JPH0113246B2 - - Google Patents

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JPH0113246B2
JPH0113246B2 JP7748282A JP7748282A JPH0113246B2 JP H0113246 B2 JPH0113246 B2 JP H0113246B2 JP 7748282 A JP7748282 A JP 7748282A JP 7748282 A JP7748282 A JP 7748282A JP H0113246 B2 JPH0113246 B2 JP H0113246B2
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JP
Japan
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amplifier
during
inverting input
sample
switching period
Prior art date
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Application number
JP7748282A
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JPS58195312A (ja
Inventor
Takao Kaneko
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Publication date
Application filed by Nippon Telegraph and Telephone Corp filed Critical Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority to JP7748282A priority Critical patent/JPS58195312A/ja
Publication of JPS58195312A publication Critical patent/JPS58195312A/ja
Publication of JPH0113246B2 publication Critical patent/JPH0113246B2/ja
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Classifications

    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03HIMPEDANCE NETWORKS, e.g. RESONANT CIRCUITS; RESONATORS
    • H03H19/00Networks using time-varying elements, e.g. N-path filters
    • H03H19/004Switched capacitor networks

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Filters That Use Time-Delay Elements (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、スイツチトキヤパシタフイルタに関
する。 スイツチトキヤパシタフイルタは、例えば状態
変数形RCアクテイブバイカツトフイルタの抵抗
に代えて、スイツチおよびキヤパシタの直列回路
を用いたフイルタであり、その伝達特性はスイツ
チング周期および後述のキヤパシタ比のみによつ
て定まり、キヤパシタ比が精度よく実現できる現
在のMOS−LSI技術によつて任意の要求特性が
精度よく実現できるため広く用いられている。 第1図は、従来のスイツチトキヤパシタフイル
タでバイカツトフイルタを構成した一例を示す回
路図である。すなわち、反転入力と出力との間に
第1の積分容量C1が接続され、非反転入力を接
地された第1の増幅器(オペアンプ)A1と、同
様に第2の積分容量C2が入、出力間に接続され
た第2の増幅器(オペアンプ)A2と、第1のス
イツチング期間に両端が接地され第2のスイツチ
ング期間に信号入力端子VINと前記第1の増幅器
A1の反転入力との間に接続される第1のサンプ
ル容量K1と、第1のスイツチング期間に両端が
接地され第2のスイツチング期間に前記第2の増
幅器A2の出力(信号出力端子)VOUTと前記第1
の増幅器A1の反転入力との間に接続される第2
のサンプル容量K2と、前記第2の増幅器A2の出
力と前記第1の増幅器A1の反転入力との間に接
続された第3のサンプル容量K3と、信号入力端
子VINと前記第1の増幅器A1の反転入力との間に
接続された第4のサンプル容量K4と、第1のス
イツチング期間に一端が接地されて他の一端に前
記第1の増幅器A1の出力が接続され第2のスイ
ツチング期間には第1のスイツチング期間中に充
電された電圧を(反転して)前記第2の増幅器
A2の反転入力に印加する第5のサンプル容量K5
と、信号入力端子VINと前記第2の増幅器A2の反
転入力との間に接続された第6のサンプル容量
K6とから構成されている。なお、同図において
参照数字1は第1のスイツチング期間に閉じ第2
のスイツチング期間に開くスイツチング素子を示
し、参照数字2は第1のスイツチング期間では開
いていて第2のスイツチング期間では閉じるスイ
ツチング素子を示す。これらのスイツチング素子
により、各サンプル容量K1〜K6は前述のように
接続される。第1の増幅器A1と第1の積分容量
C1にサンプル容量K1,K2を接続して逆相積分回
路を構成しており、サンプル容量K3,K4を接続
して加算回路を構成している。また、第2の増幅
器A2と第2の積分容量C2に、サンプル容量K5
(逆相に)接続して同相積分回路を構成しており、
サンプル容量K6を接続して加算回路を構成して
いる。第1の積分容量C1に対する第1〜第4の
サンプル容量の比をそれぞれk1〜k4とし、第2の
積分容量C2に対する第5、第6のサンプル容量
の比はそれぞれk5,k6とする。 今、スイツチ1を第2図aに示すように期間
Tc内でオンオフさせ、スイツチ2を同図bに示
すように同じ期間Tc内でスイツチ1と相補的に
オンオフさせれば、信号出力端子VOUTからは同
図cに示すように、期間Tcごとに対応する出力
信号が出力される。この場合信号入、出力端子
VIN、VOUT間の伝達関数H(z)は、 H(z)=−k6+(−2k6+k1k5+k4k5)z-1+(
k6−k4k5)z-2/1+(−2+k2k5+k3k5)z-1+(1−
k3k5)z-2……(1) となる。ただし、z=exp(jωTc)であり、ωは
入力信号の角周波数である。上述のバイカツトフ
イルタは、係数Ki(i=1〜6)、すなわち各サ
ンプル容量の積分容量に対するキヤパシタ比を適
当に選ぶことにより、ローパス、ハイパス、バン
ドパス、ノツチフイルタの関数形がすべて実現可
能である。 しかしながら、上述の構成により多数のフイル
タを構成したり、フイルタ次数の多いフイルタ等
フイルタ次数の総和が大きい装置のLIS化を図る
場合には、増幅器A1,A2および積分容量C1,C2
等の数が著しく増加し、消費電力と占有面積が増
大するという欠点がある。特にフイルタのQが高
い場合やクロツク周期が小さい場合には、上記占
有面積の増大は著しくなり、装置の1チツプLSI
化が極めて困難となる。このことは、小型化およ
び経済化の障害となつている。 本発明の目的は、上述の従来の欠点を解決し、
複数の異なる特性を有するフイルタを、共用の増
幅器によつて実現した小占有面積、小電力のスイ
ツチトキヤパシタフイルタを提供することにあ
る。 本発明のフイルタは、反転入力と出力との間に
第1の積分容量が接続された第1の増幅器と、反
転入力と出力との間に第2の積分容量が接続され
た第2の増幅器と、一定周期のクロツク期間中の
第1のスイツチング期間にオンするスイツチおよ
び第2のスイツチング期間にオンするスイツチ
と、第1のスイツチング期間にその両端が接地さ
れ第2のスイツチング期間に信号入力端子と前記
第1の増幅器の反転入力との間に接続される第1
のサンプル容量と、第1のスイツチング期間に両
端が接地され第2のスイツチング期間に前記第2
の増幅器の出力と第1の増幅器の反転入力間に接
続される第2のサンプル容量と、前記第2の増幅
器の出力と第1の増幅器の反転入力との間に接続
された第3のサンプル容量と、信号入力端子と前
記第1の増幅器の反転入力間に接続された第4の
サンプル容量と、第1のスイツチング期間には前
記第1の増幅器に入力側が接続されて出力側が接
地され第2のスイツチング期間には入力側が接地
されて出力側が前記第2の増幅器の反転入力に接
続される第5のサンプル容量と、前記第2の増幅
器の反転入力と信号入力端子との間に接続された
第6のサンプル容量のうちの少くとも4個のサン
プル容量を備えたスイツチトキヤパシタフイルタ
において、前記第3のサンプル容量の前記第1の
増幅器の反転入力に接続された端子は前記第1の
スイツチング期間では前記第1の増幅器の反転入
力と切離されて接地され第2のスイツチング期間
で第1の増幅器の反転入力に接続され、前記第4
のサンプル容量の前記第1の増幅器の反転入力に
接続された方の端子は第1のスイツチング期間で
は切離されて接地され第2のスイツチング期間で
前記第1の増幅器の反転入力に接続され、前記第
6のサンプル容量の前記第2の増幅器の反転入力
に接続された方の端子は第1のスイツチング期間
では切離されて接地され第2のスイツチング期間
で前記第2の増幅器の反転入力に接続されるよう
に構成し、かつ、前記第1、第2の積分容量と前
記第1〜第6のサンプル容量の全部または1部か
ら成る組を複数組備えて、前記クロツク周期の1
周期間を複数の期間に分割し、前記1組の第1、
第2の積分容量は前記複数期間のうちの一期間中
選択されてそれぞれ前記第1および第2の増幅器
の出力と反転入力間に接続され、該当する組の前
記各サンプル容量はそれぞれ上期選択された一期
間中の第1のスイツチング期間と第2のスイツチ
ング期間でオン、オフされ、選択されない他の期
間中はすべて開放されることを特徴とする。 次に、本発明について、図面を参照して詳細に
説明する。 第3図は、本発明の一実施例を示す回路図であ
り、第4図に示した状態変数形RCアクテイブバ
イカツトフイルタをスイツチトキヤパシタフイル
タで構成し、しかも、2個のフイルタを時分割に
よつて構成した実施例である。 第4図に示すフイルタは、第1の増幅器A1
出力を積分容量C1′を介して自身の反転入力に接
続し、非反転入力は接地されている。そして、入
力信号は、入力端子VINから抵抗R1とコンデンサ
C4′の並列接続回路を通して第1の増幅器AA1
反転入力に入力させる。第1の増幅器A1の出力
VBからインバータおよび抵抗R5を通して第2の
増幅器A2の反転入力に接続し、該反転入力には
信号入力端子VINからコンデンサC6′を通した信号
も入力される。第2の増幅器A2の出力は積分容
量C2′を介して自身の反転入力に帰還されている。
そして、信号出力端子VOUTから抵抗R2とコンデ
ンサC3′の並列接続回路を通して第1の増幅器A1
の反転入力に帰還させた構成である。 上記フイルタのS伝達関数T(s)は、次式に
よつて与えられる。 T(s)=−C6′/C2′s2C4′/C1′・1/R5C2′s
+1/R1R5C1′C2′/s2+C3/C4・1/R5C2′s+1/
R2R5C1′C2′……(2) 上記フイルタは、C4′=C6′=0とするとローパ
スフイルタとなり、C4′=0、R1=∞とするとハ
イパスフイルタに、C6′=0、R1=∞とするとバ
ンドパスフイルタに、C4′=0とするノツチフイ
ルタとなる。フイルタのダイナミツクレンジを最
大にするためにR5C2′=R2C1′とした場合の上記フ
イルタの特性パラメータは、下記第1表に示すよ
うになる。
【表】 一方、第3図に示した実施例は、上記第4図に
示したフイルタの抵抗R1,R2,R5をそれぞれス
イツチとサンプル容量の直列接続回路によつてお
きかえて第1のスイツチトキヤパシタフイルタを
構成し、キヤパシタ比率の異なる同様な第2のス
イツチトキヤパシタフイルタとで第1および第2
の増幅器A1,A2を時分割的に共有する構成とさ
れている。 すなわち、本実施例においては、第1の積分容
量は、C1′とC1″の2個を用意し、スイツチング周
期(クロツク周期)Tc内を2分した前半期間T1
と後半期間T2に分けてそれぞれの期間に第1の
増幅器A1の出力と反転入力間に接続させる。同
様に第2の積分容量もC2′とC2″の2個を用意し、
それぞれ前半期間T1および後半期間T2に分けて
第2の増幅器A2の入、出力間に接続させる。そ
のために、スイツチング周期((クロツク周期)
Tcの前半期間T1にオンするスイツチ5と、後半
期間T2にオンするスイツチ6とを設けている。
また、上記クロツク周期Tcの前半期間T1内をさ
らに2分した第1のスイツチング期間と第2のス
イツチング期間にスイツチ1とスイツチ2とを相
補的にオン、オフさせ、上記後半期間T2内にお
ける第1のスイツチング期間と第2のスイツチン
グ期間には、スイツチ3とスイツチ4とが相補的
にオフされる。以後スイツチ3のオンする期間を
第3のスイツチング期間、スイツチ4のオンする
期間を第4のスイツチング期間という。第5図a
は上記スイツチ5のオン期間を示し、同図bは上
記スイツチ6のオン期間を示す。また同図c,d
はそれぞれ上記スイツチ1,2のオン期間を、同
図e,fはそれぞれ上記スイツチ3,4のオン期
間を示す。上記スイツチ1,2および5は第1の
スイツチトフイルタの動作に係わり、上記スイツ
チ3,4および6は第2のスイツチトフイルタの
動作に係わる。 そして、第1の積分容量C1′はスイツチ5を介
して第1の増幅器A1の(反転)入、出力間に接
続され、同様に第1の積分容量C1″はスイツチ6
を介して第1の増幅器A1の(反転)入、出力間
に接続されている。同様に、第2の積分容量C2′,
C2″は、それぞれスイツチ5,6を介して第2の
増幅器A2の入、出力間に接続される。 第1のサンプル容量(スイツチトキヤパシタ)
K1は、クロツク周期Tcの前半期間T1中の第1の
スイツチング期間(以後単に第1のスイツチング
期間という)には、スイツチ1によつて両端が接
地され、クロツク周期Tcの前半期間T1中の第2
のスイツチング期間(以後単に第2のスイツチン
グ期間という)には、スイツチ2を介して信号入
力端子VINと第1の増幅器A1の反転入力間に接続
される。同様に第1のサンプル容量(スイツチト
キヤパシタ)K1′は、第3のスイツチング期間中
に両端が接地され第4のスイツチング期間中に信
号入力端子VINと第1の増幅器A1の反転入力との
間に接続される。 第2のサンプル容量K2は第1のスイツチング
期間にスイツチ1によつてその両端が接地され、
第2のスイツチング期間にスイツチ2を介して信
号出力端子VOUTと第1の増幅器A1の反転入力間
に接続される。第2のサンプル容量K2′は同様に、
第3のスイツチング期間に両端が接地され、第4
のスイツチング期間に信号出力端子VOUTと第1
の増幅器A1の反転入力との間に接続される。 第3のサンプル容量K3は、第1のスイツチン
グ期間にスイツチ1によつて入力側が接地され出
力側は信号出力端子VOUTの電圧によつて充電さ
れ、第2のスイツチング期間には、上記第1のス
イツチング期間中に充電された電圧を逆極性とし
て出力端子VOUTの電圧に加えてスイツチ2を介
して第1の増幅器A1の反転入力に入力させる。
第3のサンプル容量K3′も同様に第3のスイツチ
ング期間中に充電された出力側電圧を第4のスイ
ツチング期間中に反転させて出力端子VOUTの電
圧に加えて第1の増幅器A1の反転入力に印加す
る。 第4のサンプル容量K4は、第1のスイツチン
グ期間中に一端をスイツチ1によつて接地し他端
には信号入力端子VINの電圧を印加し、第2のス
イツチング期間中には、上記第1のスイツチング
期間中に充電された電圧を反転して信号入力端子
VINの電圧に加えて第1の増幅器A1の反転入力に
入力させる。第4のサンプル容量K4′は同様に第
3のスイツチング期間中に充電された電圧を第4
のスイツチング期間中に信号入力端子VINの電圧
に加えて第1の増幅器A1の反転入力に入力させ
る。 第5のサンプル容量K5は、第1のスイツチン
グ期間中にその出力側がスイツチ1によつて接地
され入力側には第1の増幅器A1の出力がスイツ
チ1を介して接続され、第2のスイツチング期間
中には、その入力側がスイツチ2によつて接地さ
れ、第1のスイツチング期間中に充電された電圧
の極性を反転させてスイツチ2を介して第2の増
幅器A2の反転入力に入力させる。第5のサンプ
ル容量K5′は、第3および第4のスイツチング期
間中において上述と同様な動作を行なう。 第6のサンプル容量K6は、第1のスイツチン
グ期間中にスイツチ1によつてその出力側が接地
されて入力側は信号入力VINによつて充電され、
該充電電圧は第2のスイツチング期間では極性反
転されて入力端子VINからの電圧に加えられて第
2の増幅器A2の反転入力に入力される。第6の
サンプル容量K6′は、第3、第4のスイツチング
期間に上記と同様な動作を行なう。 なお、上述の積分容量C1′、C2′および第1〜第
6のサンプル容量K1〜K6の組は第1のスイツチ
トキヤパシタフイルタの動作に係わり、積分容量
C1″,C2″および第1〜第6のサンプル容量K1′〜
K6′の組は第2のスイツチトキヤパシタフイルタ
の動作に係わる。そして、第1と第2のスイツチ
トキヤパシタフイルタは、第1および第2の増幅
器A1およびA2を時分割的に共有しており、第1
のスイツチトキヤパシタフイルタは前記クロツク
周期Tcの前半の期間T1内で動作し、第2のスイ
ツチトキヤパシタフイルタは、後半期間T2内で
それぞれ独立に動作する。 すなわち、クロツク周期Tcの前半の期間T1
おいては、先ずスイツチ5のオンにより積分容量
C1′,C2′がそれぞれ増幅器(オペアンプ)A1
A2に接続される。この状態で第1のスイツチン
グ期間にスイツチ1をオンさせ、サンプル容量
K1の電荷を放電するとともに、信号入力端子VIN
の入力信号をサンプル容量K4,K6にサンプルし、
オペアンプA2の出力信号をサンプル容量K3にサ
ンプルする。次に第2のスイツチング期間にスイ
ツチ2をオンさせ、入力信号VINをサンプル容量
K1,K4を使つてオペアンプA1に入力させてそれ
ぞれ積分、加算し、サンプル容量K6を使つてオ
ペアンプA2に加算入力する。また、サンプル容
量K5の電荷をオペアンプA2に積分し、オペアン
プA2の出力をサンプル容量K2,K3を使つてそれ
ぞれオペアンプA1にそれぞれ積分および加算入
力する。前半期間T1が終るとスイツチ5をオフ
として積分容量C1′,C2′をそれぞれオペアンプ
A1,A2から切り離して第1のスイツチトキヤパ
シタフイルタの動作を終了する。 次に、クロツク周期Tcの後半期間T2において
は、積分容量C1″,C2″およびサンプル容量K1′〜
K6′およびスイツチ3,4,6により上述と同様
な動作を行なう。この間において、前記積分容量
C1′,C2′は切離されているから、前半期間T1の動
作による電荷がそのまま保存されているから、次
のクロツク周期Tcの前半期間T1では該保存され
た電荷により、継続した状態で動作することが可
能である。第2のスイツチトキヤパシタフイルタ
の動作も同様である。すなわち、フイルタの時分
割的多重動作が可能である。 上述の第1のスイツチトキヤパシタフイルタの
特性は、第1〜第6のサンプル容量K1〜K6の積
分容量C1′,C2′に対する比k1〜k6をそれぞれk1
Tc/R1C1′、k2=Tc/R2C1′、k3=C3′/C1′、k4
=C4′/C1′、k5=Tc/R5C2′、k6=C6/C2′とおく
ことにより下記第2表に示すようになる。ただし
信号周期はスイツチング周期(クロツク周期)
Tcに比して十分大きいものとする。
【表】 第2のスイツチトキヤパシタフイルタも回路形
およびキヤパシタ比k1〜k6を適当に選ぶことによ
り同様に任意の特性を持つたフイルタが実現でき
る。 本実施例では、クロツク周期内を2分して2個
のスイツチトキヤパシタフイルタが時分割的に動
作するように構成したが、本発明は、さらにクロ
ツク周期内をn分割して、各分割された期間をそ
れぞれのフイルタに割当てることによりn個のフ
イルタを構成できることは勿論である。この場合
1つのフイルタ当りのオペアンプ数は多重化しな
い場合の1/nとなるから、消費電力を約1/n
に低減できる効果がある。またアンプ数の減少に
より占有面積が低減できる効果があり多数のフイ
ルタを容易に1チツプLSIにて構成することが可
能である。 以上のように、本発明においては、複数のスイ
ツチトキヤパシタフイルタを、増幅器を時分割的
に共有するように構成したから、1つのフイルタ
当りの消費電力と占有面積を従来に比して大幅に
低減できる効果がある。本発明をフイルタ次数の
総和が大きい装置の集積化に適用すれば、その効
果は極めて大であり、経済的にも有利である。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のスイツチトキヤパシタフイルタ
の一例を示す回路図、第2図は上記従来例のスイ
ツチ動作を示すタイムチヤート、第3図は本発明
の一実施例を示す回路図、第4図は上記実施例の
基礎とした状態変数形RCアクテイブバイカツト
フイルタを示す回路図である。また、第5図は上
記実施例における各スイツチの動作を示すタイム
チヤートである。 図において、1,2,3,4,5,6……スイ
ツチ、C1,C1′,C1″,C2,C2′,C2″……積分容
量、C3′〜C6′……コンデンサ、R1,R2,R5……
抵抗、K1〜K6,K1′〜K6′……サンプル容量、
A1,A2……第1および第2の増幅器、Tc……ク
ロツク周期、T1……クロツク周期Tcの前半期
間、T2……クロツク周期Tcの後半期間。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 反転入力と出力との間に第1の積分容量が接
    続された第1の増幅器と、反転入力と出力との間
    に第2の積分容量が接続された第2の増幅器と、
    一定期間のクロツク期間中の第1のスイツチング
    期間にオンするスイツチおよび第2のスイツチン
    グ期間にオンするスイツチと、第1のスイツチン
    グ期間にその両端が接地され第2のスイツチング
    期間に信号入力端子と前記第1の増幅器の反転入
    力との間に接続される第1のサンプル容量と、第
    1のスイツチング期間に両端が接地され第2のス
    イツチング期間に前記第2の増幅器の出力と第1
    の増幅器の反転入力間に接続される第2のサンプ
    ル容量と、前記第2の増幅器の出力と第1の増幅
    器の反転入力との間に接続された第3のサンプル
    容量と、信号入力端子と前記第1の増幅器の反転
    入力間に接続された第4のサンプル容量と、第1
    のスイツチング期間には前記第1の増幅器に入力
    側が接続されて出力側が接地され第2のスイツチ
    ング期間には入力側が接地されて出力側が前記第
    2の増幅器の反転入力に接続される第5のサンプ
    ル容量と、前記第2の増幅器の反転入力と信号入
    力端子との間に接続された第6のサンプル容量の
    うち回路構成上必須な第1、第2、第3、第5の
    サンプル容量を備え、第4、第6のサンプル容量
    のうち少なくとも1個のサンプル容量を備えたス
    イツチトキヤパシタフイルタにおいて、前記第3
    のサンプル容量の前記第1の増幅器の反転入力に
    接続された端子は前記第1のスイツチング期間で
    は前記第1の増幅器の反転入力と切離されて接地
    され第2のスイツチング期間で第1の増幅器の反
    転入力に接続され、前記第4のサンプル容量の前
    記第1の増幅器の反転入力に接続された方の端子
    は第1のスイツチング期間では切離されて接地さ
    れ第2のスイツチング期間で前記第1の増幅器の
    反転入力に接続され、前記第6のサンプル容量の
    前記第2の増幅器の反転入力に接続された方の端
    子は第1のスイツチング期間では切離されて接地
    され第2のスイツチング期間で前記第2の増幅器
    の反転入力に接続されるように構成し、かつ、前
    記第1、第2の積分容量をそれぞれN組備え、前
    記第1〜第6のサンプル容量のうち回路構成上必
    須な第2、第3、第5のサンプル容量を全部と、
    第1、第4、第6のサンプル容量のうち少なくと
    も1個のサンプル容量を、N個の第1、第2の積
    分容量に対応させてそれぞれ少なくとも1組備
    え、前記クロツク周期の1周期間をN個の期間
    T1〜TNに分割し、前記N組の第1、第2の積分
    容量のうち、第n番目(n=1〜N)の組は、上
    記N個の期間T1〜TNのうち第n番目(n=1〜
    N)の期間Toにおいて選択されて、それぞれ前
    記第1および第2の増幅器の出力と反転入力間に
    接続され、対応する組の前記各サンプル容量はそ
    れぞれ上記選択された一期間中の第1のスイツチ
    ング期間と第2のスイツチング期間でオン・オフ
    され、選択されない他の期間中はすべて開放され
    ることを特徴とするスイツチトキヤパシタフイル
    タ。
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