JPH01131132A - 含ハロゲンポリエーテルおよびその用途 - Google Patents

含ハロゲンポリエーテルおよびその用途

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JPH01131132A
JPH01131132A JP13766488A JP13766488A JPH01131132A JP H01131132 A JPH01131132 A JP H01131132A JP 13766488 A JP13766488 A JP 13766488A JP 13766488 A JP13766488 A JP 13766488A JP H01131132 A JPH01131132 A JP H01131132A
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東塚 崇志
Sueyoshi Ishikawa
石川 末良
Katsuyoshi Kubo
勝義 久保
Yoshitaka Honda
良隆 本多
Tokuo Kataoka
片岡 徳雄
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分1i’F] 本発明は、新規含ハロゲンポリエーテルおよび該含ハロ
ゲンポリエーテルを主成分とする磁気記録媒体用潤滑剤
に関する。
[従来の技術] 磁気記録媒体の進歩につれて、記録ヘッドと磁性面の間
の潤滑性に注目が集まっている。
従来、有効な潤滑剤の1つとして、パーフルオロポリエ
ーテル、例えば構造式。
F+CF (CF 3)−CF !−0−3−02F 
5を有するもの(米国デュポン社製クライトックスなど
)が知られているが、このパーフルオロポリエーテルを
潤滑剤として使用した磁気記録媒体の耐久性は充分では
ない。
[発明が解決しようとする課題] 本発明の課題は、磁気記録媒体に良好な耐久性を与える
磁気記録媒体用潤滑剤として有用な含ハロゲンポリエー
テルを提供することにある。
[課題を解決する為の手段] 本発明によれば、上記課題は、式: %式%) し式中、a、 blc、 d%eおよびfはそれぞれ0
または正の整数であって、2≦a十b+c+d+e+ 
f≦200およびa+c+d+[≧1を満足する数であ
る。]で示さhる繰り返し単位構造と、式: %式% [上記式中、R+は水素、炭素数1〜5のアルキル基ま
たは芳香族基、R1は二価の有機基、Phは芳香族基で
ある。] で示される基少なくとも1つの末端基とを有する含ハロ
ゲンポリエーテル、該含ハロゲンポリエーテルを主成分
とする磁気記録媒体用潤滑剤により解決される。
上記式中、R1は、好ましくは1〜2個のエーテル結合
を含むことがある炭素数1〜5のアルキレン基である。
また、芳香族基は、一般に炭素数6〜18の芳香族基、
たとえばフェニル、ナフチルなどを包含し、これら芳香
族基はハロゲン原子、アミノ基などの置換基を有してい
てもよい。
本発明において、含ハロゲンポリエーテルは、その分子
の両末端に上記末端基を有してもよく、またはその片末
端のみに上記末端基を有してもよい。
式(1)中、各括弧内の繰り返し単位はランダムに配列
していてよく、必ずしも上記の順に配列していることを
意味するものではない。
また、含ハロゲンポリエーテルの繰り返し単位構造(1
)と末端基とは、通常式; %式% で示される基などを介して結合されている。
含ハロゲンポリエーテルを例示すれば、以下のとおりで
ある。
(+) FGCFtCFtCFtO辷CPICFICOO11[
式中、nの平均値は25である。] F←F2CF、CF、Oダ代HFCF2CF、O闇F、
CF、CH,OH[式中、Qとmの合計の平均値は20
であり、eとmの比は8:2または7:3である。]F
EF−CF t CF を吻七c12FCF tcF 
、0+icF t CP t C00CHa[式中、e
とmの合計の平均値は20であり、aと屑の比は9:1
である。] F+CIIPCF、CF2O〒CF、CF、CF、Oヤ
[式中、Cとmの合計の平均値は20であり、Qとmの
比は7:3である。コ F + CIIFCFtCFtO+c+CFtCFtC
FtOf[式中、Qとmの合計の平均値は20であり、
Cとmの比は7:3である。] [式中、nの平均値は25である。] FそCF t CF t CP t OHCF t C
F ! CHt OH[式中、nの平均値は20である
。]。
F(CF tc F tc F to←CF t CF
 t CON Ht[式中、nの平均値は20である。
〕。
含ハロゲンポリエニールは、例えば、以下の反応式に従
って製造することができる。
(1)  FEFtCFtCFtO)−CF、CP、C
OF  +  HtO→FEF=ChCFtのべF、C
F、Cool(2)  FEFtCFtCFtOe−C
FtCFtCOF  +  R’OH→F代F t C
F 、CF、のイF、CF、C0OR’(3)’ Fピ
FtCFtCFtOMF、CF、COF  + 還元剤
−FEFtCFtCFtO)CFtCF、CH20H→
F代FzCFtCFtO矢(:FtCFtCONR’ 
tn 上記の各反応(1)〜(5)における反応条件は以下の
通りである。
反応(1) この加水分解反応は、アシルフルオライドに対してモル
比で2〜10倍の水を加え、よく撹拌し、反応温度20
〜100℃で行う。溶存するフッ化水素と水を減圧加熱
により除去することにより、目的化合物を得ることがで
きる。
反応(2) このエステル化反応は、通常溶媒(たとえばトリクロロ
トリフルオロエタン)中、アシルフルオライドに、モル
比で1.1〜2倍のアルコールを滴下して溶媒還流条件
下で加熱して行う。反応終了後、過剰のアルコールと溶
媒およびフッ化水素を留去することにより、目的化合物
を精製して得ることかできる。
反応(3); 還元剤として、水素化ポウ素ナトリウム、水素化アルミ
ニウムリチウムなどを使用する。還元剤の量は、限定さ
れるしのではないが、アシルフルオライドの還元される
べきカルボニル基1モルに対して1〜2モルであること
が好ましい。
還元反応は、反応溶媒中で行うことが好ましい。
反応溶媒として、エーテル類、例えば、ジグライム(ジ
エチレングリコールジメチルエーテル)、テトラグライ
ム(テトラエチレングリコールジメチルエーテル)など
を使用する。好ましい反応温度は、アシルフルオライド
の種類などによって異なり限定されるものではないが、
通常、0〜160℃であり、好ましい反応時間は、使用
反応温度などによって異なり限定されるものではないか
、通常、2〜lO時間である。
反応溶媒としてエーテル類を使用した場合に、生成した
フルオロポリエーテルアルコールを反応混合物から精製
する1つの方法は、抽出溶媒、例えば、トリクロロトリ
フルオロエタン、パーフルオロトリブチルアミンなどで
反応混合物を抽出することである。フルオロポリエーテ
ルアルコールと抽出溶媒との混合物が下層として分離す
るので、この下層を取り出した後、抽出溶媒を蒸留によ
り除去し、純粋なフルオロポリエーテルアルコールを得
る。
反応(4) この反応は、反応(2)のエステル化反応と同様の条件
で行う。
反応(5) たとえばアシルフルライドをトリクロロトリフルオロエ
タンを加え、これにアンモニアを吹き込むか、対応する
アミンを加え、反応混合物をフィルターで濾過した後、
トリクロロトリフルオロエタンを減圧留去して、目的化
合物を得る。
本発明の含ハロゲンポリエーテル(1)をW1滑剤とし
て用いて磁性体上に潤滑層を形成するには、例えば本発
明の含ハロゲンポリエーテルをトリクロロトリフロロエ
タン、フロン−316などの有機溶剤に溶解して磁性体
上に吹きつけるか、磁性体全体を溶液に浸漬してコーテ
ングすればよい。
溶液の濃度は、通常0.O1〜0.5重量%である。
[発明の効果] 本発明の含ハロゲンポリエーテルは、磁気記録媒体用潤
滑剤として、または末端にアルコール性水酸基を有する
ものは離型剤の原料として有用である。本発明の含ハロ
ゲンポリエーテルを潤滑剤として使用した磁気記録媒体
は、優れた耐久性を示す。
[実施例コ 次に、実施例および比較例を示し、本発明を具体的に説
明する。
実施例I FecFtcF、cF、O+−CFtCFtCOF (
nの平均値=25)1009と水lO9をポリテトラフ
ルオロエチレン製フラスコ中60℃で10時間反応させ
た。エバポレーターで反応混合物から水を除去した。I
f(分析によれば、I 890ctn−’の吸収が消滅
し、1780cm=の吸収が現れた。この分析結果から
、生成物は F(−CF、CF、CF、0)−CF、CP、C0OH
(n)平均値−25)であることが分かった。
実施例2 FeCHFCFtCF、O〉トFzCF、CF、07F
、CF、COF  I OO”it(りとmの合計の平
均値は20であり、Qとmの比は7:3である。) (D←0CI(、CIl、OH(フェニルセロソルブ)
  30gおよび フロン−113100g を還流器および撹拌機付きのテトラフルオロエチレン製
フラスコ中で3時間強く撹拌した。静置後、分液ロート
で下層を回収し、水3009で3回水洗した。
エバポレーターで100°Cまで加熱し、水分と微舟の
フェニルセロソルブを除去した。
その後、小粒状(60〜100メツシユ)シリカゲル1
0gを加え、室温で10時間撹拌後、0.2μミクロボ
アフイルターで濾過し、油状物98g゛を得た。
元素分析IRおよびNMR分析の結果、この油で表され
る化合物であった。
実施例3 塗布型のハードディスクに、式: %式%(1) 1式中、nの平均値は25である。] で示される含ハロゲンポリエーテルがグイフロン113
(ダイキン(株)製、トリクロロトリフルオロエタン)
溶媒中に0.1重量%で存在するように調製した潤滑塗
料をスピンコードし、厚さ100人の同滑層を形成した
。このようして潤滑化したディスクについてC8Sテス
ターにより、耐久性テストを行ったところ、5万回以上
経過しても、ヘッドクラッシュが生じなかった(テスト
ディスク枚数:10枚)。
実施例4 含ハロゲンポリエーテル(1)に代えて式:%式%(2
) [式中、Qとmの合計の平均値は20であり、eとmの
比は8:2である。コ で示される含ハロゲンポリエーテルを使用する以外は、
実施例3と同様の手順を繰り返した。CSSテスターに
よる耐久性テストにおいて、5万回以上経過しても異常
が生じなかった(テストディスク枚数:5枚)。
実施例5 最上層にカーボン層を有するスパッタ型のハードディス
クを、式(4): %式% し式中、Qとmの合計の平均値は20であり、Qとmの
比は7;3である。] で示されろ含ハロゲンポリエーテルの0.05重量%ダ
イフロン113(ダイキン(株)製、トリクロロトリフ
ルオロエタン)溶液中に浸漬し、5c++/分の割合で
引きあげた。引き上げ終了後、風乾し、含ハロゲンポリ
エーテルからなる膜厚100人の潤滑層を形成した。
このディスクについてC6Sテスターにより耐久性テス
トを行ったところ、2万回以上経過しても異常が生じな
いことが確認された。
実施例6 含ハロゲンポリエーテル(4)に代えて式(5):%式
% [式中、Qとmの合計の平均値は20であり、Qとmの
比は7:3である。] で示される含ハロゲンポリエーテルを使用する以外は、
実施例5と同様の手順を繰り返した。C8Sテスターに
よる耐久性テストにおいて、2万回以上経過しても異常
が生じないことが確認された。
実施例7 含ハロゲンポリエーテル(4)に代えて式(6):[式
中、nの平均値は25である。コ で示される含ハロゲンポリエーテルを使用する以外は、
実施例5と同様の手順を繰り返した。C8Sテスターに
よる耐久性テストにおいて、2万回以上経過しても異常
が生じないことが確認された。
比較例1 含ハロゲンポリエーテル(1)に代えて式;%式% で示される含ハロゲンポリエーテル(米国デュポン社製
クライトックス、平均分子量:4000)を用いる以外
は実施例3を繰り返した。C8Sテスターによる耐久性
テストにおいて、3,000回〜7,000回でヘッド
クラッシュを生じた(ディスクテスト枚数:5枚)。
本発明の磁気記録媒体用潤滑剤は、末端か安定化された
含ハロゲンポリエーテルから成る潤滑剤に比較して、向
上した耐久性、例えば2〜20倍の耐久性を与えること
がわかる。
実施例8 512容のガラス製3ツロフラスコにジグライム(ジエ
ヂレングリコールジメチルエーテル)I 、000g、
NaBH,57gを入れ、撹拌しながら、式二F(CF
、CF2CF、0hCF、CF、COP[式中、nの平
均値は20である。] で示されるアシルフルオライド1520gを2時間かけ
て滴下し、滴下終了後、80°Cに加熱し2時間反応を
続けた。加熱を止め、室温まで冷却し、水2Qをゆっく
り滴下した。次いで、トリクロロトリフルオロエタン(
商品名グイフロンソルベントs−3、ダイキン工業株式
会社製)1500m(を加えて撹拌し、放置すると2層
に分離した。有機層(下層)を分岐ロートで分液した後
、2Qの水で3回水洗した。ロータリーエバポレータで
トリクロロトリフルオロエタンを除去したのち、真空蒸
留装置で低沸分を除去し、1400gの油状物を回収し
た。この油状物について赤外分光分析を行ったところ、
原料のアシルフルオライドに起因するカルボニル基の吸
収は検出されず、水酸基の吸収が出現していた(第1図
参照)。
実施例9 500mQ容ガラス製3ツロフラスコにテトラグライム
(テトラエチレングリコールジメチルエーテル) 13
0g、 NaBH410gを入れ、撹拌しながら、式: %式% [式中、mとnの合計の平均値は20であり、mとnの
比は7:3である。] で示されるアシルフルオライド150gを1時間かけて
滴下し、滴下終了後、100℃に加熱して2時間反応を
続けた。実施例8と同様にして生成物を精製し、130
gの油状物を回収した。油状物の赤外分光分析により、
カルボニル基が消失し、アルコールJl(が形成してい
ることが確認された。
実施例10 還流器付き200m1三つロフラスコにトリクロロトリ
フルオロエタンl00m1およびに、 FeCF、CF
2CF、0)−CFtCP2(CH2C11り21(n
の平均=20)71.9gを滴下した。5時間後、トリ
クロロトリフルオロエタンを留去し、フィルターで濾過
して液状生成物70.0gを得た。生成物をNMr(お
よびIRで分析したところ、であることが分かった。
【図面の簡単な説明】 第1図は、実施例8で得た生成物の赤外分光分析の結果
を示すグラフである。 特許出願人ダイキン工業株式会社

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、式: −(CH_2CF_2CF_2O)_a−(CHClC
    F_2CF_2O)_b−(CCl_2CF_2CF_
    2O)_c−(CHFCF_2CF_2O)_d−(C
    FClCF_2CF_2O)_e−(CF_2CF_2
    CF_2O)_f−( I )[式中、a、b、c、d、
    eおよびfはそれぞれ0または正の整数であって、2≦
    a+b+c+d+e+f≦200およびa+c+d+f
    ≧1を満足する数である。]で示される繰り返し単位構
    造と、式: −CH_2OH、−COOR^1、−CONR^1_2
    、−COOR^2Phまたは−R^2Ph [上記式中、R^1は水素、炭素数1〜5のアルキル基
    または芳香族基、R^2は二価の有機基、Phは芳香族
    基である。] で示される基少なくとも1つの末端基とを有する含ハロ
    ゲンポリエーテル。 2、特許請求の範囲第1項記載の含ハロゲンポリエーテ
    ルを主成分とする磁気記録媒体用潤滑剤。
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