JPH01123915A - 燃焼機の安全装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （イ）産業上の利用分野 本発明はガス湯沸器等の燃焼機の安全装置に関する。

（ロ）従来の技術 例えば特開昭６１−３１８５０号公報にはバーナ、及び
熱交換器を備えた燃焼室の回りに機械室を設け、この機
械室に制御部を配設し、燃焼室と機械室とを連通し、か
つ燃焼用空気供給用の開口を兼ねる連通口に燃料パイプ
を通した給湯機が開示されている。

（ハ）発明が解決しようとする問題点 上記従来の技術において、バーナの燃焼時、燃焼室に接
続されている排気管が室かった時、又は強い逆風が排気
管内に吹き込んだ場合には、燃焼炎が連通口から機械室
内へ侵入し、制御部又は設定器を燃焼炎により焼損した
り、高温により損傷する虞れがあった。

本発明はバーナの燃焼炎が燃焼用空気供給用の開口を介
して燃焼室外部へ漏れた際に燃焼を停止させ制御部等の
焼損、及び損傷を回避することを目的とする。

（ニ）問題点を解決するための手段 本発明は上記問題点を解決するために、バーナ（４）、
及び熱交換器（５）が収納され、燃焼用空気供給用の開
口（連通口）　（１１）、及び排気口（９）が形成され
た燃焼室（２）を備えた燃焼機において、炎検出器（１
４）を燃焼用空気供給用の開口（１１）又はこの間口（
１１）の近くに設け、炎検出器（１４）が出力した炎検
出信号に基づいてバーナ（４）への燃料供給を停止させ
るものである。

（ホ）作用 燃焼機の燃焼時、排気口（９）の一部が閉奏し、燃焼ガ
スの排気量が少なくなった場合、又は、外部の強い風が
排気口（９）から侵入し、バーナ（４）の炎が開口（１
１）から燃焼室（２）の外へ流れた場合には、炎検出器
（１５〉が炎の温度を検出して炎検出信号を出力し、こ
の炎検出信号に基づいてバーナ（４）への燃料供給が停
止し、バーナ（４）の燃焼が停止され、燃焼室（２）の
外に設けられた制御回路等の焼損、故障が回避される。

（へ）実施例 以下本発明の一実施例を図面に基づいて詳細に説明する
。

第１図において、（１〉はガス湯沸器等の燃焼機であり
、この燃焼機（１〉には隣接した燃焼室（２〉と機械室
（３）とが設けられている。ここで、燃焼室（２）には
バーナ（４）と、熱交換器（５）と、バーナ（４）の近
傍に設けられたフレームロンド等の第１炎検出器（６）
とが配設きれている。又、（７）は燃焼室（２）の下面
に形成された燃焼用空気取入用の給気口、（８）は燃焼
室（２）上面の排気口（９）に接続された排気管（排気
路）である。（１０）は燃焼室（２）と機械室（３）と
を仕切る仕切板であり、この仕切板（１０）の下部には
バーナ挿入口を兼ねた連通口（燃焼用空気供給用の開口
）　（１１）が形成されている。

（１２）は途中に燃料供給弁（１３）が設けられた燃料
パイプであり、この燃料パイプ（１２）は連通口（１１
）を通りバーナ（４）に接続されている。

（１４）は連通口（１１）の機械室（３）側に設けられ
たサーミスタ等の第２炎検出器、（１５）は機械室（３
）内に設けられた燃焼制御回路であり、この燃焼制御回
路（１５〉にはアンド回路（１６）が設けられている。

そして、アンド回路（１６）の非反転入力端子には第１
炎検出器（６）が接続され、反転入力端子には第２炎検
出器（１５）が接続きれ、アンド回路（１６）の出力端
は燃料制御弁（１３）に接続されている。

尚、機械室（３）の下面には給気口（１７）が形成きれ
ている。

一３＝ 以下、上記燃焼機の動作について説明する。燃焼室（２
）への燃焼用空気の供給、及び燃焼ガスの排気が正常に
行われているときには、第１炎検出器（６）がバーナ（
４）の炎を検出し、炎検出信号であるハイレベル信号（
以下Ｈ信号という）をアンド回路（１６）の非反転入力
端子へ出力する。又、第２炎検出器（１５）が炎を検出
せず、炎がないときの検出信号であるローレベル信号（
以下Ｌレベル信号という）をアンド回路（１６）の反転
入力端子へ出力する。そして、アンド回路（１６）が開
信号を燃料供給弁（１３）へ出力するため、燃料制御弁
（１３）は開いたままとなり、燃料がバーナ（４）へ供
給され、燃焼が継続される。尚、燃焼用空気が燃焼室給
気ｐ（７）を通って供給されるばかりでなく、機械室給
気口（１７）、機械室（３）、連通口（１１）を通って
燃焼室（２）へ供給される。

第２図は、燃焼機（１）の異常燃焼状態を示したもので
、第１図と同じ構成のものには同符号を付しである。例
えば、排気管（８）又は開口（８ａ）の−部が奉がれ、
燃焼ガスの排気が十分に行われなくなったときには、燃
焼ガスの一部が連通ｒ１（１１）を通り機械室（３）へ
流れ始める。そして、燃焼ガスの機械室（３）への流れ
に引かれ、バーナ（４）の炎が連通口（１１）から機械
室（３）へ侵入すると、侵入炎による温度上昇を第２炎
検出器（１５）が検出し、第２炎検出器（１５）が炎検
出信号であるＨ信号をアンド回路（１６）の反転入力端
子へ出力する。このとき、アンド回路（１６）は反転し
たＬ信号と、第１炎検出器（６）からの炎検出信号（Ｈ
信号）とを入力するため、閉信号を出力する。この閉信
号により燃料制御弁（１３）が閉じ、炎の機械室（３）
への侵入から短時間で、バーナ（４）の燃焼が停止する
。

又、外部の強い風が排気管（８）内へ吹き込み、燃焼ガ
スの逆流によりバーナ（４）の炎が連通口（１１）から
機械室（３）へ侵入したときも、第２炎検出器（１５）
が炎による温度上昇を検出してアンド回路（１６〉が閉
信号を出力し、バーナ（４）の燃焼が停止する。

本発明の燃焼機の安全装置は上記実施例のように構成さ
れ、燃焼機の燃焼中に、排気管（８）の閉室、又は逆風
の排気管（８）内への侵入等によりバーナ（４）の炎が
連通口（１１）から機械室（３）へ侵入したときには、
第２炎検出器（１５）が炎を検出し、燃料供給弁（１３
）が閉じ、バーナ（４〉の燃焼が停止するため、機械室
（３）へ侵入した炎により燃焼制御回路（１５〉等が焼
損したり、炎からの輻射熱により損傷することを回避し
、燃焼機の安全性の向上を図ることができる。

（ト）発明の効果 本発明は以上のように構成された燃焼機の安全装置であ
り、燃焼室の燃焼用空気供給用の開口、又は開口の近く
には炎検出器が設けられ、排気口の閉室又は、排気口か
ら燃焼室への逆風の侵入等により、バーナの炎が開口か
ら燃焼室外部へ漏れた場合には、炎検出器が炎検出信号
を出力して燃料供給が停止するため、バーナの燃焼が停
止し、燃焼室から漏れた炎により周辺の回路や機器が焼
損したり、故障することが回避でき、燃焼機の安全性の
向上を図ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図、及び第２図は本発明の一実施例を示したもので
、第１図は正常燃焼時の燃焼機の概略構成説明図、第２
図は異常燃焼時の燃焼機の概略構成説明図である。 （１）・・・燃焼機、　（２）・・・燃焼室、　（４）
・・・バーナ、　（５）・・・熱交換器、　（７）・・
・給気口、　（９）・・・排気口、　（１１）・・・連
通口（燃焼用空気供給用の開口）、　（１４）・・・炎
検出器。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、バーナ、及び熱交換器が収納され、燃焼用空気供給
   用の開口、及び排気口が形成された燃焼室を備えた燃焼
   機において、炎検出器を燃焼用空気供給用の開口又はこ
   の開口の近くに設け、炎検出器が出力した炎検出信号に
   基づいてバーナへの燃料供給を停止させることを特徴と
   する燃焼機の安全装置。