JPH0111796Y2 - - Google Patents

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JPH0111796Y2
JPH0111796Y2 JP1983033313U JP3331383U JPH0111796Y2 JP H0111796 Y2 JPH0111796 Y2 JP H0111796Y2 JP 1983033313 U JP1983033313 U JP 1983033313U JP 3331383 U JP3331383 U JP 3331383U JP H0111796 Y2 JPH0111796 Y2 JP H0111796Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
groove
discharge port
rubber ring
valve
check valve
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Application number
JP1983033313U
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JPS59140333U (ja
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Priority to JP3331383U priority Critical patent/JPS59140333U/ja
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  • Consolidation Of Soil By Introduction Of Solidifying Substances Into Soil (AREA)
  • Check Valves (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は主として地盤硬化剤等の薬液注入管
等に使用する逆止弁に関するものである。
一般に地中に貫入して薬液を注入するための注
入管においては、二重管の内外流路に二液硬化性
薬液等を別個に圧送し、先端部においてこれらを
混合して管外に吐出注入するものが知られている
が、注入管先端の混合室に吐出した内外相互の薬
液が内外流路に逆流して固結するのを防止するた
め、通常各薬液の吐出口部分に逆止弁を設けてい
る。
ところで、従来のこの種の逆止弁として、薬液
吐出口部分の周囲にゴム筒を包着したものが構造
的に単純である由に多く使用されているが、ゴム
筒は高価である上に固定することなく単に包着し
たものにあつては使用につれて位置づれして吐出
口から外れる欠点があり、また一端を固定したも
のにあつてはその取付け交換が容易でなく、流体
の流出口がゴム筒の一端に限られる等の欠点があ
つた。
また従来、底面の吐出口に向つて下り勾配の側
壁を有する断面V型状の凹溝を設け、この凹溝底
部内に一本のゴムリングを嵌合した逆止弁も知ら
れているが、一本のゴムリングの内周面で吐出口
を閉鎖するものであるため、閉鎖可能な吐出口の
口径に限界があり、しかも吐出口の口径を大きく
する程それを閉鎖するために断面の大きいゴムリ
ングを要し、それだけ拡張抵抗が大きくなつて充
分な開弁性能が得られない欠点があると共に、流
体の吐出の際にはゴムリングを吐出圧で拡張し、
ゴムリングの両側と凹溝の傾斜側壁との間に生じ
た間隙から突出させるため、凹溝の巾を円形ゴム
リング径よりも大きくする必要があり、その結果
閉弁時においてゴムリングが凹溝側壁に接する面
がゴムリングの内周面となり、外側からの流体の
逆流に対して抵抗力が弱く、逆流を生じ易い欠点
がある。
なお、仮にこのV型の凹溝内に円形断面のゴム
リングを二本嵌合した場合、凹溝側壁が底面まで
傾斜面に形成されているため、吐出時から閉弁す
る際に左右のゴムリングの収縮戻りが必ずしも均
一ではないため、ゴムリングが縦向きに互いに重
なり合つたり、吐出口からズレて戻る等、閉弁が
整然と行なわれずに洩れを生じ易くなり、しかも
上記逆流の問題も依然として残るなどの問題があ
る。
また、ゴムリングを断面三角形や四角形とした
ものも知られているが、開弁から閉弁時に収縮戻
りするとき、戻りのバランスが正確でないと、ね
じれを生じて傾いて着座し、閉弁不良となるなど
の欠点がある。
この考案は前記従来の課題を解決するために、
市販のOリングなどの安価なゴムリングを用いて
大きな吐出口にしても充分な開弁が得られ、かつ
安定して確実に閉弁することができ、しかも逆流
をも確実に防止できるようにした合理的な逆止弁
を提案するものである。
以下、この考案を図面に示す実施例について説
明すると、第1,2図はこの考案の逆止弁の一例
を示したもので、弁本体1は内部に流体導入流路
2を設けた管状に形成され、その外周には所要数
の環状の凹溝3が形成されている。
凹溝3にはほぼ垂直な両側壁上部に溝内部に向
かつて下り勾配をなす面取りあるいはアールから
なる傾斜面4が設けられ、かつ溝底面に流体導入
流路2に連通する吐出口5が形成されている。
凹溝3内にはOリング等断面円形のゴムリング
6が左右2本互いに隣設側面を密接しながら並列
状に溝底及び側壁に密接して密に嵌合されてい
る。
以上の構成において、今注入薬液等の流体を導
入流路2に圧送すると、吐出口5からの流体の吐
出圧を受けてゴムリング6は放射方向に押し広げ
られ、その断面径を縮小しながら傾斜面4上に乗
り上げる位置まで拡張する。これによつて吐出口
5は開放され、導入流路2からの流体が吐出す
る。この状態において導入流路2への流体の圧送
を停止すると、ゴムリング6はその弾力により自
動的に中心方向に縮小しながら凹溝3の傾斜面4
に沿つて滑動して溝底部に落ち込み、吐出口5を
圧着閉鎖する。このとき仮に弁本体1の外部から
流体の圧力が加わつた場合においては、ゴムリン
グ6は楕円形状に押しつぶされる状態となり、ゴ
ムリング6,6相互及び凹溝3の両側面により強
く圧接するため外部の流体が導入流路2内に逆流
することを完全に防止することができる。
第3図は上記構成の逆止弁を注入管に使用した
例を示したもので、注入管の外管7aには継手外
管8aを介して吐出部ボデイ9が接続され、さら
にその先端にはビツト部材10が接続されてい
る。また、注入管の内管7bには継手内管8bを
介して送給内管11が接続され、吐出部ボデイ9
内に突出する送給内管11の先端に前記構成の内
管用逆止弁1bの本体1が接続されておりかつ送
給内管11の周囲には前記構成の外管用逆止弁1
aの本体1が設置されている。
外管用逆止弁1aの本体1は、その先端部を内
管用逆止弁1bの本体1の後部に密に嵌合し、そ
の係止段部12に係止されており、かつ後端部は
吐出部ボデイ9の内部に嵌合し、相互の係止段部
13,14に係止されている。
内管用逆止弁1bの本体1の先端とビツト部材
10の後端間にはフイルター15が取付けられ、
またビツト部材10の混合室16の周壁には注入
用吐出口17が設けられている。
注入施工に際しては、注入管の内外流路に薬液
を圧送し、これらを各逆止弁1a,1bの導入流
路2に導入し、各ゴムリング6を拡張させて吐出
口5から吐出させ、両薬液を吐出部ボデイ9内に
おいて混合しながらフイルター15を通つて混合
室16内に流入させ、こゝで、完全に混合した状
態で注入用吐出口17から吐出させて地盤中に浸
透注入する。
第1段の注入が終了後薬液の圧送を停止し、注
入管を多少引揚げて再び注入施工を行なうが、こ
のとき各逆止弁1a,1bにおいて吐出した薬液
が各導入流路2内に逆流するのを完全に阻止する
ため、薬液が流入混合してゲル化することによる
導入流路及び内外管流路の目詰りを防止すること
が可能となる。
弁本体内の流体導入流路に連通する吐出口を弁
本体外周に設けた環状の凹溝底面に設け、この凹
溝のほぼ垂直な両側壁上部に溝に向つて下り勾配
をなす傾斜面を設け、この凹溝内に二本の円形断
面のゴムリングを互いに密接させて並列状に密に
嵌合してなるので、市販のOリングなどの安価な
ゴムリングを用いて大きな吐出口をも断面の小さ
なゴムリングにより閉鎖することができ、その結
果拡張抵抗も小さくて充分な開弁性能を得ること
ができる。
また、吐出時には流体の圧力を受けて各ゴムリ
ングが拡張し、それぞれ凹溝上部の傾斜面に脱落
することなく保持されて流体の流路を充分広く開
放することができると共に、吐出圧が無くなると
ゴムリングはその弾性復元力によつて傾斜面を滑
動しながらほぼ垂直な側壁を有する凹溝底部に円
滑かつ安定して密に嵌合し、それぞれ内側の側面
を互いに密接しながら外側の側面をほぼ垂直な側
壁に密接して確実に閉弁することができ、しかも
外部からの流体の逆流に対しては、その外周部に
作用する圧力により各ゴムリングが押し潰され、
互いの密接力及び側壁への密接力を増して、より
強力に吐出口を閉鎖し確実に逆流を防止すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係る逆止弁の一実施例を示
す縦断側面図、第2図は第1図におけるA−A断
面図、第3図は注入管に使用した一例を示す縦断
側面図である。 1……弁本体、2……流体導入流路、3……凹
溝、4……傾斜面、5……吐出口、6……ゴムリ
ング。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 弁本体内の流体導入流路に連通する吐出口を弁
    本体外周に設けた環状の凹溝底面に設け、前記凹
    溝のほぼ垂直な両側壁上部に溝に向つて下り勾配
    をなす傾斜面を設け、この凹溝内に二本の円形断
    面のゴムリングを互いに密接させて並列状に密に
    嵌合してなることを特徴とする逆止弁。
JP3331383U 1983-03-08 1983-03-08 逆止弁 Granted JPS59140333U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3331383U JPS59140333U (ja) 1983-03-08 1983-03-08 逆止弁

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3331383U JPS59140333U (ja) 1983-03-08 1983-03-08 逆止弁

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59140333U JPS59140333U (ja) 1984-09-19
JPH0111796Y2 true JPH0111796Y2 (ja) 1989-04-06

Family

ID=30164109

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3331383U Granted JPS59140333U (ja) 1983-03-08 1983-03-08 逆止弁

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6534803B2 (ja) * 2014-10-17 2019-06-26 ナブテスコ株式会社 流体制御弁

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5327764Y2 (ja) * 1974-02-07 1978-07-13

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JPS59140333U (ja) 1984-09-19

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