JPH01133757A - 熱転写記録装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 り梁上の利用分野 本発明は熱転写記録装置に関し、特にインクドナーフィ
ルムを使用して用紙に文字・図形を転写する熱転写記録
装置に関する。

従来の技術 近年パーソナルコンピュータ、オフィスコンピュータ、
ミニコンピユータ等の普及にともない、種々の印字出力
用端末機器が市販され、ＯＡ化の一助として使用される
ようになってきた。このような情況下において、他のマ
ーキング技術に比べて騒音が小さく、信頼性が高く、低
コストで高画質が得られるために、感熱転写をマーキン
グ技術に採用するプリンタの需要が高まってきている。

またファクシミリの記録装置としても、熱転写記録装置
が採用されるようになってきている。

一般に熱転写記録装置は画像信号に応じて選択的に発熱
するサーマルヘッドにより、サーマルヘッドとプラテン
ロールとの間に搬送されてくるインクドナーフィルム上
のインクを選択的に溶融して、溶融されたインクをイン
クドナーフィルムと同期して送られてくる記録用紙上に
転写する構成をとっている。

インクドナーフィルムは、耐熱ベースフィルム層上に、
一定の温度（例えば６０度）で溶融する４〜６ミクロン
位のインク層が形成されたフィルムであり、ロール状に
巻かれた供給リールから送り出されて案内ロールに案内
され、４ノーマルヘツドとプラテンロールとの間を通過
した後、再び案内ロールに案内されて巻取リリール上に
順次巻きとられるようになっている。このインクドノ−
−フィルムを耐熱ベースフィルム層側から、ザーマルヘ
ッドにより一定の温度（例えば６０度）で、画像信号に
応じて７１〜リツクス状に選択的に加熱して、インク層
を溶融し、この溶融したインク層が記録用紙に転写され
、文字・図形が形成されるようになっている。

また、操作性向上のために、インクドナーフィルムはカ
ートリッジ化されて供給されるのが一般的である。

発明が解決しようとする問題点 しかし、上述したような従来の熱転写記録装置において
は、インクドナーフィルムはインク層が単層であるため
、インクドナーフィルムを初めから終りまで１度使用し
てしまえば、カートリッジごと廃棄し、新しいものと交
換Ｊ−る必要があり、ランニングコス１へが高く、感熱
紙方式の記録装置と比較しても約２倍、割高であるとい
う問題点があった。

本発明はこのような点に鑑みて、なされたものであり、
その目的とするところは、ランニングロス１〜を安くす
ることが可能な熱転写記録装置を提供することである。

問題点を解決するための手段 インクドナーフィルムを単層でなく、それぞれ溶融温度
を異ならせた複数のインク層により形成すると共に、イ
ンクドナーフィルムの各インク層の溶融温度に対応して
°リーマルヘッドによるインクドナーフィルムの加熱温
度を変化ぜしめるよう構成Ｊることにより、上述した問
題点を解決する。

作　　　用 本発明によれば、インクドナーフィルムをそれぞれ溶融
温度の異なる複数のインク層から形成すると共に、ザー
マルヘッドをそれぞれの溶融温度に対応して加熱できる
ように、変化可能に構成したので、一つのインクドブ−
フィルムで複数回（インク層の数だｔプ）使用覆ること
ができ、ランニングコストを低減することができる。

実　　施　　例 本発明の一実施例をインクドナーフィルムのインク層を
２層に形成した場合を例に取り、第１図乃至第３図に示
す説明図を参照して説明することにする。

１０はインクドナーフィルムであり、インクドナーフィ
ルム１０は、耐熱ベースフィルム層１２上にそれぞれイ
ンクの溶融温度の異なる第１インク層１４及び第２イン
ク層１６の２層のインク層が形成された３層構造になっ
ている。第１インク層１４は第２インク層１６よりも低
い温度で溶融（例えば第１インク層は６０度、第２イン
ク層は＝　５− ８５度）するようになっており、第３図に示すように、
供給リール１８及び巻取りリール２０にロール状に巻回
され、図示しない装着手段により装置本体に着脱自在な
カートリッジ２２に収納されている。カー１〜リツジ２
２は左右対称に形成されており、双方向に巻取り可能で
あると共に、その背面には方向判別マーク２４が形成さ
れている。

インクドナーフィルム１０を耐熱ベースフィルム層１２
側から加熱するり一マルヘッド２６は制御手段２８に接
続されており、制御手段２８にＪ：す、第１インク層１
４及び第２インク層１６に対応して２段階に加熱温度が
変化できるように制御されている。

３０は記録用紙、３２は記録用紙３０及びインクドナー
フィルム１０の搬送及び加圧を行うプラテンローラであ
り、３４は記録用紙３０とインクドナーフィルム１０を
分離する剥離バーである。

装置本体にカートリッジ２２を装着した時のカートリッ
ジ２２の背面に形成された方向判別マーク２４に対向す
る部分にはセンサ３６が設けられ、このセンサ３６の信
号に応じて、サーマルヘッド２６の加熱温度が制御手段
２８により制御されている。

然して、新品のカートリッジ２２を装置本体に装着し記
録を開始すると、カー１〜リツジ２２の背面に形成され
た方向判別マーク２４が装置本体に設けられたセンサ３
６により検出され、サーマルヘッド２６の加熱温度を制
御する制御手段２８により、第１インク層１４に対応し
た熱エネルギを印加するようにサーマルヘッド２６が制
御される。

これにより、第１インク層１４のみが溶融され第１イン
ク層１４のインクにより文字・図形が記録用紙３０上に
転写される（第１図参照）。

インクドナーフィルム１０の第１インク層１４を最後ま
で使いきった時には、オペレータがカートリッジ２２の
向きをかえて装着しなおし、さらに運転を続けることが
できる。このとぎカー１ヘリツジ２２の背面に形成され
た方向判別マーク２４はセンサ３６に対向する箇所には
ないので、これにより２層目の使用であることが、セン
サ３６ににり検出され、制御手段２８により、第２イン
ク層１６に対応した熱エネルギをインクドナーフィルム
１０に印加するようにサーマルヘッド２６が制御され、
第２インク層１６のインクにより記録用紙３０上に文字
・図形が転写される（第２図参照）。

本実施例によれば、インクドナーフィルム１０が２層に
形成されているので、１つのカートリッジ２２で１層の
場合の２倍の記録を行うことができる。

尚、本実施例においては、インクドナーフィルムのイン
ク層を２層に形成した場合を例に取り説明したが、イン
ク層を３層以上の複数層に形成することも可能であるこ
とはいうまでもない。また、インクドナーフィルムの使
用すべきインク層が何層口であるかを検出づ−る手段は
、方向判別マーク２４によらず、カートリッジ上にイン
ク層を１層使用する毎に、１カウントするカウンタを設
（）て、これをセンサにより検出するようにしてもよい
。

発明の効果 本発明は以上詳述したように構成したので、１つのカー
１ヘリツジで従来の数倍の記録を行うことが可能となり
、熱転写記録装置のランニングコストを低減することが
できるという効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の第１インク層使用時の説明
図、 第２図は本発明の一実施例の第２インク層使用時の説明
図、 第３図は本発明の一実施例のインクドナーフィルムカー
１ヘリツジの斜視図である。 １０・・・インクトナーフィルム、 １２・・・耐熱ベースフィルム層、 １４．１６・・・インク層、 ２２・・・インクドナーフィルムカー１〜リツジ、２６
・・・サーマルヘッド、 ３０・・・記録用紙、 ３２・・・プラテンローラ、 ３４・・・剥離バー。 出願人：　富士ゼロックス株式会社

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）サーマルヘッドによりインクドナーフィルム上の
   インク層を選択的に加熱、溶融して、記録用紙上に文字
   ・図形を転写する熱転写記録装置において、インクドナ
   ーフィルムをそれぞれ溶融温度の異なる複数のインク層
   から形成すると共に、前記インクドナーフィルムの各イ
   ンク層の溶融温度に対応してサーマルヘッドの加熱温度
   を変化せしめるよう構成したことを特徴とする熱転写記
   録装置。
2. （２）インクドナーフィルムの使用すべきインク層が何
   層目であるかを検出する手段を設け、該検出手段からの
   信号に応じて、サーマルヘッドの加熱温度を制御するこ
   とを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の熱転写記録
   装置。