JPH0749059B2 - 使用時連通具 - Google Patents

使用時連通具

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JPH0749059B2
JPH0749059B2 JP63259086A JP25908688A JPH0749059B2 JP H0749059 B2 JPH0749059 B2 JP H0749059B2 JP 63259086 A JP63259086 A JP 63259086A JP 25908688 A JP25908688 A JP 25908688A JP H0749059 B2 JPH0749059 B2 JP H0749059B2
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Inventor
俊樹 吉田
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株式会社ニッショー
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は使用時に注射器などのチップを入口に挿着して
入口と出口とを連通し、それまでは流体が通過出来なか
った連通具の入口側または出口側から出口側または入口
側への流体の通過を可能とするための使用時連通具に関
する。
〔従来の技術〕
バルーンカテーテルや気管内チューブなど風船すなわち
バルーンを有する医療用具において、気体や液体などの
流体をバルーン内に注入または排出する場合、従来は第
5図に示すような注・排出口に栓を取り付けたチューブ
や、第6図に示すような流体を注入または排出するとき
にのみ開く弁を有するチューブを使用していた。前者の
栓付のチューブは流体の注・排出時には、バルーンの付
勢力によってバルーン内の流体が外に漏れないようにチ
ューブ(21)を指で押し潰すなどの操作をしながら栓
(22)を外し、それからチューブの注入口に注射器のチ
ップなどを挿着するものであり、また後者の弁付のチュ
ーブはケーシング(31)と弁体(32)、スプリング(3
3)およびゴムパッキン(34)から構成されており、流
体の注・排出時には、単に注射器のチップをチューブの
入口(35)に挿着するだけでチューブの入口と出口とを
連通することが可能である。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、これら従来の技術は、前者については、
一々指などで摘むという操作を必要とするうえ、栓体の
取り外しの際に流体が漏れる虞があり問題であった。ま
た後者については、前者におけるような問題は解決する
が、弁を構成する部品点数が多いため、弁の組立に手間
がかかるうえ、スプリングの付勢力に抗して注射器のチ
ップを挿着する関係で、スプリングの付勢力が強い場合
には、挿着に大きな力を必要とし然もチップが外れるこ
とが無いように注射器を常に押し続けている必要があり
面倒である。またスプリングの付勢力が弱い場合には、
チップを急に取り外したりした時などに流体が漏れる虞
があり問題である。
本発明は如上の問題に鑑みてなされたもので、用具の組
立が容易であり、かつ流体の注入または排出操作に際し
て流体の漏れることのない使用時連通具を提供すること
を目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は上記課題を解決するために、両端の開放した軟
質材料製筒体と、該筒体の中に挿入され支持された硬質
材料製閉鎖体とからなる連通具であって、筒体は入口と
出口を有しており、筒体の中空部分が入口から出口に向
けてテーパ状に縮径したチップ挿着部と、該チップ挿着
部から出口方向に延長されチップ挿着部の出口側端部の
内径と同等の内径に形成されたシール部と、該シール部
から延長された出口方向へ向かう係止部、および該係止
部から延長され出口に到る出口部からなり、かつ、閉鎖
体は筒体のシール部の内径より若干大きな外径を有する
円柱状の栓部と、該栓部の外径よりも小径であり前記係
止部に係合される略円柱状の支持部からなり、前記係止
部および/または支持部には流体通路が形成されてお
り、閉鎖体の栓部と筒体のシール部が当接しかつ閉鎖体
の支持部が筒体の係止部に係止されるように配置されて
なる使用時連通具を提案するものである。
〔作用〕
上記構成によれば、連通具の閉鎖体の栓部の外径より十
分に大きな外径を有するチップを具えた注射器を選択す
ることにより、容易に連通具の入口と出口とを流体連通
することができる。すなわち注射器のチップを連通具の
入口から挿入すると、連通具がたとえば軟質のポリ塩化
ビニルやポリエチレンなどの軟質材料で形成されている
ので、筒体のチップ挿着部が拡径される。するとチップ
挿着部の縮径端部と同径のシール部も拡径されて閉鎖体
の栓部と筒体のシール部との間に隙間すなわち流体通路
が形成されるので、流体はこの通路を通って注入または
排出される。
但し、ここで選択される注射器のチップの外径の大きさ
について、“連通具の閉鎖体の栓部の外径より十分に大
きな”とは、注射器のチップを連通具のチップ挿着部に
挿着した時に、連通具の栓部とシール部との間に確実に
隙間ができる程度の大きさをいう。
〔実施例〕
次に本発明の使用時連通具について図面に基づいて説明
する。
第1図は環状突起を有する筒体と溝を有する閉鎖体の組
み合わせからなる使用時連通具の溝部分を通る長手軸に
おける断面図、第2図は第1図に示す閉鎖体のA−A線
における断面図、第3図は閉鎖体の他の実施例の第2図
と同様の断面図であり、第4図は第1図の連通具に注射
器のチップを挿着した状態を示す図である。
第1〜3図に示すように本発明の使用時連通具は、軟質
材料で形成された筒体(T)と硬質材料で形成された閉
鎖体(C)から構成されており、閉鎖体(C)は筒体
(T)の中空部分に挿入されてその中空部分を閉鎖して
いる。
筒体(T)は例えばポリエチレンや軟質のポリ塩化ビニ
ル、エチレン酢酸ビニル共重合体、ゴム、エラストマー
などから形成された両端の開放した筒状の容器であっ
て、入口(5)と出口(6)を有しており、入口から出
口に向けて順にチップ挿着部(1)と、シール部
(2)、係止部(3)および出口部(4)が形成されて
いる。
チップ挿着部(1)は注射器などのノズル部分いわゆる
チップを挿入して装着する部分であり、入口(5)から
出口(6)方向に向けてテーパ状に縮径した中空部分を
有しており、筒体(T)が軟質材料で形成されているの
でチップを挿着した時に拡径する。
シール部(2)は後述の閉鎖体(C)の栓部(8)と密
接して筒体(T)の中空部分を遮断して、入口側から出
口側への(逆の場合もある)流体の通過を阻止する部分
であり、中空部分がチップ挿着部(1)の出口側端部の
内径と同等の大きさに形成されている。
このシール部(2)から出口方向に延長された係止部
(3)は閉鎖体(C)の支持部(9)と係合して閉鎖体
(C)を中空部分に保持固定する部分であり、係合(衝
合を含む)は主として係止部(3)の下端すなわち出口
側端部に設けた環状突起(7)で行われ、この環状突起
(7)により閉鎖体(C)の出口側方向への移行が阻止
される。尚、支持部(9)との係合は係止部(3)の内
壁と支持部(9)の外壁とで行われるようにしても良い
が、環状突起(7)や段部(図示していない)で行われ
るのが、出口側方向への閉鎖体(C)の移行を確実に阻
止できるので好ましい。
出口部(4)は必要ならばコネクタを用いて例えばバル
ーンカテーテルなどの医療用具に接続するための端部で
あり、第1図では成形上の便宜(センター取り)のため
に開口部を若干拡径している。
閉鎖体(C)は例えばポリプロピレンやポリアミド、ポ
リスチレン、ポリカーボネート、アクリロニトリル・ブ
タジエン・スチレン共重合体などの硬質の材料を用いて
形成されており、栓部(8)と支持部(9)からなり、
栓部(8)がシール部(2)に密着し、支持部(9)が
係止部(3)で係止されるように前述の筒体(T)内に
収容配置される。
栓部(8)はシール部(2)と密着して筒体(T)の中
空部分すなわち流体通路(P)を閉鎖する部分であり、
流体通路(P)を確実に閉鎖するためにシール部(2)
の内径より若干大きな外径を有する円柱状に形成されて
いる。
支持部(9)は栓部(8)を支持する部分であり、筒体
(T)の係止部(3)と係合、正確には閉鎖体(C)の
出口(6)側方向への移行が阻止されるように、その端
部が第1図に示す環状突起(7)や段部(図示していな
い)と衝合している。そして支持部(9)は係止部
(3)との間に流体通路(P)が形成されるようなサイ
ズおよび形状に形成されており、全体のサイズは係止部
(3)の内径と同等またはそれより小さい。支持部
(9)の形状は、例えば第1図および第2図に示すよう
な環状突起(7)の内径より大径な円柱状部分とこの円
柱状部分の外壁の軸方向に形成された溝(10)とからな
り、溝(10)部分が流体通路(P)となっているもの
や、第3図に示すような環状突起(7)の内径より小径
な柱状部分とこの柱状部分の外壁の軸方向に略等間隔に
形成された複数の突条(11)とからなり、柱状部分の外
壁と突条(11)の外壁とで流体通路(P)を構成してい
るものなどが挙げられる。ただしここで溝(10)の深さ
は筒体(T)と閉鎖体(C)とを組み立てたときに溝
(10)の底が環状突起(7)の内壁より内側に来るよう
な深さであり、突条(11)の高さは同様に突条(11)の
頂上が環状突起(7)の内壁より外側に来るような高さ
であることは言うまでもない。
尚、筒体(T)の係止部(3)に段部が形成されている
場合については、環状突起(7)の場合と同様の説明に
なるので説明を省略する。
次に第4図を用いて使用時連通具の使用について説明す
る。
本連通具の使用に際しては、まず注射器(S)のチップ
(13)を連通具のチップ挿着部(1)にチップ(13)の
先端がシール部(2)に接する位置まで挿着する。する
とチップ挿着部(1)拡径するが、この時チップ挿着部
(1)に隣接しその内径と同等の内径を有するシール部
(2)も拡径して、シール部(2)と栓部(8)の間に
隙間(14)すなわち流体通路(P)が形成される。そこ
で注射器(S)から流体を注入すれば、流体はすきま
(14)を通り、流体通路(P)すなわち係止部(3)と
支持部(9)の間および出口部(4)の中空部分を通っ
て、例えば出口側にバルーンカテーテルのバルーンと連
通するチューブが接続されていたとすれば、バルーン内
に流体が注入される。
尚、流体通路(P)は支持部(9)に形成された溝(1
0)や突条(11)の他に、環状突起(7)または段部を
含む係止部(3)全体に溝を形成してもよく、また支持
部(9)の外径を係止部(3)の内径より小径かつ環状
突起(7)または段部の内径より大径にし、環状突起
(7)または段部に溝または透孔を設けるようにしても
よく、色々な変形例が可能である。
〔発明の効果〕
以上説明してきたことから明らかなうに、本発明の使用
時連通具は次のような利点を有する。
(1)部品点数が少ないので製造が容易であり、また経
済的である。
(2)流体の注入または排出に際して流体が漏れること
がない。
(3)注射器などのチップをチップ挿着部に挿着した後
はチップが自然に外れることがないので、注射器などを
チップ挿着部に押しつけておくなどの操作を必要としな
い。
【図面の簡単な説明】
第1図は環状突起を有する筒体と溝を有する閉鎖体の組
み合わせからなる使用時連通具の溝部分を通る長手軸に
おける断面図、第2図は第1図に示す閉鎖体のA−A線
における断面図、第3図は閉鎖体の他の実施例の第2図
と同様の断面図であり、第4図は第1図の連通具に注射
器のチップを挿着した状態を示す図である。また第5図
および第6図は従来例を示す概略図である。 〔主な符号の説明〕 T:筒体、C:閉鎖体 P:流体通路、1:チップ挿着部 2:シール部、3:係止部 4:出口部、7:環状突起 8:栓部、9:支持部 10:溝、11:突条 14:隙間

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】両端の開放した軟質材料製筒体と、該筒体
    の中に挿入され支持された硬質材料製閉鎖体とからなる
    連通具であって、 筒体は入口と出口を有しており、筒体の中空部分が、入
    口から出口に向けてテーパ状に縮径したチップ挿着部
    と、該チップ挿着部から出口方向に延長されチップ挿着
    部の出口側端部の内径と同等の内径に形成されたシール
    部と、該シール部から延長され出口方向へ向かう係止
    部、および該係止部から延長され出口に到る出口部から
    なり、 かつ、閉鎖体は筒体のシール部の内径より若干大きな外
    径を有する円柱状の栓部と、該栓部の外径より小経であ
    り前記係止部に係合される略円柱状の支持部からなり、 前記係止部および/または支持部には流体通路が形成さ
    れており、 閉鎖体の栓部と筒体のシール部が当接しかつ閉鎖体の支
    持部が筒体の係止部に係止されるように配置されてなる
    使用時連通具。
  2. 【請求項2】筒体の係止部は中空部分の出口側端部に環
    状の突起が突設されており、閉鎖体の支持部は該環状突
    起の内径より小径の内径に形成された柱状部分を有する
    とともに、該柱状部分の外壁の軸方向には複数の略等間
    隔に配列された突条を有し、該突条部分における支持部
    の外径は環状突起の内径より大径に形成されており、突
    条の下端が環状突起の上端に接して配置されている請求
    項1記載の使用時連通具。
  3. 【請求項3】筒体の係止部は中空部分の出口側端部に環
    状の突起が突設されており、閉鎖体の支持部は該環状突
    起の内径より大径の外径に形成されるとともに支持部外
    壁の軸方向に流体通路となる溝が形成されており、支持
    部の下端が環状突起の上端に接して配置されている請求
    項1記載の使用時連通具。
  4. 【請求項4】筒体の係止部は出口側端部に該係止部の端
    部の内壁よりも内側に段部が形成されており、閉鎖体の
    支持部は該段部の内径より大軽の外径に形成されるとと
    もに支持部外壁の軸方向に流体通路となる溝が形成され
    ており、支持部の端部が段部に接して配置されている請
    求項1記載の使用時連通具。
  5. 【請求項5】筒体の係止部は出口側端部に該係止部の端
    部の内壁よりも内側に段部が形成されており、閉鎖体の
    支持部は該段部の内径より小径の外径に形成された柱状
    部分を有するとともに、該柱状部分の外壁の軸方向には
    複数の略等間隔に配列された突条を有し、該突条部分に
    おける支持部の外径は段部の内径より大径に形成されて
    おり、該突条の下端が段部の上端に接して配置されてい
    る請求項1記載の使用時連通具。
JP63259086A 1988-10-14 1988-10-14 使用時連通具 Expired - Lifetime JPH0749059B2 (ja)

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