JPH01127927A - トルク検出装置 - Google Patents

トルク検出装置

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JPH01127927A
JPH01127927A JP28598287A JP28598287A JPH01127927A JP H01127927 A JPH01127927 A JP H01127927A JP 28598287 A JP28598287 A JP 28598287A JP 28598287 A JP28598287 A JP 28598287A JP H01127927 A JPH01127927 A JP H01127927A
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magnetic pole
torque
inductance
tooth
self
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JP28598287A
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Mitsuo Matsumoto
光雄 松本
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は、軸に生じたねじれ角を検出することによって
、軸に茄えられたトルクを検出するトルク検出装置に関
し、特に自動車の電動パワーステアリングにおけるトル
ク検出用に適したトルク検出装置に関する。
(従来の技術) 現在の電動パワーステアリングはほとんど油圧式である
。運転手のハンドル操舵力のアシストは、ハンドル軸の
途中にねじれ捧(トーションバー)を置いて、そのねじ
れ棒のねじれ角に応じて油圧コントロール弁を動かし、
この油圧コントロール弁により油圧ポンプから油圧シリ
ンダへ流れる油の量を制御することによって行なう。こ
の方式では、油圧コントロール弁がトルク検出装置と制
御装置とを兼ねており、トルク検出装置を特に必要とし
ない。
しかしこの油圧式パワーステアリングは、油圧ポンプ、
コントロール弁、油圧シリンダ、油圧タンク及びこれら
の間を接続する油圧配管等を有するため、効率が悪い上
に油づまり、油もれ等を起こす問題点がある。さらに近
年パワーステアリングに対し、低速では軽く回り高速で
は重い感触を味わうことができ、滑らかでかつ応答の速
い操舵力アシストが要求されているが、油圧式ではこれ
らの要求にきめ細く対応することができない。
このような問題を解決するものとして、ハンドル操舵力
をトルク検出装置で、速度を速度センサでそれぞれ検出
し、検出したこれらの信号に基づいて制御装置が電動モ
ータを制御することによって操舵力を補助する電動パワ
ーステアリングが実用化されつつある。この電動パワー
ステアリング用のトルク検出装置として、ねじれ棒を用
いた方式が主に提案されており、さらにこの方式には代
表的なものとしてポテンショメータ式とホール素子式が
ある。
ポテンショメータ式は、その固定子側と回転子側とをね
じれ棒の両端にそれぞれ固定し、この両端の間に生じた
ねじれ角を抵抗の変化量として検出する。ここで、約4
回転するハンドル軸に連結されたねじれ棒にポテンショ
メータを固定するためにポテンショメータも回転し、ポ
テンショメータからの出力信号を外部に取り出せるよう
にスリップリングを用いて電気的に接続する必要がある
一方ホ、−ル素子式は、永久磁石とホール素子とをねじ
れ棒の両端にそれぞれ固定し、この両端の間に生じたね
じれ角をホール素子に加えられる磁界強度の変化量とし
て検出する。この場合、ホール素子からの出力信号が小
さいのでアンプをホール素子の近くに設置する必要があ
る。また、ホール素子、アンプ共にハンドル軸の回転と
ともに回転するため、出力信号を外部に取り出せるよう
にスリップリングで電気的に接続しなければならない。
(発明が解決しようとする問題点) しかしポテンショメータ式には、抵抗膜上を回転子が摺
動するため、抵抗膜が劣化して接触不良が発生するとい
う問題点があった。さらにこの方式において用いられて
いるスリップリングにも摺動部分が存在するため、同様
に接触不良が発生するという問題点があった。
またホール素子式には、ホール素子からの出力か小さい
ためノイズに弱いという問題点、使用される永久磁石が
劣化するという問題点、使用される半導体の許容温度を
越える温度条件の苛酷なエンジンルームのような環境に
置くことができないという問題点、さらにはポテンショ
メータ式と同様に使用されるスリップリングに接触不良
が発生する等の多くの問題点が存在した。そしてこれら
の問題点は、人命にも影響しかねない重大な事故を引き
起こす可能性があった。
本発明は上記事情に鑑み、機械的に強固で温度条件の苛
酷な環境でも使用することができ、信頼性が高くかつ長
寿命のトルク検出装置を提供することを目的とする。
〔発明の構成〕
(問題点を解決するための手段) 上記目的は、被検出物である軸の円周上に固定され側面
に歯状突起部を有する円環状の第1の磁極と、前記第1
の磁極と空間を隔てて対向するように前記軸の円周上に
固定され前記第1の磁極と対向する側面に歯状突起部を
有する円環状の第2の磁極と、前記第1の磁極と前記第
2の磁極との外周に設けられた円環状の環状コイルと、
前記環状コイルによりつくられた磁束が前記第1の磁極
と前記第2の磁極とを通って閉じられた磁路を形成する
ように設けられた固定子鉄心とを有するトルクセンサと
、 前記軸にト、ルクが加わった場合に、前記第1の磁極と
前記第2の磁極の歯状突起部の相対する面積の変化によ
り前記環状コイルの自己インダクタンスの変化量を検出
する検出回路とを備え、前記検出回路により検出された
自己インダクタンスの変化量に基づいて前記第1の磁極
が固定された位置と前記第2の磁極が固定された位置と
の間の前記軸のねじれ角を求めて前記軸に加わったトル
クを検出することを特徴とするトルク検出装置によって
達成される。
(作 用) 軸にトルクが加えられると、この軸における第1の磁極
が固定された位置と第2の磁極が固定された位置との間
にねじれが生じる。これにより、第1の磁極と第2の磁
極との歯状突起部の相対する面積が変化して環状コイル
の自己インダクタンスが変化し、この自己インダクタン
スの変化量を検出回路が検出する。この検出結果に基づ
いて前記軸における第1の磁極が固定された位置と第2
の磁極が固定された位置との間のねじれ角を求めて、前
記軸に加わったトルクを検出する。
(実施例) 以下、本発明を図示する実施例に基づいて詳述する。
本発明の一実施例のトルク検出装置におけるトルクセン
サについて、第1図を参照し説明する。
ねじれ棒1が被検出物としての軸に相当し、入力側1a
と出力側1bとに分けて考える。フレキシブルカップリ
ング2は、ねじれ棒1における入力端1aと出力側1b
との間の寸法誤差、偏心等を吸収するためにねじれ棒1
の途中に設けられたものであるが、本発明のトルク検出
装置を構成する要素ではなく、さらに必ずしも用いる必
要のあるものではない。以上のねじれ軸1の入力端1a
と出力側1bとにまたがるように、第1の磁極5、第2
の磁極6、環状コイル9、固定鉄心7,8を備えたトル
クセンサが設けられている。
第1の回転筒3及び第2の回転筒4はプラスチック等の
絶縁物から成り、第1の回転筒3はねじれ棒1の入力側
1aに第2の回転筒4は出力側1bにそれぞれねじれ捧
1との間にすべりが生じないように固定されている。本
実施例のトルクセンサの主要構成要素の斜視図である第
2図に示されるように、それぞれの外周部に突起部3a
4aを有している。
第1の磁極5と第2の磁極6は共にフェライト等の強磁
性体から成り、第2図に示されるように一方の側面のそ
れぞれ歯状突起部5a、6aをHしている。第1の磁極
5は第1の回転筒3の外周に、歯状突起部5aが第1の
回転筒3の突起部3aと嵌合した状態で固定される。第
2の磁極6は第2回転筒4の外周に、歯状突起部6aが
第2の回転筒4の突起部4aと嵌合した状態で固定され
る。環状コイル9は第1の磁極5と第2の磁極6との外
周に設けられてあり、コイル端子12を有している。固
定子鉄心7.8は共にフェライト等の強磁性体から成り
、環状コイル9によりつくられた磁束が第1の磁極5と
第2の磁極6との間を通って閉じられた磁路を形成する
ように、環状コイル9、第1の磁極5、第2の磁極6の
外周に設けられている。固定子鉄心7.8は、各主要構
成要素を組立てた後相互に接着される。スペーサ1.0
.11は摩擦係数の小さいテフロン等のプラスチックか
ら成り、スペーサ10は第1の磁極5と固定子鉄心7と
の間の滑り摩擦を、スペーサ11は第2の磁極6と固定
子鉄心8との間の滑り摩擦を小さくするために用いられ
る。押え板ばね14は非磁性体から成り、第1の磁極5
と第2の磁極6とをそれぞれ固定子鉄心7.8側へ押え
つける働きをする。ケース13は、固定子鉄心7゜8を
覆うためのものである。
環状コイル9のコイル端子12は、第3図に示される検
出回路に接続される。この検出回路は、発振器21、ア
ンプ22、環状コイル9に直列に接続されたコイル24
、直列に相互に接続された抵抗25,26、及び同期整
流回路23を備えている。
発振器21は、基準となる交流電圧信号を発するもので
あり、アンプ22はこの信号を増幅する。
アンプ22の出力端は、同期整流回路23の基準端子R
と、コイル24と環状コイル9とから成る直列回路の一
端と、抵抗25.26から成る直列回路の一端とに接続
されている。コイル24と環状コイル9との間の接続点
は同期整流回路23の端子(S+)に、抵抗25と抵抗
26との間の接続点は同期整流回路23の端子(’S−
)に接続されている。さらに、コイル24と環状コイル
9とから成る直列回路の一端と、抵抗25.26から成
る直列回路の一端とは接地されている。ここで、コイル
24の自己インダクタンスは、ねじれ棒1にトルクが加
わっていない状態での環状コイル9の自己インダクタン
スに等しく、また抵抗25と抵抗26との抵抗値は等し
い。同期整流回路23は、端子(S+)と端子(S−)
との電位差が、基準端子Rの電圧と同相のとき正の直流
電圧を、逆相のとき負の直流電圧を、電位差の振幅に比
例した出力として出力端子27に出力する。
ねじれ軸1にトルクが加えられると、入力端1aと出力
側1bとの間に相対的にねじれ角変位が生じる。これに
より、入力側1aの外周に第1の回転筒を介して固定さ
れた第1の磁極5と、出力側1bの外周に第2の回転筒
を介して固定された第2の磁極6との間に相対的に回転
角変位が生じる。第1の磁極5の歯状突起部5aと第2
の磁極6の歯状突起部6aの相対的に対向する面積がね
じれ角変位に比例して変化し、環状コイル9の自己イン
ダクタンスが変化する。
今、歯状突起部5aと歯状突起部6aとの間の空隙長を
δ、歯状突起部5aと歯状突起部6aの相対的に対向す
る面積をAとし、この空隙以外の磁気抵抗を無視すると
、環状コイル9の自己インダクタンスしは以下のように
表わされる。
L−μo N  A/δ 但し、a  −4x X 10−7H/mN;コイル巻
数 したがって、空隙長δが一定であればLはAに比例する
が、Aはねじれ角に比例するので自己インダクタンスし
は完全にトルクに比例することになる。
自己インダクタンスの変化した量は、第3図の検出回路
によって電圧出力信号に変換される。発振器21により
発生された交流電圧信号が、アンプ22により増幅され
た後、コイル24と環状コイル9とから成る直列回路の
一端と、抵抗25゜26から成る直列回路の一端と、同
期整流回路23の基準端子Rとに与えられる。同期整流
回路23は、ねじれ棒1にトルクが加えられていな、い
場合にはOVの直流電圧信号を出力する。正方向のトル
クがねじれ棒1に加えられると、環状コイル9の自己イ
ンダクタンスが増加し、端子(S+)に加えられる電圧
が端子(S−)に加えられる電圧に対して相対的に増加
し、出力端子27からトルクに比例した正の直流電圧信
号が出力される。
負方向のトルクがねじれ棒1に加えられると、環状コイ
ル9の自己インダクタンスが減少し、端子(S+)に加
えられる電圧が端子(S−)に加えられる電圧に対して
相対的に減少し、出力端子27からトルクに比例した負
の直流電圧信号が出力される。出力された直流電圧信号
から、ねじれ棒1における第1の磁極5の固定位置と第
2の磁極6の固定位置との間に発生したねじれ角が求ま
り、このねじれ角に基づいてねじれ棒1に加えられたト
ルクが求められる。
以上説明したように、本実施例のトルク検出装置によれ
ば次のような効果が得られる。ねじれ棒1の外周に取り
付けられた環状コイル9から検出回路への信号線は2本
でよいため配線が容易である。しかも配線の途中にスリ
ップリング等の摺動部分が存在しないため、接触不良の
発生が防止される。
環状コイル9に与える電力レベルを大きくとれば、外部
電気ノイズに対して強い信号が得られる。
また、発振器21から出力される交流電圧信号の周波数
成分のみを通すフィルタを同期整流回路23の入力側に
設けることによってさらに外部電気ノイズに対する影響
を除くことができる。また、ねじれ棒1が固定子鉄心7
,8に対して偏心していても、ねじれ棒1上に固定され
た第1の磁I’!!i!5と第2の磁極6との対向する
それぞれの側面に多数の歯状突起部5a’ 6a’が存
在するため平均化され、偏心による影響を取り除くこと
ができる。
半導体等の能動部品は使用せず、温度による影響の小さ
い受動部品のみで検出回路が構成されているため、許容
温度を高くとることができる。
このように本実施例のトルク検出装置は信頼性が高く、
かつ機械的に強固であり、温度条件の苛酷な環境でも用
いることができる。
第1の磁極5と第2の磁極6、固定子鉄心7と固定子鉄
心8は、それぞれ同一形状のものを使用することができ
る。さらに、これらの部品は大量生産に適した加圧成形
品として生産され得るものである。また、ねじ等が不要
で組立が容易な構造であるため、生産コストが低いとい
う特徴も有している。
本実施例では、非磁性体からなる第1の回転筒3及び第
2の回転筒4を用いているが、ねじれ棒1と第1の磁極
5、第2の磁極6、固定子鉄心7゜8との間に磁束が通
過しないような状態に保たれる構成であれば用いなくと
もよい。第1の磁極5と固定子鉄心7との間及び第2の
磁極6と固定子鉄心8との間には摩擦係数の小さいスペ
ーサ10゜11が用いられているが、隙間を設ける等に
より、第1の磁極5と第2の磁極6とが相対的に回転し
得る構成であれば用いなくともよい。検出回路は、ねじ
れ棒1のねじれによって生ずる環状コイル9の自己イン
ダクタンスの変化量を検出し得る回路であれば、第3図
に示された回路と異なる構成によるものであってもよい
本発明の他の実施例によるトルク検出装置について以下
に説明する。まず、本装置のトルクセンサについて、第
4図及びその主要構成要素の斜視図である第5図を参照
し説明する。第1図に示された実施例の構成要素に対応
する要素については同一番号又は同一番号にダッシュを
付した番号を用い、説明を省略する。
被検出物たるねじれ棒31の入力側31aと出力側31
bとにそれぞれ1組の第1図に示されたトルクセンサが
並べられた構成となっている。第1の回転筒33及び第
2の回転筒34には、組立上の都合のためそれぞれ短冊
部33b、34bか設けられている。第1の回転筒33
はねじれ棒31の入力側31aに、第2の回転筒34は
出力側31bに固定される。第1の磁極5は第1の回転
筒33の外周に、歯状突起部5aが第1の回転筒3の突
起部3aに嵌合して固定される。第4の磁極6′は第2
の回転筒34の外周に、歯状突起部6a′が第2の回転
筒34の突起部34aに嵌合して固定される。さらに第
2の磁極6は第2の回転筒34の短I’ll)部34b
の外周に、第3の磁極5′は第1の回転筒33の短冊部
33bの外周にそれぞれ接着されて固定される。ここで
、第1の回転筒33の短冊部33bの円弧幅は、これに
対向する第2の回転筒34の短冊部34bにおける先端
開放部の円弧幅よりも幾分小さいため、第1の回転筒3
3と第2の回転筒34とはねじれ棒31のねじれに応じ
て相対的に回転が可能である。
環状コイル9,9′のコイル端子12.12’は、第7
図に示される検出回路に接続される。第3図に示された
検出回路と比較し、コイル24と環状コイル9′とから
成る直列回路が環状コイル9.9′から成る直列回路に
置き換えられた点のみが異なっている。ここで、環状コ
イル9の自己インダクタンスと環状コイル9′の自己イ
ンダクタンスとは、ねじれ棒31にトルクが加わってい
ない場合に等しい。
ねじれ棒31にトルクが加えられると、入力側31aと
出力側31bとの間に相対的にねじれ角変位が生じる。
この場合の第1の磁極5、第2の磁極6、第3の磁極5
′、第4の磁極6′の間に生ずる変位の相対的関係につ
いて、第6図を参照し説明する。
第1の磁極5と第3の磁極5′は、共に第1の回転筒3
3に固定されているため相対的な回転角変位は生じない
。同様に第2の磁極6と第4の磁極6′は、共に第2の
回転筒34に固定されているため相対的な回転角変位は
生じない。第1の磁極5と第2の磁極、第3の磁極と第
4の磁極との間には、第1図に示された実施例と同様に
ねじれ棒のねじれ向きに対応した相対的回転角変位が生
じる。第1の磁極5の歯状突起部5aと第2の磁極6の
歯状突起部6aの相対的に対向する面積がねじれ角変位
に比例して変化し、環状コイル9の自己インダクタンス
が変化する。同様に第3の磁極5′の歯状突起部5a′
と第2の磁極6′の歯状突起部6a′の相対的に対向す
る面積がねじれ角変位に比例して変化し、環状コイル9
の自己インダクタンスが変化する。
今、正方向のトルクがねじれ棒31に加わると、第6図
の矢印で示されるように、第1の磁極5と第3の磁極5
′とが上方向に、第2の磁極6と第4の磁極6′とが下
方向に回転する。第1の磁極5の歯状突起部5aと第2
17)磁極6の歯状突起部6aの相対的に対向する面積
が減少し、第3の磁極5′の歯状突起部5 a / と
第4の磁極6′の歯状突起部6a’の相対的に対向する
面積が増加する。これにより、環状コイル9の自己イン
ダクタンスは減少し、環状コイル9′の自己インダクタ
ンスは増加する。逆に負方向のトルクが加わった場合に
は環状コイル9の自己インダクタンスは増加し、環状コ
イル9′の自己インダクタンスは減少する。このように
、環状コイル9の自己インダクタンスと環状コイル9′
の自己インダクタンスは加えられたトルクに対し、差動
的に変化する。
自己インダクタンスの変化した量は、第7図の検出回路
によって電圧出力信号に変換される。同期整流回路23
は、ねじれ棒1にトルクが加えられていない場合にはO
vの直流電圧信号を出力する。正方向のトルクがねじれ
棒31に加えられると、環状コイル9の自己インダクタ
ンスの方が環状コイル9′の自己インダクタンスよりも
相対的に増加し、出力端子27からトルクに比例した正
の直流電圧信号が出力される。負方向のトルクがねじれ
棒31に加えられると、環状コイル9の自己インダクタ
ンスの方が環状コイル9′の自己インダクタンスよりも
相対的に減少し、出力端子27からトルクに比例した負
の直流電圧信号が出力される。出力された直流電圧信号
から、ねじれ棒31における第1の回転筒33の固定位
置と第2の回転筒34の固定位置との間に発生したねじ
れ角が求まり、このねじれ角に基づいて棒31に加えら
れたトルクが求められる。
本実施例によるトルク検出装置は、第1〜3図に示され
た実施例によるトルク検出装置と比較して以下のような
長所がある。ねじれ棒31にトルクが加わった場合に、
入力側31aと出力側31bとの間の相対的ねじれ角変
位以外に、温度変化等による環状コイル9.9′の電気
抵抗の変化や、第1の磁極5等の強磁性体部品の温度特
性等による環状コイル9のインピーダンスの変化が生じ
る。これらはいずれも、環状コイル9.9′の双方の自
己インダクタンスの変化に対して同じ方向に等しく影響
を与える雑音成分として作用する。これに対して、第7
図に示される検出回路により、環状コイル9と環状コイ
ル9′との間の相対的な自己インダクタンスの変化量が
検出されてこの雑音成分が除去されるので検出精度が向
上する。
また、第1の回転筒33と第2の回転筒34とに軸方向
の力が加わり、第1の磁極5と第2の磁極6との間の空
隙及び第3の磁極5′と第4の磁極6′との間の空隙の
長さに変化が生じた場合にも雑音成分として作用するが
、同様に除去され高い検出精度がもたらされる。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明のトルクセンサは、ねじれ棒
にトルクが加わり第1の磁極と第2の磁極との相対する
歯状突起部の相対する面積が変化して環状コイルのイン
ダクタンスが変化した量を検出し、この検出した量に基
づいて前記ねじれ棒に加わったトルクを求めるため、信
頼性が高く、機械的に強固で温度条件の苛酷な環境でも
使用することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例のトルク検出装置におけるト
ルクセンサを示す断面図、第2図は第1図に示されたト
ルクセンサの主要構成要素を示すす分解斜視図、第3図
は本発明の一実施例のトルク検出装置における検出回路
の回路構成を示す図、第4図は本発明の他の実施例のト
ルク検出装置におけるトルクセンサを示す断面図、第5
図は第4図に示されたトルクセンサの主要構成要素を示
す分解斜視図、第6図は第4図に示されたトルクセンサ
における、第1の磁極、第2の磁極、第3の磁極、第4
の磁極の間に生ずる変位の相対的関係を示す図、第7図
は本発明の他の実施例のトルク検出装置における検出回
路の回路構成を示す図である。 1・・・ねじれ棒、1a・・・入力側、1b・・・出力
側、2・・・フレキシブルカッブリ、ング、3・・・第
1の回転筒、3a・・・突起部、4・・・第2の回転筒
、4a・・・突起部、5.5′・・・第1の磁極、5a
、5a’・・・歯状突起部、6.6′・・・第2の磁極
、6a、6a’・・・歯状突起部、7.7’ 、8.8
’・・・固定子鉄心、9.9′・・・環状コイル、10
.11・・・スペーサ、12.12’ ・・・コイル端
子、13・・・ケース、14゜14′・・・押え板ばね
、21・・・発振器、22・・・アンプ、23・・・同
期整流回路、24・・・コイル、25゜26・・・ブリ
ッジ用抵抗、27・・・出力端子、31・・・ねじれ棒
、31a・・・入力側、31b・・・出力側、33・・
・第1の回転筒、33a・・・突起部、33b・・・短
冊部、34・・・第2の回転筒、34a・・・突起部、
34b・・・短冊部、43・・・ケース。 第1図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 被検出物である軸の円周上に固定され側面に歯状突起部
    を有する円環状の第1の磁極と、前記第1の磁極と空間
    を隔てて対向するように前記軸の円周上に固定され前記
    第1の磁極と対向する側面に歯状突起部を有する円環状
    の第2の磁極と、前記第1の磁極と前記第2の磁極との
    外周に設けられた円環状の環状コイルと、前記環状コイ
    ルによりつくられた磁束が前記第1の磁極と前記第2の
    磁極とを通って閉じられた磁路を形成するように設けら
    れた固定子鉄心とを有するトルクセンサと、前記軸にト
    ルクが加わった場合に、前記第1の磁極と前記第2の磁
    極の歯状突起部の相対する面積の変化により前記環状コ
    イルの自己インダクタンスの変化量を検出する検出回路
    とを備え、前記検出回路により検出された自己インダク
    タンスの変化量に基づいて前記第1の磁極が固定された
    位置と前記第2の磁極が固定された位置との間の前記軸
    のねじれ角を求めて前記軸に加わったトルクを検出する
    ことを特徴とするトルク検出装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002310819A (ja) * 2001-04-13 2002-10-23 Kayaba Ind Co Ltd トルクセンサ
KR100373521B1 (ko) * 2000-09-29 2003-02-25 주식회사 만도 차량용 토크감지장치
JP2003511691A (ja) * 1999-10-11 2003-03-25 ファースト テクノロジー アーゲー トルク測定装置
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