JPH01131154A - 複素環式ペルオキシカルボン酸 - Google Patents

複素環式ペルオキシカルボン酸

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JPH01131154A
JPH01131154A JP63181440A JP18144088A JPH01131154A JP H01131154 A JPH01131154 A JP H01131154A JP 63181440 A JP63181440 A JP 63181440A JP 18144088 A JP18144088 A JP 18144088A JP H01131154 A JPH01131154 A JP H01131154A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の背景〕 本発明は、N−へテロ環式(ポリ)ペルオキシカルボン
酸と称すことができる新しい有機(ポリ)ペルオキシ酸
およびその製法に関する。
詳細には、本発明は、環中に窒素を含有し且つ式(I) (式中、記号は下記意味を有する: RおよびR工は互いに独立に水素原子または直鎖または
分枝アルキル、(ヘテロ)シクロアルキル、(ヘテロ)
アリール、アルキルアリールまたはアリールアルキル基
(場合によって置換)、カルボキシル基、またはペルオ
キシカルボキシル基の活性酸素の存在下で非反応性であ
る他の置換基を表し; nは0.1および2から選ばれる整数であり;mは1.
2および3から選ばれる整数であり;Xはイオンを表す
) を有する複素環式(ポリ)ペルオキシカルボン酸(複素
環式環は少なくとも1個の更に他の(ヘテロ)芳香また
は(ヘテロ)シクロアルキル環と縮合できる)に関する
前記式(I)を有する複素環式ペルオキシカルボキシ化
合物は、新しく、且つ新しい種類の高度に興味がある生
成物を表す。
事実、それらは、既知のペルオキシ酸と同様に、プラス
チックス(重合開始剤として、またはオレフィンエポキ
シ化またはヒドロキシル化用酸化剤として)の分野で且
つファインケミストリーでの多くの他の酸化法での一般
的用途を見出すことができる。
しかしながら、非常に独特の方法においては、前記式(
I)を有する複素環式(ポリ)ペルオキシカルボン酸は
、洗浄工業における漂白の分野で特に有効な応用を見出
す。とりわけ、過去において一般に中−低温度洗浄用処
方物においての漂白剤としての優秀な機会のため工業分
野で興味が増大している有機ペルオキシ酸は、省エネル
ギー上の考慮に基づいても益々普及した。
多数の従来技術は、漂白活性、熱安定性および貯蔵安定
性が付与された有機ペルオキシ酸化合物を扱っており、
これらの後者の特徴は工業目的およびこのような化合物
の広汎な応用のために必須である。
それゆえ、多くのモノ−またはジ−ペルオキシカルボキ
シル(脂肪族またはカルボ環式)有機ペルオキシ酸は、
既知であり、とりわけ、洗浄の分野で使用されている。
既述のペルオキシカルボン酸は、例えば、ジペルオキシ
ドデカンジオン酸、モノペルオキシフタル酸、ジベルア
ゼライン酸、置換ジペルオキシグルタル酸およびアジピ
ン酸などである。
出願人は、式(I)を有する以前の複素環式(ポリ)ペ
ルオキシカルボン酸、並びに以前のその製法を知ってい
ない。
伝統的方法は、濃H2SO4または CH3S 03 H中の過酸化水素の濃厚溶液での基質
(substrate) (有機酸、無水物またはエス
テル)の酸化に存する。
反応媒体の強い酸性度および基質における塩基特性を示
す塩化性(salifiable)窒素原子の存在は、
この基質に酸性媒体中での高い溶解度を与える。
前記の高い溶解度は、時々過酸化水素との酸化反応時に
沈殿として生成されるペルオキシカルボン酸誘導体の単
離の伝統的方法または有機溶剤での抽出法のいずれに頼
ることも不可能にする。
〔発明の概要〕
驚異的なことに、本発明者等は、これに反して、サルフ
ェートまたはメタンスルホネート陰イオンによって塩化
(窒素原子上で)式(I)を有する複素環式(ポリ)ペ
ルオキシカルボン酸が本発明の目的でもある新規のより
単純な方法によって安定な形態で得ることができること
を見出した。
本発明の目的は、新しい系列の化合物として、前記式(
I)を示す複素環式(ポリ)ペルオキシカルボン酸を提
供することにある。別の目的は、安定な形態で前記式(
I)に示す前記ペルオキシカルボン酸の安価な製法を提
供することにある。
更に他の目的は、特に低−中湿度洗浄に結び付けられる
時に、前記複素環式ペルオキシカルボン酸を洗剤処方物
中で漂白剤として使用することからなる。これらの目的
および他の目的は、式(I)に示す1(素環式ペルオキ
シカルボン酸により、そして式(I)に示す所望のペル
オキシカルボン酸に対応する環中に窒素原子を含有する
複素環式(ポリ)カルボン酸および/またはその無水物
および/またはその低級アルキルエステルからなる基質
を、濃H2O2と反応させ (濃HSo  およびCH3SO3Hから選ばれる媒体
中で作動することによって)、次いで、テトラヒドロフ
ランおよび酢酸エチルから選ばれる有機溶媒の添加によ
ってペルオキシカルボン酸(I)を反応混合物から分離
することを特徴とする対応の製法により、達成される。
この方法によって、このような溶媒の存在の結果として
反応媒体中での不溶化のため、反応媒体に由来するサル
フェートまたはメタンサルフェート陰イオンで塩化され
た(窒素原子上で)一般に安定な固体の形態の式(I)
を示すペルオキシカルボン酸を非常に容易に得ることが
できる。
より詳細な形態においては、本発明の新しい方法は、式
(I)の所望の(ポリ)ペルオキシカルボン酸に対応す
る(ポリ)酸またはその無水物またはエステルからなる
基質のペルオキシカルボキシル化を、濃HSo  また
はCH3SO3Hによって塩化された媒体中でH2O2
で行った後、反応の終わりで、目的生成物と混和性では
なく且つ反対に酸性反応媒体(濃H2SO4またはc 
u 3 S O3u ) 、並びに反応水を有する過剰
のH2O2を完全に溶解することができる好適な有機溶
媒を加えること、に存する。このすべては、不溶化の結
果として、通常安定な固体形態で沈殿する式(I)を有
する(ポリ)ペルオキシカルボン酸の分離を包含する。
次いで、得られた生成物は、既知の技術に従って、濾過
し、溶剤で洗浄し、乾燥し、他の方法で処理する。
既述のように、基質は、式(I)の所望の(ポリ)ペル
オキシカルボン酸に対応する複素環式(ポリ)カルボン
酸からなる。それは、更に、対応低級(直鎖または分枝
)(C工〜C5)アルキルエステルの形態、または2個
の隣接カルボキシル基(R−COOH)が存在する時に
は対応無水物の形態でも使用できる。これらの化合物は
、既知であり、且つ/または通常の技術に従って製造で
き、且つ/または市販されている。
前記式(I)中、Rおよび/またはR□は10個までの
炭素原子の合計数を有する線状または分枝アルキル、(
ヘテロ)アルキル、(ヘテロ)シクロアルキル、アルキ
ルアリールまたはアリールアルキル基からなる。複素環
式基においては、他のNまたは0原子は、好ましくは、
Nヘテロ原子に関してm位またはp位で存在できる。
前記基は、生成が生ずる反応条件下で不活性である互い
に等しいか異なる1以上の置換基原子または基、例えば
、FまたはCI原子、NO2基、低級アルコキシ基など
を含むことができる。
或いは、Rおよび/またはR1は、ペルオキシカルボキ
シル基の活性酸素と反応しない他の置換基、例えば、カ
ルボキシル基、F原子、CI原子、NO2基、低級(0
1〜C5)アルコキシ基などからなる。
最後に、複素環式環部分は、例えば、キノリン、イソキ
ノリン、ピリドインドール基などの形態で、少なくとも
1個の他の(ヘテロ)芳香または(ヘテロ)シクロアル
キル環と縮合できる。
式(I)を示す対応複素環式ペルオキシカルボン酸を得
るための出発基質は、例えば、4−ピペリジン−カルボ
ン酸、2.4−ピペリジン−ジカルボン酸、3−ピペリ
ジン−カルボン酸、2〜3−ピペリジン−ジカルボン酸
およびその無水物、2.5−ピペリジン−ジカルボン酸
、3.5−ピペリジン−ジカルボン酸、4−ピペリジン
−カルボン酸のエチルエステル、2〜6−ジヒドロキシ
−4−ピペリジン−カルボン酸、6−イソブチル−3−
ピペリジン−カルボン酸、6−メチル−3−ピペリジン
−カルボン酸、6−フルオロメチル−3−ピペリジン−
カルボン酸、5−p−トリル−4−ピペリジン−カルボ
ン酸、5−ベンジル−3−ピペリジン−カルボン酸、5
−クロロ−4−ピペリジン−カルボン酸、および3−ピ
ロリジン−カルボン酸である。
RがC0OH,好ましくは窒素原子に関して0位ではな
いC0OHである時には、Rのペルオキシカルボキシル
化も実施でき、2個以上のペルオキシカルボキシル基を
有する式(I)の生成物がこのようにして得られる。
好ましい態様によれば、出発基質として使用する複素環
式カルボン酸またはそれらのエステルまたは無水物のペ
ルオキシカルボキシル化は、H2O2(約70〜90重
量%の濃度を有する)をHSo  またはCH3SO3
H中の基質の溶液に徐々に加えることによって実施する
。反応温度は、基質の反応性に従って、反応コース全体
にわたって約15℃〜50℃に維持する。
その他の方法で、H2O2の不在以外は前記の条件と同
じ条件下で処理することによって基質の塩(ISO−ま
たはCH3S03−塩の形態で)を予め生成し、次いで
、得られた塩を分離し、過酸化して式(I)の化合物と
することが有利的には可能であることが見出された。
HSOまたはCH3SO3Hの量は、 100%濃度で計算して、基質1モル当たり3〜30モ
ル、好ましくは基質1モル当たり7〜10モルである。
過酸化水素の量は、基質に関して過剰であり、基質1モ
ル当たり約1. 2〜6モル、好ましくは基質1モル当
たり3〜4モルである。
反応時間は、基質の性状、操作温度および反応の終わり
に存在する全H2S 04 / H20またはCH3S
03H/H20のモル比に依存する。前記比率は、各種
のパラメーターに作用することによって、約1.0〜1
0、好ましくは3〜7である。
約30分〜4時間の範囲内の反応時間は満足であること
が立証され、一般に、約1時間〜2時間の反応時間は全
く十分であることが立証された。
溶媒として使用するテトラヒドロフランまたは酢酸エチ
ルの量は、通常、基質1モル当たり4Ω以上である。更
に、それは、約10℃以下の温度で加える。
式(I)を有する複素環式ペルオキシカルボン酸は、通
常、室温で固体である。それらは、得られたままの状態
で付与された良好な貯蔵安定性および良好な熱安定性の
ため、特に洗剤処方物、例えば、粒状処方物中で、広い
温度範囲において溶液中で漂白剤として使用できる。洗
剤組成物は、通常の技術に従って、他の成分および/ま
たは添加剤などと一緒に処方できる。
更に、最終反応混合物は、式(I)の(ポリ)ペルオキ
シカルボン酸の分離前に、減感(phlegmatiz
ation)プロセスに付すことができる。
〔実施例〕
本発明は、純粋に説明の目的で与えられる下記例で詳述
する。
例で製造された生成物は、元素分析、活性酸素の含量の
7Illl定(ヨウ素滴定)およびFT−IR分光法(
FT−I R−フーリエ変換赤外分光法)によって特徴
づけた。
例1 攪拌機、温度計および外部浴を備えたビーカーに、メタ
ンスルホン酸15g (0,156モル)を装入した。内温を10〜15℃に
維持し、4−ピペリジン−カルボン酸3g(0,022
5モル)を攪拌下に加えた。
透明溶液に7096H2021,56g(0,0321
モル)は、温度を約15℃に一定に保つような方法で徐
々に加えた。攪拌をこの温度で30分間続けた。次いで
、反応混合物をテトラヒドロフラン100cdに注ぎ、
溶液を10℃で攪拌した。数分後、生成物は、結晶形態
で分離した。攪拌を0〜10℃の温度で1時間続け、次
いで、溶液を真空下で多孔ガラス製濾過器上で濾過した
。生成物を濾過器上でテトロヒドロフラン(30cII
I)で直接洗浄し、次いで、エチルエーテル(30cd
)で洗浄した。次いで、生成物をCa C12乾燥剤内
に真空下で室温に1時間保った。結晶性の実際上純粋な
4−ピペリジン−ペルオキシカルボン酸メタンスルホネ
ート4.7gが、得られた(収率85%)。
元素分析: C17H1406NSとしての訓算値二〇:34.80
%、H:6.26%;N:5,80%。
0(活性):6.67%;CH3SO3H:39.8%
実測値:C:34.84%;H:6.30%;N:5.
72%;0(活性):6.60%;CI(3S031(
:40.  O%。
融点:92℃(分解)。
例2 1水和N−エチルイソニペコチン酸1.7g(0,00
97モル)を室温でCCH3S03H12(0,125
モル)に溶解した。内温を20℃に維持し、85%H2
O21,6g(0,04モル)を加えた。
20℃で30分攪拌後、反応混合物を10℃で攪拌され
たままである酢酸エチル100 cniに注いだ。重い
油状生成物は、分離した。10℃で30分攪拌後、酢酸
エチルを傾瀉した。生成物を傾瀉によってテトラヒドロ
フラン2X100cIIIで洗浄し、エーテル100c
I11で洗浄した。次いで、生成物を真空下で乾燥剤中
で室温において約1時量子分に乾燥した。
酸素含ff15. 16%を有する無色の油状生成物2
.5gが、得られた(N−エチル−ピペリジン−4−ペ
ルオキシカルボン酸メタンスルホネートとして表した時
に87%)。収率は、約83%であった。
例3 攪拌機、温度計および外部浴を備えたビーカーに、96
%硫酸15g (0,147モル)を装入した。内温を
10〜15℃に維持し、4−ピペリジンカルボン酸6g
 (0,0450モル)を攪拌下に加えた。
透明溶液に70%H2O26g(0,123モル)は、
温度を約15℃に一定に保つような方法で徐々に加えた
。攪拌をこの温度で30分間続けた。次いで、反応混合
物を酢酸エチル200 crjに注ぎ、溶液を一5℃で
攪拌した。数分後、生成物は、結晶形態で分離した。攪
拌を一5℃の温度で30分間続け、次いで、溶液を真空
下で多孔ガラス製濾過器上で濾過した。生成物を濾過器
上で酢酸エチル(30Crj)で直接洗浄し、次いで、
エチルエーテル(30cal)で洗浄した。次いで、生
成物をCaC1乾燥剤内に真空下で室温に1時間保った
。結晶性の実際上純粋な4−ピペリジン−ペルオキシカ
ルボン酸サルフェート9gが、得られな(収率80%)
元素分析: C6H1307NSとしての計算値二〇二29.62%
;H:5.38%;N:5.76%;0(活性):6.
57%; 実測値:C:29,87%、H:5,40%−N:5.
73%;0(活性):6.55%;H2SO4二39.
81%。
融点;47℃(分解)。
例4 N−ペンチルイソニベコチン酸2g (0,0068モル)を30℃の温度でCH3S03H
5,5g (0,057モル)に溶解した。内温を15
℃に維持し、85%H2O20,35g (0,008
8モル)を加えた。
15℃で30分攪拌後、反応混合物を一10℃で攪拌さ
れたままであるエチルエーテル/酢酸エチルの1:1混
合物70Cdに注いだ。重い油状生成物が、分離した。
−10℃で30分攪拌後、溶媒を傾瀉した。得られた油
を無水エタノール10cri1に溶解し、結晶性生成物
は、攪拌下に室温で溶液にエチルエーテル50cnlを
加えることによって沈殿した。真空下で濾過し、乾燥剤
中で室温において真空下で1時間にわたって乾燥した。
生成物を傾瀉によってテトラヒドロフラン2x100C
Idで洗浄し、エチルエーテル100 crjで洗浄し
た。
次いで、生成物を真空下で室温において乾燥剤中で約1
時量子分に乾燥した。
活性酸素含量4.73%を有するN−ペンチル−ピペリ
ジン−4−ペルオキシカルボン酸メタンスルホネート1
.4lが得られた(92%ひ等しい)(収率的61%)
元素分析: Cl2H250θNSとしての計算値:C:46、 2
8%;H:8.09%;N:4.49%;CI(3S0
3H:30.86%; 実測値:C:45.74%;H:8.12%;N:4゜
37%;CH3SO3H:30.71%。
融点:53℃(分解)。
例5 CH3S03H13g (0,135モル)に、室温で
N−メチルニペコチン酸メタンスルホネート4l (0
,0167モル)を溶解した。例4に従って処理するこ
とによって、85%H2O20、8g (0,02モル
)を加え、攪拌を15℃で30分間続けた。次いで、反
応混合物を攪拌下に0℃に保たれた酢酸エチル150c
rlに注ぎ、例4と同様に処理することによって、濃い
油が分離し、この浦をエタノール/エチルエーテルから
結晶化した。活性酸素含量6.0%(95,84%に等
しい)を有するN−メチルピペリジン−3−ペルオキシ
カルボン酸メタンスルホネート2gが、得られた(収率
46%)。
元素分析: C8H1706NSとしての計算値:C:37.64%
;H:6.71%;N:5.48%;CH3SO3H:
37.64%; 実測値:C:37.91%;t(:6.97%;N;5
.61%;CH35o3H:37.84%。
融点:54℃(分解)。
例6 例5に従って処理することによって、N−デシルーイソ
ニペコチン酸メタンスルホネート4.2g (0,01
15モル)をCH3S03H4,2g (0,0437
モル)に溶解し、次いで、85%H2O20,75g 
(0,0188モル)を15℃で45分間更に攪拌下に
加えた。次いで、反応混合物を攪拌下に一5℃に保たれ
たテトラヒドロフラン100cmに注いだ。次いで、例
3と同様に処理することによって、N−デシル−ピペリ
ジン−4−ペルオキシカルボン酸メタンスルホネート3
.5gが、実際上純粋な結晶形態で単離された(収′率
80%)。
元素分析: C17H350BNSとしての計算値二C:53.51
%;H:9.24%;N:3.67%;0(活性):4
.19%;CH3SO3H:25.19%。
実測値:C:53.4%、H:9.04%;N:3.6
1%;0(活性):4,18%;CH35o3H:24
.91%。
融点=100℃(分解)。
例7 例4に従って処理することによって、N−ヘキサデシル
イソニペコチン酸2g (0,0057モル)をCH3
5o3H7,2g (0,0749モル)に溶解し、次
いで、85%H2020−3g(0,0075モル)を
15℃で30分間更に攪拌下に加えた。
次いで、反応混合物を攪拌下に0℃に保たれた酢酸エチ
ル’30crdに注いだ。次いで、例3と同様に処理す
ることによって、N−ヘキサデシル−ピペリジン−4−
ペルオキシカルボン酸メタンスルホネート2gが、実際
上純粋な結晶形態で、単離された(収率75%)。
元素分析: C23H4706NSとしての計算値:C:59、 3
2%;)I:10. 17%、N:3.00%;0(活
性):3.43%;CH3SO3H:20、 63%。
実測値:C:58.90%;H:9.86%;N:2.
88%;O(活性):3.42%;CH3SO3H:2
0.32%。
融点:104℃(分解)。
例8(漂白性能) 漂白試験は、飽和構造を示し4−ピペリジン−ペルオキ
シカルボン酸メタンスルホネートと定義される新しい窒
素含有複素環式ペルオキシ酸を使用して、下記のものと
比較して実施した=a)H48(モノベルフタル酸のM
g塩)、英国ロンドンのインテロックス・ケミカル・リ
ミテッド製の洗浄分野で既知の市販のペルオキシ酸;し
)既知のように、両方を水に溶解する時に、ペルオキシ
酸(過酢酸)をその場で生じ且つ中−低温度(60℃)
で漂白作用を得る目的で現在最も広く普及された形態を
表すベルボレート+活性剤系〔活性剤としてTAED 
(テトラアセチルエチレンジアミン)をベルボレートに
対する化学量論比率に対応する量で選択した〕 : c)4水和過ホウ酸ナトリウム (NaBO2・4H20)単独。
すべての試験を60℃の一定温度で実施した。
漂白液中の全活性酸素の初濃度は、すべての製品で等し
かった(200mg/U)。
プロセス 各試験の場合に、冷却器を備えた1、000cmのフラ
スコに含まれた脱イオン水500 crilを60℃の
温度で加熱し、そのpI(値をNaOH溶液の数滴で9
,5に調節し、次いで、漂白製品を攪拌下に加えた。量
を下記表1に示す。直後に、St。
ガレン(スイス)のEMPAインスティテユートでrE
MPA114Jとして市販されている赤ワインの標準し
みで汚された10cmX10cmの2個の線試験片を加
えた。
システムをその後に攪拌下に60分間保ち、この時間の
終わりに、試験片を走行水下ですすぎ、乾燥し、アイロ
ンをかけ、次いで、漂白効果の評価に付した(反射測定
による白色度を測定することによって)。結果を下記表
1に報告する。この表1中で、データを次の通り定義さ
れる漂白率として表す: 〔式中、Aは試験時に漂白された試験片の白色度(%)
であり; Bは試験前の試験片の白色度(%)であり;Cは完全に
漂白された試験片の白色度(%)であり、白色度はMg
O−白色の100%と仮定し且つフィルターN(L6(
λ−464nm)を使用してエルレフォ・ザイス・レフ
レフトメーター(Elrcpho Zeiss rer
lectoIleter)によって測定した〕。
得られたデータは、新しいペルオキシ酸が他の試験漂白
剤のすべての漂白刃よりも高い漂白刃を有することを示
す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、式 ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (式中、記号は下記意味を有する: RおよびR_1は互いに独立に水素原子または直鎖また
    は分枝アルキル、(ヘテロ)シクロアルキル、(ヘテロ
    )アリール、アルキルアリールまたはアリールアルキル
    基(場合によって置換)、カルボキシル、またはペルオ
    キシカルボキシル基の活性酸素の存在下で非反応性であ
    る他の置換基を表し;nは0、1および2から選ばれる
    整数であり;mは0、1および2および3から選ばれる
    整数であり; XはHSO_4^−およびCH_3SO_3^−から選
    ばれる酸性陰イオンを表す) を有する窒素含有複素環式(ポリ)ペルオキシカルボン
    酸(複素環式環は場合によって少なくとも1個の更に他
    の(ヘテロ)芳香または(ヘテロ)シクロアルキル環と
    縮合する)。 2、Rおよび/またはR_1が、10個までの炭素原子
    の総数を含有する線状または分枝アルキル、(ヘテロ)
    アリール、(ヘテロ)シクロアルキル、アルキルアリー
    ルまたはアリールアルキル基(場合によってF、Cl、
    NO_2、低級(C_1〜C_5)アルコキシ基から選
    ばれる少なくとも1個の置換基を含む)、または少なく
    とも1個のカルボキシル基、F原子、Cl原子、低級(
    C_1〜C_5)アルコキシ基からなり、ヘテロ原子が
    NおよびOから選ばれる、請求項1に記載の式( I )
    を有する複素環式(ポリ)ペルオキシカルボン酸。 3、複素環式環が、少なくとも1個の他のピリジン、(
    ヘテロ)芳香または(ヘテロ)シクロアルキル環と縮合
    された環からなる、請求項2に記載の(ポリ)ペルオキ
    シカルボン酸。 4、それ自体新化合物としての4−ピペリジン−ペルオ
    キシカルボン酸メタンスルホネート。 5、それ自体新化合物としてのN−エチル−ピペリジン
    −4−ペルオキシカルボン酸メタンスルホネート。 6、それ自体新化合物としての4−ピペリジン−ペルオ
    キシカルボン酸サルフェート。 7、それ自体新化合物としてのN−ペンチル−−ピペリ
    ジン−4−ペルオキシカルボン酸メタンスルホネート。 8、それ自体新化合物としてのN−メチル−ピペリジン
    −3−ペルオキシカルボン酸メタンスルホネート。 9、それ自体新化合物としてのN−デシル−ピペリジン
    −4−ペルオキシカルボン酸メタンスルホネート。 10、それ自体新化合物としてのN−ヘキサデシル−ピ
    ペリジン−4−ペルオキシカルボン酸メタンスルホネー
    ト。 11、式( I )を有する所望のペルオキシカルボン酸
    に対応する複素環式(ポリ)カルボン酸および/または
    その無水物および/またはその低級アルキルエステルに
    よって構成される基質を、濃H_2SO_4およびCH
    _3SO_3Hから選ばれる媒体中で操作することによ
    って濃H_2O_2と反応させ、次いで、テトラヒドロ
    フランおよび酢酸エチルから選ばれる有機溶媒の添加に
    よってペルオキシカルボン酸( I )を反応混合物から
    分離することを特徴とする、請求項1に記載の式( I
    )を有する複素環式(ポリ)ペルオキシカルボン酸の製
    法。 12、式( I )を有する所望のペルオキシカルボン酸
    に対応する複素環式(ポリ)カルボン酸および/または
    その無水物および/またはその低級アルキルエステルに
    よって構成される基質を、そのHSO_4およびCH_
    3SO_3塩に転化し、次いで、この塩を濃H_2SO
    _4および CH_3SO_3H中でH_2O_2と反応させた後、
    テトラヒドロフランおよび酢酸エチルから選ばれる有機
    溶媒の添加によって式( I )の得られた複素環式(ポ
    リ)ペルオキシカルボン酸を分離することを特徴とする
    、請求項1に記載の式( I )を有する複素環式(ポリ
    )ペルオキシカルボン酸の製法。 13、基質が、式( I )の所望の(ポリ)ペルオキシ
    カルボン酸に対応する複素環式(ポリ)カルボン酸の直
    鎖または分枝(C_1〜C_5)アルキルエステルによ
    って構成される、請求項11または12に記載の方法。 14、基質が、式( I )の所望の(ポリ)ペルオキシ
    カルボン酸に対応する複素環式ビカルボン酸の無水物に
    よって構成される、請求項11または12に記載の方法
    。 15、基質が、4−ピペリジン−カルボン酸、2,4−
    ピペリジン−ジカルボン酸、3−ピペリジン−カルボン
    酸、2,3−ピペリジン−ジカルボン酸およびその無水
    物、2,5−ピペリジン−ジカルボン酸、3,5−ピペ
    リジン−ジカルボン酸、4−ピペリジン−カルボン酸の
    エチルエステル、2,6−ジヒドロキシ−4−ピペリジ
    ン−カルボン酸、6−イソブチル−3−ピペリジン−カ
    ルボン酸、6−メチル−3−ピペリジン−カルボン酸、
    6−フルオロメチル−3−ピペリジン−カルボン酸、5
    −p−トリル−4−ピペリジン−カルボン酸、5−ベン
    ジル−3−ピペリジン−カルボン酸、5−クロロ−4−
    ピペリジン−カルボン酸、および3−ピロリジン−カル
    ボン酸から選ばれる、請求項11または12に記載の方
    法。 16、複素環式(ポリ)ペルオキシカルボン酸基質、そ
    の無水物またはその低級アルキルエステルを濃H_2S
    O_4またはCH_3SO_3H中で約15〜50℃の
    温度で約70〜90重量%の濃度を有するH_2O_2
    と徐々に反応させる、請求項11または12に記載の方
    法。 17、H_2SO_4またはCH_3SO_3Hの量が
    、基質1モル当たり約3〜30モル、好ましくは7〜1
    0モルである、請求項11または12に記載の方法。 18、過酸化水素の量が、基質1モル当たり約1.2〜
    6モル、好ましくは3〜4モルである、請求項11また
    は12に記載の方法。 19、反応の終わりに存在する H_2SO_4またはCH_3SO_3H対全H_2O
    の最終モル比が、約1.0〜10、好ましくは3〜7で
    ある、請求項11または12に記載の方法。 20、溶媒として使用するテトラヒドロフランまたは酢
    酸エチルの量が、基質1モル当たり4l以上である、請
    求項11または12に記載の方法。 21、テトラヒドロフランまたは酢酸エチルを約10℃
    以下の温度で加える、請求項11または12に記載の方
    法。 22、洗剤処方物における漂白剤としての式( I )を
    有する複素環式窒素含有(ポリ)ペルオキシカルボン酸
    の用途。
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