JP2778355B2 - 符号分割多重無線通信システム - Google Patents
符号分割多重無線通信システムInfo
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- JP2778355B2 JP2778355B2 JP14263392A JP14263392A JP2778355B2 JP 2778355 B2 JP2778355 B2 JP 2778355B2 JP 14263392 A JP14263392 A JP 14263392A JP 14263392 A JP14263392 A JP 14263392A JP 2778355 B2 JP2778355 B2 JP 2778355B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- code
- modulated signal
- communication system
- transmitting device
- unit
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、符号分割多重方式の
ディジタル通信機能を持つ符号分割多重無線通信システ
ムに関するものである。符号分割多重方式とは、各局に
特定の符号を割り当て、通常の変調（例えばＰＳＫ変調
等、１次変調とよばれることがある）信号を更にこの符
号を用いて変調（２次変調）し、互いに通信を行う方式
である（二つの変調の順が逆さでもよい）。本方式は各
局からの送信信号が周波数的および時間的に空間で重畳
された信号となっている点が他の方式と異なる。受信局
はこれらの信号の中から送信局にて用いたのと同じ符号
を用いて逆変調することにより、所望の１次変調波を
得、つづいて通常の復調を行うことによりベースバンド
信号を得る。本願明細書においては、符号分割多重無線
通信システムを構成する送信装置を送信局と記し、受信
装置を無線通信機と記す。
ディジタル通信機能を持つ符号分割多重無線通信システ
ムに関するものである。符号分割多重方式とは、各局に
特定の符号を割り当て、通常の変調（例えばＰＳＫ変調
等、１次変調とよばれることがある）信号を更にこの符
号を用いて変調（２次変調）し、互いに通信を行う方式
である（二つの変調の順が逆さでもよい）。本方式は各
局からの送信信号が周波数的および時間的に空間で重畳
された信号となっている点が他の方式と異なる。受信局
はこれらの信号の中から送信局にて用いたのと同じ符号
を用いて逆変調することにより、所望の１次変調波を
得、つづいて通常の復調を行うことによりベースバンド
信号を得る。本願明細書においては、符号分割多重無線
通信システムを構成する送信装置を送信局と記し、受信
装置を無線通信機と記す。
【０００２】
【従来の技術】図４は従来より使用されている符号分割
多重方式ディジタル無線通信機の内部構造図であり、１
はアンテナ、２は無線部、３は復調部、４は変調部、５
は無線機全体を制御する制御部、６は音声信号処理部、
７はスピーカ、８はマイクである。
多重方式ディジタル無線通信機の内部構造図であり、１
はアンテナ、２は無線部、３は復調部、４は変調部、５
は無線機全体を制御する制御部、６は音声信号処理部、
７はスピーカ、８はマイクである。
【０００３】次に動作について説明する。図４におい
て、受信信号はアンテナ（１）より無線部（２）を経由
して、復調部（３）に入り、（５）の制御部から、指定
された拡散符号に従い、復調され、次に音声信号処理部
（６）で、音声信号に復調され、スピーカ（７）より出
力される。
て、受信信号はアンテナ（１）より無線部（２）を経由
して、復調部（３）に入り、（５）の制御部から、指定
された拡散符号に従い、復調され、次に音声信号処理部
（６）で、音声信号に復調され、スピーカ（７）より出
力される。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】図４では、一つの符号
のみを用いて、符号拡散変調信号の伝送を行っているの
で、無線通信路の変動がある場合、影響を受けやすい欠
点があった。
のみを用いて、符号拡散変調信号の伝送を行っているの
で、無線通信路の変動がある場合、影響を受けやすい欠
点があった。
【０００５】この発明は、上記のような問題点を解消す
るためになされたもので、異なる拡散符号を用いて復調
することにより、無線通信路の伝送路変動に対しても品
質の良好な受信信号を選択して得ることを目的としてい
る。
るためになされたもので、異なる拡散符号を用いて復調
することにより、無線通信路の伝送路変動に対しても品
質の良好な受信信号を選択して得ることを目的としてい
る。
【０００６】
【課題を解決するための手段】この発明における符号分
割多重無線通信システムは、情報を拡散符号のよって変
調し、得られた変調符号を送信する送信装置と、上記送
信装置から送信された変調信号を受信する受信装置とを
有する符号分割多重無線通信システムであって、上記送
信装置は、一つの上記情報を同時に異なる複数の拡散符
号で変調し、得られた変調信号を送信し、上記受信装置
は、上記送信装置から送信された変調信号を受信する受
信部と、上記受信部により受信した変調信号を異なる複
数の拡散符号により復調し、上記拡散符号に応じた複数
の復調出力を得る復号部と、上記復号部により得られた
複数の復調出力を比較し、上記複数の復調出力の中から
一つの復調出力を選択する選択部とを有するものであ
る。また、上記復号部が上記拡散符号を時分割で切換え
ることにより上記受信部により受信した変調信号を復調
するものである。さらに、上記拡散符号の切換えが上記
送信装置における拡散符号の切換えと同期して行われる
ものである。
割多重無線通信システムは、情報を拡散符号のよって変
調し、得られた変調符号を送信する送信装置と、上記送
信装置から送信された変調信号を受信する受信装置とを
有する符号分割多重無線通信システムであって、上記送
信装置は、一つの上記情報を同時に異なる複数の拡散符
号で変調し、得られた変調信号を送信し、上記受信装置
は、上記送信装置から送信された変調信号を受信する受
信部と、上記受信部により受信した変調信号を異なる複
数の拡散符号により復調し、上記拡散符号に応じた複数
の復調出力を得る復号部と、上記復号部により得られた
複数の復調出力を比較し、上記複数の復調出力の中から
一つの復調出力を選択する選択部とを有するものであ
る。また、上記復号部が上記拡散符号を時分割で切換え
ることにより上記受信部により受信した変調信号を復調
するものである。さらに、上記拡散符号の切換えが上記
送信装置における拡散符号の切換えと同期して行われる
ものである。
【０００７】
【作用】この発明における符号分割多重無線通信システ
ムでは、送信装置が一つの情報を同時に異なる複数の拡
散符号によって変調して得られた変調信号を送信し、受
信装置が、受信部で上記送信装置から送信された変調信
号を受信し、復号部で上記受信部により受信した変調信
号を異なる複数の拡散符号により復調し、上記拡散符号
に応じた複数の変調出力を得て、選択部で上記復号部に
より得られた複数の復調出力を比較し、上記複数の復調
出力の中から一つの復調出力を選択する。また、上記復
号部が上記拡散符号を時分割で切換えることにより上記
受信部により受信した変調信号を復調する。さらに、上
記復号部が上記拡散符号の切換えを上記送信装置におけ
る拡散符号の切換えと同期して行う。
ムでは、送信装置が一つの情報を同時に異なる複数の拡
散符号によって変調して得られた変調信号を送信し、受
信装置が、受信部で上記送信装置から送信された変調信
号を受信し、復号部で上記受信部により受信した変調信
号を異なる複数の拡散符号により復調し、上記拡散符号
に応じた複数の変調出力を得て、選択部で上記復号部に
より得られた複数の復調出力を比較し、上記複数の復調
出力の中から一つの復調出力を選択する。また、上記復
号部が上記拡散符号を時分割で切換えることにより上記
受信部により受信した変調信号を復調する。さらに、上
記復号部が上記拡散符号の切換えを上記送信装置におけ
る拡散符号の切換えと同期して行う。
【０００８】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図について説明
する。図１において、３Ａ，３Ｂはそれぞれ復調器、９
は選択判定部である。他は、従来技術の図１と同一であ
る。
する。図１において、３Ａ，３Ｂはそれぞれ復調器、９
は選択判定部である。他は、従来技術の図１と同一であ
る。
【０００９】送信局は同じ情報を２以上の拡散符号で変
調して送信している。本発明の無線機では、復調部（３
Ａ、３Ｂ）は、制御部（５）よりそれぞれ異なる拡散符
号を与えられ、その符号に従い、復調動作をする。復調
部（３Ａ、３Ｂ）はそれぞれ復調時に、復調信号だけで
はなく復調時に得られる回線品質情報（例えば、最尤度
判定をしているのであれば、尤度情報。符号誤り率。Ｃ
／Ｎ比）も出力し、これは選択判定部に入力される。選
択判定部では、この回線品質情報を比較し、品質の良い
方の復調信号を選択し、音声信号処理部へ出力する。拡
散符号によって通信路で受ける影響が違うので通信品質
の良い方を選ぶのである。これにより、常に最良の受信
信号が得られる。
調して送信している。本発明の無線機では、復調部（３
Ａ、３Ｂ）は、制御部（５）よりそれぞれ異なる拡散符
号を与えられ、その符号に従い、復調動作をする。復調
部（３Ａ、３Ｂ）はそれぞれ復調時に、復調信号だけで
はなく復調時に得られる回線品質情報（例えば、最尤度
判定をしているのであれば、尤度情報。符号誤り率。Ｃ
／Ｎ比）も出力し、これは選択判定部に入力される。選
択判定部では、この回線品質情報を比較し、品質の良い
方の復調信号を選択し、音声信号処理部へ出力する。拡
散符号によって通信路で受ける影響が違うので通信品質
の良い方を選ぶのである。これにより、常に最良の受信
信号が得られる。
【００１０】上記実施例では、複数の復調部を設けた
が、一つの復調部に、複数の拡散符号を与えて、時分割
で複数の復調動作をさせ、復調部内部で選択判定を行
い、最良の結果の得られる受信信号を選択しても良い。
これにより、回路規模を大きくすること無く実現可能で
ある。この例を図２に示す。
が、一つの復調部に、複数の拡散符号を与えて、時分割
で複数の復調動作をさせ、復調部内部で選択判定を行
い、最良の結果の得られる受信信号を選択しても良い。
これにより、回路規模を大きくすること無く実現可能で
ある。この例を図２に示す。
【００１１】また、ある時間単位毎に、拡散符号をある
決められた順番に換えていき、復調をする方式であって
も、無線通信路の変動に対し、確率的ではあるが、平均
的に品質の良い状態で受信することが可能である。例え
ば、定常的にある符号空間の伝送品質が悪い場合には、
その符号を用いて伝送していると常に悪い伝送品質とな
るが、符号を時分割で切換える（符号ホッピング）すれ
ば、その品質の悪い符号空間を使用する時間率は相対的
に少なくなるため、平均的に品質が良い状態で受信する
ことが可能となるのである。この場合、制御部（５）
は、送信局である基地局と同期して、基地局から指示さ
れた手順に従い、拡散符号を変更し、復調部（３）に通
知する。この例を図３に示す。この場合、ディジタル復
調処理Ａでは、時間単位毎に拡散符号は、１、３、５、
７、・・・と切換えられ、ディジタル復調処理Ｂでは時間
単位毎に拡散符号は２、４、６、８、・・・と切換えられ
る。そして、判定選択部は、最初の時間単位では、拡散
符号１による復調出力と拡散符号２による復調出力を比
較選択し、次の時間単位では、拡散符号３による復調出
力と拡散符号４による復調出力を比較選択する。
決められた順番に換えていき、復調をする方式であって
も、無線通信路の変動に対し、確率的ではあるが、平均
的に品質の良い状態で受信することが可能である。例え
ば、定常的にある符号空間の伝送品質が悪い場合には、
その符号を用いて伝送していると常に悪い伝送品質とな
るが、符号を時分割で切換える（符号ホッピング）すれ
ば、その品質の悪い符号空間を使用する時間率は相対的
に少なくなるため、平均的に品質が良い状態で受信する
ことが可能となるのである。この場合、制御部（５）
は、送信局である基地局と同期して、基地局から指示さ
れた手順に従い、拡散符号を変更し、復調部（３）に通
知する。この例を図３に示す。この場合、ディジタル復
調処理Ａでは、時間単位毎に拡散符号は、１、３、５、
７、・・・と切換えられ、ディジタル復調処理Ｂでは時間
単位毎に拡散符号は２、４、６、８、・・・と切換えられ
る。そして、判定選択部は、最初の時間単位では、拡散
符号１による復調出力と拡散符号２による復調出力を比
較選択し、次の時間単位では、拡散符号３による復調出
力と拡散符号４による復調出力を比較選択する。
【００１２】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、無線
通信路の伝送路変動に対しても品質の良好な復調出力を
選択して得ることができる。また、拡散符号を時分割で
切換えることにより、品質の悪い符号空間を使用する時
間率は相対的に少なくなり、平均的に品質の良い状態で
受信することができる。
通信路の伝送路変動に対しても品質の良好な復調出力を
選択して得ることができる。また、拡散符号を時分割で
切換えることにより、品質の悪い符号空間を使用する時
間率は相対的に少なくなり、平均的に品質の良い状態で
受信することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】この発明の一実施例による無線通信機の構成図
である。
である。
【図２】この発明の他の実施例による無線通信機の構成
図である。
図である。
【図３】この発明の他の実施例による無線通信機の構成
図である。
図である。
【図４】従来の技術による無線通信機の構成図である。
１ アンテナ ２ 無線部 ３ ディジタル変調部 ４ ディジタル復調部 ５ 制御部 ６ 音声信号処理部 ７ スピーカ ８ マイクロフォン ９ 判定選択部
Claims (3)
- 【請求項１】 情報を拡散符号によって変調し、得られ
た変調符号を送信する送信装置と、上記送信装置から送
信された変調信号を受信する受信装置とを有する符号分
割多重無線通信システムであって、 上記送信装置は、一つの上記情報を同時に異なる複数の
拡散符号で変調し、得られた変調信号を送信し、 上記受信装置は、上記送信装置から送信された変調信号
を受信する受信部と、 上記受信部により受信した変調信号を異なる複数の拡散
符号により復調し、上記拡散符号に応じた複数の復調出
力を得る復号部と、 上記復号部により得られた複数の復調出力を比較し、上
記複数の復調出力の中から一つの復調出力を選択する選
択部とを有することを特徴とする符号分割多重無線通信
システム。 - 【請求項２】 上記復号部は、上記拡散符号を時分割で
切換えることにより上記受信部により受信した変調信号
を復調することを特徴とする請求項１記載の符号分割多
重無線通信システム。 - 【請求項３】 上記拡散符号の切換えは、上記送信装置
における拡散符号の切換えと同期して行われることを特
徴とする請求項２記載の符号分割多重無線通信システ
ム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14263392A JP2778355B2 (ja) | 1992-06-03 | 1992-06-03 | 符号分割多重無線通信システム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14263392A JP2778355B2 (ja) | 1992-06-03 | 1992-06-03 | 符号分割多重無線通信システム |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05336071A JPH05336071A (ja) | 1993-12-17 |
| JP2778355B2 true JP2778355B2 (ja) | 1998-07-23 |
Family
ID=15319891
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14263392A Expired - Lifetime JP2778355B2 (ja) | 1992-06-03 | 1992-06-03 | 符号分割多重無線通信システム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2778355B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4888391B2 (ja) * | 2004-08-12 | 2012-02-29 | ソニー株式会社 | フレーム内符号ダイバーシティ |
| JP2006101130A (ja) * | 2004-09-29 | 2006-04-13 | Ibiden Co Ltd | 製造用設備 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS63283246A (ja) * | 1987-05-15 | 1988-11-21 | Hitachi Ltd | スペクトラム拡散無線通信の狭帯域化方式 |
-
1992
- 1992-06-03 JP JP14263392A patent/JP2778355B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH05336071A (ja) | 1993-12-17 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
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