JPH01136922A - 転炉吹錬法 - Google Patents
転炉吹錬法Info
- Publication number
- JPH01136922A JPH01136922A JP29358387A JP29358387A JPH01136922A JP H01136922 A JPH01136922 A JP H01136922A JP 29358387 A JP29358387 A JP 29358387A JP 29358387 A JP29358387 A JP 29358387A JP H01136922 A JPH01136922 A JP H01136922A
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Links
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Landscapes
- Carbon Steel Or Casting Steel Manufacturing (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
［産業上の利用分野コ
この発明は転炉吹錬において、空気の巻き込みによる溶
鋼中の窒素の増加を防止する方法に関するものである。
鋼中の窒素の増加を防止する方法に関するものである。
［従来技術］
鋼材特に薄鋼板に含まれる窒素は加工性に表われる時効
性の問題で、できる限り低減することが望まれている。
性の問題で、できる限り低減することが望まれている。
このため、従来は吹錬に用いられる酸素の純度を高める
努力が払われ、かなりの成果が得られているが、溶鋼中
の窒素［Ｎ］が１０ｐｐｍ以下のオーダが必要の場合に
は、大気中のからの窒素の吸収を低減することが必要で
ある。
努力が払われ、かなりの成果が得られているが、溶鋼中
の窒素［Ｎ］が１０ｐｐｍ以下のオーダが必要の場合に
は、大気中のからの窒素の吸収を低減することが必要で
ある。
鋳造中の前記ピックアップは密閉化、不活性ガス雰囲気
化などによって対処されている。転炉吹錬においては、
転炉上部とフードとの間の密閉化が検討されている。
化などによって対処されている。転炉吹錬においては、
転炉上部とフードとの間の密閉化が検討されている。
［発明が解決しようとする問題点］
しかしながら転炉上部とフードとも高温雰囲気になるの
で完全にシールができないので隙間が設けられている。
で完全にシールができないので隙間が設けられている。
脱炭の最盛期は転炉内はプラス圧のため転炉内への空気
の巻き込みはないが、脱炭の最盛期を過ぎると転炉内の
ガスの発生が少なくなり転炉内がマイナス圧となるので
吹錬ランス周辺から空気が流れ込み溶鋼中に吹き付けら
れるので溶鋼中に窒素が吸収するという問題があった。
の巻き込みはないが、脱炭の最盛期を過ぎると転炉内の
ガスの発生が少なくなり転炉内がマイナス圧となるので
吹錬ランス周辺から空気が流れ込み溶鋼中に吹き付けら
れるので溶鋼中に窒素が吸収するという問題があった。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたもので、転炉吹錬
における空気の巻き込みを低減する方法を提供しようと
するものである。
における空気の巻き込みを低減する方法を提供しようと
するものである。
［問題点を解決するための手段及び作用］本発明による
転炉吹錬法は、脱炭によるガス発生の最盛期をすぎた後
、酸素ランスからに沿って上方に向け不活性ガスを噴出
させることを特徴とする。
転炉吹錬法は、脱炭によるガス発生の最盛期をすぎた後
、酸素ランスからに沿って上方に向け不活性ガスを噴出
させることを特徴とする。
転炉吹錬法においては、吹錬開始から終了まで転炉から
発生するガス量は大きな変化を示す。脱炭の最盛期には
ＣＯガスが多量に発生し、巻きこまれる空気の量は少な
いが、前記最盛期が過ぎるとガス発生量が少なくなり、
空気の巻き込み量は増大する。このときの巻き込み空気
は、転炉と排ガスフードとの隙間から侵入し、水冷され
て表面が冷却されている酸素ランスの表面に沿って上方
から下方に向かって流れてくる。この流れに対向して不
活性ガスを、酸素ランスに設けたノズルから上方に噴出
させる。こうすると、巻き込まれて下方に流れてくる空
気は前記不活性ガスとともに上方に向かい、不活性ガス
とともに排ガスとなって排出される。かくして、巻き込
み空気の鋼浴への浸入は防止され、製造される溶鋼中の
［Ｎ］が低減される。
発生するガス量は大きな変化を示す。脱炭の最盛期には
ＣＯガスが多量に発生し、巻きこまれる空気の量は少な
いが、前記最盛期が過ぎるとガス発生量が少なくなり、
空気の巻き込み量は増大する。このときの巻き込み空気
は、転炉と排ガスフードとの隙間から侵入し、水冷され
て表面が冷却されている酸素ランスの表面に沿って上方
から下方に向かって流れてくる。この流れに対向して不
活性ガスを、酸素ランスに設けたノズルから上方に噴出
させる。こうすると、巻き込まれて下方に流れてくる空
気は前記不活性ガスとともに上方に向かい、不活性ガス
とともに排ガスとなって排出される。かくして、巻き込
み空気の鋼浴への浸入は防止され、製造される溶鋼中の
［Ｎ］が低減される。
［実施例］
添付の図面により本発明の詳細な説明する。
第１図は本発明の方法に用いる転炉装置を示す縦断面図
である。鉄皮１１及びその内側の耐火物１２から構成さ
れている転炉炉体１０に溶湯１３およびその上を覆って
いるスラグ１４が収容されており、先端から酸素ジェッ
ト２４が噴出されて酸素吹錬が行われる酸素ランス２１
が設けられている。酸素ランス２１には吹錬中において
炉口１５より下になる位置に、不活性ガスを噴出するノ
ズル２５が設けられ、また転炉炉体１０の上方には排ガ
スフード１６が設けられている。
である。鉄皮１１及びその内側の耐火物１２から構成さ
れている転炉炉体１０に溶湯１３およびその上を覆って
いるスラグ１４が収容されており、先端から酸素ジェッ
ト２４が噴出されて酸素吹錬が行われる酸素ランス２１
が設けられている。酸素ランス２１には吹錬中において
炉口１５より下になる位置に、不活性ガスを噴出するノ
ズル２５が設けられ、また転炉炉体１０の上方には排ガ
スフード１６が設けられている。
以上のように構成された転炉装置の作用について説明す
る。酸素吹錬の初期から中期にかけて、溶湯１３は酸素
ジェット２４によって行われる前記吹錬により脱炭され
て多量のＣＯガスが発生し、これが排ガスフード１６か
ら排出される。このとき、巻き込み空気２３は転炉炉体
１０の鉄皮１１と排ガスフード１６との間の隙間１７か
ら前記排ガスフードの中に侵入するが、転炉からの排ガ
スが多量である吹錬の初期乃至中期においては、酸素ラ
ンス２１に沿って下降する割合は少なく、従ってこの時
期においてはノズル２５から巻き込み空気２３に対向し
て噴出させる不活性ガス２２の流量は相対的に少ないも
のである。前記脱炭の最盛期を経て排ガス発生量が少な
くなるにしたがって、隙間１７から侵入した巻き込み空
気は酸素ランスに沿って下降し、窒素のピックアップに
大きな影響を及ぼすことになる。したがってこの時期に
おいては、酸素ランス２１から上方に噴出させる不活性
ガスの流量は吹錬の終期にかけて漸次増加させる。
る。酸素吹錬の初期から中期にかけて、溶湯１３は酸素
ジェット２４によって行われる前記吹錬により脱炭され
て多量のＣＯガスが発生し、これが排ガスフード１６か
ら排出される。このとき、巻き込み空気２３は転炉炉体
１０の鉄皮１１と排ガスフード１６との間の隙間１７か
ら前記排ガスフードの中に侵入するが、転炉からの排ガ
スが多量である吹錬の初期乃至中期においては、酸素ラ
ンス２１に沿って下降する割合は少なく、従ってこの時
期においてはノズル２５から巻き込み空気２３に対向し
て噴出させる不活性ガス２２の流量は相対的に少ないも
のである。前記脱炭の最盛期を経て排ガス発生量が少な
くなるにしたがって、隙間１７から侵入した巻き込み空
気は酸素ランスに沿って下降し、窒素のピックアップに
大きな影響を及ぼすことになる。したがってこの時期に
おいては、酸素ランス２１から上方に噴出させる不活性
ガスの流量は吹錬の終期にかけて漸次増加させる。
次に本実施例にもとすく具体的な数値をあげる。転炉の
容量は２５０Ｔで、外径４００ｍｍの酸素ランスに同一
平面上の外周に８個のノズル２５を設け、１０００乃至
５００ＯＮｍ’／Ｈｒの流量の不活性ガスを上記のよう
に排ガス発生量に応じて前記ノズルから上方に噴出させ
た。この結果、転炉吹錬中の空気巻き込みによる溶鋼の
窒素のピックアップは従来１５乃至２０ｐｐｍであった
が、これが本発明の実施例においては検知出来ない程度
に減少した。
容量は２５０Ｔで、外径４００ｍｍの酸素ランスに同一
平面上の外周に８個のノズル２５を設け、１０００乃至
５００ＯＮｍ’／Ｈｒの流量の不活性ガスを上記のよう
に排ガス発生量に応じて前記ノズルから上方に噴出させ
た。この結果、転炉吹錬中の空気巻き込みによる溶鋼の
窒素のピックアップは従来１５乃至２０ｐｐｍであった
が、これが本発明の実施例においては検知出来ない程度
に減少した。
このようにして、酸素ランス２１に沿って下降する巻き
込み空気の流量に対応して噴出される不活性ガスの流量
を制御するので、効果的に巻き込み空気を排除して溶鋼
における窒素のピックアップを防止することが出来る。
込み空気の流量に対応して噴出される不活性ガスの流量
を制御するので、効果的に巻き込み空気を排除して溶鋼
における窒素のピックアップを防止することが出来る。
［発明の効果］
本発明の転炉吹錬法によれば、酸素ランスから上方に向
けて不活性ガスを噴出させるので、酸素ランスに沿って
下降する巻き込み空気を排除し、溶鋼の窒素のピックア
ップを防止することが出来る。
けて不活性ガスを噴出させるので、酸素ランスに沿って
下降する巻き込み空気を排除し、溶鋼の窒素のピックア
ップを防止することが出来る。
第１図は本発明の方法に用いる転炉装置の縦断面図を示
す図である。 １０・・・転炉炉体、１３・・・溶湯、１４・・・スラ
グ、１６・・・排ガスフード、２１・・・酸素ランス、
２２・・・不活性ガス、２３・・・巻き込み空気。
す図である。 １０・・・転炉炉体、１３・・・溶湯、１４・・・スラ
グ、１６・・・排ガスフード、２１・・・酸素ランス、
２２・・・不活性ガス、２３・・・巻き込み空気。
Claims (1)
- 転炉吹錬法において、脱炭によるガス発生の最盛期を
すぎた後、酸素ランスからに沿って上方に向け不活性ガ
スを噴出させることを特徴とする転炉吹錬法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29358387A JPH01136922A (ja) | 1987-11-20 | 1987-11-20 | 転炉吹錬法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29358387A JPH01136922A (ja) | 1987-11-20 | 1987-11-20 | 転炉吹錬法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01136922A true JPH01136922A (ja) | 1989-05-30 |
Family
ID=17796608
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP29358387A Pending JPH01136922A (ja) | 1987-11-20 | 1987-11-20 | 転炉吹錬法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH01136922A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2014148737A (ja) * | 2013-02-04 | 2014-08-21 | Nippon Steel & Sumitomo Metal | 極低硫低窒素鋼の製造方法 |
| CN113772772A (zh) * | 2021-08-31 | 2021-12-10 | 国网冀北电力有限公司电力科学研究院 | 溶解氧去除装置、换流阀内冷水系统及其溶解氧去除方法 |
-
1987
- 1987-11-20 JP JP29358387A patent/JPH01136922A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2014148737A (ja) * | 2013-02-04 | 2014-08-21 | Nippon Steel & Sumitomo Metal | 極低硫低窒素鋼の製造方法 |
| CN113772772A (zh) * | 2021-08-31 | 2021-12-10 | 国网冀北电力有限公司电力科学研究院 | 溶解氧去除装置、换流阀内冷水系统及其溶解氧去除方法 |
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