JPH01124803A - 単一周波数位相格子の製作方法 - Google Patents

単一周波数位相格子の製作方法

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JPH01124803A
JPH01124803A JP28861186A JP28861186A JPH01124803A JP H01124803 A JPH01124803 A JP H01124803A JP 28861186 A JP28861186 A JP 28861186A JP 28861186 A JP28861186 A JP 28861186A JP H01124803 A JPH01124803 A JP H01124803A
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grating
light
emulsion
phase
gratings
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JP28861186A
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W Remijan Paul
ポール ダブリュー レミジャン
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RANDALL INSTR CO Inc
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  • Diffracting Gratings Or Hologram Optical Elements (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、一般的には、光学的測定および試験の分野に
関し、詳細には、干渉パターンをつくるように構成され
たホログラフ的に記録される位相格子の製作方法に関す
る。
〔従来の技術及びその問題点〕
縞パターンを作り出す方法としては次の2つの基本的方
法がある。すなわち、(1)干渉現象を利用する干渉法
および(2)投影および/またはパターン増倍を利用す
るモアレ法である。
干渉縞パターンを利用する測定法および試験法には非常
に多くのものがあり、また干渉縞パターンを作り出し制
御する方法も多くある。−姫に、干渉縞は、少なくとも
2つのコヒーレントな光ビームを相互作用させるときに
、作も出される。2つのコヒーレントなビームが相互作
用するとき、これらのビームは消去的に干渉して暗点ま
たは暗帯を作り出し、助長的に干渉して明点または明番
を作り出す。
モアレ縞は、十分に限定された透明領域および不透明領
域からなる2つの同様の幾何学に規則的なパターンを重
ね合せてそれに対して透過照明を行なう時に、作り出さ
れる。モアレ縞を発生するのに使用される幾何学的に規
則的なパターンのいくつかの例としては次のようなもの
がある。すなわち、(1)ロンキーけい線、(2)同心
円セントおよび(3)放射状格子である。モアレ縞の発
生は、投影として考えることができる。すなわち、第1
のパターンの影が第2のパターン上へ投影されることに
よってモアレ縞が作り出される。モアレ縞を記述してい
る数学上の関数は、重ね合わされた幾何学的に規則的な
パターンの強度透過または放射照度を掛は合すことによ
って得られる゛。
干渉法およびモアレ法の両者によって発生される縞は、
例えば、眼底反応を試験するのに眼科医によって使用さ
れる。この種のある装置においては、レーザからの光が
2つの隣接したダブプリズムからなる光学素子によって
2つのコヒーレントなビームに分割される。これらの2
つのビームは、眼に向けて収れんされ、そこで、相互作
用して網膜上に干渉縞パターンを作り出す。
検眼分野に使用される別の装置においては、レーザ源お
よび通常のロンキーけい線を用いて干渉縞が形成される
。レーザ源は、ロンキーけい線へ向けられるレーザビー
ムを発生する。ロンキーけい線は、入射ビームを広範囲
に亘って変化した強度の多重コヒーレントビームへ分割
する。2つのコヒーレントなビームのみを選択し最終的
に網膜へ投影される干渉縞の間隔を制御するのに多くの
光学的および機械的部品を複雑に操作する必要がある。
更に別の検眼装置においては、2つのロンキーけい線が
使用されている。これらのロンキーけい線は、最終的に
網膜へ結像されるモアレ縞を作り出す。
眼科医は、眼底反応を試験し測定するために、モアレ法
または干渉法を実施する前述の如き装置を使用する。こ
の測定は、網膜へ投影される縞の「細度」を変えて被験
者がそれを解像する能力を監視することによって行なわ
れる。ある特定の「細度」の縞パターンを解像しうる被
験者の能力は、眼底反応の直接的な尺度となる。
上述したのとは全く異なる測定のある分野においては、
干渉法またはモアレ法を利用して発生された縞は、2つ
の要素を相対的に正確に位置定めするのに使用される。
干渉法の場合には、入射光ビームは一般に2つの部分に
分割される。その−方の部分は、基準位置から反射され
、その他方の部分は可動要素から反射される。反射され
たビームは、再結合されて、出力縞パターンを発生し、
この出力縞パターンは、可動要素の移動につれて移動す
る。モアレ法の一例においては、わずかに異なった空間
周波数を有した2つの高コントラストのロンキーけい線
が重ね合わされてそれに対して透過照明が行なわれる。
一方のロンキーけい線は固定されているのに対し、他方
のロンキーけい線は所定平面にて可動である。光検出器
によって、それらの格子を通過する光の変化が感知され
、その移動を指示する信号が発生される。
検眼や位置検出等の種々な応用において縞パタ−ンを形
成するのに干渉法を利用している装置にはある欠点があ
る。例えば、この種の装置では、2つの光ビームは、一
般に、異なった光学素子を含む異なった光路をたどる。
もし、各光路における光学素子が光学的に整合していな
い場合には、収差によって縞パターンがひずんでしまう
。光学素子を整合させることによりこのような収差の問
題はなくなるのであるが、このようにすることは装置の
全体的な価格が相当に高くなってしまう、その上、この
装置は、振動および熱的変化等の種々の外的影響を受け
るものである。これらの外的影響により、縞パターンが
移動したりノイズが生じたりして、結局、不正確な測定
となってしまう。
モアレ法もまた多くの制約を受けるものである。
狭い間隔および高精度を必要とするとき、モアレ縞を発
生させるのに使用する幾何学的に規則的なパターンを作
製するのが非常に困難で且つ高価なものとなってしまう
、一方のけい線を固定けい線に隣接させて移動させるよ
うな場合には、それらけい線間の間隔を一定に保持しな
ければならず、さもないと、誤差を生じてしまう。また
、モアレ縞は局部化されているもので、すなわち、モア
レ縞が存在するのは非常に狭い空間領域に過ぎず、また
、そのモアレ縞を所望領域へ結像させるためには付加的
な光学素子を必要とすることがしばしばである。
最近、干渉縞を作り出すのに、1つの振巾格子と1つの
空間的にコヒーレントな準単色光源とが使用されている
。振巾格子は、不透明度がある空間的に周期的なパター
ンに従って変化しているようなほぼ透明から半透明の媒
体である。振巾格子は、入射光ビームを一連の回折コー
ンまたはオーダーに分散または回折させる。各オーダー
における光の強度または量は、振巾格子°の周期的不透
明度の厳密な型に依存している。種々な回折オーダーは
略同じ強度であるが、薄い振巾格子のためのスカラー回
折理論によれば、主強度が0次の非回折光に存し、他の
回折オーダーの強度が変化することが推定されている。
そして、この推定は、実際の応用装置において確認され
ている。
この種の1つの応用例において、光源からの光を振巾格
子に通して回折光の異なった次数のコーン、例えば、0
次コーンおよび1次コーンを作り出すことが提案されて
いる。このような異なった強度を補償するため、回折光
コーンを格子6を通して反射させる。こうして格子を2
回目に通過した後、反射1次コーンの0次コーンと反射
0次コーンの1次コーンとは、等しい強度を有しており
、結合されて高コントラストの干渉縞フィールドを形成
する。この二重パス装置・は、共通路干渉計に非常に近
似しているので、非常に安定である。共通路干渉計にお
いては、干渉ビームは同一の光路をたどる。従って、乱
れによる影響は両ビームに対して同時に作用するので出
力縞模様をひずませることはなく、出力縞パターンは2
つの光路の差にのみ応するものとなる。しかし、この種
の二重バス系には格子基体収差およびミラー格子分離度
を制御するのが難しいために種々な問題点がある。
ホログラフィ−によって形成される振巾格子の出現によ
って更に改良がなされてきている。ホログラフ振巾格子
は、レーザー2ビーム干渉計の精密な干渉パターンに対
して高解像度写真乳剤をさらすことによって作り出され
る。通常の写真処理中に、乳剤中の感光性銀ハロゲン化
物が不透明な金属銀となって振巾格子を形成する。
この種の1つのホログラフ格子の応用例では、二重周波
数ホログラフ格子がいわゆる“ジャリングパターンを作
り出す。この格子は、単一の写真乳剤を第1の空間周波
数f1の第1のレーザ干渉パターンに対してさらし次い
で第2の空間周波数f2の第2のレーザ干渉パターンに
さらすことによって作り出される0画周波数f、および
ftに対して等しい振巾透過変調を行なうには、第1お
よび第2のレーザパターンに対する露出を調整する0通
常、2つの順次になされる露出は同一であるが、もしf
、およびf2が非常に異なっているかまたはもし一方の
レーザパターンが赤色光内にあり他方のレーザパターン
が緑色光内にあるかするならば、順次になされる露出は
写真板のスペクトラルおよび周波数応答について補償さ
れねばならない。flおよびr2における振巾透過変調
を等しく行なうためのこれらの露出調整は、通常、試行
錯誤によって行なわれている。
空間的にコヒーレントな準単色光で照明するとき、この
二重周波数格子は、等しい強度の2つの1次光コーンを
作り出す、その一方の光コーンはflおよびr!周波数
の各々に関連付けられている。これらの2つの1次光コ
ーンは、相互作用して、非常に安定な高コントラストの
縞模様を形成する。この種の二重周波数ホログラフジャ
リング干渉計もまた共通路干渉計であり、それは構成す
るのに簡単である。しかし、この干渉計では、0次コー
ンを干渉1次コーンから分離する必要がある。このよう
に分離する必要があるために、入力光コーンのFナンバ
ーおよび得られるずれの量に限界がある。その上、2つ
の1次コーンの回折角が大きいならば、出力線フィール
ドに収差ひずみが生じてしまう、更に、出力線フィール
ドパワーと入力パワーとの比率、すなわち効率がわずか
約2%にすぎない。
多年の間、人々は、写真記録された振幅格子を漂白して
1位相格子”を得ていた。体積漂白として知られるかか
る漂白の一つの基本的形式は、写真乳剤中で不透明な銀
を透明な高屈折率銀塩に化学的に変換することである。
タンニングとして知られる第二の漂白形式は、現像され
た銀をエマルジョン中で化学的に除去して空所を残すも
のである。タンニング処理された位相格子は、波型表面
を有している。振幅格子は光を選択的に吸収するのに対
して、漂白された位相格子は、入力光ビームを横切る位
相遅れをもたらす。その結果、位相格子は、振幅格子よ
り格段優れており、入力パワーに対する第一次パワーの
比がより大きい。
しかしながら、漂白された格子には一般に相当な問題が
ある。それらは、非常にノイズが多く、且つ光に長くさ
らされると態度して振幅格子に物理的に戻る恐れがある
。漂白された格子は更に、振幅格子より空間周波数レス
ポンスが低い。たとえ体積漂白された格子がほとんどノ
イズがなく且つタンニング処理されたものに比べて空間
周波数レスポンスが高くても、それらは一般に劣ってお
り且つ余り効率的ではない。
体積漂白された格子の効率は、その厚さを増すことによ
って増大することができる。しかし、厚さを相当増やす
と、格子の基本的な回折性を激しく変えてしまう、どの
振幅格子も位相格子も、乳剤の物理的厚さが格子間隔の
5倍を越すと、厚いと考えることができる。そして、乳
剤の厚さが格子間隔の半分未満ならば、格子は薄いと考
えることができる。厚い格子の性質は、電磁理論により
正確に予測でき、そして、薄い格子の性質は、スカラー
回折理論によって言い表わすことができる。
例えば、厚い位相格子の出力は、零次及び1つの一次回
折コーンだけからなる。更に、格子に対して成る特定の
角度の平面波入力に対してだけ回折は起きる。他方、同
一の間隔の薄い格子は、格子に対してどのような角度の
球面波入力又は平面波入力でも、複数の次(即ち、0次
、±1次、±2次、±3次等)を発生する。
薄い振幅格子と薄い位相格子との違いは、スカラー回折
理論によって正確に予測できる。完全な正弦波の振幅透
過みだれが薄い振幅格子に存在する時、零次及び±1次
の回折だけが存在する。完全な正弦波位相みだれが薄い
位相格子に生じる時、多くの次(例えば、0次、±1次
、±2次、±3次はか)がみられる。位相格子次の強さ
は、正規ベッセル関数(Jn(m/2))”に比例する
。但し、nは次数(例えば、n=0、±1、±2、・・
・)でありそしてmはラジアンで表わした位相みだれの
強さ又は大きさである。振幅格子みだれが完全な正弦波
の形から離れると、更に回折次数が発生する。これら付
加的な回折次数の強さは、格子みだれ関数に付帯するフ
ーリエ成分の強さに直接関係している。
位相格子では、非正弦波の位相みだれに伴う回折次数は
、位相みだれの各フーリエ成分からの個々の出力をたた
みこむことによって予測できる。
そのような振幅のたたみこみにより、ちょうど1つの特
定のフーリエ成分に関係する複数の次の間の複雑な位相
関係が明らかにされる。更に、位相みだれが2以上の基
本空間周波数からなる時には、周波数の和と周波数の差
に対応する回折次数が発生する。たとえば、前述した三
周波数ホログラフ格子の効率の悪さを改善するようにそ
の三周波数ホログラフ格子を漂白することを考えるかも
知れない。漂白はかかる格子の全体的効率を高めるが、
たたみこみによる漂白格子は、°所望の基本周波数回折
コーンのほかにその所望基本周波数回折コーンと相互作
用する和の周波数と差の周波数の回折コーンを発生する
。その時、和の周波数と差の周波数の回折コーンが干渉
縞フィールドを破壊する可能性がある。
以上述べたことを考慮して本発明の目的は、広い様々な
適用範囲において有効なホログラフ位相格子を作る改良
した方法を提供することである。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的を達成するために本発明によれば、ホログラフ
的に記録され、光学的に薄い単一周波数位相格子を写真
フィルムの乳剤上につくる方法であって、 A、単一周波数の2つのビーム干渉パターンを乳剤の平
面に発生させ、 B、乳剤を過度に露光してこれを不足気味に現像し、そ
れによってホログラフ的に記録され、光学的に薄い単一
周波数振幅格子をつくり、C0乳剤を漂白して振幅格子
を、ホログラフ的に□記録され光学的に薄い単一周波数
位相格子に変換し、 D、残った漂白剤を取り除いて安定した、ホログラフ的
に記録され光学的に薄い単一周波数位相格子をつくり、
この安定した単一周波数位相格子は、準単色の空間的に
コヒーレントな光源からの光で照らされたとき、次数は
異なるけれども強さの等しい第1及び第2の゛回折をつ
くることを特徴とする方法を提供する。
本発明は特許請求の範囲に特に示される。本発明の上記
及びほかの目的並びに効果は、添付図面を参照しての以
下の説明を参照すればよく理解できよう。
〔実施例〕
A、ホログラフ 第1図はホログラフ位相格子の発生中に写真プレート−
を露光するのに必要な装置の配列を概略的に示している
。第1図の配列で第2図に概略的に示される手順に従っ
て発生したホログラフ位相格子は他の図面に示される本
発明の種々の応用例の動作の基本となる。特に、この装
置は軸11に沿って光を送るレーザ源10を有する。第
1図の他の装置は光を2つの分離光路上を走行するよう
に部分に分離し、写真プレートを露光するようにそれら
分離光をもとに戻す。
普通のビームスプリッタ13は光を2つの部分に分離す
る。第1部分は、光を対物レンズ兼とンホール16に反
射するためのミラー14.15を含む光路に沿って光を
送り、これによりピンホールでの点光源から発する球面
波を作り出す、波はコーン17に見え、軸18に沿って
写真プレートに向けて送られる。ビームスプリンタ13
によって形成された第2光路はミラー20と対物レンズ
兼ピンホール21を含み、光軸23に沿ってピンホール
での点光源から発する球面波コーン23を作り出す、こ
れらの2つの点光源からの光源は組合さって、写真プレ
ート12上で、消去し合うように干渉して暗い帯域を作
り、また助長し合うように干渉して明るい帯域を作る。
写真プレート12は回転テーブルに取付けられ、写真プ
レート12を位置決めし軸18と23との間の角度θを
正確に形成する。プレート12での干渉縞の空間周波数
ξは次の方程式によって近似される。
ス ここで、λはレーザ波長である=プレート12で作られ
た干渉縞は僅かに双曲線であり、長方形帯域に非常に近
似しており、それ故種々の図面のように示されている。
長方形帯域によりよく近似させるためには、プレート1
2と各ピンホール16.21との間の軸18.23に沿
った距離を増すことによって達成される。
第1図に概略的に示された装置は、本発明の特徴となる
所望の特性を有する格子を作るために用いられた。この
装置は簡単で比較的低価格である。
例えば、レーザ10はTEM、。モードレーザで成り、
ビームスプリッタ13は2つのビームの′強度を等しく
することのできる普通の可変濃度ビームスプリフタであ
る。ミラー14.15.20は標準平面ミラーである。
対物レンズは普通の10倍顕微鏡対物レンズであり、ピ
ンホールは対物レンズに整合している。距離18.23
は約2mである。この特定の装置を用いて、発明者は、
最大干渉縞ズレ誤差が約0.00254m5の状態で3
インチ×3インチの領域全体に500ライン/鶴の干渉
縞を作り出した。
第1図の装置が整えられると、写真フィルムのエマルシ
ロンは第2図のステップ1゛に示す干渉縞に露光するこ
とできる。この露光ステップ中、良質のホログラフ格子
を保証するように一定の制御が実行されねばならない0
例えば、露光は振動のない環境で行なわれるべきである
。ビームスプリッタ13と写真プレート12との間の空
気の流れが生じた干渉縞を歪めうるので熱的妨害を最小
にするべきである。大変に高い濃度と最小の歪みを要求
される応用例においては、軸18.23に沿った距離は
5mあるいは10mにさえ増加しなければならない、λ
とθとは正確に決定されねばならない、この基本的な装
置は高度に正確なホログラフ格子を作るのに用いられう
るけれど、終局的には最大の確度は、角度測定装置の確
度、単一周波数レーザの安定度、及び実施される雰囲気
と熱的な制御によって定まるであろう。
本書に開示された種々の実施例の構成を可能にする特定
の特性を有する位相格子を作るために、先ず振幅格子を
作ることが必要である。商業的に入手しうる写真エマル
ジョンと現像剤とが与えられると、薄いエマルジョン写
真プレートと化学的に両立しうる現像剤とが選択される
。エマルジョンを強く過露光し、現像不足にする方法は
処理エマルシロンの光学厚さをその当初の物理的厚さの
屈折に減する。このようにして、第2図のステップ1及
び2に記載される制御を用いることにより、振幅格子を
作り出し、この振幅格子は次の特徴を有する。
1、 スカラー回折理論に一致する光学的に薄いエマル
シロンを有する。
2、漂白後、対応する特定の位相伝達関数に変換するよ
う吸収関数が特定の形状を有する。
3、漂白後、特定のピークトウピーク位相変調に変換す
るような吸収関数の特定振幅あるいは強度を有する。
特定のプレート型式、露光、現像時間及び現像剤は後述
される。
ステップ2の現像が完了すると、写真プレートはステッ
プ3で酸現像停止溶中で洗浄される。この溶液は酸硬化
剤を含む、硬化剤浴で2分間処理すると受は入れうる結
果を得る。
ステップ4では、写真プレートのエマルシロンが定着さ
れ硬化される。標準定着浴及び酸硬化剤が成功裡に用い
られ、プレートは約10分間浴中に浸漬された。
次に(ステップ5)、エマルジョンは30秒間予洗浄さ
れ、約20分間ハイポ駆除浴中でハイポ駆除される。ス
テップ6ではエマルシロンが洗浄(例えば濾過した水の
中で30分間)され、次に、全ての残留増感染料が除去
される(ステップ7)までメタノール浴中に浸される。
メタノール浴が完了すると、プレートは弱風の乾燥空気
により乾燥される。
前述のステップの全ては、商業的に手に入る化学剤を用
いる普通の写真処理ステップである。ステップ7の完了
後、振幅格子が作られた。ステップ8と9はこの振幅格
子を所望の特性を有する位相格子に変換する。
更に詳しくは、写真プレートが′ステップ7で完全に乾
燥された後、プレートが清浄にされるまで臭素蒸気中で
ステップ8の間に漂白される。漂白作業が完了すると、
ステップ9で、プレートをメタノール浴中ですすいで、
残留しているBr、を除去し、次に、弱乾燥空気風動作
により完全に乾燥される。
以下、特に望ましいこれらのホログラフ位相格子のある
特徴について述べる。まず“薄い”格子を形成するため
に露光時間、現像時間及びエマルシヨンを選択した。特
定の例として、200erga/dの平均露光を行なっ
て80°Fにおいて標準コダックD−19現像剤で15
秒間現像して前記処理工程によりコグツク131−01
プレート上に393.7本/fiの格子を形成した。大
きな現像タンクを用い、かつ前記プレートを手動で急速
に攪拌することにより一様な現像を達成する。第2図の
工程により完全に処理した後、得られた薄い格子は、入
力平面波ばかりでなく入力球面波も回折させ、前述のよ
うに、厚い格子は、該格子に対して特定の角度で入射す
る入力平面波だけを回折させる。
測定の結果、前記工程により形成した薄い位相格子は、
純正弦波位相伝達関数を有し、そのピークトウピーク位
相遅れが零次回折と±1次回折の強度を等しくすること
が示された* 2 Q Oergs/−の露光により、
現像された無漂白のコグツク130−1プレートに対し
て約0.45の平均振幅透過率が得られた。実験データ
により、薄い回折格子が、現像された無漂白状態におい
て0.5若しくはそれより小さい平均振幅透過率を有す
る場合には、純 正弦波位相伝達関数が維持されること
が確認された。最終位相格子の強度すなわちピークトウ
ピーク位相遅れは、第2図のステップ7の後で測定した
平均振幅透過率により定まる限界値内で初期露光(第2
図のステップ1)を制御することにより調節される。低
い露光レベルで形成された極めて弱い位相格子は、強い
零次回折光と弱い第1次回折光と極めて弱い第2次回折
光を発生する。高い露光レベルで形成された強い格子は
、しだいにパワーが高くなる第1次゛回折光及び第2次
回折光とパワーの低い零次回折光を示す。零次と±1次
の強度が等しい回折光又は零次と±2次の強度が等しい
回折光が初期露光の試行錯誤調節により作られる。この
強度の等しい2つの異なる回折光を作る薄い回折格子の
利点を、該回折格子を利用した干渉計についての後述の
説明により明らかにする。
旦−」ジ創肚 第3図を参照すると、ヘリウムネオンレーザ30を包含
する干渉形が概略形で図示されており、このレーザ30
は、軸31に沿って負レンズ32の方へ向けられている
。この負レンズ32は、ビームをわずかに拡大し、それ
によりこのビームは顕微鏡対物レンズ33を完全に満た
す、この顕微鏡対物レンズ33は、この光を前述のよう
に構成したホログラフ格子34から距離Zだけ離れた焦
点FPに合焦させる。レーザ30.負レンズ32及び顕
微鏡対物レンズ33は、焦点FPから発する準単色発散
球面波の光源を構成する。ある実施例では、焦点FPか
らのコーンは、f/2のコーンである。
焦点FPにおける点光源からの球面波が格子34に当た
ると、格子34が多数の回折コーンを発生する。スカラ
ー回折理論により、回折したコーンの強度は、ベッセル
関数(Jn(m/2))”により支配され、ここでnは
回折次数、mはラジアン単位による格子伝達関数ピーク
トウピーク位相遅れである。前もって特定した露光時間
及び現像時間によれば、λ−6328人においてm−2
、870の値が得られる。零次回折コーンと1次回折コ
ーンとは、(Jo(1,435) ) ” −(Jl(
1,435) ) ”であるから、その強度は等しい、
さらに、回折角は、零次コーンが両方の1次コーンと重
なり、一方、1次コーンが相互に隣接するだけとなるよ
うにされている。格子34から距離z8だけ離れたいく
つかの点において、第3図に示すような出力が形成され
る。零次コーンは、平面円35として現われ、2つの1
次コーンは、平面円36A及び36Bとして現われる。
領域37A及び37Bは、重なり領域であり、・その領
域に干渉縞が形成される。s1域37Aの中心にある干
渉縞が暗い帯域ならば、これに対応する領域37Bの干
渉縞は、明るい帯域である。この明るい帯域と暗い帯域
により、両バンドが図面に示すようにそのバンドを横切
って同じ強度を有することを示すものではない。肉眼で
は、その照射条件により明僚な交互になったバンドを感
知するけれども、実際は、干渉縞は、滑らかに変化し、
正弦波関数の2乗に比例する。
純正弦波位相伝達関数は、格子34と関係しているので
、領域37Aと領域37Bとの干渉縞の間に180°の
位相シフトが存在する。格子34の位相伝達関数が純正
弦波から外れると、領域37Aと領域37Bの干渉縞は
、180@に等しくない他の位相関係を有するようにな
る。この180°の位相シフトは、コントラストの高い
干渉縞を形成するのに本質的な問題でなく、矩形電気信
号を中心干渉縞から発生する位置検出に応用する場合に
重要である。格子伝達関数の形状を制御することは、前
述のようにエマルジョン、現像剤、露光時間及び現像時
間の適当な組合わせを選択することにより達成される。
第3図に示す干渉計は、い(つかの特性を有している。
距離Zlが変化すると、重なり領域37A及び37B内
の干渉縞の数が変化する。詳述すると、距離Z、を小さ
(すると、重なり領域に現われる干渉縞の数が小さくな
る。距離2.が変化すると、領域37A及び領域37B
内に“流れ込み”またはそこから“流れ出す”。この“
干渉縞の流れ”により、中心干渉縞が広くなったり狭く
なったりするが、中心干渉縞は移動しない。中心干渉縞
は、その各領域の中心部に位置したままである。
このZ、の変化に関する中心干渉縞の動作の重要性につ
いては後述する。格子34が、軸31に垂直でかつ干渉
縞の方向に垂直な平面内で移動するならば、領域37A
及び領域37Bの干渉縞がすべてその領域を摺動するよ
うに見えるが、その領域の干渉縞の数は不変である。距
離Z2が変化する場合には、干渉縞の数は、同様に同じ
ままであるが、この場合にはその大きさが変化し、距離
Z2が小さくなるにつれて干渉縞の幅が小さくなる。干
渉計のパラメータは次の式の関係にある。
(2)   T= (zz+z+)/ξz1ここで、T
は重なり領域−37A及び37Bの干渉縞周期であり、
ξは式(1)で定まる格子34の空間周波数であり、Z
l及びZ2は第3図に示す正方向距離である。
第3図のホログラフ格子干渉計は実質的に共通光路干渉
計で、あるのでかなり安定性があり、外部の影響による
干渉縞の歪みの影響を受けない。大気の変化、すなわち
空気流及び熱の不定性により干渉縞が歪むことはない、
さらに、位相格子は、実質的に透過性であって回折コー
ンを形成するための格子34内における時間遅れに全面
的に依存しているので、その回折コーンの各々の光強度
は、振幅格子から常時得られるものよりもはるかに大き
い。結果として干渉縞の全体的な輝度が高(なる。その
上、零次コーンと1次コーンの各々の強度が等しいので
、消去的干渉及び助長的干渉が完全なものとなりやすく
、したがって、黒い帯域は、実質的に黒(なり、一方明
るい帯域は、本質的に標準光の2倍の明るさとなる。こ
のように、この格子により、明るい、コントラストの高
い干渉縞を発生する簡単な共通光路干渉計が作られる。
前記特性は、別異の分野に応用できる漂白位相格子の3
つの特定の応用例を理解するための基礎となるものであ
る。1つの例では、距離zlを意図的に変えて、所定領
域に現われる干渉縞の数を変えている。この特徴を具体
化する装置は、特に眼底反応試験装置に用いるのに適し
ており、この眼底反応試験装置は、第4図ないし第7B
図を参照しながら後述する。別の応用例では、距離Zl
及びZ2は、本質的に不変であるが、格子は移動させら
れて、それにより干渉縞をシフトする。この特徴を具体
化する装置は、特に位置決め装置に用いるのに適してい
る。第3の応用例では、格子の前に補助光学装置を配置
して2つの立体的な透過により伝達した光により2つの
空間的コヒーレント光源を形成する。これらの2つのコ
ヒーレント光源は、格子面、すなわちz’、=0におい
て重なる。Z!=■の場合は、格子の後部に配置したレ
ンズの後側焦点面において観測される干渉縞すなわち輪
郭線がなくなってしまう。この応用例で用いる位相格子
は、零次と1次の回折光の強度が等しい光の代わりに、
零次と2次の回折光の強度が等しい光を用いているのを
除けば前述のものと同じである。
C0心−補 第4図の眼底反応試験装置は、レーザ40を包含し、こ
のレーザ40は、パワーの低いTEM、。
モードヘリウム・ネオン円筒型レーザ若しくは他の類似
のレーザであってもよい、レーザからの光は、フィルタ
ホイール42を通って軸41Aに沿って送られる。この
フィルタホイール42は、多数の従来の金属被覆中間密
度フィルタを含む、これらのフィルタは、眼底反応試験
装置の他の素子に送られる光の強度を制御する。同様に
して、最終的に患者の眼底に投影された干渉縞の輝度を
制御することができる。
負レンズ43および顕微鏡対物レンズ44は軸線に沿っ
て移動することができ、光を焦点EPに集める。負レン
ズ43はレーザからビームをわずかに拡散させ、このた
め顕微鏡対物レンズ44の口径が均一な光分布でもって
完全に占められる。
−4mの焦点距離を有する両面凹レンズは満足な負レン
ズである。顕微鏡対物レンズ44は通常の対物レンズで
あり、10 XN、A、 0.25対物レンズが満足な
ものである。
格子45はホログラフ的に記録された単一周波数位相格
子よりなり、この格子は先に述べたように作られる。格
子周波数は、N、A、 0.25対物レンズの入力コー
ンからゼロ次および±1次の理想的な分離を考慮すべく
400本/fiとなっている。
格子45はまた光学的に薄く、ゼロ次および第1次回折
は等しい長さを有する。後に明らかとなるように、格子
が眼底反応検査装置に使用された場合、格子45からの
出力縞の位相を制御する理由はない、したがって、純正
弦波位相乱を防止する ゛ことに関連した処理手順にお
ける付加的な拘束は排除される。光学的に薄いエマ゛ル
ジョンを作るための条件と両立し得る都合のよい現像時
間が選ばれる。露出時間は、位相変調の所定の強度が得
られるまで、試行錯誤を行うことによって調節される。
このような場合において、等しい強度のゼロ次数および
±1次数を生じる変調が得られる。眼底反応検査装置用
の薄く、きわめてきれいな、低ノイズの400本/鶴位
相格子は、6328人の1000ergs/aJの平均
露出でもってコグツク120−01プレート上に作るこ
とができる。これらのプレートはコダックD−19現像
器で温度68″′Fで1000秒間現像される(第2図
のステップ1および2)。第2図のステップ3ないしス
テップ9は処理を完全にするために用いられる。
格子45は異なる次数回折の発散コーンを生じる。詳し
くは、円35によって示されたゼロ次のコーンと、円3
6Aおよび36Bを隣接させることによって示された一
次のコーンとが存在する。
これらのコーンは等しい長さとなっており、このためそ
れらは領域37Aおよび37Bに示されたような高いコ
ントラストの縞が生じ、それら領域においてゼロ次コー
ンと一次コーンとが重なり合う。このような特別な実施
例において、軸線41Bは格子45の中心から領域37
Aの中心を通って延長する。ダボプリズム46は線区域
を受けるように位置決めされ、かつその縦軸線が軸線4
1B上となるように配置される。ダボプリズム46はそ
の縦軸線のまわりで回転させられるので、縞図域37A
内の縞配向の角度も2倍のプ、リズム回転角度で軸線4
1Bのまわりを回転する。
線区域はダボプリズム46を介して開口ホイール47に
伝わる。開口ホイール47の任意の開口は、開口ホイー
ル47を回転させることによって軸線41Bと選択的に
整列させられる。接眼レンズ4Bは、選択され大開口を
通って伝えられた光を受ける。この接眼レンズ48は患
者の瞳孔内に2つの点光源を形成する。これらの点光源
は、対物レンズとピンホール16および21とによって
第1図で形成した点晃源に相当する。領域37Aの線区
域は瞳を介して伝えられ゛、眼底に投影される。
検査中、患者は彼の瞳孔49を接眼レンズ48の近くで
軸線41B上に位置させて、2つの点光源を接眼レンズ
48からさえぎる。患者の眼が適正な位置にあれば、患
者は彼の眼底50に投影された縞模様を感知し見ること
になる。角膜および目レンズの光学的能力はこのような
装置においては無視できるので、眼底に投影された縞模
様についての影響は無視し得る。
負レンズ43および顕微鏡対物レンズ44はスライダ5
1上に配置され、スライダ51は軸線41Aに移動する
ことができ、これにより焦点(E P)は格子45に対
して再位置決めされる。
スライダ51および焦点(F P)は再位置決めされる
ので、縞区域37A内の縞の数は変わる。患者の眼底に
投影された区域内の縞の与えられた数を見て識別する患
者の能力は反応の標準測定量に直接的に等しいものとし
て示される。
眼底検査中、ダボプリズム46および開口ホイール47
は微妙に作動し、しかも重要な役割を果す。なぜならば
、眼底検査はどちらかといえば主観的なものであるから
である。検査者はダボプリズム46の回転によって縞の
配向を制御することができ、これにより、成る配向の縞
模様を見ることができるという患者の主張が実際に妥当
でであるか否かが決定される。眼底応答が配向変化を現
わし得る範囲まで、かかる変化の特質についても評価す
ることができる。
開口ホイール47の位置決めによって選択された開口の
直径は縞模様によって刺激される眼底領域の大きさを制
御する。このような領域制御は斑状再生の範囲を決定す
る上で重要である。開口ホイール47の種々の開口によ
って現われた眼底区域は成る特別な例においては20°
ないし0.5″′の範囲である。これらの区域は、直径
5.0ないし0.15mの範囲で眼底に刺激される円形
領域に相当する。
第5図には多数の縞模様が図示されており、これらは、
第4図に示した装置を用いて検査される患者によって知
覚されることになる。スライダ51が中間位置に配置さ
れると、患者は暗い帯域と明い帯域とが交互になった縞
模様を知覚することができる。なお、この模様はパター
ンAとして図示される。もし赤い光を発するレーザーが
使用されると、光領域は赤となり、暗い領域は黒となる
。したがって患者は一連のまっすぐな赤と黒のラインを
知覚する。スライダ51が第4図の軸線41Aに沿って
格子45に向って移動すると、縞の数は減少し、患者は
比較的少ない幅広の縞を含むパターンBを知覚する。同
様に、スライダ51を格子から離れる方向に中間位置を
越えて移動させると、パターンCに示すように、縞の数
は増加する。一方、もしスライダ51がパターンAを生
じる同一位置にある場合、第4図のダボプリズム46を
22.5”回転させると、縞は45″回転してパターン
Dに示す配向になる。
眼底反応検査装置の他の実施例が第6図に示されている
。この眼底反応検査装置は、検査者用の観察システムが
付加されている点で第4図に示した眼底反応検査器とは
異なる。この観察システムは、共通路原理が領域37A
を作り出す重ね合わせ次数に適用されているので、付加
できるものである0種々の観察システムの設計を利用す
ることができる。というのは、特別な構成要素の選択に
よって縞ひずみ問題を受けないからである。しかしなが
ら、最良の観察システムの能力を保証するためには、観
察システムの構成要素は妥当な品質のものであるべきで
ある。
第6図に示した観察システムは、開口ホイール47と接
眼レンズ48との間に配置されたビームスプリッタ52
を有する。ビームスプリッタ52は、白色光を光フアイ
バ案内53を介して接眼レンズ48を介して眼に向ける
。光フアイバ案内の光源としては、標準の低出力光ファ
イバ照明器(図示されない)を用いることができる。眼
から反射された光は接眼レンズ4B、ビームスプリッタ
52、および軸線41Bと整列した開口ホイール47の
開口を通って別のビームスプリッタ54に向う0通常、
最も大きい開口は視野の最も大きい区域を提供するよう
に整列される。ビームスプリッタ54はこの光を凹面ミ
ラー55に向け、凹面ミラーはビームスプリッタ54の
付近で眼の表面の実像を形成する。レンズ56は眼の表
面の実像を観察のために偏光子57を介して接眼レンズ
58の焦点面に伝える。偏光子57はダボプリズム46
とビームスプリッタ54との間で別の交差偏光子59と
協働して、ビームスプリンタ54から接眼レンズ58に
向って反射された縞区域のその部分を排除する。観察シ
ステムの収差は、開口ホイール47をミラー55の曲率
の中心に位置することによって、また1:1共役の対象
なリレーレンズ56を用いることによって減少される。
眼検査で最もひんばんに遭遇する問題の1つは、たとえ
最良のあごのせ台であっても、患者の眼の位置決めであ
る。第6図に示すようなタイプの適正に整列された観察
システムでは、接眼レンズ58を介して観察された像の
正確な中心は、接眼レンズ48によって形成された2つ
のコヒーレント点光源の間で心合わせされる。したがっ
て、検査者が2つのコヒーレント点光源をさえぎるよう
に患者の瞳孔を適正に位置決めしたとき、検査者は、瞳
孔のはっきりした心合わせきれた像を接眼レンズ58を
介して観察することになる。観察システムは白内障患者
の検査には特に有益である。
というのは、観察システムにより、白内障において存在
する任意の開口に2つのコヒーレント点光源を正確に位
置させることができるからである。
第7A図および第7B図は、本発明に従って構成された
眼底反応検査装置についての2つの図である。この特別
な眼底反応検査装置には、第4図に示した要素が現出さ
れている。詳しくは、眼底反応検査装置はハウジング6
0を有し、ハウジング60には通常のレーザユニット6
1が設けられ、それはハウジング60の一端62から延
びる。レーザ61は通常のレーザパワー供給器63をに
連結される。
ハウジング60内の種々の要素は基板64上に支持され
る。第1の要素は、フィルタホイール42を支持する直
立スタンド65を有する。検査者はフィルタホイール4
2の周囲の一部分を回転する。フィルタホイール42は
、ハウジング60の頂部板67のスロットを通って延び
て、適当なフィルタを光軸線上に位置させる。フィルタ
ホイール42の角度位置が摩擦によって維持されるにし
ても、−層積極的な位置決め手段を直立スタンド65と
フィルタホイール42との間で相互作用するように回転
止割出機構に組み込んでもよい。
第4図に示された負レンズ43および顕微鏡対物レンズ
44は、スライダ51に支持されたハウジング70に取
付けられている0回転カム71は、軸を有し、これは、
ハウジング60の側壁72を通って延び、かつスタンド
72Aに支持されている。この軸は、位置決め用突起7
3、スケール74および図示されていない戻り止め機構
を支持している。スケール74は、20/15ないし2
0/400の範囲の相当スネーレン反応において直接に
目盛りされている。検査者が突起73を回転すると、カ
ム71は、回転し、スライダ51および負レンズ43お
よび顕微鏡対物レンズ44の両者を縦方向に移動し、こ
れによって、第4図に示された焦点FPの位置を変更す
る。この実施例において、スライダ51は、カム従節に
よって構成され、これはカム71に接触しかつスライド
75に支持されている。スライド75は、また、スライ
ダ51をカム71に対し押しつけるためのばねを包含し
ている。
別の直立スタンド76は、台板64に支持されている。
スタンド76は、格子45を支持している。したがって
、動力供゛給源63が作動されたとき、レーザ61から
発出した光線は、フィルタ車42、負レンズ43、顕微
鏡対物レンズ44を通って格子45まで通過し、これに
よってゼロおよび等しい強さを有しかつ重合している第
1次数回折コーンを生じる。1つの特殊な配置において
、格子45と焦点との間の距離は、約0.6鶴ないし2
5日の範囲にわたって変化する。上記距離の範囲によっ
て、本装置は、20/400ないし20/15の反応測
定に相当する縞パターンをつくることができる。   
 ・ 台板64上の固定位置に別のスタンド77が置かれてい
る。このスタンドは、第4図に示された軸線41B上に
鳩形プリズム46の縦軸線を置(ためにハウジング60
に対し少し斜めにされている。スタンド77は、回転可
能の車80を支持している。車80の一部分は、頂部6
7における別のスロットを通って延びている。車80は
、鳩形プリズム46を支持し、そのために、検査者によ
る車80の回転によって、鳩形プリズム46を回転し、
第5図のパターンDに示されているようにフリンジの向
きを変更する。
検査器における次の要素は、第4図における軸線41B
上の窓車47および接眼レンズ48を支持している端壁
81である。窓車47の一部分は、壁60のスロットを
通って延び、検査者は、第4図に示された軸線41B上
の種々の窓を中心法めすることができる。さらに、端壁
81は、この壁の外方部分における2つの切欠き82お
よび83を有している。これらの切欠きは、接眼レンズ
48の両側において、位置が、ずれている。これによっ
て、患者の鼻を、検査中にハウジングに対して位置決め
することができる0例えば、患者は、その右の眼の検査
中に、切欠き82に鼻を置くことができる。
以上の検討から、第7Aおよび第7B図に開示された眼
底反応試験装置が簡潔でありかつ構成容易であることは
、明らかであろう、格子45以外のすべでの光学要素は
、容易に入手でき、かつ比較的に安い慣用の要素である
。このような要素は、眼底反応試験装置が共通進路干渉
計の一例であるため、およびフリンジが熱変化、振動ま
たはその他の環境動乱の作用を受けないために、用いら
れる。
旦−1」u1艷器 本発明の別の局面によれば、第3図に示された干渉計は
、位置制御方式に容易に用いられるようになっている。
すでに指摘したように、第3図における重合区域37A
および37Bにおける縞は、格子の移動方向における重
合区域を通って移動する。しかも、もしも焦点FPと格
子との間の距離zlが一定のままであると、重合区域に
おける縞の数は一定のままである。他方、もしも距離Z
2が変化すると、重合区域内のフリンジの数は、同じの
ままであるが、投影型方式において予期されているよう
に、重合区域は変化する。
広範囲の測定および制御機能において用いられる位置符
号器の特殊な実施例は、第八図に開示されている。第8
A図において、光線は、準単色、空間的干渉性光の点光
源から発出する。ホログラフ的に記録された単一振動位
相格子101は、支持器102に支持され、この支持器
は、光線すなわちX軸線に直角のX7面のX方向に移動
する。
光源100からの光線は、支持器102に支持された格
子101によって等しい強さの嘱口および第1次数コー
ン中に回折される。ゼロ次数分布は、平面円103とし
て表わされると同時に2つの第1次数分布は、平面円1
04および105によって表わされる。重合区域106
および107におけるフリンジは、写真検出器11Oお
よび111上に投影され、これら写真検出器は、当該技
術において周知である位置検出回路112のための入力
信号を発生する。
第8B図を参照すると、写真検出器110および111
は、重合区域106すなわち軸線120および121上
の各々に生じた中央縞に水平に向けられる。すでに説明
したように、格子位相移送機能の形の制御は、重合区域
における縞を、他の重合区域における縞との相から18
0”外れさせる。第8B図に示されているように、写真
検出器110は、中央線位置における暗い帯と整列する
と同時に、写真検出器111は、中央線位置における明
るい帯と整列する。写真検出の目的のために、この特殊
な実施例は、光源100が、写真検出セルとして赤また
は赤外線に近い光線を発生するとき、特に簡単化され、
このような写真ダイオードは、スペクトルの区域におい
て特に敏感である。
もしも支持器102がX軸線に沿って第8A図において
右へ少し移動すると、縞は、それとともに移動する。大
きく移動した後に、第8B図において写真検出器110
およびll’lに衝突する帯は、第8C図に示された位
置へ移動する。明るい帯は写真検出器110に衝突し、
また暗い帯は写真検出器l11に衝突する。もしも格子
101が1fi当り400線の位相パターンを有すると
、この2倍の変化がX軸線に沿って約0.0127mm
(約o、oooosoインチ)の移動を表わす。この精
密さでさえも、本装置・は、写真検出器に衝突する帯が
比較的に広いので、構成するのが比較的に容易である。
例えば、約2.54m(0,1インチ)の幅を有する帯
は、Z2が約50.8m(2インチ)に等しく、かつZ
lが約0.0254鶴(0,001インチ)に等しいと
き、得られる。式(1)を参照されたい、この幅の帯は
、写真検出器の置き場所を都合よ(する、なぜならば、
それらの場所は、充分緩い公差でつくられるからである
本装置は、軸線120および121に沿っての格子10
1と写真検出器110.111との間の距離における如
何なる変化にも本質的には感知しない。すでに指摘した
ように、縞の分野106および107の大きさは、もし
もZ2が変化すると変化するが、その分野内の縞の数は
、変化しない。
したがって、第8B図において、写真検出器110およ
び111は、軸線120および121に沿っての距離Z
2の如何なる変化にもかかわらず、各中心縞に中心状め
される。
第8A図に示された点光源100は、第6図のレーザ4
0、負レンズ43および顕微鏡対物レンズ44などの要
素よりなる。この構造の光源を有すると、レーザ放射線
は、対物レンズを充分に満たすことができ、したがって
、第8A図に示されたように半径方向で対称的の良好な
境界をもつ放射分野をつくる。
一方、単一レーザダイオードは、また、それ自体だけ、
または顕微鏡対物レンズ33と組合わせ用いることがで
きる。レーザダイオード放射区域の形は、円形の代りに
ほぼ長方形である。それゆえ、レーザダイオードがそれ
自体だけで用いられるとき、ゼロおよび士次数分布は、
第8A図において、半径方向に対称的でなく、細い境界
をもつ円形103.104および105である。しかし
、第8A図は、空間的干渉性準単色光源がレーザダイオ
ードのみであるとき、XY面において、はぼ実際の放射
線分布をつくる。レーザダイオードおよび顕微鏡対物レ
ンズが組合わされて用いられたとき、レーザダイオード
放射線は、顕微鏡対物レンズを充分に満たすことができ
る。したがって、大きな半径方向の対称をもち良好な境
界をもつ放射線分野がつくられる。如何なる光源の場合
でも、種々の位置の符号器に関する検討は、第8A図の
理想的表現103.104および105を用いることに
よって影響を受けず、全く有効である。
第8A図の本装置は、一方向における測定を行なうのに
用いられると同時に、第9A図は、XおよびYの両方向
に移動する支持器122を開示している。格子123は
、第8A図の格子101と異なり、その差異は、第1お
よび2図を参照することによって容易に了解できるであ
ろう。格子123を形成する場合、写真板12は、第2
図において、ステップ1を参照して、すでに記載したよ
うに露出される。しかし、写真板は、90@回動され、
再び露出され、その後に現像される。この二重露出は、
重合された水平および垂直の単一周波数干渉パターンを
つくる。
第9A図を再び参照すると、格子123が準単色の空間
的干渉性光線の任意の光源で照らされるとき、格子は、
第9A図にほぼ示され、第98図において平面投影によ
って明らかに示された5つの回折コーンをつくる。格子
上の垂直位相パターンは、すでに記載したように円形1
03ないし105によって表わされたコーンをつくり、
これらのコーンは、重合区域106Aおよび107Aを
つくる。しかし、水平に配置された位相パターンは、符
号114および115で示した垂直方向におけるる1対
の第1次数コーンをつくる。4つの重合区域は、重要で
ある。尖ったくさび状の区域106Aおよび107Aは
、第1次数コーン114および115による影響に関係
がない第8B図の区域106および107に相当する。
尖ったくさび状の区域116Aおよび117Aは、ゼロ
次数コーン103と第1次数コーン104.115を重
合することによって形成され、第1次数コーン104お
よび105による影響に関係がない。写真検出器は、各
重合区域のための中央線に整列される0区域106Aお
よび107Aに整列された写真検出器110および11
1は、すでに検討したようにX軸線に沿う移動に相当す
る。
写真検出器120および121は、区域116Aおよび
117Aと整列する。これらは、Y軸線に沿う垂直移動
を感知する。これらの4つの写真検出器は、位置検出回
路124に結合され、この回路は、XY移動を示すため
、またはXY位置決めサーボ機構への入力をつくるため
に、上記信号に応答する。
第10図は、矩形信号を発生する装置を概略的に示す。
基本的にこの装置は、第8A図に示されている装置に受
光素子125および126を加えて使用するものである
。受光素子110および111は上方にずらされている
が、中央干渉しまの上に位置している。付加的な受光素
子125および126は、各々の中央干渉しまの右側に
4分の1干渉しま周期能れて(即ち90°位相をずらし
て、あるいは矩形位置に)位置している。か(して容易
に明らかになるであろうように、これらの4つの受光素
子からの信号は、位置および方向の両方の情報を非干渉
的に提供する矩形信号を提供する。
前述の応用例の各々において、点光源と格子との間の距
離Z、は一定のままであると仮定する。
しかしながら明らかなようにこのような一定の寸法は、
いくつかの実用的な応用例において達成することが困難
である。第11A図および第11B図は、寸法2.の適
度な範囲の変化を本質的に感じない装置を開示している
。この装置はまた、X方向のみの移動を探知するための
装置と関連させて示されている。得られる信号は、干渉
しまの通過を数えるためおよび正確な移動指示を提供す
るために上下計数器を有する位置探知装置127に送ら
れる。
一層詳細にはレーザー光源100は格子101を通して
光を伝達し、重複領域106および107とともに0次
および1次コーン103.104および105を生じさ
せる。第11B図に示されているように、受光素子11
0および111は第1群の信号を提供する。もう1つの
光源130が光源100の下方に配置されている。この
光源130は、光源100からの光によってつくられた
回折コーンの下方に位置する0次コーン133および1
次コーン134および135をつくるように位置決めさ
れる。光源130の水平あるいはX位置は、中央干渉し
まが重複領域106および107の中央干渉しまと90
°位相のずれた重複領域136および137をつくり出
すように調節される。受光素子140および141は、
重複領域136および137の中央干渉しまと整列する
この配置によって矩形信号は、Z、の変化によって位置
が変わらない4つの中央干渉しまから発生する。Zlを
増加させると中央干渉しまの幅は減少するが、受光素子
の開口が中央干渉しまを分解することができるならば、
正確な矩形信号が発生する。
互−jdυ1支芥 位置感知・眼底反応試験適用例と関連して以前開示され
た単一周波数ホログラフ位相格子を、フーリエ平面フィ
ルターとして容易に使用することができる。第12A図
は、重要な構成要素が単一周波数ホログラフ位相格子2
07である格子フィルター減光装置を示す。第12A図
の全体的な装置は干渉光学処理機として非常に良く知ら
れている。レーザー200およびビーム拡大器/コリメ
ーター201は、空間干渉性準単色平面波203の源で
ある。2つのステレオ透明体204および205はレン
ズ206の前側焦点面に置かれ、平面波203によって
透照される。両方のステレオ透明体によって伝達された
波のフーリエ−変換はホログラフ位相格子207のとこ
ろにあられれる。
格子207は、フーリエ−変換光分布に対し余弦位相フ
ィルターを構成するように軸に沿って配置され、且つマ
イクロポジショナ−の上に設けられる。それからレンズ
208は、ろ過されたフーリエ−変換分布から平面20
9のところに出力像を形成する。
第12B図に示された重要な出力像は、2つの実像分布
の干渉性型なりである。それ故“出力像”210および
211は古典的な意味での像ではない。“出力像”21
0の重要な特徴は、等高輪郭線に相当する暗い干渉じま
である。210の輪郭線は、原物の透明体205および
その古典的な像205Aを見通してあられれる見通し輪
郭線である。“出力像”211は210と同じ等高輪郭
線を含んでいるが、この場合輪郭線は、原物の透明体2
04およびその古典的な像204Aを見通してあられれ
る。1出力像”210の輪郭線は、透明体205からの
光に応答して格子207によってつくられた0次コーン
が、透明体204からの光に応答して格子207によっ
てつくられた+2次コーンと重複したものである。同じ
く“出力像”211の輪郭線は、透明体204および2
05からの光に応答してそれぞれつくられた格子207
からの0次および一2次回折コーンの重複によりつくら
れるものである。レンズ208は平面209において輪
郭線の古典的な実像を形成する。他の等高輪郭線は、原
物の透明体204および205の分離Bを機械的に変え
ることによってつくることができる。
この装置の重要な構成要素は、輪郭線を形成するように
重複する異なった次数の古典的な像をつくりだす格子2
07である。−層詳細には格子207は、901/mu
の光学的に薄いホログラフ的につ(られた位相格子であ
る。この特別な応用例において、格子伝達関数のピーク
・トウ・ピーク位相遅れは、強さの等しい0次および±
2次回折コーンをつくるのに必要な値、即ち3.68ラ
ジアンである。その上位相伝達関数は、完全な減光が重
複した次数の間で生じるよう、2次回折コーンが0次回
折コーンと180@だけ位相ずれできるように、純正弦
波関数でなければならない。古典的な像204Aおよび
205Aが同一であるならば、減光が完全であり、暗輪
郭線あるいは輪郭干渉しまがつくられる。
第1図の光学装置によってつ(られた901/鶴干渉じ
まに露出したAGFA8E75エマルジョンの上に、格
子207をつくることができる。
平均露出は、コダックD−76現像機によって80°F
、現像時間45秒において、6328人のところで20
00erg/−である。比較的低い振動の格子をつくる
とき、現像機のタンニング作用は望ましくない位相乱れ
を生じさせる。それ故901/fl格子をつくるために
、タンニングの弱いD−76現像機および化学的に調和
するAGFA8E75エマルジヨンを選んだ。純専弦波
位相乱れ作用を維持しながら、強さの等しい0次および
2次回折コーンを最終的な位相格子から得るた ちめに
、前述の露出調整方法を使用する。第2図の3から9ま
での残りの工程を処理を完全にするために使用する。
要するに、高い効率でコントラストの強い安定した干渉
しまをつくりだすために、ホログラフ式で記録される単
一周波数の漂白された位相格子を利用する基本的な干渉
計構造を開示した。更に眼底反応を試験するため、機械
的要素の位置を感知しあるいは制御するため、および輪
郭線をつくりだすために、この干渉計の3つの異なった
応用例を開示した。更に眼底反応検査器の特別な例を開
示した。
しかしながら開示された本発明の特別な態様はほんの代
表的なものであることが、前述の説明から明らかであろ
う0本発明の利点のうちのい(つかあるいはすべてを得
るために、基本的な原理を幅広い応用例に使用すること
ができる。それ故添付の請求範囲は、本発明の真の精神
および範囲内のかかる変形をすべて覆うことを目的とす
る。
4、皿皿亘里車星脱皿 第1図は本発明によるホログラフ格子を作成する装置を
示す概略図、 第2図は本発明によるホログラフ格子を処理する種々の
基本ステップを示すチャート、第3図は干渉縞を作成す
る本発明の一態様によって構成された干渉計の概略図、 第4図は眼底反応を測定するための本発明によって構成
された装置の概略図、 第5図は第4図に示された眼底反応装置で作られる代表
的な干渉縞を示す、 第6図は本発明によって構成された眼底反応試験装置の
代替実施例の概略図、 第7A図は本発明によって構成された眼底反応試験装置
の斜視図であり、第7B図は第7A図に示した装置の、
ハウジングを部分的に取除いた状態の詳細斜視図、 第8A図は本発明によって構成された位置エンコーダの
1実施例の概略図であり、第8B及び80図は第8A図
に示された装置によって作られる代表的な干渉縞を示す
、 第9A図は直交軸に沿った運動を検知するための、本発
明によって構成された位置エンコーダの代替実施例の概
略図であり、第9B図は第9A図に示される装置によっ
て作られる代表的な干渉縞を示す、 第10図は矩形信号を形成するように修正された、第8
A図の装置によって作られる干渉縞を示す、 第11A図は安定な矩形信号を作るための位置エンコー
ダの概略図であり、第11B図は第11A図の位置エン
コーダによって作られる干渉縞を示す、 第12A図は1対の垂直立体写真から等しい高さの輪郭
線を発生する装置の概略図であり、第12B図は第12
A図に示す装置の動作を理解するのに有用な概略図であ
る。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ホログラフ的に記録され、光学的に薄い単一周波
    数位相格子を写真フィルムの乳剤上につくる方法であっ
    て、 A、単一周波数の2つのビーム干渉パターンを乳剤の平
    面に発生させ、 B、乳剤を過度に露光してこれを不足気味に現像し、そ
    れによってホログラフ的に記録され、光学的に薄い単一
    周波数振幅格子をつくり、C、乳剤を漂白して振幅格子
    を、ホログラフ的に記録され光学的に薄い単一周波数位
    相格子に変換し、 D、残った漂白剤を取り除いて安定した、ホログラフ的
    に記録され光学的に薄く単一周波数位相格子をつくり、
    この安定した単一周波数位相格子は、準単色の空間的に
    コヒーレントな光源からの光で照らされたとき、次数は
    異なるけれども強さの等しい第1及び第2の回折をつく
    ることを特徴とする方法。
  2. (2)前記漂白工程は臭素蒸気漂白剤による漂白工程を
    含む、特許請求の範囲第(1)項記載の方法。
  3. (3)前記露光と現像の工程は、露光回数及び現像回数
    並びに現像温度を調節して乳剤を過度に露光しそして不
    足気味に現像し、それによって乳剤の光学的な薄さを含
    む乳剤の最終特性を変えることを含む、特許請求の範囲
    第(2)項記載の方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0561397A (ja) * 1991-08-29 1993-03-12 Fujitsu Ltd ホログラム描画装置
JPH0572959A (ja) * 1991-09-17 1993-03-26 Fujitsu Ltd ホログラム描画装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4881551A (ja) * 1971-09-18 1973-10-31

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