JPH01139342A - 缶 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 乙の発明は、提手を有する缶の、特に提手の缶体への連
結構造に関する。

〔従来技術並びに発明の背景〕

従来の乙の種提手付きの缶は、提手を回動起立させ、缶
体を吊り下げて持ち運ぶ時など、缶体が提手の連結部を
軸として揺れ動くが、缶内の内容物によっては缶体が揺
れ動いては困る場合がある。

一方、缶体に内容物を充填するときや、缶を積載輸送す
るときなど提手が邪魔にならないように確実に保持させ
ることが望ましい。

〔発明が解決すべき課題〕

本発明は、上記背景に鑑み提手を起立させ、缶体を吊り
下げて持ち運ぶ際には提手と缶体との連結部同志を固定
関係に係合させて缶体の揺れ動きを阻止して安全な可搬
ができるようにし、また、缶体に内容物を充填したり、
輸送するために提手を伏倒状態を確実に係止保持できる
ようにしたものである。

〔発明の構成〕

従来技術の問題点を解決する本発明の構成は、缶体の上
部外面両側に連結部を設け、この連結部に提手の両端連
結部を回動可能に連結する缶において、上記缶体と提手
との連結部に提手の回動位置係止機構を設けたことを特
徴としてなるものである。

〔実施例１〕　（第１図〜第７図） １は円筒状の缶体で、この缶体１の中心直径線上に臨む
缶体の上部外面両側には提手連結用のピン２が横向きに
突設され、このピン２に中軟合成樹脂製の帯板からなる
提手３の両端が連結される。

詳述すると、上記ピン２は、基部に仔細短小の丸軸部２
ａが、その隣りに上記丸軸部２ａより大きな外径の断面
方形状の角軸部２ｂが、その隣りに上記角軸部２ｂより
外径の大きな抜は止め用頭部２Ｃを夫々同一軸線上に備
えたものにて形成されている。

一方、上記提手３は、その両端部に上記ピン２の丸軸部
２ａに嵌合される該丸軸部２ａと略同内径の３ケの位置
決め孔３ａ、　３ｂ、　３ｃが提手３の長手方向に所定
の間隔を置いて設けられ、各位置決め孔３ａ。

３ｂ、　３ｅは、上記丸軸部２ａの外径より若干狭巾の
スリット３ｄを介して相互に連通されている。

また、提手３の両端部外面には、上記角軸部２ｂが介在
される回動拘束部３ｅが形成される。

との回動拘束部３ｅは、上記角軸部２ｂの外径と略同巾
の間隔を介して対向する平行２条の突堤３ｒと、この突
堤３ｆの下端に直角に連なる突堤３ｇとで正面上向きコ
字状に形成され、突堤３ｆ、　３ｇとで囲まれた内側空
間部に上記角軸部２ｂが介在されるものである。

尚、缶体１に嵌合された蓋１ａは、本例では内容物の受
は皿として裏返し状態で缶体１に嵌合使用されるもので
ある。

〔発明の作用〕

第５図の状態は、提手３を起立させた状態を示し、この
状態では提手３に設けた図で最下端の位置決め孔３ａが
ピン２の丸軸部２ａに嵌合し、面も回動拘束部３ｅが角
軸部２ｂに嵌合され、よって提手３は缶体１に対し回動
不能、つまり、固定関係に保持され、従って提手３を持
ち、缶体１を吊り下げて持ち運ぶ際、缶体１ば上記ピン
２を軸として揺れ動かされることはない。

第６図は、提手３の中間の位置決め孔３ｂを丸軸部２ａ
に嵌合位置させて提手３を伏倒させた態様を示し、この
態様は、提手３の頂部が図のように缶体胴部の外側方に
大きく突出され、次の提手の起立操作が容易になし得る
ものである。

第７図は、提手３の最上端の位置決め孔３Ｃを丸軸部２
ａに嵌合位置させて提手３を伏倒させた態様を示し、こ
の態様は、提手３が真横に伏倒し、提手の頂部の内側面
が完全に缶体胴部にピッタリと不動的に当接するもので
、よってこの状態で缶体への内容物の充填、あるいは、
缶体の輸送に供されるものである。

〔実施例２〕　（第８図、第９図） この例は、缶体１の側面に２本のピン２を上下に突設し
、上方のピン２に提手３の位置決め孔３ｂ、３ｅを、か
つ、下方のピン２に位置決め孔３ａの係脱自在に係合さ
せるようにした変形例である。

よって、提手３を起立させた第８の状態では、提手３の
孔３ｈが下方のピン２に、かつ、上方のピン２に位置決
め孔３ｂが夫々係合位置し、両ピンによる段違い支持に
よって提手３と缶体１とは固定的に連結される乙とにな
る。

また、提手３を真横に倒し、位置決め孔３Ｃを上方のピ
ン３Ｃに係合位置させる乙とによって第９図のように提
手３は缶体胴部にピッタリと不動的に当接し、内容物の
充填、あるいは、缶体の輸送に供し得る態様に保持され
るものである。

尚、本例に示したピン２は、単に抜は止め頭部付きの丸
軸ピンが使用される。

〔発明の効果〕

＝５− 上述のように本発明によれば、家庭で缶を使用するとき
などに提手を起立させ、缶体を吊り下げて持ち運ぶ際に
は提手と缶体との連結部同志を固定関係に係合させて缶
体の揺れ動きを阻止しつつ、安全に可搬することができ
る。

また、メーカー側などで缶体に内容物を充填したり、あ
るいは、缶体を輸送するときは、提手に邪魔にならない
ように提手を不動的に伏倒保持させることができるもの
で、乙の種提手付きの缶として優れた特長を有するもの
である。

【図面の簡単な説明】

第１図は実施例１の缶の正面図、第２図は同上要部の側
面図、第３図は提手の一部の正面図、第４図は同上側面
図、第５図乃至第７図は提手の回動位置関係を示した説
明図、第８図並びに第９図は実施例２における提手の回
動位置関係を示した説明図である。 １−缶体、２・・ピン（連結部）、３・・提手。 特　許　出　願　人　　日東製器株式会社代　　　　理
　　　　人　　　　佐　　　野　　　義　　　雄６一 第５囚 第６図 第７図 ■Ｆう′− 第す図 第９図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 缶体の上部外面両側に連結部を設け、この連結部に提手
   の両端連結部を回動可能に連結する缶において、上記缶
   体と提手との連結部に提手の回動位置係止機構を設けた
   ことを特徴としてなる缶。