JPH01136492A - 映像信号処理装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 −本発明は映像信号処理装置に係り、例えばＶＴＲ等に
おいて、コンポジット映像信号からＹ（Ｅ１度）信号と
Ｃ（１！１送色）信号とを分離して取出す装置に関する
。

従来の技術 ＹＣ分離に関し、ＮＴＳＣ方式では１１」遅延回路や減
篩器を用いた低域フィルタと、帯域フィルタとにて構成
されるくし形フィルタを用い、手直相関性を利用してＹ
Ｃ分離を行なうことが一般的であるが、ＰＡＬ方式では
垂直相関の失なわれる画像でのくし形フィルタによるエ
ラーが大きいこともあって一般にくし形フィルタを使用
していない。以１ζ、ＰＡＬ方式について考えるが、Ｎ
ＴＳＣ方式に対しても応用できる。

テレビジョンモニタ笠に使用されているＰＡＬｌｌｌ　
Ｙ　Ｃ分離回路によって得られる特性は第７図（Ａ）（
、Ｙ出力）及び同図（Ｂ）ＣＧＣ出力に示１如くである
。第７図（Ａ）において、Ｙ出力はサブキャリア周波数
ｆ’ｓｃを中心に減衰する特性であり、第７図（［３）
において、帯域フィルタから取出されるＣ出力はサブキ
ャリア周波ａｆｓｃを中心にした特性である。

発明が解決しようとする問題点 然るに、このＹＣ分離回路を搬送色信号低域変換方式の
ＶＴＲに用いると、例えばリプ；１ヤリア周波ｔｌｌｆ
ｓｃより僅かに低い高１ｉ、Ｉ　Ｙイ１号Ｙ　Ｈがある
場合、Ｙ出力及びＣ出力のどららにもこの高域Ｙ信号Ｙ
＋−＋のエネルギ（第７図に矢印で示す）が存在し、磁
気テープ上に記録した特性は第８図に示す如く、低域変
換Ｃ信号にもＦＭ変変調倍信号も存在することになる。

このようなＹ信号からＣ信号へ漏洩した信号は再生時に
おけるＣ信号７Ｊツト用の高域フィルタによって十分減
衰できない場合、Ｃ信号に含まれたＹＨ信号成分が再び
Ｙ映像信号に洩れ込み、これはＦＭ変変調倍信号とって
は入力以上の信号エネルギを持つことになる。この結果
、いわゆる反転現象を生じやＪくなり画質を劣化さＶる
問題点があった。

そこで、理想的には、ＹＣ分離は第９図に示すような端
子１からの映像信号をΔを遅延回路２、帯域フィルタ（
′１１１時間Δｔ）３、減ｔ１器４にて構成されるＹＣ
分離回路を用いて第１０図（Ａ）に示すＹ出力、同図（
Ｂ）に示すＣ出力（この場合、Ｙ出力、Ｃ出力は相補′
＋！Ｉｆｉを示ｔ）を得るこことが望ましい。この場合
、第１０図（Ａ）に示ずＹ出力は第９図に示す帯域フィ
ルタ３、Δを遅延回路２、減口鼎４にて構成される帯域
減衰フィルタによって得られる。

然るに、第９図に示す回路では、Ｙ信号の減衰帯域が広
いのでＹＨ信号の解像度が低下してしまい、デイテール
再現性が悪い問題点があった。

本発明は、くし形フィルタを用いず、サブキャリア周波
数付近の高域ＹＨ倍信号ある場合、Ｃ信号及びＹ信号を
夫々画像再現性よく分離して取出し１する映像化す処理
装置を掟供することを目的とする。

問題点を解決するための手段 本発明は、第１図に示す如く、振幅検波器６は色の濃淡
を搬送色信号の振幅の大小を検出することによって検出
する手段、スイッチＳＷ、広帯域フィルタ７、狭帯域フ
ィルタ５はその濃淡に応じて輝度信号を抽出するフィル
タ及び搬送色信号を抽出するフィルタの夫々の周波数帯
域特ゼを可変する回路の各−実施例である。

ｎｍ 該可変回路により、−膜内に色が濃い場合はデイテール
が細かくないことが多いとみなして広帯域フィルタを動
作させて搬送色信号特性を優先させ、クロスルミナンス
を低下させ、色が薄い場合は遂にデイテールが細かいこ
とが多いとみなして狭帯域フィルタを動作させて輝度信
号特性を優先させ、デイテール再現性を向上する１゜実
施例 種々の画像を考えてみると、一般に、濃い色信号のある
画像はデイテール（輪郭）は細かくなく、薄い色信号の
ある画像はデイテールは細かなことが多い。ティテール
が細かいということは高域Ｙ信号成分が多いことを意味
する。そこで、本発明では入力信号の色の濃淡（Ｃ信号
の振幅の大小）を検出し、そのレベルによって第１０図
（Ａ）。

（Ｂ）の帯域フィルタ及び帯域減衰フィルタの夫々の帯
域特性を可変させ、濃い色信号では帯域を広帯域にして
Ｃ信号を優先させてクロスルミナンス（Ｙ信号に残るＣ
信号成分）を減少させる一方、薄い色信号では帯域を狭
帯域にしてＹ信号を優先させてデイテール再現性を向上
させ、濃い色信号及び薄い色信号の夫々の場合において
高品質の画像を得る。

第１図は本発明の第１実施例のブロック図を示す。端子
１に入来したコンポジット映像信号は狭帯域フィルタ５
にてサブキャリア周波数ｆｓｃを中心とした周波数帯域
を取出され、振幅検波器６にてその振幅を検出される。

例えば、色が濃い信号の場合は振幅レベルが大であるの
でこれが検出され、この検出信号によってスイッチＳＷ
の可動接片が端子ａに接続される。これにより、端子１
からの映像信号は広帯域フィルタ７にてサブキャリア周
波数ｆｓｃを中心とした比較的広帯域を取出され、Ｃ信
号として第２図（Ｂ）に示す特性を以て取出される。こ
れと同時に、端子１からの映像信号は減衰器４にて上記
比較的広帯域のＣ信号を減算され、Ｙ信号として第２図
（Ａ）に示す広帯域減衰特性を以て取出される。

このように色が濃い場合、デイテールは細かくないとみ
なしてＣ信号特性を優先させ、これにより、クロスルミ
ナンスの低い信号を得ることができる。

一方、色が薄い場合は振幅レベルが小であるのでこれが
検出され、この検出（ｉ号によってスイッチＳＷの可動
接ハが端子すに接続される。これにより、端子１からの
映像信号は狭帯域フィルタ５にてサブキャリア周波数ｆ
’ｓｃを中心とした比較的狭帯域を取出され、Ｃ（ｎ号
として第２図（Ｄ）に示す特性を以て取出される。これ
と同時に、端子１からの映像信号は減衰Ｚ４にて比較的
狭帯域のＣ信号を減算され、Ｙ信号として第２図（Ｃ）
に示す狭帯域減衰特性を以て取出される。

このように、色が薄い場合、デイテールは細かいとみな
してＹ信号を優先させ、これにより、デイテール再現性
のよい信号を得ることができる。

なお、上記実施例では、振幅検出信号を狭帯域フィルタ
５の出力から得ているが、これはＣ信号検出の際にサブ
キャリア周波数ｆ’ｓｃに近いＹＨ倍信号よる彰習を少
なくするためであり、これは広帯域フィルタ７の出力か
ら得ても本質的には同じである。

又、スイッチＳＷは、２人力を連続的に切換えられる電
子ボリューム等にて構成するのが望ましい。

又、特に広帯域フィルタ７は、コンポジット映ｌｓｉ信
号からの引算を行なう時のエラーを抑えるため、位相特
性の良好なコサインフィルタ専が適している。

更に、広帯域フィルタ７、狭帯域フィルタ５の各帯域、
及び、振幅検波器６におけるレベル検出同値等は任意に
設定できる。

第３図は本発明の第２実施例のブロック図を示し、同図
中、第１図と同一構成部分には同一番号を付してその説
明を省略する。このものは、帯域フィルタとしては広帯
域フィルタ７のみとし、色が薄い場合は帯域特性及び帯
域減衰特性の深さを変化させる。例えば、色が濃い場合
、スイッチＳＷは端子ａに接続され、広帯域フィルタ７
の出力はアンプ８ａ、スイッチＳＷ４！：経て取出され
、前記第１実施例と同様に、第４図（Δ）（Ｙ出力）、
同図（Ｂ）（Ｃ出力）に示すような特性を以て取出され
る。

一方、色が薄い場合、スイッチＳＷは端子すに接続され
る。これにより、広帯域フィルタ７の出力は１／２アン
プ８ｂにてそのレベルを１／２にされ、Ｃ信号は第４図
（［））に示すゲインの小さい特性を以て取出される。

これと同時に、端子１からの映像信号は減衰器４にて上
記ゲインの小さいＣ信号を減算され、Ｙ信号として第４
図（Ｃ）に示すゲインの浅い帯域減衰特例を以て取出さ
れる。この場合、色信号のレベルは１／２となるが、色
が薄いのでクロスルミナンスは目立たない。又、ＹＨ倍
信号半分は得られるため、デイテール再現性も悪化しな
い。

なお、上記第２実施例では、帯域減衰の深さを１／２と
したが、この値は任意に設定できる。また減衰の深さは
色信号に応じて連続的であっても良い。

第５図は本発明の第３実施例のブロック図を示し、同図
中、第１図、第３図と同一構成部分には同一番号を付し
てその説明を省略する。このものは、色が濃い場合、第
１図、第３図に示す実施例と同様に第６図（Ａ）、（Ｂ
）に示すような特性を以て取出される。

一方、色が薄い場合、狭帯域フィルタ５の出力が１／２
アンプ８ｂでそのレベルを１／２にされ、Ｃ信号は第６
図（Ｄ＞に示す狭帯域で、かつ、ゲインの小さい特性を
以て取出される。これと同時に、端子１からの映像信号
は減衰Ｓ４にて上記狭帯域で、かつ、ゲインの小さいＣ
信号を減算され、Ｙ信号として第４図（Ｃ）に示すゲイ
ンの浅い狭帯域減衰特性を以て取出される。

なお、２ＨＭ延゛回路を１日遅延回路にすることにより
ＮＴＳＣ方式にも適用できる。

発明の効果 上述の如く本発明によれば、色が濃い場合はデイテール
は細かくないとみなしてＣ（ｉ号を優先させているので
、クロスルミナンスの低い信号を得ることができ、一方
、色が薄い場合はデイテールは細かいとみなしてＹ信号
を優先させているので、デイテール再現性のよい信号を
得ることができ、簡単な回路構成で、いずれの場合も高
品質の画像を得ることができ、しかも、くし形フィルタ
のように垂直相関を利用していないので、斜め方向の解
ａ度も優れている。

【図面の簡単な説明】

第１図及び第２図は夫々本発明の第１実施例のブロック
図及びそれによって（りられる周波数特性図、第３図及
び第４図は夫々本発明の第２実施例のブロック図及びそ
れによって１７られる周波数特性図、第５図及び第６図
は夫々本発明の第３実施例のブロック図及びそれによっ
て得られる周波数特性図、第７図はＰＡＬ方式における
ＶＣ分離によって得られる特性図、第８図は第７図に示
す特性の信号を磁気テープ上に記録した時の特性図、第
９図及び第１０図は夫々理想的なＹＣ分離を行なう分離
回路のブロック図及びそれによって得られる周波数特性
図である。 １・・・コンポジット映像信号、４・・・減算器、５・
・・狭帯域フィルタ、６・・・振幅検波器、７・・・広
帯域フィルタ、８ａ・・・アンプ、８ｂ・・・１／２ア
ンプ、ＳＷ・・・スイッチ。 特許出願人　日本ビクター株式会社

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 コンポジット映像信号から輝度信号と搬送色信号とを分
   離して取出す映像信号処理装置において、色の濃淡を搬
   送色信号の振幅の大小を検出することによつて検出し、
   その濃淡に応じて上記輝度信号を抽出するフィルタ及び
   上記搬送色信号を抽出するフィルタの夫々の周波数帯域
   特性を可変する回路を設けてなり、 該可変回路により、色が濃い場合は搬送色信号特性を、
   色が薄い場合は輝度信号特性を夫々優先させるよう構成
   したことを特徴とする映像信号処理装置。