JPH01122481A - 透光性印画物の作成方法 - Google Patents

透光性印画物の作成方法

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JPH01122481A
JPH01122481A JP62279128A JP27912887A JPH01122481A JP H01122481 A JPH01122481 A JP H01122481A JP 62279128 A JP62279128 A JP 62279128A JP 27912887 A JP27912887 A JP 27912887A JP H01122481 A JPH01122481 A JP H01122481A
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JP
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ink
layer
drying
recording
translucent
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JP62279128A
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Inventor
Masahiko Hikuma
昌彦 日隈
Takahiro Mori
隆弘 森
Kenji Hasegawa
研二 長谷川
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Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、記録液(以下インクという)を用いた透光性
印画物の作成に関し、とりわけ、多色高密度インクジェ
ット記録において記録画像の鮮明性、透光性に優れた透
光性印画物の作成方法に関する。
(従来の技術) インクジェット記録による透光性印画物の作成には、溶
解及び膨潤作用によってインクを吸収する樹脂を透光性
基材上に塗工したインクジェット700HP(オーバー
ヘッドプロジェクタ−)フィルムが用いられてきた。
しかしながら、近年のようにインクジェット記録の高速
化及び多色化が進められると、インクの吸収及び定着が
間に合わず、画像の転写による汚れや滲み、更にインク
が不規則に移動することによるビーディングと呼ばれる
画像濃度ムラが発生し、鮮明で美しい透光性印画物を得
ることが難しくなった。
これらを解決する為に、本発明者等は以前通液性を有す
る表層とインク保持層とを有する被記録材に対し、該被
記録材の表層側からインクを以フて記録を行う工程と該
表層を透明化する工程とを有することを特徴とする透光
性印画物の作成方法を提案した。
上記の方法で使用する被記録材は表層が多孔質であるた
めインク吸収性が向上し、インク保持層がインクを実質
的に吸着するため優れた透光性印画物が得られ、表層が
透明化された後も表層とインク保持層との間の密着が十
分であった。
しかしながら、上記提案での表層を透明化する工程では
、加熱、加圧、加熱と加圧、溶剤又は可塑剤等が用いら
れる為、加熱装置や加圧装置或いは溶剤等が必要となり
、汎用性に乏しかった。
又、本発明者等は前記表層を、記録後インク保持層から
容易に剥離して透明な記録物を得ることのできる被記録
材を提案した。この被記録材はインク吸収性に優れ、記
録後は表層が容易に剥離でき汎用性にも優れた高い透光
性をもつ印画物を与えるものであったが、従来にないイ
ンク吸収性を持ち、画像の鮮明性、透光性に優れた透光
性印画物を簡易に珪つ一定の品質に作成することができ
なかった。
(発明が解決しようとしている問題点)そこで、本発明
は上記の問題点を解決するために為されたものであって
、本発明の目的は、特に記録画像の鮮明性、透光性に優
れた透光性印画物を安定且つ簡便に作成する方法を提供
することにある。
(問題点を解決するための手段) 上記目的は、以下の本発明によって達成される。
すなわち、本発明は、少なくともインク輸送層とインク
保持層とを有する被記録材に対してインクジェット記録
後、少なくとも水洗工程と乾燥工程とを経ることを特徴
とする透光性印画物の作成方法である。
(作  用) 少なくともインク輸送層とインク保持層とを有する被記
録材にインクを以って記録を行った後、少なくとも水洗
工程と乾燥工程の2工程を経ることによって、特に水洗
工程においては、水分がインク輸送層から迅速に吸収さ
れて、親水性のインク保持層の表面をぬらし、インク輸
送層とインク保持層との剥離が容易に行われ、記録画像
の鮮明性、透光性、に優れた透光性印画物が簡便に提供
される。
(好ましい実施態様) 次に好ましい実施態様を挙げて更に詳しく本発明を説明
する。
本発明に用いられる被記録材は、そのインク輸送層が通
液性であり、その表面に付着したインクを速やかに吸収
及び透過せしめる機能を有するものである。この時の吸
収は、主にインクのインク輸送層への掘れ、浸透(毛管
現象)であり、従来の親木性ポリマー等を用いたインク
吸収層での吸収が膨趙或いは溶解拡散浸透であるのに比
して格段に吸収速度が優れている。
インク輸送層が通液性を有する好ましい態様としては、
インク輸送層内部に亀裂を仔する多孔質構造等が挙げら
れる。このような構造は光拡散性となるため、透光性印
画物を得るには記録後、剥離処理を施すことが必要とな
る。
インク保持層は、インク輸送層に一時的に吸収されたイ
ンクを最終的に大部分が吸収及び保持されるものであり
、インク吸収速度はインク輸送層より小さくてもよいが
、インク吸収力はインク輸送層より大きくなければなら
ない。又、インク保持層はインク中の染料等の記録剤を
固着させ耐水化するとともにインク保持層自身も耐水化
されていなければならない。
インク保持層でのインクの吸収は、主に膨潤・溶解の拡
散浸透であり、記録剤が均一に分散して鮮明な画像を形
成するものである。
以上の如き本発明で使用する被記録材は、支持体として
の基材と、該基材上に形成された実質的にインク或いは
染料を吸収及び捕捉する透光性のインク保持層と、イン
ク保持層上に形成され、インクを直接受容し、通液性を
有し、実質的に染料が染着しないインク輸送層より構成
される。
但し、インク輸送層又はインク保持層が基材としての機
能を兼備するものである場合には、基材は必ずしも必要
ではない。
基材としては、従来公知のものがいずれも使用でき、具
体的には、ポリエステル樹脂、ジアセテート樹脂、トリ
アセテート樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリエチレン樹脂
、ポリカーボネート樹脂、ポリメタクリレート樹脂、セ
ロハン、セルロイド、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリ塩化ビ
ニリデン樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリイミド樹脂等の
プラスチックフィルム、板或いはガラス板等が挙げられ
る。これらの基材の厚みはいずれでもよいが、−数的に
は、1μm乃至5.000μm程度である。
尚、使用する基材は、最終的に透光性を有していれば、
いかなる加工を施してもよく、例えば、基材に所望の模
様や適度のグロスや絹目模様を施すことが可能である。
上記の基材上に形成するインク輸送層は、十分な通液性
を有するものであることが必要である。
本発明で言う通液性とは、インクを速やかに通過させ、
インク輸送層内にインク中の染料を実質的に染着せしめ
ない性質を言う。インク輸送層の通液性を向上させるた
めの好ましい態様は、インク輸送層内部に亀裂や連通孔
を有する多孔質構造を有するものである。
上記の特性を満足するためのインク輸送層は、好ましく
は主として染料に対して非染着性である粒子と結着剤と
から構成される。
このような粒子としては、インク中の染料等を実質的に
吸着しない粒子であればいずれの粒子でもよく、本発明
において特に好適な粒子は、インク中の染料は一般に水
溶性であることからして疎水性の高い熱可塑性樹脂、熱
硬化性樹脂等の有機粒子、例えば、ポリスチレン、ポリ
エチレン、ポリ塩化ビニル、ポリメタクリレート、エラ
ストマー、エチレン−酢酸ビニル共重合体、スチレン−
アクリル共重合体、ポリエステル、ポリアクリル、ポリ
ビニルエーテル、ポリアミド、ポリオレフィン、尿素−
ホルマリン樹脂、グアナミン樹脂、SBR、ポリテトラ
フロロエチレン、クロロプレン等の樹脂粉体、それらの
エマルジョンやサスペンション、更には無機顔料、例え
ば、シリカ、クレー、タルク、ケイソウ土、炭酸カルシ
ウム、硫酸カルシウム、硫酸バリウム、ケイ酸アルミニ
ウム、合成ゼオライト、アルミナ、酸化亜鉛、リトポン
、サチンホワイト等が挙げられ、これらのうちの少なく
とも1種が所望により使用される。
又、使用する結着剤は、上記粒子同士及び/又はインク
保持層と結着させる機能を有するものであり、上記粒子
と同様に記録剤に対して非染着性であることが好ましい
結着剤として好ましい材料は、面記の機能を有するもの
であれば、従来公知の材料がいずれも使用でき、例えば
、ポリビニルアルコール、変性ポリビニルアルコール、
アクリル樹脂、スチレン−アクリル共重合体、ポリ酢酸
ビニル、エチレン−酢酸ビニル共重合体、デンプン、ポ
リビニルブチラール、ゼラチン、カゼイン、アイオノマ
ー、アラビアゴム、カルボキシメチルセルロース、ポリ
ビニルピロリドン、ポリアクリルアミド、ポリウレタン
、メラミン樹脂、エポキシ樹脂、スチレン−ブタジェン
ゴム、エリア樹脂、フェノール樹脂、α−オレフィン樹
脂、クロロブレン、ニトリルゴム等の樹脂のうち1種以
上が所望により使用できる。更に、インク輸送層として
の前記機能を向上させるために、必要に応じて、各種の
添加剤、例えば、蛍光増白剤、界面活性剤、浸透剤等を
インク輸送層に添加してもよい。
11η記粒子−と結着剤との混合比(重量比)は、粒−
f /結着剤=l/3乃至50/1の範囲が好ましく、
より好適には、1/1乃至20/1の範囲てある。この
混合比において結着剤が多すぎるときは、インク輸送層
の亀裂や連通孔が少なくなり、インクの吸収効果が減少
してしまう。又、混合比において粒子が多すぎると、粒
子同士又はインク保持層と粒子との接着が十分でなくな
り、インク輸送層を形成し得なくなる。
インク輸送層のJ7さは、インク滴量にも依存するが、
好ましくは1乃至200μmであり、より好適には3乃
至80μmである。
次に、インク又は染料を実質的に捕捉する非多孔質のイ
ンク保持層は、インク輸送層を通過してきたインク中の
染料を吸収及び捕捉し、実質的に恒久保持するものであ
る。
インク保持層は、インク輸送層よりもインクの吸収力が
強いことが必要である。これは、インク保持層の吸収力
が、インク輸送層の吸収力よりも弱い場合、インク輸送
層表面に付与されたインクが、インク輸送層内を通過し
、そのインクの先端がインク保持層に到達した際に、イ
ンク輸送層中にインクが滞留することにより、インク輸
送層とインク保持層の界面でインクがインク輸送層内を
必要以上に横方向に浸透、拡散していくことになる。そ
の結果、記録画像の解像力が低下し、高品質の記録画像
を形成しえなくなるからである。
インク保持層の厚さは、インクを吸収及び捕捉するのに
十分であればよく、インク滴量によっても異なるが、好
ましくは1乃至50μmであり、より好適には3乃至2
0μmである。
尚、インク保持層を構成する材料は、水性インクを吸収
し、インク中の染料を保持できる材料であればいずれの
材料でもよいが、インクが主として水性インクであると
ころから水溶性乃至親水性ポリマーから形成するのが好
ましい。このような水溶性乃至親水性のポリマーとして
は、例えば、アルブミン、ゼラチン、カゼイン、でんぷ
ん、カチオンでんぷん、アラビアゴム、アルギン酸ソー
ダ等の天然樹脂、カルボキシメチルセルロース。
ヒドロキシエチルセルロース、ポリアミド、ポリアクリ
ルアミド、ポリエチレンイミン、ポリビニルピロリドン
、四級化ポリビニルピロリドン、ポリビニルビリシリウ
ムハライド、メラミン樹脂、フェノール樹脂、アルキド
樹脂、ポリウレタン、ポリビニルアルコール、イオン変
性ポリビニルアルコール、ポリエステル、ポリアクリル
酸ソーダ等の合成樹脂、好ましくはこれらのポリマーを
架橋処理して水不溶性にした親水性ポリマー、2種以上
のポリマーからなる親水性且つ水不溶性のポリマーコン
プレックス、親水性セグメントを有する親水性且つ水不
溶性のポリマー等が挙げられる。
これらの樹脂の中で、水不溶性且つ親水性であり、その
うえインク中の染料を固着する性質を有する樹脂(例え
ば、染料がアニオン性である場合はカチオン性基、染料
がカチオン性である場合はアニオン性基等の性質を有す
る樹脂又は添加剤)を用いることにより、記録後に記録
物を水中に浸漬したり、水で濶らして、インク輸送層を
剥離する際に、インク保持層に吸収された染料の溶出を
防止し、画像を乱すことなく容易にインク輸送層を剥離
することができる。
更に、前記したようにインク保持層としての機能を低下
させない程度には、各種の添加物、例えば、有機、無機
顔料、バール顔料、耐水化剤、界面活性剤、防腐剤、防
パイ剤等がインク保持層に添加可能である。
基材上にインク保持層とインク輸送層を形成する方法と
しては、上記で好適に挙げた材料を適当な溶剤に溶解又
は分散させて塗工液を調製し、該塗工液を、例えば、ロ
ールコーティング法、ロッドバーコーティング法、スプ
レーコーティング法、エアナイフコーティング法等の公
知の方法により基材上に塗工し、その後速やかに乾燥さ
せる方法が好ましく、前記の材料をホットメルトコーテ
ィング法或いは前記の材料から一旦、単独のシートを形
成してあき、該シートを基材にラミネートする如きの方
法でもよい。
但し、基材上にインク保持層を設ける際には、例えばア
ンカーコート層を形成する等の方法で基材とインク保持
層との密着を強固にし、空間をなくすのが好ましい。
基材とインク保持層との間に空間が存在すると、記録画
像の観察表面が乱反射し、実質的に画像光学濃度を下げ
ることになるので好ましくない。
上記の被記録材を用いて画像を記録する手段としては、
インクジェット方式が用いられ、従来公知のインクジェ
ット方式はいずれも本発明において使用することができ
る。
本発明の記録方法に用いるインクは、従来公知の水系及
び/又は油系のインクを用いることができるが、インク
輸送層に速やかに浸透し、インク保持層で速やかに吸収
及び捕捉させるためには、インクの粘度が500 cp
s以下であることが必要である。好ましくは、粘度が1
00cps以下、好適には50cps以下である。
又、火気に対する安全性や環境に対する耐汚染性等を考
慮すれば、水系のインクが好ましい。
インクに含有せしめる染料としては、従来公知の染料、
顔料等の着色剤及び/発色性を有する材料を用いること
ができる。例えば、インクジェット記録に用いられる染
料としては、直接染料、塩基性染料、反応性染料、食用
色素等に代表される水溶性染料が好ましい。
本発明においては被記録材に対してインクジェット記録
後、水洗工程と乾燥工程は必須の工程であり省略するこ
とはできない。
本発明で云う水洗工程とは記録物を水中に浸漬してイン
ク輸送層のみを剥離し且つ取り除く工程を意味し、一方
、乾燥工程とは水洗工程を通ってきた透光性印画物を乾
燥し、透光性印画物に残留する水分を除去して、通常の
取り扱いにも支障のない状態に迄にする工程を意味する
本発明において、被記録材に対してインクジェット記録
後直ちに水洗工程に移行するのは好ましくない。これは
被記録材に記録されたインク及び記録剤が十分にインク
保持層中に定着していないために、直ちに水洗工程に入
れば水中で記録部の記録剤が溶出し、画像濃度の低下を
もたらしたり、記録部と未記録部との境界部が滲み画像
の解像性を低下させたり、更には溶出した記録剤が再び
未記録部のインク保持層中に定着して透光性印画物を汚
染してしまう等の問題を生じるからである。
従って、インクジェット記録後、水洗工程に移行する迄
の時間は、インク及び記録剤がインク保持層中に十分に
定着する時間であれば特に限定されないが、好ましくは
5秒以上、より好ましくは15秒以上の間隔がよい。尚
、インクジェット記録と水洗工程との間に更にインク及
び記録剤をインク保持層に十分定着する工程(例えば、
乾燥、定着剤付与等)を挿入してもよい。
又、本発明における水洗工程では、水槽等に貯められた
水の中に記録済の被記録材を浸漬したり、或いはシャワ
一方式により記録済の被記録材に水を付与する方法等、
インク輸送層を剥離できる方法であるならばどの様な方
式を用いてもさしつかえない。しかしながら、インク及
び記録剤を定着するインク保持層も水に対して溶解及び
膨潤作用を持つため、長時間の水洗工程は、画像の画像
濃度及び解像度の点で好ましくない。このため水洗工程
は好ましくは30分以内、より好ましくは15分以内で
ある。又、上記と同様の理由で水の温度にも注意を要す
る。好ましくは50℃以下であり、より好ましくは35
℃以下である。
尚、インク輸送層の剥離促進及び水洗工程後のインク保
持層面及び透光性基材面の水切り、更には透光性印画物
の画質面上等のために、水中にいかなる添加剤をも含有
させておくこともできる(例えば、界面活性剤、浸透剤
、着色剤、耐水化剤、防腐・防パイ剤、蛍光染料、有機
溶剤等)。
又、本発明における水洗工程から乾燥工程に移行する時
間は、透光性印画物に残留する水分のために、解像力の
低下や透光性印画物の汚染等、画像に及ぼす悪影響を排
除するために短くすることが好ましい。好ましくは1時
間以内より好ましくは30分以内である。尚、水洗工程
中に水切り効果を持たせた場合や水洗工程後に水切り工
程を挿入した場合はこの限りではない。又、上記悪1g
1%Jを防止するために水洗工程から乾燥工程迄の間に
いかなる工程を追加することも可能である。
更に本発明における乾燥工程では、前記したように透光
性印画物を通常の取り扱いができる程度に乾燥すればよ
く、乾燥温度、時間、風量等の乾燥条件は特に限定され
ないが、透明性基材、インク保持層及び記録剤の軟化点
、溶融点、分解点等を考慮しなければならない。従って
乾燥温度は好ましくは大気圧下で−10乃至250℃、
より好ましくは0乃至150℃である。
以上の様に各工程のある範囲内で作成された透光性印画
物は、いかなる組合せの条件においても良好な画像を形
成し、画像濃度、透光性、解像性、色彩性に優れている
(実施例) 以下、参考例及び実施例を挙げて、本発明を更に具体的
に説明する。尚、文中%又は部とあるのは特に断りの無
い限り重量基準である。
参考例1(被記録材の調製) 透光性基材としてポリエチレンテレフタレートフィルム
(厚さ100μm)を使用し、この基材上に下記組成物
Aを乾燥膜厚が6μmになるようにバーコーターにより
塗工し、140℃、3分乾燥炉内で乾燥した。
tAllaLA(インク保持層) カチオン変性ポリビニルアルコール(10%水溶液) 
              95部メトキシメチロー
ルメラミン(10%水溶液)5部 更に、そのインク保持層の上に下記組成物Bを乾燥膜厚
が40μmとなるようにバーコーターにより塗工し、1
40℃、2分間乾燥炉内で乾燥して本発明で使用する被
記録材を得た。
紅處物1(インク輸送層) 尿素樹脂粉体           10部ブチラール
樹9           7部ソジウムジオクチルス
ルフォサクシネート0.4部 エチルセロソルブ        ioo部このように
して得られた被記録材は白色不透明なものであった。
参考例2(被記録材の調製) 透光性基材としてポリエチレンテレフタレートフィルム
(厚さ100μm)を用い、この基材の表面に下記組成
物Cを乾燥膜厚が7μmになるようにバーコーターによ
り塗工し、140℃、3分間乾燥炉内で乾燥した。
糺處物旦(インク保持層) ポリビニルピロリドン(10%I)MF温溶液85部 スチレン/メタクリル酸共重合体(10%DMF溶液)
               16部更にその上に下
記組成物りを乾燥膜厚が30μmとなるようにバーコー
ターにより塗工し、それぞれ140℃、2分間乾燥炉内
で乾燥した。
紙瓜物且(インク輸送層) 合成シリカ粉体          10部ブチラール
樹脂           5部パーフルオロアルキル
ベタイン【30%水/イソパノール溶液)      
     1部エチルセロソルブ         8
4部このようにして得られた被記録材は白色不透明なも
のであった。
実施例1 上記の被記録材に対してバブルジェット方式のカラーイ
ンクジェットプリンター([1JC−430、キャノン
製)を用いて室温で記録を実施した。記録後30秒放置
し、20℃の流水中に1分間浸漬してインク輸送層を剥
離した。流水中から引き上げられた透光性印画物を、1
00℃5分間乾燥して本発明の透光性印画物を得た。
このようにして得られた透光性印画物に対して本発明の
目的に適合したものであるかどうかを以下の方法に従っ
て試験を行い評価した。
(1)インク吸収性はインクジェット記録後、印画物を
室温下で放置し記録部に指で触れてもインクが指に付着
せず、充分乾燥定着するまでの時間を測定した(インク
輸送層剥離前)。
(2)透光性印画物の画像光学濃度(0,0,)はマク
ベス濃度計TR524を用いてマゼンタインクのベタ記
録部について測定した。
(3)解像性は、OHPにより透光性印画物をスクリー
ン上に投影し、目視により以下の基準に従って評価した
ピッチ幅0.2m+a   太さ0.1m−の黒線が明
瞭に判別できるものをO ピッチ幅0.2mm   太さ0.2+u+の黒線が明
瞭に判別できるものを△ ピッチ幅0.2+u+   太さ0.2mmの黒線が明
瞭に判別できないものを× (4)ビーディングは、マゼンタ/シアンインクの混色
ベタ記録部(青色表示部)を目視観察し、不連続である
ものを×、連続で均一な青色表示になっているものをO
とした。
(5)OHP適性は、カラー実画像を記録した透光性印
画物を0)IPを用いて投影し、目視にて判断した。投
影画面上の画像濃度が高く、又、鮮明性及び解像性に優
れているものを○、どれか1つでも満足していないもの
をΔ、投影画面上に乾燥ムラ、キズが目立つか或いは上
記どれか2つが満足していないものを×とした。
更に以上の結果から、透光性印画物としての総合評価を
行った。以上の結果を第1表に示す。
尚、総合評価においては、上記5つの評価項目のうち一
つでも不十分なもの或いはXのついたものを×とし、全
てにおいて優れているものをOとした。
実施例2 記録後3分間放置した以外は実施例1と同様にして本発
明の透光性印画物を得た。
実施例3 記録後1時間放置した以外は実施例1と同様にして本発
明の透光性印画物を得た。
実施例4 記録後直ちに120℃で15秒間乾燥炉内で乾燥した後
、水洗工程に移行した以外は実施例1と同様にして本発
明の透光性印画物を得た。
実施例5 50℃の流水中に浸漬した以外は実施例2と同様にして
本発明の透光性印画物を得た。
実施例6 流水中に10分間浸漬した以外は実施例2と同様にして
本発明の透光性印画物を得た。
実施例7 流水中から引き上げた透光性印画物を1時間室温で放置
した後、実施例2と同様にして本発明の透光性印画物を
得た。
実施例8 流水中から引き上げた透光性印画物のインク保持層上の
水を濾紙を当て水を除去した後、室温にて乾燥した以外
は比較例4と同様にして本発明の透光性印画物を得た。
実施例9 流水中に0.5%の界面活性剤を含有させたことを除い
て比較例4と同様にして本発明の透光性印画物を得た。
実施例10 流水中にマゼンタ染料を0.002%含有させた以外は
実施例2と同様にして本発明の透光性印画物を得た。
γJ  1 − − 工2之吸双且 1秒以下 同左  同左  同左町象透
道膿瓜  1.00   +、15  1.18  1
.+5豚−」L−且   Δ   OOO (二1工之グ   OOO○ 免■」しL且   △   O○   ○給1−藤  
 000   0 互   旦   ヱ   旦 Lヱ久吸収且 1秒以下 同左  同左  同左 −画
像通道A五  〇、99  1.10  1.16  
 +、+5豚−」L−且   △   △   △  
 ○く二尤工之グ   ooo。
qJ」LL且   △   △   O○嵐」!」二」
   ○   oo。
1      赳 ヱヱ之吸双且   1秒以下    同左画像通道4度
    1.14     1.25(効 果) 以1の如き本発明によれば、インクジェット記録後、水
洗工程と乾燥工程とを経ることによって、特別な装置や
操作を要することなく、優れた性能の透光性印画物が提
供される。
特許出願人   キャノン株式会社 代理人  弁理士 吉 1)勝 広、1、−1゜“ r
、vゆ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)少なくともインク輸送層とインク保持層とを有す
    る被記録材に対してインクジェット記録後、少なくとも
    水洗工程と乾燥工程とを経ることを特徴とする透光性印
    画物の作成方法。
  2. (2)インク輸送層とインク保持層とが透光性基材上に
    積層されている特許請求の範囲第(1)項に記載の透光
    性印画物の作成方法。
  3. (3)被記録材に対してインクジェット記録後、水洗工
    程に移行する迄の時間が5秒以上である特許請求の範囲
    第(1)項に記載の透光性印画物の作成方法。
  4. (4)水洗工程が30分以内である特許請求の範囲第(
    1)項に記載の透光性印画物の作成方法。
  5. (5)水洗工程中の水温が50℃以下である特許請求の
    範囲第(1)項に記載の透光性印画物の作成方法。
  6. (6)水洗工程から乾燥工程に移行するまでの時間が1
    時間以下である特許請求の範囲第(1)項に記載の透光
    性印画物の作成方法。
  7. (7)乾燥工程中の乾燥温度が常気圧下で−10乃至2
    50℃の範囲である特許請求の範囲第(1)項に記載の
    透光性印画物の作成方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003002364A (ja) * 2001-06-25 2003-01-08 Tsukioka:Kk 包装物
JP2008155955A (ja) * 2006-12-25 2008-07-10 Aso Seiyaku Kk 綿棒包装容器

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