JPH0113909Y2 - - Google Patents

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JPH0113909Y2
JPH0113909Y2 JP18139884U JP18139884U JPH0113909Y2 JP H0113909 Y2 JPH0113909 Y2 JP H0113909Y2 JP 18139884 U JP18139884 U JP 18139884U JP 18139884 U JP18139884 U JP 18139884U JP H0113909 Y2 JPH0113909 Y2 JP H0113909Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は多重管用コネクターに関し、一層詳
細には、電磁弁、シリンダ等の空圧機器の入力ポ
ート、出力ポートへ流体用通路を複数本形成した
多重管を連結接続するための多重管用コネクター
に関する。
流体、例えば、空気を利用して客体を駆動ある
いは制御を行うための各種装置が従来から広汎に
普及している。この場合、前記各種装置は空気の
導入を図る入力ポートおよび空気の導出を図る出
力ポートを備えるのが通常である。従つて、この
入力ポートと出力ポートには夫々管路が接続され
る。
そこで、従来では、この管路の取付スペースを
可及的に少なくし、その保守管理を容易化するた
めに流体の導入・導出用管路を出来るだけ纒めて
配管している。その具体例を第1図に示す。すな
わち、装置2には入力(出力)ポート4と出力
(入力)ポート6とが形成され、これらのポート
4,6には夫々対応して管路8,10が接続され
る。管路8とポート4との間には第1のコネクタ
ー12が介装され、一方、ポート6と管路10と
の間には第2のコネクター14が介装される。実
際、第1コネクター12および第2コネクター1
4はポート4,6に夫々螺入し、且つ管路8およ
び管路10は夫々前記第1コネクター12および
第2コネクター14に一体的に形成された係合管
路16,18に嵌入接続されている。
そこで、このような構成では、管路8と管路1
0とは紐20若しくはバンド等で束ねられ、出来
るだけ取付スペースを小さくすると共に保守管理
を容易にしようと努めている。然しながら、この
従来技術では、例えば、マニホールド型電磁弁の
如く出力ポートが多数あるものでは管路8,10
を構成するチユーブの本数が増え、構成自体がそ
れだけ複雑となる。また、前記の通り、管路自体
を紐20あるいはバンド等で何個所かに亘つて係
止しなければならないために、その緊締に対して
相当な工数を必要とする。さらにまた、チユーブ
本数に比例して配管工数が増大し、このためにポ
ート間の接続を間違える、所謂、誤配管の危険性
も少なくない。さらに付言すれば、紐あるいはバ
ンド等で複数本のチユーブを緊締すると、前記の
ような従来技術では配管ピツチが狭くなる。従つ
て、コネクターを使用しようとしてもこの狭い配
管ピツチのためにチユーブ自体をこのコネクター
に差し込むことが容易ではない。しかも、コネク
ターの数が増え、これが配管工数の増大をもたら
す不都合がある。
そこで、本考案者は鋭意考究並びに工夫を重ね
た結果、一本のチユーブ内に複数本の流体用通路
を画成した多重管に着目し、この多重管の流体用
通路に対応する数の流体用通路を画成したボデイ
を用意し、このボデイに形成された管挿入孔に予
め先鋭な環状突部を介して多重管が係合する二重
管状の連結部材を挿入接続すると共にこの連結部
材の外周に係合してその脱挿を阻止する係止部材
を装着するようにしてコネクターを構成すれば、
殊更、チユーブを紐、バンド等で緊締する必要も
なく、また誤配管の可能性も少ない、しかも、配
管ピツチも特に考慮することなく簡単且つ確実に
多重管を装置に接続することが可能となり、前記
の種々の問題点が一挙に解消することが判つた。
従つて、本考案の目的は取付スペースを可及的
に少なくし、しかも、誤配管も回避出来ると共に
配管工数も大幅に削減することが可能な多重管用
コネクターを提供するにある。
前記の目的を達成するために、本考案はボデイ
と連結部材とを含み、前記ボデイは管挿入孔と前
記管挿入孔の一端部から延在し且つ多重管の流体
用通路に対応する数の流体用通路を有し、前記連
結部材は内側管体と外側管体とからなる一体構成
された二重管で形成し、少なくとも一方の管体の
一端部に多重管が係合する環状突部を形成し、こ
の連結部材の他端部を前記管挿入孔に係止部材を
介して着脱自在に装着することを特徴とする。
次に、本考案に係る多重管用コネクターについ
て好適な実施例を挙げ、添付の図面を参照しなが
ら以下詳細に説明する。
第2図および第3図において、参照符号30は
本考案に係る多重管用コネクターを示す。このコ
ネクター30はブロツク体からなる合成樹脂製の
ボデイ32を含む。このボデイ32は環状突部3
3を有し、この環状突部33にはボス孔状に管挿
入孔34が形成される。前記管挿入孔34の底壁
面周縁には環状のシール部材36を載置するため
の四角柱状の受座38を所定間隔離間して複数個
突設しておく。また、前記管挿入孔34には連結
部材40が嵌合する。この場合、当該連結部材4
0の脱挿を阻止するために係止部材としての金属
板製のチヤツク42、合成樹脂製のコレツト44
および合成樹脂製のリリースブツシユ46がガイ
ド48を介して装着される。前記ガイド48は内
方に突出するフランジ50を有するスリーブ状に
形成されると共にその外周に突設した環状突部5
1を介して管挿入孔34に嵌着される。前記チヤ
ツク42の先鋭な先端部は、管挿入孔34に挿入
された連結部材40の外周に刺入してそれに係合
するもので、コレツト44の内側に嵌着される。
すなわち、チヤツク42は金属板をプレス成形す
ることにより先端部に内側に屈曲するエツジ52
を形成し、しかもこのエツジ52の上方に一体的
に形成される環状体にはスリツト56を等間隔に
形成して弾性片54を構成する。従つて、前記弾
性片54はその基端部を支点として内外に弾性的
に可撓可能に構成している。このため、前記エツ
ジ52は内側に変形することが可能である。この
ように構成されるチヤツク42が嵌着されるコレ
ツト44はチヤツク42の弾性片54を内側に変
形させてエツジ52を連結部材40に対して刺入
することを助勢する。コレツト44は合成樹脂の
一体成形により形成され、リング状の基部58と
その端面から延在して互いにスリツト60により
離間した複数の弾性片62とを備えると共に、各
弾性片62の先端部には外周方向にリング状の膨
出部64を備える。従つて、前記コレツト44は
ガイド48の内側に嵌挿され、コレツト44が抜
出し方向に移動した時には弾性片62の膨出部6
4がガイド48の内端部48aに当接してチヤツ
ク42の弾性片54と共に内側に変位するように
構成されている。なお、この場合、弾性片62お
よび弾性片54の内側への撓曲変位は、後述する
リリースブツシユ46により抑制されるため、コ
レツト44およびチヤツク42はガイド48の内
端部48aによつて抜挿が阻止されることにな
る。また、前記コレツト44の内部に嵌挿される
リリースブツシユ46は、チヤツク42が連結部
材40に対して過度に刺入することを抑制し且つ
当該刺入状態からチヤツク42を離脱させるため
のものである。この場合、前記リリースブツシユ
46は合成樹脂により一体的に成形され、その上
端部に取外し操作用のフランジ66を備えたスリ
ーブ状の基板68と、前記基体68から互いにス
リツト70を介して軸方向に延設した複数の弾性
片72と、この弾性片72に形成された段部74
を有する。従つて、前記弾性片72は下半部が肉
厚に形成され、しかもその先端部には内側に傾斜
する傾斜面72aが形成される。そして、前記リ
リースブツシユ46は各弾性片72を内側に弾性
的に撓曲変形した状態でチヤツク42およびコレ
ツト44の内部に挿入出来、装着した状態にあつ
ては弾性片72の先端部がチヤツク42を構成す
る弾性片54の内部に位置して当該弾性片54の
内側への過度の撓曲変形を規制し、また、弾性片
72をフランジ66を押圧することによりさらに
押し込むとその肉厚な先端部がチヤツク42の弾
性片54をコレツト44の弾性片62と共に外側
に変位させるように作用する。すなわち、傾斜面
72aがチヤツク42のエツジ52に圧接して連
結部材40から離脱するように作用する。
次に、前記ボデイ32の内部にあつて前記管挿
入孔34を画成する底壁部中央に第1の流体用通
路76と、底壁部の周縁に第2の流体用通路78
とが開口穿設される。前記第1流体用通路76の
開口端部は通路直径が若干拡大されるように段部
80が形成され、さらにその上部にシールリング
82が嵌合する環状凹溝84が形成される。な
お、このように構成されるボデイ32は各種流体
圧機器(図示せず)に対して接続用ねじ等により
固定される。なお、このボデイ32は、前記流体
圧機器自体であつてもよく、この場合、前記管挿
入孔34、流体用通路76および78をその流体
圧機器に穿設することが可能である。
一方、連結部材40は、第4図に示すように、
合成樹脂を一体成形して構成される。すなわち、
連結部材40は同心的に配置された外側の管体8
6と内側の管体88とこれらの管体86,88の
間に配設された複数個のステイ90aおよび90
bを含む。内側管体88は前記外側管体86に対
して軸方向に互いに変位している。すなわち、内
側管体88の先端部が外側管体86の先端部より
も所定の長さだけ突出し、一方、外側管体86の
先端部は内側管体88の後端部より突出した構成
である。そこで、前記外側管体86の後端部外周
には先鋭な環状突部92が形成されると共にこの
環状突部92に対応する内周面には拡径部94が
形成される。一方、前記内側管体88の後端部に
は別体で形成された管体96が嵌入する。すなわ
ち、管体96は後端部外周に多段的に配設した環
状突部97aおよび97bを有し、この環状突部
97aおよび97bにより管体96は管体88に
嵌着される。なお、管体96の先端部外周に先鋭
な環状突部98が形成される。図から容易に諒解
されるように、前記環状突部92および98は下
方に指向した傾斜面を有することが容易に諒解さ
れよう。なお、参照符号100は外側の管体86
の外周に形成した環状段部を示し、また、参照符
号102は管体96の外周に形成した環状段部を
示す。
本考案に係る多重管用コネクターは基本的には
以上のように構成されるものであつて、次に、こ
のコネクターに多重管を接続する場合の作用並び
に効果について説明する。
先ず、前記ボデイ32を流体用通路76および
78に対応する孔部を有する対象物、例えば、電
磁弁あるいはシリンダ等の装置に接続ねじ等によ
り予め接続しておく。この装置に接続されて流体
を送給帰還するための多重管106は前記連結部
材40の管体86および88に対応する外管10
8および内管110とからなる二重管で構成さ
れ、この場合、特に、前記多重管106は軟質の
合成樹脂等からなる、所謂、可撓性に富む部材で
構成しておくと好適である。
このような状態において、凹溝84にシールリ
ング82を嵌合し、受座38の上面にシール部材
36を載置する。そして、管挿入孔34にはその
内側にチヤツク42を嵌着した状態でコレツト4
4を遊挿し、この後、ガイド48を管挿入孔34
の内壁に嵌着固定する。最後に、リリースブツシ
ユ46をその弾性片72を直径を縮小するように
撓曲変位させながら管挿入孔34に挿入し、その
先端部がコレツト44、すなわち、チヤツク42
の内側に位置した時に自由状態に復帰させる。こ
れによつてガイド48のフランジ50はコレツト
44の基部58を介して段部74に当接し、当該
リリースブツシユ46の抜挿が阻止される。次
に、連結部材40の後端部には多重管106を係
合する。すなわち、連結部材40の内側管体88
後端部に連結された管体96に多重管106の内
管110を前記管体96の環状段部102に当接
するまで嵌入し、また、連結部材40の外側管体
86に多重管106の外管108を環状段部10
0に当接するまで嵌入する。この際、前記内管1
10および外管108は管体96および86に対
して先鋭な環状突部98および92により気密性
を維持し且つ抜挿を確実に阻止される。また、外
側管体86の先端部内周には拡径部94が形成さ
れているために管体96の環状突部98により内
管110の外周が膨出したとしても管体86の通
路断面積は減少されない。
このような状態において、多重管106と一体
的に結合する連結部材40をボデイ32に嵌合す
るには次のように行えばよい。すなわち、連結部
材40を管挿入孔34に挿入する。これは内側管
体88の先端部がボデイ32の段部80に当接す
るまで行う。この挿入時には、外側管体86が弾
性片54をコレツト44の弾性片62と共にそれ
らの付勢力に抗して外側に拡開変位させながら進
入し、挿入完了後においては、弾性片54のエツ
ジ52が自己の弾発力およびコレツト44の弾性
片62の弾発力により管体86に刺入し、チヤツ
ク42およびコレツト44等と管体86、すなわ
ち、連結部材40とが一体的に係合して抜止め状
態に保たれる。
このようにして挿入した結果、多重管106の
外管108の内部通路108aは連結部材40の
外側の管体86の内部通路86aおよび管挿入孔
34の底部空間34aを介してボデイ32の第2
流体用通路78に連通し、また、内管110の内
部通路110aは管体96および88の夫々の内
部通路96aおよび88aを介してボデイ32の
第1流体用通路76と連通接続される。この際、
連結部材40の外側の管体86の内部通路86a
側の気密性はシール部材36により、また、内管
88の内部通路88aの気密性はシールリング8
2により良好に保持される。
そして、前記状態において、流体による内圧力
や外部からの力によつて多重管106および連結
部材40にそれを抜き出す方向の力が加わつて
も、多重管106および連結部材40の脱挿は阻
止される。すなわち、前記力が加わると、連結部
材40、チヤツク42、コレツト44およびリリ
ースブツシユ46が抜挿方向に変位しようとする
が、その変位に伴い、コレツト44の弾性片62
における膨出部64がガイド48の内端部48a
に当接し、弾性片62がチヤツク42の弾性片5
4と共にその直径を縮小して変位しようとする。
ところが、弾性片54内側にリリースブツシユ4
6の弾性片72が当接して前記変位を妨げるた
め、結局、連結部材40およびこれと一体的なチ
ヤツク42のそれ以上の抜挿は阻止される。
一方、本考案に係る多重管用コネクター30か
ら多重管106を取り外す場合には次のように行
えばよい。すなわち、リリースブツシユ46をそ
のフランジ66を介して管挿入孔34内に押し込
んで当該リリースブツシユ46の先端傾斜面72
aによつてチヤツク42の弾性片54を外側に拡
開するように変位させる。これにより、エツジ5
2の管体86への刺入状態が解除され、連結部材
40および多重管106を簡単に引き抜くことが
出来る。
このようにして、本考案によれば、コネクター
30に対して多重管106をその外管108のみ
のワンタツチ操作で容易に着脱することが可能と
なり、その配管工数が大幅に削減出来る。また、
本考案では管挿入孔34に連結部材40が挿入さ
れ、この連結部材40の外部突出端部に多重管1
06を接続するように構成したため、多重管10
6は汎用のカツターでその内管110、外管10
8を直角に同時に切断すればよく、特に外管10
8、内管110の長さを選択して切断する等の煩
雑さも必要とされない。なお、前記実施例におい
ては連結部材40は真直に構成しているが、これ
を第5図に示すように屈曲形成してもよい。この
場合、管体96の嵌入到達部分で屈曲形成すると
強度的に優れる利点がある。
さらに、第6図乃至第8図は本考案に係る多重
管用コネクター30の応用例を示す。
この場合、第6図はエアシリンダ等のアクチユ
エータ112の配管システムにおける電磁弁11
4とスピードコントローラ116との間を多重管
106で接続する構成を示している。すなわち、
この多重管106を接続するにあたり、本考案に
係る多重管用コネクター30aおよび30bが好
適に用いられている。なお、図において、参照符
号118aおよび118bは電磁弁114の排気
ポートに夫々接続される筒状の焼結体製サイレン
サを示す。
前記多重管用コネクター30aの応用例では、
第7図に示すように、ボデイ部分が電磁弁114
自体のボデイ32として構成され、このボデイ3
2の管挿入孔34に多重管106の一端部が連結
部材40を介して挿入接続される。そして、前記
多重管106を構成する外管108の内部通路1
08aを管体86の内部通路86a、流体用通路
78、環状溝122を介して電磁弁114の弁ハ
ウジング120における一方のポートBに連通す
る。内部通路110aは内部通路96a,88
a、流体用通路76および環状溝124を介して
他方のポートAに連通するように構成している。
なお、図において、参照符号126は供給ポート
Pに連通接続される環状溝を示し、参照符号12
8は前記二つのポートA,Bを図において左右方
向に移動して切換制御するスプール弁を示す。
一方、多重管用コネクター30bの応用例で
は、第8図に示すように、ボデイ部分がスピード
コントローラ116自体のボデイ32として構成
され、当該ボデイ32の管挿入孔34に多重管1
06の他端部が挿入接続される。そして、外管1
08の内部通路108aに連結部材40の管体8
6の内部通路86aを介して連通する流体用通路
78は当該ボデイ32に単管用継手130を介し
て接続される単管132と連通され、アクチユエ
ータ112の一方の作動室に接続している。一
方、内管110の内部通路110aに連結部材4
0の管体88の内部通路88aを介して連通する
流体用通路76は当該ボデイ32に組み付けられ
た絞り弁装置134の一方のポート134aに連
通し、この絞り弁装置134の他方のポート13
4bは当該ボデイ32に連結されたハーフユニオ
ン型の単管用継手136等を介してアクチユエー
タ112の他方の作動室に連通するように構成し
ている。なお、第7図および第8図におけるコネ
クター30aおよび30bのその他の構成は第2
図と同様なので、ここでは詳しい説明は省略す
る。
従つて、今、電磁弁114を構成するスプール
弁128が図のように切り換えられると、供給ポ
ートPに送られてきた高圧空気は一方のポートB
を介してコネクター30aの流体用通路78、底
部空間34a、内部通路86aを通つて多重管1
06の内部通路108aに至り、ここからコネク
ター30bの内部通路86a、底部空間34a、
流体用通路78を通り継手130および単管13
2を経てアクチユエータ112の一方の作動室に
供給される。一方、アクチユエータ112の他方
の作動室から吐出される空気は継手136および
絞り弁装置134を通つてコネクター30bの流
体用通路76、内部通路88aおよび96aを経
て多重管106の内部通路110aに至り、ここ
からコネクター30aの内部通路96aおよび8
8a、流体用通路76を通つて他方のポートAよ
りサイレンサ118a等を介して大気に放出され
る。なお、供給ポートPが他方のポートAに連通
するよう切り換えられる逆の動作説明は、絞り弁
装置134によりアクチユエータ112の他方の
作動室に送られる空気流量が制御されてアクチユ
エータの駆動速度が増減制御される以外は容易に
諒解されるのでその説明は省略する。
このようにして、本考案に係る多重管用コネク
ター30a,30bを用いることにより、電磁弁
114とスピードコントローラ116との間に多
重管106が効果的に配管され、アクチユエータ
112の配管システムが一段と簡略化される。
以上説明したように、本考案によれば複数の流
体用通路を画成した多重管と電磁弁、シリンダ等
の各種装置等を少ないスペースで気密に且つ確実
に連通することが出来るようになつたものであ
り、従つて、流体導入系、導出系を構成するチユ
ーブを束ねる作業や、あるいは、誤配管の可能性
から容易に回避出来る。さらに、本考案では多重
管とコネクターとの間に連結部材を介在させるこ
とによつて連結部材の外側の管体のみのワンタツ
チ操作で多重管の着脱が可能となり、従つて、配
管工数が大幅に削減出来ると共に従来技術におけ
る単管のワンタツチ継手機構がそのまま使用出来
るという利点もある。しかも、本考案に係るコネ
クターは電磁弁等の各種装置に内蔵することも可
能であり、これによつて配管システムがより一層
簡略化されるという効果を奏する。
以上、本考案について好適な実施例を挙げて説
明したが、本考案はこの実施例に限定されるもの
ではなく、本考案の要旨を逸脱しない範囲におい
て種々の改良並びに設計の変更が可能なことは勿
論である。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来技術に係る多重管と装置との結合
関係を示す概略説明図、第2図は本考案に係る多
重管用コネクターと多重管との結合関係を示す一
部省略縦断面図、第3図は第2図に示す多重管と
コネクターとの分解斜視説明図、第4図は本考案
に係る多重管用コネクターにおける連結部材の横
断面図、第5図は本考案に係る多重管用コネクタ
ーにおける連結部材の変形例を示す縦断面図、第
6図は本考案に係る多重管用コネクターの応用例
を示すアクチユエータの配管システム図、第7図
は第6図の電磁弁に本考案に係る多重管用コネク
ターを応用した例を示す要部断面図、第8図は第
6図におけるスピードコントローラに本考案に係
る多重管用コネクターを応用した例を示す断面図
である。 30,30a,30b……多重管用コネクタ
ー、32……ボデイ、33……環状突部、34…
…管挿入孔、36……シール部材、38……受
座、40……連結部材、42……チヤツク、44
……コレツト、46……リリースブツシユ、48
……ガイド、48a……内端部、50……フラン
ジ、51……環状突部、52……エツジ、54…
…弾性片、56……スリツト、58……基部、6
0……スリツト、62……弾性片、64……膨出
部、66……フランジ、68……基体、70……
スリツト、72……弾性片、74……段部、7
6,78……流体用通路、80……段部、82…
…シールリング、84……凹溝、86,88……
管体、90a,90b……ステイ、92……環状
突部、94……拡径部、96……管体、97a,
97b,98……環状突部、100,102……
環状段部、106……多重管、108……外管、
110……内管、112……アクチユエータ、1
14……電磁弁、116……スピードコントロー
ラ、118a,118b……サイレンサ、120
……弁ハウジング、122,124,126……
環状溝、128……スプール弁、130……単管
用継手、132……単管、134……絞り弁装
置、136……単管用継手。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) ボデイと連結部材とを含み、前記ボデイは管
    挿入孔と前記管挿入孔の一端部から延在し且つ
    多重管の流体用通路に対応する数の流体用通路
    を有し、前記連結部材は内側管体と外側管体と
    からなる一体構成された二重管で形成し、少な
    くとも一方の管体の一端部に多重管が係合する
    環状突部を形成し、この連結部材の他端部を前
    記管挿入孔に係止部材を介して着脱自在に装着
    することを特徴とする多重管用コネクター。 (2) 実用新案登録請求の範囲第1項記載のコネク
    ターにおいて、連結部材の内側管体は第1の管
    体とこの第1管体に嵌合する第2の管体とから
    なり、環状突部は前記第2管体に形成されるよ
    う構成してなる多重管用コネクター。 (3) 実用新案登録請求の範囲第1項または第2項
    記載のコネクターにおいて、係止部材は連結部
    材の外周に嵌合するリリースブツシユと、この
    リリースブツシユの外周に嵌合して前記連結部
    材に係合するエツジを有するチヤツクと、前記
    チヤツクに外嵌するコレツトとから構成してな
    る多重管用コネクター。
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