JPH01125117A - 矩形波再生装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

〔産業上の利用分野］ この発明は、例えば通信機器に用いられる矩形波再生装
置に関するものである。 ［従来の技術］ ｊＩ４図は従来、の矩形波再生装置の一構成例を示す回
路図であ゛す、入力信号ｖ１−受信端子２は直流阻止用
のコンデンサＣ２を介して比較器１の一方の入力端子６
に接続している。この入力端子６には抵抗Ｒ２，Ｒ３を
接続して端子５から加える電圧Ｖ　により直流バイアス
をかけている。また、Ｃ 比較器１の他方の入力端子７には抵抗Ｒ４，Ｒ５を接続
して入力端子６の雑音により誤動作をしないように直流
バイアスをかけ、このバイアス電圧を入力信号と比較す
る基準入力信号ＶＴとしている。なお３は比較器１の出
力端子８に接続し、・矩形波を出力する外部出力端子で
ある。 上記のように構成した矩形波再生装置の動作を入力信号
ｖＩＮの波形を示した第５図及び比較器１の入・出力波
形を示した第６図を参照して説明する。 受信端子２１゛こ送られた入力信号ｖＩＮには第５図に
示すように直流バイアスｖＢｌがかけられている。 この直流バイアスＶ　は入力信号ｖＩＮの伝送距離Ｂｌ
　　　、。 の相違や、送信器の送出レベル誤差等により変化する。 この直流バイアスｖＢ１の変化の影響を防止するため、
入力信号ｖｌＮの直流分をコンデンサＣ２でカットとし
てる。直流分をカットした入力信号ｖＩＮは第６図に示
す°ように抵抗Ｒ２，Ｒ３により再び直流バイアスｖＢ
２がかけられて、比較器１の入力端子６に送られる。一
方、比較器１の入力端子７には抵抗Ｒ４，、Ｒ５で設定
された基準入力信号Ｖ′が送られる。この直流バイアス
ｖＢ２をかけた入力信号Ｖ　と基準入力信号唱とを比較
器１Ｎ で比較し、基準入力信号Ｖ、が入力信号ｖＩＮの波形よ
り高レベルのときに“高”となる矩形波Ｖ　　を再生し
て比較器１から出力する。 ＵＴ 上記のように従来の矩形波再生装置においてはコンデン
サＣ２により伝送側と比較器１が直流的にカットされて
いるため、伝送路側の直流バイアスＶＢｌの変化に影響
を受けることなく比較器１から矩形波を送り出すことが
できる。 ［発明が解決しようとする問題点］ しかしながら、上記従来の矩形波再生装置において、コ
ンデンサＣ２の容量が大きい場合には時定数が大きくな
る。このため非連続的な入力信号ＶＩＮに対しては第７
図の波形図に示すように、信号入力時に入力信号ｖＩＮ
の波形が定常状態に達するまでに時間を要し、矩形波Ｖ
　　の初期数ピッＵＴ １・に出力パルスの欠落及びデユーティ比（パルス幅）
の変化が起こるという問題点があった。 また、コンデンサＣ２の容量が小さい場合、抵抗Ｒ２，
Ｒ３による直流バイアスが微小変化する時に第８図の波
形図のａに示すように入力信号ｖｌＮの波形のレベルが
変動して矩形波Ｖ　　のデユーＵＴ ティ比（パルス幅）が変化するという問題点があった。 さらに、上記問題点があるためにコンデンサＣ２の容量
設定が困難でもあった。 この発明はかかる従来技術の問題点を解決し、信号の欠
落を防止し、安定したデユーティ比を得ることができる
矩形波再生装置を提供することを目的とするものである
。 ［問題点を解決するための手段］ この発明は上記問題点を解決するために、比較器の一方
の入力端子には入力信号をそのまま入力し、比較器の他
方の入力端子には充放電回路により入力信号を過渡状態
に変換した基準入力信号を゛入力し、この入力信号と基
準入力信号とを比較して矩形波を再生するようにしたも
のである。 ［作用］ この発明においては、比較器で比較する入力信号と基準
入力信号とが同じ直流成分をもっているため、伝送路の
距離等により入力信号の直流バイアスが変化しても、入
力信号と基準入力信号の相対的レベルが変化することを
防止する。　　゛また、充放電回路の時定数を小さくす
ることができるので、前記従来技術の問題点を解決する
ことができる。 ［実施例］ 第１図はこの発明の一実施例を示す回路図であり、図に
示すように入力信号ｖＩＮの受信端子２は比較器１の一
方の入力端子６に直結している。また受信端子２は充放
電回路４の入力端子９に接続しており、充放電回路４の
出力端子ｌＯは比較器１の他方の入力端子７に接続して
いる。 充放電回路４は、例えば第２図の回路図に示すように入
力端子９と出力端子１０間を接続した抵抗Ｒ１と、この
抵抗Ｒ１の入力側とアース間とを接続したコンデンサＣ
１とから構成した回路からなる。 上記のように構成したこの実施例の動作を第３図に示す
比較器１の入出力波形図を参照して説明する。 伝送路か゛ら受信端子２に送られた入力信号ｖＩＮは比
較器１の一方の入力端子６に送られると共に、充放電回
路４の入力端子９にも送られる。充放・電回路４に送ら
れた入力信号ｖＩＮは抵抗Ｒ１とコンデンサＣ１による
充電と放電の繰返しにより過渡応答をした基準入力信号
Ｖ、に変換されて比較器１の他方の入力端子７に送られ
る。この入力信号■　と入力信号ｖＩＮの過渡応答をし
た基準入力信Ｎ 号ＶＴとを比較器１で比較し、基準入力信号■。 の波形が入力信号ｖＩＮの波形より高レベルのときに“
高゛、逆のときに“低”となる矩形波Ｖ。ＵＴを比較器
１から出力する。 この場合、基準入力信号Ｖ　を入力信号ｖＩＮの過渡応
答により得ているから、基準入力信号Ｖ。 は入力信号ｖＩＮと同じ直流成分をもっている。この同
じ直流成分をもった入力信号ｖ１Ｎと基準入力信４ｖ、
を比較器１で比較するため、比較動作の際に入力信号ｖ
１Ｎの直流バイアスが変化しても、入力信号ＶｒＮｈ基
準入力信号ＶＴの相対的レベルには変化を生じない。し
たがって伝送路の距離等により入力信号ｖＩＮの直流バ
イアスが変化しても、比較器１から出力する矩形波Ｖ　
　としては直流ＵＴ バイアスの変動を受けない波形を得ることができる。 また、充放電回路４では入力信号ｖＩＮ’過渡応答とす
るため、抵抗Ｒ１とコンデンサＣ１で定まる時定数は小
さくなる。したがって非連続の入力信号ｖＩＮが入力し
たときも、基準入力信号Ｖ、は直ちに定常状態となり、
信号入力時の出力パルスの欠落やデユーティ比の変動を
防止することができる。

【発明の効果】

以上詳細に説明したように、この発明においては、入力
信号と比較する基準入力信号を、充放電回路で入力信号
を過渡応答して得るようにしたため、入力信号と基準入
力信号は同じ直流成分を有し、したがって入力信号の直
流パイ、アスが変化しても入力信号と基準入力信号の相
対的レベルが変化せず、出力波形としては直流バイアス
の変動を受けない波形を得ることができる。 また、充放電回路で入力信号を過渡応答するために充放
電回路の時定数は小さくなり、非連続の入力信号が入力
したときも直ちに入力信号に基準入力信号を追従させる
ことができ、信号入力時から安定した波形の矩形波を得
ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の実施例を示す回路図、第２図は上記
実施例の充放電回路を示す回路図、第３図は上記実施例
における比較器の入出力波形を示す波形図、第４図は従
来例を示す回路図、第５図は入力信号を示す波形図、ｊ
Ｉ６図は従来例における比較器の入出力波形を示す波形
図、第７図、第８図は従来例の動作を説明する波形図で
あり、第、７図はコンデンサの容量が大きい場合の比較
器の入出力波形図、第８図はコンデンサの容量が小さい
場合の比較器の入出力波形図である。 １・・・比較器、４・・・充放電回路、Ｒ１・・・抵抗
、Ｃ１・・・コンデンサ、■　・・・入力信号、ｖＴ・
・・基準Ｎ 入力信号、■　　・・・矩形波。 ＵＴ 第７図 第８図 〉

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 入力信号を基準入力信号と比較して矩形波を再生する矩
   形波再生装置において、 比較器の一方の入力端子に入力信号の受信端子を直結し
   、 比較器の他方の入力端子には入力信号を過渡状態に変換
   して基準入力信号とする充放電回路を接続したことを特
   徴とする矩形波再生装置。