JPH01138368A

JPH01138368A - 燃料圧力制御弁

Info

Publication number: JPH01138368A
Application number: JP62296989A
Authority: JP
Inventors: Masahiro Mochizuki; 望月　雅弘
Original assignee: Aisin Seiki Co Ltd
Current assignee: Aisin Corp
Priority date: 1987-11-25
Filing date: 1987-11-25
Publication date: 1989-05-31

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔発明の目的〕（産業上の利用分野）本発明は、液体燃料等の流体の圧力をほぼ一定に制御さ
せるダイアフラム式燃料圧力制御弁に関する。

（従来の技術）本発明に係る従来技術としては、特公昭４９−３７０４
９号公報に記載されたものがある。

この従来技術は、第３図に示されるように、流通断面を
制御し且つ弁座と共に流通断面を形成する弁部材１０を
持ち、この弁部材１０が調整間隙（流通断面）に比較し
て大きいダイアフラム７に取付けられている燃料圧力制
御弁において、弁部材１０が弁板１１およびこれと固定
的に結合された球１２を持ち、この球１２がダイアフラ
ム７に取付けた保持体９中に旋回可能に支承されること
を特徴としたものである。

（発明が解決しようとする問題点）上記従来技術のものは、ダイアフラム７を挟む第１ハウ
ジング１３と第２ハウジング１４は、１回の絞めて一体
化される。

この両ハウジング１３．１４を絞める際には、従来、下
記に示すような方法で行っていた。

即ち、バルブガイド１５に、ダイアフラム７゜バネ受８
を取付け、弁板１１．およびこれと結合される球１２を
持つ弁部材１０とをアラシイ化したものを第２ハウジン
グ１４側にセットし、バネ受８上にスプリング１８を乗
せて、第１ハウジング１３をかぶせ、第１ハウジング１
３．第２ノ＼ウジング１４にスプリング１８をたわませ
る方向に荷重を加え、両ハウジング１３．１４間にダイ
アフラム７が挟まれる迄たわませてから第２７１ウジン
グ１４の絞めを行っていた。

しかし、この方法によると、弁＋／ｉ１１が、バルブガ
イド１５に対して旋回可能に支承されているため、スプ
リング１８の荷重がバネ受８に均一にかからないため、
傾きを生じ、ダイアフラム７の外周部を均一に挟むこと
ができず、気密不良を生じる恐れがあった。

本発明は上記問題にかんがみ、両ハウジングを絞める際
、ダイアフラムの外周部を均一に挟み、気密不良が発生
しないようにすることを、その技術的課題とすものであ
る。

〔発明の構成〕

（問題点を解決するための手段）上記技術的課題を解決するために講じた技術的手段は、
ハウジング内を燃料噴射装置の燃料室とスプリングを収
容する背圧室とに分離するダイアフラムと、前記燃料室
側へ付勢し取付けられた前記ダイアフラムに保持される
バルブガイドと、燃料導入管が連通された前記燃料室内
で開口端が前記ダイアフラムの伸縮方向の前記バルブガ
イドに対向されると共に該開口端にシート部が形成され
ている燃料出口通路と、前記バルブガイドにポールを介
在して支持され前記シート部に平面部を対向させた可動
弁板とを設けた燃料圧力制御弁において、前記ダイアフ
ラムに保持されるバルブガイドの背圧室側に組付汲取外
しされる組付用のネジを嵌合させるネジ部を設けると共
に、該ネジ部の軸線上で前記背圧室側のハウジングに開
口し前記組付用のネジがガイドされる背圧導入口を形成
した、ことである。

（作用）上記技術的手段は、次のように作用する。

即ち、バルブガイドに設けたネジ部に組付用のネジを締
め込むことによってスプリングをたわませることができ
る。このとき、組付用ネジが背圧導入口の内径にガイド
されて締め込まれるため、ダイアフラムは傾くことなく
、第１ハウジングと第２ハウジングとによって外周部を
挟み込むことができる。また、組付用ネジは両ハウジン
グの絞めが行われた後、取り外しされる。

（実施例）以下、本発明の実施例について図面の簡単な説明する。

第１図〜第２図において、背圧導入口１を有する第１ハ
ウジング１と、燃料導入管２．燃料出口通路３を備えた
第２ハウジング４は、曲げ部５にダイアフラム６を挟み
込んで絞められ、第１ハウジング１内には背圧室７．第
２ハウジング４内には燃料室８が夫々形成されている。

ダイアフラム６には、スプリングリテーナ９と共にバル
ブガイド１０が取付けられ、ダイアフラム６およびバル
ブガイド１０はスプリング１１によって燃料室８側に付
勢されている。

バルブガイド１０には保持板１２が固定され、可動弁板
１３は保持板１２に旋回可能に支持されるボール１４に
固定されている。

燃料導入管２と燃料出口通路３とが連通された燃料室８
内には、燃料出口通路３の上方内径部にバルブガイド１
０に対向して開口する固定弁１５が固着されておりシー
ト部１６が形成される。

また、バルブガイド１０には、前記ダイアフラム６を第
１ハウジング１と第２ハウジング４との曲げ部５に挟み
込まれるまでスプリング１１をたわませて曲げ部５を絞
める際、スプリング１１の荷重がスプリングリテーナ９
に均等にかからないことによってダイアフラム６が傾く
のを防止するため、組付用ネジ１７を締め込むためのネ
ジ部１０ａが設けられている。また、このネジ部１０ａ
に締め込まれるネジ１７を挿入し且つガイドするために
、ネジ部１０ａの軸線上の第１ハウジング１には、ネジ
１７のネジ径よりも大きく開口させた背圧導入口１ａが
形成されている。

上記構成により、第１ハウジング１と第２ハウジング４
の曲げ部５を絞める際、第２図に示すように、ダイアフ
ラム６にスプリングリテーナ９゜パルプガイド１０．保
持板１２．ボール１３．可動弁板１４とをアラシイ化し
、ダイアフラム６の外周部を第２ハウジング４の曲げ部
５にのせ、更にスプリングリテーナ９にスプリング１１
をのせて第１ハウジング１をかぶせ、第１ハウジング１
の背圧導入口１ａにネジ１７を挿入し、ネジ１７を背圧
導入口１ａの内径に沿ってガイドされながらパルプガイ
ド１０のネジ部１０ａに締め込むことによって、スプリ
ング１１がたわみ、スプリング１１の荷重はスプリング
リテーナ９に均一にかかる。このときダイアフラム６は
傾（ことなく、第１ハウジング１と第２ハウジング４の
曲げ部５に挟まれ、この状態で両ハウジング１，４が絞
められ、絞め完了後、組付用ネジ１７は取外しされる。

〔発明の効果〕

以上の如り、パルプガイドに組付用のネジを締め込むネ
ジ部を形成するとともに、該ネジ部に締め込まれるネジ
のネジ径よりも大きく開口した背圧導入口を形成して、
組付用のネジを背圧導入口の内径にガイドされながらネ
ジ部に締め込み、スプリングをたわませるようにしたこ
とから、ダイアフラムは、両ハウジング間に均一に挟ま
れて傾むきが防止され、且つ気密不良を生ずる恐れはな
い。

また本発明に係る従来技術として、特開昭６１−１７１
８７３号にて記載されたダイアフラム式圧力制御弁があ
るが、このものはダイアフラムを挟むハウジングは２回
絞めにて一体化したものであり、この場合、構成部品点
数も多くコスト高となり、更に２回絞めを行うための装
置が大型化するという問題がある。

本発明は、部品点数を増加させることなく、１回の絞め
にて気密不良を生じない燃料圧力制御弁を得ることがで
きる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明実施例による燃料圧力制御弁の断面図、
第２図は組付用ネジを締め込んだ状態を示す要部断面図
、第３図は従来技術における燃料圧力制御弁の断面図で
ある。１・・・第１ハウジング。１ａ・・・背圧導入口。２・・・燃料導入管、３・・・燃料出口通路。４・・・第２ハウジング。６・・・ダイアフラム、７・・・背圧室。８・・・燃料室、１０・・・パルプガイド。１０ａ・・・パルプガイドのネジ部。１３・・・可動弁板、１４パ・・ボール。１６・・・シート部、１７・・・組付用ネジ。

Claims

【特許請求の範囲】

　ハウジング内を燃料噴射装置の燃料室とスプリングを
収容する背圧室とに分離するダイアフラムと、前記燃料
室側へ付勢し取付けられた前記ダイアフラムに保持され
るバルブガイドと、燃料導入管が連通された前記燃料室
内で開口端が前記ダイアフラムの伸縮方向の前記バルブ
ガイドに対向されると共に該開口端にシート部が形成さ
れている燃料出口通路と、前記バルブガイドにボールを
介在して支持され前記シート部に平面部を対向させた可
動弁板とを設けた燃料圧力制御弁において、前記ダイア
フラムに保持されるバルブガイドの背圧室側に組付後取
外しされる組付用ネジを嵌合させるネジ部を設けると共
に該バルブガイドのネジ部軸線上で前記背圧室側のハウ
ジングに開口し前記組付用ネジをガイドする背圧導入口
が形成された、燃料圧力制御弁。