JPH0111760Y2 - - Google Patents

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JPH0111760Y2
JPH0111760Y2 JP8788783U JP8788783U JPH0111760Y2 JP H0111760 Y2 JPH0111760 Y2 JP H0111760Y2 JP 8788783 U JP8788783 U JP 8788783U JP 8788783 U JP8788783 U JP 8788783U JP H0111760 Y2 JPH0111760 Y2 JP H0111760Y2
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JP
Japan
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drum
paper
hole
lid
rotating
Prior art date
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JP8788783U
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JPS59193540U (ja
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  • Control And Other Processes For Unpacking Of Materials (AREA)
  • Crushing And Grinding (AREA)
  • Crushing And Pulverization Processes (AREA)
  • Paper (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はほご紙、古新聞、古雑誌、その他使用
ずみの紙類をプレスして梱包紙とした紙塊の解体
装置に関する。
従来から上記のような使用ずみの紙は、省資源
の見地から製紙への再生利用がはかられている。
しかして回収された使用ずみの紙類は非常にか
さ張るためこのままでは保管や運搬が困難である
ことから、従来では処理場においてプレスにより
適宜大きさの直方体に圧縮加工し、一塊り800Kg
程度の重さにしてその周囲に複数本のバンドを掛
けて運搬しやすくした上で、再生のため製紙工場
へ搬送されるようにしている。
しかしながらこのようにプレスにより圧縮して
紙塊とした紙を再生させる場合、従来ではバンド
を外したうえパルパーに投入し溶解させるように
しているが、これでは溶解までに著しく時間が掛
るばかりでなく、大きな動力を必要とするなどの
問題がある。
そこでこのような梱包紙塊を再び紙として再生
するに際し、圧縮されている紙塊である梱包紙を
ばらして、でき得る限り薄物として溶解すること
が望ましいが、一旦強力に圧縮して固められた梱
包紙は外に掛けてある緊縛用のバンドを外しただ
けでは容易にばらけず、1枚ずつはがすには多く
の工数を要することになる。また塊りのまま溶解
したのでは梱包紙塊の中にビニールや防水紙など
が混入していてもこれを排除できないと云う問題
があつた。
本考案はこれに鑑み、上記従来の問題点を解決
するため、前述のような梱包紙を多角筒の回転ド
ラム内に収容し、ドラムを回転させることにより
梱包紙をドラム内で間歇的に転動させ、その転動
時における自己の重量を利用してドラム内のカツ
タにより切り裂くようにして梱包紙を解体させる
ようにした解体装置を提供することを目的として
なされたものである。
以下、本考案を図面に示す一実施例により説明
する。
本考案のプレス梱包紙解体装置は、回転ドラム
1と、この回転ドラム1を支承しかつ回転させる
駆動源を有する基台2とにより構成される。
前記回転ドラム1は、ドラム本体3のほか、回
転軸4、大歯車5、蓋6およびエアーシリンダ7
などで構成されており、基台2は一対の機枠8
a,8b、駆動源9、駆動装置10およびピニオ
ン11などにより構成されている。
ドラム本体3は、長手方向に直角な断面が正六
角形状をなすよう各辺面12,13,14,1
5,16,17で六角筒に形成され、その両端部
には正六角形の側板18,19を当接させて、そ
の周囲は溶接その他の接合手段により固着されて
いる。
また前記ドラム本体3内の各辺面12,13,
14,15,16,17でなす各谷部A〜Fに
は、それぞれドラム本体3の中心を指向した帯状
の複数種類のカツタ20a,20b,20cが設
けられており、これらカツタはドラム本体3の軸
線に対し、直角、右傾斜、左傾斜方向の異なる方
向のものの組合せからなつている。そして相隣れ
る谷部同士はカツタの位置を変えるようにして、
例えば長手方向で接近、あるいは離間して固着す
るなど固着位置を不一致にしている。これは投入
される梱包紙の切り裂かれる個所が片寄らないよ
うにするためである。
さらにドラム本体3には、前記正六角筒を形成
する六辺面の内の一辺面15に、縦方向はほぼ一
辺面の巾に近く、また横方向もドラム本体3長さ
に近い大きさの孔21が形成されている。
そしてこの孔21の外側には蓋6が設けられて
いて、この蓋6は前記孔21のある辺面15と隣
り合う辺面16との間の境界部において複数個の
蝶番22により連結されている。
また蓋6の外側には、巾方向の中間部両端に軸
23が固着されており、軸23の両端23a,2
3bは蓋6よりも突出していて、この部分に一対
のエアーシリンダ7,7のロツドの先端部がそれ
ぞれ結合されるようになつている。
エアーシリンダ7は、前記ドラム本体3の両側
板18,19の外側の周囲の所定位置に対称的に
ヘツド側の先端部25が揺動自在に取着されてお
り、図示しないエアー供給源により前記ロツド2
4,24が伸縮することにより、蓋6をドラム3
に対し回動させ、前記孔21を開閉できるように
なつている。
ドラム本体3の両側板18,19の中央部外側
には、ドラム本体3を貫通し、かつドラム3と一
体となつた一本の回転軸4が突出されていて、そ
の両端部4a,4bはそれぞれ前記基台2上に軸
承されるようになつている。
前記回転軸4の一方の端部はさらに外方に突出
していて、大歯車5が固着されている。
基台2の一対の機枠8a,8bは回転ドラム1
の回転軸4を支承するため回転ドラム1を挟むよ
うに両側に設けられている。
そして前記回転軸4の両端部4a,4bは上部
にある軸受26,27により回転自在に支承され
ている。
一方の機枠8aには、下部に電動機などの駆動
源9、中間部に中間軸受28、上部に前述の軸受
26およびその外側に別の軸受29がそれぞれ設
けられている。
駆動源9に直結された駆動軸30、および前記
中間軸受28の軸33にはそれぞれスプロケツト
31,32などが設けてあり、前記軸33にはさ
らに前記ドラム本体3の回転軸4に固着された大
歯車5と噛合うピニオン11が固着されている。
この結果、チエーンなどの駆動装置10を介して
駆動源9の駆動力が大歯車5に伝達され、これに
より回転ドラム1は第1図の矢印の方向へ回転さ
れる。
つぎに上記実施例の作用を説明する。
まず、上記のように回転ドラム1を回転させて
蓋6が上部になるような位置で停止させる。
この位置でエアーシリンダ7を作動させて蓋6
を開き、バンドを外した梱包紙塊を孔21から投
入する。
このとき、梱包紙塊が大きい場合は1個、小さ
い場合は複数個投入してもよい。
これにより、梱包紙塊は真下の底辺面15部に
落下し、載置される。
この状態で、エアーシリンダ7を作動させて蓋
6を閉じ、再び駆動源9を駆動すると、ドラム本
体3は第1図の矢印で示すように回転され、この
回転によりドラム本体3内の梱包紙も底辺面15
部とともに上昇し傾き始める。
なお、回転ドラム3の回転は、大歯車5に比
し、駆動側のピニオン11が小さいため、相当減
速されるので、遠心力により梱包紙塊がドラム本
体3と一体回転することはない。
そして梱包紙塊が底辺面15部の傾きにともな
つて、底辺面15部への付着力がなくなつて急激
に下方へ転落する。
このとき、前述のように各辺面12,13,1
4,15,16,17の谷部には、各カツタ20
a,20b,20cがそれぞれ設けられているの
で、梱包紙塊は落下時にカツタに激突し、カツタ
に突き刺つて切り裂れ、梱包紙塊が次第にほぐさ
れる。
しかもカツタ20a,20b,20cは上述の
ように長方向に垂直、右傾斜、左傾斜のものがあ
り、かつ長手方向に対しても異なる位置に取付け
られているので、傾斜したカツタに接触した梱包
紙塊は、回転ドラム1の回転によりカツタの傾斜
方向に引きづられて左右方向にも移動することに
なる。
このように回転にともなう落下と左右方向への
移動とを繰返すことにより梱包紙塊の表面は、
様々な箇所に切り込みが入れられて次第にほぐさ
れてゆき、カツタはますます梱包紙塊の内部に突
き刺つて引き裂くので、最終的にばらばらの状態
にほぐされることになる。
なお、実験によれば、ドラム径を2500mmとし、
長さを3000〜3500mmとした場合、約800Kgの梱包
紙が約7分でほぐれた結果が得られた。
以上は、回転ドラムが正六角形としたものにつ
いて説明したが、六角形に限定されるものでな
く、八角形等であつても実施可能である。
以上説明したように本考案は、基台に多角筒で
両側板から回転軸が突出した回転ドラムを回転自
在に支承し、かつドラム内には前記多角筒の各辺
により形成される谷部の長手方向に直角および傾
斜する各カツタをドラム中心を指向するように取
付けるとともに、前記ドラムの一辺には梱包紙塊
を投入する孔を穿設し、さらにこの孔に開閉自在
とした蓋を設けるように構成したので、ドラム内
に装入された梱包紙塊がドラムの回転により各辺
面から次位の辺面に転落する際の自己の重量によ
り前記カツタにより連続的に切目を入れられてほ
ぐされ、その結果、従来梱包紙にまじつて排除で
きなかつたビニールや防水紙などもパルパーに投
入する前に取出すことができ、また固まつたまま
溶解させていた従来の再生に較べ、溶解時間、動
力などを大巾に減少することができるなど種々の
優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るプレス梱包紙解体装置の
一実施例を示す一部を断面とした側面図、第2図
は第1図の正面図、第3図は本考案のドラムの展
開図、第4図A,Bは1つのカツタの正面図およ
び側面図、第5図A,Bは傾斜したカツタの2例
を示す平面図。 1……回転ドラム、2……基台、3……ドラ
ム、4……回転軸、6……蓋、7……エアーシリ
ンダ、20a,20b,20c……カツタ、21
……孔、26,27,29……軸受。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 基台に、正多角筒のドラム本体の両側板から回
    転軸を突出した回転ドラムを回転自在に支承し、
    かつドラム本体内には前記正多角筒の各辺により
    形成される谷部の長手方向にドラムの軸線に対し
    直角および傾斜した各カツタをドラム中心を指向
    するように取付けるとともに、前記ドラムの一辺
    には梱包紙塊を投入する孔を形成し、さらにこの
    孔に開閉自在な蓋を設けたことを特徴とするプレ
    ス梱包紙解体装置。
JP8788783U 1983-06-10 1983-06-10 プレス梱包紙解体装置 Granted JPS59193540U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8788783U JPS59193540U (ja) 1983-06-10 1983-06-10 プレス梱包紙解体装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8788783U JPS59193540U (ja) 1983-06-10 1983-06-10 プレス梱包紙解体装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59193540U JPS59193540U (ja) 1984-12-22
JPH0111760Y2 true JPH0111760Y2 (ja) 1989-04-06

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ID=30217801

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8788783U Granted JPS59193540U (ja) 1983-06-10 1983-06-10 プレス梱包紙解体装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6514472B2 (ja) * 2014-09-29 2019-05-15 小野谷機工株式会社 古タイヤの破砕装置

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JPS59193540U (ja) 1984-12-22

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