JPH01124731A - 歪センサ - Google Patents

歪センサ

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JPH01124731A
JPH01124731A JP25143388A JP25143388A JPH01124731A JP H01124731 A JPH01124731 A JP H01124731A JP 25143388 A JP25143388 A JP 25143388A JP 25143388 A JP25143388 A JP 25143388A JP H01124731 A JPH01124731 A JP H01124731A
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JP
Japan
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creep
insulating resin
film
solid powder
beam body
Prior art date
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Pending
Application number
JP25143388A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Nishikawa
西川 昶
Satoru Suzuki
鈴木 ▲さとし▼
Masanobu Hirata
平田 正信
Koichiro Sakamoto
孝一郎 坂本
Ikuo Fujisawa
藤沢 郁夫
Shozo Takeno
武野 尚三
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Toshiba TEC Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Tokyo Electric Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH01124731A publication Critical patent/JPH01124731A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、ロードセル秤等への利用に適した歪センサに
関するものである。
従来の技術 従来、薄膜抵抗体を有する歪センサにおいては、起歪部
を備えたビーム体にS io、やAα20.やTa、O
,などの無機酸化物による絶縁膜が形成され、この絶縁
膜上に薄膜抵抗体が形成されている。
発明が解決しようとする課題 このような絶縁膜や薄膜抵抗体は真空槽中でスパッタリ
ングや蒸着等の手段によりビーム体の表面に形成するも
のであるが、クリープ現象が生じると云う欠点を有する
。すなわち、歪センサにおけるクリープとは、その歪セ
ンサに印加された荷重に比例した歪量が時間により変化
する現象を云う。このとき、ビーム体の歪は絶縁膜を介
して薄膜抵抗体に伝達されるものであり、クリープ現象
は絶縁膜の特性に大部分起因する。もちろん、薄膜抵抗
体の材質や膜厚およびそのパターンの形状、ビーム体の
形状や材質等もクリープ現象には関連がある。
課題を解決するための手段 本発咀は、起歪部を有するビーム体の表面に、固体粉末
を混合したポリイミド樹脂を塗布して前記固体粉末を前
記ポリイミド樹脂中に均一に分散させた1〜20μmの
膜厚の絶縁樹脂膜を直接形成し、この絶縁樹脂膜上に薄
膜抵抗体を直接形成したものである。
作用 ポリイミド樹脂に所定量の固体粉末を混合して絶縁樹脂
膜を起歪体の表面に直接形成することにより、クリープ
の調整を行なう二とができ、これにより、実質的にクリ
ープのない状態を得ることができるように構成したもの
である。
実施例 本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
まず、ビーム体1はSUS 630等によるステンレス
材で形成されている。すなわち、機械加工により溝2で
連設された二つの孔3.4が形成されて薄肉の起歪部5
,6,7.8が形成され、一方では取付用の二個の孔9
が形成され、他方では皿受フレームが取付けられる一個
の受孔10が形成されている。そして、熱処理により所
定の弾性特性を得た後にパターン形成面11を研磨加工
により形成する。
このようなビーム体1のパターン形成面11には絶縁樹
脂膜12が形成されている。この絶縁樹脂膜12の形成
手段とその組成については後述する。
この絶縁樹脂膜12の上にはNiCr (Ni 50w
t%、Cr50wt%)による抵抗膜13がスパッタリ
ングにより積層形成されている。この抵抗膜13の厚さ
は、たとえば1000人である。つぎに、リード電極と
してスパッタリングにより厚さ2μmのAu膜14を前
記抵抗膜13の上に積層する。このような抵抗膜13と
Au膜14とは第4図(a)に示すようにフォトエツチ
ングにより所定のパターンを形成する。そして、第4図
(b)に示すように部分的にAu膜↓4のみをエツチン
グしてR1、R2、R5、R4と表示した四個の薄膜抵
抗体15が形成される。これらの薄膜抵抗体15の位置
は前記起歪部5,6の上面に一致している。
このような薄膜抵抗体15のそれぞれはRLと表示した
リードパターン16によりブリッジ結合され、各リード
パターン16の端部は、Ve+とVe−と表示した入力
端子部17とVo+とVO−と表示した出力端子部18
とよりなる。
しかして、前記絶縁樹脂膜12の形成に当っては、ビー
ム体1のパターン形成面11を平坦に研磨加工した後に
清浄に洗浄し、その上に形成する。
まず、絶縁樹脂としては、たとえばポリイミド樹脂が用
いられ、固体粉末としては、たとえば5iO7微粉末が
泪いられる。すなわち、ポリイミドワニスの中に所定量
のSio、の微粉末を混合して均一に分散させる。そし
て、100OCP (センチボイズ)に調整した後にビ
ーム体1のパターン形成面11に滴下し、スピンナで1
50 Or、p、+nの回転速度によって均一な膜厚と
して塗布し、溶剤を乾燥後に350°Cで1時間加熱し
、厚さ約4μmの絶縁樹脂膜12を形成する。
このような絶縁樹脂膜12中にSin、等の固体粉末を
フィラーとして混合すると云うことは、荷重印加時のク
リープ量を調整するためのものである。いま、固体粉末
を混合しない場合、すなわち、ポリイミド樹脂のみで絶
縁樹脂膜12を形成した場合と、Sio、のみで絶縁樹
脂膜12を形成した場合との二連りについて説明する。
まず、第5図に示すものはビーム体1に5US630(
JIS)を使用し、純粋のポリイミド樹脂により厚さ約
4μmの絶縁樹脂膜12に1oOo人の厚さの薄膜抵抗
体15を形成した場合である。荷重を印加後に出力電圧
(■0)はプラス方向に変化し、荷重印加時と10分経
過時とではΔVOなる出力電圧変化が生じる。これがク
リープ値である。また、荷重を除去した後の零点の変化
は、ΔVo’  である。ここで、Δ■0とΔVo’と
の絶対値は等しく符号は反対である。
具体的な数値で表わすと、ビーム体1に荷重を印加した
とき、薄膜抵抗体15の歪量がE=ΔQ/Q=0.1%
、そのゲージ率には1.8、入力電圧がVe =100
00mV とすると、出力電圧■0は、Vo=Ve−に
−EよりVO=10X10’X1.8XO,IXI○−
”=18mV である。
このとき、クリープの実測値Vo=+20μ■であった
。すなわち、クリープはΔVo/Vo=20/1800
0=O,,11%である。このクリープ値を薄膜抵抗体
15の寸法変化に適用すると、薄膜抵抗体15が3Mの
場合、 ΔE=EXO,11%=0.1X0.11=lIX10
−’したがって、3mmX l I X 10−’=3
3人となる。
このように、クリープ量が0.11%の場合においても
非常にわずかな寸法変化しかない。しかもクリープ量0
.11%の場合、歪センサとして使用するものとすれば
、その精度が約171000であり、温度変化や回路の
誤差等の他の条件を含めるとさらに精度の低いセンサし
かできないことになる。実用上の精度は1/3000、
たとえば秤量3 kg、分解能1gの秤が必要であり、
さらにクリープ量を低減させる必要がある。
つぎに、第6図に示すものはポリイミド樹脂の代りに厚
さ3μmのSio、膜を形成した場合であり、クリープ
はΔVo /Vo =0.2%であった。
このように出力電圧■0が時間とともに減少するのがマ
イナスクリープである。この場合も精度1/3000の
ような高精度秤の歪センサに使用″することはできない
ものである。
しかして、絶縁樹脂に固体粉末を混合した場合の混合率
とクリープ量との関係を第7図ないし第10図に基づい
て説明する。まず、いずれの場合もビーム体1は5US
630 (JIS)によるものであり、絶縁樹脂はポリ
イミド樹脂で厚さ4μmの絶縁樹脂膜12であり、クリ
ープ量の測定値は荷重印加後10分経過時のものである
。また、固体粉末は5ioIlであり、平均粒径は約1
5mμmである。
まず、第7図に示すものは薄膜抵抗体15の材質がNi
Cr (Ni 50%、Cr50%)であり。
膜厚が1000人のものである。クリープ量はSi○2
粉末の含有量が増加するにしたがってマイナス方向に向
う傾向を示し、約2wt%でクリープ量は零付近になる
第8図に示すものは薄膜抵抗体15の膜厚を60oO人
とした場合であり、クリープ量が零になるのはSto、
粉末の含有量が約5wt%のときである。
つぎに、第9図に示すものは薄膜抵抗体15の材質がN
LCrSi (Ni 70%、Cr2O%、5i10%
)、膜J’X 100OAのものについての結果を示す
もので、Sio、粉末含有量が3wt%でクリープ量は
ほぼ零付近になる。
また、第10図に示すものはその膜厚が6000人のも
のについての結果であり、5i02粉末含有量6.5w
t%でクリープ量はほぼ零付近になる。
以上の実験結果より、S iO,粉末の混合量により容
易にクリープ量の調整ができることが解った。
したがって、各種条件にしたがってクリープ量が零の状
態を設定すれば、クリープの影響のない歪センサが得ら
れる。
しかして、固体粉末としては、Sio、粉末のかわりと
してAatO,、MgO、Tie、等を用イルことも可
能である。ただし、粒径依存性を示し、粒径が大きくな
るとその混合量が多くなる傾向にある。また、粉末の材
質については、微粒子化が容易であり、絶縁樹脂との反
応性のない安定したものであれば如何なるものでもよく
、たとえば、BN、MoS、’などもクリープ制御のた
めには有効である。さらに、カーボン等の導電性を示す
微粉末であっても均一に絶縁樹脂に分散させれば使用可
能であり、絶縁特性を害することはない。
また、絶縁樹脂としてポリイミド樹脂を用いた状態につ
いて説明したが、ビーム体1の表面に均一な膜が形成で
き、しかも、ビーム体1との接着性が良好であり、上層
に形成する薄膜抵抗体15との接着性を低下させること
がないものであれば使用可能である。ただし、薄膜抵抗
体15をスパッタリングあるいは蒸着する場合には、絶
縁樹脂膜12が温度上昇するために、少なくとも100
℃以上の耐熱温度が必要である。そして、その膜厚とし
ては1μm〜20μmの範囲が実用上述している。その
理由としては、膜厚が1μm以上でないとビーム体1と
薄膜抵抗体15との間の絶縁性を維持することが難かし
く、また、厚さが20μm以上になると均一に塗布形成
することが難かしいためである。
このような条件に適合する絶縁樹脂としては、耐熱性の
あることや膜の形成のし易さ等の点でポリイミド樹脂が
適しているが、この他にも環化ポリブタジェン樹脂やエ
ポキシ樹脂、エポキシ変成ポリイミド樹脂等を使用する
ことが可能である。
発明の効果 本発明は上述のように、起歪部を有するビーム体の表面
に、固体粉末を混合したポリイミド樹脂を塗布して前記
固体粉末を前記ポリイミド樹脂中に均一に分散させた1
〜20μmの膜厚の絶縁樹脂膜を直接形成し、この絶縁
樹脂膜上に薄膜抵抗体を直接形成したので、ポリイミド
樹脂に所定量の゛固体粉末を混合して絶縁樹脂膜を起歪
体の表面に直接形成することにより、クリープの調整を
行なうことができ、これにより、実質的にクリープのな
い状態を得ることができると云う効果を有するものであ
る。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示すもので、第1図はロード
セルの斜視図、第2図はその側面図、第3図は回路図、
第4図(a)(b)はパターン形成過程を示す平面図、
第5図はポリイミド樹脂を用いた場合のクリープを示す
グラフ、第6図はSio。 を用いた場合のクリープを示すグラフ、第7図ないし第
10図は固体粉末の含有量とクリープとの関係を示すグ
ラフである。 1・・・ビーム体、5〜8・・・起歪部、12・・・絶
縁樹脂膜、15・・・薄膜抵抗体 出 願 人  東京電気株式会社 株式会社 東 芝 こも」 図 D !、、1図 30図 1u図 あ、5図 3.6図 ご活q図 1も ○図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、起歪部を有するビーム体の表面に、固体粉末を混合
    したポリイミド樹脂を塗布して前記固体粉末を前記ポリ
    イミド樹脂中に均一に分散させた1〜20μmの膜厚の
    絶縁樹脂膜を直接形成し、この絶縁樹脂膜上に薄膜抵抗
    体を直接形成したことを特徴とする歪センサ。 2、固体粉末をSiO_2、Al_2O_3、MgO、
    TiO_2またはこれらの混合物としたことを特徴とす
    る特許請求の範囲第1項記載の歪センサ。
JP25143388A 1988-10-05 1988-10-05 歪センサ Pending JPH01124731A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002365146A (ja) * 2001-06-12 2002-12-18 Ishida Co Ltd ロードセル

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58142206A (ja) * 1982-02-18 1983-08-24 Tokyo Electric Co Ltd 歪センサ

Patent Citations (1)

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JPS58142206A (ja) * 1982-02-18 1983-08-24 Tokyo Electric Co Ltd 歪センサ

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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