JPH01120247A - 酸化剤組成物 - Google Patents

酸化剤組成物

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Publication number
JPH01120247A
JPH01120247A JP62279532A JP27953287A JPH01120247A JP H01120247 A JPH01120247 A JP H01120247A JP 62279532 A JP62279532 A JP 62279532A JP 27953287 A JP27953287 A JP 27953287A JP H01120247 A JPH01120247 A JP H01120247A
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JP
Japan
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bromate
zeolite
molar ratio
crystalline high
silica
Prior art date
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Pending
Application number
JP62279532A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiharu Maruoka
丸岡 俊晴
Shuzo Maeda
前田 周三
Mikinori Matsushita
松下 幹典
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shikoku Chemicals Corp
Original Assignee
Shikoku Chemicals Corp
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Filing date
Publication date
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Priority to JP62279532A priority Critical patent/JPH01120247A/ja
Publication of JPH01120247A publication Critical patent/JPH01120247A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、青果物類を含む食品の鮮度保持、脱臭等の作
用を呈する酸化剤組成物に関するものである。
従来の技術 臭素酸塩を青果物鮮度保持剤、漂白剤等に応用すること
は、既に知らされている。例えば、特開昭56−887
52号公報によれば、活性炭の表面を臭素酸カリウムで
被覆させた青果物鮮度保持剤が開示されている。また、
特開昭60−203138号公報には、炭素繊維を臭素
酸塩と希酸水溶液で処理して得られた野菜類の鮮度保持
剤が記載されている。また、特開昭61−268354
号公報には、活性炭を硫酸水溶液と臭素酸ナトリウムで
処理して得られたガス吸収剤が記載されている。
発明が解決しようとする問題点 臭素酸塩は、それ自体中性であるため酸化力が十分でな
く、単独で使用した場合にオレフィンおよび低分子量悪
臭物質を分解できない等の問題があった。また、臭素酸
塩とタルク等の天然粘土鉱物、一般にモレキュラーシー
ブと呼ばれる合成ゼオライト、天然ゼオライトあるいは
活性炭等とを混合した場合も同様であり、十分な酸化作
用は得られなかった。臭素酸塩の酸化力を強めるために
は、触媒として強酸を使用する必要があり、通常、硝酸
あるいは硫酸等を用いることが知られている。
しかしながら、このような強酸を使用した場合、臭素酸
塩の酸化力は強くなるが、−時的に反応が進行するので
、持続性が劣るという問題があった。また、硝酸あるい
は硫酸4等は、腐食性があるので、取り扱いが困難であ
った。
問題点を解決するための手段 本発明者等は、このような事情を鑑み、製品の貯蔵時あ
るいは流通時には安定であり、使用の時点から長期にわ
たって酸化作用を呈する酸化剤について、検討を重ねた
結果、SiO2/Al2O3のモル比が約25以上の結
晶性高シリカゼオライトと臭素酸塩とを混合させること
によって、所期の目的を達成したものである。
本発明の実施に適する臭素酸塩は、臭素酸カリウム、臭
素酸ナトリウム、臭素酸カルシウムあるいは臭素酸マグ
ネシウム等であり、これらのうち臭素酸カリウムは無水
塩であって、水への溶解度が比較的小さく、また、食品
用漂白剤に用いられている安全な物質であるので、好適
である。
本発明の実施に適する結晶性高シリカゼオライトは、5
i02/Alz03のモル比が約25以上であり、例え
ばペンタシル型高シリカゼオライト、常法による脱アル
ミ等の処理によって5t(h/Al□0.のモル比を約
25以上に増大させた高シリカモルデナイトゼオライト
、高シリカフォージャサイトゼオライト、高シリカエリ
オナイトゼオライト、高シリカオフレタイトゼオライト
あるいは高シリカフェリエライトゼオライト等であり、
これらのうちZSM−5型ゼオライト等として知られて
いるペンタシル型ゼオライトや高シリカモルデナイトゼ
オライトは、脱アルミ処理を行わなくても、5iOz/
Alz03のモル比が約25以上のものが直接合成でき
るので有利である。
本発明の実施に用いる結晶性高シリカゼオライトのカチ
オン種としては、水素イオン、アルカリ土金属イオン、
アルカリ金属イオンあるいは遷移金属イオンであり、好
ましくは水素イオンあるいはアルカリ土金属イオンから
なるものである。これらのカチオン種をもつ結晶性高シ
リカゼオライトは、常法に従ってイオン交換処理するこ
とにより得られる。
本発明の実施に用いる結晶性高シリカゼオライトとして
は、5i02/Alz(h(Qモル比が約25以上から
無限大までのものがあるが、SiO□/Alz(1+の
モル比が約500以上のものについては、臭素酸塩と混
合させた際、酸化力の発現が弱くなり、使用量を増加し
なければ十分な酸化力が得られない。
本発明の実施においては、結晶性高シリカゼオライトの
1種類あるいは数種類のものを組み合わせて使用するこ
とができる。また、高シリカゼオライトと臭素酸塩との
配合割合は、その用途に応じて酸化力の発現すべき期間
を考慮して、任意に設定できるものであり、その配合方
法は、固体粉末状の高シリカゼオライトと固体粉末状の
臭素酸塩を、例えばニーグーのような混練機を用いて均
一に混合する方法により可能である。また、配合時に必
要により非晶質アルミノシリケート天然粘土鉱物、活性
白土、アルミナ粉末あるいはシリカ粉末等のような水に
不溶の物質を添加しても差し支えない。
本発明の結晶性高シリカゼオライトと臭素酸塩を必須成
分として含存する組成物は、粉末状、顆粒状2錠剤ある
いはペレット状などの形で用いることができ、その用法
は通気性の袋またはケース等に収納して用いるのが、−
船釣である。また、貯蔵中および流通過程においては、
外気との遮断性の高い包装材料を用いて、本発明組成物
の収納された通気性のある袋またはケース等を密封する
ことにより、この組成物中の臭素酸塩の分解による酸化
力の低下を長期にわたって防止できる。
作用 SiO□/AIZO3のモル比が約25以上の結晶性高
シリカゼオライトが疎水性を示すことは、既に知られて
いるが、天然ゼオライトまたはSiO□/AhOaのモ
ル比が約25以下のモレキュラーシープと呼ばれるゼオ
ライトには、疎水性は見られない。例えば、水分吸着量
についてその性質をみると、5iOz/Al□0、のモ
ル比が約25以上の結晶性高シリカゼオライトの場合、
モル比が大きくなるにしたがって、水分吸着量が減少し
、5iOz/A1tOzのモル比が約25〜約500の
場合、水分吸着量は約10〜約0.1重壁%である。一
方、天然ゼオライトまたはモレキュラーシーブと呼ばれ
るゼオライトの水分吸着量は、約25〜約35重量%と
高吸湿性を示す。また、ゼオライトは、そのカチオンを
水素イオンまたはアルカリ土金属イオンにイオン交換す
ることにより、固体酸性を示すようになる。その酸点の
数および酸点の強度と5iOz/Alz(hのモル比と
の関係は、モル比が高くなるにしたがって、酸点の数は
減少し、酸点の強度は強くなることが知られている。
本発明に用いる5i(h/Al2O,Jのモル比が約2
5以上の高シリカゼオライトでは、強い酸点が少数形成
された状態にあり、一方、天然ゼオライトまたはモレキ
ュラーシーブと呼ばれるゼオライトでは、弱い酸点が多
数形成された状態にあると考えられる。つまり、5jO
z/旧20:lのモル比が約25以上の高シリカゼオラ
イトと天然ゼオライトおよびモレキュラーシーブと呼ば
れるゼオライトでは、水分の吸着性と酸点の強度および
酸点の数に、著しい相違がある。
Sing/^1203のモル比が約25以上の結晶性高
シリカゼオライトを使用した場合、その5t(h/Al
zOiのモル比の違いにより空気中の水分が適当に吸着
されて、臭素酸塩と結晶性高シリカゼオライト中の酸点
との接触が調節されると考えられる。また、この酸点は
強い酸性を示すので、臭素酸塩の強い酸化力が発現する
。しかもその酸点が少ないので、長期間安定した酸化力
が維持されるものと考えられる。その上、5iOz/A
h(hのモル比が約25以上の結晶性筋シリカゼオライ
トと臭素酸塩の混合物が乾燥状態にある場合、はとんど
酸化力は発現しないので、本発明組成物の収納された通
気性のある袋またはケース等を外気と遮断された状態で
密封することにより、貯蔵中および流通中における酸化
力の低下を防止できる。
実施例1〜12および比較例1〜4 本発明酸化剤組成物および比較資料をエチレンガスと接
触させてその酸化作用を調べたものである。容積5!の
ガラス製密封容器の中に、第1表に示した各種ゼオライ
ト、酸性白土あるいは活性炭と臭素酸カリウム、臭素酸
ナトリウム、臭素酸カルシウムを混合した試料5gを入
れたシャーレと水50m1を入れたビーカーを収納して
、室温(平均気温24°C)に保ち、密封容器にエチレ
ンガス0゜1mlを24時間毎に注入し、FED式ガス
クロマトグラフによって、容器内のエチレンガス6度を
経時的に測定した。
なお、この実施例で用いた結晶性高シリカゼオライトは
常法にしたがって合成し、イオン交換操作はそのイオン
を含むイオン交換液に70°C,1時間接触させた後、
濾過水洗し、110°C,2時間乾燥させることにより
行った。また、酸性白土、活性炭、比較例に用いたゼオ
ライト臭素酸カリウム、臭素酸ナトリウムおよび臭素酸
カルシウムは、゛市販の試薬を用いた。
第1表 これらの試験の結果は第2表に示したとおりであり、本
発明組成物に限って、長期間安定した酸化分解作用が認
められた。
第2表 本数値はエチレンガス濃度(PPm)を示す。
実施例13 いちご300gを透明のポリエチレン袋に密閉包装する
際に、前記実施例および比較例に示した試料5gをそれ
ぞれ通気性不織布の袋に入れて同封し、25°Cの温度
で4日間保存し、いちごの鮮度変化を調べた。この試験
結果は第3表に示したとおりである。
第3表 この試験結果から、本発明組成物は優れた鮮度保持効果
が認められた。
実施例14 第1表に示した試料5gを入れたシャーレと水1miを
入れた小ビンとをそれぞれ容積51のガラス製密閉容器
に収納し、容器を密封状態として、室温(平均24°C
)に保ち、24時間毎にアンモニアガス0.1nlをこ
の容器に注入し、孔周式アンモニア検知管を用いて、容
器内のアンモニアガス濃度を経時的に測定した。試験結
果は第4表のとおりであった。
第4表 本 数値はアンモニアガス濃度(PPm)を示す。
この試験結果から本発明組成物には長期間安定したアン
モニア分解作用が認められた。
実施例15 H型ZSM−5(SiO□/^1zOi 140) 4
gと臭素酸カリウム1gからなる試料を通気性不繊布の
袋に入れて、室温(平均気温24°C)の悪臭発生場所
に置き、24時間後の臭気の発生状況を調べた。この試
験結果は、第5表に示した通りであった。
第5表 この結果から、本発明組成物によれば、各種の悪臭に対
して優れた脱臭作用が認められた。
発明の効果 本発明は、臭素酸塩の強い酸化力を長期間にわたって維
持できるとともに、製品の貯蔵中および流通中に臭素酸
塩の分解による酸化力の低下がほとんとないことなど優
れた特徴を有するため、青果物類の鮮度保持および脱臭
等の用途に好適である。              
         −5、特許出願人  四国化成工業
株式会社□、L“パ・。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. SiO_2/Al_2O_3のモル比が約25以上の結
    晶性高シリカゼオライトと臭素酸塩を必須成分として含
    有する酸化剤組成物。
JP62279532A 1987-11-04 1987-11-04 酸化剤組成物 Pending JPH01120247A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002501872A (ja) * 1998-02-09 2002-01-22 サウスウエスト・リサーチ・インスティチュート シリケート含有粉末

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5688752A (en) * 1979-12-19 1981-07-18 Fukuoka Seishi Kk Freshness keeper for vegetable

Patent Citations (1)

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