JPH01127660A - 表面硬化処理方法 - Google Patents

表面硬化処理方法

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Publication number
JPH01127660A
JPH01127660A JP28418487A JP28418487A JPH01127660A JP H01127660 A JPH01127660 A JP H01127660A JP 28418487 A JP28418487 A JP 28418487A JP 28418487 A JP28418487 A JP 28418487A JP H01127660 A JPH01127660 A JP H01127660A
Authority
JP
Japan
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layer
alloy
content
weight
hardness
Prior art date
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Pending
Application number
JP28418487A
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English (en)
Inventor
Masahiro Nakajima
正博 中島
Masuo Kawabe
川辺 真寿男
Seiichiro Kimura
盛一郎 木村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Pending legal-status Critical Current

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  • Solid-Phase Diffusion Into Metallic Material Surfaces (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は、表面硬化処理方法に係り、特に窒化処理後の
化合物層の硬さを著しく高くなるように改良した表面硬
化処理方法に関するものである。
(従来の技術) 従来、例えば開閉器などの機構部品は、520Cなどの
炭素鋼や5NC836などの合金鋼を機械加工後、表面
硬化処理方法の1つである材料の表面層に窒素を拡散さ
せ1表面層を硬化させる窒化処理を施こして使用してい
た。
しかし、これらの炭素鋼や合金鋼は、ANが含有されて
おらず、Cr含有量も少ない(例えば上記した520G
テは0.3重量%以下、 5NC836テは0.60〜
1.00重量%)のため、窒化処理後の化合物層の硬さ
が低いという傾向を有する。
第4図は、AQ、 Cr、 V、 Mn、 No、 S
i及びNiの各種金属元素の含有量(重量%)と窒化処
理後の化合物層の硬さとの関係(同一条件で窒化処理)
の−例を示す、 これらのうちAQとCrは、含有量0
.5重量%以上では他より硬さが高い(特にAQが高い
)という傾向がみられる。
第5図は、AQとCrの含有量(重量%)と窒化処理後
の化合物層の硬さとの関係(同一条件で窒化処理)の−
例を示す、Crを含有しない場合Al含有量が増加する
程硬さは増加し、AIlとCrを含有する場合AQの含
有量が増加する程硬さが増加するという傾向がみられる
例えばAQとCrの含有量の総量が同じ2.0重量%の
場合、AQl、5重量%とCrO、5重量%のときの硬
さは、Alo、5重量%とCr1.5重量%のときの硬
さより高く、AQだけを2.0重量%含有するときと同
じである。
第6図、は、AQとCrの含有量(重量%)と窒化処理
後の窒化層の深さとの関係(同一条件で窒化処理)の−
例を示す、上記と同様にCrを含有しない場合AQ含有
量が増加する程深さは減少し、 AQとCr含有しこれ
らの綿量が同じ場合には、Crの含有量が増加する程深
さは僅かではあるが増加する傾向がみられる。
例えばAllとCrの含有量の綿量が同じ2.0重量%
の場合、All、5重量%とCrO,5重量%のときの
深さは、AQo、5重量%とCr1.5重量%のときの
深さより僅かではあるが浅い、  AQだけを2.0重
量%含有するときよりは僅かではあるが深い。
また、第7図は、硬さと耐摩耗度の関係の一例を示す、
純金属や焼なました炭素鋼(実線で示す)とある種の炭
素鋼(破線で示す)は、硬さに対する耐摩耗度の比率で
相異がみられるが、何れも硬さが高くなる程耐摩耗度が
大きくなり、それだけ耐摩耗性が向上している。
したがって、上記したようにAQが含有されておらず、
Cr含有量も少ない炭素鋼または合金鋼では、窒化処理
後の化合物層の硬さが低くなると共に耐摩耗性は低下し
、摩耗寿命が低下するという傾向を示す、  AQまた
はAQとCrの含有量が1.5重量%以上の場合には、
窒化処理後の硬さは1図示したようにAQが含有されて
おらずCr含有量も少ない炭素鋼または合金鋼に比べ著
しく硬さが高くなる。そこで、耐摩耗性が大きく向上し
、摩耗寿命も向上する傾向がある。
また、Crを含有する場合には、僅かではあるが窒化層
が深くなる(窒化層も母材に比べ硬さは高い)ため、母
材まで摩耗するまでの時間が長くなり、同様に摩耗寿命
が向上する傾向を有することになる。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、一般に、AQ含有量だけが高い材料は市
販されておらず、また、A2とCrの含有量の高い材料
は素材が高価なため、機器の製造コストを高騰させる欠
点がある。
そこで、本発明の目的は、 AQが含有されておらずか
つCr含有量も少ない炭素鋼や合金鋼でも、耐摩耗性、
摩耗寿命を大きく向上させることが可能な表面硬化処理
方法を提供することにある。
〔発明の構成〕
(問題点を解決するための手段および作用)本発明は、
AlまたはAfAlとCrの含有量が1.5重量%未満
の炭素鋼または合金鋼の表面に、1.5重量%以上のA
MまたはAQとCrを含有する合金層を形成し、この後
窒化処理を施こすことにより、A4またはA4とCrの
含有量が1.5重量%未満の炭素鋼または合金鋼に窒化
処理を施こした場合に比較して、硬さを著しく高く耐摩
耗性、摩耗寿命を大幅に向上させるようにしたものであ
る。
(実施例) 以下1本発明の一実施例を図面を参照して説明する。ま
ず、第1図に示すようにAQまたはAQとCrの含有量
が1.5重量%未満の炭素鋼または合金鋼(以下、基材
という)1の表面に、AiまたはAQとCrの粉末2を
合金層のAMまたはAQとCrの含有量が1.5重量%
以上となるような量だけ置き、 この表面に発振器3か
ら発振され集光レンズ4で集束された高エネルギー密度
を有するレーザ光5を照射し、基材1の表面およびAl
またはAQとCrの粉末2を溶融させ、第2図に示すよ
うに1.5重量%以上のA2またはAQとCrを含有す
る合金層6を形成する。
なお、この合金層6の形成において、レーザ光5または
基材1を図示しない適宜の移動装置により移動させるこ
とにより、広い領域にわたって合金層6を形成すること
ができる。
以上のようにしてAQまたはAl1とCrの含有量が1
.5重量%以上の合金層6を形成した後、窒化処理を施
こし第3図に示すように化合物層7と窒化層8を形成す
る。
これにより、AQまたはAMとCrの含有量が1.5重
量%未満の基材1に窒化処理したものに比べ、化合物層
7の硬さを著しく高くすると共に窒化層8を僅かではあ
るが深くすることができる。
一般に、窒化処理による化合物の硬さは、Fe窒化物よ
り硬さの高いAIl窒化物が形成されることにより、高
くなるものと考えられている。
なお、上記した実施例においては、合金層6゜化合物層
7及び窒化層8を別工程で形成したが、N2ガス雰囲気
中で高エネルギー密度を有するレーザ光を、ANまたは
AAlとCrの含有量が1.5重量%以上となるような
量のAQまたはAi2とCrの粉末2を置いた基材1上
に照射すれば、合金層6.化合物層7及び窒化層8を同
時に形成することができる。
また、上記した5NC836などのようにCrを少量含
有している材料では、基材1上にAIlの粉末2を合金
層のAQとCrの含有量が1.5重量%以上となるよう
な量だけ置き、上記した実施例と同様に高エネルギー密
度を有するレーザ光を照射して合金層6を形成するよう
にしてもよい、さらに、AnまたはCrの粉末2の代り
に板状のAQやCr材を用いてもよく、AQとCrを1
.5重量%以上含有する他の材料(例えばアルミニウム
クロムモリブデンなど)を用い、上記した実施例と同様
に高エネルギー密度を有するレーザ光を照射して金属肉
盛することにより、合金層6を形成するようにしてもよ
く、窒化処理の方法としてはガス窒化法または液体窒化
法の何れを用いてもよい。
〔発明の効果〕
本発明は、以上のように構成されているから、AQまた
はAQとCrの含有量が1.5重量%未満の炭素鋼また
は合金鋼でも化合物層の硬さを著しく高くすることがで
き、Crを含有する場合には窒化層を僅かではあるが深
くすることができる。化合物層の硬さが著しく高くなる
ことにより、耐摩耗性が大きく向上し、これにつれて摩
耗寿命が向上する。
また、窒化層が僅かではあるが深くなることにより、母
材まで摩耗する時間が長くなり、同様に摩耗寿命が向上
する。したがって、これらのことから例えば開閉器など
の機構部品の保守点検期間が延長でき、メンテナンスフ
リー化も可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す説明図、第2図は本発
明により形成された合金層を示す断面図、第3図は本発
明により形成された化合物層と窒化層を示す断面図、第
4図は各種金属元素の含有量と窒化処理後の化合物層の
硬さとの関係を示す線図、第5図はAQとCrの含有量
と窒化処理後の化合物層の硬さとの関係を示す線図、第
6図はAQとCrの含有量と窒化処理後の窒化層の深さ
との関係を示す線図、第7図は硬さと耐摩耗度との関係
を示す線図である。 1・・・炭素鋼または合金鋼  2・・・粉末5・・・
レーザ光    6・・・合金層7・・・化合物層  
  8・・・窒化層代理人 弁理士 猪股祥晃(ほか1
名)第1図 第2図 第3図 第4図 第6図 ノ史J:!Hv

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. AlまたはAlとCrの含有量が1.5重量%未満の炭
    素鋼または合金鋼の表面に、1.5重量%以上のAlま
    たはAlとCrを含有する合金層を形成し、この後窒化
    処理を施こすことを特徴とする表面硬化処理方法。
JP28418487A 1987-11-12 1987-11-12 表面硬化処理方法 Pending JPH01127660A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014051740A (ja) * 2008-10-22 2014-03-20 Rohm Co Ltd 積層構造体
CN110029344A (zh) * 2019-04-24 2019-07-19 成都航空职业技术学院 一种激光熔注强化7075铝合金表面的方法

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JP2014051740A (ja) * 2008-10-22 2014-03-20 Rohm Co Ltd 積層構造体
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