JPH01117431A - 移動通信方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は移動通信方式、特に複数の基地局が形成する複
数の無線ゾーン内で移動局がゾーン選択を行ない所定の
基地局との間で通信を行なう移動通信方式に関するもの
である。

［従来の技術１ 従来より自動車電話などにおいて、移動する無線局と基
地局との間で移動通信を行なう技術が知られている。こ
の種の通信システムでは、複数の基地局のサービスエリ
アにまたがって移動局が移動することがある。

通常、移動通信におけるサービスエリアは、各基地局の
無線ゾーンが重なって構成されているため、ゾーンが重
複した地点ではゾーンの選択を行なわねばならない。

従来では、このゾーン選択を基地局の上位局が行なう集
中制御方式が用いられていた。この集中制御方式では、
該移動局がゾーンの重複した地点において発呼を行なう
場合、重複するゾーンに対応する基地局における当該発
呼信号の電界強度、到達時間差、各ゾーンのトラフィッ
ク状況などから応答する基地局を上位局が選択すること
によってゾーン制御を行なうものである。

【発明が解決しようとする問題点］ しかしながら、上記実施例では全基地局間のゾーン制御
を行なうための上位局が必要となるため１次のような欠
点があった。

（１）上位局が全サービスエリアのゾーン制御を行なう
ため、各基地局がより下位の交換機などに接続できない
。

（２）上位局と各基地局間の制御が複雑になる。

（３）拡張性に乏しい。

［問題点を解決するための手段］ 以上の問題点を解決するために１本発明においては、複
数の基地局が形成する複数の無線ゾーン内で移動局がゾ
ーン選択を行ない所定の基地局との間で通信を行なう移
動通信方式において、移動局が送信した発呼信号に対応
する応答信号をスペクトラム拡散変調し送信する基地局
と、受信した応答信号をスペクトラム拡散復調し再生す
る移動局からなる構成を採用した。

［作　用］ 以上の構成によれば、無線ゾーンが重複した地点に移動
局が位置する場合、各ゾーンの基地局からの応答信号を
衝突なく受信できる。

［実施例］ 以下、図面に示す実施例に基づき１本発明の詳細な説明
する。

第１実施例 第１図および第２図は本発明の第１の実施例を示してい
る。

第１図は基地局側の応答信号送信装置を示している。

第１図において符号ｌは基地局側の移動局に対する応答
データをＰＳＫ　（位相シフトキーイング）変調するた
めのミキサで、応答データと局部発振器５が出力する送
信周波数を乗算する。ミキサｌの一次変調出力はミキサ
２により直接拡散変調される。ミキサ２には符号発生器
６から拡散符号データが入力される。符号発生器６が発
生する拡散符号系列は、タップセレクタ７が応答する移
動機のＩＤ番号に応じて符号発生器６のフィードバック
タップを選択することにより制御される。

直接拡散された応答信号は増幅器３で増幅され、空中線
４から送信される。

第２図は移動機側の応答信号受信装置を示している。

第２図において、符号８は応答信号を受信するための空
中線でこの空中線８から受信した信号は受信信号中から
応答信号が含まれる信号帯域成分のみを抽出するため帯
域濾波器９に入力される。

帯域濾波器９の出力は増幅器１０で増幅され、ミキサ１
１に入力される。ミキサ１１は入力信号と局部発振器１
５の出力を混合することにより受信信号をＩＦ（中間周
波数）帯の信号に変換する。

ＩＦ倍信号さらに帯域濾波器１２によりフィルタされ、
増幅器１３により増幅された後マツチドフィルタ復調器
１４に入力される。

マツチドフィルタ復調器は増幅器１３の出力である直接
拡散された応答信号を含む信号を逆拡散復調して応答デ
ータを再生する。

上記構成において基地局が移動機からの発呼信号を受信
すると、発呼信号に含まれる当該移動局のＩＤ番号を抽
出してタップセレクタ７に出力する。

タップセレクタ７はＩＤ番号に対応したタップ選択情報
を符号発生器６に供給する。符号発生器６は入力された
タップ選択情報に応じた拡散符号を発生する。

一方、発呼信号に対する応答データはミキサ１に入力さ
れる。ミキサｌでは応答データによって局部発振器５の
出力である送信搬送波がＰＳＫ変調され、ミキサ２に出
力される。ミキサ２において応答データによって１次変
調された信号は符号発生器６の出力である当該移動機に
対応する拡散符号と乗算されて直接拡散変調される。拡
散された信号は増幅器３により増幅され、空中線４から
送信される。

一方、移動機側では直接拡散された応答信号は空中線８
によって受信され、帯域濾波器９に入力される。帯域濾
波ｇ！９では受信信号から拡散された応答信号が含まれ
る帯域成分のみが抽出され、引き続く増幅器１０におい
て増幅される。

増幅器１０の出力は局部発振器１５の出力と混合され、
ＩＦ周波数帯の信号に変換される。このＩＦ倍信号帯域
濾波器１２により拡散応答信号を含む帯域のみが抽出さ
れる。

帯域濾波器１２の出力は増幅器１３により増幅され、続
いてマツチドフィルタ復調器１４に入力される。マツチ
ドフィルタ復調器１４では拡散された応答信号が逆拡散
変調された応答データが再生される。

ここで、複数の基地局からの応答信号が時間的に重複し
て移動局に到来した場合を考える。

拡散符号の自己相関特性が０ビフトシフトの時のみ鋭い
ピークを持っている場合、重複した拡散応答信号の拡散
符号の位相が符号の±１１ビツト上離れていれば、マツ
チドフィルタ１４によって分離可能であるため１重複し
た拡散信号のうちの１つを復調することが可能になる。

直接拡散方式においては、拡散符号の１ビツトに相当す
る時間は情報の１ビツトに相当する時間幅に対して通常
数１００分の１〜数１０００分の１であるから、拡散応
答信号が複数個重複している場合でもほぼ確実に分離・
復調が可能であり。

複数の基地局からの信号の衝突を回避でき、最も速く移
動局に到達した応答信号を発信した基地局が選択される
。

このような構造によれば、従来のように基地局に上位局
を設ける必要なく低コストで適切にゾーン選択を行なえ
る。

第２実施例 上記実施例では、拡散ｄ号の制御を基地局側で行なって
いるが、以下に示すように移動局側で拡散符号ｒｔ１１
ｇｌを行なうこともできる。

第３図ないし第４図は本発明の第２の実施例を示してい
る。以下では上記実施例と同一または相当する部材には
同一符号を付し、その詳細な説明は省略するものとする
。

第３図は基地局側の応答信号送信装置を示している。

第３図の基地局装置で第１図と異なっているのは符号発
生器６のかわりに符号発生器１６が設けられている点で
ある０本実施例の場合、符号発生器１６は全サービスエ
リア内で共通である固定の直接拡散符号系列を発生する
。

一方、第４図の移動局装置で第２図の構成と異なってい
るのは、マツチドフィルタ復調器１４にＩＤ番号検出回
路１７、スイッチ回路１８が接続されている点である。

ＩＤ番号検出回路１７は応答データ中の自局ＩＤ番号を
検出するようにマツチドフィルタ復調器１４を制御する
。そして自局のＩＤ番号が検出されたときのみアナログ
スイッチなどからなるスイッチ回路１８を介して受信信
号が後段の処理回路に出力される。

上記構成において基地局が移動機からの発呼信号を受信
すると、発呼信号に含まれる当該移動機のＩＤ番号が抽
出される。

このＩＤ番号は応答データ中に含まれており。

ＩＯ２号によりａｌｌ　Ｊ？１される移動局に対する応
答データはミキサｌに出力される。

ミキサｌでは応答データで局部発振器５の出力である送
信搬送波がＰＳＫ変調され、ミキサ２に出力される。

ミキサ２において応答データによって１次変調された信
号は、全基地局で共通の拡散符号系列を発生する符号発
生機の出力と乗算され、直接拡散変調される。拡散され
た信号は増幅器３により増幅され、空中線４から送信さ
れる。

一方、移動機側では直接拡散された応答信号は空中線８
によって受信され、帯域濾波器９に入力される。

帯域濾波器９では受信信号から拡散された応答信号が含
まれる帯域成分のみが抽出され、引き続く増幅器１０に
おいて増幅される。増幅器１０の出力は局部発振器１５
の出力と乗算され、ＩＦ周波数帯の信号に変換される。

このＩＦ倍信号帯域濾波器１２において拡散応答信号を
含む帯域のみに濾波される。帯域濾波器１２の出力は増
幅器１３において増幅され、続いてマツチドフィルタ復
調器１４に入力される。

マツチドフィルタ復調器１４では拡散された応答信号が
逆拡散復調されて応答データが再生される。しかし該応
答データは他の移動局に対する応答である可能性がある
ため、続いてＩＤ番号検出回路１７によって応答データ
中に自局ＩＤ番号が含まれているか否かを判定する。

もし自局ＩＤ番号が含まれていなかった場合は、ＩＤ番
号検出回路１７はマツチドフィルタ復調器をリセットし
、他の拡散応答信号を逆拡散復調する。自局ＩＤ番号が
検出された場合は、ＩＤ番号検出回路１７はスイッチ回
路１８を閉じて応答データを後段に出力する。

以上の構成においても、前記実施例と同様に。

基地局からの応答信号に直接拡散方式スペクトラム拡散
信号を用いて移動機側にマツチドフィルタ構成のスペク
トラム拡散信号の復調器を設けることにより無線ゾーン
の重複した地点においても基地局からめ応答信号をほと
んど衝突なく受信し、復調することができる。低コスト
で適切なゾーン選択を行なうことができる。

［発明の効果］ 以上から明らかなように２本発明によれば、輪数の基地
局が形成する複数の無線ゾーン内で移動局がゾーン選択
を行ない所定の基地局との間で通信を行なう移動通信方
式において、移動局が送信した発呼信号に対応する応答
信号をスペクトラム拡散変調し送信する基地局と、受信
した応答信号をスペクトラム拡散復調し再生する移動局
からなる構成を採用しているので、無線ゾーンが重複し
た地点に移動局が位置する場合、各ゾーンの基地局から
の応答信号を衝突なく受信でき、従来のように上位基地
局を設ける必要なく、低コストで適切なゾーン選択を行
なうことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図、第２図は本発明の第１の実施例を示すもので、
第１図は基地局側の応答信号受信装置を示すブロック図
、ＰｉＳ２図は移動機側の応答信号受信装置を示すブロ
ック図、第３図、第４図は本発明の第２の実施例を示す
もので、第３図は基地局側の応答信号送信装置を示すブ
ロック図、第４図は移動機側の応答信号受信装置を示す
ブロック図である。 １．２・・・ミキサ　　３・・・増幅器４・・・空中線
　　　　５・・・局部発振器６・・・符号発生器　　７
・・・タップセレクタ８・・・空中線　　　　９・・・
帯域部波器ｌＯ・・・増幅器　　　１１・・・ミキサ１
２・・・帯域部波器　１３・・・増幅器１４・・・マツ
チドフィルタ復調器 １５・・・局部発振器　１６・・・符号発生器１７・・
・ＩＤ番号検出回路 １８・・・スイッチ 第１図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 複数の基地局が形成する複数の無線ゾーン内で移動局が
   ゾーン選択を行ない所定の基地局との間で通信を行なう
   移動通信方式において、移動局が送信した発呼信号に対
   応する応答信号をスペクトラム拡散変調し送信する基地
   局と、受信した応答信号をスペクトラム拡散復調し再生
   する移動局を有することを特徴とする移動通信方式。