JPH01119507A - 不溶性層状リン酸チタンの製造方法 - Google Patents
不溶性層状リン酸チタンの製造方法Info
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- JPH01119507A JPH01119507A JP62277672A JP27767287A JPH01119507A JP H01119507 A JPH01119507 A JP H01119507A JP 62277672 A JP62277672 A JP 62277672A JP 27767287 A JP27767287 A JP 27767287A JP H01119507 A JPH01119507 A JP H01119507A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〈産業上の利用分野〉
この発明は、層間距離の大きい層状構造を有する不溶性
層状リン酸チタンであるα−リン酸チタンT! (HP
’04 )2 ・H2O(以下α−TiPと略記する)
またはγ−リン酸チタンTt(HPO4)2 ・2H2
0(以下γ−TiPと略記する)を製造するための新規
かつ改良された方法に関するものである。
層状リン酸チタンであるα−リン酸チタンT! (HP
’04 )2 ・H2O(以下α−TiPと略記する)
またはγ−リン酸チタンTt(HPO4)2 ・2H2
0(以下γ−TiPと略記する)を製造するための新規
かつ改良された方法に関するものである。
α−TiPおよびγ−TiPはそれぞれ7.6人および
11.6人の層間距離を有し、無機イオン交換体や触媒
、あるいは放射性廃液からの金属イオンの回収剤などと
して利用しうるちのである。
11.6人の層間距離を有し、無機イオン交換体や触媒
、あるいは放射性廃液からの金属イオンの回収剤などと
して利用しうるちのである。
〈従来の技術〉
α−TiPおよびγ−TiPの製造方法としては従来か
ら次の2つの方法が一般に知られている。
ら次の2つの方法が一般に知られている。
(1)四塩化チタンT r cx4とリン酸とから無定
形リン酸チタンを調製し、これを濃リン酸(約10〜1
4 mol/A >中で長時間(24〜100時間)加
熱還流する方法。
形リン酸チタンを調製し、これを濃リン酸(約10〜1
4 mol/A >中で長時間(24〜100時間)加
熱還流する方法。
A、 C1earfield 、 “I norQa
nic IOnExchange Material
S”CRCP reSS。
nic IOnExchange Material
S”CRCP reSS。
Inc、、Boca Raton、 Florida、
1980 p、78、: G、 Alberti、
M、 G、 Bernasconi 、 M。
1980 p、78、: G、 Alberti、
M、 G、 Bernasconi 、 M。
Ca5ciola and LJ、 Co5tan
tino 、 J。
tino 、 J。
Inorg、Nucl 、 Qhem 、、 42.
1637(1980) :およびA、Qlearfie
ld 、 R,t−1゜Blessing and J
、 A、 5tynes 、 J。
1637(1980) :およびA、Qlearfie
ld 、 R,t−1゜Blessing and J
、 A、 5tynes 、 J。
Inorg、 Nucl 、 Chem、、 30.2
249 (1968)参照。
249 (1968)参照。
(2)上記の無定形リン酸チタンと所定の濃度のリン酸
とを硬質ガラス管中に封入し、オートクレーブ中で長時
間(20〜144時間)加熱する水熱反応法。
とを硬質ガラス管中に封入し、オートクレーブ中で長時
間(20〜144時間)加熱する水熱反応法。
小林悦部、“無機高分子−ハイブリッドポリマーの応用
″、シーエムシー社発行。
″、シーエムシー社発行。
1985年、 9.277 : E、 )(oba
yashi and s。
yashi and s。
Yamazaki 、 Bull 、 Chem 、
Soc、 Jpn、。
Soc、 Jpn、。
56、1632 (1983) ;およびE 、Kob
ayashi。
ayashi。
3ull 、 Chem 、3oc、 Jpn、
、 48. 3114(1975)参照。
、 48. 3114(1975)参照。
〈発明が解決しようとする問題点〉
上記(1)および(2)の製造方法はいずれも、予め四
塩化チタンとリン酸とから無定形リン酸チタンを調製す
る必要がある。また20〜144時間といった長時間加
熱還流あるいはオートクレーブ中で加熱しないと結晶性
のよいα−TiPやγ−TiPが得られないなどの欠点
がある。ざらに過剰の濃リン酸を使用するため、不経済
であると同時に、得られるリン酸チタンを十分水洗する
必要がある。また<1)、 (2)の方法から得られる
α−TiPやγ−TiPの粒子径や結晶化度は、リン酸
の濃度や加熱時間によって異なるなど製造方法に多くの
問題点がある。従って上記の従来の方法でリン酸チタン
を製造すると、コストが高く、実用上大きな障害となる
。
塩化チタンとリン酸とから無定形リン酸チタンを調製す
る必要がある。また20〜144時間といった長時間加
熱還流あるいはオートクレーブ中で加熱しないと結晶性
のよいα−TiPやγ−TiPが得られないなどの欠点
がある。ざらに過剰の濃リン酸を使用するため、不経済
であると同時に、得られるリン酸チタンを十分水洗する
必要がある。また<1)、 (2)の方法から得られる
α−TiPやγ−TiPの粒子径や結晶化度は、リン酸
の濃度や加熱時間によって異なるなど製造方法に多くの
問題点がある。従って上記の従来の方法でリン酸チタン
を製造すると、コストが高く、実用上大きな障害となる
。
そこでこの発明は、上述した従来方法における問題点を
解消し、無定形リン酸チタンを経ずに直接層状リン酸チ
タンを効率よくしかも短時間で合成することができる方
法を提供することを目的としてなされたものである。
解消し、無定形リン酸チタンを経ずに直接層状リン酸チ
タンを効率よくしかも短時間で合成することができる方
法を提供することを目的としてなされたものである。
〈問題点を解決するための手段〉
本発明者等は、原料が廉価な酸化チタンTiO2または
水酸化チタンTiO2・nH2Oとリン[HBr)o4
との直接反応により結晶性層状リン酸チタンである Ti(HPO4)2・H2O(α−TiP)又はTi(
HPO4)2 ・2)−120(γ−TiP)をa造す
ることを見出しこの発明を完成させたものである。
水酸化チタンTiO2・nH2Oとリン[HBr)o4
との直接反応により結晶性層状リン酸チタンである Ti(HPO4)2・H2O(α−TiP)又はTi(
HPO4)2 ・2)−120(γ−TiP)をa造す
ることを見出しこの発明を完成させたものである。
すなわちこの発明によれば、酸化チタンチタンまたは水
酸化チタンとリン酸とをP205 /T+02で表わさ
れるモル比で0.5〜2.0になるように混合し、オー
トクレーブ中で温度130〜175℃、水蒸気圧1〜7
気圧にて反応させることによってα−TiPが製造でき
る。
酸化チタンとリン酸とをP205 /T+02で表わさ
れるモル比で0.5〜2.0になるように混合し、オー
トクレーブ中で温度130〜175℃、水蒸気圧1〜7
気圧にて反応させることによってα−TiPが製造でき
る。
一方、γ−TAPは、酸化チタンまたは水酸化チタンと
リン酸とをP2O5/TiO2で表わされるモル比で0
.5〜2.0になるように混合し、オートクレーブ中で
温度200〜250℃、水蒸気圧7〜25気圧にて反応
させることによって製造できる。
リン酸とをP2O5/TiO2で表わされるモル比で0
.5〜2.0になるように混合し、オートクレーブ中で
温度200〜250℃、水蒸気圧7〜25気圧にて反応
させることによって製造できる。
原料である酸化チタンおよび水酸化チタンは市販品を使
用でき、また酸化チタンはルチル型。
用でき、また酸化チタンはルチル型。
アナターゼ型のいずれも使用できる。しかしながら一般
的には、水酸化チタンを原料として用いた場合の方がα
−Tip、γ−TiPともに純度の高い生成物が得られ
る。
的には、水酸化チタンを原料として用いた場合の方がα
−Tip、γ−TiPともに純度の高い生成物が得られ
る。
この発明においては、温度条件およびオートクレーブ中
での水蒸気圧の条件によりα−TiPを得るか、γ−T
iPを得るかを選択できる。すなわちα−TiPは、1
75℃以下、望ましくは約150℃程度の比較的低温度
で、水蒸気圧が1気圧以上、望ましくは4〜5気圧でか
なりの純度で合成することができる。130℃以下の合
成温度ではα−TiPの結晶性が悪く、無定形リン酸チ
タンが生成した。また1気圧以下の水蒸気圧ではピロリ
ン酸チタンが生成した。
での水蒸気圧の条件によりα−TiPを得るか、γ−T
iPを得るかを選択できる。すなわちα−TiPは、1
75℃以下、望ましくは約150℃程度の比較的低温度
で、水蒸気圧が1気圧以上、望ましくは4〜5気圧でか
なりの純度で合成することができる。130℃以下の合
成温度ではα−TiPの結晶性が悪く、無定形リン酸チ
タンが生成した。また1気圧以下の水蒸気圧ではピロリ
ン酸チタンが生成した。
なお175℃以下の加熱温度では、水蒸気圧は8気圧以
上にはならなかった。
上にはならなかった。
一方、γ−TiPは、200〜250℃、望ましくは約
200〜230℃の比較的高温度条件で合成される。ま
たγ−TiPを合成する際の水蒸気圧は、使用するチタ
ン原料の種類によって異なる。すなわち、水酸化チタン
を用いた場合には第1図のグラフかられかるように、約
15気圧以上の水蒸気圧で高純度のγ−TiPが合成さ
れ、水蒸気圧が低くなるとピロリン酸チタンT t P
207の生成が支配的となる。また酸化チタン(ルチル
型およびアナターゼ型)を用いた場合には、第2図のグ
ラフかられかるように純度の高いγ−TiPの合成には
約7気圧以上の水蒸気圧が必要となり、水蒸気圧が低い
とどロリン酸チタンの生成が支配的となる。なお第2図
のグラフにおいて点線は未反応酸化チタンを示している
。
200〜230℃の比較的高温度条件で合成される。ま
たγ−TiPを合成する際の水蒸気圧は、使用するチタ
ン原料の種類によって異なる。すなわち、水酸化チタン
を用いた場合には第1図のグラフかられかるように、約
15気圧以上の水蒸気圧で高純度のγ−TiPが合成さ
れ、水蒸気圧が低くなるとピロリン酸チタンT t P
207の生成が支配的となる。また酸化チタン(ルチル
型およびアナターゼ型)を用いた場合には、第2図のグ
ラフかられかるように純度の高いγ−TiPの合成には
約7気圧以上の水蒸気圧が必要となり、水蒸気圧が低い
とどロリン酸チタンの生成が支配的となる。なお第2図
のグラフにおいて点線は未反応酸化チタンを示している
。
この発明の方法を実施するに際しては、原料の酸化チタ
ンまたは水酸化チタンとリン酸とをP2O5/Tf02
のモル比が0.5〜2.O1好ましくは1.0〜1,5
となるように混合し、この混合物を適当な容器に入れて
オートクレーブ中で所定温度、所定水蒸気圧にて加熱す
る。加熱時間はオートクレーブ内の仕込量によっても変
化するが、一般的には3〜5時間程度とする。
ンまたは水酸化チタンとリン酸とをP2O5/Tf02
のモル比が0.5〜2.O1好ましくは1.0〜1,5
となるように混合し、この混合物を適当な容器に入れて
オートクレーブ中で所定温度、所定水蒸気圧にて加熱す
る。加熱時間はオートクレーブ内の仕込量によっても変
化するが、一般的には3〜5時間程度とする。
なおオートクレーブ容積に比べて仕込量が少ないため所
定の水蒸気圧に達しない場合には、予め適当量の水をオ
ートクレーブ底部に入れておいてもよい。生成物は塊状
物として1qられるが、これを粉砕したのち水洗し、乾
燥して製品であるα−TiPまたはT−TiPを得るこ
とができる。
定の水蒸気圧に達しない場合には、予め適当量の水をオ
ートクレーブ底部に入れておいてもよい。生成物は塊状
物として1qられるが、これを粉砕したのち水洗し、乾
燥して製品であるα−TiPまたはT−TiPを得るこ
とができる。
なお水洗工程は、原料のリン酸使用量がほぼ化学量論最
であるため、過剰の濃リン酸を用いる従来方法に比べて
極めて簡単にでき、特にP2O5/TiO2のモル比が
1.0であれば水洗の必要はない。
であるため、過剰の濃リン酸を用いる従来方法に比べて
極めて簡単にでき、特にP2O5/TiO2のモル比が
1.0であれば水洗の必要はない。
かくして得られる層状リン酸チタンは、従来の合成法に
より作られたものと比べて、溶解性。
より作られたものと比べて、溶解性。
金属イオン交換能、塩基性物質の吸着力等の化学的性質
ヤ熱変化などの諸性質においてほとんと差異は認められ
ない。
ヤ熱変化などの諸性質においてほとんと差異は認められ
ない。
〈実施例〉
以下に実施例を挙げてこの発明をさらに説明号
する。実施例1〜4はγ−TiPの製造例、実施例5〜
7はα−TiPの製造例を示すものである。
7はα−TiPの製造例を示すものである。
実施例]
市販の水酸化チタンTt02 ・nH2O(TiO2と
して83.7%)と85%リン酸とを、P205 /
T f 02 (モル比)が1.5になるように混合
し、その23.0CIをご一方に入れ、オートクレーブ
(300cl13>中で、225℃、5時間加熱後、生
成物を粉砕、水洗、乾燥してリン酸チタンを製造した。
して83.7%)と85%リン酸とを、P205 /
T f 02 (モル比)が1.5になるように混合
し、その23.0CIをご一方に入れ、オートクレーブ
(300cl13>中で、225℃、5時間加熱後、生
成物を粉砕、水洗、乾燥してリン酸チタンを製造した。
なおオートクレーブ中の水蒸気圧は16気圧とした。こ
のようにして合成したリン酸チタンのX線回折図を第3
図に示す。
のようにして合成したリン酸チタンのX線回折図を第3
図に示す。
第3図から、本実施例においてはX線的に純粋なγ−T
iPのみが得らていることがわかる。
iPのみが得らていることがわかる。
一方比較のために、原料仕込mを5.Oq、オートクレ
ーブ中の水蒸気圧を5.5気圧とした以外は上記の条件
と同じにしてリン酸チタンを製造した。得られたリン酸
チタンは第4図に示すX線回折図からピロリン酸チタン
T ! P207であることが判明した。従って、オー
トクレーブの水蒸気圧が5.5気圧程度ではピロリン酸
チタンの生成が支配的となり、層状リン酸チタンγ−T
iPを純粋に製造することができないことがわかる。
ーブ中の水蒸気圧を5.5気圧とした以外は上記の条件
と同じにしてリン酸チタンを製造した。得られたリン酸
チタンは第4図に示すX線回折図からピロリン酸チタン
T ! P207であることが判明した。従って、オー
トクレーブの水蒸気圧が5.5気圧程度ではピロリン酸
チタンの生成が支配的となり、層状リン酸チタンγ−T
iPを純粋に製造することができないことがわかる。
夫庖叢2
P O/TiO2モル比を1.0、原料仕込量を50
.0(II 、オートクレーブ中の水蒸気圧を14.5
気圧とした以外は実施例1と同様にしてリン酸チタンを
製造した。得られたリン酸チタンは第3図のX線回折図
と同様であり、純粋なγ−TiPであった。
.0(II 、オートクレーブ中の水蒸気圧を14.5
気圧とした以外は実施例1と同様にしてリン酸チタンを
製造した。得られたリン酸チタンは第3図のX線回折図
と同様であり、純粋なγ−TiPであった。
なお本実施例では原料のP205 /T i 02モル
比を1.0としたため、生成物を水洗する必要はなかっ
た。
比を1.0としたため、生成物を水洗する必要はなかっ
た。
実施例3
酸化チタンTiO2(ルチル型)と85%リン酸とをP
2O5/TiO2モル比が1.5になるように混合し、
その17.OQをビーカーに入れ、オートクレーブ中で
200℃、5時間加熱して反応させた。なおオートクレ
ーブ中の水蒸気圧は8気圧とした。このようにして得ら
れたリン酸チタンのX線回折図を第5図に示す。この図
からリン酸チタンはγ−TIPであることがわかる。な
お図中、2θ= 27.4°および36.0” (矢
印)に未反応の原料酸化チタンによるピークが僅かに認
められる。
2O5/TiO2モル比が1.5になるように混合し、
その17.OQをビーカーに入れ、オートクレーブ中で
200℃、5時間加熱して反応させた。なおオートクレ
ーブ中の水蒸気圧は8気圧とした。このようにして得ら
れたリン酸チタンのX線回折図を第5図に示す。この図
からリン酸チタンはγ−TIPであることがわかる。な
お図中、2θ= 27.4°および36.0” (矢
印)に未反応の原料酸化チタンによるピークが僅かに認
められる。
X災1
原料として酸化チタンTie2 (アナターゼ型)と8
5%リン酸を用いたこと、原料仕込量を25.0CIと
したこと以外は実施例°3と同様にしてリン酸チタンを
合成した。生成物のX線回折図から、僅かに未反応の原
料酸化チタンが残るがかなりの純度でγ−TiPが合成
されていることが認められた。
5%リン酸を用いたこと、原料仕込量を25.0CIと
したこと以外は実施例°3と同様にしてリン酸チタンを
合成した。生成物のX線回折図から、僅かに未反応の原
料酸化チタンが残るがかなりの純度でγ−TiPが合成
されていることが認められた。
実施例5
水酸化チタンT i 02 ・nt−+2oと85%リ
ン酸とをP205 /T i 02モル比が1.5とな
るように混合し、その23.0pを磁性ルツボに入れ、
オートクレーブ中で150℃、5時間加熱後、生成物を
粉砕、水洗、乾燥してリン酸チタンを製造した。オート
クレーブ中の水蒸気圧は5気圧とした。このようにして
合成したリン酸チタンのX線回折図は第6図のようにな
り、得られたリン酸チタンはX線的に純粋なα−TiP
であることがわかった。
ン酸とをP205 /T i 02モル比が1.5とな
るように混合し、その23.0pを磁性ルツボに入れ、
オートクレーブ中で150℃、5時間加熱後、生成物を
粉砕、水洗、乾燥してリン酸チタンを製造した。オート
クレーブ中の水蒸気圧は5気圧とした。このようにして
合成したリン酸チタンのX線回折図は第6図のようにな
り、得られたリン酸チタンはX線的に純粋なα−TiP
であることがわかった。
丈匝U
酸化チタンTi02(ルチル型)と85%リン酸とをP
O/T!02モル比が1,2となるように混合し、
その18.0gを原料として仕込んだこと、オートクレ
ーブ中の水蒸気圧を4気圧としたこと以外は実施例5と
同様にしてリン酸チタンを製造した。得られたリン酸チ
タンのX線回折図を第7図に示す。この図からリン酸チ
タンはα−TiPであることがわかる。なお図中、2θ
= 27.4° (矢印)に僅かながら未反応の原料酸
化チタンによるピークが認められる。
O/T!02モル比が1,2となるように混合し、
その18.0gを原料として仕込んだこと、オートクレ
ーブ中の水蒸気圧を4気圧としたこと以外は実施例5と
同様にしてリン酸チタンを製造した。得られたリン酸チ
タンのX線回折図を第7図に示す。この図からリン酸チ
タンはα−TiPであることがわかる。なお図中、2θ
= 27.4° (矢印)に僅かながら未反応の原料酸
化チタンによるピークが認められる。
丈直叢l
酸化チタンTi02(アナターゼ型)と85%リン酸と
をP2O5/TiO2モル比が1.5となるように混合
し、その18.00を原料として仕込んだこと以外は実
施例5と同様にしてリン酸チタンを製造した。得られた
リン酸チタンのX線回折図から、かなりの純度でα−T
iPが合成されていることが認められた。
をP2O5/TiO2モル比が1.5となるように混合
し、その18.00を原料として仕込んだこと以外は実
施例5と同様にしてリン酸チタンを製造した。得られた
リン酸チタンのX線回折図から、かなりの純度でα−T
iPが合成されていることが認められた。
〈発明の効果〉
以上の説明かられかるように、この発明による不溶性層
状リン酸チタンの製造方法によれば、従来の方法と比較
して安価なチタン原料が利用できること;原料のP2O
5/Tf02モル比がほぼ化学量論量であることから、
リン酸の使用量が少なく、用途によっては生成物の水洗
の必要がないこと;操作が簡単であること:短時間で収
率よく高純度のリン酸チタンを合成できることなど多く
の長所がある。
状リン酸チタンの製造方法によれば、従来の方法と比較
して安価なチタン原料が利用できること;原料のP2O
5/Tf02モル比がほぼ化学量論量であることから、
リン酸の使用量が少なく、用途によっては生成物の水洗
の必要がないこと;操作が簡単であること:短時間で収
率よく高純度のリン酸チタンを合成できることなど多く
の長所がある。
第1図は水酸化チタンとリン酸とをP2O5/T!02
モル比で1.5となるように混合した原料をオートクレ
ーブ中で225℃、5時間反応させたときの水蒸気圧と
生成物との関係を示すグラフ、第2図は酸化チタンとリ
ン酸とをP2O5/TiO2モル比で1.5となるよう
に混合した原料をオートクレーブ中で200℃、5時間
反応させたときの水蒸気圧と生成物との関係を示すグラ
フ、第3図は実施例1におけるこの発明の方法で得られ
たγ−TiPのX線回折図、第4図は実施例1における
比較例で得られたごロリン酸チタンのX線回折図、第5
図は実施例3で得られたγ−TiPのX線回折図、第6
図は実施例5で得られたα−TiPのX線回折図、第7
図は実施例6で得られたα−TiPのX線回折図である
。
モル比で1.5となるように混合した原料をオートクレ
ーブ中で225℃、5時間反応させたときの水蒸気圧と
生成物との関係を示すグラフ、第2図は酸化チタンとリ
ン酸とをP2O5/TiO2モル比で1.5となるよう
に混合した原料をオートクレーブ中で200℃、5時間
反応させたときの水蒸気圧と生成物との関係を示すグラ
フ、第3図は実施例1におけるこの発明の方法で得られ
たγ−TiPのX線回折図、第4図は実施例1における
比較例で得られたごロリン酸チタンのX線回折図、第5
図は実施例3で得られたγ−TiPのX線回折図、第6
図は実施例5で得られたα−TiPのX線回折図、第7
図は実施例6で得られたα−TiPのX線回折図である
。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、酸化チタンまたは水酸化チタンとリン酸とをP_2
O_5/TiO_2で表わされるモル比で0.5〜2.
0になるように混合し、オートクレーブ中で温度130
〜175℃、水蒸気圧1〜7気圧にて反応させてα−リ
ン酸チタン (Ti(HPO_4)_2・H_2O)を生成させるこ
とを特徴とする不溶性層状リン酸チタンの製造方法。 2、酸化チタンまたは水酸化チタンとリン酸とをP_2
O_5/TiO_2で表わされるモル比で0.5〜2.
0になるように混合し、オートクレーブ中で温度200
〜250℃、水蒸気圧7〜25気圧にて反応させてγ−
リン酸チタン (Ti(HPO_4)_2・2H_2O)を生成させる
ことを特徴とする不溶性層状リン酸チタンの製造方法。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62277672A JPH01119507A (ja) | 1987-11-02 | 1987-11-02 | 不溶性層状リン酸チタンの製造方法 |
KR1019880014382A KR0130473B1 (ko) | 1987-11-02 | 1988-11-02 | 새로운 항생물질, 베나노마이신 a와 b 및 덱실오실베나노마이신 b와 이들의 제조 방법과 용도 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62277672A JPH01119507A (ja) | 1987-11-02 | 1987-11-02 | 不溶性層状リン酸チタンの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01119507A true JPH01119507A (ja) | 1989-05-11 |
JPH0476329B2 JPH0476329B2 (ja) | 1992-12-03 |
Family
ID=17586692
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62277672A Granted JPH01119507A (ja) | 1987-11-02 | 1987-11-02 | 不溶性層状リン酸チタンの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH01119507A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5346685A (en) * | 1993-04-23 | 1994-09-13 | Mobil Oil Corp. | Synthetic porous crystalline MCM-51, its synthesis and use |
JP2020142973A (ja) * | 2019-03-08 | 2020-09-10 | Dowaエレクトロニクス株式会社 | ピロリン酸チタンの製造方法、ピロリン酸チタンおよび固体電解質の製造方法 |
WO2022210091A1 (ja) | 2021-03-31 | 2022-10-06 | 株式会社フジミインコーポレーテッド | 板状ピロリン酸チタンおよびその製造方法 |
-
1987
- 1987-11-02 JP JP62277672A patent/JPH01119507A/ja active Granted
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5346685A (en) * | 1993-04-23 | 1994-09-13 | Mobil Oil Corp. | Synthetic porous crystalline MCM-51, its synthesis and use |
JP2020142973A (ja) * | 2019-03-08 | 2020-09-10 | Dowaエレクトロニクス株式会社 | ピロリン酸チタンの製造方法、ピロリン酸チタンおよび固体電解質の製造方法 |
WO2022210091A1 (ja) | 2021-03-31 | 2022-10-06 | 株式会社フジミインコーポレーテッド | 板状ピロリン酸チタンおよびその製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0476329B2 (ja) | 1992-12-03 |
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