JPH01133987A - セラミックスと金属の接合構造 - Google Patents

セラミックスと金属の接合構造

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JPH01133987A
JPH01133987A JP29300987A JP29300987A JPH01133987A JP H01133987 A JPH01133987 A JP H01133987A JP 29300987 A JP29300987 A JP 29300987A JP 29300987 A JP29300987 A JP 29300987A JP H01133987 A JPH01133987 A JP H01133987A
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JP
Japan
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metal
ceramic
insert
linear expansion
insert metal
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JP29300987A
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Tetsuo Komoda
薦田 哲男
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TECH RES ASSOC HIGHLY RELIAB MARINE PROPUL PLANT
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TECH RES ASSOC HIGHLY RELIAB MARINE PROPUL PLANT
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はセラミックスと金属の接合構造に係り、特に熱
遮蔽用部材に好適なセラミックスと金属の接合構造に関
する。
[従来の技術] 従来、金属にセラミックスを接合する方法としては、第
2図に示す如く、金属11の表面に、大型のセラミック
ス板12をろう付け、固相接合、あるいは接着剤により
接合する方法がある。
また、第3図に示す如く、セラミックス12と金属11
どの間に適当な応力緩和用のインサートメタル13を介
在させると同時にセラミックス板を小片に分割する場合
もある。インサートメタル13としては、線膨張係数が
セラミックスに近い材質のもの、あるいは軟質金属等が
用いられている。
[発明が解決しようとする問題点] しかしながら、第2図に示す方法では、使用時における
セラミックス板12内部の温度勾配により発生する熱応
力やセラミックス板12と金属11との熱膨張係数の差
に起因する熱応力によりセラミックス板12に亀裂が入
ったり、著しい場合にはセラミックス板12が破損した
りするという問題があった。
第3図に示すインサートメタル13を用いる方法では、
このような問題はある程度軽減されるものの、使用時に
おける表面と裏面の温度差に起因するセラミックス12
の自由変形を依然として拘束しているため、接合部分や
セラミックス内部に多大な応力がかかり、やはり、セラ
ミックスの亀裂発生や剥離等の問題が生じていた。
なお、第4図に示す如く、熱膨張係数の異なる材質のも
の13a、13bからなる2層構造のインサートメタル
13を介在させた接合構造等も考えられているが、この
構造によっても十分な応力緩和効果が得られていない。
[問題点を解決するための手段] 本発明のセラミックスと金属の接合構造は、インサート
メタルを介してセラミックスを金属に接合したセラミッ
クスと金属の接合構造であって、金属とインサートメタ
ル、インサートメタルとセラミックスはそれぞれろう付
してある接合構造において、該インサートメタルのうち
セラミックスの周縁側でかつ金属と接する側はインサー
トメタルの他の部分よりも線膨張係数が大きいことを特
徴とする。
[作用] 第5図に模式的に示す如く、セラミックスを金属に接合
しない場合においては、セラミックス1は、矢印の方向
からの加熱により、その加熱方向に凸に湾曲する方向に
変形する。即ち、セラミックス1の加熱面側1aは温度
が高くなり、非加熱面側1bは温度が低いため、加熱面
側1aが非加熱面側1bよりも大きく膨張して湾曲する
。これを、従来の方法で金属と接合した場合と同程度に
平板に保とうとした場合、セラミックス1内部の加熱面
側1aには圧縮応力が、非加熱面側1bには引張応力が
発生する。これを模式的に示すと第6図の如くである。
図中eは圧縮応力、■は引張応力を示す。
本発明は、次の如く、このような応力を打ち消すような
残留応力を接合後の冷態時に発生させておくものである
。本発明のセラミックスと金属の接合構造は、インサー
トメタルのセラミックス周縁側でかつ金属と接する側が
他の部分よりも線膨張係数が大きいため、インサートメ
タルは、使用時の温度(一般には400℃以下)におい
ては、ろう付は温度(通常、700〜800℃程度)よ
りも低い温度に冷却されることとなり、熱収縮により、
第7図に示す如(、セラミックスとの接合面側に凸湾曲
する。即ち、インサートメタル2のセラミックス周縁側
で金属と接する側2aは、冷却に際し、他の部分2bよ
りも線膨張係数が大きいため、冷却により大きく収縮し
、インサートメタル2は第7図の如く中央が盛り上るよ
うな湾曲形状となる。
しかして、インサートメタル2がこのような収縮による
変形をすると、これと接するセラミックス1に対しては
、第8図に模式的に示すように、インサートメタル側(
非過熱面側1b)に圧縮応力eを、非インサートメタル
側(加熱面側1a)には引張応力のを発生するようにな
る。このようなインサートメタル2の変形がセラミック
スに付与する応力は、第6図に示すようなセラミックス
内部の温度勾配によフて生ずる熱応力を相殺ないし軽減
するようになる。
このため、本発明のセラミックスと金属との接合構造に
おいては、セラミックスに生ずる熱応力を緩和し、熱応
力によるセラミックスの亀裂や破損、剥離を防止するこ
とができる。
本発明の接合構造では、セラミックスの底面全体を接合
することができるので、本発明構造は強固な接着力を必
要とする場合の熱応力緩和に特に好適である。
[実施例] 以下、図面を参照して本発明の実施例について説明する
第1図は本発明のセラミックスと金属の接合構造の一実
施例を示す断面図である。
本実施例のセラミックスと金属の接合構造は、インサー
トメタル2を介してセラミックス1を相手方部材の金属
3に、各部材間をろう付けにより接合した構造であって
、インサートメタル2の、セラミックス1の周縁側でか
つ金属と接する側2aは、インサートメタルの他の部分
2bよりも線膨張係数が大きいもので構成されている。
第1図の実施例においては、特に線膨張係数の大きい部
分2aは、セラミックス1の縁部から遠ざかるにつれて
肉薄となるように、断面三角形状とされている。
このような構造とすることにより、前述の如くインサー
トメタル2は、線膨張係数の大きい部分2aが、他の部
分、即ち線膨張係数の小さい部分2bよりも、使用時に
より大きく収縮することとなり、第8図に示すような応
力をセラミックス1に付与し、第6図に示すような加熱
によりセラミックス1内に生じる熱応力を緩和すること
ができる。
本発明において、線膨張係数の大きい部分2aはセラミ
ックスの周縁側でかつ金属と接する側に設けられていれ
ば良く、第1図に示すものに特に限定されるものではな
い。例えば、第9図(a)に示す如く、線膨張係数の大
きい部分2aが断面四角形状とされているもの、第9図
(b)に示す如く、線膨張係数の大きい部分2aと小さ
い部分2bとの境界が断面円弧形状とされているもの、
また、第9図(C)、(d)やこれに類似した形状とし
ても良い。
このようなインサートメタル2の材質のうち、線膨張係
数の小さい部分2bには、接合により発生するセラミッ
クス内部(特に接合界面近傍)の応力緩和のため、セラ
ミックスの熱膨張係数にできるだけ近い熱膨張係数を有
するもので、なおかつ変形能の大きな材料が好ましく、
通常の場合には、一般にセラミックスと金属との接合用
インサートメタルとして用いられているもの、例えば、
セラミックスが一般に熱遮蔽用セラミックスとして広く
用いられているジルコニアである場合には、チタンなど
を用いることができる。
一方、線膨張係数の大きい部分2aには、銅又は5US
304合金等の線膨張係数の大きいもめを使用するのが
好ましい。
なお、インサートメタル2の厚さは十分な応力緩和効果
が得られるように、各部材の材質、大きさ等に応じて適
宜決定される。
このような本発明の接合構造は、それぞれ所定形状に成
形した前記各部分2a、2b間にろう材を配してインサ
ート材とし、このインサート材と金属3、インサート材
とセラミックス1との間にもろう材を配し、所定温度に
加熱してろう付接合することにより、容易に形成するこ
とができる。
このような本発明において、セラミックスの種類は何ら
限定されるものではなく、Z r02系以外に、Aj!
203系など各種の酸化物セラミックス、Si3N+等
の窒化物セラミックス、SiC等の炭化物セラミックス
、その化サイアロン、はう化物、珪化物などのセラミッ
クスに対しても適切な線膨張係数を持ったインサートメ
タルを選定することにより適用可能である。
また、セラミックス1の大きさについても特に制限はな
く、接合構造の全体構造や使用目的、接合する部材材質
等に応じて決定される。
このようなセラミックスと接合される相手方部材の金属
としても特に制限はなく、本発明によればセラミックス
1どの熱膨張係数の差が大きい金属母材にも十分に適用
することができる。
本発明において、セラミックス1同志の間隙dは、セラ
ミックス1の熱膨張代を確保できる範囲においてなるべ
く小さくするのが好適である。
以上の説明では、平面状の金属表面にセラミックスを接
合した構造について説明したが、本発明の接合構造は曲
面状構造にも十分に適用することができる。
以下、本発明の効果の一例を、有限要素法を用いた熱応
力解析結果により説明する。
計算を行った接合構造は、第10図(a)(b)(c)
に示すように、第1図に示した本発明の接合構造を通用
したもの(ケース1)、第3図に示した従来の接合構造
であってインサートメタルを使用したもの(ケース2)
、第2図に示した従来の接合構造であってインサートメ
タルを使用せず、尚かつセラミックスの大きさをケース
1、ケース2と同じにしたもの(ケース3)の3種の場
合である。ここでは計算簡略化のため、1個の接合片を
取り出して計算モデルとした。
計算では、表1に示した各材料の物性値を用いた。
表1 計算に用いた物性値 また、加熱、冷却の条件は、 加熱側:周囲温度 Tl−900℃ 熱伝達率 α+−0,0265 c a fL / c rr? / s e c側 面
:断熱 冷却側:周囲温度 T 2 = 150℃熱伝達率 α
2=0.0694 ca λ/ c m” / s  e  cとし、セラ
ミックス、インサートメタル、母材金属の接合i温度は
700℃とした。
表2は、以上の計算条件のもと、有限要素法により弾性
計算を行フた結果であり、第10図に示したP、Q、R
,S点の各種応力値を示す。ここに、σ丁Rはトレス力
の等価応力、σ1はミーゼスの等価応力、σ1、σ2、
σ3は主応力であり、正の値は引張応力、負の値は圧縮
応力を示す。
表2計算結果    (単位k g / m rd )
表2より、ケース1の各点の応力は、R点の02、σ3
を除き、他のケースと比較して明らかに応力が低いこと
が分かる。
特に、ケース1のR点の02、σ3だけについては、ケ
ース3のσ2、σ3より大となるが、それらの絶対値は
、ケース3の最大主応力(0重)に比べ小さいので、通
常の破壊法則からは無視して差し支えない。
以上の結果から、本発明の接合構造であれば、熱応力を
緩和し、セラミックスの亀裂発生や剥離を効果的に防止
することができることが明らかである。
[発明の効果] 以上詳述した通り、本発明のセラミックスと金属の接合
構造は、セラミックスの内部に発生する熱応力を有効に
緩和し、熱応力によるセラミックスの亀裂、破損、剥離
の問題を解消することができる。
このような本発明のセラミックスと金属の接合構造は、
熱遮蔽板や、その他高温構造部材等の高温度環境で使用
される高強度部材に適用することにより、熱応力による
セラミックスの破損、剥離等を防止して、耐久性、安全
性、信頼性の高い部材を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のセラミックスと金属の接合構造の一実
施例を示す断面図、第2図、第3図及び第4図は従来の
接合構造を示す断面図、第5図はセラミックスの変形を
示す断面図、第6図はセラミックス内に発生する熱応力
を説明する模式図、第7図は本発明におけるインサート
メタルの収縮を示す断面図、第8図は本発明のインサー
トメタルによる応力緩和効果を説明する模式図、第9図
(a)〜(d)は、各々、本発明の異なる実施例を示す
インサートメタルの断面図、第10図(a)〜(C)は
本発明の効果の一例を説明するために用いた接合構造を
示す断面図である。 1・・・セラミックス、  2・・・インサートメタル
、3・・・金属。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)インサートメタルを介してセラミックスを金属に
    接合した構造であって、金属とインサートメタル、イン
    サートメタルとセラミックスはそれぞれろう付してある
    接合構造において、該インサートメタルのうちセラミッ
    クスの周縁側でかつ金属と接する側はインサートメタル
    の他の部分よりも線膨張係数が大きいことを特徴とする
    セラミックスと金属の接合構造。
  2. (2)線膨張係数の大きい部分は、セラミックスの周縁
    部から遠ざかるにつれて肉薄となることを特徴とする特
    許請求の範囲第1項に記載のセラミックスと金属の接合
    構造。
JP29300987A 1987-11-19 1987-11-19 セラミックスと金属の接合構造 Pending JPH01133987A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7559202B2 (en) 2005-11-15 2009-07-14 Pratt & Whitney Canada Corp. Reduced thermal stress fuel nozzle assembly

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7559202B2 (en) 2005-11-15 2009-07-14 Pratt & Whitney Canada Corp. Reduced thermal stress fuel nozzle assembly

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