JPH0113818Y2 - - Google Patents

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JPH0113818Y2
JPH0113818Y2 JP8151785U JP8151785U JPH0113818Y2 JP H0113818 Y2 JPH0113818 Y2 JP H0113818Y2 JP 8151785 U JP8151785 U JP 8151785U JP 8151785 U JP8151785 U JP 8151785U JP H0113818 Y2 JPH0113818 Y2 JP H0113818Y2
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cam ring
rotor
pressure
chamber
motor housing
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は作動流体の供給流量が変動しても、ほ
ぼ一定回転数に保たれるベーンモータに関する。
〔従来技術〕
従来のベーンモータにおいては、作動流体の供
給流量の変動に応じて回転数も変動する。例えば
回転数が変動する自動車用エンジン等により、か
かるベーンモータに作動流体を供給する容積式ポ
ンプを駆動している場合は、ポンプ吐出量が変動
するのでベーンモータの回転数も変動する。この
ような場合にベーンモータの回転数をほぼ一定に
保つには流量制御弁を用いてベーンモータへの供
給流量がほぼ一定となるようにするか、あるいは
また、回転数が変動しても吐出量がほぼ一定に保
たれるような容積式ポンプを使用していた。
〔考案が解決しようとする問題点〕
これに対し、本考案はベーンモータの偏心量が
作動流体の供給流量に応じて変動するようにし
て、供給流量が変動してもベーンモータの回転数
がほぼ一定になるようにするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
このため、本考案によるベーンモータは、第1
図及び第2図に示す如く、カムリング20を収納
したモータハウジング10により複数のベーン3
2を放射状に摺動可能に保持してなるロータ30
を回転可能に軸支し、このロータ30の外周面3
1と前記カムリング20の内周面21の間に前記
ベーン32により区画された複数の作動室41を
形成してなるベーンモータにおいて、前記カムリ
ング20を径方向移動可能にモータハウジング1
0に支持して同カムリング20と前記ロータ30
の間の偏心量eを可変にすると共にこの偏心量e
が最小となる基本位置に向けて同カムリング20
を押圧する戻しばね27を同カムリング20と前
記モータハウジング10の間に介挿し、前記モー
タハウジング10とカムリング20の間に形成さ
れる入力室40を前記基本位置において容積が最
小となる第1圧力作用室40aと同位置において
容積が最大となる第2圧力作用室40bに区画す
ると共に両作用室40a,40bを連通する絞り
部42を設け、前記第1圧力作用室40aには作
動流体の供給口43を開口し、前記第2圧力作用
室40bは前記作動室41の供給域に連通したこ
とを特徴とするものである。
〔作用〕
供給口43からの作動流体は第1圧力作用室4
0aから絞り部42を通つて第2圧力作用室40
bに流入して両圧力作用室40a,40bに圧力
差を生ぜしめ、次いで第2圧力作用室40bから
作動室41に流入してロータ30を回転させる。
作動流体の供給流量が少い状態では両圧力作用室
40a,40bの圧力差は少く、従つてカムリン
グ20は戻しばね27に押圧されてロータ30と
の偏心量eは少いままなので単位供給流量に対す
るロータ30の回転数Nは大となる。供給流量が
増大すれば両圧力作用室40a,40bの圧力差
が増大し、戻しばね27に抗してカムリング20
は移動し、偏心量eが増大するので単位供給流量
に対するロータ30の回転数Nは小となる。供給
流量が再び減少すれば以上と逆の作用により単位
供給量に対するロータ30の回転数も再び増大す
る。
〔考案の効果〕
上述の如く、本考案によれば作動流体の供給流
量が増大又は減少するにつれて単位供給流量に対
するロータの回転数が減少又は増大するので、供
給流量が変動してもロータの回転数をほぼ一定に
保つことができる。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面により説明する。
第1図及び第2図に示す如く、モータハウジン
グ10内には固定リング11とその両側を挟む一
対のサイドプレート12,13が収容され、モー
タハウジング10の開口端はボルト止めされたエ
ンドカバー14により閉鎖されている。固定リン
グ11は後述のスプリング受26等により、また
両サイドプレート12,13は後述する出力軸3
0と平行なガイドピン17及び制御ピン19によ
りモータハウジング10に対し回り止めがなさ
れ、サイドプレート13はエンドカバー14との
間に設けたスプリング15により固定リング11
に向けて押圧されている。制御ピン19は、実質
的にモータハウジング10の一部をなす固定リン
グ11の内周面10aに内接し、またガイドピン
17は固定リング11の内面に装着されたガイド
プレート16に内接している。
固定リング11とほゞ同一幅のカムリング20
は、その外周面に形成した互に平行な一対の案内
面22,23が前記ガイドピン17、制御ピン1
9及びガイドピン17の両側に設けたカムリング
20とほゞ同一幅のガイドローラ18(第1図参
照)により案内されて、両ピン17,19を結ぶ
方向と直交する径方向に平行移動可能にモータハ
ウジング10内に案内支持されている。カムリン
グ20は、モータハウジング10にクリツプ止め
されたばね受26との間に介挿した戻しばね27
により、第1図に示す如く右方に押圧され、通常
はその右端に設けたストツパ24がモータハウジ
ング10の内面10aに当接する基本位置に位置
している。モータハウジング10の内周面10a
とカムリング20の外周面との間に形成される環
状の入力室40は、ガイドピン17と制御ピン1
9により、前記基本位置において容積が最小とな
る第1圧力作用室40aと、同位置において容積
が最大となる第2圧力作用40bとに区画されて
いる。カムリング20が戻しばね27に抗して第
1図の基本位置から左方に移動すれば第1圧力作
用室40aの容積は増大し、第2圧力作用室40
bの容積は減少する。
カムリング14内には複数のベーン32の放射
方向に摺動可能に保持したロータ30が回転可能
に収容され、このロータ30はモータハウジング
10に回転可能に軸支された出力軸33の一端に
スプライン結合されている。何れも円周面をなす
ロータ30の外周面21の中心01とカムリング
20の内周面21の中心02とは互に偏心し、そ
の偏心量eは第1図に示す基本位置において最小
となり、カムリング20が戻しばね27に抗して
左方に移動するにつれて増大するようになつてい
る。この外周面31と内周面21の間にはベーン
32により区画された複数の作動室41が形成さ
れ、各作動室41はロータ30の回転と共に容積
が周期的に変化し、偏心室eが大となれば容積の
変化も大となる。
第1図に示す如く、ロータ30の時計方向回転
により作動室41の容積が増大する供給域には前
記第2圧力作用室40bと作動室41とを連通す
る圧力ボート44をカムリング20に設けると共
にサイドプレート13には三ケ月状のサイドボー
ド45を設け、またロータ30の時計方向回転に
より作動室41の容積が減少する排出域にはサイ
ドプレート12に作動室41と連通する三ケ月状
の排出ポート46を設ける。前記制御ピン19の
中央には、第2図に示す如く小径部19aを設け
て第1、第2圧力作用室40a,40bを連通す
る絞り部42を形成する。また、モータハウジン
グ10には第1圧力作用室40aに連通する供給
口43と、排出ポート46に連通する排出口47
が設けられている。なお第2図に示す如く、サイ
ドポート45の作動流体圧はサイドカバー13と
エンドプレート14の間の圧力室48に導入さ
れ、更にベーン32の内端に導入されている。
次に本実施例の作用につき説明する。容積式ポ
ンプにより供給口43に供給された作動流体は、
第1圧力作用室40aから絞り部42を通つて第
2圧力作用室40bに流入し、絞り部42の圧力
損失により両圧力作用室40a,40bの間に圧
力差を生ぜしめ、次いで圧力ポート44から作動
室41内に流入してロータ30を回動させる。第
3図の特性図において、作動流体の供給流量Qが
QO以下の範囲では両圧力作用室40a,40b
の間の圧力差は戻しばね27に抗してカムリング
20を移動させるに至らず、この範囲では供給流
量Qに比例してロータ30の回転数Nは上昇し、
供給流量がQOに達すればロータの回転数Nは
NOに達する。供給流量がQOを越えれば両圧力
作用室40a,40bの間の圧力差が増大して戻
しばね27に抗してカムリング20は移動するよ
うになり、供給流量Qの増大に応じてロータ30
とカムリング20との偏心量eは増大する。同様
に、供給流量Qのが減少すれば偏心量eは減少す
る。しかして、偏心量eが増大又は減少すれば単
位供給流量に対するロータ30の回転数は減少又
は増大するので、供給流量がQOを越えた範囲で
は供給流量が増減してもロータ30の回転数Nは
変動せず、特性Cに示す如くほゞ一定回転数NO
に保たれる。
なお、上記実施例においてはカムリング20を
モータハウジング10に対し径方向に平行移動可
能に支持したが、カムリング20はモータハウジ
ング10に対しピン支持して径方向に揺動可能と
してもよい。また第4図に示す如く、ばね受26
Aを螺合タイプとして戻しばね27の力を調節可
能とすれば、ロータ30の所定の回転数NOを自
由に調整することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本考案によるベーンポンプ
の一実施例を示し、第1図は横断面図で第2図
−断面図に相当し、第2図は第1図の−断
面図、第3図は特性を示す図、第4図はスプリン
グ受の変形例を示す部分断面図である。 符号の説明、10……モータハウジング、20
……カムリング、21……内周面、27……戻し
ばね、30……ロータ、31……外周面、32…
…ベーン、40……入力室、40a……第1圧力
作用室、40b……第2圧力作用室、41……作
動室、42……絞り部、43……供給口。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. カムリングを収納したモータハウジングにより
    複数のベーンを放射状に摺動可能に保持してなる
    ロータを回転可能に軸支し、このロータの外周面
    と前記カムリングの内周面の間に前記ベーンによ
    り区画された複数の作動室を形成してなるベーン
    モータにおいて、前記カムリングを径方向移動可
    能にモータハウジングに支持して同カムリングと
    前記ロータの間の偏心量を可変にすると共にこの
    偏心量が最小となる基本位置に向けて同カムリン
    グを押圧する戻しばねを同カムリングと前記モー
    タハウジングの間に介挿し、前記モータハウジン
    グとカムリングの間に形成される入力室を前記基
    本位置において容積が最小となる第1圧力作用室
    と同位置において容積が最大となる第2圧力作用
    室に区画すると共に両作用室を連通する絞り部を
    設け、前記第1圧力作用室には作動流体の供給口
    を開口し、前記第2圧力作用室は前記作動室の供
    給域に連通したことを特徴とするベーンモータ。
JP8151785U 1985-05-30 1985-05-30 Expired JPH0113818Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP8151785U JPH0113818Y2 (ja) 1985-05-30 1985-05-30

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JP8151785U JPH0113818Y2 (ja) 1985-05-30 1985-05-30

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JPS61197265U JPS61197265U (ja) 1986-12-09
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