JPH01126436A - クラッチの自動調整装置 - Google Patents

クラッチの自動調整装置

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JPH01126436A
JPH01126436A JP28169987A JP28169987A JPH01126436A JP H01126436 A JPH01126436 A JP H01126436A JP 28169987 A JP28169987 A JP 28169987A JP 28169987 A JP28169987 A JP 28169987A JP H01126436 A JPH01126436 A JP H01126436A
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clutch
shaft
slider
cable
release lever
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Akihiro Nakao
章裕 中尾
Takashi Tanaka
尚 田中
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Daihatsu Motor Co Ltd
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Daihatsu Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
この発明は、自動車のクラッチに装備される自動調整装
置に関し、詳しくは、クラッチディスクの摩耗やクラッ
チケーブルの伸びに関係なく、クラッチの作動状態を常
に良好に維持させるように構成されたものに関する。
【従来の技術】
自動車に装備されるクラッチは、−殻内に、変速機入力
シャフトに支持されたクラッチディスクと、このクラッ
チディスクをエンジン側駆動軸(クラ・ンクシャフトχ
に゛支持されたフライホイールに対して軸方向に押し付
けるためのクラッチカバーとからなる。上記クラッチカ
バーは、上記クラッチディスクに圧接する軸方向に移動
可能なプレッシャプレートによってクラッチディスクを
上記フライホイール側に向けて押圧し、上記プレッシャ
プレートは、たとえばタイヤフラムスプリングによって
上記クラッチディスク側への付勢力が与えられている。 また、ダイヤフラムスプリングのクラッチディスクと反
対側における側方には、変速機入力シャフトに套着され
てダイヤフラムスプリングに対向する・クラッチレリー
ズベアリングと、このクラッチレリーズベアリングに対
して軸方向の所定移動を行わせるためのクラッチレリー
ズレバ−とが配置されている。 そして、たとえばペダル振作式クラッチの場合には、ク
ラッチペダルにクラッチケーブルを介して連繋された上
記クラッチレリーズレバ−をクラッチペダルの踏み込み
操作によって所定揺動させることにより、これに連動さ
せられるクラッチレ・リーズベアリングがダイヤフラム
スプリングを押圧してこれをクラッチディスクに対する
付勢力の解除方向に弾性変形させ、これによって、クラ
ッチディスクとフライホイールとの圧接状態が解除され
る。すなわち、クラッチが切られた状態となる。また、
クラッチペダルの踏み込みを解除すれば、ダイヤフラム
スプリングが元の通常形態に弾性復帰して、これにより
クラッチディスクがフライホイールに押し付けられて、
クラッチが接続された状態となる。
【発明が解決しようとする問題点] ところで、クラッチ操作を繰り返すうち、フライホイー
ルに一定の摩擦をもって圧接するクラッチディスクのフ
ェーシングに摩耗を生じるが、この場合には、クラッチ
ペダル非踏み込み時のクラッチレリーズレバ−のその揺
動方向における位置が一定したままであると、ダイヤス
プリングのクラッチディスクに対するばね力作用方向の
弾性変形がクラッチレリーズベアリングないしクラッチ
レリーズレバ−によって規制され、ダイヤフラムスプリ
ングのクラッチディスクに対するクラッチ接続方向のベ
ネカが完全に解放されなくなる。この場合には、ダイヤ
フラムスプリングからクラッチディスクに十分な押圧力
が及ばず、クラッチ接続時にクラッチディスクとフライ
ホイールとの間に滑りが生じて、フライホイールやクラ
ッチディスクの焼損を招いたり、クラッチ接続の円滑性
が著しく阻害される問題が派生する。このため、通常は
、このような弊害を回避するために、クラッチケーブル
端部の取付位置を変更するなどして、クラッチディスク
の摩耗に応じて多ラッチしリーズレバーの位置を調整す
る作業を定期的に行う必要があった。 本出願人は、このような調整作業の煩わしさを解消しう
るものとして、先に、実公昭59−21289号公報に
示されるような摩耗自動調整装置を提案している。この
摩耗自動調整装置は、楔状内面を有する外筒とこれにス
ライド可能に挿着される内袖を備え、上記楔状内面と内
輪との間には転動体が遊装されているとともに、外筒と
内輪の一方が、クラッチレリーズレバ−に、他方が、変
速操作レバーに連動させられるアクチュエータに、それ
ぞれ連結される。そして、変速操作レバーの操作時に転
動体と楔状内面とのロック機構を作動させて外筒と内輪
とをロックすることにより、アクチエエータの駆動力が
クラッチレリーズレバ−に伝達されるようにするととも
に、クラッチディスクが摩耗した場合には、上記ロック
機構解除時の外筒と内輪との相対スライドをもってクラ
ッチレリーズレバ−の位置を自動的に調整できるように
している。 しかしながら、上記摩耗自動調整装置にあっても、次の
ような課題があった。 すなわち、ペダル操作式クラッチの場合には、クラッチ
ディスクの摩耗と同様に、経時的にクラッチケーブルに
伸びが生じる。この場合には、クラッチケーブルのたる
みのために、クラッチの作動応答性が悪化するとともに
、クラッチ断接操作を円滑に行えなくなる。上記の摩耗
自動1!整装置は、クラッチディスクのa!耗に対応し
てクラッチレリーズレバ−の位置31g整を自動的に行
うことはできても、クラッチケーブルの伸びを自動的に
補正して、クラッチの作動状態を常に一定させることま
ではできないのである。 本発明は、以上のような事情の下で考え出されたもので
あって、クラッチディスクの摩耗に応じてクラッチレリ
ーズレバ−の位置調整を自動的に行うことができるとも
に、クラン“チケーブルに伸びが生じた場合にも、この
伸びを自動的に補正して、クラッチの作動状態を常に円
滑に維持させるクラッチの自動調整装置を提供すること
を°その課題とする。 riimを解決するための手段】 上記問題を解決するため、本発明のクラッチ機構におけ
る自動調整装置は、 クラッチレリーズベアリングを介してダイヤフラムスプ
リングをクラッチ解除方向に押圧するクラッチレリーズ
レバ−がこれに運動伝達機構を介して連繋されたクラッ
チペダルの踏み込み操作により作動させられるクラッチ
の上記運動伝達機構に介装される自動調整装置であって
、 筒状の固定ホルダと、 上記固定ホルダにそのクラッチペダル側端から軸方向ス
ライド可能に通挿されるとともに、上記クラッチペダル
側に連結される第−軸と、上記固定ホルダにそのクラッ
チレリーズレバ−側端から軸方向スライド可能に通挿さ
れるとともに、上記クラッチレリーズレバ−側に連結さ
れる第二軸と、 上記第−軸を上記第二軸に対して近接方向に付勢するバ
ネと、 上記固定ホルダの内面と上記第−軸外面および第二軸外
面との間の環状空間に軸方向スライド可能に内装される
スライダと、 上記第−軸と上記スライダとの間に介設され、上記第−
軸の上記スライダに対するクラッチペダル側への軸方向
の相対移動を規制する第一ロック機構と、 上記第二軸と上記スライダとの間に介設され、上記クラ
ッチペダルの踏み込み時に上記スライダに対する上記第
二軸の軸方向の相対移動を規制し、上記クラッチペダル
の非踏み込み時には上記第二軸の上記スライダに対する
軸方向の相対移動を許容する第二ロック機構とを備えて
いる。
【作用および効果】 クラッチペダルの踏み込み時には、クラッチペダル側に
連結される第−軸は、運動伝達機構たとえばケーブルを
介してクラッチペダル側に牽引されるが、このときスラ
イダに対する第−軸の相対移動は第一ロック機構によっ
て規制され、また、第二ロック機構によってクラッチレ
リーズレバ−側に連結された第二軸とスライダとの相対
移動も規制されるから、第−軸のスライド動に伴い、ス
ライダおよび第二軸もこれと一体的にスライド動させら
れる。すなわち、クラッチペダルの踏み込み操作による
運動伝達機構の作動力が、上記第−軸、スライダおよび
第二軸の一体的なスライド動を介してクラッチレリーズ
レバ−に伝達され、クラッチレリーズレバ−が作動させ
られる。 ところで、クラッチペダルの非踏み込み時には、第二ロ
ック機構は解除され、第二軸は、スライダないし固定ホ
ルダに対して軸方向の遊び動を許容される状態となるか
ら、第二軸のスライド動に伴って所定揺動させられるク
ラッチレリーズレバ−は、その揺動方向において遊び動
を行いうる状態となる。したがって、たとえばクラッチ
ペダルの非踏み込み時にクラッチレリーズベアリングが
ダイヤフラムスプリングに軽く当接する常時接触式のク
ラッチでは、クラッチペダルの非踏み込み時において、
ダイヤフラムスプリングがその弾発力をもってクラッチ
レリーズベアリングおよびクラッチレリーズレバ−を押
圧して、クラッチレリーズベアリングおよびクラッチレ
リーズレバ−の位置を変化させることができる。換言す
ると、クラッチ接続状態において、ダイヤフラムスプリ
ングのクラッチディスクに対するばね力作用方向の弾性
変形をクラッチレリーズレバ−の遊び移動およびこれに
伴うクラッチレリーズベアリングの軸方向の退避動をも
って許容することができる。したがって、クラッチディ
スクに摩耗が生じても、これに応じて、ダイヤフラムス
プリングにばね力作用方向の弾性変形を自動的に行わせ
ることができるから、クラッチディスクにはダイヤフラ
ムスプリングから常に十分な押圧力が作用して、クラッ
チに滑りが生じることが防止される。 一方、第−軸は、第二軸への近接方向すなわちクラ、チ
ペダル側とは反対方向に付勢されており、また、この方
向において第一ロック機構は機能しない、したがって、
運動伝達機構として第−軸とクラッチペダルとを連繋す
るケーブルに伸びが生じても、ケーブルのたるみは第−
軸の上記の付勢力向へのスライド動をもって吸収され、
これによリケーブルの長さ調整が自動的に行われ、また
そのテンシランが常に一定に維持される。 以上のように、本発明の自動調整装置においては、クラ
ッチディスクに摩耗が生じたとき、これに応じてダイヤ
フラムスプリングのばね力作用方向の変形を自動的に行
わせてクラッチの滑りを防止し、また、たとえばクラッ
チペダルと第−軸とがケーブルを介して連結された場合
に、このケーブルの伸びを自動的に補正してケーブルの
テンシランを一定化させることができるから、クラッチ
の作動状態が常に良好に保たれる。
【実施例の説明】
以下、本発明の実施例を図面を参照しながら具体的に説
明する。 第3図に示すように、クラッチ1は、エンジン側駆動軸
(クランクシャフト) 2に固設されたフライホイール
3に対向するクラッチディスク4と、このクラッチディ
スク4を軸方向において上記フライホイール3に押し付
けるためのクラッチカバー5とからなる。上記クラッチ
ディスク4は、変速機入力シャフト6に支持されており
、また、上記クラッチカバー5は、クラッチディスク4
に圧接する軸方向に移動可能なプレンシャプレート7に
よってクラッチディスク4を上記フライホイール側に向
けて押圧するとともに、上記プレンシャプレート7は、
上記変速機入力シャフト6に套装されたクラッチレリー
ズベアリング8から押動作用を受けるダイヤフラムスプ
リング9によって上記クラッチディスク側への付勢力が
与えられている。上記クラッチレリーズベアリング8は
、枢軸12を中心として揺動するクラッチレリーズレバ
−13に押動されることにより、上記ダイヤフラムスプ
リング9側へ軸方向に移動させられ、ダイヤフラムスプ
リング9がクラッチレリーズベアリング8に押し込れま
れでばね力作用方向と逆方向に弾性変形させられること
により、プレンシャプレートフないしクラッチディスク
4への押圧力が解除されて、クラッチが切られる。そし
て、図示するようなペダル操作式クラッチの場合、上記
クラッチレリーズレバ−13は、これに運動伝達機構1
1を介して連繋されたクラッチペダル10の踏み込み操
作により作動させられて、クラッチレリーズベアリング
8を押動する。なお、本例で示すクラッチは、クラッチ
ペダルIOの解放状態においてクラッチレリーズベアリ
ング8がダイヤフラムスプリング8に常時軽く当接する
常時接触形式としている。 さて、第3図に示すように、本発明の自動調整装置14
は、上記運動伝達機構11に介装されており、その筒状
の固定ホルダ15は、軸方向中央部に周設され、円周方
向に複数のネジ孔15bをもつフランジ部15aが車体
メンバにボルト止めされることにより車体に固定されて
いる。また、自動調整装置11は、上記固定ホルダ15
にクラッチペダル側端から軸方向スライド可能に通挿さ
れ、クラッチペダル10に運動伝達機構11としてのケ
ーブル16を介して連結される第−軸17と、固定ホル
ダ15にクラッチレリーズレバ−側端から軸方向スライ
ド可能に通挿され、クラッチレリーズレバ−13に連結
体34を介して枢動可能に連結される第二軸18とを備
えている。 第1図および第2図に詳示するように、上記第−軸17
は、略筒状体からなり、その軸方向内孔17aに上記第
二軸1・8の小径軸部19が軸方向摺動可能に通挿され
ている。そして、第−軸17と第二軸18とは、上記内
孔17aに内装され、かつ一端を第−軸17に他端を第
二軸18の上記小径軸部19にそれぞれ掛止された引張
りコイルバネ20を介して連結されているとともに、こ
の引張りコイルバネ20によって軸方向において互いに
近接方向に付勢されている。また、第二軸18の上記小
径軸部19には、その先端部の外周面に円周方向に延び
るリング状溝21が設けられているとともに、外周面の
開方向−箇所に、上記リング状溝21につながって軸方
向に延びるキー溝22が形成されている。そして、第−
軸17の先端部には、上記リング状溝21およびキー溝
22にスライド嵌合するキ一体23が設けられており、
第2図に示すように、第−軸17と第二軸18とは、そ
の離間方向のスライド動が、キ一体23がリング状溝2
1に嵌入した時点で規制されるとともに、キ一体23と
キー溝22の周方向位置がずれているときは、両者はそ
の最大離間位置において保持される。すなわち、第2図
に仮想線で示すように第−軸17と第二軸18との相対
回転位置を調整してキー溝22とキ一体23との周方向
位置を一致させたときに、キ一体23かキー溝22にス
ライド嵌合して、第−軸17と第二軸18とは、上記引
張りコイルバネ20のばね力をもって互いに近接方向に
スライド動させられる。 また、固定ホルダ15の内面と第−軸17の外面および
第二軸18の外面との間の環状空間には、筒状体のスラ
イダ24が軸方向スライド可能に内装されている。そし
て、上記スライダ24と第−軸17との間には、第−軸
17のスライダ24に対するクラッチペダル側への軸方
向の相対移動を規制する第一ロック機構25が介設され
ている。 一方、スライダ24と第二軸18との間には、クラッチ
ペダルlOの踏み込み時にスライダ24に対する第二軸
18の軸方向の相対移動を規制し、クラッチペダル10
の非踏み込み時にはスライダ24に対する第二軸18の
軸方向の相対移動を許容する第二ロックm横26が介設
されている。 すなわち、スライダ24の内面には、軸方向内方に向け
て漸次拡径するコーン状内面27a、27bが、その両
側端部にそれぞれ設けられている。 そして、上記第一ロック機構25が、クラッチペダル側
に位置する一方のコーン状内面27aと、これと第−軸
17の外周面との間に複数個配設された鋼球28・・・
とによって構成され、一方、上記第二ロック機構26が
、クラッチレリーズ側に位置する他方のコーン状内面2
7bと、これと第二軸18の外周面との間に複数個配設
された鋼球29・・・とにより構成されている。また、
第一ロック機構25の鋼球28・・・および第二ロック
機構26の鋼球29・・・は、スライダ24の内孔に軸
方向摺動可能に配設された一対のボール押し部材30を
介して、上記一対のボール押し部材30.30間に介装
された圧縮コイルバネ31によって(上記各コーン状内
面2’?a、27bへの強制係入方向(ロック方向)に
付勢されている。 そして、第−軸17のクラッチペダル側へのスライド動
時には、上記鋼球28・・・が、上記圧縮コイルバネ3
1による付勢力を受けながら第−軸17にひきづられて
、上記コーン状内面27aと第−軸17の外周面との間
に模状にくい込むことにより、第−軸17とスライダ2
4とがロックされ、一方、第−軸17のクラッチレリー
ズレバ−側へのスライド動時には、鋼球28・・・は、
コーン状内面27aと第−軸17の外周面との間にはく
い込まないから、第−軸17はスライダ24に対し自由
にスライド動できるのである。そうして、スライダ24
が第二軸18に対しクラッチペダル側にスライド動する
際には、第二口7り機構26の上記鋼球29・・・途上
記コーン状内面27bと第二軸18の外周面との間にく
い込むことにより、第二軸18がスライダ24に対しロ
ックされるのである。 また、上記スライダ24は、これと固定ホルダ15のク
ラッチペダル側の内側端壁との間に介装された圧縮コイ
ルバネ32によって、クラッチレリーズレバ−側に常時
付勢されており、クラッチペダル非踏み込み時には、第
1図および第2図に示すように、軸方向においてクラッ
チレリーズレバ−側の移動端に位置させられるようにな
っている。そして、このとき、第二ロック機構26の鋼
球29を、固定ホルダ15のクラッチレリーズレバ−側
の内側端壁に設けたボール受止壁33によって受は止め
て、鋼球29のコーン状内面27と第二軸外周面との間
へのくい込みを阻止することにより、第二ロック機構2
6の作動を強制解除して、第二軸18がスライダ24な
いし固定ホルダ15に対して自由に相対スライドできる
ようにしている。 なお、第−軸17は、第一ロック機構25の鋼球28・
・・が固定ホルダ15のクラッチペダル側の内側端壁に
設けられたボール受止壁35に当接するまで、固定ホル
ダ内におけるクラッチペダル側へのスライド動を許容さ
れる。また、第二軸18は、その外周面に交着されたス
トッパリング36が第二ロック機構26の鋼球29・・
・に当接するまで、クラッチレリーズレバ−側へのスラ
イド動を許容される。 以上の構成を備えた自動UA整装置14を装備する本例
のクラッチでは、クラッチペダル10を踏み込みと、ケ
ーブル16が牽引され、これに伴いケーブル16に連結
された第−軸17が第1図および第3図において矢印A
方向にスライド動させ゛られる。このとき、第−軸17
は上記第一ロック機構25によってスライダ24に対す
るクラッチペダル側への相対スライドを規制されている
から、スライダ24は、第−軸17と一体的にかつこれ
と同方向にスライド動させられることになる。また、ス
ライダ24のクラッチペダル側へのスライド動に伴い、
第二ロック機構26の鋼球29・・・がコーン状内面2
7bと第二軸外周面との間に即座にくい込んで、第二ロ
ック機構26が作動させられ、第二軸18がスライダ2
4にロックされるから、第二軸18も、第−軸17およ
びスライダ24とともにこれらと同方向をスライド動さ
せられる。そして、この第二軸18のスライド動によっ
て、クラッチレリーズレバ−13が作動させられ、これ
に連動させられるクラッチレリーズベアリング8により
ダイヤフラムスプリング9がばね力作 ・用方向と反対
方向に弾性変形させられて、クラッチが切られるのであ
る。また、クラッチペダル10の踏み込みが解除されれ
ば、ダイヤフラムスプリング8は通常形態に弾性復帰し
てクラッチが接続された状態となるとともに、第−軸1
7および第二軸18が、第1図および第3図において矢
印B方向に移動させられる。このとき、スライダ24も
、第二軸18に追従してまた上記圧縮コイルバネ32の
付勢力をもって図示するような′クラッチレリーズレバ
ー側の移動端に移動させられるのである。そして、この
状態においては、上述したように、第二ロック機構26
の鋼球29がボール受止壁33によってコーン状内面2
7bと第二軸外周面の間へのくい込みを阻止され第二ロ
ック機構26の作動が解除されているから、第二軸18
は、スライダ24ないし固定ホルダ15に対し相対スラ
イドを自由に行いうる状態となついる。 ところで、このように、クラッチペダル10の非踏み込
み時(クラッチの接続時)には、第二軸18は、その軸
方向の遊び動を許容されているから、これに連結された
クラッチレリーズレバ−13も第3図において矢印C方
向の遊び揺動を許容された状態となっている。すなわち
、クラッチが接続された状態において、ダイヤフラムス
プリング8のブレッシャプレートフないしクラッチディ
スク4に対するばね力作用方向の弾性変形を、クラッチ
レリーズレバ−13の遊び揺動およびこれに伴うクラッ
チレリーズベアリング8の退避動をもって許容すること
ができるのである。したがって、クラッチディスク4に
摩耗が生じたとき、クラッチレリーズレバ−13の位置
を変更する作業を一々行わなくとも、ダイヤフラムスプ
リング8のばね力作用方向の弾性変形が自動的に行われ
ることになり、クラッチディスク4にはダイヤフラムス
プリング8から常に十分なフライホイール側への押圧力
が付与される。これにより、クラッチディスク4の摩耗
によるクラッチの滑りが防止されてクラッチの作動が常
に良好に維持されるとともに、従来のように定期的に調
整作業を行う手間が省ける。 また、第−軸17は、第二軸18との間に介装された上
記引張りコイルバネ20によって第二軸側(クラッチレ
リーズレバ−側)に付勢されており、また第一ロック機
構25はスライダ24に対する第二軸17のクラッチレ
リーズレバ−側への相対スライドは規制しない、したが
って、クラッチペダル10と第−軸17とを連繋するケ
ーブル16に伸びが生じても、ケーブル16のたるみは
、第−軸17の上記付勢方向のスライド動をもって自動
的に吸収され、ケーブル16のテンションが常に一定に
維持されるから、ケーブル16の長さ調整を行う必要が
無くなるとともに、クラッチペダル10の踏み込みによ
るクラッチの遮断を常に応答性良く行わせうるのである
。なお、たとえば第二軸18とクラッチレリーズレバ−
13・とをケーブルを介して連結したときにこのケーブ
ルに伸びが生じた場合にも、このケーブルの伸びは、第
二軸18の上記引張りコイルバネ20による付勢方向(
クラッチペダル側)の自動スライドをもって吸収できる
。 さらに、本例の自動調整装置14においては、これをク
ラッチペダル10ないしクラッチレリーズレバ−13に
連結するにあたり、ケーブル長さの初期調整を行う必要
がない、すなわち、組み付けにおいては、第2図に示す
ように、第−軸17の上記キ一体23を第二軸18の上
記リング状溝21に嵌合させて、第−軸17と第二軸1
8とが両者の最大離間位置において保持される状態で(
このときケーブル16はたるみ状態にある。)、第−軸
17をケーブル16に、第二軸18をクラッチレリーズ
レバ−13に、それぞれ連結する。 そして、この後、第−軸17と第二軸18との相対回転
位置を調整して、上記キ一体23と第二軸18の上記キ
ー溝22の周方向位置を一致させると、上記引張りコイ
ルバネ20の付勢力をもって、上記第−軸17はクラッ
チレリーズレバ−側へ、第二軸18はクラッチペダル側
へ、それぞれスライド動させられるが、このときの第−
軸17のスライド動によりケーブル16が第−軸17に
引っ張られてそのたるみが吸収され、ケーブル長さの調
整が自動的に行われる。したがって、上述したように、
本調整装置14を組み付けた後に、−々ケーブル16の
長さを調整する必要がないのである。また、このことは
、本調整装置14の取付作業の筒易性が非常に高いこと
を意味するものであ・る。 ところで、本発明の範囲は、上述した実施例に限定され
るものでない。たとえば、実施例では、第−軸と第二軸
とを近接方向に付勢するにあたり、両者の間に引張りコ
イルバネを介装する手法を講じていたが、第−軸をクラ
ッチレリーズレバ−側に付勢する圧縮バネを、第二軸を
クラッチペダル側に付勢する圧縮バネを、それぞれ設け
ることにより、両軸を近接方向に付勢するようにしても
よい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例に係る自動調整装置の断面図、
第2図は本自動調整装置のクラッチへの組み付は前の状
態を示す図であり、第1図の■−■線断面に相当する図
、第3図は本自動調整装置が装備されるクラッチないし
クラッチ操作ja構を概略的に示した図である。 8・・・クラッチレリーズベアリング、9・・・ダイヤ
フラムスプリング、10・・・クラッチペダル、11・
・・運動伝達機構、13・・・クラッチレリーズレバ−
1I5・・・固定ホルダ、16・・・第−軸、18・・
・第二軸、24・・・スライダ、25・・・第一ロック
機構、26・・・第二ロック機構。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)クラッチレリーズベアリングを介してダイヤフラ
    ムスプリングをクラッチ解除方向に押圧するクラッチレ
    リーズレバーがこれに運動伝達機構を介して連繋された
    クラッチペダルの踏み込み操作により作動させられるク
    ラッチの上記運動伝達機構に介装される自動調整装置で
    あって、 筒状の固定ホルダと、 上記固定ホルダにそのクラッチペダル側端から軸方向ス
    ライド可能に通挿されるとともに、上記クラッチペダル
    側に連結される第一軸と、 上記固定ホルダにそのクラッチレリーズレバー側端から
    軸方向スライド可能に通挿されるとともに、上記クラッ
    チレリーズレバー側に連結される第二軸と、 上記第一軸と上記第二軸とを互いに近接方向に付勢する
    バネと、 上記固定ホルダの内面と上記第一軸外面および第二軸外
    面との間の環状空間に軸方向スライド可能に内装される
    スライダと、 上記第一軸と上記スライダとの間に介設され、上記第一
    軸の上記スライダに対するクラッチペダル側への軸方向
    の相対移動を規制する第一ロック機構と、 上記第二軸と上記スライダとの間に介設され、上記クラ
    ッチペダルの踏み込み時に上記スライダに対する第二軸
    の軸方向の相対移動を規制し、上記クラッチペダルの非
    踏み込み時には上記第二軸の上記スライダに対する軸方
    向の相対移動を許容する第二ロック機構とを備えること
    を特徴とする、クラッチの自動調整装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2022075446A1 (ja) * 2020-10-08 2022-04-14 株式会社ハイレックスコーポレーション 駆動装置

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