JPH01124325A - 育苗ボックスの培養液循環装置 - Google Patents
育苗ボックスの培養液循環装置Info
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- JPH01124325A JPH01124325A JP62283785A JP28378587A JPH01124325A JP H01124325 A JPH01124325 A JP H01124325A JP 62283785 A JP62283785 A JP 62283785A JP 28378587 A JP28378587 A JP 28378587A JP H01124325 A JPH01124325 A JP H01124325A
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Classifications
-
- Y02P60/216—
Landscapes
- Breeding Of Plants And Reproduction By Means Of Culturing (AREA)
- Hydroponics (AREA)
- Apparatus Associated With Microorganisms And Enzymes (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、植物組織培養におけるクローン苗等の生長、
順化の過程で好適に使用される育苗ボックスの培養液循
環装置に関する。
順化の過程で好適に使用される育苗ボックスの培養液循
環装置に関する。
近時、植物組織培養の研究が活発に行われるようになっ
てきた。このような植物組織培養においては、培養液の
コントロールが大切であり、特に従属栄養的生長を主と
する生長初期の段階では、培養液の組成やその供給量の
調節が重要となる。
てきた。このような植物組織培養においては、培養液の
コントロールが大切であり、特に従属栄養的生長を主と
する生長初期の段階では、培養液の組成やその供給量の
調節が重要となる。
このように培養液の供給量を調節する場合、供給量の増
減にともなって培養液の液面が上下すると、生長に悪影
響を及ぼすので、液面レベルを常時一定に保つことが望
まれる。けれども、通常の送液ポンプ等を用いて培養液
を供給すれば、液面レベルを一定に保つことは困難であ
る。
減にともなって培養液の液面が上下すると、生長に悪影
響を及ぼすので、液面レベルを常時一定に保つことが望
まれる。けれども、通常の送液ポンプ等を用いて培養液
を供給すれば、液面レベルを一定に保つことは困難であ
る。
また、培養液に雑菌等が混入すると、コンタミネーシヨ
ンを生じるおそれがあり、特に生長初期の糖分濃度が高
い培養液を使用する場合はコンタミネーシロンを生じや
すくなるので、雑菌の混入を極力阻止することが望まれ
る。けれども、通常の送液ポンプ等を用いて培養液を供
給すると、送液ポンプを通過するときに雑菌や異物が混
入しやすいので、雑菌等の混入を充分に阻止することも
困難である。
ンを生じるおそれがあり、特に生長初期の糖分濃度が高
い培養液を使用する場合はコンタミネーシロンを生じや
すくなるので、雑菌の混入を極力阻止することが望まれ
る。けれども、通常の送液ポンプ等を用いて培養液を供
給すると、送液ポンプを通過するときに雑菌や異物が混
入しやすいので、雑菌等の混入を充分に阻止することも
困難である。
培養液は、経済性等を考慮した場合、使い捨てるよりも
循環して再利用する方が好ましいが、再利用する場合は
殺菌が必要となり、特に上記のごとく雑菌が混入しやす
い場合には充分な殺菌が必要となる。殺菌を充分に行う
には、培養液に薬品を混入したり、100℃以上の高温
で加熱する等の方法が一般に採られるが、まだ順化され
ていないクローン苗等に対して、薬品を混入した培養液
を使用すると、生長阻害を引き起こすなど弊害を生じや
すく、かといって、高温加熱殺菌を行えば培養液の成分
が熱変化する等の弊害を生じる。
循環して再利用する方が好ましいが、再利用する場合は
殺菌が必要となり、特に上記のごとく雑菌が混入しやす
い場合には充分な殺菌が必要となる。殺菌を充分に行う
には、培養液に薬品を混入したり、100℃以上の高温
で加熱する等の方法が一般に採られるが、まだ順化され
ていないクローン苗等に対して、薬品を混入した培養液
を使用すると、生長阻害を引き起こすなど弊害を生じや
すく、かといって、高温加熱殺菌を行えば培養液の成分
が熱変化する等の弊害を生じる。
上記のように培養液の供給や循環については種々の問題
があり、それ故、関係業界においてはかかる問題を生じ
ない培養液の供給装置や循環装置の早期開発が強く望ま
れている。
があり、それ故、関係業界においてはかかる問題を生じ
ない培養液の供給装置や循環装置の早期開発が強く望ま
れている。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、その目的
とするところは、育苗ボックス内での培養液の液面レベ
ルを一定に保ったまま供給量を自由に調節することがで
き、雑菌や異物の混入の恐れがなく、培養液の成分変化
等を生じることもない、有用な培養液の循環装置を提供
することにある。
とするところは、育苗ボックス内での培養液の液面レベ
ルを一定に保ったまま供給量を自由に調節することがで
き、雑菌や異物の混入の恐れがなく、培養液の成分変化
等を生じることもない、有用な培養液の循環装置を提供
することにある。
上記目的を達成するために、本発明の育苗ボックスの培
養液循環装置では、育苗ボックスと培養液タンクを給液
チューブ及び排液チューブで接続して培養液循環路を形
成し、該チューブに取り付けたローラポンプによって培
養液を循環させると共に、上記培養液循環路の途中に培
養液の成分変化を生じさせない殺菌手段を設けたことを
特徴とする。
養液循環装置では、育苗ボックスと培養液タンクを給液
チューブ及び排液チューブで接続して培養液循環路を形
成し、該チューブに取り付けたローラポンプによって培
養液を循環させると共に、上記培養液循環路の途中に培
養液の成分変化を生じさせない殺菌手段を設けたことを
特徴とする。
以下、本発明の実施例を図面を参照して詳述する。
第1図は本発明の一実施例に係る培養液循環装置の全体
構成を示す概略説明図である。1はポリカーボネートや
ポリエステルサルコン等の無色透明な合成樹脂又はガラ
ス等で形成された育苗ボックスであり、その内部下方に
苗床2が設けられている。この育苗ボックス1の天板に
は、育苗ボックス内の炭酸ガス濃度等を測定するために
内部のガスを導出するガス導出管3と、濃度測定後にガ
スを返送するガス返送管4が接続されている。
構成を示す概略説明図である。1はポリカーボネートや
ポリエステルサルコン等の無色透明な合成樹脂又はガラ
ス等で形成された育苗ボックスであり、その内部下方に
苗床2が設けられている。この育苗ボックス1の天板に
は、育苗ボックス内の炭酸ガス濃度等を測定するために
内部のガスを導出するガス導出管3と、濃度測定後にガ
スを返送するガス返送管4が接続されている。
この育苗ボックス1と培養液タンク8は、軟質の合成樹
脂等で成形された透明な同一径の給液チューブ5及び排
液チューブ6でそれぞれ接続され、培養液循環路7が形
成されている。そして、上記チューブ5.6にはローラ
ポンプ9が取付けられ、培養液が循環されるようになっ
ている。このローラポンプ9は、第2図に示すように、
中心の駆動ローラ9aと円筒状の本体内壁9cとの間に
複数個の自公転ローラ9b(図では6個)を設けたもの
で、該自公転ローラ9bと本体内壁9Cとの間に給液チ
ューブ5と排液チューブ6が通されている。しかして、
モータ(不図示)により駆動ローラ9aを例えば左回り
方向に回転させると、各自公転ローラ9bが右回り方向
に自転しながら左回り方向に公転して給液チューブ5及
び排液チューブ6を本体内壁9cに押しつけ、これらチ
ューブ5.6内の培養液を互いに逆方向に送るようにな
っている。
脂等で成形された透明な同一径の給液チューブ5及び排
液チューブ6でそれぞれ接続され、培養液循環路7が形
成されている。そして、上記チューブ5.6にはローラ
ポンプ9が取付けられ、培養液が循環されるようになっ
ている。このローラポンプ9は、第2図に示すように、
中心の駆動ローラ9aと円筒状の本体内壁9cとの間に
複数個の自公転ローラ9b(図では6個)を設けたもの
で、該自公転ローラ9bと本体内壁9Cとの間に給液チ
ューブ5と排液チューブ6が通されている。しかして、
モータ(不図示)により駆動ローラ9aを例えば左回り
方向に回転させると、各自公転ローラ9bが右回り方向
に自転しながら左回り方向に公転して給液チューブ5及
び排液チューブ6を本体内壁9cに押しつけ、これらチ
ューブ5.6内の培養液を互いに逆方向に送るようにな
っている。
上記培養液循環路7の給液チューブ5には、更にフィル
タ16が取付けられ、培養液中のカビその他の異物が除
去されるようになっている。このフィルタ16は、0.
5〜2μ程度の異物の除去が可能な金属フィルタで、洗
浄により繰り返し使用することができる。
タ16が取付けられ、培養液中のカビその他の異物が除
去されるようになっている。このフィルタ16は、0.
5〜2μ程度の異物の除去が可能な金属フィルタで、洗
浄により繰り返し使用することができる。
一方、培養液循環路7の排液チューブ6の途中には、電
気伝導度計12、pH計13及び温度計14を取付けた
サージタンク11と、紫外線殺菌灯IOが設けられ、育
苗ボックス1より排出された培養液の電気伝導度、pH
及び液温の測定と、紫外線照射による殺菌が行われるよ
うになっている。上記の測定を行うのは、培養液のイオ
ン化した養分の濃度、培養液の酸性度又はアルカリ性度
、液温等を調べることによって、培養液が培養に適した
ものであるかどうか、再利用できるものであるかどうか
を判断するためであり、培養液が不適当と判断されれば
ドレンバルブ15を開いて廃棄される。なお、測定の結
果はレコーダ(不図示)に記録されるようになっている
。また、殺菌手段として上記の紫外線殺菌灯10を採用
したのは、培養液の成分変化を生じさせないで殺菌を行
うためである。従って、これ以外の殺菌手段であっても
成分変化を生じさせないものであれば採用可能であり、
例えば真空槽内で培養液を約40〜60℃の温度で数分
ないし数十分はど殺菌する真空低温殺菌の手段等も好適
に採用することができる。
気伝導度計12、pH計13及び温度計14を取付けた
サージタンク11と、紫外線殺菌灯IOが設けられ、育
苗ボックス1より排出された培養液の電気伝導度、pH
及び液温の測定と、紫外線照射による殺菌が行われるよ
うになっている。上記の測定を行うのは、培養液のイオ
ン化した養分の濃度、培養液の酸性度又はアルカリ性度
、液温等を調べることによって、培養液が培養に適した
ものであるかどうか、再利用できるものであるかどうか
を判断するためであり、培養液が不適当と判断されれば
ドレンバルブ15を開いて廃棄される。なお、測定の結
果はレコーダ(不図示)に記録されるようになっている
。また、殺菌手段として上記の紫外線殺菌灯10を採用
したのは、培養液の成分変化を生じさせないで殺菌を行
うためである。従って、これ以外の殺菌手段であっても
成分変化を生じさせないものであれば採用可能であり、
例えば真空槽内で培養液を約40〜60℃の温度で数分
ないし数十分はど殺菌する真空低温殺菌の手段等も好適
に採用することができる。
17は減圧弁18を介して培養液タンク8に酸素を供給
する酸素ボンベであり、培養液に酸素を溶解させること
によって育苗ボックス1内の植物体の根に充分な酸素を
与えるようにしている。なお、必要とあらば培養液タン
ク8にチラーユニットを設け、培養液を所望の温度に調
節できるようにしてもよい。
する酸素ボンベであり、培養液に酸素を溶解させること
によって育苗ボックス1内の植物体の根に充分な酸素を
与えるようにしている。なお、必要とあらば培養液タン
ク8にチラーユニットを設け、培養液を所望の温度に調
節できるようにしてもよい。
以上のような構成の培養液循環装置では、ローラポンプ
9によって培養液が培養液タンク8から給液チューブ5
を通って育苗ボックス1へ供給され、更に排液チューブ
6を通って培養液タンク8へ戻される。このようにロー
ラポンプ9によって培養液を循環させると、培養液がチ
ューブ5.6内に閉じ込められたままローラポンプ9を
通過するので、ポンプ通過時に雑菌や異物が混入するの
を確実に防止することができる。しかも、培養液の供給
量と戻り量が同じであるため、育苗ボックス1内の培養
液の液面を常に一定レベルに維持することができ、駆動
ローラ9aの回転速度を変えれば、液面レベルを一定に
保ったまま培養液の循環流量を自由に調節することがで
きる。また、この循環装置では、紫外線殺菌灯10で殺
菌して培養タンク8に戻した無菌状態に近い培養液を再
び育苗ボックス1へ供給するので、上記のようにローラ
ポンプ通過時の雑菌混入がないことと相まって、コンタ
ミネーションを充分に防止することが可能となり、この
ように紫外線殺菌を行っても培養液の成分変化を生じな
いため、植物体の生長に悪影響を及ぼす心配もない。
9によって培養液が培養液タンク8から給液チューブ5
を通って育苗ボックス1へ供給され、更に排液チューブ
6を通って培養液タンク8へ戻される。このようにロー
ラポンプ9によって培養液を循環させると、培養液がチ
ューブ5.6内に閉じ込められたままローラポンプ9を
通過するので、ポンプ通過時に雑菌や異物が混入するの
を確実に防止することができる。しかも、培養液の供給
量と戻り量が同じであるため、育苗ボックス1内の培養
液の液面を常に一定レベルに維持することができ、駆動
ローラ9aの回転速度を変えれば、液面レベルを一定に
保ったまま培養液の循環流量を自由に調節することがで
きる。また、この循環装置では、紫外線殺菌灯10で殺
菌して培養タンク8に戻した無菌状態に近い培養液を再
び育苗ボックス1へ供給するので、上記のようにローラ
ポンプ通過時の雑菌混入がないことと相まって、コンタ
ミネーションを充分に防止することが可能となり、この
ように紫外線殺菌を行っても培養液の成分変化を生じな
いため、植物体の生長に悪影響を及ぼす心配もない。
以上の説明から明らかなように、本発明の培養液循環装
置は、雑菌や異物の混入を確実に防止でき、育苗ボック
ス内での培養液の液面レベルを一定に保つたまま培養液
供給量(W環量)を自由に調節することができ、殺菌に
よる培養液の成分変化も防止できるといった効果を奏し
、業界の要望に充分応え得るものである。
置は、雑菌や異物の混入を確実に防止でき、育苗ボック
ス内での培養液の液面レベルを一定に保つたまま培養液
供給量(W環量)を自由に調節することができ、殺菌に
よる培養液の成分変化も防止できるといった効果を奏し
、業界の要望に充分応え得るものである。
第1図は本発明の一実施例に係る培養液循環装置の概略
説明図、第2図はローラポンプの内部構造を示す図であ
る。 1・・・育苗ボックス、 5・・・給液チューブ、 6・・・排液チューブ、 7・・・培養液循環路、 8・・・培養液タンク、 9・・・ローラポンプ、 10・・・紫外線殺菌灯(殺菌手段)、特許出願人
渡辺 泰 株式会社 株式会社 フジキン
説明図、第2図はローラポンプの内部構造を示す図であ
る。 1・・・育苗ボックス、 5・・・給液チューブ、 6・・・排液チューブ、 7・・・培養液循環路、 8・・・培養液タンク、 9・・・ローラポンプ、 10・・・紫外線殺菌灯(殺菌手段)、特許出願人
渡辺 泰 株式会社 株式会社 フジキン
Claims (1)
- (1)育苗ボックスと培養液タンクを給液チューブ及び
排液チューブで接続して培養液循環路を形成し、該チュ
ーブに取り付けたローラポンプによって培養液を循環さ
せると共に、上記培養液循環路の途中に培養液の成分変
化を生じさせない殺菌手段を設けたことを特徴とする育
苗ボックスの培養液循環装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62283785A JPH01124325A (ja) | 1987-11-10 | 1987-11-10 | 育苗ボックスの培養液循環装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62283785A JPH01124325A (ja) | 1987-11-10 | 1987-11-10 | 育苗ボックスの培養液循環装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01124325A true JPH01124325A (ja) | 1989-05-17 |
Family
ID=17670101
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62283785A Pending JPH01124325A (ja) | 1987-11-10 | 1987-11-10 | 育苗ボックスの培養液循環装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH01124325A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015112077A (ja) * | 2013-12-12 | 2015-06-22 | 株式会社日立製作所 | 細胞培養装置 |
-
1987
- 1987-11-10 JP JP62283785A patent/JPH01124325A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015112077A (ja) * | 2013-12-12 | 2015-06-22 | 株式会社日立製作所 | 細胞培養装置 |
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