JPH01132712A - サブランス - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野１ この発明は、下端にプローブを装着して溶湯中にプロー
ブを浸漬し、吹錬中の溶湯の温度等を測定するサブラン
スに関する。

［従来の技術１ 近時、転炉吹錬において吹錬中の種々の測定情報に基づ
き吹錬条件をコンピュータ制御するダイナミックコント
Ｏ〜ルが採用されている。ダイナミックコント０−ルで
は、ＷＩ瀾層温度び溶湯中の炭素濃度［Ｃ］を直接測定
するサブランス法を採用することにより吹錬を高精度に
制御する。このサブランス法は、サブランスの下端にプ
ローブを装着し、このプローブを吹錬中の溶湯に浸漬し
て溶場濃度及び［Ｃ］を同時に測定する。

第２図は、プローブが装着されたサブランスの下端部を
示す縦断面図である。サブランス１は銅でつくられ、水
冷されるようになっている。また、サブランス１の表面
はクロム鍍金されており、酒漬の飛沫が固着しないよう
になっている。サブランス１の下端部はテーバ部３を経
て細くなり、テーバ部３に続いて円筒状の突状部４が形
成されている。突状部４には案内管６が取付けられ、プ
０−１２の装着を容易にしている。プローブ２は突状部
４の基端部近傍まで装着され、プローブ２とサブランス
１とは案内管６の突起７を介して支持されている。プロ
ーブ２の外筒８は紙でつくられており、測定が終了する
と炉内でプローブ２を焼き捨てるようになっている。

このようなサブランスを用いて溶湯温度及び炭素濃度［
Ｃ］を測定する場合は、案内管６にプ〇−プ２を差込み
、プローブ２を突状部４の襲端部まで一旦引上げた侵に
若干引下ろすとプローブ２の内面に案内管６の突起７が
引掛り、プローブ２が装着される。そして、プローブ２
を装着したサブランス１を転炉内に下降させ、吹錬中の
溶湯にプローブ２の先端部を浸漬する。このとき、湯面
に向かって酸素ランスから酸素ガスが吹付けられており
、サブランス１のプローブ装着部に溶湯の飛沫が降りか
かり表面に付着する。ところで、サブランス１の表面は
クロム鍍金されているので、溶湯の飛沫は表面に固着す
ることなく落下する。

測定終了後は炉内でプローブ２を焼き捨て、サブランス
１を上昇させて次のプローブ２を装着する。

［発明が解決しようとする問題点］ しかしながら、従来のサブランスにおいては。

溶湯の飛沫がプローブ２の端面に直接付着すると共に、
テーバ部３に付着した溶湯が伝わりプローブ２の端面に
堆積するので、プローブ２の端面近傍の突状部４及びテ
ーバ部３に溶着金属１３が固着する。このため、次のプ
ローブ２の装着不良が発生し、次回の測定においてサブ
ランス１を適用することができなくなるという問題点が
ある。

この発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであって
、溶着金属の固着によるプローブの装着不良を防止して
その適用率を向上させることができるサブランスを提供
することを目的とする。

［問題点を解決するための手段］ この発明に係るサブランスは、その下端部に筒状のプロ
ーブを直列に装着して溶湯中にプローブを浸漬するサブ
ランスにおいて、プローブの端面に当接すると共にその
外径がプローブの端面の外径と実質的に一致する平坦部
と、平坦部の略中央に設けられプローブの中空に挿入さ
れてプローブを係止する突状部と、を有する口とを特徴
とする。

［作用］ この発明に係るサブランスにおいては、突状部をプロー
ブの中空に挿入し、プローブの端面と平坦部とを当接さ
せてプローブを装着する。この場合に、プローブの端面
の外径と平坦部の外径とが一致しているので、プローブ
の端面、突状部並びに平坦部が露出せず、プローブ装着
部への溶着金属の固着を回避することができる。゛ ［実施例］ 以下、添附の図面を参照してこの発明の実施例について
具体的に説明する。

第１図は、この発明の実施例に係るサブランス及びプロ
ーブを示す縦断面図である。サブランス操作装Ｗ１（図
示せず）が転炉（図示せず）の上方に配設され、これに
よりサブランス２０が支持されている。サブランス操作
装置には巻上装置等が備えられており、支持したサブラ
ンス２０を昇降及び平行移動することができるようにな
っている。

サブランス２０は銅でつくられ、その内部に冷却水の通
路２４及び熱電対４６．４８のリード線（図示せず）の
通路２６が形成されている。通路２６はサブランス２０
の軸心に沿って延び、これを通路２４が取囲むようにな
っている。また、サブランス２０の表面は溶湯飛沫の固
着防止のためにクロム鍍金されている。サブランス２０
の先端部には円錐台状のテーバ部３０が設けられ、テー
バ部３０の先端には平坦部３４が形成され、この平坦部
３４の中央には突状部３２が突出している。

突状部３２の下部には突状部３２と略同径の案内管３６
が取付けられている。また、突状部３２の外周にはおね
じが切られており、プローブ２２の内周にはめねじが切
られている。そして、案内管３６によりプローブ２２が
案内されて突状部３２にプローブ２２が螺合されている
。プローブ２２の外径及び平坦部３４の外径は略同じ大
きさに形成されており、プローブ２２を装着するとプロ
ーブ２２の端面が平坦部３４に当接してプローブ２２の
端面が全て隠れるようになっている。また、プローブ２
２の外筒の紙管４０は紙でつくられており、この紙管４
０の下方内部にはサンプリングボックス４４及び２組の
熱雷対４６．４８が収容されている。サンプリングボッ
クス４４は紙管４０の側壁に形成された孔４２に連通さ
れており、また、ボックス４４内には凝固温度測定用の
熱雷対４６が取付けられている。一方、熱雷対４８はプ
ローブ２２の先端に突設され、これにより溶湯温度が測
定されるようになっている。また、熱電対４６．４８の
リード線は、通路２６内に導かれており、夫々コンピュ
ータ制御ユニット（図示せず）に接続されている。

次に、この発明の動作について説明する。吹錬末用に至
ると、プローブ２２を突状部３２に螺合してサブランス
２０に装着し、吹錬中の転炉内にサブランス２０を下降
させ、溶湯にブＯ−ブ２２の先端部を浸漬する。浸漬か
ら数秒慢に熱雷対４６．４８が夫々平衡状態に到達し、
溶湯の凝固温度及び溶湯温度が夫々検出される。このと
き、酸素ランスの吹付けにより炉内には溶湯の飛沫が充
満しており、この飛沫がテーバ部３０の表面に付着する
と、溶湯はテーバ部３０からプローブ２２の外周面へ伝
わり落ちる。すなわち、ブ〇−ブ２２の端面が露出して
いないので、付着した溶湯は堆積することなくプローブ
２２の外周面を伝わり落ち、プローブ２２の装着部に溶
湯が固着しなくなる。

ところで、前記測定値に基づき求められた炭素濃度［Ｃ
］が所定の範囲内にある場合は、酸素ランスのガス吹付
は等を停止して吹錬を終了する。

一方、［Ｃ］が所定の範囲から外れている場合は。

吹錬を続行する。この場合は、プローブ２２を炉内で焼
き捨て、サブランス２０を引上げて次の測定のために新
たにプローブ２２を装着する。すなわち、サブランス２
０の突状部３２及び平坦部３４に溶着金属が固着してい
な・いので、突状部３２にプローブ２２を容易に螺合す
ることができる。そして、前回の測定から所定時間経過
後にサブランス２０を炉内に下降し、プローブ２２の先
端を溶湯に浸漬して再度測定する。

このようにこの実施例では、測定が終了してサブランス
２０を引上げたときに、突状部３２及び平坦部３４に溶
着金属が固着していないので、プローブ２２をサブラン
ス２０に確実に装着することができ、吹錬中にサブラン
スを適用できる回数を増加することができる。

［発明の効果１ この発明によれば、突状部の基端部の周辺領域に形成さ
れた平坦部にプローブの端面を当接させてプローブを装
着するので、プローブの端面に溶湯の飛沫が堆積せず、
突状部への溶着金属の付着を有効に回避することができ
る。このため、プローブの装着不良を防止することがで
き、サブランスの適用率を向上させることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の実施例に係るサブランス及びプロー
ブを示す縦断面図、第２図はプローブが装着された従来
のサブランスの下端部を示す縦断面図である。 ２０；サブランス、２２ニブローブ、３０：テーバ部、
３２；突状部、３４：平坦部、３６；案内管、４０；紙
管。 出願人代即人　弁理士　鈴江武彦 第１因 第２図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. その下端部に筒状のプローブを直列に装着して溶湯中に
   プローブを浸漬するサブランスにおいて、プローブの端
   面に当接すると共にその外径がプローブの端面の外径と
   実質的に一致する平坦部と、平坦部の略中央に設けられ
   プローブの中空に挿入されてプローブを係止する突状部
   と、を有することを特徴とするサブランス。