JPH01132590A - アルコキシシランの製造方法 - Google Patents

アルコキシシランの製造方法

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JPH01132590A
JPH01132590A JP62290483A JP29048387A JPH01132590A JP H01132590 A JPH01132590 A JP H01132590A JP 62290483 A JP62290483 A JP 62290483A JP 29048387 A JP29048387 A JP 29048387A JP H01132590 A JPH01132590 A JP H01132590A
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則夫 佐藤
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広瀬 尚幸
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  • Catalysts (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明はシリコーン工業における重要な中間体の1つで
あるアルコキシシランの製造方法に関するものであり、
さらに詳しくは好ましくない副生物を生成することなく
アルコキシシランを効率よく製造する方法に関するもの
である。
〔発明の技術的背景とその問題点〕
従来、−数式 %式%) で表されるアルコキシシランを製造する方法は種々知ら
れている。かかるアルコキシシランがその分子中にSi
−H結合を有するものである場合には、例えばオルガノ
ハイドロジエンハロゲノシランとアルコールとを反応さ
せる方法がある。〔ウラジミール・ハシャン編「オルガ
ノシリコン コンパウンダ」第1巻125ページ(19
65年発行)〕シかし、この反応で副生ずる塩化水素は
生成物であるシランのアルコキシ基に作用して逆反応を
起こす他に、該シランのSi−H結合を切断して水素を
発生させ、目的とするヒドロシランの収率を低下させる
という欠点をもっている。かかる塩化水素を除去するに
は受酸剤を併用して反応を行わせることが提案されてい
るが、その場合には塩化水素と受酸剤との反応生成物を
除去しなければならず工程が煩雑になる。
一方、正ギ酸トリエチルをメチルハイドロジエンジクロ
ロシランと反応させる方法が知られている。〔熊田、大
河原編「有機ケイ素化学」241ページ(1959年発
行)〕この方法によれば塩化水素は副生じないが、原料
である正ギ酸トリエチルが高価なため工業的に実施する
には不利である。
他方、Si−Hを含有するポリシロキサンとアルキルア
ルコキシシランとを「アルカリ金属、第3アミン、強酸
、金属ハライド等」の触媒存在下に反応させる方法が提
案されている。〔特公昭61−55516号公報〕しか
しながら、この方法における触媒として、例えば塩化ア
ルミニウムを用いると反応によりクロロシランが副生ず
るので、適当な中和剤によりこのクロロシランを中和し
除去する必要があるため工程が煩雑になる。また、かか
る触媒として、塩基性物質や酸性物質を用いた場合には
反応原料および生成物中のSi−H結合が切断され、ヒ
ドロシランの収率が低下する。
さらにアルミニウムアセチルアセトネートを触媒として
用いた場合には不都合な副生物は生じないが、かかる触
媒の活性が低いために比較的低い温度条件、例えば10
0℃以下においては反応が起こらないという欠点があっ
た。
また、目的とするアルコキシシランがその分子中にSi
−H結合を含まないものである場合には以下のような方
法が知られている。
(1)オルガノハロゲノシランとアルコールとを反応さ
せる方法。
(2)オルガノハロゲノシランとナトリウムアルコラー
ドとを反応させる方法。
(3)オルトケイ酸アルキルエステルにグリニアル試薬
を反応させる方法。
〔以上、熊田、大河原編前掲書241.242ページ〕
さらに (4)ジメチルシクロシロキサンとテトラブチルチタネ
ートを加圧下に180℃ないし200℃に加熱してジメ
チルジブトキシシランを得る方法。
〔ラオウル・フェルト、ピータ−・エル・カラ共著「ジ
オ−ガニツク ケミストリー オブ チタニウム」10
4.105ページ(1965年発行)〕しかしながら、
(1)の方法においては塩化水素が副生ずるので前述の
ような理由から好ましくない。(2)の方法では塩化す
) IJウムが副生ずるので、反応系にn−へキサンの
ような分散媒を加えた上で、かかる塩を除去せねばなら
なくなり工程が煩雑になる。(3)の方法ではグリニア
ル試薬の取扱いがむずかしく工業的には実施が困難であ
る。(4)の方法では、アルコキシシランの生成に供給
されるアルコキシ基はテトラアルキルチタネートからの
ものであるため、ジメチルシクロシロキサンと等モルの
多量なテトラアルキルチタネートが必要となって不経済
である他、生成するアルコキシシランのアルコキシ基の
種類が制限される。さらに加圧下で反応を行わなければ
ならないので工業的に不利である。
〔発明の開示〕
本発明はかかる従来技術の欠点を解決し、アルコキシシ
ランを効率よく製造する方法を提供することを目的とす
る。
本発明者らは、かかる目的を達成するために種々検討し
た結果、特定構造のアルコキシシランと、ポリオルガノ
シロキサンとをチタン化合物触媒の存在下に反応させる
と、主としてかかるポリシロキサンのSi−0結合の開
裂とその部分へのアルコキシシランからのアルコキシ基
の挿入反応が起こり、アルコキシシランが極めて効率よ
く生成することを見出し本発明をなすに到った。すなわ
ち本発明は、 一般式 %式% (式中、R1はアルキル基を表わし、R2は置換または
非置換の1価の炭化水素基を表わし、aは1.2.3ま
たは4を表わす)で示されるアルコキシシランと、ポリ
オルガノシロキサンとを、チタン化合物触媒存在下に反
応させることを特徴とする、−数式 %式%() (式中、R1は上記と同じ、R3は置換または非置換の
1価の炭化水素基を表わし、bは1または2を表わし、
Cは0,1または2を表わし、b+Cは1.2または3
を表わす)で示されるアルコキシシランの製造方法であ
る。
本発明の方法に用いられるアルコキシシランにおいて、
R’ Oで表わされるアルコキシ基としてはメトキシ基
、エトキシ基、プロポキシ基、ブトキシ基などがあげら
れる。なかでもメトキシ基やエトキシ基は反応性が高い
ので好ましい。また、アルコキシ基の結合数aは1から
4までのものを用いることができる。これらのうちaが
3あるいは4のものは反応性が高いので好ましい。とり
わけaが4のものが反応性の面からは好ましい。かかる
アルコキシシランにおいてR2で表わされる置換または
非置換の1価の炭化水素基としては、R1に示したよう
なアルキル基;クロロメチル基のような置換アルキル基
;ビニル基、アリル基などのようなアルケニル基:フェ
ニル基、トリル基などのようなアリール基などが例示さ
れる。なかでもメチル基、エチル基などがアルコキシシ
ランの反応性を高めるため好ましい。このような好まし
いアルコキシシランの例としては、メチルトリメトキシ
シラン、エチルトリメトキシシラン、メチルトリエトキ
シシラン、テトラメトキシシラン、テトラエトキシシラ
ンなどをあげることができる。とりわけテトラメトキシ
シランおよびテトラエトキシシランが好ましい。
本発明の方法により得られるアルコキシシランの例とと
しては、ジメチルメトキシシラン、ジメチルエトキシシ
ラン、メチルジメトキシシラン、メチルジェトキシシラ
ン、メチルビニルメトキシシラン、メチルフェニルメト
キシシランなどの分子中にSi−H結合を有するアルコ
キシシラン;ジメチルジメトキシシラン、ジメチルエト
キシシラン、ジメチルジプロポキシシランなどの分子中
にSi−H結合を含まないアルコキシシランがあげられ
る。
本発明の方法において、目的とするアルコキシシランが
その分子中にSi−H結合を有するものである場合には
、原料として用いられるポリオルガノシロキサンは分子
中にかかる結合を有するものが用いられる。このような
ポリオルガノシロキサンの構造は直鎖状、分岐状、環状
のいずれでもよ(、これらの混合物であってもよい。か
かるポリオルガノシロキサンにおいてケイ素原子に結合
した水素原子以外の有機基としては、R1に示したよう
なアルキル基;クロロメチル基のような置換アルキル基
;フェニル基、トリル基のようなアリール基などを例示
することができる。なかでもメチル基、エチル基などが
好ましい。このようなポリオルガノシロキサンの具体例
としては以下のa−dで示したものがあげられる。
80次式 (ただし式中、pは0〜1ooSqはo〜1o。
の整数を示す)で表わされる直鎮状ポリオルガノハイド
ロジエンシロキサン。
51次式 (ただし式中、pは1〜10oSqはo〜1o。
の整数を示す)で表わされる直鎮状ポリオルガノハイド
ロジエンシロキサン。
C0(CH5)2H3r 00.s単位とS I02単
位からなる分岐状のポリオルガノハイドロジェシロキサ
ン。
66次式 (ただし式中、mは1〜6、nは0〜6の整数)で表わ
される環状ポリオルガノハイドロジエンシロキサン。
かかるポリオルガノハイドロジエンシロキサン中のSi
−H結合の含有量は特に制限されるものではなく、これ
が多い方が上述のアルコキシシランとの反応性が高まる
ため好ましい。a −dに示したポリオルガノハイドロ
ジエンシロキサンのさらに具体的な例としては次のよう
なものがあげられる。
CH3CH3 (CH3) 2 HS I Oo、s単位とSin□単
位とからなり水素原子の含有量が1.03重量%で25
℃における粘度が240Stの分岐状メチルハイドロジ
エンポリシロキサン、および これらの中で、100℃より低い反応温度で目的とする
アルコキシシランを生成することができることから1.
 1. 3. 3−テトラメチルジシロキサンが好まし
いものの例としてあげられる。
本発明の方法において、目的とするアルコキシシランが
その分子中にSi−H結合を含まないものである場合に
は、原料として用いられるポリオルガノシロキサンは分
子中にかかる結合を含まないものが用いられる。このよ
うなポリオルガノシロキサンの構造は環状のものが好ま
しい。直鎮状や分岐状のものを用いると反応性が著しく
低下する。かかるポリオルガノシロキサンにおいてケイ
素原子に結合する有機基としては、メチル基、エチル基
、プロピル基などのアルキル基;クロロメチル基、トリ
フルオロプロピル基などの置換アルキル基:ビニル基、
アリル基などのアルケニル基:フェニル基、トリル基の
ようなアリール基などをあげることができる。このよう
なポリオルガノシロキサンの具体的な例としては、ヘキ
サメチルシクロトリシロキサン、オクタメチルシクロテ
トラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、
1.3.5−)リス(トリフルオロプロピル)=1.3
.5−トリメチルシクロトリシロキサン、1、 3. 
5. 7−テトラビニルー1. 3. 5. 7−チト
ラメチルシクロテトラシロキサンなどをあげることがで
きる。なかでもヘキサメチルシクロトリシロキサン、オ
クタメチルシクロテトラシロキサンが反応性に優れてお
り好ましい。
本発明の方法で触媒として用いられるチタン化合物とし
ては、テトラブチルチタネート、テトライソプロピルチ
タネートなどのテトラアルキルチタネート及びそれらの
部分縮合物;ジイソプロポキシチタンビス(アセチルア
セトネート)、ジブトキシチタンビス(オクチレングリ
コレート)、1.3−プロパンジオキシチタンビス(エ
チルアセトアセテート)などのチタンキレート化合物が
例示される。こられのチタン化合物はそのままの形で使
用してもよく、またアルコール等の適当な溶媒に溶解し
て用いてもよい。
本発明の方法は、上述のアルコキシシラン、ポリシロキ
サンおよびチタン化合物触媒を混合した後これを加熱し
て反応させてもよ(、またはアルコキシシランの一部と
チタン化合物触媒を混合して予め加熱しておき、その上
からアルコキシシランの残部とポリシロキサンの混合物
を滴下して反応させてもよい。
、  本発明の方法においては、上述の反応を不活性な
溶媒でかつ目的とするアルコキシシランの沸点よりも高
い沸点を有するものの存在下に行っても差しつかえない
本発明方法によれば、塩化水素※クロロシランなどの好
ましくない物質を副生ずることなく、また、アルコキシ
シランの収率が57〜72%と高くアルコキシシランを
効率よく製造することができるので生産性向上効果が大
きい。
〔発明の実施例〕
以下において、実施例及び比較例を掲げ、本発明を更に
詳しく説明する。実施例ふよび比較例中Me、Etはそ
れぞれメチル基、エチル基を表わす。
実施例1 温度計、マグネチックスターラー、滴下ロート、ラシヒ
リングを充填した長さ30cmの蒸留用カラム、および
蒸留ヘッドを備えた容l300−の3つロフラスコに3
1  (OEt)431g (0,15モル)およびテ
トラブチルチタネー)1.7g(反応用シラン、シロキ
サン総量の1重量%)を仕込んだ。フラスコ内容物を撹
拌しながら80℃に加熱し、そこにS 1(OE t)
 4 73g (0゜35モル)と式H(Me)2 S
 iO3i (Me)2Hのメチルハイドロジエンジシ
ロキサン67g(Si−H結合換算で1モル)との混合
物を約1時間かけて滴下した。滴下開始から約1時間3
0分の間に53〜58℃の沸点範囲を有する留分が80
.0g得られた。ガスクロマトグラフィーによる分析の
結果、この留分はMezH3i  (OEt)が78.
1%右よび原料であるH(Me)2 SiO3i  (
Me)2 Hが21.9%からなるものであった。すな
わちSi−H結合のモル数を基準としたMe2 H3i
 (OEt)の収率は60.0%であった。
比較例1 実施例1において、テトラブチルチタネートの代わりに
、アルミニウムトリス(アセチルアセトネート)を用い
、Si(OEt)4をそれぞれ31g (0,15モル
)、73g (0,35モル)用いる代わりにMe S
 i  (OE t) 3をそれぞれ27g (0,1
5モル)、62g (0,35モル)用い、フラスコ内
容物の温度を95℃とした他は実施例1と同様に反応を
行わせた。滴下開始から約1時間30分の間に65〜7
1℃の沸点範囲ををする留分が60.0g得られた。ガ
ス、クロマトグラフィーによる分析の結果、この留分は
原料であるH (Me)2 S iO3i  (Me)
2 Hが95゜2%およびMe S i  (OE t
) 3が4.8%からなるものであり、目的とするMe
z H3i  (OE t)は得られなかった。
実施例2 実施例1における3つロフラスコの容量を1βのものと
交換した他は実施例1と同様な装置を組んだ。このフラ
スコにSi  (OMe)4 100g(0,66モル
)およびテトラブチルチタネート4.5g(フラスコに
仕込むシラン及びシロキサン総量の0.8重量%)を入
れた。フラスコ内容物を撹拌しながら80℃に加熱し、
そこにSi(OMe)、295g (1,94モル)と
式%式% (Si−H結合換算で2.6モル)との混合物を約5時
間かけて滴下した。滴下中徐々にフラスコ内容物の温度
を上昇させ滴下終了後さらに30分間加熱撹拌を継続し
たところ、最終的なフラスコ内容物温度は160℃にな
った。滴下開始から加熱撹拌終了までの間に沸点範囲が
50〜70℃の留分が235g得られた。ガスクロマト
グラフィーによる分析の結果、この留分はMeH3i 
 (OMe) 284.6%、 MeHz S i (
OMe)が8.9%およびS i  (OMe)sが6
.5%からなるものであった。すなわちSi−H結合の
モル数を基準としたMeH3i  (OMe)2の収率
は72.0%であった。なお、フラスコ内の残留物は粘
稠な液状物でありNMRによる分析の結果、S i −
Me、 S i−HおよびSi−OMeの各結合が存在
することが確認された。
比較例2 実施例2において、テトラブチルチタネートの代りに、
塩化アルミニウムを用いS i  (QMe) 4をそ
れぞれ100g (0,66モル)、295g(1,9
4モル)用いる代わりにMeSi(OMe)sをそれぞ
れ90g (0,66モル)、264g (1,94モ
ル)用いた他は実施例2と同様にして反応を行わせた。
滴下開始から加熱撹拌終了までの間に沸点範囲が50〜
70℃の留分が230g得られた。ガスクロマトグラフ
ィーによる分析の結果、この留分はMeH3i  (O
Me)2が81.5%、MeHz S i (OMe)
が4.3%、MeH3i (OMe)Cβが0.5%、
MeH2SiCβが12.7%およびMeSi(OMe
)sが1.0%からなるものであった。すなわちSi−
H結合のモル数を基準としたMeH3i(OMe)2の
収率は68.0%であるものの、同時に相当な量のクロ
ロシランが副生ずるものであった。
実施例3 実施例1と同様な装置を組み、そのフラスコにMeSi
  (OMe)382.0g (0,60モル)と式M
es  S i O+MeH3i 0hT−3iMez
のメチルハイドロジエンポリシロキサン40.0g(S
i−H結合換算で0.60モル)およびテトラブチルチ
タネートの部分縮合物であるTBT−400C商品名、
日本曹達(株)製〕1. 2g(1,0重量%)を入れ
た。フラスコ内容物を撹拌しながら加熱し反応を行わせ
た。フラスコ内の温度が120℃になったところから留
分を捕集し始め160℃になるまで続けた。沸点範囲が
35〜72℃の留分が43.1g得られた。ガスクロマ
トグラフィーによる分析の結果、この留分はMeHSi
 (OMe)2を84.7%含むものであり、Si−H
結合のモル数を基準としたMeH3i(OMe)zの収
率は57.4%であった。
比較例3 実施例3においてTBT−400の代わりにKOHを用
いた他は、実施例3と同様にして反応を行わさた。得ら
れた留分をガスクロマトグラフィーにより分析した結果
、Si−H結合のモル数を基準としたMeH3i  (
OMe)2の収率は27゜3%であった。
比較例4 実施例3においてTBT−400の代わりにH2SO,
を用いた他は、実施例3と同様にして反応を行わせた。
得られた留分をガスクロマトグラフィーにより分析した
結果、Si−H結合のモル数を基準としたMeH3i 
 (OMe)2の収率は36.9%であった。
実施例4 実施例1と同様な装置を組み、そのフラスコにヘキサメ
チルシクロトリシロキサン30.0g(Si原子換算で
0.405モル)とSi(OEt)a84.3g (0
,405モル)およびテトラブチルチタネー)1.94
g (1,7重量%)を入れた。フラスコ内容物を撹拌
しながら加熱し反応を行わせた。フラスコ内の温度が1
20℃になったところから留分を捕集し始め170℃に
なるまで続けた。ガスクロマトグラフィーおよびNMR
rRによる分析の結果、この留分はMeaSi(OEt
)2を40.3g含むものであり、ヘキサメチルシクロ
トリシロキサンの81原子を基準としたMe2S 1 
 (OEt)2の収率は67.2%であった。
実施例5 実施例4におけるヘキサメチルシクロトリシロキサン3
0.0gの代わりにオクタメチルシクロテトラシロキサ
ン30.0g (Si原子換算で0゜405モル)を用
いた他は実施例4と同様にして留分を捕集した。ガスク
ロマトグラフィーおよびNMR,IRによる分析の結果
、この留分はMezSi(○Et)2を36.4g含む
ものであり、オクタメチルシクロテトラシロキサンのS
i原子を基準としたMe、si(○Et)2の収率は6
0.7%であった。
(ほか3名)  ’、’。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一般式 (R^1O)_aSiR^2_4_−_a (式中、R^1はアルキル基を表わし、R^2は置換ま
    たは非置換の1価の炭化水素基を表わし、aは1、2、
    3または4を表わす)で示されるアルコキシシランと、
    ポリオルガノシロキサンとを、チタン化合物触媒存在下
    に反応させることを特徴とする、一般式 (R^1O)_bH_cSiR^3_4_−_(_b_
    +_c_)(式中R^1は上記と同じ、R^3は置換ま
    たは非置換の1価の炭化水素基を表わし、bは1または
    2を表わし、Cは0、1または2を表わし、b+cは1
    、2または3を表わす)で示されるアルコキシシランの
    製造方法。
  2. (2)チタン化合物がテトラアルキルチタネート、その
    部分縮合物およびチタンのキレート化合物から成る群か
    ら選ばれた化合物である特許請求の範囲第1項記載の方
    法。
  3. (3)チタン化合物がテトラブチルチタネートである特
    許請求の範囲第2項記載の方法。
  4. (4)アルコキシシランがテトラアルコキシシランであ
    る特許請求の範囲の第1項記載の方法。
  5. (5)アルコキシシランがテトラメトキシシランまたは
    テトラエトキシシランである特許請求の範囲第4項記載
    の方法。
  6. (6)ポリオルガノシロキサンが、分子中にSi−H結
    合を有するものである特許請求の範囲第1項記載の方法
  7. (7)ポリオルガノシロキサンが、1,1,3,3−テ
    トラメチルジシロキサンである特許請求の範囲第6項記
    載の方法。
  8. (8)ポリオルガノシロキサンが、分子中にSi−H結
    合を含まないものである特許請求の範囲第1項記載方法
  9. (9)ポリオルガノシロキサンがポリオルガノシクロシ
    ロキサンである特許請求の範囲第8項記載の方法。
  10. (10)ポリオルガノシロキサンがヘキサメチルシクロ
    トリシロキサンまたはオクタメチルシクロテトラシロキ
    サンである特許請求の範囲第9項記載の方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP0618211A1 (en) * 1993-04-02 1994-10-05 Kanegafuchi Chemical Industry Co., Ltd. Process for preparing alkoxysilane
EP0687679A1 (en) 1994-06-15 1995-12-20 Kanegafuchi Chemical Industry Co., Ltd. Method for decomposing polysiloxane
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