JPH01120793A - 薄膜型エレクトロルミネセンス素子 - Google Patents

薄膜型エレクトロルミネセンス素子

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Publication number
JPH01120793A
JPH01120793A JP62279894A JP27989487A JPH01120793A JP H01120793 A JPH01120793 A JP H01120793A JP 62279894 A JP62279894 A JP 62279894A JP 27989487 A JP27989487 A JP 27989487A JP H01120793 A JPH01120793 A JP H01120793A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
thin film
voltage
emitting layer
zns
luminous layer
Prior art date
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Pending
Application number
JP62279894A
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English (en)
Inventor
Tatsuo Yoshizawa
吉澤 達夫
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (技術分野) 本発明は薄膜型エレクトロルミネセンス(以下ELとい
う)素子に関するものである。薄膜型EL素子は薄膜型
EL装置やELデイスプレィ装置として使用され、その
用途は例えばパネル型デイスプレィ装置やポータプルデ
イスプレィ装置を始め、複写機感光ドラムの残留電荷消
去用光源、自動車の前面パネル光源や液晶パネル用バッ
クライトなど幅広いものがある。
(従来技術) 薄膜型EL素子は発光電圧が200〜250vと高く、
駆動回路に特殊な高電圧ICが必要なため、装置として
は価格が高くなり、現在は軍用など特殊な用途にしか実
用化されていない。EL素子の発光電圧が高いことが広
く実用化される上で障害となってい、る。
そこで、EL素子の発光電圧を下げる試みについて、以
下のように多くの報告がなされている。
(1)EL発光層であるZ n S : M n薄膜を
多元蒸着法を用いて形成し、結晶性を改善することによ
って低電圧化を実現しようとするもの(応用物理学会予
稿集4 p−3−4(1968年4月)参照)。
しかし、この方法では大面積の発光層を均一に製作する
ことが廻しい。同一の考えに基づく試みは他にも報告さ
れているが、実用化されていない。
(2)複合酸化物薄膜の強誘電体絶縁膜、例えば5rZ
rTiO3を用いて低電圧化を実現しようとするもの(
日本学術振興会光電相互変換第115回研究会資料第4
44号、第24〜29ページ(1985年9月30日)
参照)。
しかし、この方法でも大面積の4元合金膜を安定に作る
ことが難しいため、実用化は困楚である。
(3)通常はEL発光層の両面を絶縁層で挟み込むが、
絶縁層を片面のみにして低電圧化を図ろうとするもの(
日本学術振興会光電相互変換第115回研究会資料第4
44号、第7〜12ページ(]、 985年9月30日
)参照)。
しかし、この方法では信頼性が悪くなり、実用化は困難
である。
(目的) 本発明はZnSを母材とする発光層に不純物を導入する
ことによって発光層の結晶性を改善して発光電圧を50
〜100vに下げることにより、駆動回路を簡略化して
EL装置のコストを大幅に下げることのできるEL素子
を提供することを目的とするものである。
(構成) 本発明のEL素子は、発光層がZnSを母材とし、発光
中心となる付活剤の他にリチウム(Li)をo、oot
重量%から0.1重量%の範囲で含有している。
以下、実施例について具体的に説明する。
第1図は本発明が適用されるEL素子の一例を表わした
ものである。
2はガラス基板であり、ガラス基板2上には透明電極4
が形成されている。透明電極4上には誘電体層6が形成
され、その上にEL発光層8が形成されている。EL発
光層8上に誘電体層10が形成され、誘電体層6,10
によってEL発光層8が挟み込まれている。誘電体51
0上には背面電極12が形成されている。透明電極4と
背面電極12の間には交流電圧が印加される。EL発光
層8からの光はガラス基板2側から取り出される。
このような薄膜型EL素子の構造は一般的な構造であり
、透明電極4、誘電体層6,10、EL発光層8及び背
面電極12は真空蒸着法やスパッタリング法によって形
成することができる。これらの各層の膜厚は合計しても
1μm前後である。
本発明ではEL発光層8はZnSを母材とし、発光中心
となる不活剤としては橙黄色の光を得るときはMnを使
用し、緑色の光を使用するときはTbを使用するなど、
目的に応じて不活剤を選択して添加する。さらに、EL
発光層8の結晶性を改善するためにLiをo、o o 
を重量%から0.1重量%の範囲で添加する。
ZnSにLiを含有させて結晶成長させると、ZnSの
結晶性が改善される。EL発光層8のZnSの結晶C軸
(111>方向が面に垂直方向に成長し、太い柱状結晶
となる。ZnS母材の結晶性を改善することによって発
光電圧が低下すること、及びC軸<I L L>方向が
基板面に対して垂直方向に伸び、柱状結晶が好ましいこ
とが報告されている(前記応用物理学会予稿集の論文を
参照)。
ZnSにLiを添加すると結晶性がよくなることは、Z
nSと同じII−VI族化合物半導体であるCdSの結
晶性に関する論文からも窺うことができる(J、Phy
s、Soc、JAPAN 25(1968)637参照
)。
第2図にKremheller法による昇華再結晶法で
作成したCdS結晶の代表的晶癖の例を示す。(A)は
Liを添加しない場合、(B)はLiを0.001重量
%添加した場合、(C)はLiを0.01重量%添加し
た場合である。
アルカリ金属は一般に水と反応しやすく、特にLiは水
と反応しやすい。Liを0.1重量%より多く添加する
と潮解性がでてくるため好ましくない。
このように、Liを添加することによってEL薄膜に要
求されるC軸方向に極めて太い柱状結晶ができやすくな
る。また、CdSをガラス基板に蒸着法により形成した
場合はC軸が基板に対して垂直方向に伸びる。
(効果) 本発明のEL素子は、発光層がZnSを母材とし、発光
中心となる付活剤の他にLiを0.001重景重量ら0
.1重量%の範囲で含有したので、発光層の結晶性が改
善されて発光電圧が低下し、駆動回路が簡略化されてコ
ストが大幅に低下する。
これにより薄膜型EL素子の応用範囲が拡大される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明が適用されるEL素子を示す断面図、第
2図(A)から同図(C)はCdS結晶の代表的晶癖の
例を示す図である。 4・・・・・・透明電極、 6.10・・・・・・誘電体層、 8・・・・・・EL発光層、 12・・・・・・背面電極。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1) 電圧が印加されて発光する薄膜エレクトロルミ
    ネセンス発光層が、ZnSを母材とし、発光中心となる
    付活剤の他にリチウムを0.001重量%から0.1重
    量%の範囲で含有している薄膜型エレクトロルミネセン
    ス素子。
JP62279894A 1987-11-04 1987-11-04 薄膜型エレクトロルミネセンス素子 Pending JPH01120793A (ja)

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JP (1) JPH01120793A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH038295A (ja) * 1989-06-05 1991-01-16 Mitsubishi Cable Ind Ltd エレクトロルミネッセンスランプ

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH038295A (ja) * 1989-06-05 1991-01-16 Mitsubishi Cable Ind Ltd エレクトロルミネッセンスランプ

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