JPH01120823A - 可変成形型電子線描画方法 - Google Patents

可変成形型電子線描画方法

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JPH01120823A
JPH01120823A JP27882987A JP27882987A JPH01120823A JP H01120823 A JPH01120823 A JP H01120823A JP 27882987 A JP27882987 A JP 27882987A JP 27882987 A JP27882987 A JP 27882987A JP H01120823 A JPH01120823 A JP H01120823A
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aperture
shaping
deflector
image
formation
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JP27882987A
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Teruaki Okino
輝昭 沖野
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Jeol Ltd
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Jeol Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は可変成形型電子線描画方法に関し、更に詳しく
は材料上に正確にビーム描画を行うことができるように
した可変成形型電子線描画方法に関する。
(従来の技術) 電子$1描画装置は電子銃から発生した電子ビーム(電
子線)を偏向手段によりX方向及びY方向に2次元的に
偏向させ、描画材料上にビーム描画を行う装置である。
第7図は可変成形型の電子線描画装置の従来の構成例を
示す図である。電子銃1より出射した電子ビームB1は
照明レンズ2により第1成形アパーチャ3上に照射され
る。
第1成形アパーチャ3の開口像は、成形レンズ4により
第2成形アパーチャ6上に結像されるが、その結像の位
置は成形偏向器5により変えることができる。第2成形
アパーチャ6により成形された像は、縮小レンズ7、対
物レンズ8を経て材料10上に照射される。材料10へ
の照射位置は位置決め偏向器9により変えることができ
る。
この種の電子線描画装置に用いる第1及び第2成形アパ
ーチャ3.6の間口は通常矩形をしており、矩形像の大
きさは第8図に示すように第1成形アパーチャ3の矩形
像1が、第2成形アパーチャ60開口nと重なった領域
(図の斜線領域)Pを可変することで調節することがで
きる。つまり、この重なった領域Pの電子ビームが材料
10を照射することになるので、材料10上に照射され
るビームの幅を拡げたい時には成形偏向器5を操作して
第8図に示す重なり領域Pを増やし、ビームの幅を細く
したい時には成形偏向器5を操作して重なり領tilP
を少なくするのである。このようにして、可変成形され
た電子ビームによる矩形像を材料10上に照射して、こ
れら矩形像を位置決め偏向器9でつないで、目的とする
パターンを作っている。
この場合において、成形偏向器5の駆動は以下のように
行われる。成形偏向器5は第9図に示すようにX方向及
びY方向に偏向電極5X、5X’ 。
5Y、5Y’を配置してこれら電極間に電子ビームの移
動mに対応した電圧を印加するようになっている。この
ような電極配置により例えばX方向のみ偏向させるため
に、電極5X、5X’問に電圧を印加した場合、電子ビ
ームは理想状態ではX方向にのみ移動する。ところが電
極5X、5X’が第10図に示すようにある角θだけ傾
いていると電子ビームに加わる力FはX方向成分F×と
Y方向成分Fyに分解され、Y方向にも偏向してしまう
。そこで、このような干渉を補償するためY方向電極5
Y、5Y’にもFyを打消すだけの電圧を印加してやる
必要がある。この間の事情はY方向に偏向させる場合に
ついても同様であり、更に像には印加電圧ゼロの状態に
おけるオフセットもある。
このため、成形偏向器5のX方向電極及びY方向電極に
印加する電圧信号X’ 、Y’ はそれぞれ以下のよう
な式で表わされる。
X’ −A+BX+CY         ・・・(1
)Y’ −[)+EX+FY         ・・・
(2)ここで、X、Yは第1成形アパーチャ像が第2成
形アパーチャと重なりあってできる描画の矩形の寸法、
A、B、C,D、E、Fは補正係数である。
△、Dはオフセット補正係数、B、Fはそれぞれ本来の
ゲイン補正係数、C,Eは干渉による補正係数である。
尚、?l 1係a A −F ハ3111(7) 7’
 −’) (X 1. Y+)、(X2.Y2)、(X
3.Yx)を順次成形偏向器5に入力してやり、その時
の実際のビーム寸法を測定して<1)、(2)式に代入
して6個の連立方程式を作り、これら連立方程式を解く
ことにより得られる。
(発明が解決しようとする問題点) 前記したような方法でビーム寸法を測定する場合、もし
成形アパーチャ3,6に回転設定誤差が存在していれば
ビーム寸法測定値には成形アパーチャ3.6の回転設定
誤差に起因する誤差が含まれてしまう。従って、その測
定値から求めた補正係数A−Fにも誤差が含まれ高精度
のビーム描画が不可能になってしまう。
今、この誤差の生ずる理由を単純化した場合について考
えてみる。即ち、ここでは成形偏向器5にX、Yの干渉
がないものとする。この状態で、2つの描画データの組
(Xl、Yt )、(Xz 。
Y2)を入力する。このとき、Yt−Y2とすると第1
成形アパーチャ像mは第11図に示すように実線で示す
位置から破線で示す位置まで移動する。nは第2成形ア
パーチャである。この場合、成形アパーチャ3.6に回
転設定誤差がないものとすれば、第1の位置(実線位置
)におけるY方向描画データ測定値Y1と、移動後の第
2の位訝(破線位置)におけるY方向描画データ測定値
Y2は等しくなり測定誤差は生じない。
しかしながら、第12図に示すように成形アパーチャ3
.6に回転設定誤差があるものとすれば、2つの描mデ
ー9の組(Xt 、 Ys ) 、  (Xz 。
Y2)を入力すると第1成形アパーチャ像−は第1の位
置(図の実線で示す位置)において第2成形アパーチャ
nと斜めに交わっている。この(1mは図の破線で示す
第2の位置まで移動する。第1の位置ではY辺の位置の
座標を図示の通りに定めると、Y辺の位置はその中点Y
lcをとるものとすると、次式で与えられる。
Ys   O=   (Yt   a   −ト Yt
   b   )/2         −  (3)
次に、第2位置におけるY辺の位置の座標を図示のよう
に定めると、Y辺の位nYzoは次式で与えられる。
Y2 c −(Y2 a +Yz b )/2   −
(4)(3)、(4)式より明らかなようにYtCとY
2Oとは等しくならない。このように、X、Yの干渉は
もともと補正する必要がない筈であるが補正を行ってし
まうという不具合が生じる。
更に、成形アパーチャに回転設定誤差があると、描画さ
れたパターンのエツジがなめらかでなくなってしまう。
例えば第13図に示すような長方形のパターンを3シヨ
ツトつなげて描画する場合、成形アパーチャに回転設定
誤差がなければ(イ)に示すようにエツジがなめらかな
パターンが得られる。しかしながら、成形アパーチャに
回転設定誤差があると(ロ)に示すようにエツジがギザ
ギザのパターンになってしまう。
従来、この成形アパーチャの回転設定誤差を修正するた
めには、ファラデーカップ等を用いたナイフェツジ検出
法や十字状マークによる反射電子検出法を用い、それか
ら得られる矩形ビームプロファイルの辺の微分波形を観
察し、この波高値が最大値をとるべく回転補正を行って
いる。このことをもう少し詳しく説明する。第14図(
イ)に示すようにウェハ11の近傍にマーク12をつけ
ておく。ここで、マーク12は(0)に示すように例え
ば3iのベース21上にAuのパターン(ここでは十字
形)22を形成したものである。
成形アパーチャに回転設定誤差がない場合には、電子ビ
ームは第15図(イ)に示すようにAll線パターンと
直角に交わり、反射電子検出器で検出した信号(生信号
を1回微分したビームプロファイル信号を更にもう1回
微分した信号)は第16図(イ)に示すように急峻なパ
ルス状となる。これに対して成形アパーチャに回転設定
誤差がある場合には、電子ビームは第16図(ロ)に示
すように電子ビームはAu線パターン22と斜めに交わ
る。この結果、ビームプロファイル)は第16図(ロ)
に示すように立上がり、立下りがなまった波形になる。
第16図(イ)に示すビームプロファイルを微分すると
、その微分波形は(イ)に示すように急峻なものとなり
その波高値は最大となる。これに対し、第16図(ロ)
に示すビームプロファイルを微分すると、その微分波形
は(ロ)に示すようになまったものとなり波高値も低く
なる。以上の説明より明らかなようにマーク通過時のビ
ームプロファイルの微分波形の波高値が最大となるよう
に成形アパーチャの回転補正を行えばよいことになる。
しかしながらこの方法では、もともとビームプロファイ
ルの辺にボケがあるため、微分波高値の変化が十分に読
み取れなかったり、又、マークの辺が正規の座標軸と平
行でないこと(この場合、矩形ビームの辺はマークの辺
に対して平行になるような合わせ動作となるため、マー
クの辺と正規座標軸との平行度誤差はそ・のままマーク
の辺の合わせ誤差に含まれてしまう)等により、成形ア
パーチャの回転設定精度が不十分であり、最終的には描
画したパターンのショットのつなぎを観察して補正を加
える必要があった。従うて、成形アパーチャの回転設定
には多大の時間と労力を必要とするという不具合があっ
た。
しかも、従来の方法は偏向補正用に静電型の成形偏向器
を用いているが、この種の成形偏向器でビームを第2成
形アパーチャの端から端まで振ろうとすると、大振幅の
出力電圧を特徴とする特許のため電源電圧としても高電
圧を必要とし、駆動アンプ自体も極めて高価なものとな
つ−ていた。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであって、
その目的は、成形ビームを得るための偏向器の誤差及び
成形アパーチャの回転誤差を補正して高精度の電子線描
画を行うことができる安価な可変成形型電子線描画方法
を実現することにある。
(問題点を解決するための手段) 前記した問題点を解決する本発明は、第1及び第2の成
形アパーチャとこれらアパーチャの間に配置された偏向
器により所望断面形状のビームを得、このビームを材料
上に照射して所定パターン 。
を描画するようにした可変成形型電子線描画方法におい
て、第1成形アパーチャの像が第2成形アパーチャにさ
えぎられず完全に第2成形アパーチャ内に納まった状態
で電磁偏向器をX方向及びY方向に駆動して材料上の像
のエツジ位置の変化から電磁偏向器に加える駆動信号の
補正量を求め、この補正量により電磁偏向器の駆動信号
を補正して該電磁偏向器によるX及びY方向の偏向方向
の誤差が生じないように予め電1&偏向器を設定してお
き、次に第1成形アパーチャの像が第2成形アパーチャ
と重なり合うように投影した状態で電磁偏向器により第
1アパーチャ像を移動させ、材料上の像のエツジ位置の
変化から第1成形アパーチャ及び第2成形アパーチャの
回転設定補正を行った後、ビーム描画を行うようにした
ことを特徴とするものである。
(作用) 成形アパーチャの回転設定調整を行う場合の成形ビーム
を得るための偏向器として電磁偏向器を用いると共に、
W1Va偏向器の偏向補正と成形アパーチャの回転補正
を行う。電磁偏向器は偏向精度が静電型偏向器に比べて
若干劣るもののフィールドの端から端まで振るのに電流
を調節すればよく、大振幅の電圧を必要としないので成
形アパーチャの回転設定調整用として用いるには好適で
ある。
もともと光軸調整用に設けられているアライメントコイ
ルは一種の電1iIi向器であるので、このアライメン
トコイルを上記調整用としても兼用すればよい。これに
より、正確なビーム描画が行える可変成形型電子線描画
装置を安価な構成で実現することができる。
(実施例) 以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細に説明する
第1図は本発明方法を用いた装置の一実施例を示す構成
図である。第7図と同一のものは、同一符号を付して示
す。図において、30は第1成形アパーチャ3と第2成
形アパーチャ6との間に配置されている光軸調整用のア
ライメントコイルである。本発明では、このアライメン
トコイル30を成形アパーチャ回転設定の調整用電1&
偏向器としても用いる。31は描画パターンデータを出
力する他、正確なビーム描画を行うために侵述する各種
演算制御を行うCPUである。32はCPU31から出
力されるパターンデータをアナログ信号に変換するD/
A変換器、33は該D/A変換器32の出力を入力とし
て受けて、位置決め偏向器9を駆動する偏向アンプであ
る。34はCPU31からの矩形成形ビームサイズを調
節するための偏向信号を受けてアナログ信号に変換する
D/A変換−135は該D/A変換器34の出力を受番
プてアライメントコイル30を駆動するアンプである。
36.37はそれぞれ第1及び第2の成形アパーチャ3
.6の回転補正を行う回転補正機構である。このように
構成された装置の動作を説明すれば、以下の通りである
CPLI31から出力されたパターンデータのうち位置
に関するものはD/A変換鼎32によりアナログ信号に
変換された後、偏向アンプ33に入る。偏向アンプ33
は入力走査信号に応じて位置決め偏向7J9を駆動する
。この結果、材料10上に所定のパターンが描画される
ことは、第7図について説明した通りである。本発明は
材料10上にパターンを高精度に描画する機構に関する
ものである。
先ず、アライメントコイル30による成形偏向補正につ
いて説明する。第2図はアライメントコイル30による
成形偏向補正のシーケンスを示すフローチャートである
。以下、このフローチャートに沿って説明する。
ステップ■ 第1成形アパーチャ像が第2成形アパーチャにさえぎら
れず完全に第2成形アパーチャ内に納まった状態でアラ
イメントコイル30をX方向に駆動する。
第1成形アパーチャ像が第2成形アパーチャに、第8図
に示すようにさえぎられた状態で重なり合ってしまうと
材料面上のアパーチャ像の位置検出の際、成形アパーチ
ャの回転の影響が顕著に現われる。このような回転の影
響を排除するため、第1成形アパーチャ像がスッポリ第
2成形アパーチャ内に納まるように、即ち、全ての電子
ビームを通過できるようにするのである。この状態でア
ライメントコイル30に成形データ(Xs 、Yl)。
(X2 、Yt )を与える。つまりXQ向を行う。
第3図は成形偏向補正を説明するための図である。図に
おいて、−は第1成形アパーチャ像、nは第2成形アパ
ーチャである。実線で示す第1成形アパーチャ(guは
第1位置を、破線で示す第1成形アパーチャ像mはX偏
向後の第2位置を示す。
何れの場合も、第1成形アパーチャ像−は第2成形アパ
ーチャnにさえぎられず、第2成形アパーチャ内に完全
に納まるようになっている。
ステップ■ 移動の前後における材料上の像の位置の変化から補正係
数B、Eを求める。
第3図において、移動の前後における1−A辺と2−A
辺のX座標を前述した十字状マークによる反射電子検出
法により測定する。第1位置におけるX座標測定値を×
1′、第2位置におけるX座標測定値をX21 とする
と、これらは次式で与えられる。
X!’ −A+sxl          ・・・(5
)X2 ’ =A+BXz          ・・・
(6)(5)、(6)式により補正係数Bは次式で与え
られる。
B= (Xt ’  −X2 ’  )/ (Xs  
−X2  )・・・ (7) 次に1−8辺と2−8辺のY座標をマーク検出法により
測定する。第1位置におけるY座標測定値をY1′、第
2位置におけるY座標測定値をY2′とすると、これら
は次式で与えられる。
Y 電 ’   −D+EXt           
             ・・・ (8)Y2’=D
+EX2          ・・・(9)(8)、(
9)式により補正係数Eは次式で与えられる。
E= (Yt ’ −Y2 ’ )/ (Xt −X2
 )・・・(10) ステップ■ 第1成形アパーチャ像が第2成形アパーチャにさえぎら
れず完全に第2成形アパーチャ内に納まった状態でアラ
イメントコイル30をY方向に駆動する。
ステップ■で説明したと同様の要領でアライメントコイ
ル30に成形データ(Xl、Yt )。
(XI、Y2)を与える。つまりYlla向を行う。
この場合には第1成形アパーチャ像mは第3図に示すよ
うにX方向に移動するのではなくY方向に移動する。
ステップ■ 移動の前後における材料上の像の位置の変化から補正係
数C,Fを求める。
ステップ■で説明したと同様の要領で補正係数を求める
。補正係数C,Fはそれぞれ次式で与えられる。
C= (Xt ’  −X2 ’  )/ (Yt  
−Y2  >・・・(11) F= (Yt ’ −Y2 ’ )/ (Yt −Y2
 )・・・(12) 但し、Xt ’ 、X2’ Ltl−A辺、!:2−A
辺ノX座標測定値、Y1−Y2は1−8辺と2−8辺の
Y座標測定値である。
ステップ■ アライメントコイル30に成形データを与えない状態で
補正係数A、Dを求める。
アライメントコイル30に成形データを与えない状態に
おいてもX座標値、Y座標値は0にならずオフセットが
存在する。
ステップ■ これら補正係数に基づいて偏向補正を行う。
このようにして(1)、(2>式に示す補正係数が全て
求まった後はこの偏向補正aを、通常の光軸合わせ時の
偏向に重畳してやれば、成形偏向時の誤差は補正される
。この測定、補正には成形アパーチャの回転誤差が含ま
れないので正確な補正を行うことができる。
次に、成形アパーチャの回転設定誤差の補正について説
明する。第4図は成形アパーチャの回転設定誤差の補正
シーケンスを示す)ローチャートである。以下、このフ
ローチャートに沿って本発明を説明する。
ステップ■ 第2図に示したシーケンスを用いて予めアライメントコ
イル30の補正を行っておく。
前述のアライメントコイル30の補正はX、Yの干渉補
正、オフセット補正を成形アパーチャの回転誤差を排除
した状態で行い、アライメントコイル30の駆動信号を
補正するものであった。詳細説明は前述したので省略す
る。
ステップ■ 第1成形アバーチIF像が第2成形アパーチャと重なり
合うように投影した状態で、電!1偏向により第1成形
アバーチ?像を移動させる。
成形アパーチャの回転による誤差は、第1成形アパーチ
ャ像を第2成形アパーチャと重ね合わせることによって
把握することができる。第5図は回転誤差補正の説明図
で、アライメントコイル30に2個の成形デー’)(X
t 、Yl)、(Xz 。
Yl)を与えて、第1成形アパーチャ像mを実線で示す
第1位置から破線で示す第2位置に移動させる。
ステップ■ 移動の前後における材料上の像の位置の変化から第1成
形アパーチャ3の回転設定を行う。
ステップ■の移動の前後による第1位置及び第2位置に
おける第1成形アパーチャー−と第2成形アパーチャn
との重なり領域P、P’に着目する。第1の重なり領域
Pの矩形像を図に示すように検出マーク上に結像する。
この状態でa −1辺の位置を測定する。次に第2の重
なり領域P′の矩形像を図に示すように検出マーク上に
結像する。
この状態でb−1辺の位置を測定する。そして、a−1
とb−1の位置が一致するように回転補正機構36によ
り第1成形アパーチャ3の回転設定を行う。以上により
、第1成形アパーチャ3の回転誤差の補正がなされたこ
とになる。第1成形アパーチャ3の回転設定を行う回転
補正[36としては、具体的には例えばパルスモータ駆
動により第1成形アパーチャを回転させる機構を用い、
印加パルス数を制御する方法や、成形アパーチャの下に
設けられた回転レンズを用いレンズの励磁を制御する方
法等が用いられる。
ステップ■ 同様にして、第2成形アパーチャ6の回転設定を行う。
第5図において、移動の前後における重なり領域P1P
’の下辺a−2とb−2の位置をマーク検出法により測
定し、それぞれの位置が一致するように回転補正機構3
7を用いて第2成形アバーチセ6の回転設定を行う。以
上により、第2成形アパーチャ6の回転誤差の補正がな
されたことになる。
尚、検出のためのマークが正規の座標軸に対して平行度
が十分でない場合、第6図に示すように重なり領域P′
の矩形像を図の矢印X方向に移動し、P′の矩形像とP
の矩形像のX座標位置が変化しないように位置決め偏向
器9で矩形像の位置を決めておく。この状態でY方向に
走査する。これにより検出マーク上の同じ位置を走査す
ることができ(第6図のマークエツジのX方向位置が同
じになる)、マークの平行度誤差が測定誤差に含まれな
いようにすることができる。マーク検出のm度は走査用
偏向の1インクリメント程度(通常0.01〜0.03
μm)が期待でき、検出用マークの非平行度によらない
高精度の回転設定が可能である。
以上の補正が終了した侵、描画パターンデータを位置決
め偏向器9及び成形偏向器に与えてビーム描画を行う。
ステップ■までの工程で偏向補正及び成形アパーチャの
回転設定補正が完了しているので、補正後の可変成形用
信号を成形偏向器に位n信弓を位置決め偏向器9に与え
てビーム描画を行えば極めて正確な描画が行えることに
なる。
前述の実施例では電磁偏向器として、軸合わせ用のアラ
イメントコイルを用いたが、これに限るものではなくそ
の他の電ta偏向器を用いてもよい。
又、第5図のように、X方向へ偏向して測定と調整を行
なう場合には全ての補正係数(A−F)を求める必要は
なく、補正係数Eのみ求めればよい。更に、偏向の誤差
間さえ分かれば、補正係数を求めなくとも第1成形アパ
ーチャ像と第2成形アパーチャとの重なりによる矩形像
の各移動の位置に該誤差間を勘案して回転誤差を求める
こともできる。
(発明の効果) 以上詳細に説明したように、本発明によれば、X偏向及
びY偏向の前後において、第1成形アパーチャ像が第2
成形アパーチャ内にスッポリ納まる状態で、アライメン
トコイルを用いて偏向信号印加時の補正係数を求めるこ
とにより、成形アパーチャの回転誤差の影響が補正係数
に含まれないようにすることができる。そして、アライ
メントコイルを用いて偏向補正を行った後、第1成形ア
パーチャ像が第2成形アパーチャに重なり合う形で第1
成形アパーチャ像を移動させ、移動の前後における矩形
俄の対応する辺同志の測定位置が一致するように第1成
形アパーチャ及び第2成形アパーチャの回転設定を行う
ことにより、成形アパーチャの回転誤差を確実に補正す
ることができる。
このようにして、本発明によれば常に材料上に正確な電
子ビームによる描画パターンを形成することができる。
本発明によれば、成形アパーチャの回転設定調整用の電
磁偏向器として光軸調整用のアライメントコイルをその
まま用いているので、特別にr1磁偏向器を付加する必
要がなく、安価な装置を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す構成図、第2図はアラ
イメントコイルによる成形偏向補正のシーケンスを示す
フローチャート、第3図は成形偏向補正を説明するため
の図、第4図は成形アパーチャの回転設定誤差の補正シ
ーケンスを示すフローチャート、第5図は回転誤差補正
の説明図、第6図は検出マークの平行度補正の説明図、
第7図は可変成形型の電子線描1ifj装置の従来構成
例を示す図、第8図は第1成形アパーチャ像と第2成形
アパーチャの重なり状態を示す図、第9図は成形偏向器
の配置を示す図、第10図は成形偏向器におけるX、Y
干渉の説明図、第11図は正常状態における第1成形ア
パーチャ像と第2成形アパーチャの重なり状態を示す図
、第12図は成形アパーチャに回転誤差がある時の第1
成形アパーチャ像と第2成形アパーチャの重なり状態を
示す図、第13図はパターン形成の様子を示す図、第1
4図乃至第16図はマーク検出の説明図である。 1・・・電子銃      2・・・照明レンズ3・・
・第1成形アパーチャ 4・・・成形レンズ    5・・・成形偏向器6・・
・第2成形アパーチャ ア・・・縮小レンズ    8・・・対物レンズ9・・
・位置決め偏向器  10・・・材料30・・・アライ
メントコイル 31・・・CPU 32.34・・・D/A変換器 33・・・偏向アンプ   35・・・アンプ36.3
7・・・回転補正機構 3i・・・電子ビーム 特許出願人  日  本  電  子  株  式  
会  礼式  理  人   弁理士  井  島  
藤  冶外1名 減2図 第3 図 筒4図 第7 図 10η料 負可5 図 第6図

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)第1及び第2の成形アパーチャとこれらアパーチ
    ャの間に配置された偏向器により所望断面形状のビーム
    を得、このビームを材料上に照射して所定パターンを描
    画するようにした可変成形型電子線描画方法において、
    第1成形アパーチャの像が第2成形アパーチャにさえぎ
    られず完全に第2成形アパーチャ内に納まった状態で電
    磁偏向器をX方向及び若しくはY方向に駆動して材料上
    の像のエッジ位置の変化から電磁偏向器に加える駆動信
    号の補正量を求め、この補正量により電磁偏向器の駆動
    信号を補正して該電磁偏向器による偏向方向誤差が生じ
    ないように予め電磁偏向器を設定しておき、次に第1成
    形アパーチャの像が第2成形アパーチャと重なり合うよ
    うに投影した状態で電磁偏向器により第1アパーチャ像
    を移動させ、材料上の像のエッジ位置の変化から第1成
    形アパーチャ及び第2成形アパーチャの回転設定補正を
    行った後、ビーム描画を行うようにしたことを特徴とす
    る可変成形型電子線描画方法。
  2. (2)前記電磁偏向器として軸合わせ用のアライメント
    コイルを用いたことを特徴とする特許請求の範囲第1項
    記載の可変成形型電子線描画方法。
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