JPH0720051B2 - スイツチト・キヤパシタ・フイルタ - Google Patents

スイツチト・キヤパシタ・フイルタ

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JPH0720051B2
JPH0720051B2 JP11731685A JP11731685A JPH0720051B2 JP H0720051 B2 JPH0720051 B2 JP H0720051B2 JP 11731685 A JP11731685 A JP 11731685A JP 11731685 A JP11731685 A JP 11731685A JP H0720051 B2 JPH0720051 B2 JP H0720051B2
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capacitor
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明はSCF(スイッチト・キャパシタ・フィルタ)
に関する。
〔発明の概要〕
この発明は、SCFにおいて、そのコンデンサの値を選定
するとともに、一部のコンデンサおよびスイッチ回路を
兼用することにより、全体の構成を簡略化するととも
に、多目的に使用できるようにしたものである。
〔従来の技術〕 第3図に示すように、スイッチ回路(10A)→コンデン
サC10→スイッチ回路(10B)の直列回路(10)におい
て、スイッチ回路(10A),(10B)が信号の周期よりも
充分に短い周期TのスイッチングパルスPsにより同相で
切り換えられるとする。そして、スイッチ回路(10A)
の入力電圧をVa、スイッチ回路(10B)の出力電圧をVb
とすると、帰還TにコンデンサC10に流れる電荷量ΔQ
は、 ΔQ=C10(Va−Vb) となるので、コンデンサC10に流れる平均電流Iは、 I=dQ/dt ΔQ/T =(Va−Vb)C10/T =(Va−Vb)/R10 R10=T/C10 ‥‥(i) となる。
すなわち、回路(10)は、(i)式で示される抵抗R10
と等価である。
したがって、この等価抵抗回路(10)に、第4図に示す
ように反転入力のオプアンプ(20)および負帰還用のコ
ンデンサC20が接続されれば、その等価回路は第5図に
示すようになり、これは反転型の積分回路にほかならな
い。なお、この積分回路の伝達関数H(s)は、ωT≪
1のとき、 である。
また、第6図に示すように、スイッチ回路(10A)と(1
0B)とが逆相で切り換えられれば、同様の理由により正
転型(非反転型)の積分回路となる。
ところで、一般の2次のフィルタ、例えばローパスフィ
ルタは、第7図のように示すことができる。なお、T1
入力端子、T4は出力端子、(31),(32)は加算回路、
K1〜K4はその加算の係数、(41),(42)は積分回路で
ある。
したがって、このローパスフィルタに、第4図および第
6図の積分回路を適用してSCFを構成すると、第8図の
ようになる。ただし、回路(11)〜(14)は回路(10)
と同様の等価抵抗回路、(1A)〜(4B)はそのスイッチ
回路、(21),(22)は反転入力のオペアンプであり、
回路(11),(13)により加算回路(31)が構成される
とともに、回路(11),(13),(21)により積分回路
(41)が構成される。そして、コンデンサC10に対応す
るコンデンサは、加算係数K1,K3に対応してK1C1,K3C1
され(容量がK1C1,K3C1とされる)、さらに、回路(1
1),(13),(21)による積分回路の伝達関数H
(S)を、 にするため、(ii)式からコンデンサC20に対応するコ
ンデンサはC1とされる。また、回路(12),(14),
(22)についても同様とされる。なお、この図では、パ
ルスPsの信号ラインは省略するが、スイッチ回路(1A)
〜(1B)はPs=“1"のとき図の状態、Ps=“0"のとき図
とは逆の状態とされる。
そして、このようにローパスフィルタをSCFにより構成
すると、IC化が可能であり、小型で電力が少なく、しか
も、ローコストである。さらに、各コンデンサの容量の
比で特性が決まるので、ばらつきが少なく、また、温度
特性も良好である。
〔発明が解決しようとする問題点〕
ところが、上述のフィルタにおいては第8図からも明ら
かなように、使用しているコンデンサおよびスイッチ回
路の数が非常に多い。また、当然のことながらローパス
特性しか得ることができず、ハイパス特性やバンドパス
特性は得ることができない。
この発明は、このような問題点を解決しようとするもで
ある。
〔問題点を解決するための手段〕
この発明は、SCFにおいて、そのコンデンサの値を選定
するとともに、一部のコンデンサおよびスイッチ回路を
兼用する。
〔作用〕
全体の構成が簡略化される。多目的に使用できる。
〔実施例〕
SCFは一般のフィルタと異なり、離散的動作を行うの
で、Z変換による解析が必要になる。
そこで、第8図のSCFにおいて電荷に関して差分方程式
を立て、これを整理してZ変換すると、 Q1=Q1Z-1−K3C1Vout+K1K1VinZ-1 Q2=Q2Z-1−K4C2Vout+K2C2Q1Z-1/C1 Vout=Q2/C2 となるので、第8図のSCFのZ変換による伝達関数H
(Z)は、 となる。
そして、 Z=(1+ST/2)/(1−ST/2) を(iii)式に代入して伝達関数H(S)を求めると、 B=1+K4/2−K2K3/4(1) となる。
一方、バターワース型やベッセル型のフィルタの伝達関
数H(S)は、 λ=jω/ωc =S/ωc ωc:カットオフ周波数 であり、値Ω0,Qはフィルタの型により決り、フィルタ
図表から求めることができる。
そして、(v)式は第7図のフィルタにもあてはまるの
で、(iv)式と(v)式とを比較して (Z1/2=1とする)、 K1=K3 ‥‥(vi) K2K3=▲ω2 0▼T2/A ‥‥(vii) K4=ω0T/(AQ) ‥‥(viii) となる。そして、さらに、 K2=K4 ‥‥(ix) とすれば、 K1=K3=ω0TQ ‥‥(x) となる。
すなわち、第8図のSCFにおいて、(vi)〜(viii)式
が成立していれば、必要なローパスフィルタ特性を得る
ことができる。そして、その場合、(ix),(x)式か
ら、 K1=K3,K2=K4 ‥‥(ix),(x) にすることができる。
この発明は、(ix),(x)式に着目して全体の構成を
簡略化したものである。
すなわち、第1図において、等価抵抗回路(11)として
スイッチ回路(1A),(1B)が設けられるとともに、そ
れらの親接点間にコンデンサK1C1(容量もK1C1とする)
が接続される。そして、スイッチ回路(1A)の“0"の接
点は第1の入力端子T1に接続され、スイッチ回路(1B)
の“0"接点は接地されるとともにその“1"接点はオペア
ンプ(21)の反転入力時に接続され、このアンプ(21)
の出力端と反転入力端との間に負帰還用のコンデンサC1
(容量C1)が接続される。なお、アンプ(21)の正転入
力は接地される。
さらに、等価抵抗回路(12)としてスイッチ回路(2
A),(2B)、コンデンサK2C2,C2(容量はそれぞれK
2C2,C2)およびアンプ(22)が同様に接続されるとと
も、スイッチ回路(2A)の“0"接点がアンプ(21)の出
力端に接続され、アンプ(22)の出力端が出力端子T4
接続される。また、アンプ(22)の出力端がスイッチ回
路(2A),(1A)の各“1"接点に接続される。さらに、
第2および第3の入力端子T2,T3が、コンデンサK5C1,K6
C1(容量はそれぞれK5C1,K6C1)を通じてアンプ(2
2),(21)の反転入力に接続される。なお、第1〜第
3の入力端子T1〜T3は、それぞれローパス特性、ハイパ
ス特性、バンドパス特性を得るときに使用される。
このような構成において、端子T2,T3を開放とし、端子T
1に入力電圧Vinを供給した場合、には、ローパス特性
が得られる。すなわち、端子T1の入力電圧Vinから見た
場合、Ps=“0"のとき、コンデンサK1C1は電圧Vinによ
り充電され、Ps=“1"のとき、その充電電圧が逆極性に
アンプ(21)に供給されるので、回路(11)は第8図の
回路(11)と等価である。また、出力電圧Voutから見
た場合、Ps=“1"のとき、コンデンサK1C1は電圧Vout
により充電されるとともにアンプ(21)に供給されるの
で、回路(11)は第8図の回路(13)においてK3=K1
した場合と等価である。したがって、この回路(11)
は、第8図の回路(11),(13)においてK1=K3とした
ものと等価である。
そして、同様の理由により回路(12)は、第8図の回路
(12),(14)においてK2=K4としたものと等価であ
る。
したがって、この回路の端子T1〜T4間は(vi)〜(x)
式で示されたローパスフィルタとして動作することにな
る。
また、端子T1を接地し、端子T3を開放として端子T2に入
力電圧Vinを供給した場合には、ハイパス特性が得られ
る。すなわち、端子T2の入力電圧Vinは、コンデンサK5
C1およびアンプ(22)を通じてその出力端に現れるの
で、この回路は等価的に第2図のように示される。そし
て、このとき、端子T1は接地されているので、この回路
の端子T2〜T4間は、ハイパスフィルタとして動作するこ
とになる。なお、このときの伝達関数および値は次のと
おりである。
K1=ω0TQ K2=K4=ω0T/(AQ) K5=1/A さらに、端子T1を接地し、端子T2を開放として端子T3
入力電圧Vinを供給した場合には、バンドパス特性が得
られる。すなわち、端子T3の入力電圧Vinは、コンデン
サK6C1およびアンプ(21)を通じてその出力端子に現れ
るので、この回路は等価的にやはり第2図のように示さ
れる。そして、このとき、端子T1は接地されているの
で、この回路の端子T3〜T4間は、バンドパスフィルタと
して動作することになる。なお、このときの伝達関数お
よび値は次のとおりである。
こうして、この発明によれば、1つのSCFフィルタを、
ローパスフィルタ、ハイパスフィルタあるいはバンドパ
スフィルタとして動作させることができる。しかも、そ
の場合、第1図からも明らかなように、コンデンサおよ
びスイッチ回路の数を減らすことができ、構成を簡略化
できる。
〔発明の効果〕
この発明によれば、1つのSCFフィルタを、ローパスフ
ィルタ、ハイパスフィルタあるいはバンドパスフィルタ
として動作させることができる。しかも、その場合、第
1図からも明らかなように、コンデンサおよびスイッチ
回路の数を減らすことができ、構成を簡略化できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一例の接続図、第2図〜第8図はそ
の説明のための図である。 (21),(22)はオペアンプである。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1および第2のスイッチ回路の親接点の
    間に第1のコンデンサが接続され、上記第1のスイッチ
    回路の一方の接点に第1の端子が接続され、 上記第1のスイッチ回路の他方の接点に出力信号が帰還
    され、 上記第2のスイッチ回路の一方の接点が接地され、 上記第2のスイッチ回路の他方の接点が第1のアンプの
    反転入力端に接続されると共に第2のコンデンサを介し
    て第2の端子に接続され、 上記第1のアンプ出力端と反転入力端との間に第3のコ
    ンデンサが接続され、 第3および第4のスイッチ回路の親接点の間に第4のコ
    ンデンサが接続され、 上記第3のスイッチ回路の一方の接点に上記第1のアン
    プの出力端が接続され、 上記第3のスイッチ回路の他方の接点に出力信号が帰還
    され、 上記第4のスイッチ回路の一方の接点が接地され、 上記第4のスイッチ回路の他方の接点が第2のアンプの
    反転入力端に接続されると共に第5のコンデンサを介し
    て第3の端子に接続され、 上記第2のアンプの出力端と上記反転入力端との間に第
    6のコンデンサが接続され、 上記第1及び第2のコンデンサの容量として、上記第3
    のコンデンサの容量C1に加算係数K1及びK6を乗算した容
    量C1K1及びC1K6とし、 上記第4及び第5のコンデンサの容量として、上記第6
    のコンデンサの容量C2に加算係数K2及びK5を乗算した容
    量C2K2及びC2K5とし、 上記第1,第2,第3および第4のスイッチ回路が同期して
    切り換えられ、 上記第1の端子,第2の端子,第3の端子の何れかに入
    力信号を供給することで、上記第2のアンプから所定の
    周波数特性の出力信号が取り出されるスイッチト・キャ
    パシタ・フィルタ。
  2. 【請求項2】第1の端子に入力信号を供給することで、
    ローパスフィルタとして構成した特許請求の範囲第1項
    記載のスイッチト・キャパシタ・フィルタ。
  3. 【請求項3】第2の端子に入力信号を供給することで、
    バンドパスフィルタとして構成した特許請求の範囲第1
    項記載のスイッチト・キャパシタ・フィルタ。
  4. 【請求項4】第3の端子に入力信号を供給することで、
    ハイパスフィルタとして構成した特許請求の範囲第1項
    記載のスイッチト・キャパシタ・フィルタ。
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