JPH0112969B2 - - Google Patents

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JPH0112969B2
JPH0112969B2 JP55022313A JP2231380A JPH0112969B2 JP H0112969 B2 JPH0112969 B2 JP H0112969B2 JP 55022313 A JP55022313 A JP 55022313A JP 2231380 A JP2231380 A JP 2231380A JP H0112969 B2 JPH0112969 B2 JP H0112969B2
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JP
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ball
guide device
outer cylinder
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central angle
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JP55022313A
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JPS55149419A (en
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Boreru Denisu
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ESU ERU OO KUUGERAAGAAUERUKE YOTSUTO SHUMITSUTO ROOSUTO AG
Original Assignee
ESU ERU OO KUUGERAAGAAUERUKE YOTSUTO SHUMITSUTO ROOSUTO AG
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Publication date
Application filed by ESU ERU OO KUUGERAAGAAUERUKE YOTSUTO SHUMITSUTO ROOSUTO AG filed Critical ESU ERU OO KUUGERAAGAAUERUKE YOTSUTO SHUMITSUTO ROOSUTO AG
Publication of JPS55149419A publication Critical patent/JPS55149419A/ja
Publication of JPH0112969B2 publication Critical patent/JPH0112969B2/ja
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C29/00Bearings for parts moving only linearly
    • F16C29/04Ball or roller bearings
    • F16C29/06Ball or roller bearings in which the rolling bodies circulate partly without carrying load
    • F16C29/068Ball or roller bearings in which the rolling bodies circulate partly without carrying load with the bearing body fully encircling the guide rail or track
    • F16C29/0683Ball or roller bearings in which the rolling bodies circulate partly without carrying load with the bearing body fully encircling the guide rail or track the bearing body encircles a rail or rod of circular cross-section, i.e. the linear bearing is not suited to transmit torque
    • F16C29/0685Ball or roller bearings in which the rolling bodies circulate partly without carrying load with the bearing body fully encircling the guide rail or track the bearing body encircles a rail or rod of circular cross-section, i.e. the linear bearing is not suited to transmit torque with balls
    • F16C29/0688Ball or roller bearings in which the rolling bodies circulate partly without carrying load with the bearing body fully encircling the guide rail or track the bearing body encircles a rail or rod of circular cross-section, i.e. the linear bearing is not suited to transmit torque with balls whereby a sleeve surrounds the circulating balls and thicker part of the sleeve form the load bearing tracks
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C31/00Bearings for parts which both rotate and move linearly
    • F16C31/04Ball or roller bearings
    • F16C31/06Ball or roller bearings in which the rolling bodies circulate partly without carrying load

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Bearings For Parts Moving Linearly (AREA)
  • Rolling Contact Bearings (AREA)
  • Toys (AREA)
  • Transmission Devices (AREA)
  • Forging (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は軸に沿つて回転を伴なうかまたは伴な
わずに無制限に線形変位させるための精密ガイド
素子に係わる。
軸周りを軸方向及び回転方向に変位自在な各種
の球接触式ガイド素子が既に公知である。
(1) 軸コロの外周に設けた針状コロを球の循環と
組合わせる2重コロ原理。この構成は故障し易
く、精度に欠ける。
(2) 軸と外筒との間で運動自在なケージ内に球を
配置するいわゆる自在ケージ原理。この構成で
は大きい線形変位が不可能である。
(3) 回転自在なケージに形成した循環回路の直線
部分に於いて球が外筒の作用セクターと交互に
接触する交互接触原理。本発明の素子はこの構
成に属し、しかもこの原理を著しく改良したも
のである。
無制限に線形変位でき且つ回転可能な公知の交
互接触式ガイド素子は精度の高い案内を可能にす
るが、負荷容量が不充分であり、球回路の数が余
りに多いため製造コストが比較的高いのが主な欠
点である。この欠点はコロの原理自体と直接関係
がある。即ち、公知の原理では球循環回路直線部
分の相互の、且つ作用セクター及び解放セクター
との角度関係が、第1の解決ではセクター数とは
異なる数の回路を設けることにより、第2の解決
ではケージ内に不規則に配置された回路の折衷角
度により回転を可能にする幾何法則に対応する。
この2つの解決には共通の欠点がある。即ち、球
回路が交互に作用セクターへ進入する際にこの回
路の2本の直線状に並ぶ球が一時的に役立たなく
なり、支点として作用する互いに最も近い直線部
分の球が大きい中心角λを挾み、従つて素子の負
荷容量が著しく低下する結果となる。この欠点は
重大である。なぜならこの低い負荷容量は瞬間的
なものに過ぎないため、素子の激しい振動を誘発
し、直線状に並ぶ球と外筒との当接位置の角度関
係がバランスを失うため素子の半径方向位置が振
動し且つ変動するからである。他方、折衷角度を
利用する解決にも同様な欠点があり、その上、内
部スペースが失われ、従つて素子の小型化が不可
能であると云う不便さを伴なう。
本発明の目的は上記欠点を克服して公知の装置
に替わり得るような軸方向に制限されず且つ交互
接触方式で回転可能な案内素子を提案することに
ある。即ち、 −すぐれた負荷容量、 −概ね対称的な作用応力、 −小型化、 −高い案内精度、及び −妥当な製造コスト を達成することにある。
外筒と、この外筒により軸方向に位置ぎめされ
る回転自在な内側管状ケージとから成り、前記ケ
ージがその外壁を破つて長手方向に延び、端部に
於いて彎曲部分により互いに連結された2本の球
循環閉回路を含み、前記外筒がその内壁に球を軸
と確実に接触させる作用セクター及びこれらの球
が交互に復帰循環できるようにする解放セクター
を具備し、作用セクターの角度値が同一球回路の
2本の直線部分によつて限定される中心角よりも
小さく、解放セクターの角度値が同一回路の2本
の直線部分によつて限定される中心角よりも大き
くなるように設定された本発明の案内素子は球収
納ケージに1対ずつ配列された少くとも合計6本
の球循環閉回路を設け、これらの閉回路対を規則
的な角度間隔で配分し、回路対の数Pが外筒の内
壁に同じく規則的に配分された作用セクターまた
は解放セクターの数Hの1/2であり、同一回路の
2本の直線部分によつて限定される中心角αがほ
ぼ360゜/4Pであり、1つの回路対を構成する別々の 回路の互いに隣り合う2本の直線部分によつて限
定される中心角βが各作用セクターによつて限定
される中心角γの値よりも小さいか等しいことを
特徴とする。
本発明の素子は入れ替わりに際して角度λを著
しく小さくすることのできるよう新規の幾何関係
で配置されたセクター及び回路を内蔵する。回路
が公知素子と同数なら、本発明の素子は得られる
利得が素子に公知素子の約2倍に相等する負荷容
量を与えるような角度λを取り、しかも負荷応力
のレベルに於いて常時対称的に平衡状態を維持
し、従つて同心的な案内位置を保つ。
これを逆に表現すると、負荷容量が全く同じな
ら本発明の素子は公知素子よりも球循環回路が2
乃至3本少くてすみ、従つて球のコスト及びケー
ジの摩耗の点で経済性が高められる。この場合、
球回路数が少くてすむから球をはるかに大きく形
成することができ、球循環回路数が少くてすむか
ら負荷容量が高められ、同時に球収納ケージの総
量及び剛度も高められるから前記ケージを例えば
黒鉛を混入したポリアミドのような自己潤滑性の
成形プラスチツク材で製造することができ、その
結果、円滑で騒音を伴なわない機能が得られ、ケ
ージのコストを機械仕上げの金属ケージよりも約
80%軽減することができる。
添付の図面は本発明の軸方向及び回転方向ガイ
ド素子の種々の実施例を示すと共に、比較例とし
て公知素子の実施例をも示す。
添付図面に図示する軸方向に制限されず軸周り
を回転自在なガイド素子は外筒1と、内側管状ケ
ージ4と、ケージ4に形成した循環閉回路3内に
配置された球2と、軸7及び外筒1間に球2を確
実に接触させるため前記外筒1の内面に形成した
作用セクター5と、球2が交互に回路3へ復帰で
きるようにするため同じく外筒1の内面に形成し
たやや深い解放セクター6とから成る。回路3は
ケージの外壁を破つて延びる2本の長手方向直線
部分8によつて形成される。この2本の直線部分
は互いに平行であり、球2が通過できるように外
筒中に形成した円形出入口10と対向する彎曲部
9を介して両端に於いて連結されている。前記出
入口10はこの位置で軸から半径方向に遠ざかる
球2が規則的に上昇及び下降できるように好まし
くは円錐台形を呈し、回路3の中心部14を保持
するためのケージ部分12の存在を可能にする。
前記部分12は回路3の少くとも一端に存在しな
ければならない。
回転自在な球収納ケージ4は外筒端の環溝16
内に配置された摩擦軸受15により長手方向に外
筒1に対して制止される。別の解決として、図示
しないが玉軸受によつてケージ4を保持すること
もできる。半径方向には、ケージ4はその内径1
7によつて軸7の周りに位置ぎめされ、前記ケー
ジ内径17は軸7よりもやや大きい。2本の直線
部分8に位置する球が軸7と外筒1との間で互い
に接触できないようにするため、作用セクター5
によつて限定される中心角γ(特に第4,6及び
6図を参照)を回路3の2本の直線によつて限定
される中心角αよりもやや小さく、解放セクター
6によつて限定される中心角δを回路の角度αよ
りも大きく設定する。
本発明のガイド素子は外筒1の内壁に形成され
た作用セクター5及び解放セクター6によつて限
定される一連の中心角に対する球2循環閉回路3
の長手方向直線部分8の特殊な極位置に関する内
部の幾何的構成に於いて新規である。本発明の素
子は1対ずつ配置された複数対の閉回路3を形成
された球収納ケージ4を具備し、これらの回路対
13はケージの周囲に等角度間隔に且つ規則的に
配分され、これらの回路対13の数Pは外筒内壁
にこれも規則的に配分された作用セクター5また
は解放セクター6の数Hの1/2に等しく、同一回
路の2本の直線部分8によつて限定される中心角
αは概ね360゜/2H=360゜/4Pに相等し、1つの回路対
1 3のそれぞれ別々の回路3の互いに隣り合う2本
の直線部分8によつて限定される中心角βは前記
中心角αより小さく、外筒1の作用セクター5に
よつて限定される中心角γと等しいかまたはこれ
よりも小さい。
従つてβγ<α<δと表現することができ
る。好ましくは作用セクターによつて限定される
角度γを360゜/4P−εとなるように設定する。但し εは360゜/4P(H+1)ε360゜/(H+1)2
表わされる 遊び角であり、同一回路対に於ける隣り合う2本
の直線部分を距てる中心角βの値は360゜/4P−2εに 相当する値である。作用セクター及び解放セクタ
ーの角度位置は規則的であるから、γ+δ=2α
である。
球回路対3が規則的な角度間隔で配置され、作
用セクター5及び解放セクター6も規則的に配置
されていることと上記角度値とにかんがみ、相互
の位置関係はどの極位置360゜/Pでも同じであり、 この特性により本発明の素子は機能の面でも負荷
の面でも対称性を呈することになる。また、本発
明の素子ではλ=2α+2β+2ε=4α=360゜/Pによ
つ て中心角λが限定される。球回路数に応じて公知
の交互接触式ガイド素子と比較すると、球回路が
6本の構成なら、公知素子(第3図)ではλ=
360゜/23≒156゜であるのに対し、本発明の素子(第 4図)ではλ=360゜/3=120゜であり、36゜の利得と なる。球回路が8本の構成では公知素子(第5
図)ではλ=360゜/3.1≒116゜であるのに対し、本発 明の素子(第6図)ではλ=360゜/4=90゜であり、 26゜の利得となる。球回路が10本の構成では公知
素子(第7図)ではλ=360゜/3.91≒92゜であるのに
対 し、本発明の素子(第8図)ではλ=360゜/5=72゜ であり、20゜の利得となる。
逆に言えば角度λ値がほぼ同じ場合、循環回路
数利得レベルの点で本発明は極めて有利である。
当業者なら直ちに気付くであろうが、球回路を
8本配列した本発明素子の実施例は回路が10本の
公知素子の角度λよりもやや大きい角度λを有
し、少くとも2本の球回路を具備するとして本発
明の素子は公知素子よりもはるかにすぐれた負荷
容量を呈し、しかも角度β値を角度γ値に近く取
ればもつと大きい球を採用して素子の負荷容量を
さらに増大させることができる。
以上に述べた素子は公知の交互接触素子と同様
に作用し、回路中の球循環が線形変位に寄与し、
外筒の作用セクター上で球回路の直線部分が交替
することで回転が得られることも公知の素子と同
じである。従つて本発明の本質は非咬合角とも呼
称される中心角λ値を小さくすることにあり、こ
の角度は素子の負荷容量と密接に関係があり、絶
対的に負荷容量を限定する。従つて、本発明では
軸の寸法が6mm乃至50mm程度なら充分な負荷容量
を具え、妥当なコストの軸方向に移動自在な且つ
回転自在なガイド素子を製造できる。回転数は6
乃至10mmの素子なら6本、12乃至25mmの素子なら
8本、これよりも大きい素子なら10本配列する。
寸法に関係なく6本の回路を具備する経済的な素
子を提供することも可能であり、この場合、線形
のガイド素子なら例えば直径12mmの軸に対するガ
イド素子に於いて軸径/球径比が1/5となるよう
に同一直径の球を採用すればよい。
本発明素子のケージ4を長手方向に保持する摩
擦軸受の1実施例として概ね多角形のバネ鋼ワイ
ヤー18を採用する。
第2実施例では摩擦制止片を円形の半変形性プ
ラスチツク片19で形成し、これを外筒端に形成
した溝16へ弾性を利用して嵌入する。第3実施
例ではケージ4と円形プラスチツク片19との間
に金属デイスク20を介在させてこれをケージと
摩擦当接させる。変形例として加硫または接合と
組合わせた、または組合わせない手段21を介し
て金属デイスク20を円形片19に固定する。さ
らに別の例として円形片19がシール・ジヨイン
ト特性を与える可撓突縁22を含み、このような
突縁のない制止片19と交換することも可能であ
る。
本発明素子の組立は球の一部を外筒の出口から
自重でケージ内へ“流し込み”、次いで回路の最
後の2個の球を装填できるプラスチツク栓で閉鎖
することで容易に行われる。別の例として各回路
の直線部分に対応するケージ部分を湾曲させるこ
とにより最後の2個の球を装填し、この通路の幅
は球の直径よりもはるかに小さくし、ケージの舌
状部分を湾曲させながら球を導入するが、この解
決はケージがプラスチツク材で形成されている場
合に特に有利である。
本発明の1実施例では、外筒1が解放セクター
6の好ましくは端部に位置する(第12図)球径
よりも狭い長手方向スリツト24を具備する。こ
のスリツトは例えば可調支持部材への素子のはま
りの調整を可能にする。
別の実施例として本発明の素子は外筒の外側に
素子を固定したり、ある程度のシール効果を伴な
つて素子を位置決めするための圧縮可能なまたは
弾性的な材料から成る部分を含み、好ましくは、
このような部分を外筒1の外側に形成した円形溝
26に配置されたエラストマーまたはナイロンの
単数または複数の円形リング25として実施す
る。このリングは溝との組合わせで素子を軸方向
に固定する機能をも持つ。
変形例として外筒が短かい中央部分に亘つて嵌
合用外径を有し、その解決によつて素子は自動整
合性を与えられるようにすることができる。
さらに、外筒が支柱状を呈し、その外側に少く
とも1つの当接面の固定手段を具備するようにし
ても良い。外筒及び球の硬度は約62RCである。
外筒の幾何学精度は重要であるが、これは作用セ
クターを研磨することで容易に得られる。前記セ
クターは外筒を焼入れする前に内面プロフイルを
研削することにより形成するのが好ましく、作用
セクター及び解放セクターを区切る側面が素子の
中心にむかつて半径方向に広がり、これらの側面
によつて限定される中心角γ及びδが仕上げ工程
に於いても変化しないようにする。中心角α及び
βも重要であり、球はその直径の約1/30に相当す
る遊びを伴なつてケージの回路内に位置ぎめされ
る。解放セクターの深さは球径の1/50乃至1/10で
ある。
好ましくは球回路の直線部分をケージの軸線ま
たは母線に対して傾斜させることにより、線形動
作時に各球が固有の接触軌道を有し、作用セクタ
ーと球回路直線部分とが角度ωを形成するように
構成すると、回転運動で利用する場にはセクター
への球の進入が別々に行われるからはるかに円滑
な機能が得られる。この場合相対傾斜ω(第15
図)に基因する角度損失によつて限定される中心
角を計算に導入する必要があり、はεより小
さく、βはこの場合γよりもやや小さいかまたは
等しければよい(第15,16及び17図)。
回路を傾斜させたこの構成の1実施例として作
用セクター5を同じ螺旋方向に傾斜させ(第18
図)、この場合、傾斜は先に述べた場合よりもは
るかに大きく、20゜程度に達することもあり得る。
この解決はセクターを傾斜させない場合(第15
図)よりも非咬合角λ′を小さくすることができ、
非咬合角λの影響を軽減できるから、本発明素子
の負荷容量がさらに高められる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の素子を一部断面で示す側面図
であり、第2図は3つの球回路対13を有する第
1図の素子の半径方向断面図であり、第3図及び
第4図は6本の球回路を有する実施態様に於ける
非咬合角λ値を比較するため公知素子及び本発明
の素子をそれぞれ示す半径方向断面図であり、第
5図及び第6図は8本の球回路を有する実施態様
に於けるキンク角λ値を比較するため公知素子及
び本発明の素子をそれぞれ示す半径方向断面図で
あり、第7図及び第8図は10本の球回路を有する
実施態様に於ける非咬合角λ値を比較するため公
知素子及び本発明の素子をそれぞれ示す半径方向
断面図であり、第9図は半変形性のプラスチツク
材から成る摩擦制止片を端部に設け、前記軸受の
1つが軸受及びシール・ジヨイントを兼ねるよう
にした本発明の素子を一部断面で示す側面図であ
り、第10図はケージと半変形性プラスチツク円
形片との間に金属デイスクを介在させた制止片を
有する本発明の素子を示す断面図であり、第11
図は可撓材から成る円形片がシール突片を含む第
10図構成の改良構成を示す断面図であり、第1
2図は解放セクター端に長手方向スリツト24を
形成した本発明の素子の外筒を示す正面図であ
り、第13図は溝26に嵌入した複数の変形性材
料から成る円形リング25を具備する本発明の素
子を一部断面で示す側面図であり、第14図はバ
ネ鋼ワイヤーによつて形成された端部軸受18を
具備する本発明の素子を示す正面図であり、第1
5図、第16図及び第17図は最大中心角βが
360゜/4P−1ε、回路直線部分と作用セクターとの相 対傾斜角が、非咬合角がλ′となるように構成し
た本発明素子の実施例に於ける球の具体的な接触
角度位置を示す説明図であり、第18図はセクタ
ー及び回路直線部分を素子軸線に対して傾斜させ
た本発明素子の実施例に於ける非咬合角λ′により
非咬合角λに対して得られる利得を示す説明図で
ある。 1……外筒、2……球、3……循環閉回路、4
……ケージ、5……作用セクター、6……解放セ
クター。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 拘束されない軸線方向の移動及び又は回転運
    動をするための軸部材7上に接触する玉軸受を有
    するガイド装置は外筒1を具備し、該外筒1はそ
    の内部に軸受ボール2の循環閉鎖回路3を有して
    前記軸部材7上に回転自在に設けられた内部環状
    ケージ4がその軸線方向に整合して配置され、前
    記閉鎖回路3は前記ケージ4の壁体内においてそ
    の長手方向に直線状に延びる2個の直線状案内路
    部分8並びにこれら案内路部分の両端部分間を湾
    曲した案内路部分9により相互に接続して形成さ
    れ、前記外筒1の円形状穴内周面には前記軸受ボ
    ールと軸部材7外表面間の接触作用を確保するた
    めの突出した作用区域5と前記ボールの再循環運
    動を許容するための凹んだボール解放区域6とが
    交互に配置形成され、前記突出した各ボール作用
    区域5の含む中心角γは前記の各閉鎖回路3にお
    ける2個の直線状案内路部分8が挾む中心角αよ
    り小さく形成されると共に前記の凹んだボール解
    放区域6の含む中心角δは各ボール循環閉路回路
    3の2個の直線状案内路部分8が挾む中心角αよ
    り大きく形成されているものにおいて、前記ガイ
    ド装置は前記環状ケージ4内に6個又は8個又は
    10個の軸受ボール循環閉鎖回路3が設けられ、か
    つ該閉鎖回路の数と同一個数の凹んだ解放作用区
    域6が前記外筒1の穴内周面に沿つて均一間隔に
    分布して形成され、前記の各閉鎖回路3は2個宛
    が一対偶13をなして組合わされその数対偶が前
    記環ケージ4の周囲に配列され、その場合前記一
    対偶13をなす2個の閉鎖回路3相互間において
    隣接する直線状案内路部分8間に含まれる中心角
    βは異なる閉鎖回路対偶に相当する2個の閉鎖回
    路3間の隣接し合う直線状案内路部分間に含む中
    心角よりも小さく形成されると共に更に該中心角
    βは前記外筒1の内周面上の突出した各作用区域
    5の含む中心角γに等しいか又はその中心角γよ
    り小なるように設けられていることを特徴とする
    ガイド装置。 2 前記突出した作用区域5の含む中心角γは
    360/4P−εに等しく、ただしPは軸受ボール閉鎖回 路3の対偶数を表わし、εは360゜/4P(H+1)ε
    360゜/(H+1)2の式により定義される遊び角であり
    、 Hは突出した作用区域5の数と凹んだ解放区域6
    の数との合計として表示されることを特徴とする
    特許請求の範囲第1項記載のガイド装置。 3 前記一対偶をなす2個の閉鎖回路3の隣接す
    る2個の直線状案内路部分8間に含まれる中心角
    βは (360゜/4P−2ε)β(360゜/4P−ε) により限定された値として形成され、ただしPは
    閉鎖回路3の対偶数を表わし、εは遊び角として
    表示されることを特徴とする特許請求の範囲第2
    項記載のガイド装置。 4 前記軸受ボール閉鎖回路3の対偶数Pは前記
    軸部材7の直径が12mm以下のときは3対偶であ
    り、12mm〜25mmの範囲のときは4対偶であり、25
    mm以上のときは5対偶が設けられることを特徴と
    する特許請求の範囲第1項記載のガイド装置。 5 前記軸受ボール閉鎖回路の対偶数Pが3対偶
    設けられかつ軸受ボールと軸部材7との直径比が
    1/5〜1/7の範囲にある特許請求の範囲第1項記載
    のガイド装置。 6 前記環状ケージ4は多角形状のばね鋼線材で
    形成された摩擦制止片18により外筒1に対して
    その軸方向に制止位置決めされることを特徴とす
    る特許請求の範囲第1項記載のガイド装置。 7 前記環状ケージ4は外筒1の両端部に形成さ
    れた環状溝内に設けた半変形性プラスチツク材の
    カラー19により外筒1に対してその軸線方向に
    位置決めされることを特徴とする特許請求の範囲
    第1項記載のガイド装置。 8 前記環状ケージ4と、円形状保持カラー19
    を形成する半変形性プラスチツク材との間に金属
    リング20が挾入されることを特徴とする特許請
    求の範囲第7項記載のガイド装置。 9 前記金属リング20は前記円形状保持カラー
    19に固定手段21により固定化されることを特
    徴とする特許請求の範囲第8項記載のガイド装
    置。 10 前記半変形プラスチツク材から成る円形状
    保持カラー19には前記軸部材7の外周表面に接
    触して密封性封止部として機能する可撓性の唇部
    22が形成されることを特徴とする特許請求の範
    囲第7項又は第8項又は第9項記載のガイド装
    置。 11 前記外筒1にはその円形穴内面に形成した
    凹んだ解放区域6に当る外筒壁体を貫通しかつ軸
    受ボール直径より小なる幅寸法の長手方向スロツ
    ト24が設けられ、該スロツト24の穿設位置は
    該解放区域6に隣接する突出した作用区域5の端
    縁に接して前記解放区域部分に形成されているこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第1項記載のガイ
    ド装置。
JP2231380A 1979-02-26 1980-02-26 Ball type axitial and rotational direction guid element Granted JPS55149419A (en)

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JPS55149419A JPS55149419A (en) 1980-11-20
JPH0112969B2 true JPH0112969B2 (ja) 1989-03-02

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ID=4220131

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EP (1) EP0015243B1 (ja)
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DE (1) DE3060661D1 (ja)

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CH631244A5 (fr) 1982-07-30
JPS55149419A (en) 1980-11-20
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DE3060661D1 (en) 1982-09-02

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