JPH0112763Y2 - - Google Patents

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JPH0112763Y2
JPH0112763Y2 JP1981108745U JP10874581U JPH0112763Y2 JP H0112763 Y2 JPH0112763 Y2 JP H0112763Y2 JP 1981108745 U JP1981108745 U JP 1981108745U JP 10874581 U JP10874581 U JP 10874581U JP H0112763 Y2 JPH0112763 Y2 JP H0112763Y2
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lever
trip
trip lever
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JP1981108745U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は過電流や漏電流により自動的に回路を
遮断する遮断器の構造に関する。
一般にこの種の遮断器は、スイツチレバーを
ONにセツトした際に、該レバーにリンクを介し
て中間部を枢支された作動レバーが一端部をトリ
ツプレバーの段付部に掛止された状態で他端部に
より接点開閉部材を押圧し、これにより接点を閉
じると共に、過電流や漏電流が流れた場合にはバ
イメタル又はコイルの作動で上記トリツプレバー
を揺動させて作動レバーの端部に対する掛止を解
くことにより、該作動レバーの他端部による上記
接点開閉部材を押圧する力を消失させ、これによ
り接点を開くようにした構成が通例である。然る
にこのような構成にあつては、過電流又は漏電流
により接点を開いた直後に、上記スイツチレバー
をOFFの位置に自動的に揺動させるためのバネ
が必要であると共に、該レバーを再びONの位置
にセツトした際に上記作動レバーがトリツプレバ
ーに一端部を掛止されて接点開閉部材を押圧する
状態に復元されるようにするため、トリツプレバ
ーを上記バイメタルやコイルの作動による揺動方
向と逆方向に附勢しておく必要があり、そこで従
来においては、該トリツプレバーの揺動支点側の
端部を軸支するピンの周囲にコイルバネを装着し
ておき、或は該レバーの当該端部を板バネを介し
て基台に結合する等の構成が用いられているので
あるが、これらの構成においては該レバーの他に
少なくともバネを必要として部品点数の増加をも
たらすと共に、組立が極めて面倒となる欠点があ
つたのである。
本考案はこのような欠点に対処するもので、作
動レバーの一端部を掛止するトリツプレバーに薄
片状の弾発部を一体形成すると共に、該部をやや
弯曲させた状態としてその先端をフレームに形成
した支持部に当接させておくことにより、該弾発
部の弾性復元力でトリツプレバーの本体に上記作
動レバーを掛止する方向の附勢力を与えるように
なし、これにより従来のコイルバネ或は板バネを
廃止し得るようにして部品点数の削減を図ると共
に、これらのバネを装着するための組立工数を不
要として生産性を向上させるようにしたものであ
る。
以下、本考案を実施例により説明すると、第
1,2図において1は基台、2はカバー、3は該
基台にビス4を用いて固着されたフレーム、5は
該フレームの上部に片持ち状に突設されたピン6
により軸支されたスイツチレバーで、該レバーは
フレーム3との間においてピン6の周囲に装着さ
れたバネ7によりOFF側に附勢されている。8
は上記フレーム3の下部に形成されたく字状の枢
支部3aの凹面内に先端が受けられていることに
より揺動自在として支持されたトリツプレバー、
9は該レバーの中間部に形成された段付部8aに
支点側の端部9aを掛止された作動レバーで、該
作動レバーと上記スイツチレバー5は夫々に形成
された孔にコ字状のリンク10の上下辺10a,
10bが夫々通挿されていることにより連動する
ようになされ、且つ該リンクにおける下辺10b
の上記作動レバーの孔を貫通した端部はフレーム
に形成された案内孔3b内に係合されている。こ
こで、上記トリツプレバーを揺動自在に支持する
構成は、第3図に示すように該レバー8′の下端
部に孔8″を形成し、該孔をフレーム3′に突設し
たピン3″に嵌合させる構成としてもよい。11
は上記作動レバー9の作用側の端部9bによりバ
ネ12に抗して押し下げられる押付板、13,1
3′は該板の下動により先端の可動接点13a,
13a′が端子14,14′における固定接点14
a,14a′に圧接せしめられる一対の接点開閉部
材で、一方の開閉部材13′は端子15′に直結さ
れているが、他方の開閉部材13はバイメタル1
6及び導線17を介して端子15に接続されてお
り、また該バイメタルの自由端16aは上記トリ
ツプレバー8の上端に装着されたネジ18の先端
に所要のクリアランスAを隔てて対向せしめられ
ている。然して該実施例においては、上記トリツ
プレバー8が合成樹脂で形成されていると共に、
第4図に示すように該レバーの側部中央から上方
に突出せしめられた薄片状の弾発部8bが一体形
成されており、これがやや弯曲せしめられた状態
として先端が上記フレーム3に形成された支持部
3cの先端に当接せしめられていることにより、
該弾発部の弾性復元力でトリツプレバー本体にa
方向の付勢力が作用するように図られている。
上記の構成によれば、第1図に示すようにスイ
ツチレバー5がOFFにセツトされている場合に
おいては、押付板11がバネ12により上方に持
上げられた状態にあつて、接点開閉部材13,1
3′における可動接点13a,13a′が固定接点
14a,14a′から離反せしめられており、これ
により端子14−15,14′−15′間の回路が
遮断されているのであるが、上記スイツチレバー
5を鎖線で示すONの位置にセツトすると、リン
ク10を介して作動レバー9がb方向に揺動せし
められることにより、該レバーの作用側端部9b
が上記バネ12に抗して押付板11を押し下げる
のであり、これにより開閉部材の可動接点13
a,13a′が固定接点14a,14a′に圧接さ
れ、端子14−15,14′−15′間が導通せし
められるのである。またスイツチレバー5をON
にセツトした状態において、回路に過電流が流れ
ると、バイメタル16の変形によりネジ18を介
してトリツプレバー8がc方向に揺動せしめら
れ、そのため該レバーの段付部8aに支点側端部
9aを掛止された作動レバー9が該端部における
支持を失うことにより、作用側端部9bの押付板
11に対する押圧力が消滅することになり、これ
により開閉レバー13,13′が押付板11と共
にバネ12により上方に持上げられ、接点13a
−14a,13a′−14a′が離反して端子14−
15,14′−15′間の回路が遮断されるのであ
り、またこれと同時にスイツチレバー5がバネ7
によりOFFの位置に戻され、且つバイメタル1
6が図示の状態に復帰すれば、トリツプレバー8
が弾発部8bの弾性復元力で反c方向(第4図の
a方向)に戻されることにより、各部品が第1,
2図に示す状態に復元されるのであり、その場合
に該弾発部8bはトリツプレバー8に一体形成さ
れているから、該レバーを反c方向に戻すための
バネが不要とされているのである。
尚、該実施例においては第5図に示すようにト
リツプレバー8の上端部におけるネジ18の螺合
穴8cの下方に半円状の接着剤受け8dが突設さ
れており、ネジ18をバイメタルとのクリアラン
スが所定の寸法となるように螺合し、その状態で
螺合部に接着剤を塗布又は滴下させる等により固
定する際に、該接着剤が流下することを防止する
ように図られている。
以上のように本考案は、スイツチレバーに連動
して接点開閉部材を動作させる作動レバーの支点
側端部をトリツプレバーにより掛止し、且つ過電
流や漏電流が流れた際にバイメタル又はコイルの
作用で該トリツプレバーを揺動させることにより
上記作動レバーに対する掛止を解くようにした遮
断器において、上記トリツプレバーに薄片状の弾
発部を一体形成し、その先端をフレームに形成し
た支持部に当接させておくことにより該レバーに
上記作動レバーを掛止する方向の附勢力を与える
構成としたから、従来該トリツプレバーを同方向
に附勢していたコイルバネ或は板バネが廃止され
ることになつて部品点数が削減されると共に、該
遮断器の製造時におけるこれらのバネを装着する
ための面倒な作業が不要となり、これにより生産
性が向上せしめられ、コストの低減が可能となる
効果を奏するのであり、また、本考案の実施例に
おいては上記トリツプレバー先端におけるバイメ
タルとのクリアランス設定用ネジの螺合部下方
に、該ネジを固着する接着剤の流下を防止する接
着剤受けを形成したから、該接着剤の塗布時にお
ける作業性が向上せしめられ且つ接着剤の流下に
よる他の部品の汚損等が防止される等の効果を奏
するのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案実施例を示す遮断器の縦断側面
図、第2図は第1図−線で切断した縦断正面
図、第3図はトリツプレバー枢支部の他の実施例
を示す要部拡大斜面図、第4図は該トリツプレバ
ーの全体斜面図、第5図は同じく要部斜面図であ
る。 3……フレーム、3c……支持部、5……スイ
ツチレバー、8……トリツプレバー、8b……弾
発部、8c……ネジ穴、8d……接着剤受け、9
……作動レバー、13,13′……接点開閉部材、
18……ネジ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) スイツチレバーに連動して接点開閉部材を動
    作させる作動レバーの支点側端部をトリツプレ
    バーに掛止し、且つバイメタル又はコイルの作
    用で該トリツプレバーを揺動させることにより
    上記作動レバー端部に対する掛止を解くように
    した構成において、該トリツプレバーに薄片状
    の弾発部を一体形成し、その先端を上記スイツ
    チレバーを軸支するフレームに形成した支持部
    に当接させることにより、該弾発部の弾性復元
    力でトリツプレバー本体に上記作動レバーを掛
    止する方向への附勢力を与えるようにしたこと
    を特徴とする遮断器。 (2) バイメタルの変形によりトリツプレバーを揺
    動させるようにした構成において、該レバーの
    先端にバイメタルとのクリアランスを所定寸法
    に設定するためのネジを螺合すると共に、該レ
    バーにおける該ネジの螺合穴の下方に、弛み止
    め用接着剤の流下を防止する接着剤受けを突設
    した実用新案登録請求の範囲第1項記載の遮断
    器。
JP10874581U 1981-07-21 1981-07-21 遮断器 Granted JPS5814653U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10874581U JPS5814653U (ja) 1981-07-21 1981-07-21 遮断器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10874581U JPS5814653U (ja) 1981-07-21 1981-07-21 遮断器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5814653U JPS5814653U (ja) 1983-01-29
JPH0112763Y2 true JPH0112763Y2 (ja) 1989-04-13

Family

ID=29903138

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10874581U Granted JPS5814653U (ja) 1981-07-21 1981-07-21 遮断器

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JP (1) JPS5814653U (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5611827A (en) * 1979-07-09 1981-02-05 Matsushita Electric Works Ltd Tripping device for circuit breaker

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5611827A (en) * 1979-07-09 1981-02-05 Matsushita Electric Works Ltd Tripping device for circuit breaker

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Publication number Publication date
JPS5814653U (ja) 1983-01-29

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