JPH01135925A - ベルト式無段変速機の給油装置 - Google Patents

ベルト式無段変速機の給油装置

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JPH01135925A
JPH01135925A JP29469287A JP29469287A JPH01135925A JP H01135925 A JPH01135925 A JP H01135925A JP 29469287 A JP29469287 A JP 29469287A JP 29469287 A JP29469287 A JP 29469287A JP H01135925 A JPH01135925 A JP H01135925A
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和浩 竹内
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耕平 大薗
Yoshihiro Yoshida
圭宏 吉田
Michishige Sakai
坂井 道重
Etsumi Handa
悦美 半田
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、ベルト式無段変速機のクラッチへの給油量を
増量し得るようにしたベルト式無段変速機の給油装置に
関する。
(従来技術とその問題点) 従来、第9図に示すように、入力軸プーリaと、出力軸
プーリ(図示省略)と、これら両プーリに捲回された無
端ベルト(図示省略)と、前記入力軸プーリaの軸すに
軸受Cを介して回転自在に設けられ且つ駆動源(図示省
略)の動力により回転駆動される被動部材dと、該被動
部材dと前記入力軸プーリaの軸すとの間に介装された
油圧式の発進クラッチeとを備え、油供給源(図示省略
)からの油を第1給油経路を介して前記発進クラッチe
のクラッチプレートfとクラッチディスクgとの間に供
給すると共に、前記油供給源からの油を第2給油経路を
介して前記軸受Cに供給するようにしたベルト式無段変
速機は公知である。
斯かる従来のベルト式無段変速機における発進クラッチ
eのクラッチプレートfと、クラッチディスクgとの間
へ給油する第1給油経路は、クラッチオイルフィードパ
イプh内→クラッチボディiへの油供給通路j→クラッ
チボディi内内寸オリフィス→クラッチプレートf及び
クラッチディスクgへ油を供給するための給油孔α→ク
ラッチプレートfとクラッチディスクgとの間→クラッ
チプレートr及びクラッチディスクgへ供給された油を
抜き出すための給油抜孔mの順序で成り立っている。
ところで、前記発進クラッチeは遠心油圧式クラッチで
、その繋動作は、遠心力にて、オリフィスkを有するバ
ルブnを押し、オリフィスkを閉塞してクラッチボディ
l内の油室0に油を供給するものである。従って、発進
クラッチeが完全に繋った状態では可変オリフィスにの
開口面積は小さくなり、クラッチプレートfとクラッチ
ボディスクgとの間への給油量は減少し、長時間のスト
ールではクラッチプレートf及びクラッチボディスクg
の摩耗、変色等が進行する。
(発明の目的) 本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的と
するところは、発進クラッチのクラッチプレートとクラ
ッチディスクの摩耗、変色等を防止し且つその冷却性を
向上させることにより発進クラッチの耐久性の向上を図
ることができると共に、油中のゴミ、スラッジ等が軸受
に溜ることがなく、しかも、この軸受の冷却性をも向上
させることができるようにしたベルト式無段変速機の給
油装置を提供することにある。
(問題点を解決するための手段) 上記の目的を達成するため本発明のベルト式無段変速機
の給油装置は、入力軸プーリと出力軸プーリと、これら
両プーリに捲回された無端ベルトと、入力軸に軸受を介
して回転自在に設けられ且つ駆動源の動力により回転駆
動される被動部利と、該被動部材と前記入力軸プーリの
軸との間に介装された油圧式の発進クラッチとを備え、
油供給源からの油を第1給油経路を介して011記発進
クラッチのクラッチプレートとクラッチディスクとの間
に供給すると共に、前記油供給源からの油を第2給油経
路を介して前記軸受に供給するようにしたベルト式無段
変速機において、前記軸受に供給された油を前記発進ク
ラッチのクラッチプレートとクラッチディスクとの間に
供給する第3給油経路を設けたことを特徴とするもので
ある。
(作用) 第1給油経路を介して発進クラッチのクラッチプレート
とクラッチディスクとの間に油が供給される一方、第2
給油経路を介して軸受に供給されて該軸受を潤滑及び冷
却した油が第3給油経路を介して発進クラッチのクラッ
チプレートとクラッチディスクとの間に供給される。
これにより、第3給油経路から供給される分だけクラッ
チプレー1・とクラ・ジチディスクとの間への油の供給
量が増加する。
(実施例) 以下、本発明の一実施例を第1図乃至第8図に基づいて
説明する。
第1図は本発明に係る給油、装置を備えたベノ囲・式無
段変速機の構成図、第2図は同要部の拡大構成図である
両図中1はケーシング、2は入力軸、3は出力軸、4は
前記入力軸2上に装着されて例えば駆動源である内燃機
関のクランク軸5の回転動力を、前記入力軸2に伝達す
る遠心油圧式の発進クラッチ、6は前記入力軸2上に設
置された入力軸プーリ、7は前記出力軸3上に設置され
た出力軸プーリ、8は前記入力軸プーリ6と出力軸プー
リ7に捲回されて前記入力軸2の回転動力を前記出力軸
3に伝達する無端ベルトである。
前記入力軸プーリ6は、入力軸2に一体に形成された固
定プーリ半体9と、入力軸2に該入力軸2の軸線方向に
は移動可能に且つ周方向にはボール10により回転不可
能に装着された可動プーリ半体11とよりなる。前記出
力軸プーリ7は、前記出力軸3に一体に形成された固定
プーリ半体12と、前記入力軸3に該入力軸3の軸線方
向には移動可能に且つ周方向にはボール13により回転
不可能に装着された可動プーリ半体14とよりなる。
15は被動部材であるクラッチアウターで、これは、そ
の基部のベアリング収容室16に収容されたクラッチア
ウターベアリング(軸受)17を介して、前記出力軸2
に回転可能に装着しである。
前記クラッチアウター15のギヤ15aは前記クランク
軸5のギヤ5aと噛合している。
前記発進クラッチ4は、前記入力軸プーリ6の固定プー
リ半体9の背部に固定された外胴18と前記クラッチア
ウター15に固定された内胴19とを備えている。前記
外胴18の内周部には、その軸線方向に沿って係合歯2
0が形成しである。
また、前記内胴19の外周部には、その軸線方向に沿っ
て係合歯21が形成しである。前記外胴18には複数の
給油抜孔22が形成しである。前記内胴19には複数の
給油孔23′が形成しである。前記外胴18には、複数
枚のクラッチプレート24がその外周部を該外胴18の
係合歯20に摺動可能に係合させて設けである。前記内
胴19には、複数枚のクラッチディスク25がその内周
部を該゛内胴19の係合歯21に摺動可能に係合させて
設けである。前記クラッチプレート24とクラッチディ
スク25とは交互に配置しである。
前記入力軸2には環状のクラッチボディ26が嵌着しで
ある。このクラッチボディ26の外周部と前記外胴18
の基部の筒状部27とで環状のシリンダ部28が形成し
である。このシリンダ部28にはクラッチピストン29
がOリング30a、30bを介して摺動可能に嵌押しで
ある。前記クラッチピストン29にはプレート押(1面
31とばね受部32とが形成しである。このプレート押
伺面31は前記クラッチプレート24に対向している。
前記外胴18の内周部にはストッパリング33が固着し
である。このストッパリング33は前記クラッチプレー
ト24の端部側のものを受けている。
前記クラッチボディ26の外周部にはばね受体34が固
着しである。このばね受体34の端縁部と前記クラッチ
ピストン30のばね受体32との間には皿ばね35が介
装しである。この皿ばね35により前記クラッチピスト
ン30は第2図中左方向即ち、発進クラッチ4が繋らな
い方向に付勢されている。
前記内胴19の内周部にはカムプレート36が一該内胴
19の軸線方向に移動可能に設けである。
このカムプレー1・36にはばね受部37と円錐部38
と平板部39とが形成しである。前記内胴19の内周部
に設けたばね受体40と前記カムプレート36のばね受
部37との間にばね41が介装しである。
前記内胴19の取付座部42にはポールストッパプレー
ト43が係止ビン44により固定しである。これらポー
ルストッパプレート43と前記カムプレート36の円錐
部38との間には、スチールボール45が介在させであ
る。前記カムプレー1・36の円錐部38は前記ばね4
1の付勢力で前記スチールボール45に圧接している。
前記クラッチボディ26の前記固定プーリ半体9との対
向面部には第3図に示すように円弧状の油室46が形成
しである。前記クラッチボディ26には前記油室46に
開口するバルブ挿入孔47が形成してあり、このバルブ
挿入孔47にはバルブ48が摺動可能に嵌押しである。
このバルブ48には前記油室46に開口する通路49が
形成しである。前記バルブ48の周側壁には前記通路4
9に連通ずるオリフィス50が形成してあり、該オリフ
ィス50の開口面積は、前記バルブ48の移動によって
変化する、いわゆる可変オリフィスとなっている。前記
バルブ48の端部は前記カムプレート36の平板部39
に当接している。
前記クラッチボディ26には第2のバルブ51が設けで
ある。この第2のバルブ51は前記油室46に連通する
スプール嵌装孔52を備えており、このスプール嵌装孔
52にスプール53が摺動可能に嵌押しである。このス
プール53の一端面53aはばね受部となっている。前
記スプール53の周面には環状溝55が形成しである。
前記スプール53の他端面53bから前記環状溝55に
かけて油孔56が形成しである。前記スプール53の一
端面53aとスプール嵌装孔52の内端面52aとの間
にはばね57が介装しである。前記スプール53は前記
ばね57により押圧されて、その他端面53bは前記ス
プール嵌装孔52の他端面に当接している。前記クラッ
チボディ26には前記油室46を前記シリンダ部28の
圧力室28aに連通する連通孔58が設けである。
前記入力軸2とクラッチボディ26との間には環状の空
隙部59が形成してあり、この空隙部59は、前記クラ
ッチボディ26に設けた通路60を介して前記スプール
53の環状溝55に通じている。前記通路60と環状溝
55と油孔56とでクラッチボディ内油通路61を構成
している。
n1j記入力軸2は中空で、その内孔部62内にその右
端よりクラッチオイルフィードバイブロ3が挿入しであ
る。このクラッチオイルフィードバイブロ3の右端部は
、前記ケーシングlに設けられた保持部材64に液密状
態で保持されている。前記クラッチオイルフィードバイ
ブロ3の左端部は、前記入力軸2の内孔部62の中面部
分の保持部65にシール部材66を介して回転可能に保
持されている。前記クラッチオイルフィードバイブロ3
の外周部と、入力軸2の内孔部62との間がクラッチ油
通路67となっている。
前記クラッチオイルフィードバイブロ3内にドライブオ
イルフィードバイブロ8が貫通状態で挿入してあり、こ
のドライブオイルフィードバイブロ8の右端部は前記ケ
ーシングlに設けた保持孔69に0リング70を介して
保持されている。前記ドライブオイルフィードバイブロ
8の左端部は前記入力軸2の内孔部62の左側の保持部
71にシール部材72を介して回転可能に保持されてい
る。
前記ドライブオイルフィードバイブロ8と前記クラッチ
オイルフィードバイブロ3との間がドライブ油通路73
となっている。このドライブ油通路73は、前記ドライ
ブオイルフィードバイブロ8と前記入力軸2の内孔部6
2の図中左側部との間まで延びている。
前記ケーシングlの支承部74に設けられてO;j記入
力軸2を支承する入力軸用軸受75はシールベアリング
であって、内、外輪7−6.77の図中右側部分にシー
ル部材78が設けである。
前記ケーシング1の支承部74の端面には前記入力軸用
軸受75の押えプレート79が設けてあり、この押えプ
レート79に2枚の軸受給油プレート80.81の外周
部が固定しである。これら軸受給油プレート80.81
間が給油通路82となっている。この給油通路82の外
周部にベアリング給油路83が開口している。前記給油
通路82の内周部の出口82aは前記クラッチ油通路6
7の入口67aに近接している。
前記入力軸2には前記クラッチ油通路67を、前記クラ
ッチアウターベアリング17が収容されたベアリング収
容室84に連通ずるクラッチアウターベアリング給油孔
85とドライブ油通路73を前記油室59に連通ずるク
ラッチボディ給油孔86とが設けである。
fl+j記クラツクラッチアウター1!5前記ベアリン
グ収容室84を前記ポールストッパプレート43の内側
背部に連通ずるクラッチアウター内油通路87が設けて
あり、前記ポールストッパプレート43の内周縁部には
第4図に示す如く切欠部よりなる油通路88が複数個、
周方向に所定の間隔を存して形成しである。
前記カムプレート36の外周縁部には第5図に示すよう
に、切欠部よりなる油通路89が複数個、周方向に所定
の間隔を存して形成しである。
前記ケーシングlには前記ドライブ油通路73の入口側
に開口する給油路90が設けである。
前記給油路90とドライブ油通路73とクラッチボディ
給油孔86と空隙部59とクラッチボディ内油通路61
と、油室46と、オリフィス50と給油孔23とクラッ
チプレート24とディスク25との間と給油抜孔22と
によりクラッチプレート/ディスク給油経路(第1給油
経路)八を構成している。
また、前記ベアリング給油路83と、給油通路82と、
クラッチ油通路67と、クラッチアウターベアリング給
油孔85とベアリング収容室84とによりベアリング給
油経路(第2給油経路)Bを構成している。更に、前記
クラッチアウター内油通路87と、油通路88.89と
により短絡給油経路(第3給油経路)Cを構成している
次に作動を説明する。
油供給源(図示省略)からの油は、油通路89゛からド
ライブ油通路73に供給された後、クラッチボディ給油
孔86を経て空隙室59内に流入し、更にクラッチボデ
ィ内油通路61を介して油室46に流入し、オリフィス
50を経て給油孔23からクラッチプレート24とクラ
ッチディスク25との間に流入し、給油抜孔22から外
胴18の外方へ流出する。即ち、クラッチプレート/デ
ィスク給油経路Aを介してクラッチプレート24とクラ
ッチディスク25との間に油が供給される。
また、油供給源からの油はa;1記ベアリング給油路8
3かも給油通路82に流入した後、前記クラッチ油通路
67に流入し、更に、前記クラッチアウターベアリング
給油孔85を経てベアリング収容室84に流入する。即
ち、ベアリング給油経路Bを介してクラッチアウターベ
アリング17に油が供給される。該クラッチアウターベ
アリング17に供給された油は、前記クラッチアウター
内油通路87に流入しポールストッパプレート43の背
部に流入し、前記油通路88及びカムプレー36の油通
路89を介して前記給油孔23からクラッチプレート2
4とクラッチディスク25との間に流入した後、給油抜
孔22から外胴18外方に流出する。即ち、ベアリング
給油経路Bを介してクラッチアウターベアリング17に
供給された油が短絡給油経路C及びクラッチプレート/
ディスク給油経路Aの一部を介してクラッチプレート2
4とクラッチディスク25との間に供給される。
このために、クラッチプレート24とクラッチディスク
25との間への給油量は、クラッチプレート/ディスク
給油経路Aのみから供給される従来に比して、短絡給油
経路Cから供給される分だけ増大する。
Of記内燃機関の稼動によってクランクtlll115
が回転し、ギヤ5aを介してクラッチアウター15が回
転する。このクラッチアウター15の回転によってスチ
ールボール45が遠心力で外方に移動し、カムプレート
36をばね41のイ1勢力に抗して移動させる。
このために前記バルブ48がカムプレート36に押され
て第2図中左側に移動し、オリフィス50の開口面積が
小さくなり、油室46の油がスプール53に作用して、
このスプール53をバネ57のイリ勢力に抗して移動し
、油室46の油を連通孔58を介して圧力室28aに導
入し、クラッチピストン29を皿ばね35のイリ勢力に
抗して移動して、このクラッチピストン29のプレート
押付面3■でクラッチプレート24を押し、クラッチプ
レート24とクラッチディスク25とを密着させてクラ
ッチオンの状態にする。
このために、クラッチアウター15の回転は入力軸2、
入力軸プーリ6、無端ベルl−8及び出力軸プーリ7を
介して出力軸3に伝達される。
第6図及び第7図は本発明の池の実施例を示し、この実
施例ではクラッチボディ26の廻り止め構造に工夫を施
したものである。即ち、廻り止めビン91を備え、この
廻り止めピン91の左端部側は、前記入力軸プーリ6の
固定プーリ半体9の背面即ち、この固定プーリ半体9と
クラッチボディ26との当接部92に穿設したビン孔9
3に挿入しである。
前記廻り止めビン91の右端部側はガスケット94の非
シール部面95及びクラッチボディ26の油室46の外
周側面96に当接していて、前記クラッチボディ26の
位置決めと同時に廻り止めを行なっている。
従って、クラッチボディ26を締め付ける際のナツトと
クラッチボディ26との共廻りがなくなり、別学法によ
りクラッチボディ26を押えておく必要がなく、クラッ
チ組付時の作業性の向上を図ることができる。
また、前記入力軸2、ガスケット94、クラッチボディ
26の王者間のずれを防止し、ガスケット94の破損、
シール部のずれ等によるオイルリーグを防ぎシール性が
向上してクラッチ性能の安定化を図ることができる。
また、前記廻り止めピン91がかかる場所を、ガスケッ
ト94の非シール部端前95及びクラッチボディ26の
油室46の端面96としているので、ピン専用の穴をあ
ける必要がなくなり、穴あけ用のスペースが不要となり
、その分、コンパクト化を図ることができる。
第8図は本発明の更に別の実施例を示し、この実施例は
発進クラッチ4のクラッチピストン29のプレート押イ
リ面31に断熱層97を形成したものである。
この断熱層97はアンダーコートとトップコートとの2
層からなり、アンダーコートはニッケル80%、クロム
20%の合金を溶射してなり、トップコートはジルコニ
ア98%、イツトリア2%のセラミックスよりなる。前
記アンダーコートは鉄であるクラッチピストン29とト
ップコートであるセラミックスの中間的な膨張率であっ
て、トップコートの密着性を良好にするものである。
従って、クラッチストール時、クラッチプレート24と
前記プレート押付面31とのスリップにより発生する熱
は、前記断熱層97によりクラッチピストン29に伝わ
り難くなる。これによりクラッチピストン29の熱歪及
び圧力室28aを形成するOリング30の溶損を防止し
得、クラッチピストン29の耐熱性及びOリング30の
耐久性が向上し、これにより発進クラッチ4全体として
の性能及び耐久性が向上する。
(発明の効果) 以上詳述したように、本発明のベルト式無段変速機の給
油装置は、入力軸プーリと出力軸プーリと、これら両プ
ーリに捲回された無端ベルトと、入力軸に軸受を介して
回転自在に設けられ且つ駆動源の動力により回転駆動さ
れる被動部材と、該被動部材と前記入力軸プーリの軸と
の間に介装された油圧式の発進クラッチとを備え、油供
給源からの油を第1給油経路を介して前記発進クラッチ
のクラッチプレートとクラッチディスクとの間に供給す
ると共に、前記油供給源からの油を第2給油経路を介し
て前記軸受に供給するようにしたベルト式無段変速機に
おいて、前記軸受に供給された油を前記発進クラッチの
クラッチプレートとクラッチディスクとの間に供給する
第3給油経路を設けたことを特徴とするものである。
従って、第1給油経路により発進クラッチのクラッチプ
レートとクラッチディスクとの間に油が供給される一方
、第2給油経路を経て軸受に供給された油が第3給油経
路を介して前記発進クラッチのクラッチプレートとクラ
ッチディスクとの間に供給されるので、このクラッチプ
レートとクラッチディスクとの間への油の供給量が増加
する。
このためにクラッチプレートとクラッチディスクの冷却
性が向上し、その摩耗及び変色等が生じることなく、発
進クラッチの耐久性を向上させることができる。
また、軸受に供給された油が第3給油経路を流れるため
に油中のゴミ、スラッジ等が軸受に溜ることがなく、し
かも上述したように油量が増すので軸受の冷却性が向上
する等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第5図は本発明の一実施例を示し、第1図は
本発明に係るクラッチ潤滑装置を備えたベルト式無段変
速機の構成図、第2図は同要部の拡大構成図、第3図は
クラッチボディの背面図、第4図はポールストッパプレ
ートの正面図、第5図はカムプレートの一部省略した正
面図、第6図は本発明の他の実施例を示す第2図と回状
図、第7図は第6図におけるクラッチボディの背面図、
第8図は本発明の更に別の実施例を示すクラッチピスト
ン部分の要部拡大図、第9図は従来のVベルト式無段変
速機の給油装置を示す第2図と回状図である。 4・・・発進クラッチ、6・・・入力軸プーリ、7・・
・出 。 力軸ブーIハ 8・・・無端ベルト、15・・・クラッ
チアウター(被動部材)、17・・・クラッチアウター
ベアリング(軸受)、24・・・クラッチプレー1・、
25・・・クラッチディスク、A・・・クラッチプレー
ト/ディスク給油経路(第1給油経路)、B・・・ベア
リング給油経路(第2給油経路)、C・・・短絡給油経
路(第3給油経路)。 出願人  本田技研工業株式会社

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、入力軸プーリと出力軸プーリと、これら両プーリに
    捲回された無端ベルトと、入力軸に軸受を介して回転自
    在に設けられ且つ駆動源の動力により回転駆動される被
    動部材と、該被動部材と前記入力軸プーリの軸との間に
    介装された油圧式の発進クラッチとを備え、油供給源か
    らの油を第1給油経路を介して前記発進クラッチのクラ
    ッチプレートとクラッチディスクとの間に供給すると共
    に、前記油供給源からの油を第2給油経路を介して前記
    軸受に供給するようにしたベルト式無段変速機において
    、前記軸受に供給された油を前記発進クラッチのクラッ
    チプレートとクラッチディスクとの間に供給する第3給
    油経路を設けたことを特徴とするベルト式無段変速機の
    給油装置。
JP29469287A 1987-11-20 1987-11-20 ベルト式無段変速機の給油装置 Expired - Fee Related JPH083337B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09229090A (ja) * 1995-12-18 1997-09-02 Nsk Warner Kk 発進クラッチ
JP2007182979A (ja) * 2006-01-10 2007-07-19 Aichi Mach Ind Co Ltd 変速機
JP2010106915A (ja) * 2008-10-29 2010-05-13 F C C:Kk 多板式クラッチ装置

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