JPH01119451A - 自動車の接触検知機能付きコーナーポール構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は自動車の接触検知機能付きコーナーポール構造
に関するものである。

（従来の技術） 自動車の前側コーナーに直立状態のコーナーポールを設
けることが従来から行われている。

これは自動車の前側コーナー位置を運転者に視覚的に知
らせ、自動車の走行中や駐車時等に他物と自動車の前側
コーナーとの位置関係、特に双方の接近状態を判断する
目安になるようにしている。

一方、自動車が他物と限度以上に近接したときその他物
に接触してそれを検知し、運転者に報知することが特開
昭６０−４４４５号公報等で提案されている。

（発明が解決しようとする問題点） しかしコーナーポールは自動車が他と限度まで接近した
かどうかを的確に判断するには不向きである。

また自動車の他物との接触を検知して報知する方式では
、自動車が他物と限度いっばいまで接近したことを運転
者に確実に報知することはできるが、自動車の前側コー
ナーが限度いっばいまで接近する間の超過状態を運転者
に知らせることはできない。したが、って自動車を比較
的速く他物に対しておおまかに接近させたりするときの
接近度判断には役立たない。

そこでコーナーポールと接触検知機構とを並設すること
も考えられるが、自動車の装備が複雑になり高価につく
。

これらの点に鑑み本願発明は、コーナーポールに自動車
の前側コーナー前方および側方での接触検知機能を持た
せて前記のような問題点を解消し得るようにした自動車
の接触検知機能付きコーナーポール構造を提供すること
を目的とするものである。

（問題点を解決するための手段） 本発明は前記のような目的を達成するため、自動車の前
側コーナーに立設されるコーナーポールを、前方伏倒姿
勢および側方伏倒姿勢に回動自在なように支持し、コー
ナーポールを直立姿勢、前方伏倒姿勢、側方伏倒姿勢に
選択的に回動させる姿勢切換え手段と、コーナーポール
が前方伏倒姿勢および側方伏倒姿勢で他物と接触したと
きそれを検知する接触検知手段とを備えたことを特徴と
するものである。

（作　用） 自動車の前側コーナーに設けられるコーナーポールは、
その姿勢が姿勢切換え手段によって直立姿勢、前方伏倒
姿勢、側方伏倒姿勢の何れかに選択的に切換えられ、直
立姿勢では自動車の前側コーナーから立上がって自動車
の前側コーナーの位置を運転者に表示し、自動車の運転
中や駐車時等に他物との接近状態を判断する目安になる
ことができる。

またコーナーポールは前方伏倒姿勢あるいは側方伏倒姿
勢では自動車の前側コーナ一部から前方あるいは側方へ
張出し、自動車の前側コーナーが前方あるいは後方一定
限度まで他物に接近するとそれに接触してその接触が接
触検知手段によって検出される。これにより、自動車の
前側コーナーがその前方または側方の他物と一定限度に
接近したかどうか運転者に代って的確に検出することが
できる。

（実施例） 図に示す本発明の一実施例について説明すれば、第１図
に示すように自動車の車体１の前側コーナーに立設する
コーナーポール２を、その実線の直立姿勢から一点鎖線
の前方伏倒姿勢と、仮想線の側方伏倒姿勢とに回動自在
なよう前側のバンパー３に支持しである。

この支持は第２図、第３図に示すようにバンパー３の天
板部に回動自在に保持した回転盤４にコーナーポール２
を一方側で伏倒自在なように支持して行っている。回転
盤４はバンパー３の天板部に設けられた開口３ａに軸受
６を介し回動自在に保持され、回転盤４の中央には開口
３ａの蓋板５よりも上方に臨むよう突設された筒部４ａ
を有している。この筒部４ａにコーナーポール２の基部
を同心的に嵌め合せ、筒部４ａにその直径線上に設けた
軸７により枢支し、矢印ａ−ａ”の方向に起伏できるよ
うにしである。筒部４ａにはコーナーポール２の伏倒を
邪魔しないためのスリット４ｂが形成されている。

コーナーポール２の基部下には受動アーム８が一体的に
設けられ下方に伸びている。受動アーム８はバンパー３
の天板下に固設された固定カム板９のカムスリット９ａ
と、固定カム板９の下に円弧線上を往復動されるよう支
持して設けられている円弧状の可動カム板１０のカムス
リット１０ａとを貫通し、可動カム板１０が往復動され
るとき各方法スリット９ａ、１０ａの案内を複合的に受
けるようにしである。

ここでカムスリット９ａはコーナーポール２が矢印ａ−
ａ’の方向に起伏するよう受動アーム８を案内する前後
方向に形成された直線ガイドスリット９ａ＋　と、前方
に伏倒したコーナーポール２を側方伏倒位置との間で矢
印ｂ−ｂ’方向に回動させるよう受動アーム８を案内す
る円弧ガイドスリット９ａｔとを有している。これに対
してカムスリット１０ａは、可動カム板１０のＣ−Ｃ”
方向の往復動により受動アーム８を直線ガイドスリット
９ａ＋内を移動させるように案内してコーナーポール２
を矢印ａ−ａ“方向に起伏させる起伏動ガイドスリット
１０ａ＋と、可動力ム板ｌＯのａ−ａ’力方向往復動に
より受動アーム８を円弧ガイドスリットＱａｚ内を移動
させるように案内してコーナーポール２を矢印ｂ−ｂ’
方向に回動させる水平回動ガイドスリット１０ａｚとを
有している。

なお受動アーム８は起伏によって一定高さにある各カム
スリット９ａ、　１０ａに案内される部分が大きく変る
し、起伏のための案内と、前方伏倒姿勢と側方伏倒姿勢
との間の回動のための案内で、その各案内作用力の受動
アーム８に働く向きが異なるので、その両方の案内がス
ムースに行われるよう受動アーム８の起伏のための案内
を受ける上部分８ａに対し、伏倒状態での回動のための
案内を受ける下部分８ｂを約４５変圧曲させである。ま
たカムスリット１０ａの水平回動ガイドスリット１０ａ
２は、前記受動アーム８の下部分８ｂを案内しやす（す
るために、可動カム板１０の起伏ガイドスリット１０ａ
ｔが設けられている部分１０ｂから段落ちした部分１０
ｃに設けられている。このような段落ち部はカムスリッ
ト９ａの形成部分にも採用することができる。

コーナーポール２は前記軸７で筒部４ａに枢支された本
体２ａと、この本体２ａの先端部内に若干進退できるよ
う挿し継がれた先端部２ｂとからなり、本体２ａ内にそ
れと先端部２ｂとの間に位置し先端部２ｈが本体２ａ内
←押込まれたときそれを検出するスイッチ部１２　（第
２図）が設けられ、自動車の前側コーナーでの他物との
接触検知手段をなしている。

前記可動カム板１０はその内縁に形成されたラック１３
にビニオン１４が噛合い、このビニオン１４がモータ１
５によってｄ方向に正転駆動あるいはｄ°力方向逆転駆
動されることで矢印ｃ−ｃ”方向に往復駆動されるよう
になっている。

コーナーポール２は、自動車の通常運転時は第１図から
第４図に示すように直立姿勢にされている。このときコ
ーナーポール２の先端部２ｂの突端２ｃが運転者に見え
、それによって自動車の前側コーナーの位置を知ること
ができ、そのコーナーの他物との位置関係特に接近状態
のおおまかな判断の目安として利用される。

自動車を駐停車する場合、そのある程度近くまでは前記
直立姿勢にあるコーナーポール２によるおおまかな近接
判断によって、所定位置に比較的すみやかに近づける。

所定位置にある程度近づいた後、隣接の自動車や車庫の
壁等に限度いっばいまで寄せるような場合、直立姿勢の
コーナーポール２を目安としたおおまかな判断では判断
し切れなくなる。

そこで自動車の前側コーナーと前方の自動車や壁などと
限度いっばい接近したかどうかを的確に判断したいとき
には、コーナーポール２を前方伏倒姿勢にするスイッチ
操作を行う。これによりモータ１５が第１図から第４図
に示すようにビニオン１４を矢印ｄ方向に正転させるよ
うに駆動される。この駆動は可動カム板１０の矢印Ｃ方
向への移動で起伏動ガイドスリッ）ｌＯａｔがその一端
部への位置していた点に他端部Ｂが達するまで行われ、
その各端部Ａ、Ｂ間のリードＲ。

分だけ、受動アーム８を直線スリット９ａ＋の一端部Ｃ
から他端部りまで移動させる。

このときの受動アーム８の動きはそれと一体のコーナー
ポール２を伴う軸７を中心とした矢印ａ゛方向回動とな
り、コーナーポール２が実線直立姿勢から一点鎖線の前
方伏倒姿勢にまで回動する。

これによってコーナーポール２は自動車の前側コーナー
から前方へ他物との接近限度いっばいまで突出し、自動
車の前側コーナーが他物と限度いっばい以上接近しよう
とするとコーナーポール２がそれに触れて押込まれる。

このためスイッチ部１２がオンしてそれを検知するので
、ブザーやランプと云った表示手段を働かせることによ
り運転者は前方他物との限度いっばいの接近を的確に知
ることができる。

また自動車の前側コーナーの側方の他物との近接状態を
的確に判断したい場合は、コーナーポール２を側方伏倒
姿勢にするスイッチ操作を行う。これによりモータ１５
が前記の場合と同じｄ方向に正転駆動される。この駆動
はコーナーポール２が第１図から第４図の直立姿勢にあ
るのであれば前記同様にコーナーポール２を一点鎖線の
前方伏倒姿勢にした後さらに継続され、またコーナーポ
ール２が前方伏倒姿勢にあるのであればその状態から行
われ、可動カム板１０のさらに矢印Ｃ方向への移動で先
ずカムスリット１０ａの受動アーム８に対する案内部分
位置が起伏動ガイドスリッ目Ｏａｔの他端部Ｂから、水
平回動ガイドスリット１０ａ２の一端Ｅまで移動し、さ
らに水平ガイドスリット１０ａ２の他端Ｆを経ボール安
定ガイドスリット１０ａ３まで移動したときモータ１５
の駆動は停止する。

カムスリット１０ａの点Ｂから点Ｃまでの移動では受動
アーム８をカムスリット９ａの直線スリット９ａ＋の終
端Ｂから円弧スリット９ａ、の一端Ｇへ移すように案内
する。この時点では受動アーム８のカムスリット１０ａ
に案内される部分が上部分８ａから下部分８ｂに移って
いる。また点Ｅから点Ｆまでの移動では受動アーム８を
円弧スリット９ａｚの一端Ｇから他端Ｈまで移動させる
。

このときの点りと点Ｈとの間のり−ドＲｔによって受動
アーム８はコーナーポール２を伴い、さらに軸７を介し
回転盤４をも伴って矢印す。

方向に回動され９．伏倒姿勢にあるコーナーポール２を
前方に向いた状態から側方に向いた仮想線の状態まで回
動させる。したがってコーナーポール２は自動車の前側
コーナーから側方へ他物との接近限度いっばいまで突出
した状態となり、前側コーナーの側方他物との限度いっ
ばいの近接かどうかを前方他物に対する場合と同様に検
出するから、運転者はそれを的確に知ることができる。

コーナーポール２が側方伏倒姿勢のときに前方伏倒姿勢
や直立姿勢にするスイッチ操作があると、前記の場合と
逆のｄ°力方向モータ１５が所定量駆動され、前記の場
合とは全く逆の動作でコーナーポール２の姿勢が側方伏
倒姿勢から前方伏倒姿勢に、前方伏倒姿勢から直立姿勢
に切換えられる。

モータ１５の前記のような駆動制御は自動車に搭載され
ている制御用マイクロコンピュータを利用する等して容
易に行える。

なお本発明は前記実施例に限定されるものではなく種々
の態様で実施することができ、コーナーポールの支持構
造や姿勢切換え手段等は知られる種々の機構を採用する
ことかできる。例えば可動カム板はソレノイド等で直線
上を進退させられるものに置換えられる。さらに可動カ
ム板を手操作することもできる。

（発明の効果） 本発明によれば前記構成および作用を有するので、自動
車の前側コーナーの位置を運転者に示すコーナーポール
が前方および側方での他物との接触検知に兼用され、コ
ーナーポールによるおおまかな接近状態の判断と、それ
に続く他物との限度いっばいの近接かどうかの的確な判
断とを簡単な構造で実現することができ、各種自動車に
安価に採用し得る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す自動車の前側コーナー
の片側部分の斜視図、第２図は第１図のコーナーポール
立設部の拡大斜視図、第３図はコーナーポール立設部の
拡大縦断面図、第４図はコーナーポールの直立姿勢と前
方伏倒姿勢との姿勢変化状態を示す拡大平面図、第５図
はコーナーポールの前方伏倒姿勢と側方伏倒姿勢との姿
勢変化状態を示す拡大平面図である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）自動車の前側コーナーに立設されるコーナーポー
   ルを、前方伏倒姿勢および側方伏倒姿勢に回動自在なよ
   うに支持し、コーナーポールを直立姿勢、前方伏倒姿勢
   、側方伏倒姿勢に選択的に回動させる姿勢切換え手段と
   、コーナーポールが前方伏倒姿勢および側方伏倒姿勢で
   他物と接触したときそれを検知する接触検知手段とを備
   えたことを特徴とする自動車の接触検知機能付きコーナ
   ーポール構造。