようなエステルは、アクリルモノマ、−と−緒に
、米国特許箱4,605,721号に教示さ慇たような
グラフトコポリマー及び米国特許箱4.603.160
号に教示されたようなバルクアクリル注型物を作るため
に、そして不飽和ポリエステル及びアクリルモノマーと
一緒に米国特許箱4.539.349号に教示され、た
ような配合物を作るために使用されている。
これまで、嫌気性接着剤配合物にカルボキシル化セルロ
ースエステルを使用することは知られていない。
〔発明の要約〕
カルボキシル化セルロースエステルが、これまで多数の
成分を必要とした嫌気性接着剤に於けるいくつかの機能
を達成できることが見出された。
本発明のカルボキシル化セルロースエステルは、開始剤
として及び粘度改良剤として同時に機能する。更に、嫌
気性接着剤配合物は、促進剤を必要としないカルボキシ
ル化セルロースエステルで作ることができる。それで、
本発明の嫌気性接着剤に於いて、クメンハイドロパーオ
キサイド、二酸化ケイ素及びサッカリンのような化合物
を使用することは必要ではない。クメンハイドロパーオ
キサイドは爆発性酸化剤であり、二酸化ケイ素は初期浮
腫(pre目m1nary edema)を起こすこと
が知られており、そしてサッカリンは公知の発癌物質で
あり、そのためにこのような化合物を必要としない本発
明の接着剤組成物は、嫌気性接着剤技術に於ける実質的
な進歩である。
更に特に、本発明は、 (A)約5以上で約50以下の酸価、約0.05〜約2
の過酸化物価及び約0.4〜約4.0重量%の全カルボ
キシル基を有する、少な(とも1種のカルボキシル化セ
ルロースエステル、 (B)少なくとも1種のアクリレートモノマー及び (C)少なくとも1種のハイドロキノンベースの安定剤
を含んでなり、 成分(A)、(B)及び(C)が、最終配合物が大気に
露出されている場合には、該配合物が流体のままであっ
て常温で少なくとも8時間硬化せず、そして該配合物か
ら空気が排除されている表面の間に置いた場合には、該
配合物が硬化して常温で24時間以内に該表面間に有効
な接着結合を形成するような、化学的性質を有し、且つ
、そのような量及び比率で存在する接着剤組成物に指向
している。
好ましくは、本発明の接着剤組成物は、(A)約5以上
で約50以下の酸価、約0.05〜約2の過酸化物価及
び約0.4〜約4.0重量%の全カルボキシル基を有す
る、少なくとも1種のカルボキシル化セルロースエステ
ル、 (B)下記式: %式% (式中、XはO又はNR3であり、 R1は11、フェニル又は1〜8個の炭素原子の直鎖、
分岐若しくは脂環式アルキル基であり、 R2はH1ハロゲン又は1〜4個の炭素原子の直鎖若し
くは分岐アルキル基であり、R3はH又は1〜8個の炭
素原子の直鎖、分岐もしくは脂環式アルキル基である)
、H2C=C−(、−X−R’ −X−C−C=CH2
R2RZ (式中、各Xは独立に、そして各R2は独立に、上に定
義した通りであり、そしてR4は、その炭素原子がそれ
に結合した1個より多いXを有しないような、2〜8個
の炭素原子の直鎖、分岐又は脂環式アルキルニ価基であ
る)、(式中、R2は独立に、上に定義した通りであり
、mは2.3又は4であり、そしてnは1〜12の整数
である)又は、 (d) (式中、・各Xは独立に、そして各R2は独立に、上に
定義した通りであり、そしてR5は、その炭素原子がそ
れに結合した1個より多いXを有しないような、3〜8
個の炭素原子の直鎖、分岐又は脂環式アルキル三価基で
ある)の少なくとも1種のアクリレートモノマー及び(
C)弐: 噺 (式中、R6は、H又は1〜4 (1’lilの炭素原
子の直鎖若しくは分岐アルキル基であり、そして、各R
7は独立に、ト1又は1〜8個の炭素原子の直鎖、分岐
若しくは脂環式アルキル基である)、 の少なくとも1種のハイドロキノンベースの安定剤から
なり、 成分(A)、(B)及び(C)が、最終配合物が大気に
露出されている場合に、該配合物が流体のままであって
常温で少なくとも8時間硬化せず、そして該配合物から
空気が排除されている表面の間に置いた場合には、該配
合物が硬化して常温で24時間以内に該表面間に有効な
接着剤結合を形成するような、化学的性質を有し、且つ
、そのような量及び比率で存在し、更に (1)アクリレートモノマー又はその組合せは、カルボ
キシル化セルロールエステルを、カルボキシル化セルロ
ースエステルとアクリレートモノマーとの合計の重量基
準で少なくとも約3重量%の最終濃度にまで溶解できね
ばならず、(2)フェニル含有アクリレートモノマーは
、他のアクリレートモノマーと組み合わせて使用されね
ばならず、そして、アクリレートモノマー類の組合せが
、若し1種又はそれ以上の該モノマーがR1としてフェ
ニル基を有するならば、フェニル含有モノマーは他のア
クリレートモノマーと約等モルか又はより少なくなけれ
ばならないようなものでなくてはならず、そして、(3
)NR3であるXを有するアクリレートモノマ−は、そ
の全量がカルボキシル化セルロースエステルからのカル
ボキシル基の全モル数の合計ヨリ少なく、かつセルロー
スエステルの過酸化物含量の全モル当量の2倍よりも少
ないモルレヘルで存在しなくてはならないことを条件と
する。
本発明の接着剤組成物は、成分(A)が成分(A)と成
分(B)の全重量基準で約3重量%〜約30重量%、好
ましくは約5重量%〜約20重■%の濃度で存在し、そ
して成分(C)が成分(B)の全重量基準で約20ρρ
mより大きく約500ppmより小さい濃度で存在する
ようなものであることが好ましい。
R皿がH又は1〜6個の炭素原子の直鎖、分岐若しくは
脂環式アルキル基であり、R2が11又は1若しくは2
個の炭素原子のアルキル基であり、R6がH又は1若し
くは2個の炭素原子のアルキル基であり、R7がH又は
1〜4個の炭素原子の直鎖、分岐若しくは脂環式アルキ
ル基であり、そしてXが0であることが好ましい。自明
であるように、全ての場合に、分岐又は脂環族アルキル
基は、少なくとも3個の炭素原子を有していなくてはな
らない。
〔発明の詳細な記述〕
前記の利点に加えて、本発明の組成物は先行技術の嫌気
性接着剤以上の他の利点を有している。
これらの利点には下記のものが含まれるが、これらに限
定されない。
(a)高湿度に露出した後の接合強度の維持、(b)油
の付着した(Greasy)表面への改良された結合 (C)ガラスとガラスとを接合するために設計された配
合物の透明性及び (d)長期間貯蔵した後の接着剤の増大した信頼性。
カルボキシル化セルロースエステル 本発明で有用なカルボキシル化セルロースエステルは、
本明細書に参照として組み入れる米国特許第4.590
.265号に記載されたような公知の技術により製造で
きる。
本発明のカルボキシル化セルロースエステルは、電位差
滴定により測定されるような、酸価、過酸化物含量、カ
ルボキシル化量及び関連値をベースにして本質的に特徴
付けられる。更に特にカルボキシル化セルロースエステ
ルの酸価は、標準化学器械を使用する自動器械電位差滴
定により測定できる。自動滴定器は、−gに、水素イオ
ン濃度の変化に対応する恨/塩化恨の典型的組合せ電極
を使用する。カルボキシル化セルロースエステル生成物
の酸価を測定するために、生成物の試料(典型的に、0
.1〜Ig)をジメチルスルホキシド溶剤に溶解する。
次いでこの溶液を既知濃度(一般に0.05〜0.2N
、典型的にO,1N)の2−プロパツール中テトラメチ
レングアニジンで滴定する。
滴定を達成するために必要な塩基の当量数から、酸価(
即ち、生成物試料1gを中和するのに消費された水酸化
カリウムのミリグラム数)を算出する。
カルボキシル化セルロースエステル生成物は、典型的に
少なくとも約5で約50より小さい酸価を示す。好まし
くはカルボキシル化セルロースエステルの酸価は約10
〜35である。特に好ましい態様に於いてカルボキシル
化セルロースエステルの酸価は約10〜25である。
更に、カルボキシル化セルロースエステル生成物は、例
えば固有粘度(1,V、)及び/又は濃厚溶液粘度のよ
うな、適当な間接法の手段により、生成物の分子量を測
定することにより特徴付けられる。好ましくは、生成物
の相対分子量は、生成物0.5gをフェノール:テトラ
クロロエタンの重量比が60 : 40であるフェノー
ルとテトラクロロエタンとの混合物lO〇−中に120
″Cで溶解し、次いでこの溶液の固有粘度を25℃で測
定することにより測定される。カルボキシル化セルロー
スエステル生成物は、この方法で測定したとき約0.0
1〜1.00の固有粘度を有する。好、ましくはこの固
有粘度は約0.05〜0.5である。
本発明で有用なカルボキシル化セ・ルロースエステル生
成物は、全エステル1g当たりの+O−0+のミリ当I
(meg)(本明細書で「過酸化物価」という)で約0
.05〜約2.0の濃度で(比較的)安定な過酸化物基
を含有する。好ましい過酸化物価は約0.10〜約0.
8である。
カルボキシル化セルロースエステルは多くの溶剤と相溶
性である。このような溶剤には、メタノール;メチレン
クロライド;ジアセトンアルコール;ギ酸、酢酸、プロ
ピオン酸等のような低級アルカン酸;アセトン、メチル
エチルケトン、メチルプロピルケトン、メチルイソブチ
ルケトン、メチルアミルケトン等のような低級アルキル
ケトン;酢酸エチル、酢酸イソプロピル、酢酸n−ブチ
ル、酢酸イソブチル、酢酸2−ブトキシエチル、酢酸1
−メトキシ−2−プロピル、酢酸2−エトキシエチル等
のようなエステル;2−エトキシエタノール、2−プロ
ポキシエタノール、2−ブトキシェタノール等のような
エーテル:及び並びにトルエン及び/又はキシレンとエ
タノールとの混合物、エタノールとエステル(例えば、
゛酢酸エチル、酢酸1−メトキシ−2−プロピル等)と
の混合物のような混合物、又は類似物が含まれる。勿論
、上記のリストはすべての溶剤を網羅しようとするもの
ではないが、本発明の生成物と共に使用できる種々の溶
剤を示している。
本発明で有用なカルボキシル化セルロースエステルは、
広範囲の樹脂状物質と相溶性である。カルボキシル化セ
ルロースエステルが相溶性である樹脂の種類には、熱可
塑性アクリル樹脂、熱硬化性アクリル樹脂、シリコーン
樹脂、アルキッド樹脂、通常のセルロースエステル、尿
素ホルムアルデヒド樹脂、メラミン樹脂、ウレタン、ニ
トロセルロース、不飽和及び他の熱硬化性ポリエステル
樹脂等が含まれるが、これらに躍定されるものではない
本発明で有用なカルボキシル化セルロースエステルのカ
ルボキシル基は、ポリマー主鎖に直接結合している。こ
の方法に、於いて、加水分解の間ポリマー上に残ってい
るカルボキシル基はポリマー中に導入される。更に特に
、カルボキシル基の約20%〜100%、好ましくは約
30%〜100%は非鹸化性主鎖(BBC)であり、即
ち、そのα−炭素で無水グルコース環に直接結合してい
る。
カルボキシル化セルロースエステルの酸価、過酸化物含
量及び1.V、値は、エステルの与えられた種類に相互
に関係している。例えば下記第1表及び第2表はカルボ
キシル化セルロースアセテートブチレート及びカルボキ
シル化セルロースアセテートプロピオネートについての
この関係を示している。
4.9       0.20       0.41
12.6       0,30       0.2
220.4       0,51       0.
1548.7       1.30       0
.08以下余白 】−」シー衷 4.9         0,20         
0.4311.6         0,35    
     0.2349.0         1.3
0         0.07本発明で有用なこの好ま
しいカルボキシル化セルロースエステルは、アセテート
、ブチレート及びプロピオネートであり、以後全てXA
Eと言い、全ポリマー重量基準で、約0.05〜約20
重量%の水酸基、約0.5〜約44重量%のアセチル基
、0〜約54重量%のブチリル基、θ〜約47重量%の
プロピオニル基、約0.4〜約4.0重量%の全カルボ
キシル基(これらは、その水溶性又は水懸濁性塩を含む
)から成る環置換基を有する無水グルコース単位のポリ
マー鎖として定義され、ここで、これらのカルボキシル
基の約20%〜100%、好ましくは約SO%〜100
%はBBCであり、そして、XAEは、XAf!Ig当
たり約4.52X10−5〜約6.13Xl0−’モル
のラクトン成分(以下「ラクトンレベル」と言う)を含
有する。一般に、XAEは、約5〜約50の酸価(AN
)、約5〜約80のDP/C0011及び約0.07〜
約0.45(7)1.V、(固有粘度)を有することに
よって特徴付けられる。XAEは、XAE1g当たり+
0−0+の約0.05〜約2.0ミリ当量(meg)の
濃度で(比較的)安定な過酸化物基を含有する。また、
好ましいXAE物質は、約0.10〜約0.30(7)
1.V、、約9.68 X 10−5〜約3.22X1
0−’−[ニルのラクトンレベル、約0.10〜約0.
8の過酸化物価、約8〜約25のDP : C00H及
び0.01−0.95、最も好ましくは、約0.6〜約
0695のl1oeppler粘度還元係数(以後、r
HVR,と言い、後に定義する)を有する。
最も好ましいカルボキシル化セルロースエステルは、カ
ルボキシル化セルロースアセテートブチレート及びカル
ボキシル化セルロースアセテートプロピオネートである
。カルボキシル化セルロースアセテートブチレートの好
ましい成分範囲は、アセチル     10%−15% プロピオニル    0%−4% ブチリル     30%−40% ハイドロキシル   4%−20% 全COOH0,5%−2,5% であり、そして、カルボキシル化セルロースアセテート
プロピオネートの好ましい成分範囲は、アセチル   
   1%−4% プロピオニル   40%−47% ブチリル      0%−2% ハイドロキシル   1%−2,5% 全COOH0,5%−2,5% である。
重合度(DP)及びエステル含量(アセチル、プロピオ
ニル、ブチリル)に関するこのXAEの上記特徴に関し
ては、Kirk−Othmer、 ”Encyclop
ediaof Chea+1cal Technolo
gy+”3rd Ed、、 Vol、5の118〜14
3頁及びそれらの測冗方法については引用された文献、
特に、この141頁の111〜130を参照されたい。
固有粘度(又はr、v、 )は、ASTM 02857
−70の方法に従って、1/2m1毛細管容積を有する
、LabGlass Inc、、 Vineland、
 New JerseyのWagner粘度計で、60
/40重量比のフェノール/テトラクロロエタン溶剤中
0.5重量%のポリマー濃度を使用して測定される。こ
の方法は、ポリマー/溶剤系を120’Cで15分間加
熱してポリマーを溶解させ、この溶液を25℃に冷却し
、25℃で流動時間を測定する。1.V、 (η)は式 く式中、 (η) =0.5 g/ 100−溶剤のポリマー濃度
で25℃での固有粘度 in=自然対数 1、=試料流動時間 j0==溶剤ブランク時間 C=溶剤100mf当たりのグラム数のポリマー濃度=
0.50) から計算される。
カルボキシル化セルロースエステル中に存在する唯一の
酸官能基がカルボキシルであるとき、酸価とカルボキシ
ル含量は直接関係する、即ちカルボキシル含量は酸価か
ら算出できる。エステル中に存在する唯一の酸官能基が
カルボキシル(主鎖及び余分の側鎖、即ち非主鎖)であ
る本発明で有用なカルボキシル化セルロースエステルの
全カルボキシル基含量は、最も好ましくは、5enor
exO複合電極又は同等品を使用するE6350osi
mat andExchange Unitで、Bri
nkmann 636/100 Tito−proce
ssor and Progra+*を使用する弱塩基
電位差滴定により測定される。この方法に於いて、カル
ボキシル化セルロースエステル試料を、ジメチルスルホ
キシド(DMSO)に溶解し、そしてイソプロパツール
中の標準テトラメチルグアニジン(TMG)で電位差的
に滴定する。Titoprocessorは、滴定剤の
分配を調節し1.電位差対滴定剤容積のプロット曲線を
与える。自動的に決定される終点から、T i top
rocessorは酸価(AN)を算出し、それを滴定
の他のパラメーターと共にプリントする。
計算は下記の滴定データに基づきTitoproces
sorにより行われる。
E1=終点での滴定剤の− C1=モル・酸/g−XAEを■・KOH/g・XAE
に変換する係数 C2=滴定剤の規定度 C3==ブランク滴定での終点での滴定剤の−W =試
料重量 計算のための式は、 である。
これらのデータの典型的で実際の値、及びXAE試料に
ついての実際のAN計算は、次の通りである。
この酸価は、下記のように計算されたXAE試料中の全
カルボキシル基金it1.90重量%に相当する。
40%COOH− 非鹸化性主顎カルボ牛シル基(BBC)の重量%は、(
1)例えば、側鎖エステル基のアルキル成分について、
形成される余分の側鎖カルボキシル基を除くためのカル
ボキシル化セルロースエステルの強塩基鹸化、(2)中
性までの再酸性化、(3)バリウム0−ニトロフェルレ
ートでの主鎖カルボキシル基の中和、(4)バリウム含
量の分析、及び(5)それからの主鎖カルボキシル含量
の算出によって決定される。この方法の例は下記の通り
である。
4リツトルフラスコに、3リツトルの蒸留水を入れスチ
ームバス上で75℃に加熱する。水酸化バリウム[Ba
(OH)zilzO]  16.67g及び0−二トロ
フェノール21.67 gを添加する。75℃で1時間
激しく攪拌し、室温で一夜放置する。他のフラスコに傾
瀉し、75℃に加熱し、O−二トロフェノール4.17
gを添加し、攪拌し、室温で一夜放置する。傾瀉しブフ
ナー濾斗(Buchner funnel)上でWha
tman No、4濾紙を通して濾過し、濾液を蒸留水
で3リツトルにする。
1八旦支酋化 XAEloo gをメタノール300 gに溶解し、室
温で2時間かけて攪拌しながら5重量%のNa0)1水
溶液1、Okgに滴加する。得られた懸濁している沈澱
物を室温で18時間撹拌し、沈澱物をフリットブフナー
濾斗上で中性になるまで脱イオン水を洗浄し、そして、
沈澱物から水を吸引しケーキを作る。
且改1化 このケーキを室温で4時間、0. I N塩酸1.0 
+7ツトル中に懸濁し、固体をブフナー濾斗上に集め、
脱イオン水で中性になるまで洗浄し、固体から水を吸引
してケーキを作り、このケーキを蒸発皿中で粉砕し、対
流乾燥器中で50℃で18時間乾燥する。
1J四I匍払租 精度0.01 gまで秤量した粉砕し再酸性化したケー
キ1〜2gを透明な32オンス広ロジヤーに入れ、実験
試料を得る。等量の^vicell PHIOL微結晶
セルロースを第二の32オンス広ロジヤーに入れ、対照
試料を作る。各試料ジャーに、脱イオン水600−及び
試薬A30gを添加し、閉止したジャーを室温で24時
間回転し、懸濁液を清浄な乾燥した125fa1フイル
ターフラスコに濾過する。
バ奮 ム Baの 各試料の濾液を、Perkin−εImer ICP1
5500分光計を使用する誘導複合プラズマ−光学放射
分光(inductively coupled pl
asma−optical emissionspec
troscopy)によりBaを分析する。
BBCのlバ 試料重量を基準とする各試料の主鎖カルボキシル基の重
量%を、下記式から算出する。
(式中、 Bacは、対照試料濾液中のBaの濃度(ppm )で
あり、 Ba、、は、実験試料濾液中のBaの!f(ppm)で
あり、そして Sは試料重量のグラム数である) 下記は計算例である。
B ac  −’183ppm。
B ax  −136ppm1及び S   =2.00g 試料中の主鎖カルボキシルの最小%は、次のようにして
算出する。
(式中、 BBCは、上記のようにして算出した。21カルボキシ
ル基の重量%であり、 全COOHは、弱塩基滴定により得られた酸価から算出
された重量%coonであり、 W、は、重量%アセチルであり、 MI4.は、アセチル成分の分子量=43g1モル・ア
セチルであり、 Woは、重量%プロピオニルであり、 M−0は、プロピオニル成分の分子量=57g1モル・
プロピオニルであり、 wBは、重量%ブチリルであり、 M綽βは、ブチリル成分の分子!=71g1モル・ブチ
リルである。) この試料中の全coonは1.9%(上記に与えられた
データ)であり、重量%BBCは1.00であるので、
試料中の主鎖カルボキシルの最小%は、下記に等しい。
1.00 X 100% 上記計算で使用した変換係数4.26X10−”は下記
のようにして誘導される。
好ましいXAEの過酸化物+O−0+価又は官能性は、
1個所より多い可能な個所でポリマー中に、そしてXA
E環七側鎖基の異なる化学的会合に属する。本質的な点
は、過酸化物価が実際の+0−0+官能性を表すこと、
これが当該技術分野で公知の技術により測定できること
及び例えば、XAEが配合されている硬化性被覆の′i
ti離ラジカル開始に於いて有用であることである。
+O−0+成分がある無水グルコース単位残基の典型的
な種は、ポーラログラフイーで証明されるように、構造
式: %式% XAE中のこれらの過酸化物基は、一般に、例えば熱開
始で発熱して分解する商業的に入手できる遊離ラジカル
開始剤であるt−ブチルパーオキシビバレートに比較し
て全く安定であると考えられる。他方、このXAEは、
実質的な過酸化物官能性を保有している。これらの成分
はオゾン分解の間に形成される。この現象は、セルロー
スアセテートフタレートを作るようなエステル化、又は
、カルボキシメチルセルロースを作るようなエーテル化
によるそのカルボキシル化のようなセルロース物質の他
の反応に於いては生じないで、これらや方法の結果のた
めに有用な過酸化物価は明らかでない、過酸化物開始グ
ラフトによりカルボキシル化されたこれらのセルロース
物質のために、導入された過酸化物はグラフト工程に於
いて明らかに分解する。
本発明に於いて、全過酸化物+0−0+の全カルボン酸
COOHに対するモル比は、後オゾン分解工程に先立っ
て、5〜50の酸価のXAEについて約2.2である。
低温での貯蔵以外のXAEの処理は、その分解を通じて
過酸化物レベルを変えることができる。しかしながら、
本発明の後オゾン分解処理は、この比を1未満にせず、
得られたXAEは、■より大きく約2.2以下の、過酸
化物のカルボン酸に対する当量比を有する。
XAEの1g当たりの+0−0+のミリ当量である過酸
化物価は、1/1重量比の酢酸/メチレンクロライド中
で30分間、過剰の沃化ナトリウムをXAE試料と反応
させることによって決定される。水を添加し、遊離した
沃素をチオ硫酸ナトリウムで澱粉終点まで滴定する。計
算のための式は下記の通りである。
(式中、 S−試料を滴定するために使用されたNazSO□03
m1゜ B=ニブランク滴定するために使用されたNazSO2
03ml。
N =Na、S0.0.の規定度 W−試料重量g数) ラクトン成分形成はこのセルロースエステルカルボキシ
ル化に独特であり、これらの成分は、オゾン分解及び/
又は粘度低下の間の鎖開裂で得られる、例えば、 により代表される構造の無水グルコース残留単位に含ま
れる。ラクトン含量は、強塩基滴定により測定されるX
AE#X料の全カルボキシル含量から、弱塩基(Bri
nkmann)滴定により測定される同一試料の全カル
ボキシル含量を差し引くことにより決定される0強塩基
は加水1分解によりラクトンを開き、−COO−アニオ
ンを与える。弱塩基滴定は前に詳細に記載している0強
塩基滴定は次の通りである。
MetLler PC4400天秤で精度(0,005
g )まで秤量した0、25 g = 0.60 gの
重量のXAE試料を、90重量%のメチレンクロライド
と10重撥%のメタノールとからなる溶剤150g±1
gに添加し、マグネチノクスクーラーで室温で溶解させ
る。溶液をフェノールフタレイン中5±2ミクロモル濃
度にし、0.IN±0.01Nの範囲にある精度0.0
01Nまで既知の規定度を有するエタノール性KOH熔
液で滴定する。滴定は室温で電磁攪拌している溶液にピ
ンク終点が得られるまで、25rnlビユーレツト(L
abglass、 Inc、)から滴定剤の滴を添加す
ることによって行う。滴定剤の容積を精度0.05mZ
まで測定し、酸価ANを式: (式中、 N=KOHの規定度 mL=滴定剤のml、及び W=XAE試料の重量g数) により算出する。
XAE1g当たりのラクトン成分のモル数である典型的
なラクトンレベルは、下記のように算出する。
L=XAE1g当たりのラクトン成分のモル数[式中、
ΔAN= (強塩基滴定によるAN)−(弱塩基滴定に
よるAN)] 計算例 強塩基滴定によるAN    22.1弱塩基滴定によ
るAN    13.3XAE物質は、前記のように、
下記に定義し本明細書でHVRというHoeppler
法により決定されるとき時間と共に溶液粘度の異常な減
少を示す。
典型的に、センチポイズ(cps)での初期Hoepp
ler粘度の範囲が約20〜約20.0OOcpsであ
るとき、n−ブチルアセテート/n−ブチルアルコール
、85/15重量/重量のXAE溶液の粘度の、初期値
の65%〜95%への減少が、約24時間以内に80℃
で一般に起きる。この現象は、他のセルロースエステル
は、粘度が減少するとしても僅かであり、普通、時間の
経過と共に僅かな増加を示すので、極めて異常である。
一般にこのXAE物質のために、約10〜約200cp
sの初期11oeppler粘度が好ましい。
11oeppler粘度法は、標準ポールがセルロース
エステル溶液が充填された傾斜したチューブを転がり落
ちるのに必要な時間により粘度が測定できるという原理
に基づいている。ボールサイズは、それが正確性のため
に2個の基準マークの間を通過するために十分な時間(
20秒より短くなく300秒より長くない)を要するよ
うに、初期粘度により選択される。ボールが大きくなる
ほど、必要な時間が長くなる。
Hoeppler粘度計又はHaake Fallin
g−Ball粘度計は、Po1yScience Co
rporation+ 909 Pitner八ven
uへ、 Evanston、 l1linoisを含む
いくつかの実験器具メーカーにより販売されている。こ
れはストッパのために各端部に真鍮取り付は部材とゴム
、ガスケットと、そして頂上に落下濾斗が付いた、内径
約1インチで長さ約8′Aインチの精確な穴のガラス管
から構成されている。基準マークは、中間部でl0CI
離れている。この管は、直径約3Zインチで長さ約7′
Aインチのガラス製水ジヤケツト内に装着されている。
ジャケットには、水中で読みとることができるように置
かれた温度計が取り付けられ、また、定温水をジャケッ
トを通し管の回りに循環するために内部及び外部取り付
は部材が設けられている。ジャケット及び管は、水平化
ネジと水平化装置とが設けられた基礎に固着された硬い
枠に設けられており、基礎が水平であるとき、ジャケッ
ト及び管は正確に15度で傾斜するようになっている。
器具にはいくつかの標準ボール、あるものはガラス、そ
しであるものは金メツキ、そしであるものは鋼が装着さ
れる。ボールはサイズ及び比重が変わっており、広範囲
の粘度をカバーし、ガラスボールは低い比重を有してお
り非常に低い粘度の液体用に使用される。金メツキボー
ル及び大きい鋼ボールは、より高い粘度の液体用であり
、そして、小さい鋼ボールは更に高い粘度の液体用であ
る。各ボールは、製造者により管のための定数「K」で
正確に標準化されている。この定数及び係数は、下記式
に於いて秒をセンチポイズに転換するために使用される
センチポイズ(cps)での1loeppler粘度N
は、n−ブチルアセテート/n−ブチルアルコールの8
5/15重量比からなる溶剤中のXAE試料の20重量
%溶液を使用して、このXAEのために決定され、下記
式から算出される。
N=T (S−D)K (式中、 T=試料中基準マークの間を通過するボールのための時
間(秒)、 S=使用したボールの比重、 D=決定した温度でのXAE試料溶液の密度、及び、 K=使用した特定のボールのための管定数)下記に与え
られるXAE試料のHoeppler粘度を決定するた
めに使用される綱ボールのための実際のに値は、既知の
粘度(101,1cps)の5−60オイルを使用して
決定した。このボールは、重量16.238g、密度8
.146、及びマイクロメーターで測定した直径1.5
62cmであった。上記式によるKの計算は次の通りで
あった。
A =0.0748 カルボキシル化セルロースエステルを製造するための一
般的方法 セルロースエステルはオゾンと反応して、カルボキシル
化セルロースエステル生成物を生成する。
本発明で有用なエステルの製造のために有用な出発物質
として有用であるセルロースエステルは公知であり、そ
の製造方法、並びに、アセチル、ブチリル及びプロピオ
ニル含量、重合度(DP)、及び粘度決定のための分析
方法も公知である。例えば、Kirk−Othmer、
 ”Encyc−1opedia of Chemic
alTechnology、” 3rd Ed、、 V
ol、 5.118−143頁参照。本発明で有用なエ
ステルを製造するために有用である特定のセルロースエ
ステルには、セルロースアセテート、セルロースプロピ
オネート、セルロースブチレート、セルロースアセテー
トブチレート、セルロースアセテートプロピオネート、
これらの混合物、等が含まれる。本発明で有用なエステ
ルのための出発物質として特に好ましいものは、セルロ
ースアセテートブチレート及びセルロースアセテートプ
ロピオネートである。
セルロースエステル出発物質は、オゾンとの反応に適し
た形態で反応域に供給される。例えばセルロースエステ
ルを適当な溶剤中の溶液の形態で供給できる。このよう
な溶液のための溶剤は、セルロースエステル出発物質及
びカルボキシル化セルロースエステル生成物の両者が可
溶であるものでなくてはならない。溶剤はまたオゾンと
実質的に反応性でないものでな(ではならない。広範囲
の種々の物質がこれらの条件に適合する。多くの安価で
容易に入手できる適当な溶剤の中には、低級アルカン酸
及び低級アルキルケトンがある。適当な溶剤の限定され
ないリストには、ギ酸、酢酸、アセトン、メチルエチル
ケトン、メチルプロピルケトン、メチルイソブチルケト
ン、メチルアミルケトン等が含まれる。プロピオン酸及
び醋酸のようなより高級の酸は、オゾンと反応性であり
、低級酸を生成する。最終の低級酸は適当な溶剤である
ために、これらの高級酸も本発明方法に於いて溶剤とし
て使用できるが、低級酸よりも好ましくない。
セルロースエステル出発物質が水性スラリーの形で供給
できることも考慮される。しかしながら、オゾンとセル
ロースエステルとの反応は、オゾンの水への溶解度が低
いために、このような系で達成することは幾らか困難に
なる。
上記の溶剤及びスラリー系は、オゾンと反応させる前に
セルロースエステル出発物質を乾燥する必要性を除く利
点を与える。しかしながら、反応に続いて、カルボキシ
ル化生成物は一般に溶剤又はスラリー系から、蒸発、乾
燥等によって分離される。それで、溶液又はスラリーは
反応の前“に、生成物の回収を容易にするために好まし
くは比較的濃縮される。しかしながら、スラリー又は溶
液の濃度は限定的ではなく、溶剤の性質、反応時の攪拌
速度、セルロースエステルとオゾンとの間の接触度及び
当業者に明らかな他の条件のような要件に依存して、非
常に薄いものから非常に濃縮されたものまでの広い限度
に変えることができる。
しかしながら、典型的には、約20〜25重量%の固体
含量が好ましい。
しかしながら、好ましくは、セルロースエステル出発物
質は、固体粒子形状で供給される。例えばセルロースエ
ステルは、ペレット、[I粒、tfA末、又は他の便利
な粒子形状として供給できる。好ましい態様に於いて、
セルロースエステルは粉末状で供給される。
固体セルロースエステルが使用されるこの態様に於いて
、セルロースエステル出発物質は、好ましくは約5.0
重量%以下の湿分含量を有する。より高い湿分レベル(
例えば、約25重量%より大きい)に於いて、セルロー
スエステル粒子は一緒に固まる傾向にあり、所望の生成
物を得るためにより長い反応時間が必要である。約15
重量%未満の湿分を達成するために努力又は方策を費や
す必要はなく、酸化反応の効率はそれによって測定でき
るほど影響されない。しかしながら、セルロースエステ
ル粉末の流動性は(下記に述べるように)、約5重量%
未満(例えば、2%又はそれ以下)の湿分レベルで最も
円滑である。
反応域に於いて、セルロースエステルは、最初オゾンか
らなる気体流と接触する。オゾンは商業的オゾン発生器
を使用して分子状酸素源又は空気から発生できる。密接
な接触は、セルロースエステルとオゾンとの比較的迅速
完全で均一な反応を与えるあらゆる方法により達成でき
る。例えば、オゾンを含有する気体流が反応器を通過す
る間、セルロースエステルが反応器中で攪拌されること
が考慮される。また、セルロースが粉末の形で存在する
特に好ましい態様に於いて、オゾンを含有する気体流を
分配板を通過させ、流動化固体になっているセルロース
エステル粉末を通過させることが望ましい。
セルロースエステルを通過する気体流は、好ましくは、
反応系に存在する気体の全重量基準で、少なくとも約0
.25重重量のオゾンを含む。好ましくは、オゾンは約
0.5〜4重量%(例えば、約1%〜3%)の濃度で存
在する。勿論、より高いオゾン濃度(例えば、7%のよ
うに高いかもっと高い)が効果的であるが、ますます非
経済的になる。
気体流は、オゾンに加えて更に、空気、酸素及び/又は
窒素のような不活性希釈ガスからなる。好ましい態様に
於いて、気体流は、少なくとも約90%の不活性希釈ガ
ス(約50%N2と空気から約40%)及び約1.5%
〜2%のオゾンからなり、残りはO2,CO□及び空気
の他の成分からなる。
全ての他の要因が一定で、オゾン濃度と反応時間との間
には逆の関係があることは明らかである。
即ち気体流のオゾンの濃度が減少すると、反応時間は(
R後は、非経済的な長い反応時間にまで)増加する。
オゾン分圧が反応速度に有利な影響を及ぼすことが信じ
られる。即ち、オゾンの分圧が増加すると、反応速度も
増加すると信じられる。大気圧を使用することが好まし
いが、大気圧以上の全圧力も使用できることが予想でき
る。与えられたオゾン濃度のために、オゾンの分圧(そ
してそのために反応速度)は、大気圧下よりも大気圧以
上の圧力下でより高い、それで、所望の反応速度を達成
するために、大気圧以上の圧力及びより低いオゾン濃度
を使用することができる。
セルロースエステルは気体流中に存在するオゾンと反応
する。反応は約25〜80℃(好ましくは、約50〜7
5℃)の温度で行う。75℃以上の反応温度で、ポリマ
ー粒子は一緒にくっつき始め、それによりクラムが形成
され、酸化反応はもはや均一ではなくなる。更に、オゾ
ン酸化の間に遊離される酸(例えば、酢酸、プロピオン
酸、及び/又は酪酸)は、セルロースエステル出発物質
のための可塑剤として機能する。反応セルロース系物質
のガラス転移温度は、それにより低下し、より高い反応
温度での追加のポリマーのクラム化問題を起こす。
セルロースエステルは、カルボキシル化セルロースエス
テル生成物を生成するに十分な時間、オゾンと反応させ
る。典型的に、望ましいカルボキシル化セルロースエス
テル生成物は、少なくとも約5の酸価を有する。勿論、
望ましい生成物を得るために必要な反応時間は、温度、
気体流中のオゾン濃度等のような要因に依存する。普通
、望ましい生成物は、セルロースエステル出発物質をオ
ゾンと、少なくとも約0.5時間の時間反応させること
によって得られる。好ましい態様に於いて、反応は約0
.5〜24時間(例えば、約1〜12時間)の時間行う
特定の反応時間の後、カルボキシル化セルロースエステ
ル生成物を反応器から取り出し、(若し、使用したなら
ば)溶剤から分離し、公知の方法により遊離した脂肪族
カルボン酸が無いように清浄にする。一般に使用される
方法には、減圧下での生成物のストリッピング、強制空
気オープン中での生成物の加熱、水又は水と低級アルカ
ノール(例えば、メタノール、エタノール、又はi−プ
ロパツール)との混合物での生成物の洗浄等々が含まれ
る。また、特に反応を固体粒子セルロースエステルを使
用して行う態様に於いて、生成物は、残留する酸がなく
なるまでカルボキシル化セルロースエステル生成物を通
して、熱不活性パージガス(例えば、窒素)を流すこと
によって、反応装置内の残留酸性副生物から清浄にでき
る。
アクlシー モノマー 本発明の嫌気性接着剤組成物に有用なアクリレートモノ
マーは、不飽和上ノー、ジー又はトリアクリレートモノ
マーである。このようなモノマーは当該技術分野で公知
であり、例えば米国特許筒2、628.178号、同第
2,895.950号、同第3.041,322号、同
第3.043.820号、同第3.218.305号、
同第3.457.212号、同第3.923,737号
、同第3,944.521号及び同第4.038.46
5号に開示されている。好ましいアクリレートモノマー
は、アクリル酸、メタクリル酸、ハイドロキシエチルメ
タクリレート、ハイドロキシプロピルメタクリレート、
メチルメタクリレート、トリメチロールプロパントリメ
タクリレート及びポリグリコールジメタクリレートであ
る。
アクリレートモノマー又はアクリレートモノマーIQの
組合せは、カルボキシル化セルロースエステルを、アク
リレートとカルボキシル化セルロースエステルとの合計
の重量の少なくとも約3重量%の溶液中のカルボキシル
化セルロースエステルの濃度にまで溶解できるようなも
のでなくてはならない。若しこのようなレベルが解決さ
れなければ、接着剤は適切な結合を達成するために十分
硬化しない。アクリレートは、カルボキシル化セルロー
スエステルを、アクリレートとカルボキシル化セルロー
スエステルとの合計の重量の少なくとも9%の溶液中の
カルボキシル化セルロースエステルの濃度にまで溶解で
きることが好ましい。
アミン官能性を有するアクリレートモノマーを使用する
とき(例えば、XがNR3であるとき)、このようなア
ミン含有モノマーの量は、カルボキシル化セルロースエ
ステルからのカルボキシル基の全モル数の合計よりも、
及び、セルロースエステルの過酸化物含量の全モル当量
の2倍よりも少ないモルレベルで存在しなくてはならな
い。若し、このようなアミン含有モノマーがより大きい
濃度で存在すると、接着剤配合物は不満足なものになる
フェニル官能性を有するアクリレートモノマーを使用す
るとき(例えば、R′がフェニルであるとき)、このよ
うなフェニル含有モノマーの量は、フェニルを含有しな
いモノマーの全量と等モルレベルか又はより少なく存在
しなくてはならない。
若し、このようなフェニル含有モノマーがより大きい濃
度で存在すると、接着剤配合物は不満足なものになる。
このようなフェニル含有アクリレートモノマーは、全ア
クリレートモノマー(即ち、コニニルを含有しないもの
プラスフェニルを含有するもの)の12重量%よりも多
くないことが好ましい。
以下余白 ハイ ′ワキノン−ベース6 本発明の嫌気性接着剤で有用なハイドロキノン−ベース
安定剤も当該技術分野で公知であり、例えば、米国特許
第3.435.012号、及び同第3.591,438
号に記載されている。
好ましいハイドロキノン−ベース安定剤は、ハイドロキ
ノン、ハイドロキノンモノメチルエーテル、2,5−ジ
ー第三−ブチルハイドロキノン、第三−ブチルハイドロ
キノン、2−第三−ブチルハイドロキノンモノメチルエ
ーテル及び2−オクチルハイドロキノンである。
捉盈眉 本発明の嫌気性接着剤組成物には、任意に促進剤が含有
されてもよい。適当な促進剤は、例えば、(i)成分(
A)及び成分(B)の重量基準で約140ppn+以下
の量の成分(B)に可溶性のコバルトイオン、 (ii )成分(A)及び成分(B)の重量基準で約5
0ppm以下の量の、成分(B)に可溶性のバナジウム
イオン及び、 (ii)成分(A)及び成分(B)の重量基準で約5重
量%より多くない、式 %式% C式中、R6は独立に、1〜8個の炭素原子の直鎖、分
岐又は脂環式アルキル基であり、R9は、1〜8個の炭
素原子の直鎖、分岐又は脂環式アルキル基であり、そし
て R1・は、フェニル、ベンジル又は2〜8個の炭素原子
の直鎖、分岐若しくは脂環式アルキル基である) を有する少なくとも1種の第三級アミンからなる群から
選択された少なくとも1種の促進剤である。
この促進剤は、例えば、米国特許第3.435.012
号、同第4,373,077号、及び同第3.890.
407号に開示されているように公知である。好ましい
促進剤は、第三級アミンである R1及びR9が、独立
にメチル又はエチルであり、R10がフェニル又はベン
ジルであることが好ましい。
特別の理論又は機構に結びつけられることは望ましくな
いが、本発明の接着剤の硬化は、カルボキシル化セルロ
ースエステルの過酸化物成分が、重合を開始するパーオ
キシラジカルに分解するとき生ずると信じられる。大気
の酸素の存在下に、ハイドロキノン−ベース安定剤はパ
ーオキシラジカルと反応し、それによりアクリレートモ
ノマーの重合の開始を防ぐ。
典型的に、嫌気性接着剤の有用性及び関連有効性は、接
着剤が適用され硬化されたボルトからナツトを除くため
に必要なトルクにより測定される。
有用な接着剤としては、一般に少な(とも約1.5〜2
,0フート−ポンド(ft−1bs)のトルクが必要で
ある。それで、「有効な接着剤結合」の用語は、このナ
ツト及びボルト接着試験で測定したとき、少なくとも約
1.5ft−1bsのトルク必要量を意味する。
嫌気性接着剤配合物の一つの限界は、一般に迅速な硬化
速度と貯蔵中の適当な安定性とを達成することが難しい
ことである。硬化の速度は、カルボキシル化セルロース
エステルの量と種類、アクリレート種の量と種類、ハイ
ドロキノン−誘導安定剤の量と種類及び若し使用するな
ら促進剤の量と種類に依存している。迅速な硬化を達成
するための配合の変更は、貯蔵中の接着剤の安定性を減
少させる傾向がある。これは、パッケージの第一成分が
カルボキシル化セルロースエステルで、第二成分が促進
剤である2−パッケージ配合物を配合することによりあ
る範囲で克服される。それで、このような2−パッケー
ジ配合物も本発明の範囲内である。
本発明の好ましい態様は、第一のパッケージが、少なく
とも1種類のアクリレートモノマー、少なくとも1種の
安定剤及び少なくとも1種のカルボキシル化セルロース
エステルから成り、そして第二のパッケージが少なくと
も1種のアクリレートモノマー、少なくとも1種の安定
剤、及び少なくとも1種の促進剤から成る、2−パッケ
ージ配合物からなる。
本発明の嫌気性接着剤組成物は、典型的に、環境条件下
、例えば約−5℃〜約35℃2好ましくは、約20℃〜
約25℃の温度で使用される。しかしながら、環境の範
囲にわたって温度を上げたり下げたりして硬化工程の熱
調節をすることも可能である。
本発明の嫌気性接着剤組成物により一緒に結合できる基
体の組成物には、金属、ガラス、セラミック、木材、プ
ラスチック、及び類似物が含まれる。
下記の実施例は本発明を示すものであるが、本発明を限
定すると解釈すべきではない。
米国特許第4.590.265号に記載されたのと同様
な方法で、セルロースエステル粉末を、底に多孔性ガラ
スフリットを固着し、粉末を攪拌するための機械式攪拌
機を設けたガラス容器に入れた。粉末を、フリットを通
して気体を通過させ撹拌されている粉末と接触させるこ
とによって、オゾンを含有している酸素で処理した。気
体流を7〜85CFHに調節した。気体流は残りが酸素
である気体の全重量基準で1.8〜2.2重量%から成
っていた。ガラス容器を60℃〜70℃に維持した。そ
れぞれの反応時間(第1表)の後、生成物を分離し、循
環空気オープン中に55℃〜65℃で20〜24時間置
いた装生成物を、酸価、1.V、、及び過酸化物価によ
り特徴付けた。 。
脚    に  したカルボキシル セルロースエステ
ルl     セルロースアセテ−)        
  3.8     33.4    0.10   
 1.25     セルロースアセテート     
    6.75    49.0    0.0? 
    1.3実fし11 スチール性反応器でのカルボキシル化セルロースエステ
ル(実施例6〜9)の製造法 使用した反応器は、米国特許第4.590.265号の
第1図に示された形状と同様であった。反応器は、内径
1.5フイートで内高9.0フイートのジャケット付き
円筒形室からなっていた。オゾン含有気体流を、セルロ
ースエステルのベツドを支持する全屈フェルトから成る
底板を通して反応器内に導入し、次いで気体流をセルロ
ースエステルと接触させた。オゾンは商業的に入手し得
る空気−調製及びオゾン−発生ユニットで発生させた。
未反応のオゾンは、反応器から出たとき商業的に入手し
得るオゾン破壊機により分解した。反応器には、配管と
、反応器の頂部から気体を取り出し、それを底板の下に
吹き込みセルロースエステルのべ・シトを通過させるこ
とができるプロワ−を取り付けた。
この循環気体に酢酸の蒸気を導入できる蒸発器を、この
循環系に配設した。
反応容器をジャケットにより75℃〜85℃に維持した
0反応器に、セルロースエステル粉末300ボンドを装
入した。1.0〜1.3重量%のオゾン及び10〜12
重量%の酸素からなり、残りが窒素である気体流を、3
3〜37SCFHで底板を通して第2表に示した種々の
時間通過させた。このオゾン分解の期間の後、オゾンを
含有しない気体流をブロワ−により上記流速に維持し、
酢酸500 gを蒸発器から反応器内に蒸発させた。
酢酸を反応器内に蒸発させた後、まだ75℃〜85℃に
ある反応器を窒素流で4〜6時間パージした。
次いで反応器を20℃〜25℃に冷却し、生成物を分離
した。
以下系内 】−」L−表 実施例6のカルボキシル化セルロースエステルを使用し
た。このバッチのエステル45gを、ハイドロキノンモ
ノメチルエーテル40ppmを含むハイドロキシエチル
メタクリレート105gに添加し、均一溶液が得られる
まで攪拌した0次いで、上記溶液20gを、ハイドロキ
ノンモノメチルエーテル40pp11を含むハイドロキ
シエチルメタクリレート30gで希釈し、溶液Aを製造
した。
1”X3/8”の高炭素鋼ボルトのネジを溶液Aで被覆
し、対応するナツトをボルトの被覆された部分にねじ込
んだ、接着剤を環境条件下に室温で24時間硬化させた
。24時間後ボルトからナツトを除くために必要なトル
クを、ボルトの頭を万力に挟みCraftsman(e
 )ルクレンチでナツトを除くことによって測定した。
試験した4個の結合のために必要な平均トルクは11f
t−1bsであった。
ハイドロキシエチルメタクリレート中のカルボキシル化
セルロースエステルの12重量%溶液(B)を、実施例
6のカルボキシル化セルロースエステル89.9gヲ、
ハイドロキノンモノメチルエーテル40ppmを含むハ
イドロキシエチルメタクリレート659gに溶解させて
製造した。次いで、N、N−ジメチルトルイ、ジン0.
6gを、溶液B19.4 gに添加した。1” X3/
8”の316ステンレススチールボルトのネジをこのア
ミン促進配合物で被覆した。対応するナツトを被覆され
たボルトにねじ込み、結合強度を実施例10におけるよ
うにして試験した。試験した5個の結合のために必要な
平均トルクは10 ft−1bsであった。
トリメチロールプロパントリメタクリレート中の実施例
6のカルボキシル化セルロースエステルの10重量%溶
液(C)を、エステル10gを、ハイドロキノンモノメ
チルエーテル40ppmを含むトリメチロールプロパン
トリメタクリレート90gに溶解させて製造した。接着
剤配合物を、溶液B(実施例11)95g、溶液C5g
及びN。
N−ジメチルトルイジンIgを混合することによって製
造した。接着剤を、1″幅の240グリツド(grit
)サンドペーパーで荒らしたアルミニウムスライド上で
試験した。結合すべき二つの表面を接着剤で被覆し、こ
れらの表面を1″のオーバーラツプができるように重ね
た。結合を、A37M法り一1002により硬化し24
時間後に、インストロンクロスヘツド速度0.5インチ
/分で試験した。試験した5個の結合の平均ラフブーシ
ェア(lap−shear)結合強度は520ps i
であった。
ハイドロキシエチルメタクリレート中のコバルト0.6
重量%溶液(D)を、ハイドロキシエチルメタクリレー
ト4.5gに6%コバルトHex−Ce+s”0.5g
を添加することにより製造した。この配合物は、溶液B
(実施例11 ) 48.8gを溶液D1.2gと混合
して製造した。この配合物を、実施例10に記載された
ようにして高炭素鋼ボルトで、そして、実施例11に記
載されたようにして316ステンレススチールボルトで
試験した。両方の形のボルトからナツトを除くために必
要な平均トルクは14 ft−1bsであった。
十分な6%バナジウムHex−Ce+*”を、溶液C(
実施例12)50gに添加して、それをバナジウム50
pp簡にした。このバナジウム促進配合物を、実施例1
3に記載されたようにして高炭素鋼ボルト及び316ス
テンレススチールボルトで試験した。両方の形のボルト
からナツトを除くために必要な平均トルクは14 ft
−1bsであった。
メチルメタクリレート中の実施例7のカルボキシル化セ
ルロースエステルの10重重量溶1(E)を、このエス
テル10gを、ハイドロキノンモノメチルエーテル20
ppmを含むメチルメタクリレート90gに溶解させる
ことによって製造した。
アクリル酸中の実施例7のカルボキシル化セルロースエ
ステルの20重量%溶液CF)を、このエステル20g
を、ハイドロキノンモノメチルエーテル200ppmを
含むアクリル酸80gに溶解させることによって製造し
た。嫌気性接着剤配合物の第一の成分(1)を、成分(
1)中のコバルトの濃度を1100ppにするに十分な
6%コバルトllex−Cem”を溶液(E)に添加す
ることにより製造した。配合物の第二の成分(2)を、
溶液840gを溶液C(実施例12)5g及び溶液F5
gと混合することにより製造した。この接着剤を、表面
の一つを成分(1)で被覆し、対向する表面を成分(2
)で被覆した他は、実施例12と同様の方法でアルミニ
ウムスライドで試験した。結合は実施例12に記載した
ようにして試験した。試験した5個の結合の平均ラップ
−シェア結合強度は940ps iであった。
2−エチルへキシルメタクリレート中の実施例6のカル
ボキシル化セルロースエステルの10重量%混合物を、
エステル10gを、ハイドロキノンモノメチルエーテル へキシルメタクリレート、90gに添加することによっ
て製造した.このエステルは室温でこのモノマーに溶解
しなかった,1” X3/8”の高炭素鋼ボルトのネジ
をこの混合物で被覆し、ナツトに対する結合を実施例I
Oに記載したようにして試験した。硬化24時間後に、
結合強度は測定できなかった。
N、N−ジメチルアミノエチルメタクリレート中の実施
例7のカルボキシル化セルロースエステルの10重量%
溶液を、エステル10gを、ハイドロキノンモノメチル
エーテル50ppn+を含むN。
N−ジメチルアミノエチルメタクリレート90gに溶解
することによって製造した。十分な4%バナジウムHe
x−Cem”を添加して、Eastacelのこの溶液
中のバナジウムの濃度を50ppmにした。1 rrX
3/8”の高炭素鋼ボルトのネジをこのバナジウム促進
配合物で被覆し、結合強度を実施例10に記載したよう
にして試験した。この配合物は測定できる結合強度を有
しなかった。    ′スJLLLIL カルボキシル化セルロースエステルの3重量%溶液を、
実施例11の溶液Bigを、ハイドロキノンモノメチル
エーテル40ppmを含むハイドロキシエチルメタクリ
レート3gで希釈して製造した。この配合物を、実施例
10に記載されたようにして高炭素鋼ボルトで試験した
。試験した5個の結合を破壊するために必要な平均トル
クは7ft−1bsであった。
カルボキシル化セルロースエステルの30重量%溶液を
、実施例10で使用したものと同じロフトからのカルボ
キシル化、セルロースエステル45gを、ハイドロキノ
ンモノメチルエーテル40ppmを含むハイ・ドロキシ
エチルメタクリレートl05gに溶解することにより製
造した。この溶液の一部9.4gを取り出し、十分なバ
ナジウム(II[)アセチルアセトネートを添加して最
終バナジウム濃度を10ppmにした。この配合物を、
高炭素鋼ボルトで試験した。5個の結合のために必要な
平均トルクは18ft−1bsであった。
カルボキシル化セルロースエステルを、セルロースアセ
テートブチレートから酸価4.9にして製造した(実施
例2)。次いで、このカルボキシル化セルロースエステ
ルlogを、ハイドロキノンモノメチルエーテル40p
pmを含むハイドロキシエチルメタクリレ−ヒト87g
に、ワーリング(Waring)ブレングー中で攪拌す
ることにより溶解した。N、N−ジメチルトルイジン3
gをこの溶液に添加し、ワーリングブレングー中で混合
した。この配合物を、実施例10に記載したようにして
高炭素鋼ボルトで試験した。試験した4個の結合のため
に必要な平均トルクは4ft−1bsであつた。
カルボキシル化セルロースエステルを、セルロースアセ
テートブチレートから酸価48.7にして製造した(実
施例3)。このカルボキシル化セルロースエステルを、
酸価4.9を有するカルボキシル化セルロースエステル
を酸価48.7を有するカルボキシル化セルロースエス
テルに置き換えて、実施例20に記載したようにして嫌
気性接着剤に配合した。この配合物を、実施例10に記
載したようにして高炭素鋼ボルトで試験した。試験した
4個の結合のために必要な平均トルクは10ft−1b
sであった。
カルボキシル化セルロースエステルを、セルロ−スアセ
テートプロピオネートから酸価49.Oにして製造した
(実施例5)。このカルボキシル化セルロースエステル
を、酸価4.9を有するカルボキシル化セルロースエス
テルを酸価49.0を有するこのカルボキシル化セルロ
ースエステルに置きmえて、実施例20に記載したよう
にして嫌気性接着剤に配合した。この配合物を、実施例
10に記載したようにして高炭素鋼ボルトで試験した。
試験した4個の結合のために必要な平均トルクは8ft
−Ibsであった。
カルボキシル化セルロースエステルを、セルロースアセ
テートプロピオネートから酸価24.3にして製造した
(実施例9)。このカルボキシル化セルロースエステル
を、酸価4.9を有するカルボキシル化セルロースエス
テルを酸価24.3を有するこのカルボキシル化セルロ
ースエステルに置き換えて、実施例20に記載したよう
にして嫌気性接着剤に配合した。この配合物を、実施例
10に記載したようにして高炭素鋼ボルトで試験した。
試験した4個の結合のために必要な平均トルクは7ft
−1bsであった。
カルボキシル化セルロースエステルを、セルロースアセ
テートプロピオネートから酸価11.6にして製造した
(実施例8)。このカルボキシル化セルロースエステル
を、酸価4.9を有するカルボキシル化セルロースエス
テルを酸価1166を有するこのカルボキシル化セルロ
ースエステルに置き換えて、実施例20に記載したよう
にして嫌気性接着剤に配合した。この配合物を、実施例
10に記載したようにして高炭素鋼ボルトで試験した。
試験した4個の結合のために必要な平均トルクは6 f
t−1bsであった。
ユm カルボキシル化セルロースエステルを、セルロースアセ
テートプロピオネートから酸価4.9にして製造した(
実施例4)。このカルボキシル化セルロースエステルを
、酸価11.6を有するカルボキシル化セルロースエス
テルを酸価4.9を有するこのカルボキシル化セルロー
スエステルに置き換えて、実施例24に記載したように
して嫌気性接着剤に配合した。
この配合物を、実施例10に記載したようにして高炭素
鋼ボルトで試験した。試験した4個の結合のために必要
な平均トルクは7ft−1bsであった。
カルボキシル化セルロースエステルを、セルロースアセ
テートから酸価33.4にして製造した(実施例1)0
次いで、このカルボキシル化セルロースエステルを、ハ
イドロキノンモノメチルエーテル40pp−を含むハイ
ドロキシエチルメタクリレート9gにこの物質1gを溶
解することによって、嫌気性接着剤に配合した。この配
合物を、実施例10に記載したようにして高炭素鋼ボル
トで試験した。試験した4個の結合のために必要な平均
トルクは12ft−1bsであった。
1剋 実施例23で使用したものと同じロフトからのカルボキ
シル化セルロースエステルをこの配合物に使用した。こ
のエステルを、ハイドロキノンモノメチルエーテル40
pp+mを含むハイドロキシエチルメタクリレートに、
カルボキシル化セルロースエステルの最終濃度が18.
2重量%になるまで溶解した。この溶液40gを、ハイ
ドロキノンモノメチルエーテル994ppmを含有する
氷アクリル酸50gと混合し、アクリレートモノマーの
重量基準で500ppmのハイドロキノンモノメチルエ
ーテルの最終濃度を得た。この配合物を、実施例10に
記載したようにして高炭素鋼ボルトで試験した。
試験した4個の結合のために必要な平均トルクは22f
t−1bsであった。
メチルメタクリレートを氷−水浴中で冷却し、ハイドロ
キノンモノメチルエーテルを除くために、冷却した10
重量%水酸化ナトリウム水溶液で抽出した。メチルメタ
クリレートを無水MgSO4で乾燥し、フリットガラス
濾斗を通して微粒子物を除去した。ハイドロキノンを抽
出したメチルメタクリレートに添加し、ハイドロキノン
の最終濃度−をアクリレートモノマーの重量基準で20
ppmにした。セルロースアセテートブチレートから酸
価20.4に製造したカルボキシル化セルロースエステ
ル(実施例7)を、再安定化メチルメタクリレートに溶
解し、カルボキシル化セルロースエステルの最終濃度を
全配合物の20重量%にした。十分なバナジウム(II
I)ナフトネートをこの溶液に添加し、バナジウム5 
ppmの最終配合物を製造した。
この配合物を、実施例10に記載したようにして高炭素
鋼ボルトで試験した。試験した4個の結合のために必要
な平均トルクは3.5ft−1bsであった。
第三ブチルハイドロキノン20ppHを配合物のハイド
ロキノン20ppm+に置き換えて、実施例28に記載
したようにして、嫌気性接着剤を配合した。この配合物
を、実施例10に記載したようにして高炭素鋼ボルトで
試験した。試験した4個の結合のために必要な平均トル
クは2.5 f t−1bsであった。
2.5−ジー第三ブチルハイドロキノン20ppmを配
合物のハイドロキノン20ppmに置き換えて、実施例
28に記載したようにして、嫌気性接着剤を配合した。
この配合物を、実施例10に記載したようにして高炭素
鋼ボルトで試験した。試験した4個の結合のために必要
な平均トルクは3ft−1bsであった。
2−第三ブチルハイドロキノンモノメチルエーテル20
ppmを配合物のハイドロキノン20ppmに置き換え
て、実施例28に記載したようにして、嫌気性接着剤を
配合した。この配合物を、実施例10に記載したように
して高炭素鋼ボルトで試験した。試験した4個の結合の
ために必要な平均トルクは2.5 ft−1bsであっ
た。
2−オクチルハイドロキノン20ppmを配合物のハイ
ドロキノン20ppmに置き換えて、実施例28に記載
したようにして、嫌気性接着剤を配合した。この配合物
を、実施例10に記載したようにして高炭素鋼ボルトで
試験した。試験した4個の結合のために必要な平均トル
クは8ft−1bsであった・ 実施例28で使用したものと同じロフトからのカルボキ
シル化セルロースエステルをこの配合物に使用した。こ
のエステルを、ハイドロキノンモノメチルエーテル40
ppmを含むハイドロキシエチルメタクリレートに、カ
ルボキシル化セルロースエステルの最終濃度が溶液の3
0重量%になるように溶解した。次いで、この溶液2.
0gを、ハイドロキノンモノメチルエーテル200pp
mを含有するフェニルアクリレート1.74gと混合し
た。この配合物を、実施例10に記載したようにして高
炭素鋼ボルトで試験した。試験した4個の結合のために
必要な平均トルクは4ft−1bsであった。
ハイドロキノンモノメチルエーテル40ppmを含むハ
イドロキシエチルメタクリレート65gを、N、N−ジ
メチルアミノエチルメタクリレート5gと混合した。次
いで、実施例28で使用したものト同じロフトからのカ
ルボキシル化セルロースエステル30gを、このアクリ
レートモノマーの混合物に溶解した。この配合物を、実
施例10に記載したようにして高炭素鋼ボルトで試験し
た。
試験した4個の結合のために必要な平均トルクは2ft
−1bsであった。
この配合に使用したカルボキシル化セルロースエステル
は、実施例28で使用したものと同じバッチからのもの
であった。このカルボキシル化セルロースエステルを、
ハイドロキノン20ppmを含むメチル−α−クロロア
クリレートに、カルボキシル化セルロースエステルの最
終濃度が10重量%になるように溶解した。この配合物
を、実施例10に記載したようにして高炭素鋼ボルトで
試験した。試験した4個の、結合のために必要な平均ト
ルクは9ft−1bsであった。
以下余白 ス淘」[[足 この配合に使用したカルボキシル化セルロースエステル
は、実施例28で使用したものと同じ/s、?ッチから
のものであった。このカルボキシル化セルロースエステ
ルを、ハイドロキノンモノメチルエーテル40ppmを
含むハイドロキシエチルメタクリレートに、カルボキシ
ル化セルロースエステルの最終濃度が溶液の30重重量
になるまで溶解した。トリエチルアミンをこの溶液の一
部に添加して、トリエチルアミンが2重量%である最終
配合物を製造した。この配合物を、実施例10に記載し
たようにして高炭素鋼ボルトで試験した。試験した4個
の結合のために必要な平均トルクは6ft−1bsであ
った。
以下金白

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、(A)約5以上で約50以下の酸価、約0.05〜
    約2の過酸化物価及び約0.4〜約4.0重量%の全カ
    ルボキシル基を有する、少なくとも1種のカルボキシル
    化セルロースエステル、 (B)少なくとも1種のアクリレートモノマー及び (C)少なくとも1種のハイドロキノンベースの安定剤
    を含んでなり、 成分(A)、(B)及び(C)が、最終配合物が大気に
    露出されている場合には、該配合物が流体のままであっ
    て常温で少なくとも8時間硬化せず、そして該配合物か
    ら空気が排除されている表面の間に置いた場合には、該
    配合物が硬化して常温で24時間以内に該表面間に有効
    な接着結合を形成するような、化学的性質を有し、且つ
    、そのような量及び比率で存在する接着剤組成物。 2、(A)約5以上で約50以下の酸価、約0.05〜
    約2の過酸化物価及び約0.4〜約4.0重量%の全カ
    ルボキシル基を有する、少なくとも1種のカルボキシル
    化セルロースエステル、 (B)下記式: (a)▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、XはO又はNR^3であり、 R^1はH、フェニル又は1〜8個の炭素原子の直鎖、
    分岐若しくは脂環式アルキル基であり、 R^2はH、ハロゲン、又は1〜4個の炭素原子の直鎖
    若しくは分岐アルキル基であり、 R^3はH、又は1〜8個の炭素原子の直鎖、分岐若し
    くは脂環式アルキル基である)、 (b)▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、各Xは独立に、そして各R^2は独立に、上に
    定義した通りであり、そしてR^4は、その炭素原子が
    それに結合した1個より多いXを有しないような、2〜
    8個の炭素原子の直鎖、分岐又は脂環式アルキル二価基
    である)、(c) ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、R^2は独立に、上に定義した通りであり、m
    は2、3又は4であり、そしてnは1〜12の整数であ
    る)又は、 (d) ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、各Xは独立に、そして各R^2は独立に、上に
    定義した通りであり、そしてR^5は、その炭素原子が
    それに結合した1個より多いXを有しないような構造の
    、3〜8個の炭素原子の直鎖、分岐又は脂環式アルキル
    三価基である) の少なくとも1種のアクリレートモノマー、及び、 (C)式: ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、R^6は、H又は1〜4個の炭素原子の直鎖若
    しくは分岐アルキル基であり、そして、各R^7は独立
    に、H又は1〜8個の炭素原子の直鎖、分岐若しくは脂
    環式アルキル基である) の少なくとも1種のハイドロキノンベースの安定剤から
    なり、 成分(A)、(B)及び(C)が、最終配合物が大気に
    露出されている場合に、該配合物が流体のままであって
    常温で少なくとも8時間硬化せず、そして該配合物から
    空気が排除されている表面の間に置いた場合には、該配
    合物が硬化して常温で24時間以内に該表面間に有効な
    接着結合を形成するような、化学的性質を有し、且つ、
    そのような量及び比率で存在し、更に (1)アクリレートモノマー又はその組合せは、カルボ
    キシル化セルロールエステルを、カルボキシル化セルロ
    ースエステルとアクリレートモノマーとの合計の重量基
    準で少なくとも約3重量%の最終濃度にまで溶解できね
    ばならず、(2)フェニル含有アクリレートモノマーは
    、他のアクリレートモノマーと組み合わせて使用されね
    ばならず、そして、アクリレートモノマー類の組合せが
    、若し1種又はそれ以上の該モノマーがR^1としてフ
    ェニル基を有するならば、フェニル含有モノマーは他の
    アクリレートモノマーと約等モルか又はより少なくなけ
    ればならないようなものでなくてはならず、そして、(
    3)NR^3であるXを有するアクリレートモノマーは
    、その全量がカルボキシル化セルロースエステルからの
    カルボキシル基の全モル数の合計より少なく、かつセル
    ロースエステルの過酸化物含量の全モル当量の2倍より
    も少ないモルレベルで存在しなくてはならない接着剤組
    成物。 3、成分(A)が成分(A)及び成分(B)の合計重量
    基準で約3重量%〜約30重量%の濃度で存在し、そし
    て成分(C)が成分(B)の全重量基準で約20ppm
    より大きく約500ppmより小さい濃度で存在する請
    求項1又は2記載の接着剤組成物。 30重量%の濃度で存在し、そして成分(C)が成分(
    B)の全重量基準で約20ppmより大きく約500p
    pmより小さい濃度で存在する請求項2記載の接着剤組
    成物。 4、少なくとも1種の促進剤を更に含有する請求項1又
    は2記載の組成物。 5、(i)成分(A)及び成分(B)の重量基準で約1
    40ppm以下の量の、成分(B)に可溶性のコバルト
    イオン、 (ii)成分(A)及び成分(B)の重量基準で約50
    ppm以下の量の、成分(B)に可溶性のバナジウムイ
    オン並びに (iii)成分(A)及び成分(B)の重量基準で約5
    重量%以下の量の、式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、各R^8は独立に、1〜8個の炭素原子の直鎖
    、分岐又は脂環式アルキル基であり、R^9は、1〜8
    個の炭素原子の直鎖、分岐又は脂環式アルキル基であり
    、そして、 R^1^0は、フェニル、ベンジル又は2〜8個の炭素
    原子の直鎖、分岐若しくは脂環式アルキル基である) を有する少なくとも1種の第三級アミン からなる群から選択された少なくとも1種の促進剤を更
    に含有する請求項1又は2記載の組成物。 6、R^8が1又は2個の炭素原子のアルキル基であり
    、R^9は1又は2個の炭素原子のアルキル基であり、
    そしてR^1^0はフェニル又はベンジルである、請求
    項5記載の組成物。 7、前記カルボキシル化セルロースエステルが、フェノ
    ール/テトラクロロエタン60/40重量比の溶剤中で
    、0.5重量%のポリマー濃度を使用して、25℃でA
    STM D2857−70方法により測定して約0.0
    1〜約1.00の固有粘度を有する物質であり、その無
    水グルコース単位が、全ポリマー重量基準で、約0.0
    5〜約20重量%のハイドロキシル基、約0.5〜約4
    4重量%のアセチル基、0〜約54重量%のブチリル基
    、0〜約47重量%のプロピオニル基、約0.4〜約4
    .0重量%の全カルボキシル基(このカルボキシル基の
    約20〜約100%は非鹸化性の骨格である)から成る
    環置換基を有し、そして該物質が約4.52×10^−
    ^5〜約6.13×10^−^4のラクトンレベルを有
    する請求項1又は2記載の接着剤配合物。 8、該カルボキシル化セルロースエステルが、約0.1
    0〜約0.30の固有粘度、約9.68×10^−^5
    〜約3.22×10^−^4のラクトンレベル、約0.
    10〜約0.8の過酸化物価、約8〜約25のDP:C
    OOH及び約0.01〜約0.95のHVRを有する物
    質である請求項7記載の接着剤配合物。 9、前記カルボキシル化セルロースエステルの酸価が約
    10〜約25であり、過酸化物含量が約0.2〜約0.
    6である請求項8記載の接着剤組成物。 10、前記カルボキシル化セルロースエステルがカルボ
    キシル化セルロースアセテートブチレート又はカルボキ
    シル化セルロースアセテートプロピオネートである請求
    項9記載の接着剤組成物。 11、成分(A)の重量%が約5〜約20である請求項
    3記載の接着剤組成物。 12、前記アクリレートモノマーが、アクリル酸、メタ
    クリル酸、ハイドロキシエチルメタクリレート、ハイド
    ロキシプロピルメタクリレート及びメチルメタクリレー
    トから成る群から選択される請求項1又は2記載の接着
    剤配合物。 13、Xが0であり、R^1がH又は1〜6個の炭素原
    子の直鎖、分岐若しくは脂環式アルキル基であり、R^
    2がH又は1若しくは2個の炭素原子のアルキル基であ
    り、R^6が、H又は1又は2個の炭素原子のアルキル
    基であり、そして、R^7が、H又は1〜4個の炭素原
    子の直鎖、分岐若しくは脂環式アルキル基である請求項
    2記載の接着剤配合物。 14、前記促進剤がN,N−ジメチルトルイジンである
    請求項4記載の接着剤配合物。 15、第一のパッケージが少なくとも1種のアクリレー
    トモノマー、少なくとも1種の安定剤及び少なくとも1
    種のカルボキシル化セルロースエステルから成り、そし
    て第二のパッケージが少なくとも1種のアクリレートモ
    ノマー、少なくとも1種の安定剤及び少なくとも1種の
    促進剤から成る2−パッケージ配合物の形態にある請求
    項4又は5記載の組成物。
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