JPH01125714A - 磁気テープ - Google Patents

磁気テープ

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JPH01125714A
JPH01125714A JP62284467A JP28446787A JPH01125714A JP H01125714 A JPH01125714 A JP H01125714A JP 62284467 A JP62284467 A JP 62284467A JP 28446787 A JP28446787 A JP 28446787A JP H01125714 A JPH01125714 A JP H01125714A
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JP
Japan
Prior art keywords
magnetic tape
magnetic
vapor deposition
incident angle
roll
Prior art date
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Pending
Application number
JP62284467A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazunobu Chiba
千葉 一信
Tomoyuki Sekino
智之 関野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
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Publication of JPH01125714A publication Critical patent/JPH01125714A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、斜方蒸着により形成される磁気テープに関す
るものである。
〔発明の概要〕
本発明は、非磁性支持体上に斜方蒸着により形成された
金属磁性膜を有する磁気テープにおいて、正方向と逆方
向での再生出力の出力差を所定の範囲内とすることによ
り、正方向及び逆方向に使用するに適した磁気テープを
提供しようとするものである。
〔従来の技術〕
強磁性金属薄膜を磁性層として使用し蒸着等の手法によ
って形成する。所謂蒸着型の磁気テープは、8ミリビデ
オテープとして使用した場合には高画質化が期待できる
。また、デジタル記録用の磁気テープとして使用した場
合には高密度記録化が可能となる。
これら8ミリビデオテープやデジタル記録用の磁気テー
プは、一方向のみに記録再生することから、上記磁気テ
ープを形成する際には、一方向のみの蒸着操作により単
層膜の磁気テープとして作製している。
上述の蒸着型の磁気テープを通常のオーデオ用磁気テー
プとして使用した場合には、デジタル記録用として作製
される磁気テープと同様に高密度記録化に対応すること
ができる。
ところが、上記オーディオ用の磁気テープは、往復走行
させて記録再生使用することが通常であるため、上述の
磁気テープをそのままの状態で使用した場合には、第5
図に示すように正方向に走行させた場合(図中実線で示
す、)と逆方向に走行させた場合(図中破線で示す、)
とでその再生出力に大きな差が生じ実用性に欠けるとい
う問題点がある。
上述の問題点を解決するために、往復記録再生を行う際
に記録電流の調整やアンプゲインの調整等を行うことが
提案されている。また、磁気テープを収納するカセット
側についても正方向と逆方向を識別する検出穴を設ける
必要性があるとの提案もある。
このように一方向のみの蒸着操作により作製される蒸着
型の磁気テープをオーディオ用の磁気テープとして往復
走行させて使用する場合には、各種の調整機構や検出機
構が必要となり、上記オーディオ用の磁気テープに記録
された信号を再生するデツキ側の構造が非常に複雑化し
てしまっていた。そのため該オーディオ用の磁気テープ
を用いて往復走行を行わせることは不向きであった。
そこで、蒸着型の磁気テープを作製する際に磁気テープ
を構成するベースフィルムを一方向に走行させて第1の
磁性層を蒸着形成した後、上記第1の磁性層を形成した
際の走行方向とは逆の方向に磁気テープを走行させなが
ら第2の磁性層を蒸着形成することにより2層膜の磁気
テープを作製することが提案された。この方法によれば
往復走行による再生時にも各々の層が別々に関与するこ
ととなり再生出力の差が減少するか、あるいは略等しく
なり、実用上の点でも優れたものとなる。
〔発明が解決しようとする問題点] しかしながら、上述の磁気テープでは蒸着操作゛を正方
向及び逆方向の二度に分けて行う必要があり、製造上工
程数も増加してしまい生産性の劣化を招くことになって
しまう。また、上述の方法によって作製された磁気テー
プは、単層膜として磁性層を形成した磁気テープに比べ
、耐候性にも欠は錆等が発生し易いという欠点を有して
いた。
そこで、本発明は、上記各種の問題点を解決するために
提案されたものであって、正方向及び逆方向に使用する
に適した磁気テープを提供することを目的とするもので
ある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、上述の目的を達成するために、非磁性支持体
上に斜方蒸着により形成された金属磁性膜を有する磁気
テープにおいて、正・方向と逆方向での再生出力の出力
差が2dB以内であることを特徴とするものである。
上記正方向と逆方向での再生出力の出力差を2dB以内
とするには、例えば斜方蒸着の際にベースフィルム上に
到達する磁性材料の磁気の高入射角側の入射角度を制限
してやればよい、すなわち、斜方蒸着の際の入射角を3
0〜80°、好ましくは30〜700に制限すればよい
〔作用〕
磁気テープを正方向に走行させた場合の再生出力と逆方
向に走行させた場合の再生出力の出力差が2dB以内で
あるので実用上何等問題無く正方向及び逆方向に走行さ
せることができる。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例について図面を参考にして説明す
る。
本発明に係る磁気テープは、第1図に示すように、ベー
スフィルム(1)上に蒸着操作により形成された単層の
磁性層(2)が形成されてなるものである。
この磁気テープは、第2図に示すような蒸着装置によっ
て作製される。すなわち、本発明にかかる磁気テープを
形成する蒸着装置は第2図に示すヨウに、真空’tt 
W (21)内にベースフィルム(1)を蒸着キャンロ
ール(23)に供給する供給ロール(22)と、上記蒸
着キャンロール(23)で磁性層(2)が蒸着形成され
た磁気テープを巻き取るための巻き取りロール(24)
が設置され、さらに磁性材料を蒸発させる電子銃(25
)と磁性材料を備えたターゲソト(26)が所定の位置
に設置されてなるものである。
ここで、磁性層を形成する材料としては、Co−Nj+
Co+ Ni、 Fe、 Co−Fe+ Fe−Ni+
 Co−Ni−Cr等各種の材料が使用でき、所望する
特性を有するものを使用すればよい。
上記ターゲット(26)と蒸着キャンロール(23)と
の間には該ターゲソ) (26)から蒸発した磁性材料
のベースフィルムへの入射角度を調整するためのマスク
(27) 、 (28)が設けられている。前記マスク
(27)は蒸着蒸気の高入射角側を制限するものであり
、もう一方のマスク(28)は蒸着蒸気の低入射角側を
制限するものである。なお、上記入射角とは、蒸発源か
らの蒸気が蒸着キャンロール(23)に達した位置と蒸
着キャンロール(23)の中心線との交わった位置にお
ける角度であり、第2図中θで示しである。
上述の蒸着装置を使用して、以下のようにしてサンプル
テープを作製した。すなわち先ず、ベースフィルム(1
)を供給ロール(22)に設置し、該供給ロール(22
)より順次ベースフィルム(1)を供給する。該ベース
フィルム(1)は、ポリエチレンテレフタレート製、厚
さ10IImのものを使用した。
上記ベースフィルム(1)は、その材質が特に限定され
るものではなく、所望する特性を満足するものであれば
よく、いずれの材料をも使用可能である。
そして、このベースフィルム(1)は1着キャンロール
(23)上に供給され、該蒸着キャ゛ンロール(23)
上で冷却されつつ、電子銃(25)より発せられた電子
ビームより蒸発した磁性材料の蒸気が該へ一スフィルム
(1)上に蒸着し蒸着磁性層を形成する。
上記磁性層を形成する際には0.雰囲気中でCot。−
Ntz。
からなる組成の磁性層材料を使用して蒸着形成した。該
蒸着磁性層はその厚さは2000人である。なお、上記
磁性層を形成する際において、ターゲットと蒸着キャン
ロールとの間に設置されたマスク(27) 、 (28
)の位置は、磁性層材料の蒸気の入射角が第1表に示し
たようになるように各種設定して行った。
このようにして磁性層がベースフィルム上に形成された
磁気テープは、巻き取りロール(24)に巻き取とり、
サンプルテープとした。
以上のようにして作製した各サンプルテープについて各
々正方向及び逆方向の再生出力を測定した。また、磁気
特性として保磁力Hc及び角形比Rsを測定した。その
結果を第1表に示す。
第1表 以上の結果から明らかなように、正方向と逆方向の再生
出力の差が実用上問題がなくなる2dB以内となるのは
30〜70″の範囲内である。
ところで、上述のように斜方蒸着により形成される磁気
テープは、その磁性層表面が錆易いという欠点を有して
おり、錆の発生によって該磁気テープの磁気特性の劣化
を招くことになる。この磁性層表面の錆易さを解消する
ために、従来は防錆剤を磁性層上に塗布するという手法
により耐錆性を向上させたり、また他の方法としては、
磁性層の蒸着形成後スパッタ等により無機保護膜を磁性
層上に形成し耐錆性を向上させるといった方法が提案さ
れている。しかしながら、上記防錆処理は蒸着工程の終
了した後に改めて防錆剤を塗布するという工程を設けて
行うもであり、製造工程が増加し、さらに蒸着とは別の
塗布装置等も必要となることから好ましい方法とは言え
ない。
そこで、ベースフィルム上に磁性層を形成する際に同時
に磁性層上に防錆層を形成することが好ましい、すなわ
ち、第3図に示すように、斜方蒸着装置において、合金
の上記の入射角を制限するために設けたマスク(27)
 、 (28)のうち特に低入射角側を制限しているマ
スク(28)にその一部を切り欠いて形成したスリット
(28a)を設けるとともに、マスク(28)と蒸着キ
ャンロール(23)との間であって上記スリ1) (2
8a)には外部から酸素ガスを導入することが可譜なガ
ス導入管(29)を設ける。このようにスリット(28
a)部分に酸素導入管(29)を設けて蒸着操作を行い
ながら酸素を導入することによって、第4歯に示すよう
に、ベースフィルム(1)上に蒸着形成された磁性層(
2)表面に酸化物被膜(41)が形成されることとなり
、通常鯖易いと言われている蒸着磁性層(2)の耐蝕性
を向上させることができる。上記スリット(28a)の
位置は蒸着源からの入射角θとして表した場合01≦θ
≦θsin  (θ、ム、は蒸着キャンロール(23)
に達する蒸着蒸気の最小入射角を示す、)であることが
好ましい、蒸着磁性層(2)の耐蝕性を向上させるため
に形成された酸化物被膜(41)の膜厚は50〜300
人程度であることが好ましく、50人未満では被膜を形
成した効果が得られず、300人より厚い場合には磁気
特性の劣化を招く虞がある。この方法によれば、特に新
たな防錆工程を設ける必要もないため実用性に優れた方
法であると言える。
また、上記磁気テープは、前述のように、連続巻き取り
式の蒸着装置によってロール状態に巻取られ製造される
。このロール状の磁気テープを真空蒸着装置内から大気
中に取り出すと経時とともにロール状の磁気テープの両
側面のエツジ部分から大気の拡散による影響を受け、次
第に酸化され磁気テープの両側面にシワが発生する。こ
のシワは経時とともにさらにロール状磁気テープの幅方
向内側に進行してゆくとともに、このシワは蒸着テープ
の全長にわたって発生する。このシワの発生した部分は
、発生していない部分と比較して著しく磁気特性が劣化
しているとともに、内部の歪も大きく、僅かな外力が加
わることによりクラックが発生し、実用性が劣化し製品
歩留まりを低下させることとなる。また、ロール状の磁
気テープをオーディオ用の磁気テープとして加工する際
の各種工程で上記シワの発生したロール状の磁気テープ
を走行させた場合に、走行ムラを生じ走行シワが発生し
てしまい著しく製造歩留まりを低下させることにもなる
上述の問題点を解決するためには、ロール状の磁気テー
プへの大気の拡散を防止することが必要となる。そのた
めの方法として例えば真空中から取り出したロール状磁
気テープの両側面に対して例えば水処理を行えばよい、
水によってロール状磁気テープの両側面を処理すること
により大気の拡散を防止することができる。これにより
錆の発生が防止できシワの発生を1ケ月以上抑制するこ
とができるようになる。そのためこれまでシワのために
使用不可能であった部分が使用できること、また磁気テ
ープの製造工程においても走行シワの発生が無いこと等
から製品歩留まりが向上する。
なお、上記水処理の方法としては塗布、噴霧、直接水に
漬ける等の方法よって行えばよく、水がロール状磁気テ
ープの側面に膜を形成するようになればよい。また水に
よる処理は操作性にすぐれるとともにコス゛ト的にも非
常に廉価である。しかし、ロール状磁気テープの両側面
の大気の拡散による酸化防止のみを考慮した場合には、
上記水による処理に限らず水以外の液体、不活性ガス等
によって処理を行ってもよい。
〔発明の効果〕
以上の説明から明らかなように、本発明によれば正方向
と逆方向の再生出力の差を2dB以内に抑制することと
しているので蒸着により形成された磁気テープをオーデ
ィオ用の磁気テープとして有効に使用することができる
また、磁性層の表面を酸化処理しているため錆等の発生
も無く非常に良好な磁気テープとなる。
さらに、ロール状の磁気テープの両端に大気の拡散を防
止するために水処理を施すことにより錆の発生が抑制さ
れシワの発生が防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を適用した磁気テープの要部概略断面図
である。 第2図は磁気テープの製造装置の一例を示す概略図であ
る。 第3図は磁気テープの製造装置の他の例を示す要部拡大
断面図である。 第4図は磁性層上に酸化物被膜が形成された磁気テープ
を示す要部概略断面図である。 第5図は磁性層を単層膜として形成した磁気テープを正
方向及び逆方向に走行させた場合の再生出力の相違を示
す特性図である。 1・・・ベースフィルム(非磁性支持体)2・・・磁性
層(金属磁性膜) 特許出願人   ソニー株式会社 代理人  弁理士  小泡  晃 岡   山村 榮− 同    佐H勝 第1図 第2図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 非磁性支持体上に斜方蒸着により形成された金属磁性膜
    を有する磁気テープにおいて、 正方向と逆方向での再生出力の出力差が2dB以内であ
    ることを特徴とする磁気テープ。
JP62284467A 1987-11-11 1987-11-11 磁気テープ Pending JPH01125714A (ja)

Priority Applications (1)

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JP62284467A JPH01125714A (ja) 1987-11-11 1987-11-11 磁気テープ

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JP62284467A JPH01125714A (ja) 1987-11-11 1987-11-11 磁気テープ

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ID=17678905

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JP62284467A Pending JPH01125714A (ja) 1987-11-11 1987-11-11 磁気テープ

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7258935B2 (en) 2003-04-23 2007-08-21 Sony Corporation Magnetic recording medium

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57143730A (en) * 1981-03-02 1982-09-06 Fuji Photo Film Co Ltd Magnetic recording medium
JPS61104322A (ja) * 1984-10-23 1986-05-22 Tdk Corp 磁気記録媒体

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Effective date: 20060922

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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A762

Effective date: 20060928