JPH01119870A - 濃度レンジ変換機能を備えた簡易デジタル静止画像入力装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、画像を含むＣＤ−ＲＯＭ、ＣＤ−Ｉに代表さ
れる光記憶媒体にデジタル静止画像を入力する濃度レン
ジ変換機能を備えた簡易デジタル静止画像入力装置に関
する。

〔従来の技術〕

従来、デイスプレィに表示するデジタル画像の入力装置
として、カメラを用いるのが一般的であるが、このよう
なカメラによる画像入力においては、原稿台にカラー原
稿を置き、光学的に、位置、大きさを合わせて必要な絵
柄の部分を入力している。

〔発明が解決すべき問題点〕

しかしながら、カメラによる画像入力においては、高解
像度、正確なレジストレーション、正しいライティング
及び正確なピント合わせが難しく、高精度の映像メディ
アを対象とした場合、精度の十分な画像を得ることが難
しい。

本発明は上記問題点を解決するためのもので、入力位置
、大きさ合わせが簡便であると共に、見かけ上濃度レン
ジを拡げた画像データを得ることができる濃度レンジ変
換機能を備えた簡易デジタル静止画像入力装置を提供す
ることを目的とする。

Ｃ問題点を解決するための手段〕 そのために本発明の濃度レンジ変換機能を備えた簡易デ
ジタル静止画像入力装置は、所定領域をスキャンして画
像データを取り込み、取り込んだ画像データを記憶し、
表示するようにした簡易デジタル静止画像入力装置にお
いて、対象画像の所定枠内を所定分解能でプレスキャン
して画像データを取り込む手段と、取り込んだ画像デー
タに対して入力サイズ、トリミング枠を設定する手段と
、設定された入力サイズに基づきトリミング位置、分解
能を算出する手段と、トリミング枠内の画像データから
濃度レンジを求めると共に、濃度レンジを拡大するため
の濃度変換テーブル作成手段とを備え、算出したトリミ
ング位置、分解能と設定された入力サイズに基づきトリ
ミング枠内を本スキャンすることにより画像データの取
込みを行うと共に、作成した濃度変換テーブルにより見
かけ上濃度レンジを拡大するようにしたことを特徴とす
る。

〔作用〕

本発明の簡易デジタル静止画像入力装置は、画像を含む
ＣＤ−ＲＯＭ、ＣＤ−１に代表される光記憶媒体に用い
るデジタル静止画像を入力する装置において、カラーフ
ィルムをまずプレスキャンすることにより、大まかな画
像を得てデイスプレィに表示し、必要なトリミングサイ
ズ・トリミング位置を画像上で指示し、トリミング位置
、分解能を算出して再度本スキャンすることにより正確
な絵柄の取込み位置、サイズを簡便に得ると共に、濃度
レンジ変換テーブルにより見かけ上濃度レンジを拡げて
画像データを得ることができる。

〔実施例〕

以下、実施例を図面を参照して説明する。

第１図は簡易デジタル静止画像入力装置の概略構成を示
す図、第２図は原稿台を示す図、第３図は透過カラーフ
ィルムホルダーを示す図で、同図（イ）は斜視図、同図
（ロ）は３５１サイズのホルダーを示す図、同図（ハ）
は５　Ｘ　７　ｃｍサイズのホルダーを示す図、第４図
はフィルムサイズと分解能、スキャンサイズとの関係を
示す図で、図中、１はコンピュータ、２はフラットベツ
ドスキャナ、３はデイスプレィ、４は磁気ディスク、５
ばコンソール、６はマウス、１１は原稿台、１２は縦基
準線、１３は横基準線、２１は透過カラーフィルムホル
ダー、２２はフィルム、２３は枠線である。

図において、フラットベツドスキャナ２は、図示は省略
するが、上部に光源、本体内部にＣＣＤイメージセンサ
が設けられ、それらの間を原稿台が動くことにより、原
稿台上に置かれたフィルムの画像データを線順次に取り
込む。フィルムを透過した光は、ダイクロイックミラー
によりＲ，Ｇ。

Ｂ各成分に分光され、各ＣＣＤイメージセンサに到達す
る。各イメージセンサからＲ，Ｇ、Ｂ各信号が同時に出
力され、例えばマイクロコンピュータからなるコンピュ
ータ１に読み込まれて磁気ディスク４に記憶される。記
憶された画像データは必要に応じてデイスプレィ３に表
示することができ、またコンソール５からはマウス６を
使って任意の位置に任意の大きさでトリミング枠を設定
し、表示画像に重ねてトリミング枠を表示することがで
きるようになっている。

原稿台１１の上面にはフィルムの右端の位置を指定する
縦基準線１２と、フィルムの上端の位置を指定する横基
準線１３が刻まれている。また、透過カラーフィルムホ
ルダー２１は、第４図に示すように、フィルムのサイズ
に合わせて選択するようになっており、フィルムのサイ
ズに応じた枠線２３が刻まれている。フィルム２２は、
該当するサイズの透過カラーフィルムホルダー２１に挾
んで入れ、フラットへラドスキャナ１の原稿台１１上に
置く。このとき、原稿台１１に刻まれた縦基準線１２と
横基準線１３と透過カラーフィルムホルダー２１に刻ま
れた枠線２３の左端及び上端が一致するように置く。そ
して、この枠ｖＡ２３内がプレスキャンされてデイスプ
レィ３に表示される。

次に第５図〜第７図により本発明の一実施例の画像デー
タ入力について説明する。

第５図はデイスプレィ上の表示画像を示す図、第６図は
濃度変換テーブルを示す図、第７図は処理フローを示す
図である。図中、３１は画面、３２はフィルム画像、３
３は絵柄、３４はトリミング枠である。

本実施例では、デイスプレィ３の表示できる画素数は、
縦５１２画素、横５１２画素とする。このデイスプレィ
３はカラー画像を表示するためのフレームメモリを持っ
ており（図示せず）、さらに、入力表示された画像に重
ねて、トリミング枠３４の線情報を同時に表示でき、か
つ、トリミング枠３４内の画像データから濃度レンジの
幅が求められるようになっている。このトリミング枠３
４は必要とする絵柄３３に応じて、マウス６やデジタイ
ザなどのポインティングデバイスにより、オペレータが
入力する。

次に、実際に本発明の簡易デジタル静止画像入力装置を
使って、絵柄を入力する方法を手順をおって説明する。

入力条件として、素材は３５ｎ透過カラーフイルムに記
録されている縦８寵、横１２ｍの絵柄、入力サイズは縦
通００画素、横６００画素とする。

まず、３５ｍｍ透過カラーフィルムボルダ−２１にフィ
ルム２２をセットしく第７図ステップ■）、原稿台１１
の基準線にホルダーの枠線２３を合わせる（第７図ステ
ップ■）。このとき、第４図に示すように、透過カラー
フィルムホルダー２１に刻まれている枠２３の大きさは
、５１．２ｎＸ５１．２ｍｍとなり、縦５１２画素、横
５１２画素のデイスプレィに枠内のすべての画素を表示
するためには、分解能１０画素／　＊＊にて入力すれば
よい。

この関係は、予めコンピュータ１内に記憶されており、
このデータがスキャナコントロール部に渡される。そし
てホルダー枠内をプレスキャンすることにより、枠内の
画像が取り込まれて常にデイスプレィに表示される（第
７図ステップ■）。

このプレスキャン作業は絵柄のトリミング位置、分解能
、濃度レンジの幅を求めるためのもので、第５図（イ）
に示すように、プレスキャンで取り込んだ画像がデイス
プレィ３に表示される。

次に、表示された画像のうち、該当する絵柄３３を縦通
００画素、横６００画素の枠で切り出せば良いので、４
００：６００の比であるようなトリミング枠３４を、第
５図（ロ）に示すように表示されている画像に重ねて表
示する。そして、マウス６を用いて、このトリミング枠
線３４を移動したり、変倍させたりすることで、第５図
（ハ）に示すように該当する絵柄３３部分δこ合致させ
る（第７図ステップ■）。

トリミング枠と絵柄とが合致した第４図（ハ）の状態で
、トリミング枠線３４の移動、変倍を終了させ、トリミ
ング枠３４の右上の座標（ＸＯ。

ｙｏ）及び、トリミング枠の縦横の画素数Ｌｘ。

Ｌｙを求めると共に、第６図に示す濃度レンジ測定用ア
パーチャ画素数でトリミング枠３４内の画像データに対
して濃度レンジの幅、即ち最大温度ＤＭＡＸ、最小濃度
り、、、を求める（第７図ステップ■）。

トリミング枠の位置、縦横の画素数は取込みサイズが縦
通００画素、横６００画素として次のように算出する。

スキャニング・オフセット・・・横Ｘ。／１０　（ｍｍ
）縦Ｙ。／１０（闘） 分解能・・・・・・Ｂ−１０（画素／ｍｍ）　Ｘ６００
　／　Ｌ　ｘまた濃度レンジの幅は、例えば、 ＶＭＡＸ　＝ＭＡＸ　（ＭＡＸ　（Ｒｔ、Ｇ＋、Ｂｔ　
））ＶＭＩＮ　＝Ｍ　ＩＮ　（Ｍ　ＩＮ　（Ｒｔ、Ｇ＋
、Ｂ＋　）　）ｉ＝ｌ〜ｎ （Ｒｔ、Ｇ＋、Ｂｔ　は濃度レンジ測定用アパーチャで
再度計算された内部値である。） Ｄ＝−（ｖ−２６１）　／８７ に代入すれば求められる。

ＤＭＡＸ−（ＶＭＩＮ　　２６１）　／　８７ＤＭＩＮ
−（Ｖ、Ａｘ　　２６１）　／　８７こうして得られた
トリミング枠の右上の座標（スキャニング・オフセント
）（Ｘ、１１．ＹＯ）及び、トリミング枠の縦横の画素
数Ｌｘ、Ｌｙとプレスキャン時の取込み分解能１０画像
／Ｉｍより、本スキャンを行う場合のスキャン開始点、
分解能を計算する（第７図ステップ■）。

また、第６図に示すプレスキャン時の絵柄の濃度と内部
値との関係を示すグラフを利用して見掛は上濃度レンジ
の幅を広げるための新しい濃度変換テーブルを求める（
第７図ステップ■）。

第６図は片対数表示で、横軸が濃度値、縦軸が内部値（
信号の大きさ）に対応し、Ａは標ｆ＄濃度変換テーブル
で、濃度０．０７〜３．０に対して内部値２５５〜０　
（８ビツトデータ）が与えらるように設定されている。

そして、前述のように求めたトリミング枠内の濃度レン
ジＤ　ＷＡＸとＤ□９より、Ｖ、４１ＨとＶＩＩＩＡＸ
をそれぞれ求め、その値を２５５〜０に変換して新しい
濃度変換テーブルＢとすれば、濃度レンジを見掛は上広
げることができる。このテーブルを参照しながら、画像
データを得ることにより、トリミング枠内の濃度がより
明確になり、精度の良い画像を得ることができる。

こうして本スキャンを行うことにより（第７図ステップ
■）、第５図（ニ）に示すように、指定された絵柄３３
部分が必要サイズで入力され、かつ見かけ上濃度レンジ
が広がった高精度の画像データを得ることができる。

なお、上記実施例ではデイスプレィの表示できる画素数
は、縦５１２画素、横５１２画素としたが、縦と横の表
示できる画素数は異なってもよい。

また、濃度変換テーブルを直線状になるようにしたが、
これを曲線状にして特定濃度部分を強調したり、弱めた
りしてもよく、また濃度変換は必要に応じて行えばよく
、十分な濃度幅が得られる場合には必ずしも行わなくて
もよいことは言うまでもない。

〔発明の効果〕

以上のように本発明によれば、入力装置としてフラット
ベツドスキャナを用いることで、解像度、レジストレー
ション、ライティング、ピント合わせの問題を解決し、
しかも、入力位置、大きさ合わせを簡便にすることがで
きると共に、特に、カラーフィルムを対象とした場合、
例えば、３５ｍ、６Ｘ６　　（ｃｍ）　、６Ｘ７　　（
σ）、４Ｘ５　　（インチ）のサイズの透視カラーフィ
ルムに対して、濃度レンジ交換テーブルにより見かけ上
濃度レンジを広げて画像データを得ることが可能となる
。

【図面の簡単な説明】

第１図は簡易デジタル静止画像入力装置の概略構成を示
す図、第２図は原稿台を示す図、第３図は透過カラーフ
ィルムホルダーを示す図で、同図（イ）は斜視図、同図
（ロ）は３５ｆｌサイズのホルダーを示す図、同図（ハ
）は５　Ｘ　７　ｃｍサイズのホルダーを示す図、第４
図はフィルムサイズと分解能、スキャンサイズとの関係
を示す図、第５図はデイスプレィ上の表示画像を示す図
、第６図は濃度変換テーブルを示す図、第７図は処理フ
ローを示す図である。 １・・・コンピュータ、２・・・フラットベツドスキャ
ナ、３・・・デイスプレィ、４・・・磁気ディスク、５
・・・コンソール、６・・・マウス、１１・・・原稿台
、１２・・・縦基準線、１３・・・横基準線、２１・・
・透過カラーフィルムホルダー、２２・・・フィルム、
２３・・・枠線図中、３１・・・画面、３２・・・フィ
ルム画像、３３・・・絵柄、３４・・・トリミング枠。 出　　願　　人　　大日本印刷株式会社代理人　弁理士
　　蛭　川　昌　信（外２名）第４図 ２５で 第７図 ■　　′１゛″１処　１゛フイル４ゑ ゼット７ろ。 ■　原稿００緋線（。 ネルタ゛ゝのｔ−）諭製裔合セろ。 ■　　　オ、ルタ゛４卆内左ブレスキ・′し７画イ亀を
」愛、す１３５石−灸ｊＪｔろｍ　　　　ト、’！”ｊ
り“冬士を　言え糺し−【００７０＝１ＤＭＩＮ　　　
　　　　１．ＯＤＭＡＸ　３．０ン１，１　　イｔ。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 所定領域をスキャンして画像データを取り込み、取り込
   んだ画像データを記憶し、表示するようにした簡易デジ
   タル静止画像入力装置において、対象画像の所定枠内を
   所定分解能でプレスキャンして画像データを取り込む手
   段と、取り込んだ画像データに対して入力サイズ、トリ
   ミング枠を設定する手段と、設定された入力サイズに基
   づきトリミング位置、分解能を算出する手段と、トリミ
   ング枠内の画像データから濃度レンジを求めると共に、
   濃度レンジを拡大するための濃度変換テーブル作成手段
   とを備え、算出したトリミング位置、分解能と設定され
   た入力サイズに基づきトリミング枠内を本スキャンする
   ことにより画像データの取込みを行うと共に、作成した
   濃度変換テーブルにより見かけ上濃度レンジを拡大する
   ようにしたことを特徴とする濃度レンジ変換機能を備え
   た簡易デジタル静止画像入力装置。