JPH01117817A - 粉体を含むエアゾール型化粧料 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、皮膚上においてのびの滑らかさ、つきの均−
性及び安定性と安全性に優れ、独特の官能特性を有する
エアゾール型化粧料を提供せんとするものである。

〔従来の技術とその問題点〕

従来、粉体を含むエアゾール型化粧料は、制汗剤以外は
あまり使用されていない。

この制汗剤に用いられる粉体としては、懸濁分散性がよ
いアルミニウムクロロハイドレートが有名である。しか
し、このアルミニウムクロロハイドレートは水系では加
水分解を起し塩酸を発生、エアゾール缶の腐食を惹き起
こす危険性があった。

このアルミニウムクロロハイドレート以外の粉体につい
ては、粉体を十分に懸濁分散させることは一般に困難で
あり、粉体の沈降・浮部又は凝集するようになる。この
ため、噴射孔、ノズル、バルブ又はアクチュエーターに
詰まりが生じ、あるいは均一な噴霧が阻害される。この
ような傾向は粉体の量が多いほど一層顕著となる。

そこで、懸濁剤を併用する方法として、特公昭３Ｂ−１
４３９７号、特公昭４０−２８９５６号、特公昭４２−
１４８０４号、特公昭４１−４０９号、特公昭５９−２
１７７８４号、特公昭６０−１７３０７８号等が知られ
ているが、これらの方法はいずれも、懸濁化剤の種類を
限定したものであり、目的とする安全性、安定性、使用
感゛に優れた満足すべき効果を奏するものとはいいがた
い。

更に、粉体成分としては粒径１００μ以下、５〜３０μ
の物が用いられている。例えば、プレドニゾロンやハイ
ドロコーチシン及びこれらの誘導体、デキサメサゾン、
塩酸テトラハイドロゾリン、ＶＡ酸フラジオマイシン、
ベンズエトニウムクロライド、アルミニウム粉末、カオ
リン、タルク、アルミニウムクロロハイドロオキサイド
粉末、酸化チタン、炭酸マグネシウム、珪酸マグネシウ
ム、魚鱗箔、雲母チタン、マイカ、澱粉、合成高分子物
質（ナイロン、ポリエチレン等）、ステアリン駿のマグ
ネシウム塩・カルシウム塩及びアルミニウム塩、酸化鉄
（ベンガラ等）、ベントナイト、その他があるが、いず
れも不定形や鱗片状の粉末が使用されており、なめらか
なすべり感がなく、目的とする使用感触が得られない。

（問題点を解決するための手段） そこで、本発明者らこのような現状に鑑み、上記の問題
点を克服すべく、鋭意研究を行った結果、本発明を完成
するに到った。

すなわち、原液成分が平均粒子径０．５〜１００μでか
つ見掛は比重０．７〜１．４の範囲内である球状粉体０
．５〜５０重量％と、ＨＬＢ８以上の親水性非イオン界
面活性剤Ｏ，ＯＳ〜１０重量％と、更に、その他の成分
３゜０〜７０重量％とから構成されており、該原液３．
６〜９６重量％と、噴射剤４．０〜９６．４重量％から
なることを特徴とするエアゾール型化粧料である。

本発明を以下に詳細に述べる。

まず、本発明で用いられる球状粉体とは、酢酸ビニル、
メチルビニルエーテル、アクリル酸、アクリル酸エステ
ル、メタクリル駿エステル、スチレン、α−メチルスチ
レン、ジビニルベンゼン、エチレングリコールジメタク
リレート等疎水性モノマーからなるホモポリマー及び／
あるいはコポリマーや、ナイロン、ポリ−エチレン、ベ
ンゾグアナミン及び／あるいはこれらの酸化チタン、酸
化鉄コーテング処理したものや、酸化チタン、ハイドロ
キシアパタイト、セルロース、マイカ、シリカ、ケイ竣
カルシウム、炭酸マグネシウム等や、シリコーン樹脂、
スターチ（コーン、ライス）等であり、これらを１種又
は２種以上混合して使用することができる。

球状粉体の粒径は０．５〜１００μ、特に１〜５０μが
好ましい。０．５μ以下では、粉体のきしみ感がでたり
、すべり感が悪くなったり、更に、白さがでたりして好
ましくない。一方、１００μ以上では、皮膚への異物感
、異和感、ザラザラ感等、使用感上好ましくない。

更に、見掛は比重は０．７〜１．４、特に０．８〜１．
２が好ましい。０．７以下では粉体が軽すぎて分散性、
乳化性が悪く、１．４以上になると沈降が早く又、ケー
キングを起し、再分散性が悪くなり、いずれも多量の活
性剤量が必要、となり安全性上好ましくない。

次に、本発明で用いられるＨＬ８８以上の親水性非イオ
ン界面活性剤としては、当業界で繁用されているものを
そのまま使える。すなわち、エーテル型では、ポリオキ
シエチレンアルキル及びアルキルアリルエーテル、アル
キルフェノールホルマリン縮合物の酸化エチレン誘導体
、単一鎖長ポリオキシエチレンエーテル型、ポリオキシ
エチレンアルキレチオエーテル等、 エーテルエステル型では、ポリオキシエチレンプロピレ
ングリコールモノ脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン
ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレングリセ
リルモノ脂肪酸ニス゛チル、ポリオキシエチレンソルビ
トール脂肪酸エステル、天然油脂およびロウ類のポリオ
キシエチレン誘導体、例えばヒマシ油や硬化ヒマシ油の
誘導体および、ラノリン誘導体等、 エステル型では、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、
高級脂肪酸グリセリンエステル、ソルビタン脂肪酸エス
テル、ショ糖脂肪酸エステル等であり、これらを１種又
は２種以上混合して使用することができる。

これら活性剤の使用濃度は原液中０．０５〜１０重量％
が好ましく、Ｏ，ＯＳ％以下では、分散能力や発泡性等
−が悪く安定性、感触面から製品として十分な機能を発
揮しえない。又、１０％以上では、安全性の面で、あま
り好ましくない。

次に、本発明で用いられるその他の成分としては、通常
の化粧料に用いられる添加剤、例えば、油脂類、ワック
ス類、酸化防止剤、香料、色素、顔料、アルコール類、
多価アルコール、防腐剤、薬効成分、紫外線吸収剤、キ
レート剤、水、保湿剤、増粘剤等でおる。

次に、本発明で用いられる噴射剤としては、トリクロロ
フルオロメタン（以下フロン１１と略記する。）、ジク
ロロジフルオロメタン（フロン１２）、クロロフルオロ
メタン（フロン２２＞、１゜２−ジクロロ−１，１，２
，２−テトラフルオロエタン（フロン１１４）、１，１
．２−トリクロロ−１，２，２−トリフルオロエタン（
フロン１１３＞、１−クロロ−１，１−ジフルオロエタ
ン（〕・ロン１４２ｂ）、ジメチルエーテル（ＤＭＥ）
、液化石油ガス（ＬＰＧ）等であり、これらを１種又は
２種以上混合して使用することができる。

〈実施例〉 次に本発明の実施例及び比較例について述べる。

また、例中、配合但は重量部で示す。

実施例１．ボディパウダーフオーム （配合処方） セチルエーテル　　　３．０ （製法） Ａを溶解釜に投入し、混合溶解した後、Ｂを加え混合す
る。十分攪拌した後、エアゾール缶に注入し、混合ガス
Ｃを充填して製品とする。

比較例１．ボディパウダーフオーム（ａ）（配合処方） セチルエーテル　　　３．０ （製法） 本発明の実施例１の製法を準用し、製品とする。

実施例２．アフターシェーブローションパウダー（配合
処方） （製法） Ａを溶解釜に投入し、混合溶解した後、Ｂを加　・え混
合攪拌した後エアゾール缶に注入し、混合ガスＣを充填
した後、十分攪拌して、乳化して製品とする。

実施例３．紫外線カツトクリーム（リキッド）（配合処
方） バラジメチルアミノベンゾエート１．００口香料　　　
　　　　　　　　　　　　０．５（製法） Ａを７５℃に加熱し混合する。

これに７５℃のＢを加え、ホモミキサーにて、均一乳化
する。攪拌しながら冷却し、３０’Ｃになった時Ｃを加
え、エアゾール缶に注入し、混合ガスＤを充填し、混合
して製品とする。

〔発明の効果〕 本発明品が、皮膚上においてのびの滑らがさ、つきの均
−性及び安定性に優れていることについて詳述する。

（１）官能評価 く実験方法と結果〉 （試料） ■実施例１　ボディパウダー　フオーム■比較例１　ボ
ディパウダー　フオーム（ａ）（評価法） 女性専門パネル２０名に上記各試料の使用テストを依頼
し、のびの滑らかさ、つきの均−性及び仕上り具合につ
いて、１０点満点で評価してもらった。

（結果） 表−１から明らかなように、本発明品が比較対照量に比
して、のびの滑らかさ、つきの均−性及び仕上り具合が
優れていることがわかる。

（２）安定性の評価 く実験方法と結果〉 （試料） ■実施例１　ボディパウダー　フオーム、■比較例１　
ボディパウダー　フオーム（ａ）（測定方法） 透明なエアゾールビンに上記各試料を充填後、振トウし
て均一に分散させ、２０″Ｃに放置する。１日、１週間
、１ケ月及び３ケ月放置の各５品について再分散性を撮
トウ回数で測定した。

（結果） 表−２から明らかなように、本発明品は再分散性が良い
のに比して、比較対照量は化粧品としての使用性からも
問題があることが分かる。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 原液成分が平均粒子径０．５〜１００μでかつ見掛け比
   重０．７〜１．４の範囲内である球状粉体０．５〜５０
   重量％と、ＨＬＢ８以上の親水性非イオン界面活性剤０
   ．０５〜１０重量％と、更に、その他の成分３．０〜７
   ０重量％とから構成されており、該原液３．６〜９６重
   量％と、噴射剤４．０〜９６．４重量％からなることを
   特徴とするエアゾール型化粧料。